JP2779836B2 - 空所を埋め込むコンクリ製品接合構造 - Google Patents

空所を埋め込むコンクリ製品接合構造

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JP2779836B2 JP12954589A JP12954589A JP2779836B2 JP 2779836 B2 JP2779836 B2 JP 2779836B2 JP 12954589 A JP12954589 A JP 12954589A JP 12954589 A JP12954589 A JP 12954589A JP 2779836 B2 JP2779836 B2 JP 2779836B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、コンクリ製品を互いにボルト緊結するた
め、側壁接合一部分の開口部もしくは内部孔より外壁に
抜けた空所をあけ、L形・平板の各接合部材を空所に組
み込んだ事により、内部からのボルト緊結作業や、内外
部からもボルトの緊結作業を行える構造とした、空所を
埋め込むコンクリ製品接合構造に関する。
【従来の技術】
従来のコンクリ製品となる、下水管路や側溝において
の接合方法は、製品の両側壁外部側に凹部を設け、凹部
内に接合面に対してボルト孔を有した部材を組み込み、
製品の側壁外部よりボルトを貫入して互いのコンクリ製
品を接合する、緊結作業は外壁部に設けられた構造とな
る。 製品の両側壁に長手方向ではない、短手方向にボルト
孔を有し、板金具の孔とボルト穴を合わせて、板金具を
ボルトによる緊結してなる構造。 製品を連接した状態により目地部が形成され、目地部
にモルタルを充填してなる、目地部モルタル接合等であ
る。
【発明が解決しようとする課題】
従来の緊結もしくは接合方法にあっては、緊結作業部
が外壁面側に設置されている場合に、緊結作業をするた
めに作業範囲が製品規格より幅広く取らないとならない
こによる問題点である。 製品を敷設するにあたり、民地側に余堀が必要となる
ため、製品が道路側に出てしまい、更に電柱や標識が製
品より更に道路側に出るため、道路幅を狭めてしまうた
め、人や車の通行に支障をきたしてしまう。 よって、緊結作業範囲を確保する事により、工事内容
において、土量の増加、工事作業範囲の拡副、附帯工事
となる接続管連結の延長、ボルト緊結状態と製品の接合
面の目視確認ができない点が問題となる。 本発明は、緊結作業時に目視確認ができ、緊結作業を
製品内部からすることにより、製品の設置を民地側に取
ることができる事を目的としている。
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の製品においては
平板が直角に折れたL形接合部材を使用する事により、
側壁外壁部側が塞さがれておるため、製品内部よりボル
トとナットにより製品を緊結できる。 また、平板接合部材を使用すると、製品の側壁外壁部
側と内部側より緊結作業ができる。 また、L形接合部材と平板接合部材の片側接合面背面
にナットが一体化しておる構造においては、ボルトのみ
にて緊結作業ができる。 このようにL形か、平板部材を工場にて製品加工時に
組込み一体化したものとし、部材やボルトナットなどの
材質は、プラスチック、鉄、アルミなどにて材質を使用
場所により構成する。
【作用】
上記のように構成された製品の接合面外壁から内壁に
抜けた空所に、平板と直角に折れたL形の各部材を組み
込み一体化されたことにより、製品の内部からボルトに
より製品を互いに締付け、接合したのち充填剤にて空所
を充填する、緊結作業を容易にしたものである。
【実施例】
この発明を実施例の図面について説明すると、第1図
は、直角に折れ曲がったL形接合部材2の垂直部の中心
がボルト孔1となり、L形接合部材2のボルト孔1があ
いていない片面は製品の空所の外壁を塞さぐ垂直部面と
なる。 第2図は、L形接合部材2の接合面側を正面として背
面よりみた状態で、ボルト孔の同位置背面にナット3が
一体化された状態を示し、緊結作業はボルトをネジ込む
作業となる。 第3図は、平板よりなる平板接合部材4の垂直中心部
にボルト孔1を有した部材である。 第4図は、平板接合部材4の背面に、ボルト孔と同位
置にナット3が一体化された部材を示す。 第5図は、下水道製品となる街渠5接合面に面した、
側壁外壁部側6から内壁に抜け空所7をあけた状態を示
す。 第6図は、下水道製品となる街渠5の、接合面9一部
面に外壁から内に抜けた内壁8の空所7に、ボルト孔1
とナット3が一体化された平板接合部材4が組み込まれ
た空所を埋め込むコンクリ製品接合工法に使用する外渠
5であり、外渠5を敷設し、互いに接合した状態におい
て、内部からボルトを内壁8より平板接合部材4のナッ
ト3にねじこませ、連接してなる外渠5を互いに寄せ合
わせ、接合した状態として、充填剤により空所7を埋
め、内面仕上げする構造となる。 第7図は、街渠5の側壁外壁部側6より内壁8に抜け
