JP2785609B2 - ローカル周波数切替え方式 - Google Patents
ローカル周波数切替え方式Info
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- JP2785609B2 JP2785609B2 JP4265690A JP26569092A JP2785609B2 JP 2785609 B2 JP2785609 B2 JP 2785609B2 JP 4265690 A JP4265690 A JP 4265690A JP 26569092 A JP26569092 A JP 26569092A JP 2785609 B2 JP2785609 B2 JP 2785609B2
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- Japan
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- frequency
- circuit
- output
- synthesizer
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- Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はローカル周波数切替え方
式に関し、特に無線機のローカル周波数信号として同一
周波数帯の複数個の周波数可変型PLL(phase
lockedloop)方式の周波数シンセサイザーを
高速で切替えるローカル周波数切替え方式に関する。
式に関し、特に無線機のローカル周波数信号として同一
周波数帯の複数個の周波数可変型PLL(phase
lockedloop)方式の周波数シンセサイザーを
高速で切替えるローカル周波数切替え方式に関する。
【0002】
【従来の技術】無線機のローカル周波数信号として、同
一周波数帯の複数個の周波数可変型PLL方式周波数シ
ンセサイザーを切替える方式の最も簡単な従来例を図2
に示す。
一周波数帯の複数個の周波数可変型PLL方式周波数シ
ンセサイザーを切替える方式の最も簡単な従来例を図2
に示す。
【0003】図2に示すようにこの従来例は複数個の周
波数可変型PLL方式周波数シンセサイザー1をスイッ
チ回路3により切替えて出力端子5に信号を出力するも
のである。
波数可変型PLL方式周波数シンセサイザー1をスイッ
チ回路3により切替えて出力端子5に信号を出力するも
のである。
【0004】この従来例の方式では回路構成は簡単であ
るが2つの問題がある。1つは複数個のシンセサイザー
1が同時に動作しており、スイッチ回路2の特性とし
て、扱う周波数が高くなればなる程端子間のアイソレー
ションが悪化するため出力端子5には、選択されたシン
セサイザー1の信号の他に不要スプリアスとして非選択
のシンセサイザー1の信号もある程度出力されるという
点である。この場合各シンセサイザーは同一周波数帯で
使用されるためバンドパスフィルターなどのスプリアス
対策素子が使用できず、スプリアス規格の厳しい無線機
のローカル発振器としての適用がむずかしい。
るが2つの問題がある。1つは複数個のシンセサイザー
1が同時に動作しており、スイッチ回路2の特性とし
て、扱う周波数が高くなればなる程端子間のアイソレー
ションが悪化するため出力端子5には、選択されたシン
セサイザー1の信号の他に不要スプリアスとして非選択
のシンセサイザー1の信号もある程度出力されるという
点である。この場合各シンセサイザーは同一周波数帯で
使用されるためバンドパスフィルターなどのスプリアス
対策素子が使用できず、スプリアス規格の厳しい無線機
のローカル発振器としての適用がむずかしい。
【0005】もう1つは、スイッチ回路3を切替える
と、切替えた瞬間にシンセサイザー1の負荷状態が変化
するためシンセサイザー1の出力周波数がゆらぐ現象が
起こるという点である。このためこのゆらぎがなくなる
までの間待たなければならず、切替え時間のスペックの
厳しい無線機のローカル発振器としての適用がむずかし
い。
と、切替えた瞬間にシンセサイザー1の負荷状態が変化
するためシンセサイザー1の出力周波数がゆらぐ現象が
起こるという点である。このためこのゆらぎがなくなる
までの間待たなければならず、切替え時間のスペックの
厳しい無線機のローカル発振器としての適用がむずかし
い。
【0006】このスイッチ回路3を切替えた時の、シン
セサイザー1の周波数のゆらぎをなくするため一般的に
は図3の従来例に示すように固定周波数を発振する発振
回路12とこの発振回路12の発振周波数との合成によ
り所望のローカル周波数が得られるような周波数を出力
する周波数可変型PLL方式周波数シンセサイザー11
との出力信号をミキサー回路13により合成し、フィル
ター14を通し、ミキサー回路13で発生する不要スプ
リアスを除去したあとスイッチ回路3へ信号を送るよう
にしている。
セサイザー1の周波数のゆらぎをなくするため一般的に
は図3の従来例に示すように固定周波数を発振する発振
回路12とこの発振回路12の発振周波数との合成によ
り所望のローカル周波数が得られるような周波数を出力
する周波数可変型PLL方式周波数シンセサイザー11
との出力信号をミキサー回路13により合成し、フィル
ター14を通し、ミキサー回路13で発生する不要スプ
リアスを除去したあとスイッチ回路3へ信号を送るよう
にしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図3に
示すような従来例におけるミキサー回路13と、発振回
路12とフィルター14を付加した切替え方式は、スイ
ッチ回路3を切替えた瞬間に発生する周波数のゆらぎを
なくすることができるものの、スイッチ回路3の特性で
解決される端子間のアイソレーションは変わらないの
で、扱う周波数が高くなり、不要スプリアスに対する規
格が厳しい場合には無線機のローカルとしての適用がむ
ずかしいという問題点がある。
示すような従来例におけるミキサー回路13と、発振回
