JP2778404B2 - 帯状体への処理液スプレー遮蔽装置 - Google Patents
帯状体への処理液スプレー遮蔽装置Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は鋼板等の帯状体に化成処
理等の処理液を塗布する際に用いて好適な帯状体への処
理液スプレー遮蔽装置に関する。
理等の処理液を塗布する際に用いて好適な帯状体への処
理液スプレー遮蔽装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、鋼板製品を製造する場合に、圧
延工程、表面処理工程において鋼板に各種処理液を塗布
することが行われている。圧延工程や表面処理工程の前
段階ではアルカリ洗浄が行われ、表面処理工程中のめっ
き処理の後に化成処理が行われる。これらアルカリ洗
浄、化成処理等は、鋼板の品質を向上させるために是非
必要である。
延工程、表面処理工程において鋼板に各種処理液を塗布
することが行われている。圧延工程や表面処理工程の前
段階ではアルカリ洗浄が行われ、表面処理工程中のめっ
き処理の後に化成処理が行われる。これらアルカリ洗
浄、化成処理等は、鋼板の品質を向上させるために是非
必要である。
【0003】図6は、めっき後の化成処理を行うために
従来から用いられている装置の一例を示す横断面図であ
る。図中、符号1は化成処理される鋼板を示している。
また、符号3は前記鋼板1を覆う化成処理用タンク本体
(以下、単に「タンク本体」)、符号5は前記タンク本
体3の開口部を覆うタンク用蓋、符号7は前記鋼板1に
向かって化成処理液を噴出する処理液噴出装置を示して
いる。処理液噴出装置7は、処理液タンク(図示略)か
ら処理液を供給するヘッダー9と、このヘッダー9と連
通するように設けられた複数個のノズル11とから主要
構成されている。
従来から用いられている装置の一例を示す横断面図であ
る。図中、符号1は化成処理される鋼板を示している。
また、符号3は前記鋼板1を覆う化成処理用タンク本体
(以下、単に「タンク本体」)、符号5は前記タンク本
体3の開口部を覆うタンク用蓋、符号7は前記鋼板1に
向かって化成処理液を噴出する処理液噴出装置を示して
いる。処理液噴出装置7は、処理液タンク(図示略)か
ら処理液を供給するヘッダー9と、このヘッダー9と連
通するように設けられた複数個のノズル11とから主要
構成されている。
【0004】前記ヘッダー9は、前記鋼板1の流れ方向
に対して直角方向に設けられている。このヘッダー9は
内部に処理液を供給する通過孔を有する管状体から構成
されているが、このヘッダー9には、前記鋼板1の最大
幅よりやや長い範囲において定ピッチで複数のノズル1
1が設けられている。そして、これら複数個のノズル1
1は、その開口部が前記鋼板1に向かうように設定され
ている。前記鋼板1は、十分に圧延された金属ストリッ
プであり、連続表面処理設備内を連続的に通板されてい
る。
に対して直角方向に設けられている。このヘッダー9は
内部に処理液を供給する通過孔を有する管状体から構成
されているが、このヘッダー9には、前記鋼板1の最大
幅よりやや長い範囲において定ピッチで複数のノズル1
1が設けられている。そして、これら複数個のノズル1
1は、その開口部が前記鋼板1に向かうように設定され
ている。前記鋼板1は、十分に圧延された金属ストリッ
プであり、連続表面処理設備内を連続的に通板されてい
る。
【0005】前記タンク本体3は、上面に開口する断面
コ字状に形成され、前記鋼板1の延在方向に沿った方向
に長尺状に形成されている。このタンク本体3は、前記
鋼板1を覆うとともに化成処理液の回収タンクとしても
機能している。前記タンク用蓋5は、前記タンク本体3
の上面を覆うように形成された長尺状の金属板である。
このタンク用蓋5の下面には、タンク用蓋5でタンク本
体3を閉じた状態でタンク本体3の幅方向に向かうに従
