JP2783724B2 - 分割型複合繊維及び極細ポリエステル繊維の製造方法 - Google Patents
分割型複合繊維及び極細ポリエステル繊維の製造方法Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、2種類のポリエステル
の少なくとも一方を多層に分割配置してなる分割型複合
繊維に関する。さらに詳しくは、一方成分にポリアルキ
レングリコール類を配合した、水存在下に機械的応力を
付与することによって容易に剥離分割することのできる
複合繊維及びそれを用いた極細ポリエステル繊維の製造
方法に関する。
の少なくとも一方を多層に分割配置してなる分割型複合
繊維に関する。さらに詳しくは、一方成分にポリアルキ
レングリコール類を配合した、水存在下に機械的応力を
付与することによって容易に剥離分割することのできる
複合繊維及びそれを用いた極細ポリエステル繊維の製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に細繊度の繊維を使用した不織布、
布帛は、風合がソフト化することは周知のことであり、
かかる極細繊維を得る方法として幾多の提案がなされて
きている。最も有用な方法としては、溶解性(溶媒又は
酸、アルカリ溶液に対する)の異なる2種以上のポリマ
ーにより海島型繊維を形成し、海成分を溶解除去して極
細繊維を得る方法が挙げられる。しかし、かかる方法に
おいては溶剤処理工程や溶剤回収工程が必要であり、工
程的に複雑となる欠点があるし、またコスト的にも不利
である。
布帛は、風合がソフト化することは周知のことであり、
かかる極細繊維を得る方法として幾多の提案がなされて
きている。最も有用な方法としては、溶解性(溶媒又は
酸、アルカリ溶液に対する)の異なる2種以上のポリマ
ーにより海島型繊維を形成し、海成分を溶解除去して極
細繊維を得る方法が挙げられる。しかし、かかる方法に
おいては溶剤処理工程や溶剤回収工程が必要であり、工
程的に複雑となる欠点があるし、またコスト的にも不利
である。
【0003】また別の方法としては、互いに親和性のな
いポリマー、例えばポリエステル/ポリアミド、ポリエ
ステル/ポリオレフィン、ポリアミド/ポリオレフィン
等からなる複合繊維を、パフ掛け、ニードルパンチン
グ、高圧水流処理等の機械的衝撃により分割極細繊維化
する方法が、特開昭62―133164号公報等に提案
されている。
いポリマー、例えばポリエステル/ポリアミド、ポリエ
ステル/ポリオレフィン、ポリアミド/ポリオレフィン
等からなる複合繊維を、パフ掛け、ニードルパンチン
グ、高圧水流処理等の機械的衝撃により分割極細繊維化
する方法が、特開昭62―133164号公報等に提案
されている。
【0004】しかしながら、かかる方法により得られる
複合繊維は、ポリマー間の親和性が乏しいため、カード
工程を通過させてウエブを形成する際に成分割れが生じ
て生産性が著しく低下するといった問題がある。さら
に、一方成分として通常ポリアミド又はポリオレフィン
が用いられるがこれらは耐光/耐候性に劣り、また得ら
れる極細繊維も2種類のポリマーからなるために染色工
程が複雑になるとともに不織布等の製品の用途も限定さ
れるといった問題がある。
複合繊維は、ポリマー間の親和性が乏しいため、カード
工程を通過させてウエブを形成する際に成分割れが生じ
て生産性が著しく低下するといった問題がある。さら
に、一方成分として通常ポリアミド又はポリオレフィン
が用いられるがこれらは耐光/耐候性に劣り、また得ら
れる極細繊維も2種類のポリマーからなるために染色工
程が複雑になるとともに不織布等の製品の用途も限定さ
れるといった問題がある。
【0005】また別の方法として特公昭61―1975
6号公報には、複合繊維の一方成分にポリアルキレング
リコールを配合し、該複合繊維からなる繊維製品に高圧
水流を作用させて該ポリアルキレングリコールを含有す
る成分を破砕除去し、他方成分をフィブリル化(極細繊
維群化)させる方法が提案されている。しかしかかる方
法においては、破砕されたポリマーは最終製品の有効繊
維とはなり得ず除去されるのでコスト的に不利であり、
また破砕されたポリマーが製品から完全には除去されず
品位を低下させるといった問題がある。
6号公報には、複合繊維の一方成分にポリアルキレング
リコールを配合し、該複合繊維からなる繊維製品に高圧
水流を作用させて該ポリアルキレングリコールを含有す
る成分を破砕除去し、他方成分をフィブリル化(極細繊
維群化)させる方法が提案されている。しかしかかる方
