JP2779395B2 - 反応射出成形方法 - Google Patents
反応射出成形方法Info
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- JP2779395B2 JP2779395B2 JP1156083A JP15608389A JP2779395B2 JP 2779395 B2 JP2779395 B2 JP 2779395B2 JP 1156083 A JP1156083 A JP 1156083A JP 15608389 A JP15608389 A JP 15608389A JP 2779395 B2 JP2779395 B2 JP 2779395B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、プリフォームが収納された金型のキャビテ
ィのクリアランスを最終的に製品の設定クリアランスに
なるまで多段階に金型を加圧・嵌合することで、製品表
面の平滑性の向上および製品強度の向上ができるプリフ
ォームを用いた反応射出成形方法に関する。
ィのクリアランスを最終的に製品の設定クリアランスに
なるまで多段階に金型を加圧・嵌合することで、製品表
面の平滑性の向上および製品強度の向上ができるプリフ
ォームを用いた反応射出成形方法に関する。
従来のプリフォームを用いた反応射出成形方法では、
製品の設定クリアランスを有するキャビティ内にプリフ
ォームを収納し、そののちに単にこのキャビティ内に反
応射出成形材料を注入してプリフォームと一体化した製
品を成形している。
製品の設定クリアランスを有するキャビティ内にプリフ
ォームを収納し、そののちに単にこのキャビティ内に反
応射出成形材料を注入してプリフォームと一体化した製
品を成形している。
ところで、従来の反応射出成形方法は、前述したよう
に製品の設定クリアランスを有するキャビティ内にプリ
フォームを収納し、そののち単にこのキャビティ内に反
応射出成形材料を注入してプリフォームと一体化した製
品を成形するものであるため、反応射出成形材料のキャ
ビティ内への注入時に、このプリフォームが反応射出成
形材料のキャビティ内全域への浸透、特にプリフォーム
の表面側への浸透を阻害し、このため成形後の製品表面
にこのプリフォーム本来の粗い表面が露出して製品表面
の平滑性が低下しており、また反応射出成形材料のプリ
フォームへの浸透に斑ができて製品強度が低下してい
た。
に製品の設定クリアランスを有するキャビティ内にプリ
フォームを収納し、そののち単にこのキャビティ内に反
応射出成形材料を注入してプリフォームと一体化した製
品を成形するものであるため、反応射出成形材料のキャ
ビティ内への注入時に、このプリフォームが反応射出成
形材料のキャビティ内全域への浸透、特にプリフォーム
の表面側への浸透を阻害し、このため成形後の製品表面
にこのプリフォーム本来の粗い表面が露出して製品表面
の平滑性が低下しており、また反応射出成形材料のプリ
フォームへの浸透に斑ができて製品強度が低下してい
た。
本発明は、このような従来技術を背景になされたもの
で、製品表面の平滑性の向上および製品強度の向上がで
きる反応射出成形方法を提供することを目的とする。
で、製品表面の平滑性の向上および製品強度の向上がで
きる反応射出成形方法を提供することを目的とする。
本発明は、嵌合時に内部形成されるキャビティの周縁
部に射出成形材料の外部流出を防止するチューブ状シー
ル部材を設けた金型に、まず、内部形成されるキャビテ
ィ内にプリフォームを収納して金型を押圧（一次加圧）
嵌合し、このときのキャビティのクリアランスは製品の
設定クリアランスより長幅に設けられ、そののちこのキ
ャビティ内に反応射出成形方法を注入し、次にまたこの
反応射出成形材料が固化する前に、このキャビティのク
リアランスが最終的な製品の設定クリアランスになるま
で二次加圧することを特徴とする反応射出成形方法を提
供するものである。
部に射出成形材料の外部流出を防止するチューブ状シー
ル部材を設けた金型に、まず、内部形成されるキャビテ
ィ内にプリフォームを収納して金型を押圧（一次加圧）
嵌合し、このときのキャビティのクリアランスは製品の
設定クリアランスより長幅に設けられ、そののちこのキ
ャビティ内に反応射出成形方法を注入し、次にまたこの
反応射出成形材料が固化する前に、このキャビティのク
リアランスが最終的な製品の設定クリアランスになるま
