JP2786831B2 - 既存の埋設管を新しい管と置き換える方法 - Google Patents

既存の埋設管を新しい管と置き換える方法

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JP2786831B2
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buried pipe
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春彦 久保
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Nagano Hydraulics Inc
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MITSUI KOGYO JUGENGAISHA
Nagano Hydraulics Inc
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地中にある既存の
非金属製の埋設管であって金属製の継手または分岐サド
ルを有する埋設管を新しい管と置き換える方法に関し、
特に、上水道用として使用されている非金属製の埋設管
を新しい管と置き換える場合に適する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】地中にある既存の、石綿管のような非金
属製の埋設管を新しい管と置き換える方法として、筒状
のヘッドの先端に埋設管を破砕する刃を取り付けると共
に、ヘッドの内部に回転式のスクリュを配置し、前記刃
で破砕した埋設管の破砕片をスクリュで後方へ排出し、
前記ヘッドに接続した新しい管を埋設管のあった場所に
導く方法が提案されている(特開平4−54391号公
報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記方法では、刃で非
金属製の埋設管を破砕し、後方へ排出する際、埋設管の
周囲にある土砂が巻き込まれるため、埋設管の破砕片と
土砂とが混じり合った状態で取り出されることとなり、
その後の処理を難しくしている。
【0004】本発明は、石綿管のような非金属製の埋設
管を破砕することなく取り出し、その後の処理を容易に
する、既存の埋設管を新しい管と置き換える方法を提供
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、地中にある非
金属製の埋設管であって金属製の継手または分岐サドル
を有し、複数の単位管からなる埋設管を新しい管と置き
換える方法である。この方法は、前記継手または分岐サ
ドルを検出すること、検出した前記継手または分岐サド
ルを前記埋設管から分離すること、前記継手または分岐
サドルが分離された前記単位管を取り囲むように新しい
管またはさや管を地中に圧入することを基本的に含む。
1つの発明では、前記新しい管を地中に残して前記単位
管を引き抜く。別の発明では、前記さや管を地中に残し
て前記単位管を引き抜き、単位管を引き抜いた箇所に新
しい管を圧入し、圧入しつつさや管を押し出し、前記さ
や管を撤去する。さらに別の発明では、前記さや管を地
中に残して前記単位管を引き抜き、単位管を引き抜いた
箇所に新しい管を圧入し、さや管はそのまま地中に残
す。
【0006】1つの態様では、前記継手または分岐サド
ルを前記埋設管の内部から破壊して前記埋設管から分離
する。別の態様では、前記継手または分岐サドルの上方
から地中に穴を掘って前記埋設管を切断して、前記継手
または分岐サドルを前記埋設管から分離する。
【0007】
【作用および効果】置き換えるべき埋設管は、ほとんど
の場合、使用中である。そこで、置き換えるべき埋設管
の範囲を定めた後、この範囲内の埋設管を埋設本管から
切り離し、埋設本管の切り離した箇所は、別途、バイパ
ス管によって接続しておく。そして、前記範囲内の埋設
管の両端にそれぞれ発進立坑と到達立坑とを形成し、本
発明方法を実施する。
【0008】埋設管にある金属製の継手または分岐サド
ルを埋設管から分離した、比較的短いスパンの単位管を
引き抜き、全体として埋設管を引き抜くこととなり、そ
の引き抜きが簡単である。このようにして引き抜かれて
回収された単位管は、所定の形態を保っているため、取
扱いが容易であり、その後の処理のための運搬が容易で
ある。また、破砕され、土砂と混じり合っているもので
