JP2780947B2 - ショルダーパッド - Google Patents

ショルダーパッド

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JP2780947B2
JP2780947B2 JP7070009A JP7000995A JP2780947B2 JP 2780947 B2 JP2780947 B2 JP 2780947B2 JP 7070009 A JP7070009 A JP 7070009A JP 7000995 A JP7000995 A JP 7000995A JP 2780947 B2 JP2780947 B2 JP 2780947B2
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JP
Japan
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shoulder pad
shoulder
core material
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urethane sponge
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JP7070009A
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初夫 北田
正浩 中島
哲治 渡慶次
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Ikegami Tsushinki Co Ltd
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Ikegami Tsushinki Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、芯材をクッション材に
よって被覆したショルダーパッドに係り、特に、安定性
が要求される放送用や業務用のテレビカメラなどに用い
て好適なショルダーパッドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のショルダーパッドとしては、例え
ば、芯材を発泡ウレタン系、ゴム系、あるいは発泡シリ
コンなどの単一素材によって被覆したものがある。ま
た、芯材を発泡ウレタン系の単一素材によって被覆した
上、人の肩に当たる部分にゴムを張り付けたものもある
(実開昭63−173978号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、芯材を発泡ウ
レタン系の単一素材によって被覆したものは外皮にあた
る表面が滑りやすく、また、それをゴム系の単一素材に
よって被覆したものは重くて堅く、また、それを発泡シ
リコンの単一素材によって被覆したものは外皮にあたる
表面がもろいという問題があった。一方、芯材を発泡ウ
レタン系の単一素材によって被覆した上、人の肩に当た
る部分にゴムを張り付けたものは、そのゴムが剥がれや
すいという問題があった。
【0004】本発明の目的は、軽さとクッション性を確
保した上、滑り難くて劣化の少ない外皮を備えて、テレ
ビカメラなどを安定して肩に保持することができるショ
ルダーパッドを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のショルダーパッ
ドは、芯材をクッション材によって被覆したショルダー
パッドにおいて、前記芯材に形成されて、機器との結合
用の部材を通す孔と、前記クッション材に形成されて、
前記孔の周縁部分を外部に露出させる貫通孔と、前記芯
材の孔の周縁部分を金型内に位置決め保持する射出成型
用金型によって、前記クッション材の全表面上に射出成
形されたゴム系の被覆層とを備えたことを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明のショルダーパッドは、芯材を被覆する
クッション材の全表面にゴム系の被覆層を形成すること
により、軽さとクッション性、および滑り難さを確保し
た上、そのシリコンゴムの被覆層の剥離を防止して耐久
性を向上させる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0008】図1から図10は、本発明の第1の実施例
を説明するための図であり、本実施例のショルダーパッ
ド10は、図1に示すようにテレビカメラCの下部に取
り付けられるテレビカメラ用ショルダーパッドとしての
適用例である。
【0009】ショルダーパッド10は、芯材(インサー
ト材)11をウレタンスポンジ(ウレタン製のクッショ
ン材)12によって被覆し、さらにウレタンスポンジ1
2の全表面に、シリコンゴムの被覆層13を外皮として
形成した構成となっている。
【0010】芯材11はアルミニウムあるいはプラスチ
ックによって成形されており、図9に示すように、その
前後方向の端部には湾曲部11A,11Bが下方に湾曲
形成され、その中間の平板状部11Cの片側には、外側
平板状部11Dが下方に折曲形成されている。ショルダ
ーパッド10の使用に際しては、外側平板状部11Dが
肩の外側となるように、湾曲部11A,11Bが肩の前
後方向に位置する。例えば、ショルダーパッド10を右
肩に載せる場合には、湾曲部11Aが右肩の前方側に位
置し、湾曲部11Bが右肩の後方側に位置することにな
る。平板状部11Cには、テレビカメラCとの結合用の
ねじ(図示せず)を通すための長孔11E,11Eが形
成されている。さらに、この平板状部11Cおよび外側
平板状部11Dには複数の円孔11Fが形成されてい
る。
【0011】ウレタンスポンジ12は芯材11をモール
ドするようにインサート成形されている。このウレタン
スポンジ12の上面部はテレビカメラCの下部に合致す
る形状とされ、また、その下面部は肩にフィットする形
状とされている。それらの上面部および下面部の形状
は、ショルダーパッド10の表面形状として現れるた
め、それらの形状については後述する。さらに、ウレタ
ンスポンジ12には、芯材11の長孔11Eに連通する
貫通孔12Aが形成されている。本例の場合、貫通孔1
2Aは長孔11Eよりも若干大きく形成されており、ウ
レタンスポンジ12は、芯材11の長孔11Eの周縁部
分11E−1、湾曲部11A,11Bの先端部分11A
−1,11B−1、および外側平板状部11Dの上面1
1D−1を除き、その芯材11の全体を被覆している。
【0012】また、ウレタンスポンジ12は芯材11の
円孔11Fを通して上下の部分が一体化するため、この
円孔11Fによって、ウレタンスポンジ12と芯材11
