JP2783216B2 - 半導体装置の配線方法 - Google Patents

半導体装置の配線方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゲートアレイやス
タンダードセルなどの論理集積回路の設計方法に関し、
特に、与えられたネットリストから各ネットの配線パタ
ーンを決定する半導体装置の配線方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ゲートアレイなどのマスタスライス型集
積回路やスタンダードセルなどの、いわゆるセミカスタ
ム型の半導体論理集積回路では、論理合成シミュレータ
などから出力されたネットリストに基づき自動配置配線
ツールを用いることによって、各セル間の配線パターン
が決定される。近年、ゲートアレイやスタンダードセル
におけるゲート数やセル数が増大し、配線パターンが微
細化してきており、配線パターンの微細化に伴って配線
間の寄生容量(ストレーキャパシタンス)も増大し、こ
のために生じる信号遅延は高速動作をさせるときには無
視できなくなってきている。
【0003】特開平4−207071号公報には、同一
幅の信号配線パターンがほぼ等間隔で複数本配設された
ゲートアレイ方式の集積回路を改良し、クロック信号配
線とこのクロック信号配線に隣接する信号配線との配線
間隔を他の部分の2倍以上とすることにより、クロック
信号配線と隣接する配線との間の容量を減少させて配線
容量を低減し、クロック信号の遅延を抑制する技術が開
示されている。この技術によれば、クロック信号配線の
位置によって生じる信号伝達時間のばらつきが抑えら
れ、タイミング設計が容易になる。
【0004】図7は特開平4−207071号公報の自
動配線技術によって決定された配線レイアウトの例を示
す平面図である。ここでは2層の配線が行われており、
図示左右方向に延びる配線パターンが1層目であり、図
示上下方向に延びる配線パターンが2層目である。そし
て、1層目の配線31と2層目の配線41,42がスル
ーホール51,52を介して接続し、一続きのクロック
信号配線を形成している。そして、クロック以外の一般
の信号のために1層目には配線32〜34が設けられ、
2層目には配線43〜47が設けられている。このうち
配線32と配線44とはスルーホール53を介して接続
している。図示3A〜3Eは、自動配線プログラムがク
ロック信号配線を考慮して1層目の信号配線を配設する
ためのチャネルであり、図示4A〜4Hは同様にクロッ
ク信号配線を考慮して2層目の信号配線を配設するため
のチャネルである。1層目においてクロック信号の配線
31の両側には一般の信号の配線33,34が配置して
おり、配線31と配線33の配線間隔d4と、配線31
と配線34の間隔d5とは相互に等しくなっている。さ
らにこれらの配線間隔d4,d5は、一般の信号のため
の隣接する2配線(例えば配線32,33)の配線間隔
d6の2倍となっている。同様に、2層目において、ク
ロック信号の配線41とその両側の通常の信号の配線4
3,44との配線間隔L4,L5、クロック信号の配線4
2とその両側の通常の信号の配線45,46との配線間
隔L6,L7は、それぞれ、通常の信号の配線間の配線
間隔L8の2倍となっている。
【0005】このように、特開平4−207071号公
報に開示された技術では、通常の信号の配線の幅と間隔
は、それぞれ、微細加工技術によって決定される最小配
線幅、最小配線間隔とし、クロック信号配線は、隣接す
る配線に対して予め指定した配線間隔(最小配線間隔よ
り大きい)を満足するように配設する。このようにし
て、クロック信号配線に付随する隣接配線間容量を減少
させ、クロック信号の遅延と波形のなまりとを防止して
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
特開平4−207071号公報には、クロック信号配線
と他の配線との配線間隔を通常の2倍以上に広げるとい
う考え方は示されているが、実際の自動配線の際にどの
ようにして配線間隔を広げるかについてまでは言及され
ていない。ゲートアレイやスタンダードセルに従来より
適用されている自動レイアウト技術は、微細加工技術上
の観点から予め決定されている配線間隔で配線格子を設
け、この配線格子を用いて無差別に配線を行うためもの
であるため、このままでは選択的に配線間隔が広げられ
たレイアウトを自動的に生成することを簡単に実現する
