JP2787276B2 - ウッドクラッシャー - Google Patents

ウッドクラッシャー

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JP2787276B2
JP2787276B2 JP6018895A JP1889594A JP2787276B2 JP 2787276 B2 JP2787276 B2 JP 2787276B2 JP 6018895 A JP6018895 A JP 6018895A JP 1889594 A JP1889594 A JP 1889594A JP 2787276 B2 JP2787276 B2 JP 2787276B2
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JP
Japan
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shearing
cutter
wood
wood crusher
shaft
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JP6018895A
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JPH07204532A (ja
Inventor
繁男 秋元
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KOMATSU TOKYO KK
Original Assignee
KOMATSU TOKYO KK
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  • Crushing And Pulverization Processes (AREA)
  • Disintegrating Or Milling (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 本発明は、ウッドクラッシャー
の改善に関する。
【0002】
【従来技術とその課題】 クローラを有する機体に、互
いに噛合する多数の剪断用カッターをもつ2軸剪断機
と、該2軸剪断機で剪断された木材を連続的に排出搬送
するコンベアを搭載したウッドクラッシャーは知られて
いる。図8に示す剪断用カッターの構成から判断される
ように、従来のウッドクラッシャーは、2軸剪断機を構
成する駆動軸の形状が4角軸、または、6角軸,8角軸
などの多角軸、及び、キーを使用した駆動軸などを使用
していることが理解される。この種の駆動軸は面圧が小
さいことから、所要の伝達トルクを得るためには軸径の
太い駆動軸を必要としていた。このためカッター径が大
きくなり歯先力が低下するという不都合がある。また、
剪断用カッターは図に示すように、歯元および歯先部が
等厚、即ち、カッター全体が平行であるため、木材など
の剪断時に圧縮されたものが膨張するときに歯と歯の間
に詰まってしまい、剪断機の詰まりの原因となるばかり
でなく、膨張しようとする詰まったものをとり除くのに
困難性がある。更に、剪断用カッターは、カッターホル
ダーとカッター歯(チップ)とに分け、チップの損傷
時、または、摩耗時に、カッターを駆動軸から外すこと
なくチップ自身のみを交換可能にしたことに利点は認め
られるが、チップとカッターホルダーとは、図に示す結
合構造上から止むを得ず多数、例えば4本のボルトにて
結合されており、チップの交換に当たってはこの4本の
ボルトの取り外し、螺合セット作業が要求されるという
不都合がある。
【0003】本発明の目的は、木材剪断時に圧縮された
剪断物の詰まり除去が容易で、而も、チップの交換が簡
単に行われるなど剪断効率の向上が図れるコンパクト化
されたウッドクラッシャーを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】 上記目的は、クローラ
を有する機体に、互いに噛合する多数の剪断用カッター
をもつ2軸剪断機と、該2軸剪断機で剪断された木材を
連続的に排出搬送するコンベアを搭載したウッドクラッ
シャーにおいて、前記2軸剪断機を構成する駆動軸をイ
ンボリュートスプライン軸構造としたことにより達成さ
れる。 上記目的は、請求項1記載のウッドクラッシャー
において、剪断用カッターに形成された互いに噛合する
カッター部を、歯先から歯元にかけてテーパー状に形成