路12とフィルター14を付加した切替え方式は、スイ
ッチ回路3を切替えた瞬間に発生する周波数のゆらぎを
なくすることができるものの、スイッチ回路3の特性で
解決される端子間のアイソレーションは変わらないの
で、扱う周波数が高くなり、不要スプリアスに対する規
格が厳しい場合には無線機のローカルとしての適用がむ
ずかしいという問題点がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のローカル周波数
切替え方式は、必要な周波数のn(nは2以上の整数)
倍の固定周波数を出力する発振回路と、前記発振回路か
らの出力周波数を1/nに分周しかつ動作停止機能を有
する複数個の分周器と、前記発振回路の出力周波数の1
/nの周波数と合成され所望のローカル周波数が得られ
るような周波数を出力する複数個の周波数可変の可能な
周波数シンセサイザー部と、前記シンセサイザー部から
の出力周波数と前記発振回路からの出力周波数の1/n
の周波数とを合成する複数個のミキサー回路と、前記ミ
キサー回路からのそれぞれの出力信号を合成し1つの出
力信号とを合成する回路と、選択された周波数を出力す
るのに係る前記シンセサイザーと前記ミキサー回路で接
続される前記分周器だけが動作するように制御する制御
回路とで構成されることを特徴とする。
切替え方式は、必要な周波数のn(nは2以上の整数)
倍の固定周波数を出力する発振回路と、前記発振回路か
らの出力周波数を1/nに分周しかつ動作停止機能を有
する複数個の分周器と、前記発振回路の出力周波数の1
/nの周波数と合成され所望のローカル周波数が得られ
るような周波数を出力する複数個の周波数可変の可能な
周波数シンセサイザー部と、前記シンセサイザー部から
の出力周波数と前記発振回路からの出力周波数の1/n
の周波数とを合成する複数個のミキサー回路と、前記ミ
キサー回路からのそれぞれの出力信号を合成し1つの出
力信号とを合成する回路と、選択された周波数を出力す
るのに係る前記シンセサイザーと前記ミキサー回路で接
続される前記分周器だけが動作するように制御する制御
回路とで構成されることを特徴とする。
【0009】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。図1は本発明の一実施例のローカル周波数切替え方
式を示す機能ブロック図である。この実施例では周波数
可変型のPLL方式周波数シンセサイザー11は2個用
いている。実際に必要な周波数の2倍の周波数を直接発
振する周波数固定型の発振回路21からの信号は、2つ
の分周器22に分配され、この分周器22で1/2の周
波数になってミキサー13に注入される。この時、分周
器22は制御回路24の制御により選択された場合は1
/2分周動作をするが、選択されなかった場合は動作停
止、すなわちリセット状態におかれる。
る。図1は本発明の一実施例のローカル周波数切替え方
式を示す機能ブロック図である。この実施例では周波数
可変型のPLL方式周波数シンセサイザー11は2個用
いている。実際に必要な周波数の2倍の周波数を直接発
振する周波数固定型の発振回路21からの信号は、2つ
の分周器22に分配され、この分周器22で1/2の周
波数になってミキサー13に注入される。この時、分周
器22は制御回路24の制御により選択された場合は1
/2分周動作をするが、選択されなかった場合は動作停
止、すなわちリセット状態におかれる。
【0010】分周器で1/2の周波数になった信号は、
周波数シンセサイザー11の信号とミキサー回路13で
合成され、所望のローカル周波数となる。
周波数シンセサイザー11の信号とミキサー回路13で
合成され、所望のローカル周波数となる。
【0011】一方、分周器22が制御回路24の制御に
より非選択で動作停止の場合には、分周器22からの出
力信号として分周器22の入出力アイソレーションの分
だけ減衰した入力信号が出力され、この信号はレベルが
小さいうえにローカル周波数を合成するために周波数が
実際に必要な周波数の2倍の周波数である。
より非選択で動作停止の場合には、分周器22からの出
力信号として分周器22の入出力アイソレーションの分
だけ減衰した入力信号が出力され、この信号はレベルが
小さいうえにローカル周波数を合成するために周波数が
実際に必要な周波数の2倍の周波数である。
【0012】このことはミキサー回路13では、発振回
路21の発振周波数を適当に選べば、所要のローカル周
波数の同一帯域内に不要スプリアスを生じさせないこと
を示している。
路21の発振周波数を適当に選べば、所要のローカル周
波数の同一帯域内に不要スプリアスを生じさせないこと
を示している。
【0013】さらにミキサー回路13の出力にフィルタ
ー14を挿入し、ローカル周波数帯域以外の不要スプリ
アスを除去する。図中の2つのフィルター14それぞれ
の出力信号は合成器23により合成され、出力端子5よ
り出力される。
ー14を挿入し、ローカル周波数帯域以外の不要スプリ
アスを除去する。図中の2つのフィルター14それぞれ
の出力信号は合成器23により合成され、出力端子5よ
り出力される。
【0014】ここで合成器23の例としてピンダイオー
ドスイッチを用いたもの又は、ハイブリッドなどがあげ
られる。
ドスイッチを用いたもの又は、ハイブリッドなどがあげ
られる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、実際に使
用する周波数のn倍(nは2以上の整数)の固定周波数
を発振する発周器の出力に1/nの分周器を接続し、こ
の分周器の出力信号と周波数可変のPLL方式周波数シ
ンセサイザーからの出力信号とをミキサーで合成し所要
のローカル周波数を得る方式である。
用する周波数のn倍(nは2以上の整数)の固定周波数
を発振する発周器の出力に1/nの分周器を接続し、こ
の分周器の出力信号と周波数可変のPLL方式周波数シ
ンセサイザーからの出力信号とをミキサーで合成し所要
のローカル周波数を得る方式である。
【0016】このようにして得られた、同一周波数帯内
の複数のローカル信号は、分周器の動作をコントロール