って下方へ傾斜する傾斜板13が設けられている。
コ字状に形成され、前記鋼板1の延在方向に沿った方向
に長尺状に形成されている。このタンク本体3は、前記
鋼板1を覆うとともに化成処理液の回収タンクとしても
機能している。前記タンク用蓋5は、前記タンク本体3
の上面を覆うように形成された長尺状の金属板である。
このタンク用蓋5の下面には、タンク用蓋5でタンク本
体3を閉じた状態でタンク本体3の幅方向に向かうに従
って下方へ傾斜する傾斜板13が設けられている。
【0006】このような装置を用いて鋼板に化成処理を
行う場合は、タンク用蓋5でタンク本体3を覆い、連続
通板される鋼板1に向かってノズル11から化成処理液
を噴出する。なお符号15は、前記傾斜板13から滴下
する化成処理液を示している。
行う場合は、タンク用蓋5でタンク本体3を覆い、連続
通板される鋼板1に向かってノズル11から化成処理液
を噴出する。なお符号15は、前記傾斜板13から滴下
する化成処理液を示している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来例においては、次のような問題があった。すなわち、
前記ノズル11から噴霧された化成処理液のうち、鋼板
1の幅方向外側から噴霧されたものが鋼板の上方へ廻り
込み、さらに前記傾斜板13にぶつかって鋼板上に滴下
してしまうという問題である。
来例においては、次のような問題があった。すなわち、
前記ノズル11から噴霧された化成処理液のうち、鋼板
1の幅方向外側から噴霧されたものが鋼板の上方へ廻り
込み、さらに前記傾斜板13にぶつかって鋼板上に滴下
してしまうという問題である。
【0008】前記傾斜板13は、本来そのような状況を
考慮して設けられたものであって、傾斜板に付着した余
剰の化成処理液をタンク本体3の両側縁部へ誘導するも
のであるが、必ずしもタンク本体3両側へ誘導されると
は限らずに鋼板上に滴下してしまうという事態を完全に
は防止し得ない。また、ノズル11からの噴出圧が高い
場合には、化成処理液がかなりの速度で傾斜板に衝突
し、飛沫状になって鋼板上に直接跳ね返ってくるという
事態も生じる。
考慮して設けられたものであって、傾斜板に付着した余
剰の化成処理液をタンク本体3の両側縁部へ誘導するも
のであるが、必ずしもタンク本体3両側へ誘導されると
は限らずに鋼板上に滴下してしまうという事態を完全に
は防止し得ない。また、ノズル11からの噴出圧が高い
場合には、化成処理液がかなりの速度で傾斜板に衝突
し、飛沫状になって鋼板上に直接跳ね返ってくるという
事態も生じる。
【0009】鋼板上に滴下した化成処理液は化成処理シ
ミになり、これが乾燥すると色調むらという表面欠陥に
なる。このような表面欠陥は、近年の鋼板に対する高付
加価値化を要求される表面処理鋼板にとって致命的なも
のといえるため、是非とも避けたい事態である。
ミになり、これが乾燥すると色調むらという表面欠陥に
なる。このような表面欠陥は、近年の鋼板に対する高付
加価値化を要求される表面処理鋼板にとって致命的なも
のといえるため、是非とも避けたい事態である。
【0010】本発明は、前記事情に鑑みてなされたもの
であって、化成処理液等がタンクの天井から鋼板の上面
側に滴下して化成処理シミによる表面欠陥を生じること
のない帯状体への処理液スプレー遮蔽装置を提供するこ
とを目的としている。
であって、化成処理液等がタンクの天井から鋼板の上面
側に滴下して化成処理シミによる表面欠陥を生じること
のない帯状体への処理液スプレー遮蔽装置を提供するこ
とを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る帯状体への
処理液スプレー遮蔽装置の第1の態様は、帯状体の幅方
向に延在するように設けられた案内軌道と、この案内軌
道上を走行する移動台車と、この移動台車に自由端が接
