JP2786419B2 - 多色印刷物作製の際の色汚れ検出方法 - Google Patents

多色印刷物作製の際の色汚れ検出方法

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JP2786419B2 JP8068305A JP6830596A JP2786419B2 JP 2786419 B2 JP2786419 B2 JP 2786419B2 JP 8068305 A JP8068305 A JP 8068305A JP 6830596 A JP6830596 A JP 6830596A JP 2786419 B2 JP2786419 B2 JP 2786419B2
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    • G01J3/51Measurement of colour; Colour measuring devices, e.g. colorimeters using electric radiation detectors using colour filters

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばオフセット
印刷機における多色印刷物作製の際の色汚れ検出方法で
あって、各色毎の複数のスペクトル領域における個々の
色の全表面測定個所において濃度計を用いた測定方式で
色濃度値を検出し、最大の色濃度値をメイン色濃度値と
し、その他の色濃度値をサブ色濃度値として表す多色印
刷物作製の際の色汚れ検出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】種々の作製方法でカラー印刷物を作製す
る場合、被印刷体上の彩色を光電的に検出し、この測定
値(反射率)を、所要のインク供給量の変更に対する調
整値を求めることができるような値に換算することは公
知である。特にオフセット印刷においては、コントロー
ルパッチにおいて付加的に印刷される測定パッチを濃度
測定方式によって走査し、この色濃度値を所定の色濃度
目標値と比較することは既に以前から公知である。色濃
度目標値と色濃度実際値との差からはゾーン領域毎のイ
ンク供給に対する調整命令、すなわち供給インク量の所
要の増減を簡単に導出することができる。
【0003】この場合濃度測定方式によるインク供給量
の監視の利点は、被印刷体上に被着されるインク層の厚
さと色濃度値との間で一義的な関係が存在することであ
る。多色印刷物の印刷の際の多数の色の色濃度値を監視
可能にするためには濃度計に多数のフィルタ、特にスペ
クトルフィルタを持たせる必要がある。この種の濃度計
は公知文献“DE−Z Offsetpraxis12
/1983”344頁に相応の応用手段と共に記載され
ている。この種の装置では測定の際に常に多数の色濃度
値が生じるので彩色のコントロールは大抵の場合最大色
濃度値が用いられる。これは印刷カラーの反射特性に相
補的な透過特性を有するフィルタによって生ぜしめられ
る色濃度値である。
【0004】オフセット印刷物の作製の際には特にコピ
ー部数が多い場合には、インク供給やその他の印刷機の
設定を変えていなくてもインキングやその色刷りに変化
が生ずる。この色刷りの変化の原因はしばしば色の汚れ
(混成)にあることがわかっている。先行の印刷機構の
中で印刷された色がリターンセパレーションによって後
続の印刷機構に達すると、この過程中特にイエローがブ
ルー(シアン)とレッド(マゼンタ)の混合に対して非
常に多感になっている。このような色汚れは特に色の混
合の際にはハーフトーン領域において明らかな色ずれを
起こす。
【0005】ヨーロッパ特許第0228347号明細書
からは印刷機におけるインク着肉制御方法が公知であ
る。この方法では光電的に検出された反射値が、選択さ
れた色座標系に関する色位置に変換され、マスター版の
色位置と印刷物の色位置から色間隔が形成される。選択
された色座標系としては人間の知覚間隔をシミュレート
したL,u,v−ないしL,a,b−カラー系が用いられ
る。測色情報に基づくこの種のインキング制御の利点は
