JP2786286B2 - 崩れやすい品物の切断転移装置 - Google Patents

崩れやすい品物の切断転移装置

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JP2786286B2 JP34332189A JP34332189A JP2786286B2 JP 2786286 B2 JP2786286 B2 JP 2786286B2 JP 34332189 A JP34332189 A JP 34332189A JP 34332189 A JP34332189 A JP 34332189A JP 2786286 B2 JP2786286 B2 JP 2786286B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、例えばウェーブ成型直後の麺のように崩
れやすい品物を、形を崩すことなく上側の送り出しコン
ベヤから下側の搬送コンベヤへ転移する装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、品物を搬送方向上手の送り出しコンベヤから下
手の搬送コンベヤへ移転する装置には、例えば特開昭61
−197310号公報に開示される構造を有していた。すなわ
ち、この装置は上手の送り出しコンベヤの終端を下手の
搬送コンベヤの始端の上側に重ねて両コンベヤ間に転移
部を形成し、もって、上側の上手のコンベヤによって連
続して送られてくる品物をその終端から、下側の下手の
コンベヤ上に落下させて品物を連続して搬送していくも
のである。そして、このような構造の送り出しコンベヤ
の上側にカッタを配置すれば、上手のコンベヤを搬送さ
れてきた品物を切断したうえで、この切断された品物を
下手のコンベヤへ逐次転移していく装置を形成すること
ができる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記のように二つのコンベヤを上下に
配置して品物を転移する構造では、両コンベヤの一部が
上下に重なって配置されるために、品物の転移部に段差
が生じることは避けられない。
そして、品物が、例えばウェーブ成型直後の麺のよう
に崩れやすい品物である場合は、この品物が移転部に差
し掛かかり、その一部が送り出しコンベヤを過ぎると、
この段差からはみ出した部分は自重により垂れ下がって
しまい、湾曲したり、または2つに割れてしまったりし
てその形が崩れてしまうという問題点があった。
そこで、この発明はこの上記の問題点を考慮してなさ
れたものであって、この発明の目的は、送り出しコンベ
ヤ上を運ばれる品物を転移前に切断するとともに、切断
された品物が崩れやすいものであっても形を変形させた
り、ばらばらにすることなく搬送方向上手のコンベヤか
ら下手のコンベヤへ移転することができる転移装置を提
供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
この発明は、搬送コンベヤの上側に崩れやすい品物を
送り出す送り出しコンベヤの先端を配置することによっ
て、この先端に品物の転移部を形成し、前記送り出しコ
ンベヤの上側には昇降して品物を切断するカッタを配置
した品物の切断転移装置であって、このカッタには、切
断位置と前記転移部との間をカッタの昇降に同期して進
退する進退機構を連結して、前記カッタと前記進退機構
とにより、送り出しコンベヤの搬送速度より速く前記搬
送コンベヤに品物を押し出す押し出し装置を形成すると
ともに、前記搬送コンベヤの搬送速度を前記押し出し装
置の押し出し速度と同一にした崩れやすい品物の切断転
移装置を構成して、上記の課題を解決している。
また、前記送り出しコンベヤのベルトの裏面には、前
記カッタの先端が降下する位置に対応して、ベルトろ支
持する受けローラを配置するとともに、この受けローラ
は、前記ベルトをカッタ側に押上げて山形に屈曲させて
もよい。
さらに、前記搬送コンベヤの駆動軸は、前記押し出し
装置の品物の押し出し動作に同期して間欠回転する回転
機構に連結すれば、なおよい。
〔作用〕
送り出しコンベヤにより送られてくる崩れやすい品物
が送り出しコンベヤの所定の位置に差し掛かると、上方
のカッタが降下してこの品物を切断する。そして、この
カッタは、降下した状態を保ったままで、品物を送り出
しコンベヤの搬送速度より速い速度で搬送方向下手に押
し出す。この際、このカッタと進退機構とからなる押し
