JP2778634B2 - 減算器 - Google Patents

減算器

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JP2778634B2
JP2778634B2 JP10707492A JP10707492A JP2778634B2 JP 2778634 B2 JP2778634 B2 JP 2778634B2 JP 10707492 A JP10707492 A JP 10707492A JP 10707492 A JP10707492 A JP 10707492A JP 2778634 B2 JP2778634 B2 JP 2778634B2
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vref
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resistor
capacitor
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像信号用直並列式ア
ナログ/ディジタル変換器に用いられる減算器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の減算器としては、図3に示すよう
な回路がある。図3に示す減算器において、2n個の容
量よりなる容量群23は、アナログ入力信号AINを2n
個のトランスファーゲートよりなるトランスファーゲー
ト群20を介して各容量が入力し、更に入出力電圧の最
高位電圧Vref+を2n個のトランスファーゲートよりな
るトランスファーゲート群21を介して各容量が入力
し、更に入出力電圧の最低位電圧Vref-を2n個のトラ
ンスファーゲートよりなるトランスファーゲート群22
を介して各容量が入力する。容量群23における各容量
の他端は、演算増幅器24における反転入力端に共通に
接続されている。演算増幅器24における非反転入力端
は、最高位電圧Vref+が印加されている。また、演算増
幅器24における反転入力端には、容量群23の各容量
における1個の容量と同一の容量値をもつ容量25の一
端及びトランスファーゲート28の一端が接続されてい
る。容量25の他端には、トランスファーゲート26,
27の一端が接続されている。トランスファーゲート2
6の他端は、最高位電圧Vref+を印加されている。演算
増幅器24における出力端は、トランスファーゲート2
7,28の他端が接続されており、本従来の減算器の出
力端となる。
【0003】次に、上述の如く構成された従来の減算器
の動作について説明する。直並列式アナログ/ディジタ
ル変換器では、アナログ信号を上位及び下位の2回に分
けてディジタル信号に変換する。上位用のアナログ/デ
ィジタル変換器の解像度がnビットとすると、減算器
は、入力されたアナログ信号から上位用のアナログ/デ
ィジタル変換器の変換結果に相当するアナログ信号を差
し引き、更に2n倍して下位用のアナログ/ディジタル
変換器に出力する。
【0004】サンプリング時において、トランスファー
ゲート群20、トランスファーゲート26,28を導通
させ、トランスファーゲート群21,22、トランスフ
ァーゲート27を非導通にして、トランスファーゲート
群20を介して容量群23の一端にアナログ信号AINを
入力する。一方、演算増幅器24は、トランスファーゲ
ート28を介して反転入力端と出力端とが接続されてボ
ルテージフォロア状態になり、反転入力端には、非反転
入力端に印加されている最高位電圧Vref+がイマジナリ
ショートによって現れる。従って、容量群23には、最
高位電圧Vref+とアナログ入力信号AINとの電位差が印
加され、容量群23を構成する容量1個当たりの容量値
をCとすると容量1個につきC(Vref+−AIN)だけの
電荷が帯電する。また容量25の一端にはトランスファ
ーゲート26を介して最高位電圧Vref+が印加される。
従って、容量25の両端は同電位になり、容量25は帯
電しない。
【0005】次に、演算時に移ると、先ずトランスファ
ーゲート28を非導通にして、容量群23と演算増幅器
24の反転入力端と容量25との間におけるノードの電
荷を保持する。次いで、トランスファーゲート26を非
導通に,トランスファーゲート27を導通状態にして、
演算増幅器24と容量25とを用いて積分器を構成す
る。更に、トランスファーゲート群20を非導通にし、
アナログ信号AINが最高位電圧Vref+から最低位電圧V
ref-までの入力電圧範囲を2n等分したときの下からN
番目の領域中にあるとすると、トランスファーゲート群