色変化が適時に識別できることにある。この色変化は例
えばゴム版の汚れや色汚れ(混成)などに起因する。
【0006】印刷機制御に対する測色方式の利点は色位
置の差の視覚的再生にある。しかしながらその反面欠点
として、サンプル枚葉紙と、検査済み枚葉紙と、個々の
色のインク供給の補正に必要な調整命令との間の色位置
の差には処理の非常に難しい複雑で非線形的な関係が生
じることがわかっている。個々の色の層の厚さの変化
は、 L,u,v−ないしL,a,b−カラー系において定
められる明度に対してのみならず色相系にも影響を及ぼ
す。
【0007】ドイツの刊行誌“KFK-PDV177, Mikrorechn
er-Regelsystem fuer den Farbfluss von Bogenoffsetm
aschinen ”1977年12月号の19ff頁からは多
数のフィルタを備えた濃度計を用いた色汚れの監視手段
が公知である。しかしながらここでは測定サンプルにお
ける色濃度をどのように評価するかに関しては言及され
ていない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、色汚
れを明確に検出することができるように、多色印刷物作
製の際の色汚れ検出方法を改善することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題は本発明によ
り、汚れのない色で印刷されている測定箇所においてメ
イン色濃度値とサブ色濃度値を検出し、検査すべき印刷
サンプルにおいても同様にメイン色濃度値とサブ色濃度
値を各色毎に検出し、対応するサブ色濃度の間で差分を
形成し、汚れのない色の対応するサブインク濃度値を印
刷サンプルのメイン色濃度値に属する値との関数関係に
従って推定するようにして解決される。
【0010】本発明の別の有利な実施例は従属請求項に
記載される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下の明細書では概念として色に
おける“メイン色濃度”は最大色濃度値を指すものとす
る。例えばイエローに対するメイン色濃度値は、イエロ
ーに対応するフィルタ(ブルーフィルタ)によって検出
される色濃度値である。また概念として“サブ色濃度”
は、メイン色濃度値よりも小さいその他の色濃度値を指
すものとする。すなわちイエローの印刷カラーにおいて
は、グリーンないしロートフィルタによってカラーサン
プルが測定された場合に得られる色濃度値である。本発
明による方法の実施の際には濃度計が一般的に公知の手
法で用いられる。この濃度計のフィルタは、規格化され
た印刷カラー、イエロー、シアン、マゼンタの測定に合
わせられる。この場合濃度計はブラックの色濃度測定の
ための第4のフィルタを備えていてもよい。このブラッ
クに対する色濃度値は、その他の3つの有彩色に対する
濃度値から求められることも公知である。このことはブ
ラックが可視スペクトルにおいて総体的に低い反射率を
有していることに起因している。
【0012】次に本発明を多色オフセット印刷機におけ
る印刷枚葉紙の作製を例にして説明する。しかしながら
このことは限定を意味するものではなく、それどころか
本発明はその他の多色印刷物にも適用することができる
ものである。本発明の基本原理は、汚れのない純粋な色
がメイン色濃度とサブ色濃度との間で一義的で明確な相
関関係を有していることからなりたつ。それにより所定
の色に対して、インク供給の変化によって被印刷物上の
層の厚さとメイン色濃度が変化した場合に、サブ色濃度
がどの程度の規模で変化するかが予測される。それ故
に、検査すべきカラーサンプルのメイン色濃度とサブ色
濃度の検出と、純粋なカラーサンプルの値の換算(この
換算は以下で詳細に説明する)と、相応の差分形成の後
で、色汚れの有無を検出することが可能となる。そして
色汚れが存在している場合には他のどの印刷カラーによ
ってこれがもたらされているかが検出可能である。
【0013】次に本発明による方法をイエローに着目し
た実施例で説明する。この場合有利にはシアン、マゼン
タ、ブラックもそれに類似している。ここではまずメイ
ン色濃度の関数としてサブ色濃度の計算のためにどのよ
