JP2780940B2 - 道路標示ブロック、および、同製造方法 - Google Patents

道路標示ブロック、および、同製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、歩行者や自転車が通行
する歩道に敷設して用いられる道路標示ブロックに係
り、特に、視認性,耐久性,生産性を格段に改良した道
路標示ブロックに関するものである。
【0002】
【従来の技術】道路には信号、標識、および標示が設置
される。標識とは交通規制などを示す標示板のことをい
い、標示とは路面に示された線、記号、文字のことをい
う。標示は一般にペイントによって路面に標示される。
近時では飛出しを規制する標示が重用されており、例え
ば「止れ」の文字と自転車の模式図を組合せた標示を路
面にペイントで描画したり、上記標示を印刷した金属箔
を路面に接着することが行なわれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ペイントによる道路標
示は視認性が充分でなく、その上、耐久性が良くない。
アルミ箔、および印刷されたアルミ箔は、盲人誘導用の
突起が設けられている路面には貼着することができず、
その上、夜間は視認性が充分でない。
【0004】これらを総合して、耐久性に優れ、盲人誘
導突起との併用が可能で、視認性の良い(特に夜間視認
性の良い)道路標示技術は未だ開発されていない。本発
明は上述の事情に鑑みて為されたものであって、道路に
設置する作業が簡単で、耐久性に優れ、盲人誘導用の突
起と併用することができ、しかも視認性に優れ、特に夜
間視認性を格段に向上せしめることの出来る、道路標示
用のブロック、および、その製造方法を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る道路標示ブ
ロックの構成について、その実施例に対応する図1
(A)を参照して略述すると、頂面を路面と揃えて路面
に露出せしめ、路面に設置される標示ブロックであっ
て、ブロック本体(4)の中に標章を表示する標章部材
(3)が、頂面を露出せしめて半ば埋設されており、上
記の標章部材(3)は、水平な基板(3a)の上面に、
標章形状の突条(3b)が一体的に固着された部材であ
ることを特徴とする。本発明において半ば埋設すると
は、完全に埋没せずに頂面を露出させることを言う。ま
た、水平な基板とは、路面が水平の状態における説明で
あって、路面が傾斜していると該基板も傾斜する。従っ
て、基板が水平であるとは、該基板が当該標示ブロック
の頂面と平行であることを意味するものである。上記構
成における前記標章部材(3)は、光輝性反射部材の細
片、ないし粉末を混合して注型された部材であることが
望ましく、夜間視認性の向上に有効である。上記の細片
とは相対的に大きいもの、粉末とは相対的に小さいもの
を指しているが、両者の間に数値的に定義された境界は
無い。要するに、細片でも粉末でも良い。又、さらに、
前記標章部材(3)に混合された光輝性反射部材の分布
は、標章形状の突条(3b)の頂面付近において密であ
り、その他の部分において疎であることが望ましく、光
輝性反射部材の利用効率が高められるので経済的に有利
である。また前記ブロック本体(4)は、成形材料に砂
を混合して成形された部材であることが望ましく、滑り
止め効果が得られる。上記構成における前記標章部材
(3)の基板(3a)にはスルーホール(3c)が穿た
れていて、基板(3a)の上側のブロック本体材料と、
基板(3a)の下側のブロック本体材料とが上記のスル
ーホール(3c)を満たして、相互に連続しているとい
う構成とすることによって、道路標示ブロックの一体的
な構成が強固になる。さらに、前記標章部材(3)の下
方に位置せしめて、該標章部材の基板(3a)とほぼ平
行な補強用の金属製多孔板(5)が、ブロック本体
(4)の中に埋設されていると、成形歪が防止されるの
で推奨される。さらに、前記ブロック本体(4)の頂面
に、盲人誘導用の突起(4a)が一体的に成形されてい
ると、視認標示用と併せて触覚標示作用も得られる。
【0006】以上に説明した道路標示ブロックを、安
価,かつ容易に製造するために創作した本発明の方法
は、(図2参照)路面と揃えて頂面を露出させるととも
に、側面と底面とを舗装層に接せしめて半ば埋設される