することにより簡単に選択,非選択の指示が行え、不要
スプリアスの少ない高速動作のローカル周波数切替えが
できるという効果がある。
の複数のローカル信号は、分周器の動作をコントロール
することにより簡単に選択,非選択の指示が行え、不要
スプリアスの少ない高速動作のローカル周波数切替えが
できるという効果がある。
【0017】さらに、シンセサイザーの負荷としても切
替え時の負荷インピーダンスの変化がないため、シンセ
サイザーの切替え時の周波数ゆらぎもないという効果が
ある。
替え時の負荷インピーダンスの変化がないため、シンセ
サイザーの切替え時の周波数ゆらぎもないという効果が
ある。
【図1】本発明のローカル周波数切替え方式の一実施例
を示す機能ブロック図
を示す機能ブロック図
【図2】従来のローカル周波数切替え方式の一例を示す
ブロック図
ブロック図
【図3】従来のローカル周波数切替え方式の他の一例を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
1,11 周波数可変型のPLL方式周波数シンセサ
イザー 3 スイッチ回路 5 出力端子 12,21 固定周波数の発振回路 13 ミキサー回路 14 バンドパスフィルター 22 分周器 23 合成器 24 制御回路
イザー 3 スイッチ回路 5 出力端子 12,21 固定周波数の発振回路 13 ミキサー回路 14 バンドパスフィルター 22 分周器 23 合成器 24 制御回路
Claims (2)
- 【請求項1】 必要な周波数のn(nは2以上の整数)
倍の固定周波数を出力する発振回路と、前記発振回路か
らの出力周波数を1/nに分周しかつ動作停止機能を有
する複数個の分周器と、前記発振回路の出力周波数の1
/nの周波数と合成され所望のローカル周波数が得られ
るような周波数を出力する複数個の周波数可変の可能な
周波数シンセサイザー部と、前記シンセサイザー部から
の出力周波数と前記発振回路からの出力周波数の1/n
の周波数とを合成する複数個のミキサー回路と、前記ミ
キサー回路からのそれぞれの出力信号を合成し1つの出
力信号とする合成回路と、選択された周波数を出力する
のに係る前記シンセサイザーと前記ミキサー回路で接続
される前記分周器だけが動作するように制御する制御回
路とで構成されることを特徴とするローカル周波数切替
え方式。 - 【請求項2】 前記周波数シンセサイザー部がPLL
(phase−locked loop)方式であるこ
とを特徴とする請求項1記載のローカル周波数切替え方
式。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4265690A JP2785609B2 (ja) | 1992-10-05 | 1992-10-05 | ローカル周波数切替え方式 |
CA002107632A CA2107632C (en) | 1992-10-05 | 1993-10-04 | Local oscillator and its frequency switching method |
AU48833/93A AU666223B2 (en) | 1992-10-05 | 1993-10-05 | Local oscillator and its frequency switching method |
US08/132,043 US5497128A (en) | 1992-10-05 | 1993-10-05 | Local oscillator system and frequency switching method for minimizing spurious components |
DE69309838T DE69309838T2 (de) | 1992-10-05 | 1993-10-05 | Überlagerungsoszillator und Frequenzschaltverfahren dazu |
EP93307906A EP0592190B1 (en) | 1992-10-05 | 1993-10-05 | Local oscillator and its frequency switching method |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4265690A JP2785609B2 (ja) | 1992-10-05 | 1992-10-05 | ローカル周波数切替え方式 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06120822A JPH06120822A (ja) | 1994-04-28 |
JP2785609B2 true JP2785609B2 (ja) | 1998-08-13 |
Family
ID=17420658
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4265690A Expired - Fee Related JP2785609B2 (ja) | 1992-10-05 | 1992-10-05 | ローカル周波数切替え方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2785609B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001127554A (ja) | 1999-10-27 | 2001-05-11 | Nec Corp | 電圧制御発振器 |
-
1992
- 1992-10-05 JP JP4265690A patent/JP2785609B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06120822A (ja) | 1994-04-28 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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