したことによって達成される。 上記目的は、クローラを
有する機体に、互いに噛合する多数の剪断用カッターを
もつ2軸剪断機と、該2軸剪断機で剪断された木材を連
続的に1出搬送するコンベアを搭載したウッドクラッシ
ャーにおいて、前記剪断用カッターのカッター部を、複
数のカッター部とこれの剪断作用面に設けた位置決め
突部に噛合支持されるカッター歯(チップ)とによって
構成せしめ、一方、このカッター部の剪断作用面の下部
と連通して、前記チップの前面下部を当接支持する面を
もつ凹所を形成し、チップを1本のボルトにて前記カッ
ターホルダーに交換可能に固定したことにより達成され
る。
【0005】
【実施例】 次に、図面について本発明実施例の詳細を
説明する。図1は本発明ウッドクラッシャーの一部切欠
側面図、図2は図1の平面図、図3は2軸剪断機の一部
切欠平面図、図4は2軸剪断機の要部の縦断正面図、図
5は剪断用カッターの一部切欠正面図、図6は剪断用カ
ッターの要部の分解斜図、図7は運転パターン図であ
る。
【0006】1は機体で、該機体1にはこれに搭載した
エンジンによって駆動される走行用クローラ2が設けて
あり、機体1は操縦者により所定の位置移動運行され
る。Aは、前記機体1に搭載設備された2軸剪断機であ
って、この2軸剪断機Aは次のように構成されている。
3は、上部にホッパー4を形成せる機枠5に横架された
平行2軸構造で、かつ、図4から明らかなように、イン
ボリュートスプライン構造の駆動軸であって、該両駆動
軸3には、互いに噛合する剪断用カッター6が多数枚嵌
挿されている。7は前記両駆動軸3端に設けた油圧モー
タである。また、前記互いに噛合する剪断用カッター6
の噛合部下方全域には、剪断された木材を機体1の後方
に排出搬送する排出ベルトコンベア8を配設する。前記
2軸剪断機Aは上述のように構成されている。
【0007】図1〜図3に示すように、前記剪断用カッ
ター6の噛合部、つまり、歯先から歯元にかけてのカッ
ター部6bをテーパー状に形成したものである。このよ
うにカッター部6bをテーパー状とすることにより、木
材などの剪断時に圧縮された物が、噛合する左右のカッ
ター部6b間に詰まることに起因する剪断効率の低下が
防止される。図中9は、前記機枠5に設けられ、かつ、
隣接する各カッター部6b間に介入し目詰り物を排除す
る櫛歯状のスクレーパーである。
【0008】また、図5,図6から明らかなように、前
記各剪断用カッター6のカッター部6bをカッターホ
ルダー部6aと、これの剪断作用面6cに設けた位置決
め突部6dに嵌合支持されるカッター歯(チップ)10
とによって形成するとともに、前記カッターホルダー部
6aの剪断作用面6cの下部と連通して前記チップ10
の前面下部を当接支持する面6eをもつ側面形状がU字
形の凹所6fを形成せしめ、更に、前記チップ10を1
本のボルト11にてカッターホルダー部6aに交換可能
に固定したものである。図中10aはチップ10に形成
したボルト11の挿入孔,12は前記カッターホルダー
部6aに設けたボルト11の螺合孔である。このよう
に、チップ10は1本のボルト11にて取付け,取外し
がなされ、チップ10の交換作業を簡素化したものであ
る。本発明のウッドクラッシャーBは以上のように構成
されている。
【0009】
【作用の説明】 例えば、ゴルフ場や住宅地の造成に際
して樹木類は伐採され伐採された樹木は枝打ちされ幹
木は製材のため製材工場などへ搬出されるが、枝類はそ
のまま搬出するには嵩りが大きく、かつ、取扱いに不便
であることから現地で細かく剪断して搬出される。本発
明のウッドクラッシャーBは伐採現場に搬入せしめら
れ、オペレータにより所定の場所まで運行されて所定の
場所に停止される。これとは別にオペレーターが一人で
操作可能なつみ込み機(図示略)を操縦し、このつみ込
機のアームの先端に設けた掴み機構にて枝打ちされた枝
類をウッドクラッシャーBのホッパー4に投入供給し
て、互いに噛合する剪断用カッター6で細かく剪断し、
剪断された木材は排出ベルトコンベア8にて外部に搬出
されるとともに、他の運搬車輌にて他所に搬送処分され
る。前記つみ込機には、図7に示すリモコン操作盤がオ
ペレータの手許に置いてあり、図7に示す運転パターン
に従ってウッドクラッシャーBを適宜遠隔操作運転する
ものである。
【0010】
【発明の効果】 上述のように本発明の構成によれば、
次のような効果が得られる。 (a)ゴルフ場などの造成に当り、枝打ちされた枝類を
効率良く細かく剪断し、処理効率の向上が図れることは