で二次加圧することを特徴とする反応射出成形方法を提
供するものである。
また、好ましくは、上記の反応射出成形を行ったのち
に、若干金型を互いに離反させてキャビティ内に表面層
成形用のクリアランスをあらたに設け、次にまたこのク
リアランス中に表面層成形用の反応射出成形材料を注入
することを特徴とする反応射出成形品の製造方法を提供
するものである。
に、若干金型を互いに離反させてキャビティ内に表面層
成形用のクリアランスをあらたに設け、次にまたこのク
リアランス中に表面層成形用の反応射出成形材料を注入
することを特徴とする反応射出成形品の製造方法を提供
するものである。
さらにまた、上記した反応射出成形を行なうに際し
て、反応射出成形材料が完全に固化する前に、キャビテ
ィのクリアランスが最終的な製品の設定クリアランスに
なるまで、前記クリアランス調整に、チューブ状のシー
ル部材内のチューブ膨張用流体を所定量抜き取ることが
好ましい。
て、反応射出成形材料が完全に固化する前に、キャビテ
ィのクリアランスが最終的な製品の設定クリアランスに
なるまで、前記クリアランス調整に、チューブ状のシー
ル部材内のチューブ膨張用流体を所定量抜き取ることが
好ましい。
本発明の反応射出成形方法は、嵌合時に内部形成され
るキャビティの周縁部に射出成形材料を防止するチュー
ブ状シール部材を設けた金型に、まず内部形成されるキ
ャビティ内にプリフォームを収納して金型を押圧（一次
加圧）し嵌合する。
るキャビティの周縁部に射出成形材料を防止するチュー
ブ状シール部材を設けた金型に、まず内部形成されるキ
ャビティ内にプリフォームを収納して金型を押圧（一次
加圧）し嵌合する。
このときのキャビティのクリアランスは、製品の設定
クリアランスより長幅に設けられている。
クリアランスより長幅に設けられている。
そののち、キャビティ内に反応射出成形材料を注入す
る。
る。
次にまた、この反応射出成形材料が完全に固化する前
に、このキャビティのクリアランスが最終的な製品の設
定クリアランスになるまでこの金型を二次加圧してプリ
フォームと一体化した製品を成形する。
に、このキャビティのクリアランスが最終的な製品の設
定クリアランスになるまでこの金型を二次加圧してプリ
フォームと一体化した製品を成形する。
このようにすることで、反応射出成形材料がむらなく
キャビティ内全域に浸透し、プリフォームに充分に含浸
する。従って、製品表面の平滑性の向上および製品強度
の向上ができる。
キャビティ内全域に浸透し、プリフォームに充分に含浸
する。従って、製品表面の平滑性の向上および製品強度
の向上ができる。
この場合、金型を二次加圧して反応射出成形を行った
のちに、若干金型を互いに離反させてキャビティ内に表
面層成形のクリアランスをあらたに設け、次にまたこの
クリアランス中に表面層成形用の反応射出成形材料を注
入することにより、さらに製品表面の平滑性が向上され
た製品を製造することもできる。
のちに、若干金型を互いに離反させてキャビティ内に表
面層成形のクリアランスをあらたに設け、次にまたこの
クリアランス中に表面層成形用の反応射出成形材料を注
入することにより、さらに製品表面の平滑性が向上され
た製品を製造することもできる。
さらに、上記した反応射出成形を行うに際して、反応
射出成形材料が完全に固化する前に、キャビティのクリ
アランスが最終的な製品の設定クリアランスになるま
で、チューブ状シール部材内のチューブ膨張用流体を所
定量抜き取ることにより、設定クリアランスの調整を好
適に行うことができる。
射出成形材料が完全に固化する前に、キャビティのクリ
アランスが最終的な製品の設定クリアランスになるま
で、チューブ状シール部材内のチューブ膨張用流体を所
定量抜き取ることにより、設定クリアランスの調整を好
適に行うことができる。
以下、本発明の反応射出成形方法を図面に基づいて説
明する。
明する。
なお、この実施例を述べるにあたって自動車のサイド
パネル成形用の反応射出成形方法を例にとる。
パネル成形用の反応射出成形方法を例にとる。
本発明の実施例の反応射出成形方法に使用される反応
射出成形装置は、第１図に示すように型締用プレス機1
0、金型20、射出成形機30、プロセスコントローラ40を
備えている。
射出成形装置は、第１図に示すように型締用プレス機1
0、金型20、射出成形機30、プロセスコントローラ40を
備えている。
前記型締用プレス機10は、金型20を加圧嵌合させるた