はないため、選別する必要がなく、そのままで処理する
ことができる。
【0009】埋設管を取り囲むように新しい管またはさ
や管を地中に圧入するため、圧入の際には埋設管が新し
い管またはさや管のガイドとしての機能を発現する。一
方、新しい管またはさや管の圧入後、単位管を引き抜く
とき、新しい管またはさや管が回りの土砂から加わる圧
力を受け持つため、単位管の引き抜きが容易であり、土
砂の崩落を防止することができる。
【0010】請求項1に記載の発明によれば、新しい管
を圧入し、この新しい管を地中に残して単位管を引き抜
くため、作業工数を減らすことができ、置き換えるべき
埋設管の長さが比較的短い場合に有利である。請求項2
に記載の発明によれば、埋設管があった箇所に新しい管
を圧入し、圧入しつつさや管を押し出し、さや管を撤去
するため、作業工数は若干多くなる。しかし、新しい管
として、たとえば鋳鉄管のような、それ自体で十分な強
度と剛性とを有し、しかも比較的安価であるものを選定
できる。請求項3に記載の発明によれば、単位管を引き
抜いた箇所に新しい管を圧入し、さや管はそのまま地中
に残すため、さや管を撤去する工数を減らすことができ
る。加えて、さや管が土砂の圧力を受け持つことから、
新しい管として、たとえば接着によって単位管相互を接
合できるプラスチック管を使用できる。これによって、
シール等を簡略にすることができる。
【0011】継手または分岐サドルを埋設管の内部から
破壊することによって埋設管から分離する場合、破壊し
た破片が地中にそのまま残留するが、分離のための作業
を短縮できる。一方、埋設管を切断して継手または分岐
サドルを埋設管から分離する場合、その後継手または分
岐サドルを取り除くことにより、地中に異物が残留する
のを防ぐことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明は、図1に示すように、地
中20にある既存の、石綿管のような非金属製の埋設管
22を新しい管と置き換える方法である。
【0013】まず、埋設管22にある金属製の継手また
は分岐サドル24を検出する。ここで、継手とは、所定
のスパンの単位管相互を接合して全体を管の軸線方向へ
延長するためのものであり、分岐サドルとは、管の軸線
方向に交差する方向へ別の管を接続するためのものであ
る。継手および分岐サドル24は、それ自体公知の構造
の金属製のもので、特に鋳鉄によって形成されている。
したがって、非金属製の埋設管と区別して検出すること
は可能である。
【0014】継手または分岐サドル24を検出した後、
たとえば発進立坑26の前側面27から継手または分岐
サドル24までの距離を測定し、必要ならば記録する。
そして、測定された距離に基づいて継手または分岐サド
ル24を埋設管22から分離する。このように、継手ま
たは分岐サドル24を分離すると、非金属製の所定のス
パンの単位管が地中に分配されることとなる。
【0015】その後、埋設管22を取り囲むようにさや
管30を地中20に圧入する。この圧入は、管埋設推進
工法に使用されているやり方で行うことができる。さや
管30の内径は埋設管22の外径より大きいが、その差
が可及的に小さくなるように、さや管30の内径を定め
ることが好ましい。このように、埋設管22をさや管3
0で取り囲んだ後、所定のスパンの単位管を引き抜き、
その結果として埋設管22を引き抜いて回収する。
【0016】埋設管22を引き抜いた後、さや管30を
そのまま新しい管とする、換言すると新しい管をさや管
として圧入するか、埋設管22を引き抜いた箇所に新し
い管を圧入し、新しい管を圧入しつつさや管を押し出し
てさや管30を撤去するか、またはさや管30は地中2
0に圧入したままで埋設管22を引き抜いた箇所に新し
い管を圧入する。
【0017】
【実施例】図1および図2に示す実施例では、高周波発
信器32と、破壊手段34を有するシリンダ装置36と
をワイヤ38で相互に結合して埋設管22内に移動可能
に配置し、ワイヤ38の一方の端部を発進立坑26に引
き出し、ワイヤ38の他方の端部を到達立坑(図示せ
ず)に引き出してある。この場合、シリンダ装置36の
前後にスペーサ40を取り付け、破壊手段34が傾斜す
るのを防止することが好ましい。
【0018】到達立坑からワイヤ38を引っ張り、高周
波発信器32と、破壊手段34を有するシリンダ装置3
6とをA方向へ移動させ、同時に、地上にある高周波受
信器をA方向へ移動させると、埋設管22にある金属製
の継手または分岐サドル24を検出することができる。
