JP2779280B2 - 積層ポリエステルフィルム - Google Patents
積層ポリエステルフィルムInfo
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Description
エステルフィルムに関し、さらに詳しくは高密度磁気記
録媒体のベースフィルムとして有用な二軸配向積層ポリ
エステルフィルムに関する。
代表されるポリエステルフィルムは機械的特性、化学的
特性、さらに熱的特性にすぐれ広い用途に用いられてい
る。特に磁気記録媒体のベースフィルムとして多量に用
いられている。
に違った特性を要求されることが多く、例えば一つの表
面を平滑面とし、他方の表面を易滑面とすることを要求
される。また、ポリエステルフィルムの表面特性のより
一層の改善が求められている。
る手段として、異種のポリエステルフィルムを積層する
方法が知られ、また特開昭61―278022号、特開
昭62―108053号、特開昭63―120646
号、特開昭63―108529号、特開昭63―872
31号、特開昭63―197643号、特開昭63―2
12549号等多くの提案がされている。
リエステルの積層フィルムには、下記のような問題点が
解決すべき課題として残されている。 (1)磁気記録テープやフレキシブルディスク用のベー
スフィルムとして使用した場合テープの走行時や、フレ
キシブルディスクのヘッドタッチ等の繰返し外力が働い
たときにベースフィルムの層間(異種ポリエステル層の
層間)が剥離することがある。 (2)異種のしかも特性の異なるポリエステルが積層さ
れているため、例えば2層フィルムではバイメタル的な
作用によってフィルムがカールを起こし易くなったり、
磁気テープとした場合にカッピング現象を起こすことが
ある。 (3)水中や溶剤等の中に浸漬する場合積層の境界面か
ら各層のフィルムが剥離する等のトラブルを起こすこと
がある。 (4)磁気記録用途のベースフィルムとして使用する場
合、磁性層をベースフィルムに塗布したあとカレンダー
処理する場合が多いが、この工程でベースフィルムに熱
とシェアが掛るため層間が剥離することがある。
達成するために、次の構成からなる。
と異なるポリエステル(B)のフィルム層とを積層した
二軸配向積層フィルムであって、両フィルム層の中間に
ポリエステル(A)とポリエステル(B)の共重合体よ
りなる、厚み0.03〜1.0μmの層を設けたことを
特徴とする磁気記録媒体用積層ポリエステルフィルム。
ステルとしては、ポリエチレン―2,6―ナフタレー
ト、ポリエチレンテレフタレート、ポリ―1,4―シク
ロヘキシレンジメチレンテレフタレート等が好ましく例
示される。
は、ナフタレンジカルボン酸を主たる酸成分とするが、
少量(好ましくは20モル%以下)の他のジカルボン酸
成分を共重合してもよく、またエチレングリコールを主
たるグリコール成分とするが、少量(好ましくは20モ
ル%以下)の他のグリコール成分を共重合してもよいポ
リマーである。ナフタレンジカルボン酸以外のジカルボ
ン酸としては、例えばテレフタル酸、イソフタル酸、ジ
フェニルスルホンジカルボン酸、ベンゾフェノンジカル
ボン酸などの芳香族ジカルボン酸、コハク酸、アジピン
酸、セバシン酸、ドデカンジカルボン酸などの脂肪族ジ
カルボン酸、ヘキサヒドロテレフタル酸、1,3―アダ
マンタンジカルボン酸などの脂環族ジカルボン酸をあげ
ることができる。またエチレングリコール以外のグリコ
ール成分としては、例えば1,3―プロパンジオール、
1,4―ブタンジオール、1,6―ヘキサンジオール、
ネオペンチルグリコール、1,4―シクロヘキサンジメ
タノール、p―キシリレングリコールなどをあげること
ができる。また、ポリマー中に安定剤、着色剤、滑剤、
つや消剤等の添加剤を配合したものでもよい。
レートは通常溶融重合法によって公知の方法で製造され
る。この際、触媒等の添加剤は必要に応じて任意に使用
することができる。
有粘度は0.45〜0.90の範囲にあることが好まし
い。
は、テレフタル酸を主たる酸成分とするが、少量(好ま
