JP2783596B2 - 自動化学分析装置 - Google Patents

自動化学分析装置

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【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、生体から採取されたサンプルの化学分析を
行う自動化学分析装置に関する。
(従来の技術) 例えば、人体から採取した血清等をサンプル(試料)
として用い、これに所望の試薬を加えて反応させた反応
液内の特定成分の濃度を例えば比色法により測定して所
望の測定項目例として総蛋白(TP),尿酸(UA),中性
脂肪(TG)等を分析するようにした自動化学分析装置が
知られている。
第6図はサンプル6への試薬4の分注を示す説明図で
ある。
ノズル1内に試薬4を吸引する際、試薬4を吸引又は
分注するための媒体として用いる純水2と、この純水2
が試薬4に混合するのを防ぐための空気3とを介して試
薬4を吸引するようにしている。純水2によって前記空
気3を介して試薬4を吸引しているとはいえ、純水2側
の試薬(以下、ダミー用試薬という)4aには、幾らかの
純水2が混合されてしまう。そこで反応容器5内のサン
プル6に試薬4を分注する際、純水2が混合していない
ノズル1の先端側の試薬(以下、分注用試薬という)4b
を分注するようにしている。
そして、このノズル1から分注用試薬4bを反応管5内
のサンプル6に分注した後は、サンプル6と試薬4bとを
撹拌してこれら混合液の分析を行う。分析が終了する
と、ノズル1内に残っているダミー用試薬4aは捨てら
れ、また次の試験のために新たにダミー用試薬4a及び分
注用試薬4bをノズル1内に吸引する。
(発明が解決しようとする課題) 上述のように同一の試験項目が連続した場合でも分析
が終了する毎にダミー用試験4aは捨てられていた。この
ため、試薬の利用効率が悪いという問題があった。
そこで、本発明は上記事情に鑑みてなされたものであ
り、試薬の利用効率を向上させた自動化学分析装置を提
供することを目的としている。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明は、吸引分注手段により吸引分注媒体を介して
試験項目に対応する試薬をノズル内に吸引し、この試薬
の内、反応に必要な量の試薬を反応管に分注する自動化
学分析装置において、予め入力された試験項目情報が、
前回の試験項目と異なる場合、前記ノズル内に残留する
試薬を排出して新たに試薬を吸引し、前回の試験項目と
同一の場合、前記ノズル内に残留する試薬を排出せずに
反応に必要な量の試薬を吸引するよう、前記吸引分注手
段を制御する制御手段を有することを特徴としている。
(作 用) 以下に上記構成の装置の作用を説明する。
この装置の吸引分注手段により吸引分注媒体を介して
試薬を吸引すると、吸引分注媒体側の試薬には、吸引分
注媒体が幾らか混入する。
そこで、試薬を反応管に分注するときは、吸引分注媒
体側の試薬をノズル内に残しておき、吸引分注媒体が混
入していないノズル先端側の試薬を分注するようにして
いる。
まず、この装置に分析したい試験項目を入力する。制
御手段は、入力された試験項目に対応する試薬を選定
し、吸引分注手段を制御して、この試験項目情報が、前
回の試験項目と異なる場合、前記ノズル内に残留する試
薬を排出させて、新たに試薬を吸引させ、前回の試験項
目と同一の場合、前記ノズル内に残留する試薬を排出さ
せずに反応に必要な量の試薬を吸引させる。
(実施例) 以下に本発明の実施例を詳細に説明する。
第1図は本発明の一実施例の比色法による自動化学分
析装置10の概略斜視図を示すものである。
本実施例装置10は、人体から採取した血清等のサンプ
ル6を受け入れている複数のサンプル管6aを配置したサ
ンプル部7と、試験項目に対応する試薬4をこの種類毎
に入れた試薬管4cを有する試薬部8と、サンプル6と試
薬4とを混合させてサンプル6を反応させる複数の反応
管5を有する反応部9とを有している。
また本実施例装置10は、試験項目等の情報を入力する
操作部15と、測光部12により測定された測定結果を表示
するCRT16,プリンタ17と、本装置10全体を制御するシス
テムコントローラ18とを有している。
前記サンプル部7は、サンプル管6a内のサンプル6を
吸引分注するサンプル吸引分注機構7aを有しており、こ