21におけるN個の容量を導通状態にし、容量群23に
おけるN個の容量には最高位電圧Vref+を、残りの2n
−N個の容量にはトランスファーゲート群22を構成す
る各トランスファーゲートを導通状態にして最低位電圧
Vref-を印加する。このとき、演算増幅器24の反転入
力端には、イマジナリショートによって非反転入力端に
印加されている最高位電圧Vref+が現れるので、容量群
23から容量25へ流れ込む電荷は、下記数式1で表わ
される。
【0006】
【数1】 (Vref+−AIN)・N・C−(AIN−Vref-)・(2n−N)・C
【0007】容量25は、容量群23を構成する各容量
と同一の容量値Cをもつので、演算増幅器24の出力電
圧は、下記数式2で表わされる。
【0008】
【数2】 Vref+−2n{Vref-+(Vref+−Vref-)・N/2n−AIN}
【0009】また、上位用アナログ/ディジタル変換器
の変換結果に対応する電圧値は、下記数式3で表わされ
る。
【0010】
【数3】Vref-+(Vref+−Vref-)・N/2n
【0011】従って、数式2は、数式3に表わす上位用
アナログ/ディジタル変換器の変換結果に対応する電圧
値からアナログ信号AINを減算したものに更に2n倍し
最高位電圧Vref+を基準にした電圧を演算増幅器24が
出力していることを表わしている。
【0012】従来の減算器では、上述の演算増幅器24
の出力を下位用アナログ/ディジタル変換器に対して出
力することによって画像信号用直並列式アナログ/ディ
ジタル変換器に用いられる減算器として機能している。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の減算器では、帰還部を流れる電荷である容量群
23から容量25へ流れ込む電荷は、上記数式1で表わ
され有限の値であるが、減算器に対する負荷は、下位用
アナログ/ディジタル変換器を構成する2n'−1個(n'
は下位用アナログ/ディジタル変換器の解像度)のコン
パレータになり、例えば下位用アナログ/ディジタル変
換器の解像度を5ビットとすると31個ものコンパレー
タが負荷になってしまう。そのため、上述した従来の減
算器では、特に8〜10ビットの解像度及び20Msps
のサンプリングレートを要求される画像信号用の直並列
式アナログ/ディジタル変換器において要求される25
nsec以下の演算時におけるセトリングタイムを達成し
ずらいという問題点がある。
【0014】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、画像信号用直並列式アナログ/ディジタル
変換器に用いられる減算器において、演算時におけるセ
トリングタイムを短縮することができる減算器を提供す
ることを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明に係る減算器は、
一端がアナルグ入力信号の入力端子に接続されている第
1のトランスファーゲートと、上位アナログ/ディジタ
ル変換器用の参照電圧を発生する抵抗列と、2n個のト
ランスファーゲートよりなりこの各トランスファーゲー
トの一端が夫々前記抵抗列における各抵抗間の接続点に
接続され他端が前記第1のトランスファーゲートの他端
に共通に接続されているトランスファーゲート群と、一
端が前記トランスファーゲート群の他端に接続されてい
る第1の容量と、非反転入力端が前記第1の容量の他端
に接続されている演算増幅器と、一端が前記演算増幅器
の非反転入力端に接続されている第2のトランスファー
ゲートと、一端が前記第2のトランスファーゲートの他
端に接続され他端が前記演算増幅器の反転入力端に接続
されている第2の容量と、一端が前記第2の容量の一端
に接続されている第3のトランスファーゲートと、一端
が前記第3のトランスファーゲートの他端に接続され他
端が入出力電圧における最高位電圧Vref+を発生する電
圧源に接続されている第1の抵抗と、一端が前記第1の
抵抗の一端に接続されており前記第1の抵抗の(2n−
1)倍の抵抗値をもつ第2の抵抗と、一端が前記第2の
抵抗の他端に接続され他端が前記演算増幅器の出力端に
接続されている第4のトランスファーゲートと、一端が
前記演算増幅器の反転入力端に接続され他端が前記演算
増幅器の出力端に接続されている第5のトランスファー
ゲートと、一端が前記最高位電圧Vref+を発生する電圧
源に接続され他端が前記演算増幅器の非反転入力端に接
続されている第6のトランスファーゲートとを有するこ
とを特徴とする。
【0016】
【作用】本発明に係る減算器においては、画像信号用直
並列式アナログ/ディジタル変換器に用いられる減算器
