JP2783970B2 - 軌道用転てつ装置 - Google Patents

軌道用転てつ装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、軌道での分岐点におけ
る可動桁の旋回を行う転てつ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両軌道の分岐部での転てつ構造として
は、例えば特許第490849号(特公昭41−159
67号に相当する)に開示された構造が知られている。
即ち、図8に示されるように、転轍用可動桁50の下面
に中央ガイド51とその両側の側方ガイド52a,52
bから構成される3条のガイドを設け、桁50の両側の
基礎上には、中央ガイド51と側方ガイド52a,52
bの間に夫々掛合する回転ローラ53を先端に有したク
ランクアーム54a,54bを同一電動機(図示せず)
で同一方向Aに回動する動力装置を装架する。
【0003】しかしながら、このような構造では分岐で
きる岐道数に制限があるという問題があった。即ち、可
動桁の両側に配置された両クランクアームのアーム長で
カバーされる範囲内でしか基本的に岐道を配置できな
い。図8に示された状態からクランクアーム54a,5
4bが約180度回転すると、図9に示される位置関係
となる。3条のガイドが基礎上に設けられたクランクア
ーム54bを越えて移動する結果、当該クランクアーム
54bの回転ローラ53は中央ガイド51に引っ掛か
り、可動桁50をそれ以上外方へ移動できないように拘
束する。このような拘束を回避するために、図9の位置
でクランクアーム54bの回転ローラ53が中央ガイド
51に引っ掛からない程度まで、中央ガイド51の長さ
を短くすると、図8の位置状態の時に可動桁50が正し
く位置固定されないという容易ならぬ欠点を呈すること
となる。加えて図9の位置から更に外方へ可動桁50を
移動させるにあたり、3条ガイドに挿嵌されるべき第3
のクランクアーム54cは、その回転ローラ53をクラ
ンクアーム54bの回転ローラ53と衝突しないように
回転タイミングをずらす必要があり、設計が面倒である
と共に両クランクアームでの可動桁50の引渡しが不安
定とならざるをえない。
【0004】結局、このような構造では、中央岐道5
6、当該中央岐道の両側に位置する側岐道57の三叉の
間でしか、事実上の使用ができない。
【0005】そこで例えば特許第1642274号(特
公平3−3762号に相当する)に開示されるような構
造が提案されている。当該提案においては、図10に示
されるように、分岐された各固定桁60の中間位置の地
上側に案内用溝ガイド61,62,63を設け、該溝ガ
イドに先端が掛合し不図示の駆動装置により回転するク
ランクアーム64,65,66を転てつ桁68下部に設
けるように構成している。そしてそのクランクアームを
旋回させることによって転てつを行うとするもので、1
基の分岐装置によって多数の軌道へ分岐できる利点を備
える。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに移動する転てつ桁にクランクアーム機構を組み込む
構造においては、種々の問題が発生している。
【0007】即ち、桁の構成上、クランクアームの動力
伝達機構も当該転てつ桁に内装することとなり、動力線
や制御ケーブルを当該転てつ桁に沿って配線せざるをえ
ない。クランクアーム機構のみならず、そのための動力
伝達機構や配線設備等を転てつ桁に装着するので、重量
増加となり、当該転てつ桁を動かすための動力が余計に
必要となる。またそれら機構を装着して使用上の支障を
来さないために桁自身の剛性も上げる必要があるため、
特許第490849号での可動転てつ桁等、通常の桁に
比べて桁自体もかなりの重量増加となり、製造コストが
上がるとともに、全体的重量増加で一段と余計の動力が
必要で、ランニングコストも上がる。可動桁に取り付け
たクランクアームの回転によって転てつを行うのである
から、所要動力の増加は相当のものである。
【0008】また可動する桁にクランクアームを取り付
け、溝ガイドとの掛合をするので、クランクアームの回
転の際の無用の振動を抑えるために防振装置も可動桁に
装着することが必要となる。
【0009】また動力線や制御線が、可動する転てつ桁