標示ブロックを製造する方法において、基板(3a)の
片面に標章形状の突条(3b)が一体に連設されている
標章部材(3)を構成し、前記標示ブロックの外形輪郭
をネガティブにした形状のキャビティを有する金型の中
へ、上記の標章部材(3)をセットし、上記金型の中
へ、標章部材(3)と異なる色調の成形材料を成形し、
固化させて脱型することを特徴とする。上記方法におけ
る前記標章部材(3)を構成する際、基板(3a)をネ
ガティブにした形状の凹部(6a)の底面に、標章形状
の溝(6b)を彫った開放式の標章型(6)の中へ注型
材料を注型,固化させて脱型することが好適である。
【0007】以上に説明した構成および方法において、
「成形」とは、流動性ないし可塑性の成形材料を金型の
キャビティ(空洞)の中に流入,充満させた後、該成形
材料を固化させて金型から取り出して、所望の形状,寸
法の部材を得る操作を言う。
【0008】また、「注型」とは、流動性ないし可塑性
の成形材料を開放型に流し込んで常圧下で乾燥,降温,
もしくは重合反応で固化させる成形法の一方法を言う
が、何れの成型方法を用いるかは適宜に選択することが
できる。
【0009】
【作用】前記の構成の道路標示ブロックによると、標章
部材に一体固着された標章形状の突条がブロック本体の
頂面に露出しており、かつ、ブロック本体と異なる色調
を呈するので、このブロック本体の頂面を舗装路面と揃
えて舗装層の中に半ば埋設するという単純な作業で、舗
装路面上に標章形状を明確に標示することができる。す
なわち、ペンキで描く場合のようにペンキが乾くまでの
待時間を生じないし、アルミ箔などを接着する場合のよ
うに接着剤が固化するまでの待時間も必要としない。そ
の上、ペンキ塗装膜やアルミ箔などに比して厚さの大き
い部材であって舗装層の中へ半ば埋設されるので、剥げ
たり摩滅したりする虞れが無く優れた耐久性が得られ
る。さらに、上記の標章形状の突条は基板と一体に固着
されているのでブロック本体に対して強固に結合する。
従って、標章部材の構成材質とブロック本体の構成材質
との間の親和性(融着性)を考慮する必要なく両者が強
固に結合されるから、設計的自由度が大きい。すなわ
ち、標章部材,ブロック本体のそれぞれについて、材料
特性と価格との最善のバランスを選択することが出来、
結果において高品質、低価格の両立が可能となる。
【0010】前記の標章部材の中に光輝性反射部材の細
片ないし粉末が混合されていると、夜間視認性が特に良
くなる。さらに上記の光輝性反射部材の細片ないし粉末
は、標章部材全体の中に均等に分散していても良いが、
該標章部材が外観に現われる部分(頂面)付近で密なよ
うに分布していると、光輝性反射部材の利用効率が高く
なり、該光輝性反射部材の所要量が少なくて済む。さら
に、前記の構成に加えて、標章部材の基板にスルーホー
ルが穿たれていると、標章部材とブロック本体との一体
的結合が一層強固になる。また、上記の基板と平行に、
該基板の下方に位置せしめて金属性の多孔板が配設さ
れ、上記ブロック本体の中に埋設されていると、該ブロ
ック本体の歪みが防止される。以上のような構成より成
る道路標示ブロックを製造する場合、先に説明した本発
明の方法によると、成形技術を好適に応用して、ブロッ
ク本体の上面に標章部材の標章形状の突条の頂面を露出
させることができ、しかも迅速,容易かつ低コストで製
造することができる。
【0011】
【実施例】次に、図1ないし図5を順次に参照しつつ、
本発明の実施例を説明する。図1は本発明に係る道路標
示ブロックの1実施例を示し、(A)は外観平面図であ
り、(B)は当該道路標示ブロックを舗装路面に半ば埋
設したところをb−b面で切断して描いた断面図であ
る。これを平面図で見ると、全体的輪郭の中に線,記
号,および文字、もしくはこれらの組合せより成る標章
2が現れている。本実施例の標示ブロック1は、(B)
図に表されているようにブロック本体4の中に標章部材
3が半ば埋設された構造であって、舗装路面10に頂面
を揃えて、舗装層の中に半ば埋設した状態で使用に供さ
れる。上記の標章部材3は、水平な(詳しくはブロック
本体4の頂面と平行な)基板3aの片方の面に、標章形
状の突条3bが一体的に固着された構造であって、該標
章形状の突条3bの頂面がブロック本体4の頂面に露出
して(A)図の標章2を現出している。舗装路面10が