において、演算時には、第3及び第4のトランスファー
ゲートが導通状態になるので、演算増幅器に対して常に
帰還電流を流すことができる。また、帰還部を構成する
第1及び第2の抵抗は、それらの抵抗比を一定にしたま
まそれらの抵抗の絶対値を変更することにより、本減算
器にかかる負荷に対して適当な帰還電流を選択すること
ができる。これらにより、本発明に係る減算器は、高負
荷時においても演算時のセトリングタイムを短縮するこ
とができる。
【0017】
【実施例】次に、本発明の実施例について添付の図面を
参照して説明する。
【0018】図1は、本発明の第1の実施例に係る減算
器を示す回路図である。図1に示すように、2n+2個
の抵抗を直列に接続した参照電圧発生用抵抗列3におい
て、最上端の抵抗の一端は電源VDDに接続され、最下端
の抵抗の一端はグランドに接続されている。参照電圧発
生用抵抗列3における最上端の抵抗の他端は、入出力電
圧の最高位電圧Vref+となり、抵抗9及びトランスファ
ーゲート13の一端に接続されている。参照電圧発生用
抵抗列3における最下端の抵抗の他端は、入出力電圧の
最低位電圧Vref-となる。また参照電圧発生用抵抗列3
を構成する各抵抗における最高位電圧Vref+となる接続
点以外の接続点は、トランスファーゲート群2を構成す
る2n個の各トランスファーゲートの一端に夫々接続さ
れている。トランスファーゲート群2を構成する各トラ
ンスファーゲートの他端は、トランスファーゲート1及
び容量4の一端に共通に接続される。トランスファーゲ
ート1の他端は、アナログ入力信号AINを入力する入力
端子に接続されている。容量4の他端は、演算増幅器5
の非反転入力端,トランスファーゲート13の他端及び
トランスファーゲート6の一端に接続されている。演算
増幅器5の反転入力端は、容量7の一端及びトランスフ
ァーゲート12の一端に接続されている。演算増幅器5
の出力端は、トランスファーゲート12の他端及びトラ
ンスファーゲート10の一端に接続されている。トラン
スファーゲート10の他端は、抵抗11の一端に接続さ
れている。抵抗11の他端は、抵抗9の他端及びトラン
スファーゲート8の他端に接続されている。
【0019】次に、上述の如く構成された本第1の実施
例に係る減算器の動作について説明する。
【0020】先ず、サンプリング時において、トランス
ファーゲート1を導通状態に、トランスファーゲート群
2における各トランスファーゲートを非導通状態にし
て、容量4にはトランスファーゲート1を介してアナロ
グ入力信号AINを入力させる。そして、トランスファー
ゲート8,10を非導通状態に、トランスファーゲート
6,12,13を導通状態にする。従って、演算増幅器
5は、トランスファーゲート12を介して出力端と反転
入力端とが接続されてボルテージフォロア状態になり、
演算増幅器5の非反転入力端には、トランスファーゲー
ト13を介して最高位電圧Vref+が印加される。これら
により、演算増幅器5の出力端及び反転入力端には、演
算増幅器5が元来もっているオフセット電圧αを含んだ
Vref++αの電位が現れる。このとき容量7の一端は、
トランスファーゲート6を介して演算増幅器5の非反転
入力端に接続されるので、最高位電圧Vref+が印加され
る。従って、容量7には、演算増幅器5がもつオフセッ
ト電圧αがかかる。また、容量4には、アナログ入力信
号AINと最高位電圧Vref+との電位差がかかる。
【0021】次に、演算時に移ると、先ずトランスファ
ーゲート6,12,13を非導通状態にする。これによ
り、演算増幅器5の非反転入力端と容量4との間及び反
転入力端と容量7との間のノードにおける電荷は保持さ
れる。次いで、トランスファーゲート8,10を導通状
態に、トランスファーゲート1を非導通状態にする。こ
こで、アナログ入力信号AINが入出力電圧の最高位電圧
Vref+から最低位電圧Vref-までの範囲を2n等分した
各領域における下からN番目に該当するとすると、上位
用アナログ/ディジタル変換器の変換結果に対応する電
圧値は、下記数式4で表わされる。
【0022】
【数4】Vref-+(Vref+−Vref-)(N−1)/2n
【0023】この上位用アナログ/ディジタル変換器の
変換結果に対応する電圧は、アナログ/ディジタル変換
器の参照電圧を発生させるための参照電圧発生用抵抗列
3からトランスファーゲート群2における各トランスフ
ァーゲートの中で1個だけ導通状態にしたトランスファ
ーゲートを介して容量4に入力する。そして、(Vref+
−AIN)の電位が保持された容量4によって演算増幅器
5の非反転入力端に印加される電圧は、下記数式5で表
わされる。