の旋回中心側から配線されるために、配線工事部分が長
くならざるをえず、制御上問題となるノイズを拾い易く
なり、その防止のための手当ても必要となる。
【0010】以上のような複雑な構造を可動する狭い桁
のスペースにすべて配設するために、そのメンテナンス
がやりにくく、作業時間が長くなる。
【0011】更に地上側に設置される溝ガイドは、桁側
のクランクアームの先端ローラと掛合するように構成さ
れているので、上方に開放した形状となっていてゴミ等
がたまり易く、ローラの掛合案内に支障を来す可能性が
高く、その清掃を欠かすことができない。
【0012】そこで本発明は、以上のような問題を全面
的に解決しようとしたものである。即ち、可動する桁の
重量をできるかぎり増加させることなく、構成簡単な分
岐装置によってスムーズで確実な転てつを行い、ランニ
ングコストも低減され、しかも四叉以上の支線への応用
が容易な軌道用転てつ装置を提供することを課題として
いる。
【0013】
【課題を解決するための手段】当該課題を解決するため
に、軌道用転てつ装置は本発明に従い、回転軸を中心に
正反対に延びるアームを有し、当該アーム両端部にそれ
ぞれガイドローラを備えた両翼型クランク装置を基礎側
に設置し、当該ガイドローラのいずれかを嵌合するとと
もに当該ローラ間の間隔P2に等しい隔たりP1をもつ2
本のガイドフレームを可動桁に取り付けて構成される。
【0014】上記可動桁が、ガイドフレームを備える主
可動桁と固定軌道桁との接続中間点に旋回支点を有する
従可動桁から構成され、主可動桁の旋回支点が従可動桁
の範囲内に位置し、主可動桁と従可動桁とが、桁の切換
移動方向にほぼ沿った向きに延在し且つ両可動桁に対す
るそれぞれの取付位置が回動可能である連結部材によっ
て連結されているのがよい。
【0015】この構成とは選択的に、上記可動桁が、ガ
イドフレームを備える主可動桁、固定軌道桁との接続中
間点に旋回支点を有する第1従可動桁並びにこれら可動
桁の間に配置された第2従可動桁から構成され、主可動
桁の旋回支点が第2従可動桁の範囲内に位置し、第2従
可動桁の旋回支点が第1従可動桁の範囲内に位置し、主
可動桁と第2従可動桁並びに当該第2従可動桁と第1可
動桁が、桁の切換移動方向にほぼ沿った向きに延在し且
つ両可動桁に対するそれぞれの取付位置が回動可能であ
る連結部材によって連結されていても好適である。
【0016】あるいは、回転軸を中心に正反対に延びる
アームを有し、当該アームの両端部にそれぞれガイドロ
ーラを備えた両翼型第1クランク装置と、当該ガイドロ
ーラのいずれかを嵌合するとともに当該ローラ間の間隔
2に等しい隔たりP1をもつ2本の第1ガイドフレーム
と、可動桁の旋回中心に関する第1ガイドフレームとの
相対位置関係に基づいて短くなった相互の隔たりをもつ
2本の第2ガイドフレームと、当該ガイドフレームに嵌
合可能なガイドローラをそれぞれ両端部に備えたアーム
を有する両翼型第2クランク装置とからなり、第1及び
第2クランク装置を基礎側に設置するとともに第1及び
第2ガイドフレームを可動桁側に取り付けて構成されて
いても、上記課題を解決する。
【0017】上記ガイドフレームの少なくとも底面側が
底抜け状態であれば、なお好都合である。
【0018】
【実施例】本発明の詳細を、図に示された実施例に基づ
いて、説明する。
【0019】図1に、本発明に係る転てつ装置を備える
転てつポイントを平面的に示す。また図2はその側面図
である。
【0020】主線路の固定軌道桁1と分岐線である3本
の固定支線桁2,3,4との間に、転てつ用主可動桁5
とこれに引き回される従可動桁6とが配設されている。
従可動桁6は必要に応じて複数の連結桁から構成される
こともある。
【0021】可動桁の切換移動により、固定軌道桁1と
固定支線桁2が接続される第1軌路と、固定軌道桁1と
固定支線桁3が接続される第2軌路と、固定軌道桁1と
固定支線桁4が接続される第3軌路との間で、切換接続
が行われる。第2軌路は直線状の軌跡を描いている。第
1軌路と第3軌路とは第2軌路を中心として正反対の緩
曲線の軌跡を描いている。これらの軌跡は、主線路と分
岐線の配置関係で種々のものとなりうる。
【0022】主可動桁5は、従可動桁側へ延在する延長
アーム7の一端部を枢支する支持部材8を旋回支点とし
て、旋回可能になっている。図2に示されるように、延