法においては、破砕されたポリマーは最終製品の有効繊
維とはなり得ず除去されるのでコスト的に不利であり、
また破砕されたポリマーが製品から完全には除去されず
品位を低下させるといった問題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来技
術の問題点に鑑みなされたもので、その目的は、カード
通過性が良好でしかも機械的応力により極めて容易に分
割することができ、耐光性及び耐候性に優れ且つ染色等
が容易で品位も良好な極細繊維製品が得られる分割型複
合繊維及びそれを用いた新規な極細繊維の製造方法を提
供することにある。
術の問題点に鑑みなされたもので、その目的は、カード
通過性が良好でしかも機械的応力により極めて容易に分
割することができ、耐光性及び耐候性に優れ且つ染色等
が容易で品位も良好な極細繊維製品が得られる分割型複
合繊維及びそれを用いた新規な極細繊維の製造方法を提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成するために鋭意検討した結果、複合繊維の両成分
をポリエステルとし、一方を溶融粘度(280℃下)が
高いポリエステルとしてポリアルキレングリコール類を
配合した場合、該添加剤が他方のポリエステルとの界面
に移行するためと推定され、水存在下に機械的応力を付
加することによって容易に分割し得ることを見出し本発
明に到達した。
を達成するために鋭意検討した結果、複合繊維の両成分
をポリエステルとし、一方を溶融粘度(280℃下)が
高いポリエステルとしてポリアルキレングリコール類を
配合した場合、該添加剤が他方のポリエステルとの界面
に移行するためと推定され、水存在下に機械的応力を付
加することによって容易に分割し得ることを見出し本発
明に到達した。
【0008】すなわち、本発明は、280℃下における
零剪断応力下の溶融粘度が3500〜12000ポイズ
のポリエステル100重量部に、該ポリエステルとは実
質的に非反応性のポリオキシアルキレングリコール類を
10〜50重量部配合した組成物を一方成分Aとし、2
80℃下における零剪断応力下の溶融粘度が300〜2
500ポイズのポリエステルを他方成分Bとする複合繊
維であって、少なくともA、Bいずれか一方の成分が他
方成分によって多層に分割配置されていることを特徴と
する分割型複合繊維であり、また、かかる分割型複合繊
維を、水存在下機械的衝撃を付与して各成分繊維に分割
する極細ポリエステル繊維の製造方法である。
零剪断応力下の溶融粘度が3500〜12000ポイズ
のポリエステル100重量部に、該ポリエステルとは実
質的に非反応性のポリオキシアルキレングリコール類を
10〜50重量部配合した組成物を一方成分Aとし、2
80℃下における零剪断応力下の溶融粘度が300〜2
500ポイズのポリエステルを他方成分Bとする複合繊
維であって、少なくともA、Bいずれか一方の成分が他
方成分によって多層に分割配置されていることを特徴と
する分割型複合繊維であり、また、かかる分割型複合繊
維を、水存在下機械的衝撃を付与して各成分繊維に分割
する極細ポリエステル繊維の製造方法である。
【0009】本発明の分割型複合繊維を構成する両成分
は、分割後の極細繊維の耐光性及び耐候性の観点よりポ
リエステルが好ましい。好ましく用いられるポリエステ
ルとしては、テレフタル酸、ナフタレンジカルボン酸、
1,2―ビス(4―カルボキシフェノキシ)エタン、
4,4′―ジフェニルジカルボン酸等を酸成分とし、エ
チレングリコール、トリメチレングリコール、テトラメ
チレングリコール、1,4―シクロヘキサンジメタノー
ル等をグリコール成分とする繊維形成性ポリエステルを
例示することができる。これらのポリエステルには各種
機能を付与するために第3成分を共重合してもよく、例
えば5―ナトリウムスルホイソフタル酸成分、ポリエチ
レングリコール、ポリテトラメチレングリコール、イソ
フタル酸、フタル酸、アジピン酸、セバシン酸、ネオペ
ンチルグリコール、ジエチレングリコール等従来使用さ
れている共重合成分いずれをも用いることができる。な
かでも、繰り返し単位の80モル%以上、特に90モル
%以上がエチレンテレフタレート又はテトラメチレンテ
レフタレートであるポリエステルが好ましい。なお、か
かるポリエステル中には、本発明の目的を阻害しない範
囲内で各種添加剤、例えば蛍光増白剤、紫外線吸収剤、
安定剤等を配合してもよい。
は、分割後の極細繊維の耐光性及び耐候性の観点よりポ
リエステルが好ましい。好ましく用いられるポリエステ