続された遮蔽部材と、該遮蔽部材の他端を捲き取る捲取
り装置と、該移動台車を自由端方向へ引っ張る張力機構
とを備えてなることを特徴としている。
処理液スプレー遮蔽装置の第1の態様は、帯状体の幅方
向に延在するように設けられた案内軌道と、この案内軌
道上を走行する移動台車と、この移動台車に自由端が接
続された遮蔽部材と、該遮蔽部材の他端を捲き取る捲取
り装置と、該移動台車を自由端方向へ引っ張る張力機構
とを備えてなることを特徴としている。
【0012】本発明に係る帯状体への処理液スプレー遮
蔽装置の第2の態様は、前記帯状体の側縁部を検知する
側縁部検知装置と、この側縁部検知装置によって検知さ
れた検知信号に基づいて前記捲取り装置および/または
張力機構の位置を制御する制御装置を備えてなることを
特徴としている。
蔽装置の第2の態様は、前記帯状体の側縁部を検知する
側縁部検知装置と、この側縁部検知装置によって検知さ
れた検知信号に基づいて前記捲取り装置および/または
張力機構の位置を制御する制御装置を備えてなることを
特徴としている。
【0013】
【作用】本願発明による帯状体への処理液スプレー遮蔽
装置では、まず、遮蔽部材の自由端を移動台車に固定し
た状態で、この移動台車を案内軌道上に配置する。この
移動台車には、張力機構によって前記遮蔽部材をその自
由端方向へ引っ張る向きに張力が与えられている。従っ
て、遮蔽部材は自由端側を移動台車によって固定され、
他端側を捲取り装置で固定されて張設されている。移動
台車は、目視もしくは側縁部検知装置の検知信号に基づ
いて前記帯状体の側縁部付近にくるように移動させられ
る。移動台車の移動は、張力機構と捲取り装置の両方も
しくはいずれか一方を作動させることでおこなわれる。
装置では、まず、遮蔽部材の自由端を移動台車に固定し
た状態で、この移動台車を案内軌道上に配置する。この
移動台車には、張力機構によって前記遮蔽部材をその自
由端方向へ引っ張る向きに張力が与えられている。従っ
て、遮蔽部材は自由端側を移動台車によって固定され、
他端側を捲取り装置で固定されて張設されている。移動
台車は、目視もしくは側縁部検知装置の検知信号に基づ
いて前記帯状体の側縁部付近にくるように移動させられ
る。移動台車の移動は、張力機構と捲取り装置の両方も
しくはいずれか一方を作動させることでおこなわれる。
【0014】この状態でノズルから処理液を噴射する
と、帯状体の端部付近から噴出された処理液が前記遮蔽
部材によって遮蔽される。このようにして、ノズルから
噴出された処理液が帯状体の反対側に廻り込むことを予
防する。
と、帯状体の端部付近から噴出された処理液が前記遮蔽
部材によって遮蔽される。このようにして、ノズルから
噴出された処理液が帯状体の反対側に廻り込むことを予
防する。
【0015】特に、ノズルが帯状体の下方に設置され、
ノズル上方の帯状体に向かって処理液を噴出するような
場合、帯状体の上方へ廻り込む処理液を完全に防止し
て、鋼板上に処理液が滴下するといった事態を防止でき
る。
ノズル上方の帯状体に向かって処理液を噴出するような
場合、帯状体の上方へ廻り込む処理液を完全に防止し
て、鋼板上に処理液が滴下するといった事態を防止でき
る。
【0016】又移動台車は案内軌道に沿って自由端方向
へ張力機構によって引っ張られており、他端を捲取り装
置によって捲き取られ常に適正な一定の張力が遮蔽部材
に加えられながら、帯状体の幅に合わせて化成処理液の
スプレーの幅を調整することができる。
へ張力機構によって引っ張られており、他端を捲取り装
置によって捲き取られ常に適正な一定の張力が遮蔽部材
に加えられながら、帯状体の幅に合わせて化成処理液の
スプレーの幅を調整することができる。
【0017】
【実施例】本発明の一実施例を添付した図面を参照して
説明する。図1は本発明の帯状体への処理液スプレー遮
蔽装置が取り付けられた電気めっきラインの化成処理タ