出し装置は品物を転移部で素早く移動させるので、品物
は短時間で段差を通過して、その形を崩すことはない。
また、この品物を受け取る搬送コンベヤを搬送速度は、
品物の押し出し速度と同じであるために、品物が搬送コ
ンベヤの搬送面上に着地する際に両者の速度差によって
品物が崩れることもない。
なお、カッタの切断位置に受けローラを配置し、送り
出しコンベヤのベルトを山形に屈曲させた装置にあって
は、搬送される品物が、例えばウェーブが形成された麺
線のような、上下方向に蛇行する品物である場合は、こ
の品物が切断位置に至ると屈曲部の前後でベルトの搬送
面の角度が異なるために、品物の一部に楔型の空間が開
き、カッタをこの空間に沿って円滑に降下させることが
できる。
また、搬送コンベヤを押し出し装置の押し出し動作に
連動させた転移装置では、品物か送り出しコンベヤから
押し出される際を除いて搬送コンベヤを停止させている
ために、搬送コンベヤに転移される切断された品物の間
隔が必要以上に広く開いてしまうことはない。
〔実施例〕
この発明の実施例を第1図乃至第5図に基づいて説明
する。本実施例の切断転移装置は即席麺の製造過程に利
用したものであって、前の工程においてウェーブが付さ
れ、連続して搬送されてくる長い麺線を切断し、一食分
の麺玉にして次の工程へ搬送して行く装置である。
第1図は、本実施例の切断転移装置の側断面図であ
る。本図は機構の説明上、一部を異なった平面により断
面しており、また装置の機枠を省略している。同図に示
すように、本実施例の品物の切断転移装置1は、品物た
る麺線Nを送り出す送り出しコンベヤ3と、麺線Nをカ
ッタで切断して麺玉Ndとして送り出す押し出し装置6
と、送り出しコンベヤ2の下側に配置され、麺玉Ndを搬
送する搬送コンベヤ2を主要部として構成される。以
下、それぞれについて説明する。
押し出し装置6はカッタ4とこれに連結された進退装
置5からなる。このカッタ4は、ケーシング41内部にシ
リンダ42を固定し、このシリンダ42のピストンロッドに
カッタ係止部43を介して切断刃44を取り付けてなり、シ
リンダ42のピストンロッドが伸縮することによって、切
断刃44が上下に昇降する構造となっている。また、同様
に押し出し装置6の一部を構成する進退機構5は、クラ
ンク円盤51、連杆52、ガイドレール53、及び入力スプロ
ケット54とからなる。この連杆52は一端をクランク円盤
51に、他端を前記カッタ4のケーシング41にそれぞれ連
結するとともに、このケーシング41を図示しない機枠に
固定されたガイドレール53に摺動可能に係合することに
よって、カッタ4はガイドレール53に沿って進退する構
造となっている。なお、クランク円盤51は入力スプロケ
ット54と同軸に機枠に支持されており、この入力スプロ
ケット54と装置1下部の押し出し装置6用の連動スプロ
ケット91Aとの間にベルトを掛け渡すことによって動力
を得ている。
送り出しコンベヤ3は、搬送コンベヤ2の上側に配置
され、その先端の従動ベルト車31と図示しない駆動ベル
ト車との間にベルト32を掛け渡してなる。また、このベ
ルト32と上側には、送り出しコンベヤ3先端から搬送方
向上手に所定の距離をおいて前記カッタ4が配置され、
このカッタ4が昇降して、その切断刃44がベルト32に接
離する位置が切断位置Cとなる。この切断位置Cにおけ
るベルト32の裏側には受けローラ7が配置されており、
この受けローラ7はベルト32を上側に押圧してベルト32
に勾配を付け、もってベルト32を山形に屈曲されてい
る。また、送り出しコンベヤ3は搬送方向上手から連続
した麺線Nを搬送し、この麺線Nはこの切断位置Cで前
記カッタ4により切断されて麺玉Ndとなる。そして、こ
の送り出しコンベヤ3の先端には搬送コンベヤ2との間
で切断された麺玉Ndを受け渡す転移部Tが形成される。
なお、この麺線Nは前工程においてウェーブが形成され
ており、上下方向に蛇行している。
搬送コンベヤ2は、右側の従動スプロケット22と左側
の駆動スプロケット23と、両者間に掛け渡されたタイミ
ングベルト24とよって構成される。そして、トレー21の
縁部21aをタイミングベルト24外側の凹部24aに係合させ
ることにより、このトレー21は、タイミングベルト24の
移動にともない、両脇のカイド25,25に沿って移動する
構造となっていう。なお、このトレー21は、同図の右側
図外に配置されるトレー21は搬送コンベヤによって、逐
次、搬送コンベヤ2へ送り出され、隣接するとトレー2