た空所7に、L形接合部材2を一体化した街渠5にて、
L形接合部材2の中心部にボルト孔1があいている面を
接合面9に向け、L形接合部材2のもう一方の折れ曲が
った面は、外壁の空所7を塞さいだ状態にて、製品に組
み込まれた構造で、接合面は第6図と同様である。 第8図は、接合面を製品10の内壁8より見た絞め付け
部分の拡大図であり、接合面9に対して側壁にあけた空
所7に平板接合部材4を組み込んだ状態で、平板接合部
材4の接合面9となる背面側にはナット3が一体化され
た状態である。 その状態から第9図となる。連接してなる一方の製品
10の、平板接合部材4の一方に、ワッシャー11をボルト
孔に合わせて押さえながら、ボルト12を他方の製品10の
ナット3にねじ込み、互いの製品10をボルト緊結した状
態である。 第10図は、第9図にてボルト緊結し終えた空所7に充
填剤13を充填し、内壁8に合わせて仕上げた、最終緊結
終了状態を示した図である。 第11図は、製品10を敷設した状態を示した製品一部分
断面図で、民地側14に障害となる構造物15が隣接してい
る場所に製品10を敷設する状態において、互いの接合面
9の側壁外壁部側6より内壁8に抜けた空所7に組み込
まれている平板接合部材4にボルト12を差し込み、締め
付け緊結作業を終えた状態を示した。 この後、空所に充填材を充填し、内壁面と均一になら
して敷設完了となる。 第12図は、街渠5の側壁外壁部側6より内壁8に抜け
た空所7にL形接合材2を一体化した状態を示してお
り、民地側に障害となる構造物15に添って街渠5を敷設
し、空所7より緊結作業を行うことができる構造とな
る。 この実施例は一例であって、本発明の思想はこれに限
定されるものではない。 なお素材の限定や細部についても変更が可能であり、
他の分野での応用や他の技術の附加も本発明に含まれ
る。
【発明の効果】
前記構造によりコンクリ製品を施工するにあたり、緊
結作業が内部よりできることにより民地側にピッタリ沿
っての設置が可能となる。 締付けが内部よりできるため、外壁部の障害物を従来
のように一度撤去し、再び戻すような二度手間をかけず
にすむ事により、障害物のはつる作業が必要なくなる。 平板接合部材を使用すると内外部からも緊結作業がで
きるため、障害物がある場所は内壁側より、ない所では
従来のように外面より緊結作業ができる。 よって、堀削溝幅は製品幅にてすむという利点によ
り、堀削土量の激減効果につながる。 堀削土量の削減により、埋め戻し材の削減となる。 その結果、工事作業の簡素化に連がり、工事の小型
化、工事期間の短縮と、工事騒音が減少できる。 製品の空所に接合部材を一体化したプレスキャストコ
ンクリートにてなるためめ強度や生産性が良いコンクリ
製品を提供できる。 敷設時において締付け部を目視確認しながらボルト緊
結できるため、ボルトを斜めに差し込んだり、ボルトネ
ジ山の欠損、破壊がなくなり、それにより製品がしっか
りと緊結するため、路盤の変動や振動においても、ボル
ト緊結部が充填剤により充填されているため、弛緩せ
ず、緊結後充填剤を充填して内面を仕上げる構造であ
り、締付け接合部が的確に接合できることにより、製品
の接合強度が倍増し、緊結作業が簡単にできるため、敷
設工事費や工事期間の削減と、なによりも民地側に障害
物があって締付け部に手が入らず締付け作業ができない
等の従来の問題点を解決し、製品を確実に緊結できるた
め、民地側に構造物がある場所や敷設箇所を選ばない。 従来のような民地側とか、障害物があると緊結作業に
手間がかかったりとか緊結作業ができずに製品を道路側
に出したりとか、障害物より逃がして敷設しなければな
らなくなるという緊結部の緊結問題を解決する。 後年の復旧工事においては、充填部をはずり、ボルト
を取り外し、製品の部分変え作業がおこなえることによ
り、従来のような敷設変え工事費の予算を削減でき、工
事規模も省力化できうる構造となる、製品どうしを緊結
する新しい構造を提供するものである。
【図面の簡単な説明】
図1は、L形接合部材の斜視図。図2は、L形接合部材
の背面にナットが一体化された状態を示す背面図。図3
は、平板接合部材の斜視図。図4は、平板接合部材の背
面にナットが一体化された背面図。図5は、街渠の側面
図。図6は、街渠に平板接合部材を一体化した状態を示
す斜視図。図7は、L形接合部材を一体化した街渠の斜
視図。図8は、接合部材の緊結部を内壁より見た一部断
面側面図図9図は、図8の状態から、ボルトナットを取
り付けた一部断面側面図。図10は、図9の状態に充填材
を充填した状態を示す、一部断面側面図。図11は、平板
接合部材が一体化された街渠の一部断面斜視図。図12
は、L形接合部材を一体化した街渠を敷設した状態を示
す斜視図。
【符号の説明】
1……ボルト孔、2……L形接合部材、3……ナット、
4……平板接合部材、5……街渠、6……側壁外壁部
側、7……空所、8……内壁、9……接合面、10……製
品、11……ワッシャー、12……ボルト、13……充填材、
14……民地側、15……構造物