ンク内部の一実施例を示すの斜視図である。図2、図3
及び図4は同竪断面図である。なお、本実施例におい
て、前記従来例と同様の構成となる部分については、前
記従来例と同様の符号を付してその説明を省略する。
説明する。図1は本発明の帯状体への処理液スプレー遮
蔽装置が取り付けられた電気めっきラインの化成処理タ
ンク内部の一実施例を示すの斜視図である。図2、図3
及び図4は同竪断面図である。なお、本実施例におい
て、前記従来例と同様の構成となる部分については、前
記従来例と同様の符号を付してその説明を省略する。
【0018】本実施例による帯状体への処理液スプレー
遮蔽装置20は、鋼板(帯状体)1の幅方向に延在する
ように設けられた案内軌道22と、この案内軌道22上
を走行する移動台車24と、この移動台車24に自由端
が接続された遮蔽部材26と、この遮蔽部材26の他端
を巻き取る捲取り装置28と、前記移動台車24を自由
端方向へ引張る張力機構30とから主要部が構成されて
いる。
遮蔽装置20は、鋼板(帯状体)1の幅方向に延在する
ように設けられた案内軌道22と、この案内軌道22上
を走行する移動台車24と、この移動台車24に自由端
が接続された遮蔽部材26と、この遮蔽部材26の他端
を巻き取る捲取り装置28と、前記移動台車24を自由
端方向へ引張る張力機構30とから主要部が構成されて
いる。
【0019】前記案内軌道22は、横断面形状矩形に形
成された高強度の鋼材から構成されており、前記タンク
本体3の内部でかつ前記鋼板1の下方で、この鋼板1の
幅方向に延在するように設けられている。この案内軌道
22は、処理タンクの規模等に応じて適宜その本数が設
定されるものである。
成された高強度の鋼材から構成されており、前記タンク
本体3の内部でかつ前記鋼板1の下方で、この鋼板1の
幅方向に延在するように設けられている。この案内軌道
22は、処理タンクの規模等に応じて適宜その本数が設
定されるものである。
【0020】前記移動台車24は、前記遮蔽部材26の
自由端を固定する台車本体部32と、前記案内軌道22
上を走行自在に構成された走行部34とを備えた構成と
なっている。前記台車本体部32は、横断面形状略Γ字
形に形成された支持部32aの上面に、遮蔽部材26を
押さえる遮蔽部材押さえ部材32bを設けられた構成と
なっている。
自由端を固定する台車本体部32と、前記案内軌道22
上を走行自在に構成された走行部34とを備えた構成と
なっている。前記台車本体部32は、横断面形状略Γ字
形に形成された支持部32aの上面に、遮蔽部材26を
押さえる遮蔽部材押さえ部材32bを設けられた構成と
なっている。
【0021】前記走行部34は、外観矩形の走行部本体
34aに、前記案内軌道22を挟持する状態で回転体3
4bが回動自在に設けられた構成となっている。そし
て、この走行部本体34aは、前記支持部34bの側部
に、当該支持部34bに直交する状態で固着されてい
る。
34aに、前記案内軌道22を挟持する状態で回転体3
4bが回動自在に設けられた構成となっている。そし
て、この走行部本体34aは、前記支持部34bの側部
に、当該支持部34bに直交する状態で固着されてい
る。
【0022】前記遮蔽部材26は、例えばテフロンのよ
うな不織布から構成されている。この遮蔽部材26は、
前記配置される処理液タンクの規模によってその大きさ
が適宜決定されるものである。また、その材質について
も、処理液の種類によって適宜選択されるものである。
この遮蔽部材26の自由端は、前記支持部32aの上面
に載置され、さらに前記遮蔽部材押さえ部材32bによ
って押さえられた状態で固定されている。
うな不織布から構成されている。この遮蔽部材26は、
前記配置される処理液タンクの規模によってその大きさ
が適宜決定されるものである。また、その材質について
も、処理液の種類によって適宜選択されるものである。