1,21間には間隔が空くことはない。また前記駆動スプロ
ケット23には間欠回転機構8を連結しており、この間欠
回転機構8は、ラチェット81と2つのラチェット爪82,8
7から構成されるラチェット機構によりなる。
第2図に、間欠回転機構周辺の平面図を示す。駆動ス
プロケット23の駆動軸26には、前記ラチェット81が固定
され、さらにその両脇にはリング84,88が回転自在に外
嵌されている。そして、これらリング84,88から延びる
腕85,89にはそれぞれ前記ラチェット爪82,87が連結され
ている。
このうち、上側のラチェット爪82は、動力伝達機構9
の一部をなす連杆92の一端に連結されており、また、こ
の連杆92の他端は搬送コンベヤ2用の連動スプロケット
91Bの偏心位置に連結されている。従って、この連動ス
プロケット91Bが回転して連杆91がラチェット81方向へ
進行すると、ラチェット爪82がラチェット81に噛合して
所定の角度だけ回転する。次に、反対に連杆91が後退す
る際には両者の噛合が解けてラチェット81は回転しな
い。すなわち、連杆91の一往復毎に、駆動スプロケット
23は所定の角度づつ左回りに回転していき、これに掛け
渡されたタイミングベルト24は所定の距離を1ステップ
づつ移動する。なお、前記麺玉Ndの長さを110mmに設定
し、上記タイミングベルト24の1ステップの移動距離を
120mmとすれば、第1図のように、トレー21上の各麺玉N
d間には10mmの間隔S1を生じさせることができる。
下側のラチェット爪87は、一端を装置の本体に枢支し
たシリンダ86のピストンロッドに連結している。そし
て、このシリンダ86のピストンロッドが伸縮することに
より、ラチェット爪87がラチェット81を所定の角度だけ
左回りに回転させてタイミングベルト24を移動させる。
このシリンダ86は、前記連動スプロケット91Bの8ステ
ップの移動直後に1回伸縮するように制御され、1回の
伸縮によりタイミングベルト24を30mm移動させるように
設定されるとともに、隣り合うトレー21,21の、互いに
対向する前後端が前記転移部Tを通過するときに、この
シリンダ86が作動するものとする。
従って、トレー21の長さを990mmとすれば、各トレー2
1の前端部と後端部には麺玉Ndとの間に20mmの間隔S2
できることになり、麺玉Ndが2つのトレー21にかかるこ
となく、整然と配列していくことができる。
なお、駆動軸26の端部にはハンドルHが取りつけられ
ており、手動によっても駆動スプロケット23を回転させ
ることができる。
動力伝達機構9は、第1図に示すように、搬送コンベ
ヤ3の両側の複数のスプロケット等を組み合わせて構成
している。この動力伝達機構9に動力を与えるモータは
同図の右図外に設置され、この動力はチェンを介してス
プロケット93に伝達される。そして、さらにスプロケッ
ト郡94,95,96を介して適当な回転比に変換され、入力用
の連動スプロケット91Cに伝達されている。なお、動力
伝達機構9を構成する各スプロケットは、搬送コンベヤ
3の両側に配される、図示しない機枠に支持されてい
る。
連動スプロケット周辺の平面図を、第3図に示す。こ
の入力用の連動スプロケット91Cは、同図に示すよう
に、上述した押し出し装置6用の連動スプロケット91
A、搬送コンベヤ2用の連動スプロケット91B、及び後述
する制御円盤10用の連動スプロケット91Dと同軸に固定
されており、これら4つの連動スプロケット91A,91B,91
C,91Dは一体に回転する。
制御円盤10は、スプロケット101,102を介し、前記連
動スプロケット91A,91B,91Cと同軸に固定された連動ス
プロケット91Dに連続している。連動スプロケット91Dは
搬送コンベヤ2用の連動スプロケット91Bと同径であ
り、且つこの連動スプロケット91Dに対する制御円盤10
の回転比は、これらのスプロケット91B,101,102の及び
制御円盤10の直径比を調整して8対1に設定されている
ために、連動スプロケット91Bに同期する搬送コンベヤ
2が8ステップ間欠移動するごとに制御円盤10が一回転
する。
この制御円盤10の盤面は中心から放射状に八等分の領
域Eに分割され、左上には円盤10表面を指す指針103が
図示しない機枠等の不動部分に設置されている。そし
て、この制御円盤10は前記搬送コンベヤ2が1ステップ
移動するごとに、指針103に対して1領域だけ回転す
る。また、各領域Eはさらに、二つの領域Em,Esに色分
けして分割されており、指針103が指す位置によってト
