JP2779083B2 - リーチ型フォークリフトの旋回方法 - Google Patents

リーチ型フォークリフトの旋回方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロードホイールの操舵
が可能なリーチ型フォークリフトにおいて、ハンドル操
作に応じ、旋回中心をリーチ型フォークリフトの車体中
心に位置させる事が可能な旋回方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図16に示すように、リーチ型フ
ォークリフト(以下、単にフォークリフトという)a
は、左右のロードホイールb、cがストラドルアーム
d、dに回転方向のみ自在に軸支されている。従って、
フォークリフトaの旋回中心は、左右のストラドルアー
ムb、cの中心線を結ぶ軸f上に並ぶこととなる。
【0003】また、フォークリフトaを最小旋回半径R
で旋回させるためには、ドライブホイールgの操舵中心
から、その操舵角に沿って引いた軸が、前記旋回中心が
並ぶ軸fの中点hに交差するよう前記ドライブホイール
gを操舵すれば良い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、フォー
クリフトは、通常きわめて幅狭な倉庫内通路での荷役走
行作業を強いられるものであり、上述の最小旋回半径が
より小なるものであることが望まれる。つまり、フォー
クリフトの旋回半径を小さくできれば、倉庫内通路面積
を削減でき、その分、荷の保管スペース向上し得るから
である。
【0005】本発明は上記実状に鑑み案出されたもの
で、その目的は通常のリーチ型フォークリフトの運転フ
ィーリングを基調としつつ、ハンドル操作に応じ、旋回
中心を徐々にリーチ型フォークリフトの車体中心に位置
させる事により、従来よりきわめて小さな旋回半径で旋
回し得るリーチ型フォークリフトの旋回方法を提供する
事にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、左右のストラ
ドルアーム各々にロードホイールを操舵可能に支持する
と共に、ハンドルにて操舵可能なドライブホイールを備
えたリーチ型フォークリフトにおいて、前記リーチ型フ
ォークリフトの車体中心点を設定し、該車体中心点か
ら、左及び右のロードホイールの操舵中心よりも、任意
の車体内方位置で、かつ左右のロードホイールの操舵中
心を結ぶ軸上に延ばした左旋回軸及び右旋回軸を設定す
ると共に、ドライブホイールの操舵中心から、その操舵
角に沿って引いた軸が、前記左若しくは右旋回軸と交わ
る場合には、該交点と左右のロードホイールの操舵中心
とを結ぶ軸と、左右のロードホイールの操舵中心各々を
結ぶ軸とのなす角を左及び右のロードホイールの操舵角
とし、また、前記左若しくは右旋回軸と交わらない場
合、ドライブホイールの操舵角に関係なく左及び右のロ
ードホイールの操舵角を零度として操舵制御する事とし
たものである。
【0007】
【実施例】本発明の実施例を以下、図面に基づき説明す
る。図1に示す如く、本発明に用いられるリーチ型フォ
ークリフト(以下、単にフォークリフトという)1は、
本体部2と、該本体部2から突出する左右のストラドル
アーム10、10各々にロードホイール12L、12R
を操舵可能に支持すると共に、前記本体部2にハンドル
6にて操舵可能なドライブホイール11を備えている。
【0008】また、前記ストラドルアーム10、10間
には、前後にスライドしうると共に、リフトシリンダ5
にて昇降動可能にフォーク或いは種々のアタッチメント
等の荷役具4を係止するマスト3が設けられる。尚、前
記本体部2には、前記荷役具4を操作する油圧操作レバ
ー7、ドライブホイール11を回転駆動する走行モータ
へのアクセル指令を指示しうる走行操作レバー8が設け
られる。
【0009】次に、ロードホイールのステアリング機構
について図2乃至図4に基づき詳述する。左側のロード
ホイール12Lは、支承軸14に軸受を介して回動自在
に支承され、該支承軸14は、ブラケット13に固着さ
れている。また、該ブラケット13の上面には、ステア