のサンプル吸引分注機構7aは、システムコントローラ18
の制御の基に、所望のサンプル管6aを選択し、このサン
プル管6a内の所定量のサンプル6を吸引した後、反応部
9の所定の反応管5に分注できるように構成されてい
る。
前記試薬部8は、試薬管4c内の試験項目に対応する試
薬4をノズル1より吸引分注する吸引分注手段としての
試薬吸引分注機構8aを有しており、この試薬吸引分注機
構8aは、システムコントローラ18の制御の基に、所望の
試薬管4cを選択し、この試薬管4c内の所定量の試薬4を
吸引した後、反応部9の所定の反応管5に分注できるよ
うに構成されている。
前記反応部9は、反応管5内に分注されたサンプル6
と試薬4との混合液を撹拌する撹拌部11と、撹拌された
混合液の分析を行う測光部12と、分析の前後に反応管5
内を洗浄する洗浄部13と、安定な測定を行えるように反
応管5内の混合液を一定温度に保つ恒温部14とを有して
いる。
前記測光部12は、光源12aと、この光源12aからの光を
反応管5内のサンプル6と試薬4との混合液に透過さ
せ、この透過した光を波長毎に分散させる回析格子12b
と、この分散後の光を受けて波長毎の吸光度を検出する
検出器12cとを含む検出系を有し、この混合液を反応状
態即ち吸光度の検出を行うようにしている。そして、こ
の混合液の吸光度測定の前に反応管5に純水をいれたと
きの吸光度を測定(以下水ブランク測定という)してお
き、この測定データを校正用基準データとしている。反
応管5の汚れは、測定の度に異なるので、この校正用基
準データを、混合液の吸光度測定前にその都度得るよう
にしている。
第2図は本実施例装置10の概略構成ブロック図を示す
ものである。
システムコントローラ18は、本装置10の全体の動作を
制御する制御手段としてのCPU18aと、前記操作部15に入
力された試験項目情報及びこの試験項目情報に対応する
試薬情報を記憶するメモリ18bと、この試験項目情報に
基づく分析を実行するための一連の動作指令情報をプロ
グラムとして記憶しているプログラムメモリ18cとを有
して構成されている。そして、このシステムコントロー
ラ18には、前記操作部15,CRT16,プリンタ17,試薬吸引分
注機構8a,サンプル吸引分注機構7a,反応部9が電気的に
接続され、反応部9には、システムコントローラ18以外
に試薬吸引分注機構8a,サンプル吸引分注機構7aとが電
気的に接続されている。
次に、本実施例装置10の全体的動作を第3図をも用い
て説明する。
反応管5に試薬4及びサンプル6を分注する順序はど
ちらを先にしても同様であるが、試薬4を先に分注する
場合を例にして説明する。
また、試薬4は一つの試験項目に対して、一種類の試
薬4だけでなく必要に応じて2種類以上用いる場合もあ
り、以下の動作説明では、2種類用いる場合について説
明する。
最初に、操作部15のスタートキー(図示せず)を押下
して電源を投入すると、スタート信号がCPU18aに送出さ
れ、CPU18aは、プログラムメモリ18c内に記憶されてい
るプログラムを読み出し、準備完了となる(ST1)。
次に、この操作部15に試験項目等の情報を入力する
と、CPU18aは、この試験項目情報をメモリ18bに記憶さ
せ、次に、洗浄部13を制御して反応管5内を洗浄させる
(ST2)。
そして、CPU18aは、洗浄部13を制御して純水を反応管
に分注させ、測光部12に水ブランク測定を行わせ、この
測定が終了後この測定に用いた純水を排出させる(ST
3)。
CPU18aは、メモリ18bに記憶されている試験項目情報
を検索し、試薬吸引分注機構8aを制御して、操作部15に
入力された試験項目情報に対応する試薬4を、吸引分注
媒体としての純水を吸引することによりノズル1内に吸
引させる。(ST4)。
試薬吸引分注機構8aは、CPU18aの制御の基に、先程吸
引した試薬4を第1試薬として反応部9の反応管5に分
注する(ST5)。
次に、CPU18aは、サンプル吸引分注機構7aにサンプル
部7のサンプル6を吸引させ、この吸引したサンプル6
を前記ステップST5で分注した同じ反応管5に分注する
(ST6)。
続いて、CPU18aは、撹拌部11に反応管5に分注された
試薬4とサンプル6との混合液を撹拌させる(ST7)。
前記ステップST7と同様に、CPU18aは試薬吸引機構8a
を制御して試薬4を第2試薬として、前記ステップST7
で得られた混合液に分注させる(ST8)。