めのプレス機で、一般使用されているプレス機が使用で
きる。
めのプレス機で、一般使用されているプレス機が使用で
きる。
前記金型20は、製品成形のための金型で、第２図に示
すように嵌合時にプルフォームＰを収納するキャビティ
21が内部形成されるものである。
すように嵌合時にプルフォームＰを収納するキャビティ
21が内部形成されるものである。
なお、この金型20としては、一般使用されている金型
が使用できる。
が使用できる。
また、この実施例の金型20には、反応射出成形材料Ｚ
の注入時におけるキャビティ21内への反応射出成形材料
Ｚの注入・充填を速やかに行うためにこのキャビティ21
内を減圧する第１図に示す真空ポンプ22と、金型20の加
熱温度を調節するための金型温度調節機23とが外部設置
されている。
の注入時におけるキャビティ21内への反応射出成形材料
Ｚの注入・充填を速やかに行うためにこのキャビティ21
内を減圧する第１図に示す真空ポンプ22と、金型20の加
熱温度を調節するための金型温度調節機23とが外部設置
されている。
さらに、この実施例では、第２図に示すようにキャビ
ティ21の周囲の金型20に断面視してほぼ半円形のシール
部材収納溝24が周設され、このシール部材収納溝24内
に、内部に例えばオイルなどの液状またはガス状のチュ
ーブ膨張用流体Ｌを注入することで、チューブを膨張さ
せて反応射出成形材料Ｚの外部流出を防止するチューブ
状シール部材50が設けられている。
ティ21の周囲の金型20に断面視してほぼ半円形のシール
部材収納溝24が周設され、このシール部材収納溝24内
に、内部に例えばオイルなどの液状またはガス状のチュ
ーブ膨張用流体Ｌを注入することで、チューブを膨張さ
せて反応射出成形材料Ｚの外部流出を防止するチューブ
状シール部材50が設けられている。
なお、このチューブ状シール部材50の素材としては、
例えばシリコンゴム、フッ素ゴムなどの耐熱性でかつ高
膨張性のゴムが使用できる。
例えばシリコンゴム、フッ素ゴムなどの耐熱性でかつ高
膨張性のゴムが使用できる。
さらにまた、このプルフォームＰとしては、例えばカ
ーボン繊維および／またはガラス繊維などを素材とする
一般使用されているプリフォームが使用できる。
ーボン繊維および／またはガラス繊維などを素材とする
一般使用されているプリフォームが使用できる。
前記射出成形機30は、この金型20のキャビティ21内に
反応射出成形材料Ｚを注入するための成形機で、公知の
射出成形機が使用できる。
反応射出成形材料Ｚを注入するための成形機で、公知の
射出成形機が使用できる。
また、この反応射出成形材料Ｚとしては、ナイロン、
不飽和ポリエステル、エポキシ樹脂、シクロペンタジエ
ンおよびポリウレタンなどを主原料とする一般の射出成
形材料および射出直前に混合して反応される例えば２液
混合型などの一般使用される反応成形材料が使用でき
る。
不飽和ポリエステル、エポキシ樹脂、シクロペンタジエ
ンおよびポリウレタンなどを主原料とする一般の射出成
形材料および射出直前に混合して反応される例えば２液
混合型などの一般使用される反応成形材料が使用でき
る。
前記プロセスコントローラ40は、第１図に示すこれら
の型締用プレス機10、金型20、真空ポンプ22、金型温度
調節機23、射出成形機30、プロセスコントローラ40を一
連に制御することで反応射出成形を行う制御装置で、例
えば数値制御装置などの一般使用されている制御装置が
使用できる。
の型締用プレス機10、金型20、真空ポンプ22、金型温度
調節機23、射出成形機30、プロセスコントローラ40を一
連に制御することで反応射出成形を行う制御装置で、例
えば数値制御装置などの一般使用されている制御装置が
使用できる。
次に、この実施例の反応射出成形装置を使用した本発
明の実施例の反応射出成形方法を説明する。
明の実施例の反応射出成形方法を説明する。
本発明の実施例の反応射出成形方法は、第２図に示す
ように、まず内部形成されるキャビティ21内にプリフォ
ームＰを収納して型締用プレス機10で金型20を押圧（一
次加圧）し嵌合する。
ように、まず内部形成されるキャビティ21内にプリフォ
ームＰを収納して型締用プレス機10で金型20を押圧（一
次加圧）し嵌合する。
このとき、第２図に示すキャビティ21のクリアランス
は、製品の設定クリアランスより長幅に設けられ、反応
射出成形材料（樹脂）の流動性を良くしている。