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボルト締にてコンクリ製品を接続する構造
    にて、製品の接合面となる面部分を正面、背面とし、左
    右部分を右側面、左側面とした場合において、コンクリ
    製品を接合する接合面部分を正背面と見て、コンクリ製
    品の開口部や内部孔から左右側面となる側壁部の側壁接
    合一部分に、内壁より側壁外壁部側に抜けた部分に空所
    (7)を設け、空所(7)となる部分に正背面となる接
    合面側のみをふさぐ垂直中心部にボルト孔(1)をはい
    した正背面部から左右側面となる側壁外壁部側(6)の
    外壁に対して直角に折れ曲がったL形接合部材(2)を
    空所(1)に組み込む構造と、ボルト孔(1)だけとな
    るL形接合部材(2)を組み込む構造と、正面部の空所
    (7)に上記のL形接合部材(2)を組込み、背面とな
    る空所(7)に背面の接合面側のみをふさぐ垂直中心の
    ボルト孔(1)の反面にナット(3)が一体化してなる
    L形接合部材(2)を空所(1)に組み込む構造と、コ
    ンクリ製品の開口部、内部孔より抜けた空所(7)の正
    背面側のみをふさぐ垂直中心部がボルト孔(1)となる
    平板接合部材(4)を組み込む構造と、前期の部材を正
    面の空所(7)に組込み、背面の平板接合部材(2)の
    ボルト孔(1)反面にナット(3)が一体化してなる部
    材を組み込んだことを特徴とした、空所を埋め込むコン
    クリ製品接合構造。
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US6065263A (en) * 1997-06-27 2000-05-23 Kaieitechno Co., Ltd. Connecting structure for concrete block and connector used therefor

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6065263A (en) * 1997-06-27 2000-05-23 Kaieitechno Co., Ltd. Connecting structure for concrete block and connector used therefor
US6327829B1 (en) 1997-06-27 2001-12-11 Kaieitechno Co., Ltd. Connecting structure for concrete block and connector used therefor

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