前記ステップST7と同様に撹拌が行われる(ST9)。
そして、CPU18aは測光部12に第1試薬及び第2試薬が
分注された混合液を測光させ、この測光結果情報を受け
とる(ST10)。
CPU18aは、この受けとった測光結果情報をCRT16に送
出して画像表示させ、また、この測光結果情報をプリン
タ17へも送出して印字処理させる(ST11)。
洗浄部13は、CPU18aの制御によって、分析が終了した
反応管5内の混合液を排出し、この反応管5の洗浄を行
い(ST12)、測定が終了する(ST13)。
次に、上述の説明中特に前記ステップST4に関係し
て、試薬吸引分注機構8aによる吸引分注作業について第
4図,第5図及び第6図を用いて詳述する。
試薬吸引分注機構8aは、ノズル1内には前述した第6
図に示すように、吸引又は分注するための媒体として用
いる純水2と、この純水2が試薬4に混合するのを防ぐ
ための空気3とを介して負圧力によって試薬4を吸引し
た後、第4図(a)に示すように、分析するのに必要な
量の分注用試薬4bを反応管5に分注する。
次に、分析が終了した後、次に分析を行おうとする試
験項目が、前回の試験項目と異なる場合、第4図(b)
に示すように、試薬吸引分注機構8aは、前記ノズル1内
に残留するダミー用試薬4aを排出して新たにダミー用試
薬4aを含む試薬4を吸引する。また、分析を行おうとす
る試験項目が、前回の試験項目と同一の場合、第4図
(c)に示すように、ノズル1内に残留する試薬4aを排
出せずに反応に必要な量の分注用試薬4bを吸引する。
尚、第5図に示すように試薬吸引分注機構8aが吸引す
る量は、CPU18aによる時間制御によりコントロールされ
る。
例えば、試薬吸引分注機構8aが第4図(b)の次の工
程でダミー用試薬4aと分注用試薬4bとを合計した試薬量
Q2を吸引するときは、吸引時間をt2とし、第4図(c)
のように分注用試薬4b分の試薬量Q1を吸引するときは、
吸引時間をt1として制御される。
以上のように本発明の一実施例は構成されているの
で、同一項目毎に測定する項目優先(通常タンデム方式
と称せられている。)の場合,試薬のセットミスにより
再度同一試験を行わなければならない場合や、GLU(グ
ルコース)の血糖負荷試験の場合等の同一の試験項目が
連続している場合など、ダミー用試薬4aを捨てずに次の
分注用試薬4bの吸引の際に用いているので、試薬の無駄
が減り試薬の利用効率が向上する。
以上、一実施例について説明したが、本発明はこれに
限定されるものでなく、その要旨を変更しない範囲で種
々に変形実施が可能である。
例えば、比色法による分析だけでなく、電解法による
分析を行う装置にも適用できる。
[発明の効果] 以上詳述した本発明によれば、試験項目情報に基づい
て試薬の吸引する量を制御するようにしているので、同
一の試験項目が連続している場合、試薬の利用効率を向
上させた自動化学分析装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の自動化学分析装置の概略斜
視図、第2図は本実施例装置の概略構成ブロック図、第
3図は本実施例装置の動作を示すフローチャート、第4
図(a)乃至(c)及び第5図は試薬吸引分注機構によ
る吸引分注作業についての説明図、第6図はサンプルへ
の試薬の分注を示す説明図である。 1……ノズル、2……純水(吸引分注媒体)、 4,4a,4b……試薬、5……反応管、 8a……試薬吸引分注機構(吸引分注手段)、 10……自動化学分析装置、 18a……CPU(制御手段)。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】吸引分注手段により吸引分注媒体を介して
    試験項目に対応する試薬をノズル内に吸引し、この試薬
    の内、反応に必要な量の試薬を反応管に分注する自動化
    学分析装置において、予め入力された試験項目情報が、
    前回の試験項目と異なる場合、前記ノズル内に残留する
    試薬を排出して新たに試薬を吸引し、前回の試験項目と
    同一の場合、前記ノズル内に残留する試薬を排出せずに
    反応に必要な量の試薬を吸引するよう、前記吸引分注手
    段を制御する制御手段を有することを特徴とする自動化
    学分析装置。
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