ルとしては、テレフタル酸、ナフタレンジカルボン酸、
1,2―ビス(4―カルボキシフェノキシ)エタン、
4,4′―ジフェニルジカルボン酸等を酸成分とし、エ
チレングリコール、トリメチレングリコール、テトラメ
チレングリコール、1,4―シクロヘキサンジメタノー
ル等をグリコール成分とする繊維形成性ポリエステルを
例示することができる。これらのポリエステルには各種
機能を付与するために第3成分を共重合してもよく、例
えば5―ナトリウムスルホイソフタル酸成分、ポリエチ
レングリコール、ポリテトラメチレングリコール、イソ
フタル酸、フタル酸、アジピン酸、セバシン酸、ネオペ
ンチルグリコール、ジエチレングリコール等従来使用さ
れている共重合成分いずれをも用いることができる。な
かでも、繰り返し単位の80モル%以上、特に90モル
%以上がエチレンテレフタレート又はテトラメチレンテ
レフタレートであるポリエステルが好ましい。なお、か
かるポリエステル中には、本発明の目的を阻害しない範
囲内で各種添加剤、例えば蛍光増白剤、紫外線吸収剤、
安定剤等を配合してもよい。
【0010】本発明においては、複合繊維の一方成分A
に用いられるポリエステルは、280℃下における零剪
断応力下の溶融粘度が3500〜12000ポイズ、好
ましくは3500〜10000ポイズであることが必要
である。3500ポイズ未満の場合には、後述するポリ
アルキレングリコール類の複合繊維接合界面への移行が
少なくなるためと推定され、機械的衝撃による成分間の
剥離が進行し難くなるとともに、ポリアルキレングリコ
ール類添加により溶融粘度が低下して紡糸性が悪化す
る。一方12000ポイズを越える場合には、ポリエス
テルの製造が困難となるので好ましくない。
に用いられるポリエステルは、280℃下における零剪
断応力下の溶融粘度が3500〜12000ポイズ、好
ましくは3500〜10000ポイズであることが必要
である。3500ポイズ未満の場合には、後述するポリ
アルキレングリコール類の複合繊維接合界面への移行が
少なくなるためと推定され、機械的衝撃による成分間の
剥離が進行し難くなるとともに、ポリアルキレングリコ
ール類添加により溶融粘度が低下して紡糸性が悪化す
る。一方12000ポイズを越える場合には、ポリエス
テルの製造が困難となるので好ましくない。
【0011】かかる溶融粘度を有するポリエステルを得
るには、ポリエステルの固有粘度を通常より大きくす
る、5―ナトリウムスルホイソフタル酸成分を共重合す
る、3官能以上の多官能エステル形成性成分を共重合す
る、あるいは増粘剤を添加する等、いずれの方法を採用
してもよいが、特に生産性の観点より固有粘度アップ又
は5―ナトリウムスルホイソフタル酸成分を共重合する
方法が好ましい。
るには、ポリエステルの固有粘度を通常より大きくす
る、5―ナトリウムスルホイソフタル酸成分を共重合す
る、3官能以上の多官能エステル形成性成分を共重合す
る、あるいは増粘剤を添加する等、いずれの方法を採用
してもよいが、特に生産性の観点より固有粘度アップ又
は5―ナトリウムスルホイソフタル酸成分を共重合する
方法が好ましい。
【0012】上記ポリエステルに配合されるポリアルキ
レングリコール類は、該ポリエステルに対して10〜5
0重量%、好ましくは10〜30重量%とする必要があ
る。配合量が10重量%未満の場合には、複合繊維の両
成分間の接着力が増加するためと考えられ、後述する処
理を施しても剥離分割し難くなり極細繊維が得られなく
なる。一方50重量%を越える場合には、該成分の溶融
粘度の低下が大きくなって安定に製糸できなくなるのみ
ならず、該成分のタフネスが低下して後述する処理を施
す際に、該成分が粉末状に破砕し易くなるので好ましく
ない。また、耐光性も低下する。
レングリコール類は、該ポリエステルに対して10〜5
0重量%、好ましくは10〜30重量%とする必要があ
る。配合量が10重量%未満の場合には、複合繊維の両
成分間の接着力が増加するためと考えられ、後述する処
理を施しても剥離分割し難くなり極細繊維が得られなく
なる。一方50重量%を越える場合には、該成分の溶融
粘度の低下が大きくなって安定に製糸できなくなるのみ
ならず、該成分のタフネスが低下して後述する処理を施
す際に、該成分が粉末状に破砕し易くなるので好ましく
ない。また、耐光性も低下する。
【0013】好ましく用いられるポリアルキレングリコ
ール類としては、ポリエチレングリコール、ポリプロピ
レングリコール、ポリテトラメチレングリコール、エチ
レンオキサイド/プロピレンオキサイドブロック又はラ