この遮蔽部材26の自由端は、前記支持部32aの上面
に載置され、さらに前記遮蔽部材押さえ部材32bによ
って押さえられた状態で固定されている。
【0023】前記捲取り装置28は、前記遮蔽部材26
の他端側を巻き取る外観円柱状の捲取り部材36と、こ
の捲取り部材36に駆動力を付与する駆動モータ38と
を備えた構成となっている。前記捲取り部材36の回転
中心からは、回転軸体37が巻取り部材の外方へ向かっ
て突出されている。この回転軸37の端部には、回転プ
ーリー40が設けられている。また、前記回転軸37
は、前記タンク本体3の内面下方に突設された捲取り部
材用軸受け4によって回動自在に支持されている。
の他端側を巻き取る外観円柱状の捲取り部材36と、こ
の捲取り部材36に駆動力を付与する駆動モータ38と
を備えた構成となっている。前記捲取り部材36の回転
中心からは、回転軸体37が巻取り部材の外方へ向かっ
て突出されている。この回転軸37の端部には、回転プ
ーリー40が設けられている。また、前記回転軸37
は、前記タンク本体3の内面下方に突設された捲取り部
材用軸受け4によって回動自在に支持されている。
【0024】前記駆動モータ38は、電動、油圧等のい
ずれかの方式によって駆動するモータである。この駆動
モータ38は、前記タンク本体3の上面に、前記巻取り
部材36の回転軸37と駆動モータ38自身の駆動軸3
9とを平行にした状態で固着されている。前記駆動軸3
9の端部には、前記回転プーリー40と同様の回転プー
リー40が設けられている。そして、回転プーリー40
は、駆動ベルト42によって連動自在に接続されてい
る。
ずれかの方式によって駆動するモータである。この駆動
モータ38は、前記タンク本体3の上面に、前記巻取り
部材36の回転軸37と駆動モータ38自身の駆動軸3
9とを平行にした状態で固着されている。前記駆動軸3
9の端部には、前記回転プーリー40と同様の回転プー
リー40が設けられている。そして、回転プーリー40
は、駆動ベルト42によって連動自在に接続されてい
る。
【0025】前記張力機構30は、前記支持部32aの
下方に接続された張力伝達部材44と、張力付与装置と
から構成されている。張力伝達部材44は、十分な引張
強度を有する鋼線のようなものが好適である。張力付与
装置としては、前記張力伝達部材44に滑車44aを介
してテンションウエイト45を垂下状態に接続した構成
としても良いし、前記捲取り装置28と同様の構成のも
のを設けてもよい。さらに、張力機構として、前記案内
軌道22をタンク本体内方に向かうに従って下方へ傾斜
するように構成することとしてもよい。
下方に接続された張力伝達部材44と、張力付与装置と
から構成されている。張力伝達部材44は、十分な引張
強度を有する鋼線のようなものが好適である。張力付与
装置としては、前記張力伝達部材44に滑車44aを介
してテンションウエイト45を垂下状態に接続した構成
としても良いし、前記捲取り装置28と同様の構成のも
のを設けてもよい。さらに、張力機構として、前記案内
軌道22をタンク本体内方に向かうに従って下方へ傾斜
するように構成することとしてもよい。
【0026】本実施例の処理液スプレー遮蔽装置20を
使用する場合は、次のようにして行う。まず、遮蔽部材
26の自由端を移動台車24に固定した状態で、この移
動台車24を案内軌道22上に配置する。この移動台車
24には、張力機構30によって前記遮蔽部材26をそ
の自由端方向へ引っ張る向きに張力が与えられている。
従って、遮蔽部材26は自由端側を移動台車24によっ
て固定され、他端側を捲取り装置28で固定されて張設
されている。移動台車24は、目視によって前記鋼板1
の側縁部付近にくるように移動させられる。移動台車2
4の移動は、張力機構30と捲取り装置28の両方もし
くはいずれか一方を作動させることでおこう。