長アーム7はその端部が主可動桁5の端部下面に固着さ
れるとともに、その大部分が従可動桁6の下方にあっ
て、他端が支持部材7に枢着している。
【0023】主可動桁5と従可動桁6とはリンクレバー
9によって連結されている。リンクレバー9の一端が主
可動桁5の端部に、レバーの他端が従可動桁6の主可動
桁に向いた端部に枢着され、しかも隣接する桁間のそれ
ぞれの軸線のズレを少なくするために桁の切換移動方向
にほぼ沿った向きにリンクレバー9の長手方向が合うよ
うに当該レバーは両桁間に延在している。リンクレバー
を取り付けた側と反対側の従可動桁端部は固定軌道桁1
の端部に枢着され、その連結点を旋回支点として従可動
桁6は主可動桁5の移動に連れられて旋回する。
【0024】主可動桁5の両端下面と従可動桁6の固定
軌道桁側端部下面には、それぞれ支持枠に軸受されたコ
ロ10,11,12が配設され、可動桁の移動軌跡に合
わせて取り付けられたレール13上を主可動桁5、従可
動桁6をそれぞれ支持しながら走行するようになってい
る。
【0025】図1及び図2から認識されるように、地面
等、基礎側に配置され駆動装置を収容した動力ケース1
5から回転軸の突き出た直径型回転アーム17の両端部
には、それぞれ同一形状、同一サイズのガイドローラ1
8,19が当該アームよりも高く位置するように配設さ
れている。桁の切換移動の際、回転アーム17と交差す
る主可動桁5の下部領域は、図2から理解されるように
切り欠けられていて、且つその切り欠き空間を覆うよう
にして、主可動桁5の両側面のそれぞれにガイドフレー
ム21,22が取り付けられている。両ガイドフレーム
21,22間の間隔P1は回転アーム17のガイドロー
ラ18,19間の長さP2に一致し(フレーム間の中心
間隔P1=アーム長P2)、それぞれのガイドフレーム2
1,22には第1及び第2ガイドローラ18,19が嵌
合するようになっている。嵌合の際、摺動抵抗が少なく
且つ嵌合隙間を殆ど存在させないようにするために、ガ
イドフレーム内面かガイドローラ表面の少なくともいず
れか一方に小球等の転動体を嵌挿してもよい。またガイ
ドフレーム21,22は吹き抜け状態になっているか、
少なくともその下面が筒抜けになって、ゴミ等が溜らな
いようになっている。
【0026】軌道切換を行う本装置の動作を、以下に説
明する。
【0027】図1に示されるように、可動桁が第1軌路
上に位置している場合には、回転アーム17の第2ガイ
ドローラ19は、主可動桁5の側面に設けられたガイド
フレーム21内に嵌合され、主可動桁5及び従可動桁6
を第1軌路上に保持する。切換指示を受けて動力ケース
15内に収容された動力装置が駆動して、回転アーム1
7が矢示A方向に180度ほど回転すると、その回転に
よって主可動桁5は切換移動し、従可動桁6も連れ動か
される。
【0028】回転アーム17の第1ガイドローラ18は
主可動桁5の下方をくぐり、当該桁5のガイドフレーム
22に嵌合して、図3に示されるように、第2軌路上に
可動桁が位置し、ガイドローラとガイドフレームの嵌合
によって当該位置に保持されることとなる。動力装置に
よって回転アーム17は矢示A,Bのいずれの方向にも
旋回可能で、B方向へ逆転すれば、再度第1軌路側へ可
動桁は移動することになり、A方向へ更に180度ほど
回転すると、第2ガイドローラ19はガイドフレーム2
1との嵌合を解かれ、主可動桁5の下方をくぐって図4
に示された位置関係、即ち、可動桁を第3軌路に移動す
る。図4の位置から回転アーム17が矢示B方向に回転
すれば、可動桁は第2軌路側へ戻ることになる。
【0029】分岐線が4本以上になる場合には、図1又
は図4での主可動桁の第2軌路とは反対側に、更に動力
装置、回転アーム等からなる第2の分岐装置を配設する
ことで分岐切換を実現する。即ち、図1でのガイドフレ
ーム22か図4でのガイドフレーム21に嵌合するガイ
ドローラを端部に備え、P1に等しい長さのアーム長を
有した回転アームを配置させることで4岐以上の切り換
えが可能となる。この場合、それぞれの回転アームのガ
イドローラ同士が衝突してガイドフレームとの嵌合・解
除が妨げられる可能性は全くない。
【0030】曲率半径の大きな範囲等、転てつ領域が比
較的広がる場合には、可動桁の全長も長くなるが、この
場合には例えば、図5に示されるような従可動桁を2つ
