JP2779463B2 - 自動車用クラッチの制御方法 - Google Patents

自動車用クラッチの制御方法

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JP2779463B2
JP2779463B2 JP4286754A JP28675492A JP2779463B2 JP 2779463 B2 JP2779463 B2 JP 2779463B2 JP 4286754 A JP4286754 A JP 4286754A JP 28675492 A JP28675492 A JP 28675492A JP 2779463 B2 JP2779463 B2 JP 2779463B2
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JP
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clutch
shift position
neutral
electromagnetic powder
parking
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秋吉 森下
俊孝 辻
定生 山田
正純 鬼頭
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Aichi Machine Industry Co Ltd
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Aichi Machine Industry Co Ltd
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  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電磁パウダークラッ
チを備えた自動車用クラッチの制御方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術及びその課題】従来、自動車の変速機にお
けるクラッチ機構に、図3に半断面で示すような電磁パ
ウダークラッチを使用しているものがあり、この電磁パ
ウダークラッチ3は、コイル31に励磁電流が通電され
るとクラッチのヨーク32とローター33間に封入され
ている磁性粉体34が磁化して結合することによって、
クラッチを締結させて動力伝達を行なうものであり、従
来においては、シフト位置センサーからの信号に基づい
て、シフト位置が前進または後退位置である場合に励磁
電流を通電し、シフト位置がニュートラルまたはパーキ
ング位置にある場合には非通電状態として電磁パウダー
クラッチを開放させていたが、シフト位置センサーがま
れに振動等に起因して接点がON,OFFしてしまうこ
とがあり、例えば自動車の走行中にシフト位置センサー
が振動等によりニュートラルまたはパーキング位置を示
す信号を出力してしまうと、従来においては直ちに電磁
パウダークラッチが開放されてしまい、走行中にエンジ
ンが吹き上がってしまうという問題点があった。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の問題
点に鑑み案出したものであって、振動等によりシフト位
置センサーの接点がON,OFFした場合にもトラブル
の生じない自動車クラッチの制御方法を提供せんことを
目的とし、その要旨は、変速機のシフト位置を検出する
シフト位置センサーからの信号によりシフト位置が前進
または後退位置であることが判別された場合に励磁電流
を電磁パウダークラッチに通電して該クラッチを締結さ
せるとともに、シフト位置がニュートラルまたはパーキ
ング位置であることが判別された場合には非通電状態と
して前記電磁パウダークラッチを開放させる自動車用ク
ラッチ制御において、前記電磁パウダークラッチが締結
状態にある自動車の前進または後退走行時に、前記シフ
ト位置センサーがニュートラルまたはパーキング位置に
シフトされたことを示す信号を出力した場合、該出力信
号の確認を数回繰り返した後、前記ニュートラルまたは
パーキング位置を示す出力信号の継続がある場合にのみ
前記電磁パウダークラッチを非通電状態とする制御を行
なうように構成したことである。
【0004】
【作用】自動車の走行中等において、振動等によりシフ
ト位置センサーの接点がニュートラルまたはパーキング
位置へONされた時にも、すぐには電磁パウダークラッ
チが開放されることがなく、走行中に急にクラッチが切
れてエンジンが吹き上がってしまうトラブルを解消する
ことができ、ニュートラルまたはパーキング位置を繰り
返し確認して、真にニュートラルまたはパーキング位置
にシフトされた時のみ、電磁パウダークラッチを切るよ
うに制御する。
【0005】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、本発明に係る自動車用クラッチの制御装