使用する場合は、次のようにして行う。まず、遮蔽部材
26の自由端を移動台車24に固定した状態で、この移
動台車24を案内軌道22上に配置する。この移動台車
24には、張力機構30によって前記遮蔽部材26をそ
の自由端方向へ引っ張る向きに張力が与えられている。
従って、遮蔽部材26は自由端側を移動台車24によっ
て固定され、他端側を捲取り装置28で固定されて張設
されている。移動台車24は、目視によって前記鋼板1
の側縁部付近にくるように移動させられる。移動台車2
4の移動は、張力機構30と捲取り装置28の両方もし
くはいずれか一方を作動させることでおこう。
【0027】この状態でノズル11から処理液を噴射す
ると、鋼板1の側縁部付近から噴出された処理液が前記
遮蔽部材26によって遮蔽される。
ると、鋼板1の側縁部付近から噴出された処理液が前記
遮蔽部材26によって遮蔽される。
【0028】特に、本実施例では、ノズル11が鋼板1
の下方に設置されており、ノズル11上方の鋼板1に向
かって処理液を噴出しても鋼板1の両側縁部から鋼板1
の上方へ廻り込む処理液を完全に防止することとなる。
の下方に設置されており、ノズル11上方の鋼板1に向
かって処理液を噴出しても鋼板1の両側縁部から鋼板1
の上方へ廻り込む処理液を完全に防止することとなる。
【0029】又、移動台車24は案内軌道22に沿って
自由端方向へ張力機構30によって引っ張られており、
他端を捲取り装置28によって捲き取られ常に適正な一
定の張力が遮蔽部材に加えられながら、鋼板1の幅に合
わせて化成処理液のスプレーの幅を調整することができ
る。
自由端方向へ張力機構30によって引っ張られており、
他端を捲取り装置28によって捲き取られ常に適正な一
定の張力が遮蔽部材に加えられながら、鋼板1の幅に合
わせて化成処理液のスプレーの幅を調整することができ
る。
【0030】本実施例の処理液スプレー遮蔽装置20に
よれば、鋼板製品を製造する場合の圧延工程、表面処理
工程において鋼板1に各種処理液を噴霧する場合、処理
液が鋼板1の裏面に廻り込むことを防止することができ
る。特に、ノズル11が鋼板1の下方に配置されている
場合に、鋼板1の両側縁部から鋼板1の裏面に廻り込む
とともにタンク用蓋5で処理液が跳ね返って鋼板1上に
滴下するといった事態を完全に防止することができる。
よれば、鋼板製品を製造する場合の圧延工程、表面処理
工程において鋼板1に各種処理液を噴霧する場合、処理
液が鋼板1の裏面に廻り込むことを防止することができ
る。特に、ノズル11が鋼板1の下方に配置されている
場合に、鋼板1の両側縁部から鋼板1の裏面に廻り込む
とともにタンク用蓋5で処理液が跳ね返って鋼板1上に
滴下するといった事態を完全に防止することができる。
【0031】このようにして、各種処理液塗布の工程に
おける処理液による鋼板1上のシミ発生を防止すること
ができ、品質向上を図ることができるといった優れた効
果を奏する。
おける処理液による鋼板1上のシミ発生を防止すること
ができ、品質向上を図ることができるといった優れた効
果を奏する。
【0032】次に、本発明の第2の実施例について図3
を参照して説明する。図3は本発明の装置が取り付けら
れた化成処理タンク内部の竪断面図である。本実施例の
処理液スプレー遮蔽装置は、前記遮蔽装置20において
鋼板1の側縁部を検出する側縁部検知装置50と、この
側縁部検知装置50によって検知された検知信号に基づ
いて前記捲取り装置28および/または張力機構30の
位置を制御する制御装置52を備えた構成となってい
る。さらに、張力機構30を構成する滑車のうち、最後
尾のものには、駆動モーター43が接続されている。
を参照して説明する。図3は本発明の装置が取り付けら
れた化成処理タンク内部の竪断面図である。本実施例の
処理液スプレー遮蔽装置は、前記遮蔽装置20において
鋼板1の側縁部を検出する側縁部検知装置50と、この