この検出位置を測定しておき、ワイヤ38をさらに引っ
張って、破壊手段34を継手または分岐サドル24の内
側に位置させる(図2の(a))。このとき、ワイヤ3
8が弛まないように、その両方の端部を固定する。そし
て、シリンダ装置36を作動してピストンロッド37を
そのストロークエンドまで押し出す。そうすると、破壊
手段34の、一端および中間でそれぞれ枢着された2本
のレバー35が外方へ開いて、継手または分岐サドル2
4を破壊し(同図の(b))、埋設管22から分離す
る。破壊手段34の2本のレバー35の組を少なくとも
2組備えるようにし、円周方向に等間隔をおいて配置す
ることによって、継手または分岐サドル24の破壊を完
全、かつ、十分にすることができる。
【0019】一方、埋設管22を取り囲むようにさや管
30を地中に圧入する。さや管30の圧入は、複数個あ
る継手または分岐サドル24のうち、未だ破壊されてい
ないものにさや管30の先端が到達しないように調整し
て行う。これは、さや管30が破壊手段34によって破
壊されるのを防止するためである。したがって、A方向
の前方にある継手または分岐サドル24を破壊している
とき、さや管30の先端が破壊中の継手または分岐サド
ル24に到達しないように、さや管30の圧入を行う限
り、破壊および圧入の作業を同時にすることができる。
【0020】さや管30を圧入した後、埋設管22を引
き抜いて回収する。すなわち、継手または分岐サドル2
4を分離したことにより、所定スパンの単位管となった
ものを個々に引き抜き、その結果として埋設管22を引
き抜く。図示の実施例では、破壊手段34を使用して引
き抜いている。シリンダ装置36を作動して、ピストン
ロッド37を中間のストロークに引き戻し、破壊手段3
4の2本のレバー35の一方の端部を単位管の端面23
に当てがう(図2の(c))。そして、発進立坑26か
らワイヤ38を引っ張り、破壊手段34をB方向へ移動
させると、単位管は引き抜かれ、発進立坑26に現れる
ので、これを回収する。
【0021】破壊手段34によって継手または分岐サド
ル24の破壊と、単位管の引き抜きとを行う実施例の場
合、1つの継手または分岐サドル24を破壊した後、1
つの単位管を引き抜くこともでき、また複数の継手また
は分岐サドル24を破壊した後、複数の単位管を個々
に、または複数をまとめて引き抜くこともできる。
【0022】埋設管22を引き抜いた後の工程の説明に
先立ち、さや管30の圧入装置を説明する。さや管30
の圧入装置50として、図4に示すように、円筒状のシ
リンダ52と、円筒状のピストンロッド54と、チャッ
ク手段56とを備えるものを使用できる(特公平7−9
03号公報)。シリンダ52はベース58に取り付けら
れ(図1)、ベース58によって発進立坑26に固定さ
れる。ピストンロッド54は、シリンダ52内を滑動す
るピストン60と、先端を塞ぐエンドプレート62とを
有する。エンドプレート62は、シリンダ52に取り付
けられたガイド53に、軸線方向へ移動可能に、かつ、
回転不可能に係合するロッド63を有する。その結果、
ピストンロッド54はシリンダ52に、軸線方向へ移動
可能に、かつ、回転不可能に支持されている。チャック
手段56は、それ自体公知の構造のチャック66と、チ
ャック66を先端に取り付けた円筒状のシャフト68と
を備え、シャフト68はピストンロッド54の中心に軸
受によって回転可能に支持されている。ピストンロッド
54の後方の端部に取り付けた油圧モータ70の出力軸
に歯車71を取り付け、この歯車71をシャフト68に
取り付けた歯車69とかみ合せてある。これによって、
チャック66はシャフト68によって回転される。
【0023】チャック手段のチャック66によってさや
管30を保持させ、チャック66を回転しながら、ピス
トンロッド54を前進させると、さや管30は回転しな
がら地中に圧入される。したがって、さや管30が埋設
管22と同軸となるように圧入装置50をベース58を
介して発進立坑26に設置することによって、さや管3
0は埋設管22を取り囲むように地中に圧入されること
となる。所定のスパンのさや管30を順次結合して圧入
することにより、所定長さにわたってさや管30を地中
に圧入できる。
【0024】埋設管22を引き抜いた後、さや管30そ
のものを新しい管として使用するには、つまり新しい管
をさや管30として圧入するには、圧入の際、圧入装置
50において、所定のスパンのさや管30相互の接合部
にシールを行い、液密に保つ。さらに、さや管30の内
