JP2780513B2 - バッファー容量設計方法 - Google Patents

バッファー容量設計方法

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JP2780513B2 JP12576591A JP12576591A JP2780513B2 JP 2780513 B2 JP2780513 B2 JP 2780513B2 JP 12576591 A JP12576591 A JP 12576591A JP 12576591 A JP12576591 A JP 12576591A JP 2780513 B2 JP2780513 B2 JP 2780513B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はバッファー容量設計方法
に関し、特に非同期転送網の多重化装置におけるバッフ
ァー容量設計方法に関する。
【0002】
【従来の技術】音声,データ,画像等、伝送速度や要求
品質の異なる様々なメディアを同時に収容する広帯域I
SDN(Integrated Services D
igital Networks:統合サービスデジタ
ル網)を実現する最も有力な方式としてATM(Asy
nchronous Transfer Mode:非
同期転送モード)が注目を浴びている。ATMでは送る
べき情報は短い固定長のブロックに区切られ、各ブロッ
クは制御情報等を含む固定長のヘッダを付加されて固定
長のセルにされる。図4はATMの概念の説明図であ
る。こうして作られたセルは図4に示すように、交換機
内ではハードスイッチ401によって所望の出線に高速
に振り分けられ、伝送路上にはバッファー402を介し
て統計的に多重化される。広帯域ISDNやATMに関
しては「解説:浮上してきた次世代ISDN構想」,日
経エレクトロニクス,1988年1月11日号,pp.
121−137(文献1)や、「解説:ATM通信技術
の動向−高速帯域系への展開に向けて−」電子情報通信
学会誌,1988年8月号,pp.806−813(文
献2)に平易かつ詳細な解説が載せられている。
【0003】ATMにより情報を伝達するATM網にお
いては、網内での輻輳によってセルの転送遅延や廃棄な
どに関する通信品質が劣化することを未然に防ぐため、
次に説明するような呼接続制御を行うことが検討されて
いる。すなわち、新たな呼が網に接続を要求したとき、
セルの通信品質が保証される場合はその呼の接続を許可
し、保証されない場合は接続を拒否して呼損とする。呼
接続制御の具体的方法としては「チャーノフ上界の積分
を用いたATM網における呼の接続制御」電子情報通信
学会交換システム研究会技術報告,1990年4月,S
SE90−1,pp.1−6(文献3)に次のものが示
されている。すなわち、網に接続される呼はK個ある呼
種のいずれか一つに属するものとし、MAXi ,AVG
i をそれぞれ呼種iのセル送出速度の最大値および平均
値とし、Cを宛先への伝送容量とし、Ni を呼種iの接
続呼数,N=(N1 ,…,NK )として次式で与えられ
る品質尺度Q(N,C)
【0004】
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の品質尺度はセル
を伝送路上に統計多重する際に必要となるバッファーの
容量をパラメータとして含まない。よってバッファー容
量を適切に設計してから上記品質尺度に基づいた呼の接
続制御を行わないと、セルの廃棄や遅延転送に関する品
質が確実に保証されなくなるという問題点がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のバッファー容量
設計方法は、複数の入線からセルを受け取って出線に多
重化し前記セルの通信品質が保証されるように複数呼種
ある呼を接続制御する多重化装置で、少なくとも、各呼
種が接続可能な呼数の最大値,最大許容遅延,前記各呼
種の呼量,前記各呼種の呼損率規定値に基づいてバッフ
ァー容量を決定することを特徴とする。
【0007】
【作用】各呼種に属する呼の接続呼数Nk (k=1,
…,K)を座標軸に持つK次元空間を考え、品質尺度Q
(N,C)がその許容値Z以下となる領域を呼接続領域
Ωと定義する。すなわち
【0008】
【0009】図2はK=3の場合の呼接続領域Ωを例示
した図である。
【0010】ところで先に上げた文献3によれば式
(1)の品質尺度はバッファー容量が接続数以上であれ
ばセル廃棄率の上界を与えるとしている。そこで呼接続
領域Ωにおいて各呼種の接続数の総和N
【0011】
【0012】の最大値Naを求め、バッファー容量を少
なくともこの値にしておけば、セルの廃棄品質が保証さ
れることになる。
【0013】
【0014】の場合は、バッファー容量の設計値をNa
とすると最大許容遅延が保証されない。そこで接続数が
Mt=(Tmax・Cの整数部分)を越えて到着した呼
は呼損と見なす。この時の呼損率は、各呼にポアソン到
着,一般保留時間分布を仮定し、呼種iの呼量をρ1
おくと
【0015】
【0016】で計算される。そしてこの値が各呼種の呼