うな式が用いられ、それがどのように試験的に実証でき
るかを説明する。
【0014】印刷検査においてはイエローに対してメイ
ン色濃度値が所定の領域で変化している複数のサンプル
が作製される。この場合サンプル印刷物は次のように作
製される。すなわち汚れのないイエローが補償されるよ
うに、つまり純粋なイエローが印刷されるように作製さ
れる。これは特に1つの印刷機構においてイエローのみ
が印刷される印刷過程で行うことができる。イエローに
対するサンプルのメイン色濃度値に関する段階付けはこ
の場合例えばインク供給の連続的な増加によって行うこ
とができる。前述したような形式の濃度計、この場合デ
ジタルフィルタ機能を備えたスペクトル濃度計を用いて
サンプルがメイン色濃度値とサブ色濃度値に関して測定
される。ここではさらに常に全表面のサンプルが測定さ
れる。すなわち測定値検出はフルトーンの測定パッチに
おいて行われる。
【0015】前述したような検査によってイエローに対
する測定値テーブルが得られる。この場合メイン色濃度
の各値には、サブ色濃度の2つの値、すなわちロート及
びグリーンフィルタによって相応に測定された値が対応
付けされる。測定された値のグループからは一般に公知
の反射率計算方法を用いてサブ色濃度の関数表示が対応
するメイン色濃度の関数として行われる。すなわちそれ
ぞれ1つの解析表示が得られる。
【0016】サブ色濃度1=F(メイン色濃度)および サブ色濃度2=F(メイン色濃度) この場合前記サブ色濃度1,2は、レッド及びグリーン
フィルタによって求められたそれぞれのインク濃度値を
表している。この場合検査は、解析表示にそれほど高い
精度が要求されない場合には線形的に処理できることを
示している。しかしながらそのようにして求めることの
できる測定値における変化の正確な分析によって、例え
ばサブ色濃度1がメイン色濃度のより大きな値へスムー
ズにカーブする経過を有していることが表される。すな
わち測定値はスムーズにカーブする放物線に沿って経過
する。
【0017】それに続いて有利には以下に示されるよう
な式が得られる。
【0018】サブ色濃度1=A1×メイン色濃度×(1
+Q1×メイン数価)ないしは サブ色濃度2=A2×メイン色濃度×(1+Q2×メイ
ン数価) 前述の式によればイエローに対して決定すべきパラメー
タA1,A2,Q1,Q2が得られる。その他の色、シア
ン、マゼンタ、ブラックに対してはこの場合相応の処理
が行われ、前述したようなパラメータが得られる。例え
ばイエローに対するパラメータの決定のためには前記象
限的な方程式が相応のパラメータに従って解かれる。こ
の場合は以下の関係式が得られる。
【0019】 Q1=1−サブ色濃度1/メイン色濃度 Q2=1−サブ色濃度2/メイン色濃度 A1=サブ色濃度1/(メイン色濃度×(1+Q1×メイン色濃度)) A2=サブ色濃度2/(メイン色濃度×(1+Q2×メイン色濃度)) 前記した式によればサブ色濃度1,2の値が、汚れのな
い純粋な色のもとで上方に開いた放物線の形で非常に良
好に表すことができる。イエローの色ないしはその他の
色に対しても相応に当てはまる汚れは、サブ色濃度1,
2の値と、これらの放物線状の特性経過との間の偏差に
よって示される。その結果として前記パラメータA1,
A2,Q1,Q2は、イエローのフルトーン測定パッチ上
の単独の測定によって定めることができる。
【0020】本発明によれば印刷中に色汚れの監視のた
めに検査済み枚葉紙におけるイエローのフルトーン測定
パッチ上で以下の値が検出される。
【0021】検査済み枚葉紙メイン色濃度, 検査済み枚葉紙サブ色濃度1, 検査済み枚葉紙サブ色濃度2, 以下の式、 検査済み枚葉紙サブ色濃度1=A1×検査済み枚葉紙メイン色濃度 ×(1+Q1×検査済み枚葉紙メイン色濃度) 検査済み枚葉紙サブ色濃度2= A2×検査済み枚葉紙メイン色濃度 ×(1+Q2×検査済み枚葉紙メイン色濃度) に従った測定値によって以下のパラメータが検出され
る。