側縁部検知装置50によって検知された検知信号に基づ
いて前記捲取り装置28および/または張力機構30の
位置を制御する制御装置52を備えた構成となってい
る。さらに、張力機構30を構成する滑車のうち、最後
尾のものには、駆動モーター43が接続されている。
【0033】側縁部検知装置50は、赤外線センサの
他、どのような態様のセンサを用いても良い。前記制御
装置52は、前記側縁部検知装置50からの信号に基づ
いて前記捲取り装置28および/または張力機構30の
位置を計算する演算装置を備えた構成となっている。側
縁部検知装置50と制御装置52は、ケーブル51によ
って接続されている。また、制御装置52と前記張力機
構30の駆動モータ38はケーブル53によって接続さ
れている。さらに、前記制御装置52と前記駆動モータ
ー43はケーブル53によって接続されている。
他、どのような態様のセンサを用いても良い。前記制御
装置52は、前記側縁部検知装置50からの信号に基づ
いて前記捲取り装置28および/または張力機構30の
位置を計算する演算装置を備えた構成となっている。側
縁部検知装置50と制御装置52は、ケーブル51によ
って接続されている。また、制御装置52と前記張力機
構30の駆動モータ38はケーブル53によって接続さ
れている。さらに、前記制御装置52と前記駆動モータ
ー43はケーブル53によって接続されている。
【0034】本実施例の処理液スプレー遮蔽装置を使用
する場合は、前記実施例とほぼ同様の方法で行うが、前
記実施例において遮蔽部材26の位置調整を目視によっ
て行ったのに対し、本実施例では側縁部検知装置50
と、この側縁部検知装置50に接続された制御装置52
を用いることで行う。
する場合は、前記実施例とほぼ同様の方法で行うが、前
記実施例において遮蔽部材26の位置調整を目視によっ
て行ったのに対し、本実施例では側縁部検知装置50
と、この側縁部検知装置50に接続された制御装置52
を用いることで行う。
【0035】鋼板1の側縁部よりも外方に前記遮蔽部材
26の自由端がある場合には、前記側縁部検知装置50
がこれを検知し、前記ケーブル51を介して前記制御装
置52に検知信号を発する。制御装置52は、前記側縁
部検知装置50からの検知信号に基づいて前記張力機構
30の作動量を決定し、前記遮蔽部材26の自由端と前
記鋼板1の側縁部が略一致する位置まで前記張力機構3
0のモーター43に作動信号を発する。
26の自由端がある場合には、前記側縁部検知装置50
がこれを検知し、前記ケーブル51を介して前記制御装
置52に検知信号を発する。制御装置52は、前記側縁
部検知装置50からの検知信号に基づいて前記張力機構
30の作動量を決定し、前記遮蔽部材26の自由端と前
記鋼板1の側縁部が略一致する位置まで前記張力機構3
0のモーター43に作動信号を発する。
【0036】これとは逆に、鋼板1の側縁部よりも内方
に前記遮蔽部材26の自由端がある場合には、前記側縁
部検知装置50がこれを検知し、前記ケーブル51を介
して前記制御装置52に検知信号を発する。制御装置5
2は、前記側縁部検知装置50からの検知信号に基づい
て前記捲取り装置28の作動量を決定し、前記遮蔽部材
26の自由端と前記鋼板1の側縁部が略一致する位置ま
で前記駆動モーター38に作動信号を発する。なお、前
記制御装置52から作動信号を発するのは、捲取り装置
28、張力機構30の駆動モーター43のいずれか一方
でもよく、また両者に同時であっても良い。
に前記遮蔽部材26の自由端がある場合には、前記側縁
部検知装置50がこれを検知し、前記ケーブル51を介
して前記制御装置52に検知信号を発する。制御装置5
2は、前記側縁部検知装置50からの検知信号に基づい
て前記捲取り装置28の作動量を決定し、前記遮蔽部材
26の自由端と前記鋼板1の側縁部が略一致する位置ま
で前記駆動モーター38に作動信号を発する。なお、前