【0024】
【数5】 Vref+−〔AIN−{Vref-+(Vref+−Vref-)(N−1)/2n}〕
【0025】そして、演算増幅器5の反転入力端に印加
される電圧は、イマジナリショートによる演算増幅器5
の非反転入力端の電位と演算増幅器5のもつオフセット
電圧αとを含んだ電圧とを合わせた電圧になり、下記数
式6で表わされる。
【0026】
【数6】 Vref+−〔AIN−{Vref-+(Vref+−Vref-)(N−1)/2n}〕+α
【0027】演算増幅器5のもつオフセット電圧αを保
持する容量7とトランスファーゲート8を介して抵抗
9,11とに接続するノードに印加される電圧は、下記
数式7で表わされる。
【0028】
【数7】 Vref+−〔AIN−{Vref-+(Vref+−Vref-)(N−1)/2n}〕
【0029】従って、抵抗9の両端における電位差は、
下記数式8で表わされる。
【0030】
【数8】 AIN−{Vref-+(Vref+−Vref-)(N−1)/2n}
【0031】ここで、抵抗9の抵抗値をRとすると、抵
抗9を流れる電流は、下記数式9で表わされる。
【0032】
【数9】 〔AIN−{Vref-+(Vref+−Vref-)(N−1)/2n}〕/R
【0033】この数式9で表わされる電流がそのまま抵
抗9の(2n−1)倍の抵抗値をもつ抵抗11及びトラ
ンスファーゲート10を介して演算増幅器5の出力端に
流れる。従って、最高位電圧Vref+と演算増幅器5の出
力電圧との電位差は、下記数式10で表わされる。
【0034】
【数10】 2n〔AIN−{Vref-+(Vref+−Vref-)(N−1)/2n}〕
【0035】演算増幅器5の出力電圧は、下記数式11
で表わされる。
【0036】
【数11】 Vref+−2n〔AIN−{Vref-+(Vref+−Vref-)(N−1)/2n}〕
【0037】従って、演算増幅器5は、アナログ入力信
号AINから上位用アナログ/ディジタル変換器の変換結
果に対応する電圧値[Vref-+(Vref+−Vref-)(N
−1)/2n]を差し引いたものを2n倍して、最高位電
圧Vref+を基準に出力している。これらにより、本第1
の実施例に係る減算器は、減算器として機能することが
わかる。
【0038】図2は、本発明の第2の実施例に係る減算
器を示す回路図である。なお、図2において、図1に示
す減算器と同一の構成部には、同一符号を付して説明を
省略する。
【0039】図2に示す本第2の実施例に係る減算器に
おいて、図1に示す第1の実施例に係る減算器と異なる
構成部分は、参照電圧発生用抵抗列3及びトランスファ
ーゲート群2の代わりにセルマトリスク型ディジタル/
アナログ変換器14が構成されている部分と、トランス
ファーゲート17がセルマトリスク型ディジタル/アナ
ログ変換器14の出力端と容量4の一端との間に設けら
れている部分と、最高位電圧Vref+がトランスファーゲ
ート13と抵抗9の接続点に印加されている部分とであ
る。セルマトリスク型ディジタル/アナログ変換器14
は、2n個のトランスファーゲートで構成されるトラン
スファーゲート群18と、2n個の定電流源で構成され
その各定電流源がトランスファーゲート群18の各トラ
ンスファーゲートの一端に夫々接続されている定電流源
群19と、抵抗15と、定電流源16とで構成されてい
る。また、抵抗15の一端は電源に接続され、他端は定
電流源16及びトランスファーゲート群18の各トラン
スファーゲートの他端に共通に接続されている。
【0040】次に、上述の如く構成された本第2の実施
例に係る減算器の動作について説明する。
【0041】抵抗15の抵抗値をR´とすると、定電流
源の電流は(VDD−Vref+)/R´になり、抵抗15に
おける電圧降下はVDD−Vref+になる。この抵抗15の
一端における電圧は、トランスファーゲート17を介し
て減算器及びアナログ/ディジタル変換器の入出力電圧
の最高位電圧Vref+として出力される。定電流源群19
における各定電流源は、1個当たり(Vref+−Vref-)
/(2n・R´)×2nの電流を流す。トランスファーゲ
ート群18における2n個全てのトランスファーゲート
が導通状態になると、抵抗15を流れる電流は、下記数
式12で表わされる。
【0042】
【数12】 (VDD−Vref+)/R´+{(Vref+−Vref-)/(R´・2n)}2n
【0043】従って、抵抗15における電圧降下は、V
DD−Vref-になるので、トランスファーゲート17を介
して最低位電圧Vref-が出力される。
【0044】サンプリング時においては、トランスファ
ーゲート17を非導通状態に、トランスファーゲート1