置の実施例の構成を示すブロック図であり、図におい
て、制御回路4はマイクロコンピューターを用いて構成
した電子制御回路であり、マイクロチップコンピュータ
ーや半導体メモリー、入出力回路等から構成されてい
る。この制御回路4には、エンジン1の回転数を検出す
るエンジン回転センサー5と、アクセルの踏込みの有無
を検出するアクセルスイッチ6と、スロットルバルブ開
度を検出するスロットルセンサー7と、車速を検出する
車速センサー8と、変速機2のシフト位置を検出するシ
フトセンサー9と、ブレーキペダルが踏まれているか否
かの状態を検出するブレーキスイッチ12と、クラッチ
の出力側の回転数を検出するクラッチ出力側回転センサ
ー11の各出力信号が入力されている。また、この制御
回路4は、変速機2のクラッチ機構に使用されている電
磁パウダークラッチ3の励磁電流駆動回路10及び警告
ランプ等の警告手段13に制御信号を出力する。
【0006】変速機2は、そのクラッチ機構に前記図3
に示す電磁パウダークラッチ3を備えるものであり、電
磁パウダークラッチ3に前記励磁電流駆動回路10から
励磁電流が供給された時に、クラッチのヨーク32とロ
ーター33間に封入された磁性粉体34が磁力により結
合してクラッチのヨーク32とローター33を締結させ
て動力伝達を行い、励磁電流が停止したときは、電磁パ
ウダークラッチ3は開放状態となり動力伝達を停止する
ものである。前記励磁電流駆動回路10は、制御回路4
から励磁電流の通電開始を指令する信号が入力された時
に、前記電磁パウダークラッチ3へ励磁電流を通電させ
るものであり、リレー回路やスイッチング素子で構成さ
れている。
【0007】図2は、制御回路4において実行される制
御のうち本発明に係る電磁パウダークラッチ3の制御内
容を示すフローチャートであり、以下このフローチャー
トに従って、本実施例の動作を説明する。
【0008】図2に示すルーチンが開始されると、ステ
ップS1において変速機2のシフト位置の確認が行なわ
れる。すなわち、前記シフト位置センサー9の信号に基
づいて制御回路4はシフト位置が前進D,後退Rである
かまたはニュートラルN,パーキングPのいずれかであ
るかを判断し、シフト位置が前進Dの位置にあることが
ステップS2で確認されると、ステップS3においてフ
ラグ1を立てる。また、ステップS2においてシフト位
置が後退Rである場合には、ステップ4においてフラグ
2を立てる。このフラグ1およびフラグ2が立てられた
場合には、制御回路4は励磁電流駆動回路10へ信号を
出力し、励磁電流駆動回路10から電磁パウダークラッ
チ3へ通電して、電磁パウダークラッチ3が締結され
る。
【0009】このような状態において、前記ステップS
1においてシフト位置がニュートラルNまたはパーキン
グPになった場合、すなわち車両の走行中等においてシ
フト位置センサー9が振動等の原因により、シフト位置
センサー9の接点がニュートラルNまたはパーキングP
側をONさせ信号が出力された場合には、ステップS5
においてフラグ1か否かが判断される。フラグ1が確認
され、すなわち車両が前進状態である場合には、ステッ
プS6において、前記ステップS1におけるニュートラ
ルNまたはパーキングPである信号の出力が継続されて
いるかをルーチンを繰り返して回の確認を行なう。す
なわち、ステップS7において、ルーチンを回まわっ
ているかをカウントする。この回の確認の間に前記ス
テップS1においてシフト位置が前進D,後退Rに変化
したときは、そのままフラグ1の状態すなわち前進状態
を継続させ電磁パウダークラッチ3は締結されたままの
状態が維持される。
【0010】一方、ステップS6で回の確認をしたに
も係わらず、依然としてニュートラルNまたはパーキン
グPの信号の出力の継続がある場合には、運転者が走行
中においてシフトレバーをニュートラルまたはパーキン
グ位置へシフトしたものであると判断して、前記フラグ
1をゼロにしてフラグをクリアする(ステップS8)。
同様に、前記ステップS5においてフラグ1とは異な
る、即ちフラグ2(後退)の場合には、ステップ9にお
いてフラグ2の状態を確認し、即ち後退で車両が走行中
であることを確認し、この状態で前記シフトセンサー9
からニュートラルN,パーキングPの出力信号が継続し
て出力されていることを回のルーチンの繰り返しによ
り確認する(ステップS10)。この確認はステップS
11により回のカウントが成されて行なわれる。この
回の確認の間にニュートラルN,パーキングPの出力
信号が消えた場合には、シフト位置センサー9が振動等
の原因により接触不良を起こしたものであると判断し
て、後退走行を継続させ、電磁パウダークラッチ3は締
結されたままの状態に維持される。
【0011】一方、回の確認にも係わらず依然として
シフト位置センサー9からニュートラルN,パーキング
Pの出力信号が継続して出力されているときには、運転