ンダム共重合体等を挙げることができ、これらはアルキ
ル基、アリール基、アシル基等で末端が封鎖されていて
もよく、また各種グリコール成分若しくはアミン成分並
びに酸成分を反応させたブロックポリエーテルエステル
又はブロックポリエーテルアミドであってもよい。なか
でも末端をアルキル基で封鎖したものは、耐光性が良好
となるのでより好ましい。
ール類としては、ポリエチレングリコール、ポリプロピ
レングリコール、ポリテトラメチレングリコール、エチ
レンオキサイド/プロピレンオキサイドブロック又はラ
ンダム共重合体等を挙げることができ、これらはアルキ
ル基、アリール基、アシル基等で末端が封鎖されていて
もよく、また各種グリコール成分若しくはアミン成分並
びに酸成分を反応させたブロックポリエーテルエステル
又はブロックポリエーテルアミドであってもよい。なか
でも末端をアルキル基で封鎖したものは、耐光性が良好
となるのでより好ましい。
【0014】これらのポリアルキレングリコール類は、
平均分子量が3000〜250000のものを用いるこ
とができるが、特に5000〜50000のものが入手
の面でより好ましい。3000未満の場合には、ポリエ
ステルに混合する際反応して他成分との界面剥離が起り
難くなるし、紡糸性も低下する。一方250000を越
えるものは安価な方法で重合することが困難なためコス
トが高くなる。
平均分子量が3000〜250000のものを用いるこ
とができるが、特に5000〜50000のものが入手
の面でより好ましい。3000未満の場合には、ポリエ
ステルに混合する際反応して他成分との界面剥離が起り
難くなるし、紡糸性も低下する。一方250000を越
えるものは安価な方法で重合することが困難なためコス
トが高くなる。
【0015】上記ポリアルキレングリコール類をポリエ
ステルに含有させる方法は、ポリエステルの重合時に添
加する方法、複合繊維を溶融紡糸する際にポリエステル
チップとポリアルキレングリコール類とを混合した後に
溶融混練する方法、別々に溶融したポリエステルとポリ
アルキレングリコール類とを溶融紡糸する前に混練する
方法等任意の方法を採用することができるが、一般にポ
リアルキレングリコール類は耐熱性に劣ること、溶融紡
糸の作業が容易であること等の点から、ポリエステルチ
ップとポリアルキレングリコール類とを混合後溶融製糸
することが望ましい。
ステルに含有させる方法は、ポリエステルの重合時に添
加する方法、複合繊維を溶融紡糸する際にポリエステル
チップとポリアルキレングリコール類とを混合した後に
溶融混練する方法、別々に溶融したポリエステルとポリ
アルキレングリコール類とを溶融紡糸する前に混練する
方法等任意の方法を採用することができるが、一般にポ
リアルキレングリコール類は耐熱性に劣ること、溶融紡
糸の作業が容易であること等の点から、ポリエステルチ
ップとポリアルキレングリコール類とを混合後溶融製糸
することが望ましい。
【0016】次に分割型複合繊維を構成する他方成分B
のポリエステルは、280℃下における零剪断応力下の
溶融粘度が300〜2500ポイズであることが必要で
ある。300ポイズ未満では、溶融粘度が低すぎて紡糸
調子が悪化するとともに、分割された極細繊維の機械的
特性が不充分となるため好ましくない。一方2500ポ
イズを越える場合には、分割型複合構造に紡糸し難くな
るので好ましくない。
のポリエステルは、280℃下における零剪断応力下の
溶融粘度が300〜2500ポイズであることが必要で
ある。300ポイズ未満では、溶融粘度が低すぎて紡糸
調子が悪化するとともに、分割された極細繊維の機械的
特性が不充分となるため好ましくない。一方2500ポ
イズを越える場合には、分割型複合構造に紡糸し難くな
るので好ましくない。
【0017】なお、他方成分Bのポリエステルには、実
質的にポリアルキレングリコール類が配合されていない
方が望ましいが、本発明の目的を阻害しない範囲内であ
れば少量配合されていてもよい。また、成分A又は成分
Bのいずれか一方にイソフタル酸、ネオペンチルグリコ
ールを共重合したポリエステルを用いた場合、複合繊維
を構成する両成分の熱水収縮率差が大きくなって、機械
的応力による分割が容易になるため好ましい。
質的にポリアルキレングリコール類が配合されていない
方が望ましいが、本発明の目的を阻害しない範囲内であ
れば少量配合されていてもよい。また、成分A又は成分
Bのいずれか一方にイソフタル酸、ネオペンチルグリコ
ールを共重合したポリエステルを用いた場合、複合繊維