を導通状態にして、容量4には、アナログ入力信号AIN
を印加する。その後は、図1に示す第1の実施例に係る
減算器と同様に、容量4にはアナログ入力信号AINと最
高位電圧Vref+との電位差が、容量7には演算増幅器5
のもつオフセット電圧αが印加される。
【0045】演算時においては、上位用アナログ/ディ
ジタル変換器の変換結果に対応して、トランスファーゲ
ート群18における各トランスファーゲートを導通状態
又は非導通状態にする。例えば、アナログ入力信号AIN
が最高位電圧Vref+から最低位電圧Vref-までの範囲を
2n等分した各領域における下からN番目に該当すると
すると、トランスファーゲート群18における2n−
(N−1)個のトランスファーゲートを導通状態にす
る。このとき、トランスファーゲート17を導通状態
に、トランスファーゲート1を非導通状態にすると、容
量4に印加される電圧は、下記数式13で表わされる。
【0046】
【数13】 Vref-+(Vref+−Vref-)(N−1)/2n
【0047】そして、第1の実施例と同様に演算増幅器
5の出力電圧は、下記数式14で表わされる。
【0048】
【数14】 Vref+−2n〔AIN−{Vref-+(Vref+−Vref-)(N−1)/2n}〕
【0049】これらにより、本第2の実施例に係る減算
器も、減算器として機能することがわかる。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、画像信号用直並列
式アナログ/ディジタル変換器に用いられる従来の減算
器においては、減算時において有限の帰還電荷しか持ち
えないのに対して、本発明に係る減算器によれば、演算
器に常に帰還電流を流すことができる。また、本発明に
係る減算器は、帰還部を構成する2つの抵抗の比を一定
にしたままそれらの抵抗の絶対値を変更することによ
り、本減算器にかかる負荷に対して適当な帰還電流を選
択することができる。これらにより、本発明に係る減算
器は、高負荷においても演算時のセトリングタイムを短
縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る減算器を示す回路
図である。
【図2】本発明の第2の実施例に係る減算器を示す回路
図である。
【図3】従来の減算器の一例を示す回路図である。
【符号の説明】
1,6,8,10,12,13 ;トランスファーゲー
ト 2 ;トランスファーゲート群 3 ;参照電圧発生用抵抗列 4,7 ;容量 5 ;演算増幅器

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端がアナルグ入力信号の入力端子に接
    続されている第1のトランスファーゲートと、上位アナ
    ログ/ディジタル変換器用の参照電圧を発生する抵抗列
    と、2n個のトランスファーゲートよりなりこの各トラ
    ンスファーゲートの一端が夫々前記抵抗列における各抵
    抗間の接続点に接続され他端が前記第1のトランスファ
    ーゲートの他端に共通に接続されているトランスファー
    ゲート群と、一端が前記トランスファーゲート群の他端
    に接続されている第1の容量と、非反転入力端が前記第
    1の容量の他端に接続されている演算増幅器と、一端が
    前記演算増幅器の非反転入力端に接続されている第2の
    トランスファーゲートと、一端が前記第2のトランスフ
    ァーゲートの他端に接続され他端が前記演算増幅器の反
    転入力端に接続されている第2の容量と、一端が前記第
    2の容量の一端に接続されている第3のトランスファー
    ゲートと、一端が前記第3のトランスファーゲートの他
    端に接続され他端が入出力電圧における最高位電圧Vre
    f+を発生する電圧源に接続されている第1の抵抗と、一
    端が前記第1の抵抗の一端に接続されており前記第1の
    抵抗の(2n−1)倍の抵抗値をもつ第2の抵抗と、一
    端が前記第2の抵抗の他端に接続され他端が前記演算増
    幅器の出力端に接続されている第4のトランスファーゲ
    ートと、一端が前記演算増幅器の反転入力端に接続され
    他端が前記演算増幅器の出力端に接続されている第5の
    トランスファーゲートと、一端が前記最高位電圧Vref+
    を発生する電圧源に接続され他端が前記演算増幅器の非
    反転入力端に接続されている第6のトランスファーゲー
    トとを有することを特徴とする減算器。
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