JP2784387B2 - 建造物壁面等の緑化装置 - Google Patents

建造物壁面等の緑化装置

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JP2784387B2 JP5230735A JP23073593A JP2784387B2 JP 2784387 B2 JP2784387 B2 JP 2784387B2 JP 5230735 A JP5230735 A JP 5230735A JP 23073593 A JP23073593 A JP 23073593A JP 2784387 B2 JP2784387 B2 JP 2784387B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は都市を中心とした緑化、
詳細には建造物等の垂直な壁面あるいは垂直に近い傾斜
面の緑化に用いる緑化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】決して広いとは言えない我々の国土は、
開発が極度に進み、そのために特に都市部における自然
の緑は非常に乏しいものとなってしまっている。そこ
で、都市部に緑を復活させる活動等も盛んに行われ、空
き地を植物を植え込んだ公園にしたり、道路に並木を植
えたり、道路のセンターライン部を緑化する等、さまざ
まな手段によって都市部の緑化が考えられている。
【0003】しかし、土地自体が開発に伴って建造物に
使用されている場所が多い現状では、緑化の対象として
空き地や道路を対象とするしか方法がなく、その面積に
当然限度があり、行き詰まっているのが現状である。そ
こで、ビル等の建造物、あるいは建築物の壁面を緑化す
ることが考えられ、壁面に沿って設けた支柱等に植物を
栽培した鉢等を懸架し、または縦方向に長い筒状の容器
等に栽培して壁面に取り付け、あるいは建造物に部分的
に壁がんを設け、そこに土壌を積み上げて土壌間の培養
土に植物を栽培し、上方から灌水する等の方法も考えら
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
たような従来の壁面緑化の装置においては、特にメンテ
ナンスの点において問題が多いものであり、例えば、四
季それぞれの植物とするための植え替え、痛んだ植物の
交換、栽培土壌の手入れなどが不可能であったり、可能
であっても非常に手間のかかるものであって、例えば、
給排水を例にとっても、不規則に漏れたり、垂れ流しで
あったりして、灌水量を制御できないものであって、満
足のできる結果が得られるものではなかった。
【0005】本発明は前記のような従来の問題を解決す
るものであり、建造物等の垂直、あるいは垂直に近い傾
斜壁面等の緑化対象面を緑化するに際し、外観を向上さ
せることができ、また、メンテナンス容易に行うこと
ができ、しかも、安全性を向上させることができるとと
もに、観者をして安全感、安心感を与えることができ、
さらに灌水に伴う過剰な水分を排出することができ、付
近に不規則に流出するのを防止し、実施場所の制約等を
受けないようにして広範囲で緑化に貢献することができ
るようにした緑化装置を提供することを目的とするもの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明の技術的手段は、建造物壁面等の緑化対象面に
沿うように配置され、縦横に複数の培器保持枠を有する
フレームと、培土を収納し、植物を前面から植え込むこ
とができるように構成され、前記フレームの各培器保持
枠にその前面側から挿入されて保持される培器と、各培
器を前記培器保持枠に挿入した状態で前記フレームに
面側から取外し可能で固定状態に取付けて前記培器保持
枠に保持させる取付手段と、前記培器の灌水及び排水手
段とを備えたものである。
【0007】本発明は前記構成により、フレームを建造
物壁面等の緑化対象面に沿うように配置し、このフレー
ムの各培器保持枠に、培土を収納し、植物を植え込んだ
培器を取付手段により取付けて保持させ、若しくは各培
器保持枠に、培土を収納した培器を取付手段により取付
けて保持させた後、培器に植物を植え込み、培器に灌水