を構成する両成分の熱水収縮率差が大きくなって、機械
的応力による分割が容易になるため好ましい。
【0018】以上に説明した成分A及び成分Bからなる
複合繊維は、少なくとも一方成分が他方成分によって多
層に分割配置されている必要があり、また分割された他
方成分は一方成分中に埋没していない形状を有するもの
が好ましい。具体例としては、図1(a)〜(e)に示
すものがあげられ、なかでも図1(a)の中空を有する
ものは、機械的応力が有効に作用して分割し易くなり、
また繊維内部への水浸透が良好で分割性が一層良好とな
るので好ましい。
複合繊維は、少なくとも一方成分が他方成分によって多
層に分割配置されている必要があり、また分割された他
方成分は一方成分中に埋没していない形状を有するもの
が好ましい。具体例としては、図1(a)〜(e)に示
すものがあげられ、なかでも図1(a)の中空を有する
ものは、機械的応力が有効に作用して分割し易くなり、
また繊維内部への水浸透が良好で分割性が一層良好とな
るので好ましい。
【0019】かかる本発明の分割型複合繊維は、沸水中
で20分間処理した時の各成分の熱収縮率差が2%以
上、好ましくは5%以上あることが望ましい。かかる複
合繊維は、後述する処理条件を高温にした場合には成分
間の収縮率差に基づく成分間の界面歪が生じ、機械的応
力により容易に剥離分割できるようになる。また機械的
応力による剥離分割が起っていない部分も、乾燥熱処理
される際に剥離分割が進行して品位の良好な極細製品が
得られる。
で20分間処理した時の各成分の熱収縮率差が2%以
上、好ましくは5%以上あることが望ましい。かかる複
合繊維は、後述する処理条件を高温にした場合には成分
間の収縮率差に基づく成分間の界面歪が生じ、機械的応
力により容易に剥離分割できるようになる。また機械的
応力による剥離分割が起っていない部分も、乾燥熱処理
される際に剥離分割が進行して品位の良好な極細製品が
得られる。
【0020】以上に説明した本発明の分割型複合繊維を
得るには、従来公知の分割型複合繊維の製造方法をその
まま採用すればよく、例えば特公昭39―29636号
公報、特開昭50―5650号公報等に開示されている
製糸方法に準じて容易に得ることができる。
得るには、従来公知の分割型複合繊維の製造方法をその
まま採用すればよく、例えば特公昭39―29636号
公報、特開昭50―5650号公報等に開示されている
製糸方法に準じて容易に得ることができる。
【0021】本発明においては、上述した複合繊維に水
存在下機械的衝撃を作用させることにより、成分A、B
間を分割して極細ポリエステル繊維となすことができ
る。水が実質的に存在しない場合には、機械的応力を負
荷させても成分間の剥離分割は進行し難く、充分な分割
を達成するためには極めて大きな応力を負荷させなけれ
ばならず得られる製品の品位が低下するので好ましくな
い。ここで用いられる水の温度は高温であるほど、応力
による剥離分割が容易になるのでより好ましい。
存在下機械的衝撃を作用させることにより、成分A、B
間を分割して極細ポリエステル繊維となすことができ
る。水が実質的に存在しない場合には、機械的応力を負
荷させても成分間の剥離分割は進行し難く、充分な分割
を達成するためには極めて大きな応力を負荷させなけれ
ばならず得られる製品の品位が低下するので好ましくな
い。ここで用いられる水の温度は高温であるほど、応力
による剥離分割が容易になるのでより好ましい。
【0022】水を存在させる方法は特に限定されず、機
械的衝撃を負荷させる前の段階、例えば水に浸漬して極
細繊維にあらかじめ水を吸着させてもよく、あるいは応
力を負荷させる際に同時に水を付与してもよい。具体的
には、例えば短繊維からのカード法、クロスラッパー
法、ランダムウエバー法又は長繊維フィラメントからの
スパンボンド法等の不織布形成法により作成した不織布
を水に浸漬した後にニードルパンチングする方法、上記
不織布を水に浸漬することなく高圧水流でウォーターニ
ードリングする方法、さらには、布帛となした後に染色
・パフ掛けする方法等を例示することができる。
械的衝撃を負荷させる前の段階、例えば水に浸漬して極
細繊維にあらかじめ水を吸着させてもよく、あるいは応
力を負荷させる際に同時に水を付与してもよい。具体的
には、例えば短繊維からのカード法、クロスラッパー
法、ランダムウエバー法又は長繊維フィラメントからの
スパンボンド法等の不織布形成法により作成した不織布
を水に浸漬した後にニードルパンチングする方法、上記
不織布を水に浸漬することなく高圧水流でウォーターニ