レー21が転移部Tのどの位置にあるかを表示するのみな
らず、さらに搬送コンベヤ2が移動状態(Em)、停止状
態(Es)の何れにあるかを表示する。
なお、前記したカッタ4のシリンダ42や、間欠回転機
構8のシリンダ86、及びその他の制御が、図示しないセ
ンサでこの制御円盤10の回転位置を検出することにより
行われる。よって、制御円盤10にはセンサによる回転位
置の検出が可能なマーク等が付されていることは勿論で
ある。
次に、上記した各機構間の連動状態を以下に整理して
説明する。
まず、搬送コンベヤ2は、上記連動スプロケット91B
の一回転に対応して1ステップ移動し、1つのトレー21
を8ステップで送り出すように設定されている。また、
これに加えて搬送コンベヤ2はシリンダ86の伸縮によっ
て移動するが、この際、シリンダ86による搬送コンベヤ
2の移動は制御円盤10により制御され、連動スプロケッ
ト91Bによる移動の8ステップ毎に1回行われる。
また、連動スプロケット91Bと連動スプロケット91Aと
が一体に回転することにより、押し出し装置6の進退に
連動して、搬送コンベヤ2が間欠移動する。
また、カッタ4は、その昇降が制御円盤10により制御
されて、進退装置5の進退と組合わせて連動し、従っ
て、カッタ4先端の切断刃44は、降下、前進、上昇、後
退の運動を繰り返して行う。
次に、本実施例の切断転移装置の作動を第1図、第4
図及び第6図に基づいて説明する。
第1図に示すように、麺線Nは送り出しコンベヤ3上
を同図右手から左手へ向けて送られ、カッタ4がこれを
切断して麺玉Ndにするとともに、押し出し装置6がこの
麺玉Ndを搬送コンベヤ2へ押し出して転移する。
このときの様子を説明すると、まず第4図(a)に示
すように、麺線Nは搬送路上手から送り出しコンベヤ3
上を連続して運ばれる。このとき、カッタ4の切断刃44
は切断位置Cの上側に待機しており、また搬送コンベヤ
2は停止している。
すなわち、第5図に示すように、転移部Tでは送り出
しコンベヤ3と搬送コンベヤ2のトレー21上面間には段
差hがある一方で、また、ベルト32が受けローラ7によ
って山形に屈曲しているために、この屈曲部前後のベル
ト32の角度が異なり、麺線Nがこの切断位置Cに差し掛
かると麺線は角度αで楔型に開き、空間Vが形成され
る。
ここで、第4図(b)のように、麺線Nの先端が所定
の位置に至ると、カッタ4のシリンダ42が伸長して切断
刃44を降下させ、この切断刃44の先端が麺線Nをベルト
32との間に挾んで切断し、麺線Nを所定の長さの麺玉Nd
とする。この際、べルト32は裏側から受けローラ7によ
って支持されるので、ベルト32が弛むことなく、麺線N
の切断を確実に行うことができる。なお、この時点にお
いても、搬送コンベヤ2は停止状態を保っている。
次に、同図(c)に示すように、麺線Nが麺玉Ndに切
断されると同時に、進退機構5がカッタ4を引っ張り、
カッタ4は押し出しコンベヤ3の搬送速度より速い速度
で転移部T方向へ前進する。そして、カッタ4の切断刃
44の側面が麺玉Ndを押し出して搬送コンベヤ2のトレー
21上へ転移させる。この際、送り出しコンベヤ3はカッ
タ4の前進に同期して同速度で移動する。なお、本装置
1ではカッタ4の前進運動の当初、切断刃44を多少上昇
させる制御を行い、切断刃44が麺玉Ndを押し出す際に、
切断刃44がベルト32を擦って切断刃44自身やベルト32を
破損させることを防止している。
最後に、カッタ4が所定の位置まで前進し、麺玉Ndの
転移が終了すると、同図(d)に示すようにカッタ4は
停止し、シリンダ42が縮小して切断刃44が上昇する。そ
して、進退機構6がカッタ4を後退させて、再び同図
(a)の状態に戻す。なおこの際、搬送コンベヤ2はカ
ッタ4の停止より一拍遅れて停止し、転移部Tと麺玉Nd
との間に間隔がS1が空く。また、送り出しコンベヤ3の
ベルト32は、カッタ4が作動している間にも、所定の速
度で麺線Nを送り出しており、カット4が切断位置Cに
戻る時には、その先端は転移部T付近に到達している。
従って、カッタ4の切断刃44はシリンダ42,及び進退
機構5の連杆52の働きにより、降下、前進、昇降、後退
を繰り返し、第5図の軌跡Xを描くことになる。そし
て、カッタ4は以上の動作を繰り返すことによって、麺
線Nを一食分を麺玉Ndに逐次切断するとともに、トレー
21に転移させていく。
以上のように、本装置1によっては、これら送り出し