ことができない。
【0007】また、上述の例ではクロック信号配線に関
してのみ配線間隔を広げて寄生容量を減らしているが、
通常の信号の配線の中にも信号の遅延に対する条件が厳
しいものいわゆるクリティカルパスが存在するので、ク
リティカルパスについても配線間隔を自動的に広げられ
るようにすることが望まれる。
【0008】本発明の目的は、配線パターンの自動レイ
アウト時にクロック配線やクリティカルパスに関して隣
接配線との配線間隔を広げることができる具体的な配線
方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置の製
造方法は、回路のネットリストに基づいて各ネットの配
線パターンを決定する半導体装置の配線方法であって、
前記ネットリストに基づいて、信号伝達を遅延させたく
ない信号が伝わるネットを探索する第1のステップと、
前記第1のステップで探索されたネットに対してフラグ
を付加する第2のステップと、前記フラグが付加された
ネットの配線とそれに隣接する配線との配線間隔が通常
の配線相互の配線間隔よりも大きくなるように、前記各
ネットの配線のレイアウトを行う第3のステップと、を
有する。
【0010】第3のステップとしては、具体的には、
フラグが付加されたネットの配線を太幅として各ネット
の配線のレイアウトを行い、フラグが付加されたネット
の配線の少なくとも周囲の配線のレイアウトが終了した
時点で、太幅でレイアウトされた配線を任意の幅に細線
化するステップを用いたり、フラグが付加されたネッ
トの配線を挟むように平行にダミー配線が伴った状態で
前記フラグが付加されたネットの配線をレイアウトし、
その他のネットの配線をレイアウトし、フラグが付加さ
れたネットの配線及びダミー配線の少なくとも周囲の配
線のレイアウトが終了した時点で、ダミー配線を取り外
すステップを用いたり、あるいは、フラグが付加され
たネットの配線の周囲に隣接禁止領域を自動発生させな
がらフラグが付加されたネットの配線を他のネットの配
線よりも優先してレイアウトし、各ネットの配線のレイ
アウトを完了させるステップを用いたりすることができ
る。
【0011】本発明において、信号伝達を遅延させたく
ない信号としては例えばクロック信号が挙げられ、この
場合には、第1のステップにおいてクロックツリー手法
を用いることによって、クロック信号の伝わるネットを
探索することができる。あるいは、信号伝達を遅延させ
たくない信号のネットとして、クリティカルパスを探索
するようにしてもよい。
【0012】本発明では、信号伝達を信号を遅延させた
くない信号のネット、例えばクロック配線やクリティカ
ルパスのネットを探索してフラグを付加し、各ネットの
配線のレイアウトを行う場合に、フラグが付加されたネ
ット(フラグ付きネット)の配線と他の配線との配線間
隔が通常配線相互の配線間隔よりも広がるようにしてい
るので、クロック配線やクリティカルパスの配線と隣接
する配線との間の寄生容量が減少し、クロックやクリテ
ィカルパスを通過する信号の遅延が低減する。また、こ
のレイアウト処理は自動配置配線ツールなどで自動的に
行われる。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。
【0014】《第1の実施の形態》図1は本発明の第1
の実施の形態での半導体装置の配線方法の手順を示すフ
ローチャートである。ここでは、ネットリストからクロ
ック配線のネットを探索してクロック配線と隣接する配
線との配線間隔を広げて自動レイアウトを実行する。も
ちろん、クロック配線だけでなくクリティカルパスと隣
接する配線との配線間隔を広げることにも応用できる。
【0015】まず、論理合成シミュレータなどを用いて
トップダウン手法で回路設計、タイミング設計を行い、
回路のネットリストを生成する。そして、このネットリ
ストの解析を行い(ステップ101)、自動配置配線ツ
ールを用いてトランジスタ素子部の配置を行う(ステッ
プ102)。続いて、クロックツリー手法を用いてフリ
ップフロップのクラスタを形成し(ステップ103)、
クロックの最適分配のためにクロックツリー用のバッフ
ァを挿入する(ステップ104)。このとき、バッファ
を挿入したために、ネットリストは更新され、クロック
ツリー用のバッファ名、新ネット名が追加されている。
そして、クロックの伝わるネット(クロック配線)を更
新後のネットリストから探索し(ステップ105)、探