ードリングする方法、さらには、布帛となした後に染色
・パフ掛けする方法等を例示することができる。
【0023】なお、本発明の分割型複合繊維は、得られ
る極細繊維の繊度が0.8デニール以下となる範囲内で
0.5〜20デニールとするのが望ましく、また機械的
衝撃を負荷して剥離分割させる以前の段階、特に製糸の
段階では、できるだけ水分を付与しないことが望まし
く、水中に浸漬する必要がある場合には時間を可及的に
短くするとともに早く乾燥することが望ましい。
る極細繊維の繊度が0.8デニール以下となる範囲内で
0.5〜20デニールとするのが望ましく、また機械的
衝撃を負荷して剥離分割させる以前の段階、特に製糸の
段階では、できるだけ水分を付与しないことが望まし
く、水中に浸漬する必要がある場合には時間を可及的に
短くするとともに早く乾燥することが望ましい。
【0024】
【作用】ポリエステル/ポリエステルと類似の重合体系
からなる複合繊維であるにもかかわらず、本発明の分割
型複合繊維が極めて容易に分割される理由は未だ不明で
あるが、以下のとおり推測される。すなわち、高溶融粘
度のポリエステルに混合されたポリアルキレングリコー
ル類は該ポリエステルとの溶融粘度差が大きいことか
ら、製糸時の各種応力によりA成分の表面にポリアルキ
レングリコール類が偏析し、成分AとBとの接着性が低
下する。また、水処理することによって該ポリアルキレ
ングリコール類が吸水膨潤もしくは溶出除去されて成分
AとBとの接合面に歪が発生し、その結果機械的衝撃に
よる極細繊維への分割が極めて容易になるものと推定さ
れる。
からなる複合繊維であるにもかかわらず、本発明の分割
型複合繊維が極めて容易に分割される理由は未だ不明で
あるが、以下のとおり推測される。すなわち、高溶融粘
度のポリエステルに混合されたポリアルキレングリコー
ル類は該ポリエステルとの溶融粘度差が大きいことか
ら、製糸時の各種応力によりA成分の表面にポリアルキ
レングリコール類が偏析し、成分AとBとの接着性が低
下する。また、水処理することによって該ポリアルキレ
ングリコール類が吸水膨潤もしくは溶出除去されて成分
AとBとの接合面に歪が発生し、その結果機械的衝撃に
よる極細繊維への分割が極めて容易になるものと推定さ
れる。
【0025】
【発明の効果】本発明の複合繊維は、カード工程、不織
布製造工程等の如き実質的に水が付着していない工程で
は、機械的応力が負荷されてもほとんど成分割れが発生
せず工程通過性が良好であるといった特徴を有する。し
かも得られる複合繊維は、従来とは異なって全成分がポ
リエステルよりなるので、染色が容易、耐光性及び耐候
性に優れ、且つ耐熱性も良好であるといった特徴を有す
る。
布製造工程等の如き実質的に水が付着していない工程で
は、機械的応力が負荷されてもほとんど成分割れが発生
せず工程通過性が良好であるといった特徴を有する。し
かも得られる複合繊維は、従来とは異なって全成分がポ
リエステルよりなるので、染色が容易、耐光性及び耐候
性に優れ、且つ耐熱性も良好であるといった特徴を有す
る。
【0026】
【実施例】以下実施例にて本発明をさらに詳しく説明す
る。
る。
【0027】
【実施例1】5―ナトリウムスルホイソフタル酸(SI
P)を3.6mol %共重合した、固有粘度が0.5で且
つ280℃における零剪断応力下での溶融粘度が600
0ポイズのポリエチレンテレフタレートに分子量200
00のポリエチレングリコールを該ポリエステルに対し
て15%添加したものをA成分とし、固有粘度が0.6
4で且つ280℃における零剪断応力下での溶融粘度が
2500ポイズのポリエチレンテレフタレートをB成分
として用い、成分A:Bの重量比50:50、口金温度
290℃で溶融複合紡糸し、1150m/min 捲きとっ
て図1(a)に示す横断面を有する紡糸原糸を得た。
P)を3.6mol %共重合した、固有粘度が0.5で且
つ280℃における零剪断応力下での溶融粘度が600
0ポイズのポリエチレンテレフタレートに分子量200
00のポリエチレングリコールを該ポリエステルに対し
て15%添加したものをA成分とし、固有粘度が0.6
4で且つ280℃における零剪断応力下での溶融粘度が
2500ポイズのポリエチレンテレフタレートをB成分
として用い、成分A:Bの重量比50:50、口金温度
290℃で溶融複合紡糸し、1150m/min 捲きとっ
て図1(a)に示す横断面を有する紡糸原糸を得た。
【0028】得られた紡糸原糸を70℃の温水中で3.
5倍に延伸し、さらに90℃温水中で1.05倍に再延