しくは20モル%以下)の他のジカルボン酸成分を共重
合してもよく、またエチレングリコールを主たるグリコ
ール成分とするが、少量(好ましくは20モル%以下)
の他のグリコール成分を共重合してもよいポリマーであ
る。テレフタル酸以外のジカルボン酸としては、例えば
ナフタレンジカルボン酸、イソフタル酸、ジフェニルス
ルホンジカルボン酸、ベンゾフェノンジカルボン酸など
の芳香族ジカルボン酸、コハク酸、アジピン酸、セバシ
ン酸、ドデカンジカルボン酸などの脂肪族ジカルボン
酸、ヘキサヒドロテレフタル酸、1,3―アダマンタン
ジカルボン酸などの脂環族ジカルボン酸をあげることが
できる。またエチレングリコール以外のグリコール成分
としては、例えば1,3―プロパンジオール、1,4―
ブタンジオール、1,6―ヘキサンジオール、ネオペン
チルグリコール、1,4―シクロヘキサンジメタノー
ル、p―キシリレングリコールなどをあげることができ
る。また、ポリマー中に安定剤、着色剤、滑剤、つや消
剤等の添加剤を配合したものでもよい。
通常溶融重合法によって公知の方法で製造される。この
際、触媒等の添加剤は必要に応じて任意に使用すること
ができる。
0.45〜0.90の範囲にあることが好ましい。
ンジメチレンテレフタレートは、テレフタル酸を主たる
酸成分とするが、少量(好ましくは20モル%以下)の
他のジカルボン酸成分を共重合してもよく、また1,4
―シクロヘキサンジメタノールを主たるグリコール成分
とするが、少量(好ましくは20モル%以下)の他のグ
リコール成分を共重合してもよいポリマーである。テレ
フタル酸以外のジカルボン酸としては、例えばナフタレ
ンジカルボン酸、イソフタル酸、ジフェニルスルホンジ
カルボン酸、ベンゾフェノンジカルボン酸などの芳香族
ジカルボン酸、コハク酸、アジピン酸、セバシン酸、ド
デカンジカルボン酸などの脂肪族ジカルボン酸、ヘキサ
ヒドロテレフタル酸、1,3―アダマンタンジカルボン
酸などの脂環族ジカルボン酸をあげることができる。ま
た1,4―シクロヘキサンジメタノール以外のグリコー
ル成分としては、例えばエチレングリコール、1,3―
プロパンジオール、1,4―ブタンジオール、1,6―
ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール、p―キシ
リレングリコールなどをあげることができる。前記1,
4―シクロヘキサンジメタノールは、例えばジメチルテ
レフタレートまたはテレフタル酸の接触還元によって製
造する方法で製造できるが、いずれの方法で製造された
ものでも支障がない。1,4―シクロヘキサンジメタノ
ールのシス体とトランス体との比は特に制限するもので
はないが、シス体/トランス体=4/6〜0/10の範
囲のものが好ましい。
剤、つや消剤等の添加剤を配合したものでもよい。
ンジメチレンテレフタレートは通常溶融重合法によって
公知の方法で製造される。この際、触媒等の添加剤は必
要に応じて任意に使用することができる。
ンテレフタレートの固有粘度は0.45〜0.90の範
囲にあることが好ましい。
ことができる不活性固体微粒子(滑剤)としては、好ま
しくは(1)二酸化ケイ素(水和物、ケイソウ土、ケイ
砂、石英等を含む);(2)アルミナ;(3)SiO2
成分を30重量%以上含有するケイ酸塩(例えば非晶質
あるいは結晶質の粘土鉱物、アルミノシリケート(焼成
物や水和物を含む)、温石綿、ジルコン、フライアッシ
ュ等);(4)Mg、Zn、Zr、及びTiの酸化物;
(5)Ca、及びBaの硫酸塩;(6)Li、Na、及
びCaのリン酸塩(1水素塩や2水素塩を含む);
(7)Li、Na、及びKの安息香酸塩;(8)Ca、
Ba、Zn、及びMnのテレフタル酸塩;(9)Mg、
Ca、Ba、Zn、Cd、Pb、Sr、Mn、Fe、C
o、及びNiのチタン酸塩;(10)Ba、及びPbの
クロム酸塩;(11)炭素(例えばカーボンブラック、
グラファイト等);(12)ガラス(例えばガラス粉、
ガラスビーズ等);(13)Ca、及びMgの炭酸塩;
(14)ホタル石及び(15)ZnSが引例される。更