水平である場合を基準の状態とし、この状態でブロック
本体4の頂面および基板3aは水平をなしている。この
状態において上記基板3aの下方に位置せしめて金属製
多孔板5が水平に埋設されている。この金属製多孔板5
は補強板としての機能を果たし、特にブロック本体4の
歪み(反り)発生を防止する。前記ブロック本体4の頂
面には、盲人誘導用の突起4aが一体に成形されてい
る。このようにして本実施例の道路標示ブロックは、標
章による視覚的標示機能と誘導突起による触覚的標示機
能とを併せて発揮することができる。図2は本発明の製
造方法を用いて上記実施例の道路標示ブロックを製造し
た1実施例における工程図であって、(A)は標章部材
を注型して構成するための標章型の断面図、(B)は上
記標章型に注型材料を注型して標章部材の概要形状とし
た状態の断面図、(C)は注型,固化された標章部材半
製品を脱型した状態の断面図、(D)は上記標章部材半
製品に機械加工を施して仕上げた状態の断面図、(E)
は上記標章部材を金型の中にセットしてブロック本体部
分を成形している状態の断面図である。先ず、本図2を
参照しつつ本実施例の方法の概略を説明する。(A)図
に示したように、標章部材を注型するための開放型(以
下、標章型と略称する)6の上面には、標章部材の基板
と同形状の凹部6aが形成されている。基板と同形の凹
部であるから、一様な深さ寸法D1を有する平底形の凹
部である。そして、上記の凹部6aの底面をさらに彫り
下げる形に、一様な深さD2の、標章形状の溝6bが形
成されている。(B)図に示されているように、標章型
6の凹部6aおよび溝6bの中へ、流動状態の注型材料
7を注型して固化させる。(C)図に示されているよう
に、注型された標章部材半製品3′を取り出し、(D)
図に示したように、基板3aにスルーホール3cを穿
ち、(E)図に示すように、ブロック本体を成形するた
めの金型のキャビティ8aの中に前記の標章部材3をセ
ットし、その上方に金属製多孔板5をセットし、ブロッ
ク本体を成形するための金型のコア8bで覆い、形成さ
れた空洞の中へ成形材料9(斑点を付して示す)を成形
する。上記のブロックキャビティ8aには半球状の凹み
8cが形成されていて、誘導突起4aが成形される。
【0012】図3は上掲の図2に示した実施例に係る道
路標示ブロックの製造方法の詳細を示す工程図表であっ
て、(A)は標章型を注型するフローを、(B)は上記
の注型された標章部材をキャビティ中にセットしてブロ
ック本体を成形するフローを、(C)は成形されたブロ
ック本体を金型から取り出して仕上げ加工するフロー
を、それぞれ示している。工程aは、図2(A)に示し
た標章型6を予め準備する工程である。工程bで、上記
標章型6の凹部6aおよび溝6bの内面に離型剤を塗布
する。工程cは、図2(B)で注型する材料を調合す
る。本例では硬化剤を混合して注型材料7を調合した。
工程dで、上記の注型材料に顔料および、光輝性反射部
材であるグリッタを添加して混合する。本実施例のグリ
ッタは、表面に光輝性金属膜を蒸着したプラスチックフ
ィルムを粉砕し、若しくは裁断して細片にしたものを用
いた。上記のグリッタに代えて、光輝性金属でメッキし
た粉体、もしくは光輝性金属の粉末、またはガラスビー
ズ・ガラス粉末や雲母片を用いても良い。そして工程e
で良く撹拌し、工程fで注型する。
【0013】図3の実施例では、工程dでグリッタを注
型材料に添加して混合,撹拌したが、本例と異なる実施
例として、図2(A)に示した標章型6の標章形状の溝
6bの溝底にグリッタを散布してから図2(B)のよう
に注型材料7(ただし、グリッタを添加していないも
の)を注型しても良い。このように実施(グリッタ散
布)すると、標章部材3の標章形状の突条3bの頂面付
近のグリッタ密度が大きくなり、少量のグリッタで良好
な夜間視認性が得られるので経済的である。図3の工程
fで注型した注型材料が固化すると、工程gで脱型す
る。この工程gは図3(C)に対応し、標章部材半製品
3′が得られる。工程hで、標章部材半製品のバリ取り
を行なった後、図2(D)について説明したように、標
章部材3の基板3aにスルーホール3cを機械加工す
る。図4は実施例における標章部材の機械加工を説明す
るために示したものであって、(A)は機械加工前の半
製品の平面図、(B)は機械加工後の標章部材完成品の