者がそのようにシフト操作したものであると判断して、
ステップS12においてフラグ2をクリアする。したが
って、前記ステップS8およびステップ12において、
フラグがクリアされた場合には、真に運転者が走行中に
ニュートラルNまたはパーキングPの位置にシフト操作
を行なったものと判断して、励磁電流駆動回路10から
の励磁電流の通電を停止させ、電磁パウダークラッチ3
は開放状態となって、クラッチが切られる。
【0012】このように本例においては、車両が前進ま
たは後退走行中において、突如としてシフト位置センサ
ー9の接点不良等により、ニュートラルNまたはパーキ
ングPの出力信号が出力された場合に、この出力信号の
確認を回行なって、真にニュートラルまたはパーキン
グにシフトされたか否かを判断し、振動等による接点不
良の場合には、この数回の確認時間の間にもとの前進ま
たは後退位置の出力信号に変わることが多いため、その
場合には前進または後退走行を継続させて、走行中に瞬
間的にクラッチが切れてエンジンが吹き上がってしまう
トラブルを良好に解消することができる。すなわち、振
動等に起因したシフト位置センサーの接点不良がある場
合のエンジンの吹き上がりのトラブルを良好に解消さ
せ、安全性,信頼性を確保することができる。
【0013】
【発明の効果】本発明は、変速機のシフト位置を検出す
るシフト位置センサーからの信号によりシフト位置が前
進または後退位置であることが判別された場合に励磁電
流を電磁パウダークラッチに通電して該クラッチを締結
させるとともに、シフト位置がニュートラルまたはパー
キング位置であることが判別された場合には非通電状態
として前記電磁パウダークラッチを開放させる自動車用
クラッチ制御において、前記電磁パウダークラッチが締
結状態にある自動車の前進または後退走行時に、前記シ
フト位置センサーがニュートラルまたはパーキング位置
にシフトされたことを示す信号を出力した場合、該出力
信号の確認を数回繰り返した後、前記ニュートラルまた
はパーキング位置を示す出力信号の継続がある場合にの
み前記電磁パウダークラッチを非通電状態とすることに
より、車両の走行中等において振動等に起因してシフト
位置センサーがニュートラルまたはパーキングの信号を
出力した場合にも、この信号を数回確認して真に運転者
が操作したものであるか、または接点不良等によるもの
であるかを判断し、車両の走行中において急にエンジン
が吹き上がってしまう等の不具合を良好に解消させるこ
とができ、自動車の信頼性および安全性を確保し得る効
果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動車用クラッチの制御装置のブロック構成図
である。
【図2】図1の制御回路内で行なわれる制御内容を示す
フローチャート図である。
【図3】電磁パウダークラッチの構成を示す半断面図で
ある。
【符号の説明】
1 エンジン 2 変速機 3 電磁パウダークラッチ 4 制御回路 9 シフト位置センサー 10 励磁電流駆動回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鬼頭 正純 名古屋市熱田区南一番町7番22号 愛知 機械工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−213731(JP,A) 特開 昭63−57339(JP,A) 特開 昭60−161224(JP,A) 特開 昭58−174754(JP,A) 特開 昭60−139535(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16D 37/02 F16D 48/06 B60K 23/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変速機のシフト位置を検出するシフト位
    置センサーからの信号によりシフト位置が前進または後
    退位置であることが判別された場合に励磁電流を電磁パ
    ウダークラッチに通電して該クラッチを締結させるとと
    もに、シフト位置がニュートラルまたはパーキング位置
    であることが判別された場合には非通電状態として前記
    電磁パウダークラッチを開放させる自動車用クラッチ制
    御において、前記電磁パウダークラッチが締結状態にあ
    る自動車の前進または後退走行時に、前記シフト位置セ
    ンサーがニュートラルまたはパーキング位置にシフトさ
    れたことを示す信号を出力した場合、該出力信号の確認
    を数回繰り返した後、前記ニュートラルまたはパーキン
    グ位置を示す出力信号の継続がある場合にのみ前記電磁
    パウダークラッチを非通電状態とすることを特徴とする
    自動車用クラッチの制御方法。
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