に好ましくは、二酸化ケイ素、無水ケイ酸、含水ケイ
酸、酸化アルミニウム、ケイ酸アルミニウム(焼成物、
水和物等を含む)、燐酸1リチウム、燐酸3リチウム、
燐酸ナトリウム、燐酸カルシウム、硫酸バリウム、酸化
チタン、安息香酸リチウム、これらの化合物の複塩(水
和物を含む)、ガラス粉、粘土(カオリン、ベントナイ
ト、白土等を含む)、タルク、ケイソウ土、炭酸カルシ
ウム等が例示される。特に好ましくは、二酸化ケイ素、
酸化チタン、炭酸カルシウムが挙げられる。
ン酸、亜リン酸、それらのエステル等を好ましく挙げる
ことができ、つや滑剤としては例えば二酸化チタン、シ
リカ、硫酸バリウム等を好ましく挙げることができる。
テルの少なくとも2種例えばポリエチレン―2,6―ナ
フタレートとポリエチレンテレフタレート、ポリエチレ
ン―2,6―ナフタレートとポリ―1,4―シクロヘキ
シレンジメチレンテレフタレート、ポリエチレンテレフ
タレートとポリ―1,4―シクロヘキシレンジメチレン
テレフタレート等をポリエステル(A)、ポリエステル
(B)として用い、ポリエステル(A)のフィルムとポ
リエステル(B)のフィルムとを積層した構造をとる。
そして両フィルム層の層間にポリエステル(A)とポリ
エステル(B)の共重合体からなる層を介在させる。か
かる共重合体は、例えばポリエステル(A)とポリエス
テル(B)とを溶融混合し、エステル交換反応、再分配
反応で共重合化する方法、ポリエステル(A)及びポリ
エステル(B)の構成成分をモノマー状態で混合し、各
成分の混合比を変えて共重合ポリエステルを製造する方
法等従来公知の方法を適用して製造することができる。
これらの中、前者のポリエステル(A)とポリエステル
(B)とを溶融混合して共重合化する方法が簡便で好ま
しい。
エステルフィルム層が積層されたものであって、積層の
数は2層以上いくつであってもよい。すなわち、たとえ
ばポリエチレンテレフタレートとポリエチレン―2,6
―ナフタレートの2層、またはポリエチレンテレフタレ
ートを芯層としてその外側両面にポリ―1,4―シクロ
ヘキシレンジメチレンテレフタレートを積層して3層と
なしたものであってもよい。要はこれらの異種のポリエ
ステル、すなわちポリエステル(A)とポリエステル
(B)との層間にこれらポリエステルの共重合体の層を
介在させることである。
との層間にこれらポリエステルの共重合体の層を介在さ
せる方法は、特に限定されないが、共押出し法で介在さ
せるのが好ましい。すなわち、ポリエステル(A)、ポ
リエステル(B)の乾燥ペレットを準備し、さらに両ポ
リエステルのペレットを所望の比率で混合し溶融押出機
にて所定時間、温度で溶融混合して共重合化したペレッ
トを準備する。これら3種のポリエステルペレットを個
々の押出機に供給し溶融して、3層共押出しダイからポ
リエステル(A)の層とポリエステル(B)の層との中
間層に共重合体の層がくるように押出するとよい。
プ中で合流させるか、又は厚み方向に3層よりなる押出
ダイ中でこれらのポリマーを合流させて1枚のシートと
なし、キャスティングドラム上に押出して冷却する。
る共重合ポリエステルの層の厚みは、最終製品(二軸配
向フィルム)で、0.03μm〜1.0μmである。こ
の厚みが1.0μm超であるとポリエステル(A),
(B)が本来持っている機械特性が損なわれてしまうの
で良くない。また、共重合ポリエステルの層の厚みが
0.03μm未満であると、共重合ポリエステルの層を
介在させる効果が殆んどなくなってしまうので好ましく
ない。
ル(A)及びポリエステル(B)の比率として60:4
0〜40:60をとることが好ましい。例えばポリエス
テル(A)がポリエチレン―2,6―ナフタレート(P
EN―2,6)、ポリエステル(B)がポリエチレンテ
レフタレート(PET)であるとき、PETとPEN―
2,6の成分の比としてPET/PEN―2,6=60
/40〜40/60の範囲とするのが好ましい。この比
率の範囲外であると、PEN―2,6及びPETの層間
にこれらの共重合ポリマーを介在させてもこの界面を強