平面図である。この(B)図に示されているようなスル
ーホール3cが設けられていると、図2(E)を参照し
て理解できるように該スルーホール3c内が成形材料9
によって満たされ、基板3aの上方の成形材料と基板3
aの下方の成形材料とが接続されて強固に一体化された
標示ブロックが成形される。
【0014】図3(B)に示す一連のフローにおいて、
工程iは図2(E)に示したブロックキャビティ8aと
ブロックコア8bとより成る金型を作成して準備する。
工程jで上記の金型に離型剤を塗布して加熱し、工程k
で、ブロックキャビティ8a内に、先に注型して作成し
た標章部材3をセットし、その上方に、若干離間させて
補強用の金属製多孔板5をセットする。図5は本発明方
法の実施例における成形作業の準備工程を示し、(A)
はブロックキャビティの中に標章部材をセットした状態
を描いた外観斜視図であり、(B)は上記標章部材の上
方に金属製多孔板をセットした状態を模式的に描いた斜
視図である。上記の多孔板のセットは、図3においては
工程mとして示されている。次いで、工程nで上型をセ
ットする。すなわち、図2(E)に示されているよう
に、ブロックキャビティ8aの上方をブロックコア8b
で覆う。工程pで成形材料を調合する。本例においては
硬化剤を加えて混合した。工程gで、上記成形材料の中
へ顔料と砂とを添加し、工程rで良く撹拌する。上記の
ように成形材料の中へ砂を加えてブロック本体中に砂を
分散させると、該ブロック本体の頂面の摩擦が大きくな
って滑り止め効果が得られる。
【0015】工程sで成形材料を金型内に成形する。工
程tで脱型し、工程uでバリ取りを施し、工程vでサン
ドブラスト仕上げする。サンドブラスト仕上げによって
ブロック本体および標章部材の頂面に微小な凹凸が形成
されて、滑り止め機能が一層良くなる。これにより本実
施例の道路標示ブロックが完成(工程w)する。
【0016】
【発明の効果】本発明に係る道路標示ブロックによる
と、標章部材に一体固着された標章形状の突条がブロッ
ク本体の頂面に露出しており、かつ、ブロック本体と異
なる色調を呈するので、このブロック本体の頂面を舗装
路面と揃えて舗装層の中に半ば埋設するという単純な作
業で、舗装路面上に標章形状を明確に標示することがで
きる。すなわち、ペンキで描く場合のようにペンキが乾
くまでの待時間を生じないし、アルミ箔などを接着する
場合のように接着剤が固化するまでの待時間も必要とし
ない。その上、ペンキ塗装膜やアルミ箔などに比して厚
さの大きい部材であって舗装層の中へ半ば埋設されるの
で、剥げたり摩滅したりする虞れが無く優れた耐久性が
得られる。さらに、上記の標章形状の突条は基板と一体
に固着されているのでブロック本体に対して強固に結合
する。従って、標章部材の構成材質とブロック本体の構
成材質との間の親和性(融着性)を考慮する必要なく両
者が強固に結合されるから、設計的自由度が大きい。す
なわち、標章部材,ブロック本体のそれぞれについて、
材料特性と価格との最善のバランスを選択することが出
来、結果において高品質、低価格の両立が可能となる。
【0017】前記の標章部材の中に光輝性反射部材の細
片ないし粉末が混合されていると、夜間視認性が特に良
くなる。さらに上記の光輝性反射部材の細片ないし粉末
は、標章部材全体の中に均等に分散していても良いが、
該標章部材が外観に現われる部分(頂面)付近で密なよ
うに分布していると、光輝性反射部材の利用効率が高く
なり、該光輝性反射部材の所要量が少なくて済む。標章
部材は、基板と標章形突条とが一体に形成されており、
該基板の存在によって標章部材がブロック本体から離脱
する虞れが無い。さらに、前記の構成に加えて、標章部
材の基板にスルーホールが穿たれていると、標章部材と
ブロック本体との一体的結合が一層強固になる。また、
上記の基板と平行に、該基板の下方に位置せしめて金属
性の多孔板が配設され、上記ブロック本体の中に埋設さ
れていると、該ブロック本体の歪みが防止される。以上
のような構成より成る道路標示ブロックを製造する場
合、先に説明した本発明の方法によると、成形技術を好
適に応用して、ブロック本体の上面に標章部材の標章形
状の突条の頂面を露出させることができ、しかも迅速,
容易かつ低コストで製造することができるという、優れ
