JP2784420B2 - 車輌用リヤシェルフの製造方法 - Google Patents
車輌用リヤシェルフの製造方法Info
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- JP2784420B2 JP2784420B2 JP63217882A JP21788288A JP2784420B2 JP 2784420 B2 JP2784420 B2 JP 2784420B2 JP 63217882 A JP63217882 A JP 63217882A JP 21788288 A JP21788288 A JP 21788288A JP 2784420 B2 JP2784420 B2 JP 2784420B2
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- Japan
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- shelf
- support frame
- outer shell
- foamed resin
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- Moulding By Coating Moulds (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、車輌リヤシェルフの製造方法に関するもの
である。
である。
従来の技術 従来、車輌用のリヤシェルフとしてはポリプロピレン
等の合成樹脂と木粉との混合材を用いて所定形状にプレ
ス成形したものが用いられている。然し、そのリヤシェ
ルフでは重量が重いため、肉厚を厚く形成するには制約
があってデザイン的な自由度に欠ける。
等の合成樹脂と木粉との混合材を用いて所定形状にプレ
ス成形したものが用いられている。然し、そのリヤシェ
ルフでは重量が重いため、肉厚を厚く形成するには制約
があってデザイン的な自由度に欠ける。
このリアシェルフの軽量化を図るには、シェルフ本体
の外皮を表皮材から中空体として形成すると共に、その
外皮の内部に充填する発泡樹脂からシェルフ本体の肉厚
を一体に発泡成形し、また、サポートフレームを内部に
埋め込むことによりシェルフ本体を補強することが考え
られる。然し、この発泡樹脂を唯単に樹脂発泡させるだ
けでは発泡ガスが外皮の内部に残存し、それが高温に晒
されると膨張することからガスボイドとしてシェルフ本
体の外表面に現れてしまう。
の外皮を表皮材から中空体として形成すると共に、その
外皮の内部に充填する発泡樹脂からシェルフ本体の肉厚
を一体に発泡成形し、また、サポートフレームを内部に
埋め込むことによりシェルフ本体を補強することが考え
られる。然し、この発泡樹脂を唯単に樹脂発泡させるだ
けでは発泡ガスが外皮の内部に残存し、それが高温に晒
されると膨張することからガスボイドとしてシェルフ本
体の外表面に現れてしまう。
発明が解決しようとする課題 本発明は、シェルフ本体を表皮一体成形品として発泡
樹脂から形成することにより軽量化を図ってデザイン的
な自由度を持たせられ、また、発泡ガスによる弊害を妨
げてシェルフ本体を所望通りに形成可能なリヤシェルフ
の製造方法を提供することを目的とする。
樹脂から形成することにより軽量化を図ってデザイン的
な自由度を持たせられ、また、発泡ガスによる弊害を妨
げてシェルフ本体を所望通りに形成可能なリヤシェルフ
の製造方法を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 本発明に係るリヤシェルフの製造方法においては、シ
ェルフ本体の外皮を表皮材から所望形状の中空体として
形成し、この外皮の内部には端部開口を外部に臨ませて
複数個の筒内に連通する通孔を側面に設けた長尺な横断
面略四角筒状のサポートフレームをシェルフ本体の幅方
向に亘る補強用として組み付け、その外皮の内部に充填
される発泡樹脂の樹脂発泡に伴って発生するガスをサポ
ートフレームの通孔から筒内に流動させて端部開口より
外皮の外部に抜き出し、該発泡樹脂によりシェルフ本体
の肉厚を表皮材と一体に発泡成形し、且つ、サポートフ
レームを内部に埋め込んでシェルフ本体を補強するよう
にされている。
ェルフ本体の外皮を表皮材から所望形状の中空体として
形成し、この外皮の内部には端部開口を外部に臨ませて
複数個の筒内に連通する通孔を側面に設けた長尺な横断
面略四角筒状のサポートフレームをシェルフ本体の幅方
向に亘る補強用として組み付け、その外皮の内部に充填
される発泡樹脂の樹脂発泡に伴って発生するガスをサポ
ートフレームの通孔から筒内に流動させて端部開口より
外皮の外部に抜き出し、該発泡樹脂によりシェルフ本体
の肉厚を表皮材と一体に発泡成形し、且つ、サポートフ
レームを内部に埋め込んでシェルフ本体を補強するよう
にされている。
作用 このリヤシェルフの製造方法では、シェルフ本体の肉
厚を形成する発泡樹脂の樹脂発泡に伴って外皮の内部に
生ずるガスをサポートフレームの端部開口より外部に抜
き出せ、シェルフ本体を補強するサポートフレームを用
いてガスボイドが発生するのを防ぐことから、シェルフ
本体の構造を変えないでしかも複雑な工程を経ずにガス
ボイドが発生するのを防ぐことができ、また、発泡樹脂
によりシェルフ本体の肉厚を形成することから全体の軽
量化を図れてデザイン的な自由度を持たせることができ
る。
厚を形成する発泡樹脂の樹脂発泡に伴って外皮の内部に