装置6は麺玉Ndを速い速度で転移部Tを通過させるため
に、この部分の段差hの影響が小さく、加えて送り出し
装置6による麺玉Ndの押し出し速度と送り出しコンベヤ
3の移動速度との差がないために、麺玉Ndがトレー21上
に着地する際の衝撃が小さく、転移の際に麺玉Ndがほぐ
れたり、ばらばらになることはない。
なお、本実施例では、押し出し装置6と搬送コンベヤ
2とを機械的に連動させる構造としたが、両者を個別の
動力で作動させ、別に電気的な制御装置を設けて両者を
連動させてもよい。
また、本実施例では、本発明を麺線Nの加工装置とし
て使用したが、本発明はこれに限られるものではなく、
他の崩れやすい品物、例えば菓子や豆腐の加工装置とし
て使用できることは勿論である。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明の、崩れやすい品物の切
断転移装置にあっては、送り出しコンベヤ上を運ばれる
品物を転移直前に切断し、これを押し出し装置が搬送コ
ンベヤとの転移部の段差を速かに通過させるために、切
断された品物が崩れやすいものであっても形を変形させ
たり、ばらばらにすることなく搬送方向上手のコンベヤ
から下手のコンベヤへ転移することができる。また、搬
送コンベヤの速度が押し出し速度と同一であるために、
品物が搬送コンベヤに着地する際の衝撃も小さくするこ
とができる。
また、カッタの切断位置に受けローラを配置し、送り
出しコンベヤのベルトを山形に屈曲させた装置にあって
は、搬送する品物が、線体や面体が縦方向に独立し且つ
横方向に連続する品物である場合は、切断位置におい
て、この品物に空間を開けることができ、カッタによる
品物の切断を円滑に行うことができる。
また、搬送コンベヤを押し出し装置の押し出し動作に
連動させた転移装置では、品物が送り出しコンベヤから
押し出される際を除いて搬送コンベヤを停止させている
ために、搬送コンベヤに転移された品物の間隔が必要以
上に広く開いてしまうことを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本実施例の切断転移装置の側断面図、第2図は
間欠回転機構周辺の構造の平面図、第3図は連結スプロ
ケット周辺の構造の平面図、第4図は押し出し装置の作
動の説明図、第5図は転移部周辺の構造の拡大図であ
る。 1……切断転移装置、2……搬送コンベヤ、3……送り
出しコンベヤ、4……カッタ、5……進退機構、6……
押し出し装置、7……受けローラ、8……間欠回転機構 N……麺線、Nd……麺玉、T……転移部、C……切断位
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B26D 7/18 A21C 9/08 A21C 11/08 B26D 5/20 B65G 47/52

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】搬送コンベヤの上側に崩れやすい品物を送
    り出す送り出しコンベヤの先端を配置することによっ
    て、この先端に品物の転移部を形成し、前記送り出しコ
    ンベヤの上側には昇降して品物を切断するカッタを配置
    した品物の切断転移装置であって、このカッタには、切
    断位置と前記転移部との間をカッタの昇降に同期して進
    退する進退機構を連結して、前記カッタと前記進退機構
    とにより、送り出しコンベヤの搬送速度より速く前記搬
    送コンベヤに品物を押し出す押し出し装置を形成すると
    ともに、前記搬送コンベヤの搬送速度を前記押し出し装
    置の押し出し速度と同一にしたことを特徴とする崩れや
    すい品物の切断転移装置。
  2. 【請求項2】前記送り出しコンベヤのベルトの裏面に
    は、前記カッタの先端が降下する位置に対応して、ベル
    トを支持する受けローラを配置するとともに、この受け
    ローラは、前記ベルトをカッタ側に押上げて山形に屈曲
    させたことを特徴とする請求項(1)に記載された崩れ
    やすい品物の切断転移装置。
  3. 【請求項3】前記搬送コンベヤの駆動軸は、前記押し出
    し装置の品物の押し出し動作に同期して間欠回転する回
    転機構に連結されたことを特徴とする請求項(1)又は
    (2)に記載された崩れやすい品物の切断転移装置。
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