た実用的効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明に係る道路標示ブロックの1実施
例を示し、(A)は外観平面図であり、(B)は当該道
路標示ブロックを舗装路面に半ば埋設したところをb−
b面で切断して描いた断面図である。
【図2】本発明の製造方法を用いて上記実施例の道路標
示ブロックを製造した1実施例における工程図であっ
て、(A)は標章部材を注型して構成するための標章型
の断面図、(B)は上記標章型に注型材料を注型して標
章部材の概要形状とした状態の断面図、(C)は注型,
固化された標章部材半製品を脱型した状態の断面図、
(D)は上記標章部材半製品に機械加工を施して仕上げ
た状態の断面図、(E)は上記標章部材を金型の中にセ
ットしてブロック本体部分を成形している状態の断面図
である。
【図3】上掲の図2に示した実施例に係る道路標示ブロ
ックの製造方法の詳細を示す工程図表であって、(A)
は標章部材を注型するフローを、(B)は上記の注型さ
れた標章部材をキャビティ中にセットしてブロック本体
を成型するフローを、(C)は成型されたブロック本体
を金型から取り出して仕上げ加工するフローを、それぞ
れ示している。
【図4】本実施例における標章部材の機械加工を説明す
るために示したものであって、(A)は機械加工前の半
製品の平面図、(B)は機械加工後の標章部材完成品の
平面図である。
【図5】本発明方法の実施例における成形作業の準備工
程を示し、(A)はブロックキャビティの中に標章部材
をセットした状態を描いた外観斜視図であり、(B)は
上記標章部材の上方に金属製多孔板をセットした状態を
模式的に描いた斜視図である。
【符号の説明】
1…標示ブロック、2…標章、3…標章部材、3′…標
章部材の半製品、3a…基板、3a′…未加工の基板、
3b…標章形状の突条、3c…スルーホール、4…ブロ
ック本体、4a…盲人誘導突起、5…補強用の金属製多
孔板、6…標章を注型するための開放型、6a…基板の
形状の凹部、6b…標章形状の溝、7…注型材料、8a
…成形用金型を構成するブロックキャビティ、8b…金
型を構成するブロックコア、10…舗装路面。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 頂面を路面と揃えて路面に露出せしめ、
    路面に設置される標示ブロックであって、 ブロック本体(4)の中に標章を表示する標章部材
    (3)が、頂面を露出せしめて半ば埋設されており、 上記の標章部材(3)は、水平な基板(3a)の上面に
    標章形状の突条(3b)が一体的に固着された部材であ
    ることを特徴とする、道路標示ブロック。
  2. 【請求項2】 前記標章部材(3)は、光輝性反射部材
    の細片、ないし粉末を混合して注型された部材であるこ
    とを特徴とする、請求項1に記載した道路標示ブロッ
    ク。
  3. 【請求項3】 頂面を路面と揃えて路面に露出せしめ、
    路面に設置されるとともに、側面と底面とを舗装層に接
    せしめて半ば埋設される標示ブロックを製造する方法に
    おいて、 基板(3a)の上面に標章形状の突条(3b)が一体に
    連設されている標章部材(3)を構成し、 前記標示ブロックの外形輪郭をネガティブにした形状の
    キャビティを有する金型の中へ、上記の標章部材(3)
    をセットし、 上記金型の中へ、成形材料を成形し、固化させて脱型す
    ることを特徴とする、道路標示ブロックの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記標章部材(3)を構成する際、基板
    (3a)をネガティブにした形状の凹部(6a)の底面
    に、標章形状の溝(6b)を彫った開放式の標章型
    (6)の中へ注型材料を注型,固化させて脱型すること
    を特徴とする、請求項3に記載した道路標示ブロックの
    製造方法。
  5. 【請求項5】 前記の標章型(6)の中へ注型する注型
    材料に、光輝性反射部材の細片、ないし粉末を混合して
    から注型することを特徴とする、請求項4に記載した道
    路標示ブロックの製造方法。
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