生ずるガスをサポートフレームの端部開口より外部に抜
き出せ、シェルフ本体を補強するサポートフレームを用
いてガスボイドが発生するのを防ぐことから、シェルフ
本体の構造を変えないでしかも複雑な工程を経ずにガス
ボイドが発生するのを防ぐことができ、また、発泡樹脂
によりシェルフ本体の肉厚を形成することから全体の軽
量化を図れてデザイン的な自由度を持たせることができ
る。
実施例 以下、添付図面を参照して説明すれば、次の通りであ
る。
る。
このリヤシェルフの製造方法は、第１図に示すように
シェルフ本体Ｓの外皮１を表皮材2,3から所望形状の中
空体として形成し、その外皮１の内部には補強用として
幅方向に亘るサポートフレーム４を組み付け、この外皮
１の内部に充填される発泡ウレタン等の発泡樹脂により
シェルフ本体Ｓの肉厚５を一体成形するのに適用されて
いる。
シェルフ本体Ｓの外皮１を表皮材2,3から所望形状の中
空体として形成し、その外皮１の内部には補強用として
幅方向に亘るサポートフレーム４を組み付け、この外皮
１の内部に充填される発泡ウレタン等の発泡樹脂により
シェルフ本体Ｓの肉厚５を一体成形するのに適用されて
いる。
そのサポートフレーム４は、第２図で示すようにシェ
ルフ本体Ｓの横幅に略相応する長さの長尺な横断面略四
角筒状に形成したものが用いられている。このサポート
フレーム４の側面には筒内4aと連通する通孔4b,4b…が
複数個点在させて設けられ、また、長手方向の筒端は端
部開口4cとして形成されている。
ルフ本体Ｓの横幅に略相応する長さの長尺な横断面略四
角筒状に形成したものが用いられている。このサポート
フレーム４の側面には筒内4aと連通する通孔4b,4b…が
複数個点在させて設けられ、また、長手方向の筒端は端
部開口4cとして形成されている。
そのサポートフレーム４は、端部開口4cを外部に臨ま
せて外皮１の内部に組み付ける。また、このサポートフ
レーム４の組付状態で外皮１を発泡成形型（図示せず）
の内部に挿置し、その発泡成形型の型外に連通する抜き
穴を持つ入れ子等をサポートフレーム４の端部開口4cに
嵌め込んで発泡樹脂を外皮１の内部に充填する。この発
泡樹脂を樹脂発泡させることにより、シェルフ本体Ｓの
肉厚５を形成できてサポートフレーム４を含む全体を一
体成形することができる。また、その発泡樹脂の樹脂発
泡に伴ってはガスが発生するが、このガスはサポートフ
レーム４の側面に設けた通孔4b,4b…から筒内4aに流動
すると共に、その筒内4aを経て端部開口4cより外皮１の
外部に流出させるようにできる。
せて外皮１の内部に組み付ける。また、このサポートフ
レーム４の組付状態で外皮１を発泡成形型（図示せず）
の内部に挿置し、その発泡成形型の型外に連通する抜き
穴を持つ入れ子等をサポートフレーム４の端部開口4cに
嵌め込んで発泡樹脂を外皮１の内部に充填する。この発
泡樹脂を樹脂発泡させることにより、シェルフ本体Ｓの
肉厚５を形成できてサポートフレーム４を含む全体を一
体成形することができる。また、その発泡樹脂の樹脂発
泡に伴ってはガスが発生するが、このガスはサポートフ
レーム４の側面に設けた通孔4b,4b…から筒内4aに流動
すると共に、その筒内4aを経て端部開口4cより外皮１の
外部に流出させるようにできる。
このため、第３図で示すようなガスボイドＸがシェル
フ本体Ｓの外表面に膨れ出るのを防ぐことができる。特
に、第１図で示すように中央のサポートフレーム４を介
してシェルフ本体Ｓを折曲自在にするヒンジ部6a,6bを
前後に設けるときでも、ガスボイドが発生しないから、
シェルフ本体Ｓを体裁よく形成することができる。ま
た、通孔4b,4b…には発泡樹脂が喰い込んで固まるた
め、外皮１がサポートフレーム４から浮上がらないよう
全体を一体に成形することができる。
フ本体Ｓの外表面に膨れ出るのを防ぐことができる。特
に、第１図で示すように中央のサポートフレーム４を介
してシェルフ本体Ｓを折曲自在にするヒンジ部6a,6bを
前後に設けるときでも、ガスボイドが発生しないから、
シェルフ本体Ｓを体裁よく形成することができる。ま
た、通孔4b,4b…には発泡樹脂が喰い込んで固まるた
め、外皮１がサポートフレーム４から浮上がらないよう
全体を一体に成形することができる。
なお、シェルフ本体Ｓの外表面に露出するサポートフ
レーム４の端部開口4cは第４図で示すようにサポートバ
ー７と一体成形された角柱状の突起８を嵌込み固定する
部位として用いることができる。このサポートバー７の
突起８をサポートフレーム４の端部開口４に嵌込み固定
すると、サポートバー７は永年の使用に伴ってもガタ付
かないよう十分な機械的強度を持って取付け固定するこ
とができる。
レーム４の端部開口4cは第４図で示すようにサポートバ
ー７と一体成形された角柱状の突起８を嵌込み固定する
部位として用いることができる。このサポートバー７の
突起８をサポートフレーム４の端部開口４に嵌込み固定
すると、サポートバー７は永年の使用に伴ってもガタ付
かないよう十分な機械的強度を持って取付け固定するこ
とができる。
発明の効果 以上の如く、本発明に係るリヤシェルフの製造方法に
依れば、シェルフ本体を補強するサポートフレームを用
いてガスボイドが発生するのを防ぐため、シェルフ本体
の構造を変えないでしかも複雑な工程を経ずにガスボイ
ドが発生するのを防げ、また、シェルフ本体の肉厚を発
泡樹脂で形成することにより全体の軽量化を図れてデザ
イン的な自由度を持たせることができる。
依れば、シェルフ本体を補強するサポートフレームを用
いてガスボイドが発生するのを防ぐため、シェルフ本体
