JP2779883B2 - 電磁弁の凍結防止回路 - Google Patents

電磁弁の凍結防止回路

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康徳 中嶋
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Hino Jidosha Kogyo KK
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  • Valves And Accessory Devices For Braking Systems (AREA)
  • Regulating Braking Force (AREA)
  • Magnetically Actuated Valves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電磁弁により気体または
液体の圧力を制御する装置に広く利用できる。本発明
は、特に自動車に装備される電磁弁の駆動回路に利用す
るに適する。本発明は電磁弁が冬季に凍結して作動不良
を引き起こすことがないようにする電気回路に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のブレーキ系にコンピュータ制御
装置が利用されるようになり、ブレーキ装置の空気圧を
ブレーキシリンダに導入する通路に設けられる主要なバ
ルブが、電磁弁により構成されたものが広く普及した。
特に安全基準としてABS(アンチロックブレーキシス
テム)が大型自動車について装備が義務付けられること
になって、電磁弁もブレーキシリンダも高性能で安価な
部品が開発された。
【0003】このような電磁弁は冬季の低温地帯走行に
より凍結することがないように、実装位置が配慮され、
加温手段が装備され、かりに凍結が発生しても作動不良
を起こす前に警報を発生したり、凍結作動不良に達して
も動作が安全側に行われるなどの工夫が施されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような背
景に行われたものであって、特別な加温装置を装備する
必要がなく、簡単な構造で電磁弁の凍結を防止すること
ができる電気回路を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、電磁弁の駆動
巻線に駆動電流を与えるリレー接点を備えた電磁弁の凍
結防止回路において、前記電磁弁はその駆動巻線が直流
一極性電流により駆動される構造であり、前記リレー接
点の非付勢時に導通する接点に前記駆動電流と反対極性
の電流を与える電源回路が接続されたことを特徴とす
る。
【0006】前記リレー接点は2回路2投形の接点であ
り、この2回路の非付勢時に導通する接点にそれぞれ反
対極性が配線され、その配線の通路に低温時に閉じる温
度スイッチが接続されることが望ましい。
【0007】
【作用】電磁弁の駆動巻線に駆動電流が流れていない状
態のときに、その電磁弁に駆動電流を与えるリレー回路
の非付勢時に導通する接点を介してその駆動電流と反対
極性の電流を駆動巻線に与える。これにより、駆動巻線
が加温されて凍結が防止される。反対極性の電流は電磁
弁を復旧させる方向に駆動することはあっても、電磁弁
の駆動時の動作には何ら影響を与えることはない。
【0008】
【実施例】次に、本発明実施例を図面に基づいて説明す
る。
【0009】(第一実施例)図1は本発明第一実施例の
構成を示すブロック図である。
【0010】本発明第一実施例は、アンチロックブレー
キシステム(ABS装置)1に接続され、この自動制動
装置1の制御にしたがって電磁弁2の駆動巻線2aに電
流を供給するリレー接点3を備え、本発明の特徴とし
て、電磁弁2の駆動巻線2aが直流一極性電流により駆
動される構造に構成され、リレー接点3の非付勢時に導
通する接点B1およびB2に前記駆動電流と反対極性の
電流を与える電源回路4が接続される。
【0011】さらに、リレー接点3は2回路2投形に構
成され、この2回路の非付勢時に導通する接点B1およ
びB2にはそれぞれ反対極性が配線され、その配線の通
路には低温時に閉状態となる温度スイッチ5および温度
調整用抵抗器6が接続される。
【0012】アンチロックブレーキシステムについて
は、日野自動車工業発行の構造説明書KHU−C150
に詳しい説明がある。
【0013】次に、このように構成された本発明第一実
施例の動作について説明する。
【0014】アンチロックブレーキシステム(ABS装
置)1の制御にしたがってリレー接点3が動作すると、
可動接点はそれぞれ接点A1およびA2側に接続して駆
動巻線2aに駆動電流を図1の破線で示す矢印方向に供
給し電磁弁2を付勢する。
【0015】アンチロックブレーキシステム1がリレー
への電流供給を停止させると、可動接点の付勢が解除さ
れ接点B1およびB2側に接続する。これにより電源回
路4から駆動巻線2aへの電流の供給が停止され電磁弁
2が非付勢の状態となる。
【0016】電磁弁2が非付勢の状態で気温が低下し所
定の温度以下になると、温度スイッチ5が閉状態とな