連接する3関節タイプの可動桁で対処するのがよい。こ
のように関節部分を複数化することによって、曲線軌道
の角折れ状態を抑制することが可能となる。
【0031】また、図5のように従可動桁を複数連接す
ることで可動桁全長を延ばす構成とは異なる、主可動桁
が比較的長くて全体として可動桁が長くなる別の構成を
図6に示す。図7はその側面図である。可動桁が長くな
ると従可動桁の連れ動きの際の抵抗によって旋回中心側
に動作遅れが生じる可能性がある。そこで図6に示され
るように、分岐装置を2箇所に配設して、そのような動
作遅れを防ぐ。
【0032】即ち、主可動桁5は、上記の例と同様に、
従可動桁側へ延在し、延長アーム7はその端部が主可動
桁5の端部下面に固着されるとともにその大部分が従可
動桁6の下方にあって、他端が支持部材7に枢着する延
長アーム7の一端部を枢支する支持部材8を旋回支点と
して、旋回可能になっており、当該主可動桁5と従可動
桁6との連結はリンクレバー9によってなされ、更に主
可動桁5の両端下面と従可動桁6の固定軌道桁側端部下
面には、それぞれ支持枠に軸受されたコロ10,11,
12が配設され、可動桁の移動軌跡に合わせて取り付け
られたレール13上を主可動桁5、従可動桁6をそれぞ
れ支持しながら走行するようになっているが、可動桁の
旋回移動は、同期して駆動する2個の分岐装置によって
行われるのである。
【0033】固定支線桁側の第1分岐装置は実質的に上
記の例と同じである。基礎側に配置され駆動装置を収容
した動力ケース15から回転軸の突き出た直径型回転ア
ーム17の両端部には、それぞれ同一形状、同一サイズ
のガイドローラ18,19が当該アームよりも高く位置
するように配設されていて、一方、主可動桁5の両側面
のそれぞれにガイドフレーム21,22が取り付けられ
ている。これに対して、他方の第2分岐装置は、主可動
桁5の旋回中心たる支持部材8に関する第1分岐装置及
び第2分岐装置の相対的位置関係によって、第1分岐装
置をスケールダウンしたサイズで構成されている。即
ち、第2分岐装置の回転アーム37の旋回支点と第1分
岐装置の回転アーム17とを結ぶ線上に支持部材8が位
置し、同様に主可動桁5の下部切り欠き部に設置された
ガイドフレーム41と嵌合する回転アーム37端部のガ
イドローラ39と回転アーム17のガイドローラ19と
を結ぶ線上に支持部材8が位置する。第1分岐装置の駆
動と第2分岐装置の駆動の同期は、それぞれの動力ケー
ス15、35を結ぶ制御線又は同期回転軸45を介して
実現する。
【0034】本発明に係る転てつ装置を四叉以上の支線
を有した転てつポイントに適用する場合には、例えば図
1において、第1軌路や第3軌路の外側へ動力ケース1
5、回転アーム17を配置すればよい。第2軌路上に配
置された回転アームのガイドローラと嵌合していないガ
イドフレームを利用してスムーズに可動桁を更なる外側
へ切換移動させることができる。
【0035】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、回転軸
を中心に正反対に延びるアームを有し、当該アーム両端
部にそれぞれガイドローラを備えた両翼型クランク装置
を基礎側に設置し、当該ガイドローラのいずれかを嵌合
するとともに当該ローラ間の間隔P2に等しい隔たりP1
をもつ2本のガイドフレームを可動桁に取り付けて構成
されているので、可動桁が軽量化され、特公平3−37
62号公報に開示の転てつ装置に比べて、同じ動力で旋
回スピードを高めることができ、旋回時間を短縮でき
る。したがって、実用上は動力装置を小型にできる。可
動桁の軽量化に伴い更に、案内軌道及びベースも軽量化
でき、全体として製造費が安くなり、動力を少なくでき
るので、ランニングコスト的にも安上がりである。可動
桁が構成上シンプルになっているので、設置後のメンテ
ナンスも容易である。そして在来の桁に対してガイドフ
レームを桁側面等に取り付けるようにしただけなので、
分岐装置とともに工場で殆ど準備できる利点もある。
【0036】請求項2に記載の発明や請求項3に記載の
発明によれば、主可動桁に連れ動かされる従可動桁が存
在するので、曲線軌道の角折れ状態を抑制することがで
き、通行車両の走行安定に寄与できる。
【0037】請求項4に記載の発明によれば、分岐装置
を複数にするので、可動桁全体が長大になったり、従可