面にコーティングをすることが好ましい。これは、さや
管30が、通常、強度および剛性の高い鋼管で形成され
ていることによる。新しい管が上水道用として使用され
る場合、さや管30の内部を清掃する。
【0025】埋設管を引き抜いた箇所に新しい管80を
圧入することによって埋設管を新しい管80と置き換え
るには、図3の(a)に示すように、さや管30の後端
にジョイント82を介して新しい管80を接続し、新し
い管80を圧入装置50によって地中20に圧入する。
さや管30が所定長さLにわたって地中20に圧入され
た状態では、さや管30は発進立坑26から到達立坑7
6まで伸びている。そこで、発進立坑26に新しい管8
0をもたらし、さや管30の後端にふたをした形態のジ
ョイント82を接続し、ジョイント82と新しい管80
とを接続する。新しい管80を圧入装置によって地中2
0に圧入すると、さや管30の先端は到達立坑76に押
し出される。到達立坑76に押し出されるさや管30が
所定のスパンの単位管に相当する長さとなったとき、そ
の単位管30を外し、到達立坑76から撤去する。これ
を順次繰り返すと、さや管30と新しい管80とが置き
換えられ、図3の(b)に示すように、所定長さLにわ
たって新しい管80を埋設することができる。この場合
の新しい管80は、鋳鉄管とすることができる。
【0026】埋設管22を引き抜いた後、さや管30を
撤去することなく、換言すると、さや管30を地中に残
したままで、埋設管22を引き抜いた箇所に新しい管を
圧入することもできる。この場合、埋設管を引き抜いた
箇所は、実質的にさや管30によって覆われた空間であ
るから、新しい管の先端にふたをして新しい管を圧入装
置50で送り込むだけで、簡単に新しい管をさや管30
の内側に配置することができる。この方法によれば、新
しい管には土砂の圧力がかからないため、新しい管とし
てプラスチック管を使用することができる。
【0027】図5に示す実施例では、高周波送受信器を
地上で操作して埋設管22にある金属製の継手または分
岐サドル24を検出し、路面90上に順次印を付けてお
く。この印の箇所をアスファルト切断機92で切断し、
ウォータジェットとバキュームとを使用する公知の方法
で地中20を掘削しながら、仮設管94を建て込み、仮
設管94を埋設管22に到達させる。このとき、継手ま
たは分岐サドル24が仮設管94のほぼ中央にくるよう
に、仮設管94を建て込む。仮設管94が埋設管22に
到達した後、カッタ96を回転させながら送り込んで埋
設管22を切断し、継手または分岐サドル24を分離す
る。そして、分離した継手または分岐サドル24を、は
さんで引き上げたり、引っ掛けて引き上げたりすること
によって、埋設管22から取り除く。継手または分岐サ
ドル24を取り除いた後、仮設管94にふた97をして
安全を確保する。
【0028】継手または分岐サドル24を取り除いた
後、埋設管22を取り囲むようにさや管30を圧入装置
50によって地中20に圧入する。仮設管94がさや管
30の圧入の障害とならないように、仮設管94の下方
の端部には半円形の切欠きを設けておき、さや管30を
切欠きを経て仮設管94を通過させる。
【0029】さや管30を圧入した後、埋設管22を引
く抜くが、その引き抜きには、図6に示す引き抜き手段
98を使用することができる。引き抜き手段98は複数
のレバー99を備える。これらレバー99はロッド10
0に枢着され、ばねによって外方へ向けて開くように形
成されている。したがって、ロッド100をA方向へ引
っ張るとき、複数のレバー99が埋設管22の内側面を
滑り(同図(a))、複数のレバー99が継手または分
岐サドルを取り除いた箇所102に達すると、レバー9
9はばねの作用で外方へ向けて開き、その先端部が単位
管の端面に引っ掛かる(同図(b))。そこで、ロッド
100をB方向へ引っ張って単位管を引き抜く。ロッド
100の1回の引っ張りによって1つの単位管を引き抜
くことができる。また、複数の引き抜き手段98をロッ
ド100に所定の間隔をおいて設けておき、複数の単位
管を同時に引き抜くこともできる。
【0030】埋設管22を引き抜いた後、さや管30を
そのまま新しい管とするか、埋設管22を引き抜いた箇
所に新しい管を圧入し、さや管30を撤去するか、また
は、さや管30は地中20に圧入したままで埋設管22
を引き抜いた箇所に新しい管を圧入する。これは、前記
実施例と同じである。新しい管と置き換えた後、仮設管