く接着させる働きが無くなるので好ましくない。
態にあるので、さらに延伸配向、熱固定処理に供する。
延伸配向処理は、逐次二軸延伸又は同時二軸延伸のいず
れでもよいが、前者がより好ましい。延伸方法は公知の
方法でよく、例えば縦延伸は周速差のある2個のロール
間で加熱しながら延伸することができ、横延伸はクリッ
プでフィルム両端を把持して加熱しながらクリップ列の
列間隔を拡大させて延伸することができる。延伸の方法
としては例えばタテ―ヨコ2段延伸、タテ―ヨコ―タテ
―ヨコの4段延伸法を適用することができる。
る。
粘度0.60dl/g(オルソクロロフェノールを溶媒
として用い、25℃で測定した値)のポリエチレンテレ
フタレート(PET:ポリエステルB)、並びに平均粒
径0.1μmのシリカ粒子を0.3重量%、平均粒径
0.6μmの炭酸カルシウム粒子を0.020重量%含
有した固有粘度0.58dl/gのポリエチレン―2,
6―ナフタレートレート(PEN:ポリエステルA)を
準備した。これらのポリマーを夫々170℃で乾燥した
後310℃で別々の溶融押出し機で溶融させた。一方、
これらの乾燥ポリマーを重量比1:1で混合し、もう1
つの溶融押出し機で溶融混合し310℃で10分間保持
した(PEN―PET共重合体)。これらのポリマーを
ポリマーパイプより供給し、5層構造よりなる押出しダ
イより押出した。すなわち、PEN/PEN―PETの
共重合体/PET/PET―PENの共重合体/PEN
の5層構造とするように押出し、ダイの中で合流積層さ
せ、ダイスリットより冷却したキャスティングドラムに
押出して冷却させ、未延伸フィルムを得た。
×3.6倍逐次延伸し、215℃で熱固定させ、75μ
m厚みの積層フィルムを得た。この際、5層構造の各層
の厚みを10/1.0/53/1.0/10となるよう
にポリマーの押出し量を調節した。(実施例1)
リエステル(A),(B)の共重合体を介在させずに、
PEN/PET/PENを3層構造の押出ダイより押出
して上記と同様にして75μm厚みの二軸延伸フィルム
を作成した。このものの各層の厚みはPEN/PET/
PEN=10/55/10となるように調整した。(比
較例1)このようにして得られた二軸配向積層フィルム
を10cm口に切り出し、室温の水中に1時間浸漬した
のちとり出して剥離テスト実施した。
いてフィルムが3枚に離れるかどうかを検討した。
なかったが、比較例1のフィルムは3枚の薄いフィルム
に剥離した。またこれらのフィルムにノッチを入れて手
で前後方向に引きさいたところ、実施例1のフィルムで
はノッチの方向にほぼ一直線に引き裂けたのに対して、
比較例1のフィルムは引き裂ける方向が曲がったり、積
層の界面でフィルムがデラミネーションを起こしたりし
て、ポリエステル(A),(B)の層が界面で良好な密
着を起こしていないことがわかたった。
子を0.15重量%、平均粒径0.6μmの炭酸カルシ
ウム粒子を0.16重量%含有した固有粘度0.62の
ポリエチレン―2,6―ナフタレート(PEN)、並び
に実質的に滑剤を含有しない固有粘度0.62のポリエ
チレンテレフタレート(PET)を別々の溶融押出機で
310℃で溶融した。またもう1つの溶融押出し機で実
質的に滑剤を含まない、上記と同じ固有粘度のPEN―
2,6とPETとをPET/PEN―2,6=55/4
5(重量比)溶融し、310℃で10分保持した(PE
T―PEN共重合体)。これらの溶融ポリマーを3層構
造よりなる押出し、ダイ中で合流させキャスティングド
ラム上に押出して冷却し、PET/PET―PEN共重
合体/PENの未延伸フィルムを得た。
のロール間で120℃の温度で縦方向に4.85倍延伸
し、さらにテンターによって横方向に145℃で5.1
5倍延伸し、その後215℃で10秒間熱処理をした。
このようにして厚み6μmの二軸配向ポリエステル積層
フィルム(厚み構成:PEN/PET―PEN共重合体
/PET=5/0.2/0.8)を巻取った。(実施例
2)
合体の層を介在させない以外は実施例2と全く同様にし
て6μmの二軸配向ポリエステル積層フィルム(厚み構