【0022】 Q1=1−検査済み枚葉紙サブ色濃度1/検査済み枚葉紙メイン色濃度 Q2=1−検査済み枚葉紙サブ色濃度2/検査済み枚葉紙メイン色濃度 A1=検査済み枚葉紙サブ色濃度1/(検査済み枚葉紙メイン色濃度×(1+ Q1×検査済み枚葉紙メイン色濃度)) A2=検査済み枚葉紙サブ色濃度2/(検査済み枚葉紙メイン色濃度×(1+ Q2×検査済み枚葉紙メイン色濃度)) その後で印刷が開始され、ここに記載したイエローに対
するインク供給もその他の色、シアン、マゼンタ、ブラ
ックに対するインク供給も次のように調整される。すな
わちサンプル枚葉紙上で検出されるメイン色濃度が所定
の許容偏差は別として検査済み枚葉紙メイン色濃度に一
致するように調整される。ここではブラックに対しても
メイン色濃度が最大色濃度値であることが当てはまる。
【0023】印刷中にインキングを監視するためには時
折枚葉紙が引き抜かれ、例えば自動可動式の濃度計によ
って測定される。イエローの色に対する1つ又は複数の
フルトーン測定パッチ毎に以下のような色濃度値が得ら
れる。
【0024】サンプル枚葉紙メイン色濃度 サンプル枚葉紙サブ色濃度1, サンプル枚葉紙サブ色濃度2, その後で(検査済み枚葉紙での)色汚れのないイエロー
フルトーン測定パッチにおいて検出されたサブ色濃度
値、サブ色濃度1、サブ色濃度2が前記した式に従っ
て、サンプル枚葉紙メイン色濃度値の場合に形成される
値が推定される。
【0025】以下の差分値が求められる。
【0026】 差分サブ色濃度1=サンプル枚葉紙サブ色濃度1−A1×サンプル枚葉紙メイン 色濃度×(1+Q1×サンプル枚葉紙メイン色濃度), 差分サブ色濃度2=サンプル枚葉紙サブ色濃度2−A2×サンプル枚葉紙メイン 色濃度×(1+Q2×サンプル枚葉紙メイン色濃度), すなわち検査済み枚葉紙とサンプル枚葉紙のイエローフ
ルトーン測定パッチ上のサブ色濃度1,2の差分が検出
される。この場合既に前述したようにサンプル枚葉紙サ
ブ色濃度1,2は、色汚れのないカラーサンプルにて求
められた方程式の係数に従って、サンプル枚葉紙メイン
色濃度値のもとで形成されるべき値に外挿ないし補外さ
れる。
【0027】本発明は次のような考察、すなわちサブ色
濃度1,2は汚れのない純粋な色のもとでのメイン色濃
度の関数であるという考察に基づいているので、ここに
おいて差分サブ色濃度1と差分サブ色濃度2の値によっ
て汚れが明らかにされる。オフセット印刷プロセスにお
いては常に所期の色混合が相互に存在し、完全な色の統
一は望まれないので、差分サブ色濃度1と差分サブ色濃
度2の値に対しては所期の許容偏差が与えられる。それ
により前記差分サブ色濃度値1と2が所定の許容偏差枠
を超えた場合に、例えば警告が表示される。有利にはこ
こでは差分サブ色濃度値の和が次のようにして形成され
る。すなわち 差分サブ色濃度の和=差分サブ色濃度1+差分サブ色濃度2 ここではまた許容偏差枠も次のように設定される。すな
わち差分サブ色濃度値の和の値が前記許容偏差枠を越え
た場合に警告が表示装置にて表示されるように設定され
る。前記した和の形成によってこの警告の表示は、他の
どのような印刷カラーで例えばイエローが汚れていたと
しても行われるようになる。しかしながら実際にはサブ
色濃度値と、汚れのない状態で得られるべき値との偏差
によって、例えばイエロー(フルトーン測定パッチ上
の)がシアン、マゼンタ又はブラックによって汚されて
いるか否かの検出が可能となる。サブ色濃度1の値が、
ロートフィルタによって測定される色濃度値で、サブ色
濃度2の値がグリーンフィルタによって検出される色濃
度値であるならば、差分サブ色濃度1の大きな値は、イ
エローが多くのシアン成分を有していることを表すもの
となる。このことは差分サブ色濃度2の値が大きな値を
とっている場合にも相応に当てはまる。ブラックによる
汚れは、差分サブ色濃度1の値と差分サブ色濃度2の値
が所定の形で相互に比例している場合に認められる。
【0028】既に前述したようにイエローに対して決定
すべきパラメータA1,A2,Q1,Q2は、検査済み枚
葉紙の測定パッチ上のつぎのような測定値、すなわち検
査済み枚葉紙メイン色濃度、検査済み枚葉紙サブ色濃度
1、検査済み枚葉紙サブ色濃度2に基づいて定められ
る。シアン、マゼンタ、ブラックに対する相応のパラメ
ータA1,A2,Q1,Q2はこの場合検査済み枚葉紙の
フルトーン測定パッチ上にて相応に求められる。通常は