伸を行なった後、25mmあたり15ケの捲縮を付与し、
130℃の熱風中熱セットを行い、次いでカット長51
mmに切断して単糸繊度2デニールの短繊維を得た。
5倍に延伸し、さらに90℃温水中で1.05倍に再延
伸を行なった後、25mmあたり15ケの捲縮を付与し、
130℃の熱風中熱セットを行い、次いでカット長51
mmに切断して単糸繊度2デニールの短繊維を得た。
【0029】得られた短繊維を、ローラーカード(60
m/分)に通して目付20g/m2のウェッブとなし、
次いで直径0.1mmの孔が0.6mmピッチで1列に配列
した噴射ノズル群から圧力120kg/cm2 で柱状水流を
噴き当てる処理を3回繰り返して絡合させた後、160
℃で20分間熱風乾燥した。得られたシートを顕微鏡で
観察したところ、約95%の繊維が剥離分割されてい
た。
m/分)に通して目付20g/m2のウェッブとなし、
次いで直径0.1mmの孔が0.6mmピッチで1列に配列
した噴射ノズル群から圧力120kg/cm2 で柱状水流を
噴き当てる処理を3回繰り返して絡合させた後、160
℃で20分間熱風乾燥した。得られたシートを顕微鏡で
観察したところ、約95%の繊維が剥離分割されてい
た。
【0030】また、上記のウェッブを水中に浸漬して水
を含浸させた後、ニードルパンチングを行って絡合させ
た後、160℃で20分間加熱乾燥した。得られたシー
トは約95%の繊維が剥離分割されており、いずれも良
好な風合を有するものであった。結果は表1に示す。
を含浸させた後、ニードルパンチングを行って絡合させ
た後、160℃で20分間加熱乾燥した。得られたシー
トは約95%の繊維が剥離分割されており、いずれも良
好な風合を有するものであった。結果は表1に示す。
【0031】
【実施例2〜8、比較例1〜4】成分A及びBに用いる
ポリエステルの溶融粘度、及び成分A中に配合するポリ
アルキレングリコール類を表1に記載の如く変更する以
外は実施例1と同様に行った。結果は表1にまとめて示
す。
ポリエステルの溶融粘度、及び成分A中に配合するポリ
アルキレングリコール類を表1に記載の如く変更する以
外は実施例1と同様に行った。結果は表1にまとめて示
す。
【0032】
【表1】
【図1】(a)〜(e)は本発明で用いられる分割型複
合繊維の一例を示す横断面形状である。
合繊維の一例を示す横断面形状である。
【符号の説明】 1 分割型複合繊維の一方成分 2 分割型複合繊維の他方成分 3 中空部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−197369(JP,A) 特開 平5−331758(JP,A) 特公 昭54−1805(JP,B2) 特公 昭50−13848(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) D01F 8/14 D06C 27/00 - 29/00 D06M 11/84
Claims (3)
- 【請求項1】 280℃下における零剪断応力下の溶融
粘度が3500〜12000ポイズのポリエステル10
0重量部に、該ポリエステルとは実質的に非反応性のポ
リオキシアルキレングリコール類を10〜50重量部配
合した組成物を一方成分Aとし、280℃下における零
剪断応力下の溶融粘度が300〜2500ポイズのポリ
エステルを他方成分Bとする複合繊維であって、少なく
ともA、Bいずれか一方の成分が他方成分によって多層
に分割配置されていることを特徴とする分割型複合繊
維。 - 【請求項2】 成分A及びBを構成するポリエステル
が、エチレンテレフタレート単位を主たる繰り返し単位
とするポリエステルである請求項1記載の分割型複合繊
維。 - 【請求項3】 280℃下における零剪断応力下の溶融
粘度が3500〜12000ポイズのポリエステル10
0重量部に、該ポリエステルとは実質的に非反応性のポ
リオキシアルキレングリコール類を10〜50重量部配
合した組成物を一方成分Aとし、280℃下における零
剪断応力下の溶融粘度が300〜2500ポイズのポリ
エステルを他方成分Bとする複合繊維であって、少なく
ともA、Bいずれか一方の成分が他方成分によって多層
に分割配置されている分割型複合繊維に、水存在下機械
的衝撃を付与して、成分Aからなる繊維と成分Bからな
る繊維に分割することを特徴とする極細ポリエステル繊