り、自動制動装置1とは無関係に電源回路4からの電流
は温度スイッチ5および温度調整用抵抗6を経由して接
点B2から駆動巻線2aを図1の実線で示す矢印方向
(反対極性方向)に流れ加温する。この加温により電磁
弁2が凍結状態にあれば氷を溶解し、水が浸入していれ
ば蒸発させて正常に動作できる状態にする。このとき、
反対極性の電流は弁を解除している方向に作用するか
ら、弁動作には何ら影響を及ぼすことはない。
【0017】(第二実施例)図2は本発明第二実施例の
構成を示すブロック図である。
【0018】本発明第二実施例は、アンチロックブレー
キシステム(ABS装置)1に接続され、このアンチロ
ックブレーキシステムの制御にしたがって電磁弁2の駆
動巻線2aに電流を与えるリレー接点3aを備え、さら
に、リレー接点3aの接点A3を介して駆動巻線2aに
電流を供給し電磁弁2を動作させる第一の電源回路4a
と、温度調整用抵抗6およびリレー接点3aの接点B3
を介して駆動巻線2aに反対極性の電流を供給する第二
の電源回路4bとを備える。
【0019】本第二実施例の場合も、自動制動装置1の
制御にしたがってリレー接点3aが動作すると、可動接
点が接点A3に接続して駆動巻線2aに図2の破線で示
す矢印方向に駆動電流を供給し電磁弁2を付勢させる。
【0020】自動制動装置1がリレーへの電流供給を停
止させると、可動接点が接点B3側に接続する。これに
より第一の電源回路4aから駆動巻線2aへの電流の供
給が停止され電磁弁2が非付勢の状態となる。
【0021】一方、リレー接点3aの可動接点は接点B
3側に接続されるために、第二の電源回路4bから図2
の実線で示す矢印方向に反対極性の電流が供給され駆動
巻線2aを加温する。その加温により凍結状態にあれば
氷を溶解し、水が浸入していれば蒸発させて正常に動作
できる状態にする。本第二実施例では凍結防止だけを対
象とする場合には、第二の電源回路4bに備えるバッテ
リは冬季以外は取り外しておくことができる。
【0022】(第三実施例)図3は本発明第三実施例の
構成を示すブロック図である。
【0023】本発明第三実施例は、第二実施例の第二の
電源回路4bとリレー接点3aとの間にタイマ回路7が
備えられる。
【0024】この第三実施例の場合は、第二実施例と同
様の動作が行われるが、タイマ回路7が設けられたこと
により、電磁弁2が付勢状態にないときの駆動巻線2a
への反対極性の電流供給を断続して行うことができる。
例えば、10分毎に1分ずつ電流を供給することが可能
となりバッテリの連続使用を避けることができる。この
本第三実施例の場合も冬期以外はタイマ回路7への電源
を遮断状態にしバッテリを取り外しておくことができ
る。
【0025】(第四実施例)図4は本発明第四実施例の
構成を示すブロック図である。
【0026】本発明第四実施例は、24V系の大型車両
に適用した例を示すもので、駆動巻線2aへの反対極性
の電流供給は12V中点から取り出されるので12V定
格の電磁弁を使用する。その動作は前述した各実施例同
様に行われ、タイマ回路および温度スイッチを回路中に
設けることも可能である。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、自
動車のブレーキ系に用いられる電磁弁の凍結を簡単な構
造で防止することができる効果がある。また、凍結の要
因となる水が浸入したときに事前に蒸発させ、水の溜り
による電磁弁内の発錆を防止することができる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第一実施例の構成を示すブロック図。
【図2】本発明第二実施例の構成を示すブロック図。
【図3】本発明第三実施例の構成を示すブロック図。
【図4】本発明第四実施例の構成を示すブロック図。
【符号の説明】
1 アンチロックブレーキシステム(ABS装置) 2 電磁弁 2a 駆動巻線 3、3a、3b リレー接点 4、4c 電源回路 4a 第一の電源回路 4b 第二の電源回路 5 温度スイッチ 6 温度調整用抵抗 7 タイマ回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16K 31/06 B60T 8/36 B60T 15/36

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電磁弁の駆動巻線に駆動電流を与えるリ
    レー接点を備えた電磁弁の凍結防止回路において、 前記電磁弁はその駆動巻線が直流一極性電流により駆動
    される構造であり、 前記リレー接点の非付勢時に導通する接点に前記駆動電
    流と反対極性の電流を与える電源回路が接続されたこと
    を特徴とする電磁弁の凍結防止回路。
  2. 【請求項2】 前記リレー接点は2回路2投形の接点で
    あり、この2回路の非付勢時に導通する接点にそれぞれ
    反対極性が配線され、その配線の通路に低温時に閉じる
    温度スイッチが接続された請求項1記載の電磁弁の凍結
    防止回路。
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