は、製品の設定クリアランスより長幅に設けられ、反応
射出成形材料（樹脂）の流動性を良くしている。
そののち、このキャビティ21内に射出成形機30から反
応射出成形材料Ｚを注入する。
応射出成形材料Ｚを注入する。
次にまた、この反応射出成形材料Ｚが完全に固化する
前に、第３図に示すようにこのキャビティ21のクリアラ
ンスが最終的な製品の設定クリアランスになるまでこの
金型を型締用プレス機10で増圧して二次加圧しプリフォ
ームＰと一体化した製品を成形する。なお、このクリア
ランスの調整は、反応射出成形材料Ｚのキャビティ21内
への注入ののち、チューブ状シール部材50内のチューブ
膨張用流体Ｌを所定量抜き取ることで確保することもで
きる。
前に、第３図に示すようにこのキャビティ21のクリアラ
ンスが最終的な製品の設定クリアランスになるまでこの
金型を型締用プレス機10で増圧して二次加圧しプリフォ
ームＰと一体化した製品を成形する。なお、このクリア
ランスの調整は、反応射出成形材料Ｚのキャビティ21内
への注入ののち、チューブ状シール部材50内のチューブ
膨張用流体Ｌを所定量抜き取ることで確保することもで
きる。
なお、この実施例に使用されるプロセスコントローラ
40を使用した具体的な成形方法を示すと、第４図のフロ
ーチャートに示すように、まず内部形成されるキャビテ
ィ21内にプリフォームＰを収納し、かつ金型20のシール
性を保持できる程度の圧力で金型20を型締用プレス機10
で押圧（一次加圧）し嵌合する。
40を使用した具体的な成形方法を示すと、第４図のフロ
ーチャートに示すように、まず内部形成されるキャビテ
ィ21内にプリフォームＰを収納し、かつ金型20のシール
性を保持できる程度の圧力で金型20を型締用プレス機10
で押圧（一次加圧）し嵌合する。
このときのキャビティ21のクリアランスは、前述した
ように製品の設定クリアランスより長幅に設ける。
ように製品の設定クリアランスより長幅に設ける。
そののち、真空ポンプ22でキャビティ21内を減圧し、
ステップ401でこのキャビティ21内の減圧が、あらかじ
め設定した減圧基準未満であれば金型20の嵌合時の密閉
状態が悪い恐れがあるため、この金型20の嵌合をはじめ
からやり直し、一方キャビティ21内の減圧が、あらかじ
め設定した減圧基準以上であれば、射出成形機30でキャ
ビティ21内へ反応射出成形材料Ｚを注入て成形する。
ステップ401でこのキャビティ21内の減圧が、あらかじ
め設定した減圧基準未満であれば金型20の嵌合時の密閉
状態が悪い恐れがあるため、この金型20の嵌合をはじめ
からやり直し、一方キャビティ21内の減圧が、あらかじ
め設定した減圧基準以上であれば、射出成形機30でキャ
ビティ21内へ反応射出成形材料Ｚを注入て成形する。
次にまた、ステップ402において、この射出成形機30
による射出圧が基準射出圧より大きい場合には、型締め
圧を下げてキャビティ21のクリアランスを広げたのち、
あらためて射出成形機30による射出成形を行い、一方こ
の射出圧が基準射出圧より小さい場合には、所定の基準
射出時間以上が経過したのち、真空ポンプ22による減圧
を停止する。
による射出圧が基準射出圧より大きい場合には、型締め
圧を下げてキャビティ21のクリアランスを広げたのち、
あらためて射出成形機30による射出成形を行い、一方こ
の射出圧が基準射出圧より小さい場合には、所定の基準
射出時間以上が経過したのち、真空ポンプ22による減圧
を停止する。
次にまた、型締用プレス機10の型締圧をプリフォーム
Ｐにおける反応射出成形材料Ｚの含浸基準圧まで増圧し
て二次加圧する。なお、この二次加圧した際のキャビテ
ィ21のクリアランスは、製品の設定クリアランスとな
る。
Ｐにおける反応射出成形材料Ｚの含浸基準圧まで増圧し
て二次加圧する。なお、この二次加圧した際のキャビテ
ィ21のクリアランスは、製品の設定クリアランスとな
る。
次にまた、ステップ404において、この型締用プレス
機10の型締圧が含浸基準圧に達していなければさらに含
浸基準圧に到達するまで型締用プレス機10により加圧
し、一方締用プレス機10の型締圧がこの含浸基準圧と同
一圧に達したらこの圧力状態を保持する。
機10の型締圧が含浸基準圧に達していなければさらに含
浸基準圧に到達するまで型締用プレス機10により加圧
し、一方締用プレス機10の型締圧がこの含浸基準圧と同
一圧に達したらこの圧力状態を保持する。