手段により漕水し、排水手段により培器から過剰な水分
を排水することにより植物の生長を促すことができる。
そして、複数の培器をフレームに規則的に並べて保持さ
せ、広い面積にわたり、連続的に緑化した印象を見る人
に与えることができる。また、任意の培器を培器保持枠
に挿入した状態でフレームに前面側から容易に取付け、
若しくは取外すことができる。さらに灌水に伴う過剰な
水分を排水手段により排出することができ、付近に不規
則に漏れないようにすることができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら説明する。まず、本発明の第1の実施例について
説明する。図1は本発明の第1の実施例における建造物
壁面等の緑化装置を示し、培器の保護膜を除去した正面
図、図2は同緑化装置を示す側面図、図3は同緑化装置
に用いる培器を示し、保護膜を除去した正面図、図4は
同培器を示す側面図、図5は同培器を示し、背面板を外
した一部背面図、図6は同培器の取付手段を示す平面
図、図7,図8,図9はそれぞれ培器に対する灌水手段
を示す一部切欠正面図、平面図、一部切欠側面図であ
る。
【0009】図1および図2において、1はフレーム
で、形鋼(本実施例ではL形鋼)から成る複数本の横方
向の部材11と、複数本の縦方向の部材12とが格子状
に組み上げられて構成されており、やや縦長となる長方
形で同一形状の培器保持枠1aが縦横に複数形成され、
図示例では、縦方向に3個、横方向に6個形成されてい
る。フレーム1は複数本の角パイプ材から成る連結部材
17により複数本(図示例では2本)の支柱16に連結
されている。そして、フレーム1は支柱16によって地
表等の基準面に設置され、建造物の壁面等の緑化対象面
に沿わされる。
【0010】図3,図4,図5及び図9に示すように培
器3を構成する培器本体30は、例えば、厚さ0.8m
mのステンレス板を使用し、概ね縦900mm、横60
0mm、奥行き150mmの寸法を持つ直方体の函状に
形成され、背面板30aがねじ等により離脱可能に取付
けられるようになっている。培器本体30の前面板35
には、植物を植え込むための円形状の開口部36が複数
設けられる。該開口部36の大きさは栽培する植物の種
類に対応するように設定されるが本実施例ではφ80m
mとしている。そして、開口部36は、上方からの灌水
を極力平均に分布させるため、奇数段と偶数段とが図3
に実線で示すように、若しくは鎖線で示すように、千鳥
状に配置されている。培器本体30の前面内側には発泡
スチロール等の断熱材21が貼着され、断熱材21には
開口部36に対応して開口部22が形成されている。断
熱材21の内面には開口部22、すなわち、開口部36
を閉塞するように水解紙、若しくは水溶性フィルムから
成る培土流出防止膜23が張設されている。前面板35
には開口部36を閉塞するように耐水性フィルムから成
る保護膜24が剥離可能に張設されている。培器本体3
0の左右側面と上面にはそれぞれ把手31,32が溶接
等により取付けられ、培器本体30の左右側面には培器
3を前記フレーム1に取付けるための係合部材33が溶
接等により取付けられている。この係合部材33は平面
コの字状に形成されている。
【0011】培器本体30内は中央部に水平方向に設け
られた仕切部材34aにより上下に仕切られ、底部に水
平方向に設けられた仕切部材34bにより上下に仕切ら
れている。各仕切部材34a,34bにはステンレス板
材に多数の穴を開けたパンチングメタルが用いられ、透
水性が確保されている。中央部の仕切部材34aは培器
本体30内に収納する培土が下方へ偏らないようにする
ためのものであり、下部の仕切部材34bは後述する排
水ドレーン37への排水路を培土から隔離して確保する
ためのものである。したがって、仕切部材34aは、例
えば、各段の開口部36の下部のレベルで上下方向に複
数段設けることができる。培器本体30の上部には給水
口38が設けられている。培器本体30内において給水
口38にポリエチレン製等の水平方向の給水管42が接
続され、給水管42の複数箇所には水圧によって開度が
調整される圧力調整弁付きドリッパ43が接続されてい
る。本実施例では、培器3の植物が植え込まれるべき位