リング軸16Lが軸受21を介して回動自在にストラド
ルアーム10に支承されている。
【0010】また、前記ブラケット13の内側端部に
は、扇形平歯車20が、ボルト23にて固着され、該扇
形平歯車20に噛み合う平歯車19が駆動軸17に嵌入
されている。駆動軸17は、前記ステアリング軸16と
並設され、ボス22に回動自在に支承されると共に、そ
の上端にはタイミングプーリ18が固着される。
【0011】前記ストラドルアーム10内には、ステア
リングモータ34Lが固定され、そのピニオン33には
一段減速ギア31、これに同軸形成されたアイドルギア
32及び二段減速ギア30を介して回動軸29を回動さ
せ得る。また、前記回動軸29の上部には平歯車26が
固着され、これにはポテンショメータ28の検出ギア2
7が噛み合うよう構成され、ロードホイール12Lの操
舵角を検出しうる。
【0012】前記回動軸29の更に上端には、タイミン
グプーリ25が固着され、タイミングベルト35を介し
て前記駆動軸17のタイミングプーリ18にステアリン
グモータ34Lのトルクが伝達され、ロードホイール1
2Lを操舵する事ができる。なお、図2に示す如く、ロ
ードホイール12Lの中心線と、ステアリング軸16の
旋回中心とは、いわゆるキングピンオフセットである距
離eだけ偏心させてあり、操舵時の駆動トルクの軽減を
図り得るものである。また、他方のロードホイール12
Rについても同様の構成を有しているもので、フォーク
リフト1の車体中心線を中心として、左右対称に構成さ
れる。
【0013】前述のドライブホイール11は、図5に示
すように、ハンドル6に加えられた操舵トルクがチェー
ン45を介してスプロケット46からスプロケット44
に伝達され、該スプロケット44に固着される入力軸4
7、操舵トルク検出器43を介して出力軸48、ユニバ
ーサルジョイント42、駆動軸39、駆動ギア38へと
伝達され旋回ギア37を回転させることにより操舵を行
い得る。
【0014】該旋回ギア37には、ドライブホイール1
1を枢支する旋回ギアケース36が固着されている。ま
た、前記操舵トルク検出器43は、入力軸47と、出力
軸48との相対ねじれを検出し、これに応じてパワース
テアリングモータ41を回転駆動し、減速機構を内蔵す
るギアケース40を介してアシストトルクが駆動軸39
に与えられ、操舵トルクの軽減が図られている。また、
前記旋回ギア37には、ポテンショメータ50の検出ギ
ア51が噛み合っており、ドライブホイール11の操舵
角を検出する事ができるよう構成される。尚、前記走行
操作レバー8のアクセル指令に基づき、走行モータ49
が回転駆動され、旋回ギアケース36内に内蔵されてい
る減速機(不図示)を介してドライブホイール11を回
転駆動させる事ができる。
【0015】次に、本発明の基本概念について、図8乃
至図12に基づき説明する。図8に示す状態は、左右の
ロードホイール12L、12R及びドライブホイール1
1の操舵角を共に零とした状態を示している。
【0016】また、ドライブホイール11の操舵中心を
Oとし、左右のロードホイール12L、12Rの操舵中
心M、Nを結んだ旋回中心が並ぶ軸をGとする。尚、左
右のロードホイール12L、12Rの操舵中心M、N
は、前述のステアリング軸16L、16Rの中心と考え
れば良い。そして、本例ではフォークリフト1が前述の
マスト3を本体部2に繰り入れた状態での車体長及び車
体幅の略中間点に車体中心点Sを設定し、該車体中心点
Sから、左及び右のロードホイール12L、12Rの操
舵中心M、Nよりも、距離Uだけ、それぞれ車体内方位
置で、かつ前記旋回中心が並ぶ軸G上に延ばした左旋回
軸B及び右旋回軸Cを設定する。
【0017】さらに、左旋回軸B及び右旋回軸Cそれぞ
れと、前記旋回中心が並ぶ軸Gとの交点をSL 、SR と
する。また、旋回中心が並ぶ軸G上のSL より左方の軸
をA、SR より右方の軸をDとする。ここで、上述の符
号を用い、軸A、B、C及びDとから構成される略V字
状をなす軸を、以下、「新たな旋回中心が並ぶ軸」と称
することとする。
【0018】次に、図9に示す、ドライブホイール11