索されたネットにフラグを付加し(ステップ106)、
自動配置配線ツールにこれらの配線情報を引き渡す。バ
ックアノテーション後にレイアウトを行う場合であれ
ば、ステップ105においてバックアノテーション結果
に基づいてクリティカルパスを抽出し、ステップ106
においては抽出されたクリティカルパスにフラグを付加
するようにしてもよい。クロック配線とクリティカルパ
スの両方にフラグを付加してもよい。なお、クリティカ
ルパスは、例えば、所与の遅延時間条件を満たさなかっ
たパスを探索することによって抽出される。
【0016】自動配置配線ツールでは、まず、引き渡さ
れた配線情報からフラグ付きネットが検出される(ステ
ップ107)。そして、検出されたネットを太幅でレイ
アウトするための配線幅入力を行い(ステップ10
8)、フラグ付きネットはこの太幅で、フラグなしネッ
トは通常幅でレイアウトする(ステップ109)。そし
て、全配線のレイアウトが完了したかを判定し(ステッ
プ110)、完了していない場合にはステップ109を
繰返し実行し、完了している場合には、太幅でレイアウ
トを行った配線を微細加工技術の制約内において任意の
幅に細くするための細らせ幅の入力を行い(ステップ1
11)、その後、太幅でレイアウトを行った配線(クロ
ック配線など)をこの細らせ幅にまで細線化する(ステ
ップ112)。
【0017】図2は、このようにして配線を行った場合
のレイアウトの例である。ここでは2層の配線が行われ
ており、図示左右方向に延びる配線パターンが1層目で
あり、図示上下方向に延びる配線パターンが2層目であ
る。1層目には配線10〜14が配置され、2層目には
配線20〜29が配置されている。これらの配線のう
ち、配線21と配線11と配線29とが接続してクロッ
ク配線を構成しており、他の配線は一般の信号の伝達に
使用されている。図示正方形「□」は、そこでスルーな
どを介してホール1層目の配線と2層目の配線が接続し
ていることを示している。図示1A〜1Dは、自動配線
プログラムがクロック信号配線を考慮して1層目の信号
配線を配設するためのチャネルであり、図示2A〜2H
は同様にクロック信号配線を考慮して2層目の信号配線
を配設するためのチャネルである。
【0018】本実施の形態では、配線21,11,29が
フラグ付きネットに対応し、その他の配線10,12〜
14,20,22〜28がフラグなしネットに対応する。
そこでまず、このフラグ付きネットを3格子にまたがる
太幅配線A(図示点線)としていったん自動配置配線ツ
ールに認識させておき、この状態で各ネットの配線のレ
イアウトを行う。したがって、太幅配線Aと通常幅であ
る配線10,12〜14,20,22〜28とが混在する
ことになる。このとき、1層目において、通常幅の配線
どうしの配線間隔d1と通常幅の配線と太幅配線Aの配
線間隔d2とが等しくなり、2層目において、通常幅の
配線どうしの配線間隔L3と通常幅の配線と太幅配線A
の配線間隔L2とが等しくなる。これらの配線間隔d
1,d2,L2,L3は、いずれも、微細加工技術上の条
件から一律に決定される間隔である。続いて、太幅配線
Aを通常の配線幅にまで細らすと、図示するように一続
きの配線21,11,29が、その両側の1格子分だけ配
線が抜けた状態で、通常の配線幅で配置される。1層目
において、フラグ付きネットの配線11と一般の信号用
の配線14との配線間隔d3は通常配線間の配線間隔d
1の2倍以上となっており、また、2層目において、フ
ラグ付きネットの配線21と一般の信号用の配線20と
の配線間隔L1は通常配線間の配線間隔L3の2倍以上
となっている。これによって、クロック配線(配線2
1,11,29)を伝わるクロックの遅延が抑えられる。
【0019】《第2の実施の形態》図3は本発明の第2
の実施の形態での半導体装置の配線方法の手順を示すフ
ローチャートである。この実施の形態では、クロック配
線やクリティカルパスの両側にダミー配線が設けられる
ようにしてレイアウトを行い、レイアウト終了後にダミ
ー配線を取り払うことによって、クロック配線やクリテ
ィカルパスと通常の配線との間隔が広げられた配線レイ
アウトが得られる。
【0020】まず、上述の第1の実施の形態のステップ
101〜107と同じ手順によってステップ201〜2
07を実行し、フラグ付きネットの検出までを行う。そ
して、フラグ付きネットの両側にそれぞれ配置すべきダ
ミー配線の本数を入力する(ステップ208)。続い