置、即ち開口部36は上方からみた場合には5列となる
ので、前記圧力調整弁付きドリッパ43も5箇所に設け
られている。
【0012】そして、背面板30aを除去した状態で背
部開放部から培器本体30内に培土25を収納し、背面
板30aをねじ止めすることにより培器本体30内に培
土25を収納した状態に保持することができる。開口部
36は前記のように培土流出防止膜23により閉塞して
いるので、運搬等に際して培土25が培土本体30外へ
流出するのを防止することができ、また、耐水性の保護
膜24により培土流出防止膜23が水の付着により破損
するのを防止することができる。
【0013】本装置の外観的な効果として広い面積にわ
たって連続的に緑化した印象を与えるために培器3間の
間隔は極力少なくする必要があり、本発明では培器3の
フレーム1への取り付け構造と外部配管の配置と配管の
作業性を工夫することで約50mmとすることに成功し
た。図1及び図2の本装置の図においては、前記培器3
の取付けにおいては図示の複雑化を避けるため一部省略
してあり、図6にその部分図を示す。フレーム1前面へ
の培器3の取り付けは、フレーム1の横方向の部材11
がL形鋼で構成されているので、L型の水平面部に培器
3を載置した後、図6に示す方法で固定する。即ち、フ
レーム1の縦方向の部材12の前面の所定位置にボルト
13が溶接等の手段で予め植設されてあり、培器3の取
り付け時、左右両側からそれぞれ突出しているコの字状
の係合部材33に対し、逆の向きのコの字状の係合部材
14aを係合させ、座金14bを介してナット15を前
記ボルト13に締めこんで固定する。培器3側の係合部
材33は、ステンレス等の板材で形成され、その高さも
10mm程度であるので、培器3間の間隔寸法を極小に
することができる。左右両端部の培器3の取付けについ
ては、ボルト13に所定長さのパイプ等を嵌入すればよ
い。前記係合部材14aは縦長に構成し、隙間の目隠し
として対応させることも外観の見栄えの向上に効果があ
る。
【0014】本実施例の装置の灌水は以下のように行わ
れる。図1の点線は給水配管及び排水配管の系統の概略
を示し、図7,図8及び図9は培器3の内外部配管の正
面、上面及び側面図を部分的に図示している。4はポリ
エチレン製等の外部給水配管で、フレーム1の3段に設
けられた培器保持枠1aの各上縁部におけるL形鋼製の
横方向部材11の水平部と培器3との間隙部へ導入さ
れ、さらに培器3が取り付けられるべきそれぞれの位置
には、前記外部給水配管4から分岐されたビニル製等の
分岐給水管41が配設されている。培器3が取り付けら
れると、培器3の上部の給水口38へ前記外部給水配管
41が接続される。
【0015】培器3の下部の排水ドレーン37にはビニ
ル製等の排水管44が接続され、3段分が纏められてフ
レーム1の縦方向の部材12に沿うようにして最下部ま
で導出され、放出される。フレーム1の最下部は、図示
しないがドレーンの処理用として、体裁のよい雨樋状の
形鋼等を設けてもよい。これは下方から見て庇状に見え
るようにしておくことにより、安全面で見る人に安心感
を与えることにもなる。
【0016】培器3のフレーム1への取り付けは上記の
構造で十分な強度が確保出来るが、さらに、安全を期す
のであれば、培器3の把手31,32等とフレーム1の
適当な場所とを着脱自在なチェーン等で結合しておけ
ば、より安全なものとなる。
【0017】以上のような構成において、以下その使用
要領について説明する。前記のように培土25を適量充
填してある培器3の保護膜24を剥離し、別に栽培して
あり、水分を含む植物の根側を開口部36から培土流出
防止膜23に押し付ける。これに伴い、培土流出防止膜
23は水溶性であるので、破損し、植物の根を培土25
内に埋め込むことができる。このような培土3を多数用
意し、目的によっては植物の種類、色彩等も各種揃えて
おく。しかる後、建造物等に設置固定されたフレーム1
の前面側から培器3を培器保持枠1aに挿入し、培器3
をフレーム1の前面側から前記の方法で固定状態で取外
し可能に取付け、培器保持枠1aに保持させる。また
は、培土25を収納した培器3を前記と同様に、培器保
持枠1aに挿入してフレーム1に前面側から取外し可能