の操舵角θ1 が、0<θ1 <θS の場合について説明す
る。尚、θS は、ロードホイールのステアリングが開始
される時のドライブホイールの操舵角である。
【0019】この場合には、前記ドライブホイール11
の操舵中心Oから、該ドライブホイール11の操舵角θ
1に沿って引いた軸Fと、前記新たな旋回中心が並ぶ軸
との交点は、軸D上に位置し、その交点が旋回中心Pと
なる。また、旋回中心Pと、左右のロードホイール12
L、12Rの操舵中心M、N各々とを結ぶ軸をそれぞれ
H、Iと、前記旋回中心が並ぶ軸Gとのなす角を左右の
ロードホイール12L、12Rの操舵角として操舵する
のであるが、本例の場合には、旋回中心が並ぶ軸Gと、
軸H、Iとがそれぞれ平行になるため左右のロードホイ
ール12L、12Rの操舵角は共に零となる。また、
図10に示すように、さらにドライブホイール11の操
舵を行い、操舵角θ1がθSに等しくなった場合まで、
前述の関係が保たれる。
【0020】以上から、明らかなように、ドライブホイ
ール11の操舵角が比較的小さい場合、すなわち、あま
り小回りを必要としない際には、左右のロードホイール
12L、12Rは共に操舵されず、中立状態を保ち、ロ
ードホイール12L、12Rが固定された通常のリーチ
型フォークリフトと同様の旋回動作が得られる。
【0021】次に、ドライブホイール11の操舵角がθ
1 が、前述のθS よりも大なる場合について図11に基
づき説明する。上述と同様に、ドライブホイール11の
操舵中心Oから、該ドライブホイール11の操舵角θ1
に沿って引いた軸Fと、新たな旋回中心が並ぶ軸との交
点を求め、この点が旋回中心Pとなる。本例の場合に
は、旋回中心Pは、軸C上に並ぶこととなる。また、旋
回中心Pから各ロードホイールの操舵中心M及びNに引
いた軸H、Iそれぞれと、旋回中心が並ぶ軸Gとのなす
角を左右の左右のロードホイール12L、12Rの操舵
角θL 、θR として決定するのである。
【0022】次に、さらにドライブホイール11に操舵
角を与えていくと、図12に示すように、前述の軸F
が、車体中心点Sに交差する。また、前記旋回中心P
と、左右のロードホイール12L、12Rの操舵中心
M、N各々とを結ぶ軸H、Iが、旋回中心が並ぶ軸Gと
なす角θL 及びθR を左右のロードホイール12L、1
2Rの操舵角として決定するが、この場合は、θL =θ
R となり、いわゆるその場旋回状態となり、最小旋回半
径でフォークリフト1を旋回させることができる。
【0023】以上が、本発明の基本概念であるが、上述
と反対方向にドライブホイール11を操舵する際も同様
の作用が得られるものであり、ここでの説明は省略する
が、かかる場合には、上述の如く左右のロードホイール
12L、12Rの操舵が開始されるドライブホイール1
1の操舵角θS を−θE として以後の説明を行う。
【0024】また、左右のロードホイール12L、12
Rの操舵中心M、Nから、それぞれ距離Uだけ遠ざけた
位置から各左右旋回軸B、Cを車体中心点Sに引き延ば
しているのは、例えば、前述の操舵中心M、Nから、車
体中心点Sに向けて各左右旋回軸B、Cを設定すると、
ドライブホイール11の操舵角が徐々に変化し、ロード
ホイールの操舵が開始された直後に、いずれか一方のロ
ードホイールの操舵角が急激に変化する状態が存在し得
るため、操舵制御が不安定となり好ましくないためであ
る。従って、上述の寸法Uは、本発明の趣旨を逸脱しな
い範囲で種々設定すればよい。
【0025】次に、上述の概念を具現化するための手段
について詳述する。先ず、図6には、制御ブロック図を
示しており、ドライブホイール11の操舵角及び左右の
ロードホイール12L、12Rそれぞれの操舵角を検出
するポテンショメータ50、28L、28Rの各操舵角
信号は、A/Dコンバータ53にて、デジタル信号に変
換され、ROM内に記憶されている処理手順に基づきM
PUにてロードホイールの操舵角が演算される。
【0026】MPUの演算にて求められたロードホイー
ルの操舵角は、D/Aコンバータ58を介してアナログ
信号に変換され、論理回路59を経て左右のロードホイ