成:PEN/PET=5.2/0.8)を巻取った。
(比較例2)
れ、16時間混練、分散した後、イソシアネート化合物
(バイエル社製のデスモジュールL)5重量部を加え、
1時間高速剪断分散して磁性塗料とした。 磁性塗料の組成 針状Fe粒子 100重量部 塩化ビニル―酢酸ビニル共重合体 15重量部 (積水化学製のエスレック7A) 熱可塑性ポリウレタン樹脂 5重量部 酸化クロム 5重量部 カーボンブラック 5重量部 レシチン 2重量部 脂肪酸エステル 1重量部 トルエン 50重量部 メチルエチルケトン 50重量部 シクロヘキサノン 50重量部 この磁性塗料を上述の積層フィルムのポリエチレンテレ
フタレート側の片面に、塗布厚3μmとなるように塗布
し、次いで2500ガウスの直流磁場中で配向処理を行
ない、100℃で加熱乾燥後、スーパーカレンダー処理
(線圧200kg/cm、温度80℃)を行ない、巻き
取った。この巻き取ったロールを55℃のオープン中に
3日間放置した。
電磁変換特性,走行耐久性は良好であった。しかし、比
較例2のフィルムから得られたテープは走行耐久性が不
良であった。すなわち、テープデッキで200回くりか
えし走行させたとき、テープの端面部でベースフィルム
層間で剥離が起こった。
る。 1.異種ポリマーの積層二軸配向ポリエステルフィルム
で起こりがちなカールやカッピングの発生を防止でき
る。 2.くりかえし折り曲げ等の力を加えても層間の剥離や
デラミネーションを極めて起こしにくいベースフィルム
を提供できる。 3.たとえばフレキシブルディスクとして用いたとき
に、ベースフィルムに柔軟な層があるためヘッドタッチ
が改良される。
Claims (4)
- 【請求項1】ポリエステル(A)のフィルム層とこれと
異なるポリエステル(B)のフィルム層とを積層した二
軸配向積層フィルムであって、両フィルム層の中間にポ
リエステル(A)とポリエステル(B)の共重合体より
なる、厚み0.03〜1.0μmの層を設けたことを特
徴とする磁気記録媒体用積層ポリエステルフィルム。 - 【請求項2】ポリエステル(A)がポリエチレン―2,
6―ナフタレートである請求項1記載の磁気記録媒体用
積層ポリエステルフィルム。 - 【請求項3】ポリエステル(B)がポリエチレンテレフ
タレート又はポリ―1,4―シクロヘキシレンジメチレ
ンテレフタレートである請求項2記載の磁気記録媒体用
積層ポリエステルフィルム。 - 【請求項4】ポリエステル(A)がポリエチレンテレフ
タレートであり、ポリエステル(B)がポリ―1,4―
シクロヘキシレンジメチレンテレフタレートである請求
項1記載の磁気記録媒体用積層ポリエステルフィルム。
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JP3321538A JP2779280B2 (ja) | 1991-11-11 | 1991-11-11 | 積層ポリエステルフィルム |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH05131602A JPH05131602A (ja) | 1993-05-28 |
JP2779280B2 true JP2779280B2 (ja) | 1998-07-23 |
Family
ID=18133679
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP3321538A Expired - Lifetime JP2779280B2 (ja) | 1991-11-11 | 1991-11-11 | 積層ポリエステルフィルム |
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1991
- 1991-11-11 JP JP3321538A patent/JP2779280B2/ja not_active Expired - Lifetime
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