動桁の抵抗が大きい場合に、スムーズな動きが阻害され
る事態を防止できる。
【0038】請求項5に記載の発明によれば、ゴミ等が
溜らないので、ガイド操作に支障を来す事態を防止でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る転てつ装置を備える転てつポイン
トの概略平面図である。
【図2】図1に対応する転てつポイントの概略側面図で
ある。
【図3】図1の転てつポイントで可動桁が第2軌路に切
り換えられた様子を説明する概略平面図である。
【図4】図1の転てつポイントで可動桁が第3軌路に切
り換えられた様子を説明する概略平面図である。
【図5】3関節タイプの可動桁を設置した場合の転てつ
ポイントの概略平面図である。
【図6】分岐装置を2箇所に備えた転てつ装置を備える
転てつポイントの概略平面図である。
【図7】図6に対応する転てつポイントの概略側面図で
ある。
【図8】従来公知の転てつ装置を示す概略平面図であ
る。
【図9】図9の在来転てつ装置での転てつを説明する概
略平面図である。
【図10】図8とは別構成の従来公知の転てつ装置を示
す概略平面図である。
【符号の説明】
1 固定軌道桁 5 主可動桁 6 従可動桁 7 延長アーム 8 支持部材 9 リンクレバー 15 動力ケース 17 直径型回転アーム 18 ガイドローラ 19 ガイドローラ 21 ガイドフレーム 22 ガイドフレーム

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸を中心に正反対に延びるアームを
    有し、当該アーム両端部にそれぞれガイドローラを備え
    た両翼型クランク装置を基礎側に設置し、当該ガイドロ
    ーラのいずれかを嵌合するとともに当該ローラ間の間隔
    2に等しい隔たりP1をもつ2本のガイドフレームを可
    動桁に取り付けてなる軌道用転てつ装置。
  2. 【請求項2】 前記可動桁が、ガイドフレームを備える
    主可動桁と固定軌道桁との接続中間点に旋回支点を有す
    る従可動桁から構成され、主可動桁の旋回支点が従可動
    桁の範囲内に位置し、主可動桁と従可動桁とが、桁の切
    換移動方向にほぼ沿った向きに延在し且つ両可動桁に対
    するそれぞれの取付位置が回動可能である連結部材によ
    って連結されていることを特徴とする請求項1に記載の
    軌道用転てつ装置。
  3. 【請求項3】 前記可動桁が、ガイドフレームを備える
    主可動桁、固定軌道桁との接続中間点に旋回支点を有す
    る第1従可動桁並びにこれら可動桁の間に配置された第
    2従可動桁から構成され、主可動桁の旋回支点が第2従
    可動桁の範囲内に位置し、第2従可動桁の旋回支点が第
    1従可動桁の範囲内に位置し、主可動桁と第2従可動桁
    並びに当該第2従可動桁と第1可動桁が、桁の切換移動
    方向にほぼ沿った向きに延在し且つ両可動桁に対するそ
    れぞれの取付位置が回動可能である連結部材によって連
    結されていることを特徴とする請求項1に記載の軌道用
    転てつ装置。
  4. 【請求項4】 回転軸を中心に正反対に延びるアームを
    有し、当該アームの両端部にそれぞれガイドローラを備
    えた両翼型第1クランク装置と、当該ガイドローラのい
    ずれかを嵌合するとともに当該ローラ間の間隔P2に等
    しい隔たりP1をもつ2本の第1ガイドフレームと、可
    動桁の旋回中心に関する第1ガイドフレームとの相対位
    置関係に基づいて短くなった相互の隔たりをもつ2本の
    第2ガイドフレームと、当該ガイドフレームに嵌合可能
    なガイドローラをそれぞれ両端部に備えたアームを有す
    る両翼型第2クランク装置とからなり、第1及び第2ク
    ランク装置を基礎側に設置するとともに第1及び第2ガ
    イドフレームを可動桁側に取り付けてなる軌道用転てつ
    装置。
  5. 【請求項5】 前記ガイドフレームの少なくとも底面側
    が底抜け状態であることを特徴とする請求項1〜4のい
    ずれか一項に記載の軌道用転てつ装置。
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