94を抜き取り、その箇所を埋め戻す。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る既存の埋設管を新しい管と置き換
える方法の実施例を示す模式図である。
【図2】図1に示した方法の実施に使用できる破壊装置
と検出器とを示す、埋設管の中心軸線から上の部分の断
面図で、(a)は破壊装置を継手または分岐サドルの内
側に位置させた状態を、(b)は破壊装置によって継手
または分岐サドルを破壊した状態を、そして(c)は破
壊装置を使用して埋設管を引き抜く状態を示している。
【図3】本発明に係る既存の埋設管を新しい管と置き換
える方法の実施例を示す模式図で、(a)はさや管と新
しい管とを圧入している状態を、(b)は新しい管を地
中に埋設した状態を示している。
【図4】本発明を実施する際に使用できる圧入装置の断
面図である。
【図5】本発明に係る既存の埋設管を新しい管と置き換
える方法の別の実施例を示す模式図である。
【図6】図5に示した方法の実施に使用できる引き抜き
手段を示す断面図で、(a)は引き抜き状態になる前
を、(b)は引き抜き状態を示している。
【符号の説明】
20 地中 22 埋設管 24 継手または分岐サドル 26 発進立坑 30 さや管 32 高周波発信器 34 破壊手段 36 シリンダ装置 50 圧入装置 76 到達立坑 80 新しい管 94 仮設管 96 カッタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 増田 邦良 東京都大田区大森西3丁目27番6号 長 野油機株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16L 1/024

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地中にある非金属製の埋設管であって金
    属製の継手または分岐サドルを有し、複数の単位管から
    なる埋設管を新しい管と置き換える方法であって、 前記継手または分岐サドルを検出すること、 検出した前記継手または分岐サドルを前記埋設管から分
    離すること、 前記継手または分岐サドルが分離された前記単位管を取
    り囲むように新しい管を地中に圧入すること、 この新しい管を地中に残し、前記単位管を引き抜いて回
    収することを含む、既存の埋設管を新しい管と置き換え
    る方法。
  2. 【請求項2】 地中にある非金属製の埋設管であって金
    属製の継手または分岐サドルを有し、複数の単位管から
    なる埋設管を新しい管と置き換える方法であって、 前記継手または分岐サドルを検出すること、 検出した前記継手または分岐サドルを前記埋設管から分
    離すること、 前記継手または分岐サドルが分離された前記単位管を取
    り囲むようにさや管を地中に圧入すること、 このさや管を地中に残し、前記単位管を引き抜いて回収
    すること、 前記単位管を回収した後、前記埋設管があった箇所に新
    しい管を圧入すること、この新しい管を圧入しつつ前記
    さや管を押し出し、前記さや管を撤去することを含む、
    既存の埋設管を新しい管と置き換える方法。
  3. 【請求項3】 地中にある非金属製の埋設管であって金
    属製の継手または分岐サドルを有し、複数の単位管から
    なる埋設管を新しい管と置き換える方法であって、 前記継手または分岐サドルを検出すること、 検出した前記継手または分岐サドルを前記埋設管から分
    離すること、 前記継手または分岐サドルが分離された前記単位管を取
    り囲むようにさや管を地中に圧入すること、 このさや管を地中に残し、前記単位管を引き抜いて回収
    すること、 前記単位管を回収した後、前記さや管中に新しい管を圧
    入することを含む、既存の埋設管を新しい管と置き換え
    る方法。
  4. 【請求項4】 前記継手または分岐サドルを前記埋設管
    の内部から破壊して前記埋設管から分離する、請求項1
    ないし3のいずれかに記載の既存の埋設管を新しい管と
    置き換える方法。
  5. 【請求項5】 前記継手または分岐サドルの上方から地
    中に穴を掘って前記埋設管を切断して前記継手または分
    岐サドルを前記埋設管から分離する、請求項1ないし3
    のいずれかに記載の既存の埋設管を新しい管と置き換え
    る方法。
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