ール12L、12Rのステアリングモータ34L、34
Rに出力される。尚、論理回路59には、MPUから制
御信号が入力され、ステアリングモータ34L、34R
の正転、逆転等のコントロールが行われる。
【0027】次に、MPUの処理手順を、図7に示すフ
ローチャートに基づき説明する。先ず、メモリやI/O
等のハードをイニシアルし(S1、S2)、フォークリ
フト1のドライブホイール11の現在の操舵角を読み込
む(S3)。
【0028】次に、ドライブホイール11の現在の操舵
角を、前述のθSと比較し(S4)、これよりも大きけ
れば(S4でY)、左右のロードホイール12L、12
Rの操舵角を演算する(S7)。また、ドライブホイー
ル11の現在の操舵角θ1が、θSよりも小であるとき
は(S4でN)、−θEよりも小さいか否かが比較され
(S5)、小さければ(S5でY)左右のロードホイー
ルの操舵角を演算する(S8)。小さくなければ(S5
でN)左右のロードホイールの操舵角は、共に零とな
り(S6)、操舵は行われない。
【0029】上述の手順で得た左右のロードホイールの
操舵角は、前述の如く各ステアリングモータに出力され
る(S9)。以後は、再びステップS3に戻り、ループ
処理を行う。尚、上述のステップS5にて、ドライブホ
イール11の操舵角θ1 と−θE とを比較したのは、上
述の基本概念で説明した方向と反対方向にドライブホイ
ールの操舵が行われている場合に、ロードホイールの操
舵の要否を判断するためである。
【0030】つぎに、MPUの処理手順の内、ステップ
S7で行われる左右のロードホイール12L、12Rの
操舵角θL 、θR の演算手順について、図13に基づき
詳述する。いま、図に示す如く、ドライブホイール11
の操舵角をθ1 (θ1 >θS)とする。また、ドライブ
ホイール11の操舵中心Oを原点とし、Y軸が車体中心
線に沿う直交座標軸(X−Y)を考える。また、旋回中
心が並ぶ軸Gと、左旋回軸B及び左旋回軸Cとのなす角
をθ0 とする。
【0031】いま、前記直交座標軸(X−Y)におけ
る、右旋回軸Cの直線方程式は数1で表すことができ
る。
【数1】
【0032】但し、Lはフォークリフトのホイールベー
ス、WR はSR からY軸までの距離である。また、直交
座標軸(X−Y)における、軸Fの直線方程式は数2で
表すことができる。
【数2】
【0033】次に、右旋回軸Cの直線方程式と、軸Fの
直線方程式との交点である旋回中心Pの(X−Y)座標
を求めると、数3の如くになる。
【数3】
【0034】次に、旋回中心Pから、右のロードホイー
ル12Rの操舵中心Nに引いた軸Iの傾きの正接は数4
で、さらに、右のロードホイール12Rの操舵角θR は
数5で求めることができる。
【数4】
【数5】
【0035】同様に、旋回中心Pから、左のロードホイ
ール12Rの操舵中心Mに引いた軸Hの傾きの正接は数
6で、さらに、左のロードホイール12Lの操舵角θL
は数7で求めることができる。
【数6】
【数7】
【0036】次に、MPUの処理手順の内、ステップS
8で行われる左右のロードホイール12L、12Rの操
舵角θL 、θR の演算手順について、図14に基づき詳
述する。いま、図に示す如く、ドライブホイール11の
操舵角をθ1 (θ1 <−θE)とする。また、前記同様
ドライブホイール11の操舵中心Oを原点とし、y軸が
車体中心線に沿う直交座標軸(X−Y)を考える。ま
た、旋回中心が並ぶ軸Gと、左旋回軸B及び左旋回軸C
とのなす角をθ0 とする。
【0037】いま、前記直交座標軸(X−Y)におけ
る、左旋回軸Bの直線方程式は数8で表すことができ
る。
【数8】
【0038】但し、WL はSL からX軸までの距離であ
る。また、直交座標軸(X−Y)における、軸Fの直線
方程式は数9で表すことができる。
【数9】
【0039】次に、左旋回軸Bの直線方程式と、軸Fの
直線方程式との交点である旋回中心Pの(X−Y)座標
を求めると、数10の如くになる。
【数10】
【0040】次に、旋回中心Pから、右のロードホイー
ル12Rの操舵中心Nに引いた軸Iの傾きの正接は数1
1で、さらに、右のロードホイール12Rの操舵角θR