検査済み枚葉紙は連続印刷も行われる印刷機で印刷され
るので、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックに対す
るフルトーン測定パッチが所定の基準となる汚れ具合を
既に有している。しかしながら検査済み枚葉紙は、所望
の色彩を色との組み合わせの中で示すので、この影響は
前述したようなパラメータに従って経験的な関係を求め
る際に考慮される。本発明による方法を適用することに
よって、連続印刷中も個々の色においてさらなる汚れの
発生の有無が検出可能となる。
【0029】有利には本発明による方法は、それ自体公
知のインクコントロール装置や制御システムにも適用さ
れる。この種の装置では時折連続印刷中に枚葉紙が引き
抜かれてカラーマッチングデスクの上におかれる。トラ
バース形濃度計(これは前述したような値を供給する)
を用いて、一緒に印刷されたコントロールパッチが走査
される。相応のメイン色濃度値と所定の目標値(検査済
み枚葉紙のメイン色濃度値)との比較によって、個々の
印刷カラーに対するゾーン毎のインク供給の制御が行わ
れる。入力装置を介して操作者は本発明による、所定の
色毎の色汚れを検出するための診断系を連結させること
ができる。それにより1つの色、例えばイエローだけの
色汚れの監視を開始させることできる。さらに前述した
ような色汚れのパラメータのいわゆる傾向をセットアッ
プしてもよい。すなわち例えば差分サブ色濃度1,2の
分析を多数の測定に亘って行ってもよい。
【0030】印刷枚葉紙に亘って多数の分散された測定
パッチが存在する場合には、色汚れ値の局所的な対応付
けを行って表示することも可能である(領域毎の表
示)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−146633(JP,A) 特開 平1−225554(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41F 33/14 B41F 31/02 G01J 3/46 G01N 21/89

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 例えばオフセット印刷機における多色印
    刷物作製の際の色汚れ検出方法であって、各色毎の複数
    のスペクトル領域における個々の色の全表面測定個所に
    おいて濃度計を用いた測定方式で色濃度値を検出し、最
    大の色濃度値をメイン色濃度値とし、その他の色濃度値
    をサブ色濃度値として表す形式のものにおいて、 汚れのない色で印刷されている測定箇所においてメイン
    色濃度値とサブ色濃度値を検出し、 検査すべき印刷サンプルにおいても同様にメイン色濃度
    値とサブ色濃度値を各色毎に検出し、 対応するサブ色濃度の間で差分を形成し、 汚れのない色の対応するサブインク濃度値を印刷サンプ
    ルのメイン色濃度値に属する値との関数関係に従って推
    定することを特徴とする、多色印刷物作製の際の色汚れ
    検出方法。
  2. 【請求項2】 汚れのない色で印刷された測定個所にお
    けるサブ色濃度を、メイン色濃度の関数として以下の関
    係式 サブ色濃度=A×メイン色濃度×(1+Q×メイン色濃度) に従って計算する、請求項1記載の多色印刷物作製の際
    の色汚れ検出方法。
  3. 【請求項3】 検査済み枚葉紙の測定パッチにおいて汚
    れのない色に対するメイン色濃度値とサブ色濃度値を検
    出する、請求項1又は2記載の多色印刷物作製の際の色
    汚れ検出方法。
  4. 【請求項4】 前記測定領域は付加的に印刷されるコン
    トロールパッチのフルトーン測定パッチである、請求項
    1〜3いずれか1項記載の多色印刷物作製の際の色汚れ
    検出方法。
  5. 【請求項5】 色の汚れ具合に対する尺度を形成するた
    めにサブ色濃度間の差分の総和を形成する、請求項1〜
    4いずれか1項記載の多色印刷物作製の際の色汚れ検出
    方法。
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