次にまた、ステップ405において、この型締用プレス
機10による型締機加圧時間があらかじめ設定した含浸基
準加圧保持時間に達していなければその時間に到達する
まで保持し、一方この含浸基準加圧保持時間に到達した
ら射出成形機30による反応射出成形材料Ｚの射出を停止
して成形を終了する。
機10による型締機加圧時間があらかじめ設定した含浸基
準加圧保持時間に達していなければその時間に到達する
まで保持し、一方この含浸基準加圧保持時間に到達した
ら射出成形機30による反応射出成形材料Ｚの射出を停止
して成形を終了する。
なお、射出成形機30による反応射出成形材料Ｚの射出
停止時期は、前述した時期に限定しなくとも例えば真空
ポンプ22によるキャビティ21内の減圧停止後としてもよ
い。
停止時期は、前述した時期に限定しなくとも例えば真空
ポンプ22によるキャビティ21内の減圧停止後としてもよ
い。
このようにすることで、反応射出成形材料Ｚが斑なく
キャビティー21内全域に浸透し、プリフォームに充分に
含浸する。従って、製品表面の平滑性の向上および製品
強度の向上ができる。
キャビティー21内全域に浸透し、プリフォームに充分に
含浸する。従って、製品表面の平滑性の向上および製品
強度の向上ができる。
以上、本発明の実施例の反応射出成形方法を説明した
が、本発明はこの実施例に限定されるものではなく、要
旨を変更しない範囲での構成および作用の変更があって
も本発明に含まれる。
が、本発明はこの実施例に限定されるものではなく、要
旨を変更しない範囲での構成および作用の変更があって
も本発明に含まれる。
例えば、実施例では、自動車のサイドパネル成形用の
反応射出成形方法を例にとったが、これに限定しなくも
任意の製品の成形にも採用できる。
反応射出成形方法を例にとったが、これに限定しなくも
任意の製品の成形にも採用できる。
また、このように金型を二次加圧して反応射出成形を
行ったのちに、若干金型を互いに離反させてキャビティ
内に表面層成形用のクリアランスをあらたに設け、次に
またこのクリアランス中に表面層成形用の反応射出成形
材料を注入することで、さらに製品表面の平滑性が向上
された製品製造することもできる。
行ったのちに、若干金型を互いに離反させてキャビティ
内に表面層成形用のクリアランスをあらたに設け、次に
またこのクリアランス中に表面層成形用の反応射出成形
材料を注入することで、さらに製品表面の平滑性が向上
された製品製造することもできる。
本発明の反応射出成形方法は、このような方法である
ため、反応射出成形材料がむらなくキャビティ内全域に
浸透し、プリフォームに、特にプリフォーム表面側へ充
分に含浸する。従って、製品表面の平滑性の向上および
製品強度の向上ができるという効果が得られる。
ため、反応射出成形材料がむらなくキャビティ内全域に
浸透し、プリフォームに、特にプリフォーム表面側へ充
分に含浸する。従って、製品表面の平滑性の向上および
製品強度の向上ができるという効果が得られる。
第１図は本発明の実施例の反応射出成形方法に使用され
る反応射出成形装置の全体斜視図、第２図は本発明の実
施例の反応射出成形用法における金型の一次加圧状態を
示す断面図、第３図は本発明の実施例の反応射出成形方
法における金型の二次加圧状態を示す要部拡大断面図、
第４図は本発明の実施例の反応射出成形方法のフローチ
ャートを示す図である。 Z;反応射出成形材料 P;プリフォーム 10;型締用プレス機 20;金型 21;キャビティ 30;射出成形機 40;プロセスコントローラ 50;チューブ状シール部材
る反応射出成形装置の全体斜視図、第２図は本発明の実
施例の反応射出成形用法における金型の一次加圧状態を
示す断面図、第３図は本発明の実施例の反応射出成形方
法における金型の二次加圧状態を示す要部拡大断面図、
第４図は本発明の実施例の反応射出成形方法のフローチ
ャートを示す図である。 Z;反応射出成形材料 P;プリフォーム 10;型締用プレス機 20;金型 21;キャビティ 30;射出成形機 40;プロセスコントローラ 50;チューブ状シール部材