勿論のこと、 (b)2軸剪断機を構成する駆動軸をインボリュートス
プライン軸構造としたことにより、従来の多角形駆動軸
に比べて面圧を著しく大きく形成し、その結果、軸径を
極力小さくすることができるとともに、剪断用カッター
の径を小さくすることができ、歯先力が従来の駆動トル
クと比べて大きく有利になり、2軸剪断機の剪断能力を
低下することなく全体がコンパクト化しうる。 (c)剪断用カッターのカッター部を歯先から歯元にか
けてテーパー状に形成したので、木材などの剪断時に圧
縮されたものがカッター部間に詰ることがなく、たとえ
詰っても簡単なスクレーパーなどで取り除くことがで
き、剪断効率の向上が図れる。 (d)剪断用カッターのカッター部を複数のカッター
ホルダー部と、これの剪断作用面に設けた位置決め突部
に嵌合支持されるカッター歯(チップ)とによって形成
せしめ、一方、このカッターホルダー部の剪断作用面の
下部と連通して、前記チップの前面下部を当接支持する
面をもつ凹所を形成したので、チップを1本のボルトに
てカッターホルダー部に止着することができ、チップの
交換が1本のボルトの操作で簡単に、而も、迅速に行う
ことができ、剪断効率の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明ウッドクラッシャーの一部切欠側面図
である。
【図2】 図1の平面図である。
【図3】 2軸剪断機の一部切欠平面図である。
【図4】 2軸剪断機の要部の縦断正面図である。
【図5】 剪断用カッターの一部切欠正面図である。
【図6】 剪断用カッターの要部の分解斜図である。
【図7】 運転パターン図である。
【図8】 従来の剪断用カッターの分解斜視図である。
【符号の説明】
A 2軸剪断機 B ウッドクラッシャー 1 機体 2 クローラ 3 駆動軸 4 ホッパー 5 機枠 6 剪断用カッター 6a カッターホルダー部 6b カッター部 6c 剪断作用面 6d 突部 6e 面 6f 凹所 7 油圧モータ 8 ベルトコンベア 9 スクレーパー 10 チップ 10a ボルトの挿入孔 11 ボルト 12 螺合孔

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クローラを有する機体に、互いに噛合す
    る多数の剪断用カッターをもつ2軸剪断機と、該2軸剪
    断機で剪断された木材を連続的に排出搬送するコンベア
    を搭載したウッドクラッシャーにおいて、前記2軸剪断
    機を構成する駆動軸をインボリュートスプライン軸構造
    としたことを特徴とするウッドクラッシャー。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のウッドクラッシャーにお
    いて、剪断機用カッターに成された互いに噛合するカッ
    ター部を、歯先から歯元にかけてテーパー状に形成した
    ことを特徴とするウッドクラッシャー。
  3. 【請求項3】 クローラを有する機体に、互いに噛合す
    る多数の剪断用カッターをもつ2軸剪断機と、該2軸剪
    断機で剪断された木材を連続的に排出搬送するコンベア
    を搭載したウッドクラッシャーにおいて、前記剪断用カ
    ッターのカッター部を複数のカッター部と、これの剪
    断作用面に設けた位置決め突部に噛合支持されるカッタ
    ー歯(チップ)とによって構成せしめ、一方、このカッ
    ター部の剪断作用面の下部と連通して、前記チップの前
    面下部を当接支持する面をもつ凹所を形成し、チップを
    1本のボルトにて前記カッターホルダーに交換可能に固
    定したことを特徴とするウッドクラッシャー。
JP6018895A 1994-01-19 1994-01-19 ウッドクラッシャー Expired - Lifetime JP2787276B2 (ja)

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JPH07204532A JPH07204532A (ja) 1995-08-08
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CN105772180A (zh) * 2016-04-19 2016-07-20 刘海明 一种垃圾去污粉碎处理器
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