て、フラグ付きネットとダミー配線とフラグなしネット
とを通常幅でレイアウトする(ステップ209)。この
際、フラグ付きネットを配置する各層ごとに、フラグ付
きネットが常に両側からダミー配線で挟まれ、かつフラ
グ付きネットとダミー配線との間には他のダミー配線以
外の配線が介在しないように、フラグ付きネットとダミ
ー配線を配置する。フラグ付き配線の各側に配置される
ダミー配線の本数はステップ208で入力された本数で
ある。ダミー配線とフラグ付きネットの配線との配線間
隔や、ダミー配線とそれに隣接する通常配線との配線間
隔は、通常配線相互の配線間隔と同一である。そして、
全配線のレイアウトが完了したかを判定し(ステップ2
10)、完了していない場合にはステップ209を繰返
し実行し、完了している場合には、ダミー配線のみを削
除する(ステップ211)。
【0021】図4は、このようにして配線を行った場合
のレイアウトの例であり、ここでは図2の場合と同様に
2層の配線が行われている。また、フラグ付きネットの
配線の各側に配置されるダミー配線の本数は、それぞれ
1本としている。図2に示す例と異なるのは、フラグ付
きネットの配線21,11,29とこれに対して挟むよう
に平行に設けられる1対のダミー配線B,Cとからなる
3本の配線の束を自動配置配線ツールが認識し、この状
態でレイアウトを行って3本の配線の束を太幅領域の代
りに配置し、その後、ダミー配線B,Cが取り除かれる
点である。1層目におけるダミー配線と通常配線の配線
間隔d2は通常配線相互の配線間隔d1と等しく、これ
によって、ダミー配線除去後のフラグ付きネットの配線
と通常の配線との配線間隔d3は、通常の配線間隔d1
の2倍以上となっている。同様に、2層目におけるダミ
ー配線と通常配線の配線間隔L2は通常配線相互の配線
間隔L3と等しく、ダミー配線除去後のフラグ付きネッ
トの配線と通常の配線との配線間隔L1は、通常の配線
間隔L3の2倍以上となっている。結局、図4に示され
るように、第2の実施の形態によっても第1の実施の形
態(図2参照)と同様の配線レイアウトが得られたこと
になる。
【0022】《第3の実施の形態》図5は本発明の第3
の実施の形態での半導体装置の配線方法の手順を示すフ
ローチャートである。この実施の形態では、クロック配
線やクリティカルパスの配線のレイアウトに際しこれら
の配線の周囲に隣接禁止領域を自動発生させながらこれ
らの配線を他の配線よりも優先してレイアウトする。こ
れによって、クロック配線やクリティカルパスと通常の
配線との間隔が広げられた配線レイアウトが得られる。
【0023】まず、上述の第1の実施の形態のステップ
101〜107と同じ手順によってステップ301〜3
07を実行し、フラグ付きネットの検出までを行い、さ
らに、隣接禁止領域の幅の入力を行う(ステップ30
8)。続いて、フラグ付きネットの配線を1ネットず
つ、その配線に該当する層において隣接禁止領域を自動
発生させながら、優先して配置する(ステップ30
9)。隣接禁止領域の幅は先に入力されている幅とす
る。全てのフラグ付きネットの配線のレイアウトが完了
したら、次にフラグなしネットの配線を行う(ステップ
310)。
【0024】図6は、このようにして配線を行った場合
のレイアウトの例であり、ここでは図2の場合と同様に
2層の配線が行われている。フラグ付きネットの配線2
1,11,29を優先してレイアウトし、さらにこれらの
フラグ付きネットの配線21,11,29の周囲の同層上
に配線禁止領域(隣接禁止領域)Dを生成することで、
フラグ付きネットの配線と通常の信号配線との間隔を広
げ、結果として図2に示すものと同等のレイアウトを実
現している。図6において配線禁止領域Dは斜線の枠で
囲まれた領域である。図示されるように、各層における
フラグ付きネットの配線と通常配線との配線間隔d3,
L3は、それぞれ、通常配線の配線間隔d1,L1の2
倍以上となっている。
【0025】
【発明の効果】以上の説明したように本発明は、クロッ
ク信号配線やクリティカルパスのネットを探索してフラ
グを付加し、フラグ付きネットに対しては、例えば、太
幅で配線したり、ダミー配線を随伴させたり、近傍に配
線禁止領域を設定したりしてレイアウトを行い、その
後、細線化、ダミー配線の除去などを行うことにより、
クロック信号配線やクリティカルパスの周囲の配線間隔
だけを自動的に広げることが可能になり、クロック信号
やクリティカルパスを伝搬する信号の遅延を低減するこ
とができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態での自動配置配線の
処理を示すフローチャートである。
【図2】第1の実施の形態でのレイアウト例を示す平面
図である。
【図3】第2の実施の形態での自動配置配線の処理を示
すフローチャートである。
【図4】第2の実施の形態でのレイアウト例を示す平面
図である。
【図5】第3の実施の形態での自動配置配線の処理を示
すフローチャートである。
【図6】第3の実施の形態でのレイアウト例を示す平面
図である。
【図7】従来の自動配線技術によるレイアウト例を示す
平面図である。
【符号の説明】
10〜14,20〜29 配線 1A〜1D,2A〜2H 配線チャネル A 太幅配線 B,C ダミー配線 D 配線禁止領域 101〜112,201〜211,301〜310
ステップ

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回路のネットリストに基づいて各ネット
    の配線パターンを決定する半導体装置の配線方法であっ
    て、 前記ネットリストに基づいて、信号伝達を遅延させたく
    ない信号が伝わるネットを探索する第1のステップと、 前記第1のステップで探索されたネットに対してフラグ
    を付加する第2のステップと、 前記フラグが付加されたネットの配線とそれに隣接する
    配線との配線間隔が通常の配線相互の配線間隔よりも大
    きくなるように、前記各ネットの配線のレイアウトを行
    う第3のステップと、を有する半導体装置の配線方法。
  2. 【請求項2】 回路のネットリストに基づいて各ネット
    の配線パターンを決定する半導体装置の配線方法であっ
    て、 前記ネットリストに基づいて、信号伝達を遅延させたく
    ない信号が伝わるネットを探索する第1のステップと、 前記第1のステップで探索されたネットに対してフラグ
    を付加する第2のステップと、 前記フラグが付加されたネットの配線を太幅として前記
    各ネットのレイアウトを行い、前記フラグが付加された
    ネットの配線の少なくとも周囲の配線のレイアウトが終
    了した時点で、前記太幅でレイアウトされた配線を任意
    の幅に細線化する第3のステップと、を有する半導体装
    置の配線方法。
  3. 【請求項3】 回路のネットリストに基づいて各ネット
    の配線パターンを決定する半導体装置の配線方法であっ
    て、 前記ネットリストに基づいて、信号伝達を遅延させたく
    ない信号が伝わるネットを探索する第1のステップと、 前記第1のステップで探索されたネットに対してフラグ
    を付加する第2のステップと、 前記フラグが付加されたネットの配線を挟むように平行
    にダミー配線が伴った状態で前記フラグが付加されたネ
    ットの配線をレイアウトし、その他のネットの配線をレ
    イアウトし、前記フラグが付加されたネットの配線及び
    前記ダミー配線の少なくとも周囲の配線のレイアウトが
    終了した時点で、前記ダミー配線を取り外す第3のステ
    ップと、を有する半導体装置の配線方法。
  4. 【請求項4】 回路のネットリストに基づいて各ネット
    の配線パターンを決定する半導体装置の配線方法であっ
    て、 前記ネットリストに基づいて、信号伝達を遅延させたく
    ない信号が伝わるネットを探索する第1のステップと、 前記第1のステップで探索されたネットに対してフラグ
    を付加する第2のステップと、 前記フラグが付加されたネットの配線の周囲に隣接禁止
    領域を自動発生させながら前記フラグが付加されたネッ
    トの配線を他のネットの配線よりも優先してレイアウト
    し、前記各ネットの配線のレイアウトを完了させる第3
    のステップと、を有する半導体装置の配線方法。
  5. 【請求項5】 前記信号伝達を遅延させたくない信号が
    クロック信号である請求項1乃至4いずれか1項に記載
    の半導体装置の配線方法。
  6. 【請求項6】 前記第1のステップにおいてクロックツ
    リー手法を用いることによって、前記クロック信号の伝
    わるネットが探索される請求項5に記載の半導体装置の
    配線方法。
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