JP2786397B2 - 御守り - Google Patents

御守り

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JP2786397B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は御守りに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、クレジットカード、テレフォンカ
ード等カード類の普及、携帯の便利性や耐水性の点か
ら、御守りもカード形式にしたものが実用化されてい
る。そして、カード形式の御守りは、塩化ビニール等の
熱可塑性樹脂板(以下、樹脂板という)を0.9mm厚
のアルミ板からなる圧着板(光沢板)を介して積層し、
熱圧着して製作するものであるが、内部に紙片や木片か
らなる御神体を奉鎮(介在)させると、御神体の部分
は、御神体の厚みだけ厚いため、前記のようにして圧着
すると、樹脂板の表面に部分的に凹凸が生じ、その周囲
では圧着が十分に行なわれにくくなるばかりか、前記圧
着板の表面に凹凸ができ、圧着板を繰り返し使用するこ
とができなくなるため、御神体を介在させず、単に印刷
を施すだけのものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】したがって、従来のカ
ード形式の御守りは、全体が樹脂板からなることと、元
来、御守りは、錦織布等の織布からなる袋に封入されて
いたこと等から、有難さに欠けるという課題を有してい
た。そこで、前記樹脂板間に、2枚の錦織片をその表が
外面となるように介在させ、かつ、これらをコーティン
グによる接着層で圧着してカード化する試みがなされて
いるが、錦織片が接着剤を吸収し、樹脂板が一体化され
ず、錦織布を有するカード形式の御守りは、いまだ、実
現することはできなかった。この点について、本発明者
は、鋭意研究の結果、感熱接着シートを介在させること
により実現したもので、樹脂板間に錦織片等布片を介在
させ、しかも御神体として紙片や木片等の使用を可能と
することにより本来の有難さを保ったカード式御守りを
提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、請求項1の御守りは、2枚の熱可塑性の
透明もしくは半透明樹脂板間に、2枚の織物片を、両織
物片間および樹脂板と織物片間に感熱接着シートを介在
させるとともに、表樹脂板と織物片との間に御神体を介
在させて熱圧着することにより一体化したものである。
請求項2の御守りは、織物片を錦織片としたもので、請
求項3の御守りは前記御神体を熱可塑性樹脂シート片と
したものである。
【0005】
【作用】本発明によれば、2枚の熱可塑性樹脂板間に2
枚の織物片を介在させるが、これら各部材間に介在させ
る感熱接着シートの存在により、織物片内にも接着剤が
深く浸透し、全体が熱圧着により一体化される。また、
表樹脂板と織物片との間に木片・紙片による御神体を介
在させても織物片がクッション性を有するため、裏樹脂
板に木片・紙片のゴースト(凹凸)が生じにくい。ま
た、御神体を熱可塑性樹脂シート片とすると、熱圧着時
に軟化し、さらにゴーストの発生は確実に防止される。
【0006】
【実施例】つぎに、本発明の実施例を図面にしたがって
説明する。本発明にかかる御守りは、図1に示すよう
に、従来同様、透明あるいは半透明の塩化ビニール等の
2枚の熱可塑性樹脂板(以下、樹脂板という)1,2
と、感熱接着シート3と、錦織布4,5と、紙,木片あ
るいは熱可塑性樹脂シート片等薄板状の御神体6とを熱
圧着して一体化することによりカード形式としたもので
ある。
【0007】すなわち、樹脂板2上に、両面と片面に感
熱接着シート3を仮付けした錦織布4,5をその外面に
表が来るようにして積層し、錦織布5の感熱接着シート
3上に、紙,木片あるいは熱可塑性樹脂シート片等薄板
状の御神体6を配置し、その上にもう一枚の樹脂板1を
重ねたものを一組Aとし、これを下記する熱圧着加工機
10で一体化する。なお、前記樹脂板1の中央には、図
2に示すように、守札名7が裏面に裏板印刷されてお
り、前記御神体6はこの守札名7の中央に位置させるよ
うになっている。
【0008】なお、図においては、各樹脂板1,2、感
熱接着シート3、錦織布4,5は1枚の御守り用である
が、実際には、大版の樹脂板、感熱接着シート、錦織布
から多数の御守りを熱圧着して成形し、切断または打ち
抜くものである。
【0009】前記熱圧着加工機は、図3に示すように、
基台11上に設置され、ピストン13の上部に中空加圧
板14を備えた油圧シリンダ12と、複数の中空加圧板
15と、フレーム14の天井部に固定された固定中空加
圧板16とからなり、前記各中空加圧板14,15,1
6の中空部17には、図示しないヒータ等にて約110
℃に加熱された油液が油ポンプ18により供給され、各
加圧板14,15,16を加熱するようになっている。
【0010】したがって、前記構成要素からなる1組の
御守りAを、中空加圧板14上に約0.9mm厚のアル
ミ板からなる圧着板(光沢板)19を介して数10組積
層し、その上に中空加圧板15を重ね、以下同様に数1
0組積層する。そして、前記油圧シリンダ12を駆動し
て全組の御守りAを約150kg/cm2で約10〜2
0分加熱加圧する。この加熱加圧により、前記熱接着フ
ィルム3が溶融して、各組の御守りは密着一体化され
る。この場合、御神体6が内部に介在するが、錦織布
4,5がクッション性を有するため、御神体6の厚みを
吸収し、樹脂板1の表面にゴーストが生じにくく、特に
熱可塑性樹脂シート片を使用すると完全になくなる。
【0011】前記御神体6を乳白色の熱可塑性の化繊
紙、あるいは前記守札名7を乳白色化繊紙に印刷し、そ
の上に御神体6を設けるようにすれば、前記熱圧着時に
化繊紙も軟化して錦織布4,5になじみ前記ゴーストの
発生を確実に防止することができる。なお、この場合、
御神体6を金属箔としてもよい。また、前記実施例で
は、織物片として錦織片4,5を用いたが、これに限る
ことはない。さらに、樹脂板1,2の内面に、大祓、祝
詞、般若心経等の経文を裏板印刷してもよい。
【0012】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明の
御守りによれば、カード形式ではあるものの内部には織
物片が存在するため、元来の御守りのように有難さが生
じ、かつ、布のクッション性により御神体を包蔵させて
も裏面の熱可塑性樹脂板にゴーストが出ず、製作中にお
いても圧着板を損傷することもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる御守り構成部材を示す説明用
断面図。
【図2】 図1の表面樹脂板の斜視図。
【図3】 熱圧着加工機の説明図。
【符号の説明】 1,2…熱可塑性樹脂板、3…感熱接着シート、4,5
…織物片、6…御神体。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2枚の熱可塑性の透明もしくは半透明樹
    脂板間に、2枚の織物片を、両織物片間および樹脂板と
    織物片間に感熱接着シートを介在させるとともに、表樹
    脂板と織物片との間に御神体を介在させて熱圧着するこ
    とにより一体化したことを特徴とする御守り。
  2. 【請求項2】 前記織物片が錦織片であることを特徴と
    する前記第1項に記載の御守り。
  3. 【請求項3】 前記御神体が熱可塑性樹脂シート片から
    なることを特徴とする前記特許請求の範囲第1項または
    第2項に記載の御守り。
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