の構造を変えないでしかも複雑な工程を経ずにガスボイ
ドが発生するのを防げ、また、シェルフ本体の肉厚を発
泡樹脂で形成することにより全体の軽量化を図れてデザ
イン的な自由度を持たせることができる。
第１図は本発明に係る方法で製造されたリヤシェリフを
示す側断面図、第２図は本発明に係る方法で用いられる
サポートフレームを示す部分斜視図、第３図はリヤシェ
リフの表皮一体成形による弊害を示す説明図、第４図は
本発明に係る方法で製造されたリヤシェリフにおいてサ
ポートフレームの端部開口に取り付けられるサポートバ
ーを示す説明図である。 S:シェルフ本体、1:外皮、2,3:表皮材、4:サポートフレ
ーム、4a:サポートフレームの筒内、4b,4b…：サポート
フレームの通孔、サポートフレームの端部開口、5:発泡
樹脂による肉厚。
示す側断面図、第２図は本発明に係る方法で用いられる
サポートフレームを示す部分斜視図、第３図はリヤシェ
リフの表皮一体成形による弊害を示す説明図、第４図は
本発明に係る方法で製造されたリヤシェリフにおいてサ
ポートフレームの端部開口に取り付けられるサポートバ
ーを示す説明図である。 S:シェルフ本体、1:外皮、2,3:表皮材、4:サポートフレ
ーム、4a:サポートフレームの筒内、4b,4b…：サポート
フレームの通孔、サポートフレームの端部開口、5:発泡
樹脂による肉厚。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 ＦＩ Ｂ２９Ｌ 31:30 (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) B29C 39/02 - 39/12 B29C 39/22 - 39/34 B29C 70/02,70/04 B29K 105:04 B29K 105:20 B29L 31:30 B29L 31:58
Claims (1)
- 【請求項１】シェルフ本体（Ｓ）の外皮（１）を表皮材
（2,3）から所望形状の中空体として形成し、この外皮
（１）の内部には端部開口（4c）を外部に臨ませて複数
個の筒内に連通する通孔（4b,4b…）を側面に設けた長
尺な横断面略四角筒状のサポートフレーム（４）をシェ
ルフ本体（Ｓ）の幅方向に亘る補強用として組み付け、
その外皮（１）の内部に充填される発泡樹脂の樹脂発泡
に伴って発生するガスをサポートフレーム（４）の通孔
（4b,4b…）から筒内（4a）に流動させて端部開口（4
c）より外皮（１）の外部に抜き出し、該発泡樹脂によ
りシェルフ本体（Ｓ）の肉厚（５）を表皮材（2,3）と
一体に発泡成形し、且つ、サポートフレーム（４）を内
部に埋め込んでシェルフ本体（Ｓ）を補強するようにし
たことを特徴とする車輌用リヤシェルフの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63217882A JP2784420B2 (ja) | 1988-08-31 | 1988-08-31 | 車輌用リヤシェルフの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63217882A JP2784420B2 (ja) | 1988-08-31 | 1988-08-31 | 車輌用リヤシェルフの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0263815A JPH0263815A (ja) | 1990-03-05 |
| JP2784420B2 true JP2784420B2 (ja) | 1998-08-06 |
Family
ID=16711250
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63217882A Expired - Fee Related JP2784420B2 (ja) | 1988-08-31 | 1988-08-31 | 車輌用リヤシェルフの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2784420B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6301201B2 (ja) * | 2014-05-30 | 2018-03-28 | 株式会社イノアックコーポレーション | シートパッド用配風ダクト、配風ダクト入りシートパッド及びその製造方法 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS524568A (en) * | 1975-06-30 | 1977-01-13 | Matsushita Electric Works Ltd | Device for removing gas from polyurethane resin panel |
| JPS60154015A (ja) * | 1984-01-24 | 1985-08-13 | Ikeda Bussan Co Ltd | ヘツドレストの一体発泡成形法 |
-
1988
- 1988-08-31 JP JP63217882A patent/JP2784420B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0263815A (ja) | 1990-03-05 |
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