で固定状態に取付けた後、前記のように培器3に植物を
植え込む。フレーム1側には予め取り付け固定用のボル
ト13が植設されており、培器3にも係合部材33が設
けられているので、取り付けは係合部材14a、座金1
4bを挿入してナット15をねじ込むのみでよい。さら
に培器3には取扱用の把手31及び32も設けてあるの
で、持ち運びも容易である。培器3の取り付け固定後、
潅水用の給水配管41を培器3の給水口38へ、排水管
44を培器3のドレーン37へ接続し、給水源を開けば
栽培状態となる。また、培器3を外して交換するなど、
メンテナンスを行うことができる。
【0018】図10及び11は本発明の第2の実施例を
示し、図10は装置の正面図、図11は側面図である
が、図面の複雑化を避けるのと、前記第1の実施例と共
通の部分も多いので、一部を省略してある。第2の実施
例においては、フレーム5を構成するのに角パイプ材を
使用している。2本の支柱51によって地表等の基準面
に設置され、対象の建造物の壁面等に沿うように配置さ
れる。52はフレーム5と支柱51とを結合する角パイ
プ材である。
【0019】前記フレーム5の各培器保持枠5aは本実
施例では縦方向には3個、横方向には6個設けられ、各
培器保持枠5aの内部にそれぞれ植物栽培用の培器3を
収容し得る構造、寸法となっているので、培器3はフレ
ーム5を構成する横方向の角パイプ材の上面に載置され
た後、縦方向の角パイプ材に設けられたねじ穴を使って
培器3に溶接されたL型のブラケットをボルト締めして
固定する。
【0020】この第2の実施例では、フレーム1に角パ
イプ材を用いるので、フレーム1の外形寸法を一定にし
た場合、培器3がフレーム5の各培器保持枠5a内に配
管用のスペースがない状態で保持され、灌水用の配管は
培器3の奥行き方向に対し、やや前方へ偏る事になり、
スペースが不足で外部給水配管4と分岐給水管41を設
置することができない。従って、この場合には圧力調整
弁付きドリッパ43は培器3の上方外部の配管に直接設
け、培器3の上面には前記ドリッパ43に対応した位置
にそれぞれ灌水用の貫通穴から成る給水口を設ける必要
があるが、フレーム5を構成するのに角パイプ材を使用
しているので、強度を十分に確保でき、また、構造も簡
単な特徴がある。
【0021】第3の実施例の緑化装置は、設置対象が建
物等の建築物ではなく、塀、あるいはガードレール、手
すり等が対象となる。図12に本実施例の装置の正面
図、図13に同側面図を示すが、図面の複雑化を避ける
のと、前記第1の実施例と共通の部分も多いので、一部
を省略してある。フレーム6の背面上部に、アングル材
等で構成された取り付け手段を設ける。この例では後方
へ水平に取り付け部材62を、その先端から下方へ鉛直
に取り付け部材61を、共に設置対象に応じた寸法で設
ける。取り付け部材63はスペーサ兼設置対象の上端に
乗る部分である。このように構成したフレーム6の後部
の間隙65を、設置対象へ、この場合は塀66である
が、嵌め込むように載置し、複数のボルト64で固定す
る。設置対象は前記のように、道路のガードレール、高
速道路の遮音壁、歩道橋の手すり部等に応用できる。設
置手段以外は培器、灌水手段等すべて前記第1の実施例
と同様である。
【0022】なお、図1及び図2、図10および図11
の実施例においては、前記のようにフレーム1の横方向
の部材11を幅広のL形鋼で構成し、横方向には左右全
長にわたり水平部を設け、どこでも培器3を載置できる
ように構成したが、L形鋼を幅の狭いもので構成した場
合には、横方向の部材11と縦方向の部材12との交点
付近にのみ棚状の部材(ブラケット)11a(図2参
照)を溶接等で結合し、培器3を載置するように構成し
てもよい。また、フレーム1,5を建造物の壁面等に直
接取付けるようにすれば、支柱16,51は不要とな
る。また、培器本体30内には背面側に繊維層を収納す
ることにより、植物の生長に伴い、その根を前記繊維層
に絡ませて植物の落下を防止することができ、しかも、
空気層を作り、植物の生長を促進させることができる。
また、培器本体30内に肥料を収めた袋を吊り下げ、肥
料が水により溶解して培土25中に徐々に滲み出るよう
