JP2780811B2 - 集積回路素子の浸漬冷却装置 - Google Patents

集積回路素子の浸漬冷却装置

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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の属する技術分野〕 本発明は、プリント板に実装されている発熱量の高い
集積回路素子を、冷媒中に直接浸漬して冷却する集積回
路素子の浸漬冷却装置に関するものである。
近年、電子計算機等の電子装置では益々高密度化、高
速化の傾向にあり、このためプリント板自体多層化等に
より高密度化し、これに伴いプリント板に実装される集
積回路素子が大幅に高密度化して発熱量も著しく高くな
ってきている。そこで、かかる素子の冷却対策として冷
却効率の非常に高い方法が望まれ、このため素子を液体
窒素、フロリナート等の冷媒中に直接浸漬して冷却する
浸漬冷却装置が提案されている。
〔従来の技術〕
そこで、従来上記浸漬冷却装置は、第3図のように構
成されている。即ち、プリント板1に実装された集積回
路素子2の周囲に冷媒Aを充填した容器3が密閉して設
置され、この容器3の内部で冷媒A中に素子2を浸漬す
る。そして、素子2に常に直接冷媒Aを接し、対流また
は沸騰効果で冷却するものである。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、上記従来例のものにあっては、単に冷媒A
を充填した容器3に素子2を浸漬して冷却するだけの構
成であるから、以下のような不具合がある。即ち、冷媒
Aが素子2の冷却により熱せられると順次気化蒸発し、
容器3の内部上方に蒸気層Bが形成され、この蒸気層B
の圧力が徐々に上昇する。そして、この蒸気圧が高くな
ると、冷媒A自体が沸騰し易くなって気泡を生じ、これ
により冷媒Aが充分存在するにもかかわらず冷却効率が
大幅に低下するのである。
本発明は、かかる欠点を解消すべくなされたもので、
常に高い冷却効率を発揮することのできる集積回路素子
の浸漬冷却装置の提供を目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明によれば上記目的は、 プリント板上に実装された集積回路素子をプリント板
と協働して密閉状に包囲する伸縮可能なベローズ容器
と、 ベローズ容器内に充填される冷媒と、 ベローズ容器の近傍に配置され、ベローズ容器内の蒸
気層を冷却する冷却ファンと、 ベローズ容器の伸長状態を検出する変位検出器と、 変位検出器がベローズ容器の伸長状態を検出したと
き、冷却ファンを駆動させる制御回路とを有する集積回
路素子の浸漬冷却装置を提供することにより達成され
る。
〔作用〕
上記構成に基づき、プリント板の素子はベローズ容器
の冷媒に浸漬して冷却され、これにより蒸気層の圧力が
上昇して冷却効率を低下するようになると、ベローズ容
器の伸長で圧力上昇が制限される。このとき、検出手段
により冷却用ファンが駆動してベローズ容器を介し蒸気
層を冷却することで、ベローズ容器は蒸気圧の低い方の
収縮状態に戻すのであり、こうして冷媒により高い冷却
効率を維持して素子を浸漬冷却するようになる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図において、符号1はプリント板、2はプリント
板1に実装される集積回路素子であり、この素子2の周
囲に蓋11を有する伸縮可能な熱伝導性の良いベローズ容
器10が密閉して設置され、このベローズ容器10に充填し
た冷媒A中に素子2を浸漬するようになっている。ま
た、ベローズ容器10の外側には蒸気層冷却用の冷却用フ
ァン12が近接設置されて、冷風をベローズ容器10に吹き
つけることが可能になっている。
一方、固定側のプリント板1とベローズ容器10の最上
の蓋11との間には、フレキシブルプレート13と歪ゲージ
14が取付けられ、ゲージ信号が変位検出器15に入力して
ベローズ容器10の伸びが検出可能になっている。そし
て、変位検出器15の検出信号が制御回路16に入力し、制
御回路16の出力信号で冷却用ファン12を駆動するように
回路接続される。ここで、制御回路16はベローズ伸び量
が設定値以上の場合に、例えば一定時間ファン駆動信号
を出力するものである。
次いで、かかる構成の浸漬冷却装置の作用について述
べる。
先ず、冷却初期には第1図のように、ベローズ容器10
内部の蒸気層Bが小さいことで、ベローズ容器10は収縮
している。そして、このベローズ容器10の冷媒Aに素子
2が浸漬され、対流または沸騰効果により素子2は直接
的に冷却される。一方、上述の冷却作用により冷媒A自
体は熱せられ、最上部で順次気化蒸発することになっ
て、蒸気層Bの圧力が上昇する。すると、この蒸気圧に
よりばね定数の小さいベローズ容器10が蓋11により平均
化されて第2図のように徐々に伸長し、蒸気層Bの容積
を増大する。そこで、蒸気圧はそれ以上の上昇が制限さ
れ、これにより冷媒Aは気泡等を生じることが回避され
て引続き効率良く素子2を冷却することになる。
一方このとき、歪ゲージ14のゲージ信号が変位検出器
15に入力され、ベローズ容器10の伸長状態が検出されて
おり、所定量伸長すると制御回路16により冷却用ファン
12が駆動してベローズ容器10に冷風を吹きつける。そこ
で、熱伝導性の良いベローズ容器10を介し蒸気層Bが冷
却されて再び第1図のように凝縮され、ベローズ容器10
を再び元の伸縮状態に戻す。
こうして、素子2の浸漬冷却中にベローズ容器10が伸
長する都度に冷却用ファン12が駆動して、冷媒蒸気を冷
却するよに制御されることで、ベローズ容器10は伸縮を
繰り返す。また、かかるベローズ容器10の伸縮とファン
冷却により、冷媒Aの蒸気圧は常に低く保持され、素子
2を高い冷却効率で浸漬冷却し続けるようになる。
〔発明の効果〕
以上述べてきたように、本発明によれば、 高密度の集積回路素子の冷媒による浸漬冷却におい
て、ベローズ容器を用いて、それが伸縮を繰り返すよう
に制御されて冷媒蒸気圧を低く保つので、冷媒による冷
却効率が常に高く維持される。
ベローズ容器は伸縮を繰り返すように制御されるの
で、保守が容易化し、信頼性も向上する。
蒸気層が増大する毎に冷却されるので、気密性も高
い。
更に、蒸気圧を低い状態に自動制御できるので、発熱
量の多い素子にも小型のベローズ容器を用いることがで
き、汎用性が高く、コンパクト化が可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の浸漬冷却装置の実施例を一部断面して
示す構成図、 第2図は蒸気層の増大のためにベローズ容器が伸長した
結果蒸気圧上昇状態を示す図、 第3図は従来例を示す断面図である。 図において、 Aは冷媒、1はプリント板、2は集積回路素子、10はベ
ローズ容器、12は冷却用ファン、13はフレキシブルプレ
ート、14は歪ゲージ、16は制御回路である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H05K 7/20 H01L 23/44

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プリント板上に実装された集積回路素子を
    プリント板と協働して密閉状に包囲する伸縮可能なベロ
    ーズ容器と、 ベローズ容器内に充填される冷媒と、 ベローズ容器の近傍に配置され、ベローズ容器内の蒸気
    層を冷却する冷却ファンと、 ベローズ容器の伸長状態を検出する変位検出器と、 変位検出器がベローズ容器の伸長状態を検出したとき、
    冷却ファンを駆動させる制御回路とを有する集積回路素
    子の浸漬冷却装置。
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