フロントページの続き (72)発明者 村田 満 埼玉県和光市中央１丁目４番１号 株式 会社本田技術研究所内 (72)発明者 安藤 和夫 埼玉県和光市中央１丁目４番１号 株式 会社本田技術研究所内 (72)発明者 上田 孝治 埼玉県和光市中央１丁目４番１号 株式 会社本田技術研究所内 (72)発明者 五十嵐 和明 埼玉県和光市中央１丁目４番１号 株式 会社本田技術研究所内 (56)参考文献 特開 昭62−220307（ＪＰ，Ａ) 特開 昭62−220308（ＪＰ，Ａ) 特開 昭62−113524（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) B29C 45/00,45/14 B29C 45/26 - 45/37 B29C 45/56 - 45/64 - 45/68 B29C 45/76 - 45/82
Claims (3)
- 【請求項１】嵌合時に内部形成されるキャビティの周縁
部に射出成形材料の外部流出を防止するチューブ状シー
ル部材を設けた金型に、まず、内部成形されるキャビテ
ィ内にプリフォームを収納して金型を押圧嵌合し、この
ときのキャビティのクリアランスは製品の設定クリアラ
ンスより長幅に設けられ、そののちこのキャビティ内に
反応射出成形材料を注入し、次にまたこの反応射出成形
材料が完全に固化する前に、このキャビティのクリアラ
ンスが最終的な製品の設定クリアランスになるまで二次
加圧することを特徴とする反応射出成形方法。 - 【請求項２】請求項１に記載の反応射出成形を行ったの
ちに、若干金型を互いに離反させてキャビティ内に表面
層成形用のクリアランスをあらたに設け、次にまたこの
クリアランス中に表面層成形用の反応射出成形材料を注
入することを特徴とする製品表面の平滑性が向上された
反応射出成形品の製造方法。 - 【請求項３】反応射出成形材料が完全に固化する前に、
キャビティのクリアランスが最終的な製品の設定クリア
ランスになるまで、このクリアランスの調整は、チュー
ブ状シール部材内のチューブ膨張用流体を所定量抜き取
ることを特徴とする請求項１または請求項２に記載の反
応射出成形方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1156083A JP2779395B2 (ja) | 1989-06-19 | 1989-06-19 | 反応射出成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1156083A JP2779395B2 (ja) | 1989-06-19 | 1989-06-19 | 反応射出成形方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0321412A JPH0321412A (ja) | 1991-01-30 |
| JP2779395B2 true JP2779395B2 (ja) | 1998-07-23 |
Family
ID=15619927
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1156083A Expired - Fee Related JP2779395B2 (ja) | 1989-06-19 | 1989-06-19 | 反応射出成形方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2779395B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100380411B1 (ko) * | 2001-03-12 | 2003-04-18 | 주식회사부원비엠에스 | 철근 이음장치 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62113524A (ja) * | 1985-11-13 | 1987-05-25 | Inoue Mtp Co Ltd | Ｒｉｍ成形品 |
| JPS62220308A (ja) * | 1986-03-22 | 1987-09-28 | Kawasaki Yukou Kk | 油圧プレスによる反応射出成形方法 |
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1989
- 1989-06-19 JP JP1156083A patent/JP2779395B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| JPH0321412A (ja) | 1991-01-30 |
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