にしてもよい。また、培器3はボルト13,ナット15
等に代えて任意の係合手段により離脱可能に係合するよ
うにしてもよく、また、チェン等によりフレーム1,5
に連結して安全性を向上させるようにしてもよい。更
に、装置全体の前面を荒目のネットで被覆して安全性を
向上させるようにしてもよい。本発明は、このほか、そ
の基本的技術思想を逸脱しない範囲で種々設計変更する
ことができる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、フ
レームを建造物壁面等の緑化対象面に沿うように配置
し、このフレームの各培器保持枠に、培土を収納し、植
物を植込んだ培器を取付手段により取付けて保持させ、
若しくは各培器保持枠に、培土を収納した培器を取付手
段により取付けて保持させた後、培器に植物を植え込
み、培器に灌水手段により灌水し、排水手段により培器
から過剰な水分を排水することにより植物の生長を促す
ことができる。そして、複数の培器をフレームに規則的
に並べて保持させ、広い面積にわたり、連続的に緑化し
た印象を見る人に与えることができ、外観を向上させる
ことができる。また、任意の培器を培器保持枠に挿入し
た状態でフレームに前面側から容易に取付け、若しくは
取外すことができるので、メンテナンスが容易であり
しかも、各培器はフレームの培器保持枠内に挿入されて
フレームに固定状態に取り付けられるので、安全性を向
上させることができるとともに、観者をして安全感、安
心感を与えることができる。さらに灌水に伴う過剰な水
分を排水手段により排出することができ、付近に不規則
に漏れるようなこともないので、道路に近い場所で実施
しても通行等を阻害するおそれはなく、実施場所にも制
約を受けることがなく、広範囲で緑化に貢献することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における建造物壁面等の
緑化装置を示し、保護膜を除去した正面図である。
【図2】同緑化装置を示す側面図である。
【図3】同緑化装置に用いる培器を示し、保護膜を除去
した正面図である。
【図4】同培器を示す側面図である。
【図5】同培器を示し、背面板を外した一部背面図であ
る。
【図6】同培器の取付手段を示す平面図である。
【図7】同培器に対する灌水手段を示す一部切欠正面図
である。
【図8】同培器に対する灌水手段を示す平面図である。
【図9】同培器に対する灌水手段を示す一部切欠側面図
である。
【図10】本発明の第2の実施例における建造物壁面等
の緑化装置示し、保護膜を除去した正面図である。
【図11】同緑化装置を示す側面図である。
【図12】本発明の第3の実施例における建造物壁面等
の緑化装置示す正面図である。
【図13】同緑化装置を示す側面図である。
【符号の説明】
1 フレーム 1a 培器保持枠 11 横方向の部材 12 縦方向の部材 16 支柱 3 培器 33 係合部材 36 開口部 38 給水口 4 外部給水配管 43 圧力調整弁付きドリッパ 44 排水管 5 フレーム 5a 培器保持枠 51 支柱 6 フレーム
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A01G 9/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建造物壁面等の緑化対象面に沿うように
    配置され、縦横に複数の培器保持枠を有するフレーム
    と、培土を収納し、植物を前面から植え込むことができ
    るように構成され、前記フレームの各培器保持枠にその
    面前側から挿入されて保持され培器と、各培器を前記
    培器保持枠に挿入した状態で前記フレームに前面側か
    外し可能で固定状態に取付けて前記培器保持枠に保持
    させる取付手段と、前記培器の潅水及び排水手段とを備
    えた建造物壁面等の緑化装置。
JP5230735A 1993-08-25 1993-08-25 建造物壁面等の緑化装置 Expired - Lifetime JP2784387B2 (ja)

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