維の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15354092A JP2783724B2 (ja) | 1992-06-12 | 1992-06-12 | 分割型複合繊維及び極細ポリエステル繊維の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15354092A JP2783724B2 (ja) | 1992-06-12 | 1992-06-12 | 分割型複合繊維及び極細ポリエステル繊維の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH062221A JPH062221A (ja) | 1994-01-11 |
JP2783724B2 true JP2783724B2 (ja) | 1998-08-06 |
Family
ID=15564754
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15354092A Expired - Fee Related JP2783724B2 (ja) | 1992-06-12 | 1992-06-12 | 分割型複合繊維及び極細ポリエステル繊維の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2783724B2 (ja) |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001011124A1 (fr) * | 1999-08-09 | 2001-02-15 | Kuraray Co., Ltd. | Fibre discontinue composite et son procede d'obtention |
US7892993B2 (en) | 2003-06-19 | 2011-02-22 | Eastman Chemical Company | Water-dispersible and multicomponent fibers from sulfopolyesters |
US20080160859A1 (en) * | 2007-01-03 | 2008-07-03 | Rakesh Kumar Gupta | Nonwovens fabrics produced from multicomponent fibers comprising sulfopolyesters |
JP2008202193A (ja) * | 2007-02-22 | 2008-09-04 | Teijin Cordley Ltd | 極細長繊維不織布の製造方法および極細長繊維不織布 |
US9273417B2 (en) | 2010-10-21 | 2016-03-01 | Eastman Chemical Company | Wet-Laid process to produce a bound nonwoven article |
US8840757B2 (en) | 2012-01-31 | 2014-09-23 | Eastman Chemical Company | Processes to produce short cut microfibers |
US9303357B2 (en) | 2013-04-19 | 2016-04-05 | Eastman Chemical Company | Paper and nonwoven articles comprising synthetic microfiber binders |
US9605126B2 (en) | 2013-12-17 | 2017-03-28 | Eastman Chemical Company | Ultrafiltration process for the recovery of concentrated sulfopolyester dispersion |
US9598802B2 (en) | 2013-12-17 | 2017-03-21 | Eastman Chemical Company | Ultrafiltration process for producing a sulfopolyester concentrate |
-
1992
- 1992-06-12 JP JP15354092A patent/JP2783724B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH062221A (ja) | 1994-01-11 |
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