との結合強度が向上することになる。この円孔11F
は、芯材11ひいてはショルダーパッド10全体の軽量
化、さらにウレタンスポンジ12の弾性力の調整にも寄
与する。
【0013】シリコンゴムの被覆層13は、ウレタンス
ポンジ12の全表面を均一の厚さ(例えば、1mmの厚
さ)で覆っている。この被覆層13は、ウレタンスポン
ジ12の表面に露出している芯材11の湾曲部11A,
11Bの先端部分11A−1,11B−1(図4参
照)、および外側平板状部11Dの上面11D−1(図
5、図6参照)をも覆い、そして図3および図4に示す
ように、芯材11の長孔11Eの周縁部分11E−1の
みを表面に露出させるように形成されている。被覆層1
3の形成に際しては、例えば、芯材11をウレタンスポ
ンジ12によって被覆した一体成形素材を金型の中に位
置決めし、その一体成形素材と金型の内面との間に被覆
層13の厚さ分のキャビテイを形成して、そのキャビテ
イ内にシリコンゴムを射出して被覆層13を形成する。
その場合、金型内における一体成形素材の位置決め保持
用として、長孔11Eの周縁部分11E−1を利用する
ことができる。また、被覆層13の形成時には、図10
のようなウレタンスポンジ12の凹凸の外表面がシリコ
ンゴムに浸漬して、その外表面に対して被覆層13が強
固に接着されることになる。
【0014】次に、ショルダーパッド10の表面形状に
ついて説明する。その表面形状は、ウレタンスポンジ1
2の形状が現れたものである。
【0015】まず、ショルダーパッド10の上面部は、
テレビカメラCの下部に合致する形状とされており、本
例では、芯材11の平板状部11Cの上方に位置する平
面部10Aと、芯材11の外側平板状部11Dの上方に
位置する平面部10Bとの間に段差があり、それらの平
面部10A,10Bの前後には下方に湾曲する湾曲面部
10C,10Dが形成されている。一方、ショルダーパ
ッド10の下面部は、肩にフィットする形状とされてお
り、本例の場合は、図3および図4に示すように前後方
向に湾曲する湾曲面10Eが形成されている。その湾曲
部11Eは、図5および図6に示すように、芯材11の
平板状部11Cから外側平板状部11Dに向かって下方
に傾斜して、肩の傾斜に合わせられている。また、その
湾曲部11Eの傾斜方向が平板状部11Cと外側平板状
部11Dとの段差方向に沿うため、図5および図6に示
すように、平板状部11Cと外側平板状部11Dの下側
に位置するウレタンスポンジ12の厚さに大きな差がな
くなり、その分、肩に対するフィット感が向上して安定
化することになる。
【0016】さらに、本例におけるショルダーパッド1
0の後側には、テレビカメラCの下部との干渉を回避す
るための切り欠き部10Fが形成されている。
【0017】以上のように構成されたショルダーパッド
10は、図1に示すようにテレビカメラCの下部に取り
付けられることによって使用に供される。その使用に際
しては、ショルダーパッド10の湾曲面10Eがウレタ
ンスポンジ12の弾性変形を伴って使用者の肩にフィッ
トする。また、ショルダーパッド10の表面に形成され
たシリコンゴムの被覆層13の滑り止め作用により、テ
レビカメラCは、使用者の肩に安定して保持され、使用
者の疲労を軽減することになる。また、その被覆層13
は、ウレタンスポンジ12の全表面を覆っているため剥
離することもない。
【0018】なお、本発明の第2の実施例として、図1
1に示すように、ウレタンスポンジ12の表面に起伏部
12Bを形成してもよく、このようにした場合には、ウ
レタンスポンジ12と被覆層13との結合強度をさらに
アップさせることができる。その起伏部12Bの形状は
任意であり、例えば、断面がサインカーブや三角波を描
く波形、規則的または不規則に凹部と凸部が延在または
点在する形態であってもよい。
【0019】また、芯材11は、本実施例の平板状に限
らず、使用者の肩にフィットするような立体構造にする
ことも可能である。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のショルダ
ーパッドは、芯材を被覆するクッション材の全表面にゴ
ム系の被覆層を形成したことにより、滑り難さを確保し
た上、被覆層の剥離を防止して耐久性を向上させること
ができ、またクッション材をウレタン製とすることによ
り、軽さとクッション性をより良くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の使用形態を説明するた
めの側面図である。
【図2】図1に示すショルダーパッドの拡大側面図であ
る。
【図3】図2のIII 矢視図である。
【図4】図3のIV-IV 線に沿う断面図である。
【図5】図3のV-V 線に沿う断面図である。
【図6】図3のVI-VI 線に沿う断面図である。
【図7】図1に示すショルダーパッドの斜め上方からの
斜視図である。
【図8】図1に示すショルダーパッドの斜め下方からの
斜視図である。
【図9】図2に示す芯材の斜め上方からの斜視図であ
る。
【図10】図4に示すウレタンスポンジと被覆層との結
合部分の拡大断面図である。
【図11】本発明の第2の実施例におけるウレタンスポ
ンジと被覆層との結合部分の拡大断面図である。
【符号の説明】
10 ショルダーパッド 11 芯材 12 ウレタンスポンジ(ウレタン製のクッション材) 13 被覆層 C テレビカメラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−215281(JP,A) 実開 昭61−109439(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04N 5/222 - 5/247 G03B 17/56

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芯材をクッション材によって被覆したシ
    ョルダーパッドにおいて、前記芯材に形成されて、機器との結合用の部材を通す孔
    と、 前記クッション材に形成されて、前記孔の周縁部分を外
    部に露出させる貫通孔と、 前記芯材の孔の周縁部分を金型内に位置決め保持する射
    出成型用金型によって、前記クッション材の全表面上に
    射出成形されたゴム系の被覆層と を備えた ことを特徴と
    するショルダーパッド。
  2. 【請求項2】 前記クッション材をウレタン製とするこ
    とを特徴とする請求項1に記載のショルダーパッド。
  3. 【請求項3】 前記クッション材は表面に起伏部を有す
    ることを特徴とする請求項1または2に記載のショルダ
    ーパッド。
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