損率規定値Bthk(k=1,…,K)を下回る、すな
わち呼損率規定値Bthk の最小値を下回るならば接続
数Mtをバッファー容量の設計値とする。この条件が満
たされない場合は、収容する各呼種の呼量を削減し、例
えば特願平3−69607号の明細書に示された方法で
伝送容量Cを設計し直し、この値に対してバッファー容
量の再設計を行う。
【0017】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て詳細に説明する。図3は本発明の一適用例を示すAT
M多重化装置のブロック図である。ATM多重化スイッ
チ302は呼を接続している入線301から到着するセ
ルを本発明により設計される容量を持つバッファーを介
して一本の出線303に多重化する。呼制御装置305
内では呼の接続制御を行う。制御線304上では情報源
と呼制御装置305とが呼の接続要求,接続許可,接続
拒否,そして呼の終了等に関する情報をやり取りする。
【0018】図1は本発明のバッファー容量設計方法の
一実施例を示すフローチャートである。ここでは最大許
容遅延および宛先への伝送容量をそれぞれTmax,C
で表す。ステップ101では式(4)を用いて各呼種が
単独で接続可能な最大呼数Nmk (k=1,…,K)を
求め、ステップ102でその中の最大値Naを求める。
ステップ103でNaがMt=(Tmax・Cの整数部
分)以下かどうか調べ、そうである場合(Yes)はN
aをバッファー容量の設計値Mとする(ステップ10
4)。Na≦Mtでない場合(No)は各呼種の呼量の
総和ρとMtとから式(7)を用いて呼損率E(ρ,M
t)を計算し(ステップ105)、次にこれが呼損率規
定値の最小値mink Bthk 以下かどうか調べ(ステ
ップ106)、以下である場合(Yes)はMtをバッ
ファー容量の設計値Mとする(ステップ107)。E
(ρ,Mt)≦mink Bthk でない場合(No)は
多重化装置に収容する各呼種の呼量を削減し、特願平3
−69607号明細書に示した方法を用いて伝送容量C
を設計し直して(ステップ108)ステップ101へ行
く。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、単独で接
続可能な最大呼数の中の呼種に関する最大値を求め、こ
れが最大許容遅延を保証するバッファー容量を上回る場
合は各呼種の呼量と各呼種の呼損率規定値とに基づいて
新たにバッファー容量を決定することにより、セルの廃
棄および転送遅延に関する通信品質を確実に保証できる
効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のバッファー容量設計方法の一実施例を
示すフローチャートである。
【図2】呼接続領域の説明図で、K=3の場合の呼接続
領域Ωを例示している。
【図3】本発明の一適用例を示すATM多重化装置のブ
ロック図である。
【図4】ATMの概念の説明図である。
【符号の説明】
301 入線 302 ATM多重化スイッチ 303 出線 304 制御線 305 呼制御装置 401 ハードスイッチ 402 バッファー a1,a2,b1 セル
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−304743(JP,A) 電子情報通信学会技術研究報告,SS E90−1(1990−4−20),P.1−6 電子情報通信学会春季全国大会講演論 文集,B−714(1991−3−15),P. 3−266 電子情報通信学会技術研究報告,SS E89−147(1990−2−15),P.7− 12 電子情報通信学会秋季全国大会講演論 文集,B−206−(1989−8−15) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04L 12/28 H04L 12/56

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の入線からセルを受け取って出線に
    多重化し前記セルの通信品質が保証されるように複数呼
    種ある呼を接続制御する多重化装置で、少なくとも、各
    呼種が接続可能な呼数の最大値,最大許容遅延,前記各
    呼種の呼量,前記各呼種の呼損率規定値に基づいてバッ
    ファー容量を決定することを特徴とするバッファー容量
    設計方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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電子情報通信学会技術研究報告,SSE89−147(1990−2−15),P.7−12
電子情報通信学会技術研究報告,SSE90−1(1990−4−20),P.1−6
電子情報通信学会春季全国大会講演論文集,B−714(1991−3−15),P.3−266
電子情報通信学会秋季全国大会講演論文集,B−206−(1989−8−15)

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