は数12で求めることができる。
【数11】
【数12】
【0041】同様に、旋回中心Pから、左のロードホイ
ール12Rの操舵中心Mに引いた軸Hの傾きの正接は数
13で、更に、左のロードホイール12Lの操舵角θL
は数14で求めることができる。
【数13】
【数14】
【0042】上述の演算で求められた左右のロードホイ
ール12L、12Rの操舵角θL 、θR が各ステアリン
グモータ34L、34Rに出力され、左右のロードホイ
ールが操舵制御されるのである。尚、図15には、本発
明方法により、最小旋回半径RSでフォークリフト1が
旋回する状態を示す。
【0043】以上、詳述したが、本発明を上記実施例に
限定して解釈してはならない。例えば、ロードホイール
の操舵機構には、タイミングベルト以外にも、各種の歯
車機構や、リンク等の伝導手段を用いて構成することも
できるのはいうまでもない。
【0044】
【発明の効果】本発明は、上記の方法を採用した結果、
通常のリーチ型フォークリフトの運転フィーリングを基
調としつつ、ハンドル操作に応じ、旋回中心を徐々にリ
ーチ型フォークリフトの車体中心に位置させる事ができ
るから、従来よりきわめて小さな旋回半径でリーチ型フ
ォークリフト旋回させることができる。従って、倉庫内
通路面積を削減でき、その分、荷の保管スペース向上し
得るという効果を奏する。
【0045】また、左右の旋回軸を各ロードホイールの
内側に設ける事により、ロードホイールの操舵角が急激
に変化することが無く、きわめて安定した操舵制御が行
える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に用いられるリーチ型フォークリフトの
側面図である。
【図2】ロードホイールを説明する正面図である。
【図3】ロードホイールを説明する側面図である。
【図4】ロードホイールを説明する平面図である。
【図5】ドライブホイールの操舵機構を説明するための
図である。
【図6】本発明の制御ブロック図である。
【図7】本発明のフローチャートである。
【図8】本発明のフローチャートである。
【図9】本発明の基本概念を説明するための図である。
【図10】本発明の基本概念を説明するための図であ
る。
【図11】本発明の基本概念を説明するための図であ
る。
【図12】本発明の基本概念を説明するための図であ
る。
【図13】ロードホイールの操舵角の演算方法を説明す
るための図である。
【図14】ロードホイールの操舵角の演算方法を説明す
るための図である。
【図15】本発明のリーチ型フォークリフトの旋回状態
を説明するための平面図である。
【図16】従来のリーチ型フォークリフトの旋回状態を
説明するための平面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B62D 7/14

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右のストラドルアーム各々にロードホ
    イールを操舵可能に支持すると共に、ハンドルにて操舵
    可能なドライブホイールを備えたリーチ型フォークリフ
    トにおいて、前記リーチ型フォークリフトの車体中心点
    を設定し、該車体中心点から、左及び右のロードホイー
    ルの操舵中心よりも、任意の車体内方位置で、かつ左右
    のロードホイールの操舵中心を結ぶ軸上に延ばした左旋
    回軸及び右旋回軸を設定すると共に、ドライブホイール
    の操舵中心から、その操舵角に沿って引いた軸が、前記
    左若しくは右旋回軸と交わる場合には、該交点と左右の
    ロードホイールの操舵中心とを結ぶ軸と、左右のロード
    ホイールの操舵中心各々を結ぶ軸とのなす角を左及び右
    のロードホイールの操舵角とし、また、前記左若しくは
    右旋回軸と交わらない場合、ドライブホイールの操舵角
    に関係なく左及び右のロードホイールの操舵角を零度と
    て操舵制御するリーチ型フォークリフトの旋回方法。
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