記制御装置52から作動信号を発するのは、捲取り装置
28、張力機構30の駆動モーター43のいずれか一方
でもよく、また両者に同時であっても良い。
【0037】本実施例によれば、鋼板1の板幅に応じて
遮蔽部材26の位置を自動的に設定できるので、目視に
よる設定の場合よりもさらに精度よく遮蔽部材の位置を
設定できる。また、自動制御化することによって、作業
場における省力化を図ることができるといった優れた効
果を奏する。
遮蔽部材26の位置を自動的に設定できるので、目視に
よる設定の場合よりもさらに精度よく遮蔽部材の位置を
設定できる。また、自動制御化することによって、作業
場における省力化を図ることができるといった優れた効
果を奏する。
【0038】次に、本願発明の第3の実施例について図
4を参照して説明する。図4は本願発明の第3の実施例
の装置が取り付けられた化成処理タンクの竪断面図であ
る。本実施例は、前記第1実施例とほぼ同様の構成であ
るが、処理液噴出装置7が前記鋼板1の上方にも設けら
れている点で異なっている。鋼板1の上方にある処理液
噴出装置7は、そのノズル11の開口部を下方に向けた
状態で設けられている。本実施例においても、前記第1
実施例と同様の効果を奏することができる。次に、本願
発明の第4の実施例について図5を参照して説明する。
4を参照して説明する。図4は本願発明の第3の実施例
の装置が取り付けられた化成処理タンクの竪断面図であ
る。本実施例は、前記第1実施例とほぼ同様の構成であ
るが、処理液噴出装置7が前記鋼板1の上方にも設けら
れている点で異なっている。鋼板1の上方にある処理液
噴出装置7は、そのノズル11の開口部を下方に向けた
状態で設けられている。本実施例においても、前記第1
実施例と同様の効果を奏することができる。次に、本願
発明の第4の実施例について図5を参照して説明する。
【0039】本実施例の処理液スプレー遮蔽装置は、案
内軌道55の構成が前記実施例と異なっている。本実施
例の案内軌道55は、横断面形状略コ字状に形成され、
その開口部が移動台車24に向かって形成されている。
また、案内軌道55の内部の上面及び下面にはそれぞれ
案内突条56、56が突設されている。そして、前記移
動台車24の回転体34bが前記案内軌道55の内部の
案内突条56に当接するように配置されている。なお、
前記案内軌道55の開口部には、ゴムシール58が設け
られている。
内軌道55の構成が前記実施例と異なっている。本実施
例の案内軌道55は、横断面形状略コ字状に形成され、
その開口部が移動台車24に向かって形成されている。
また、案内軌道55の内部の上面及び下面にはそれぞれ
案内突条56、56が突設されている。そして、前記移
動台車24の回転体34bが前記案内軌道55の内部の
案内突条56に当接するように配置されている。なお、
前記案内軌道55の開口部には、ゴムシール58が設け
られている。
【0040】本実施例の処理液スプレー遮蔽装置によれ
ば、移動台車の走行部が案内軌道によって遮蔽状態に保
持されるため、案内軌道55と移動台車との当接部に析
出物が体積することがなく、常にスムーズな移動をする
ことができる。なお、前記駆動モータ38と前記巻取り
部材36との間にクラッチ機構を設けた構成としても良
い。このようなクラッチ機構を設けることで、トルクを
切り離して遮蔽部材3を自由に移動できるようにするこ
ともできる。
ば、移動台車の走行部が案内軌道によって遮蔽状態に保
持されるため、案内軌道55と移動台車との当接部に析
出物が体積することがなく、常にスムーズな移動をする
ことができる。なお、前記駆動モータ38と前記巻取り
部材36との間にクラッチ機構を設けた構成としても良
い。このようなクラッチ機構を設けることで、トルクを
切り離して遮蔽部材3を自由に移動できるようにするこ
ともできる。
【0041】
【発明の効果】本発明による帯状体への処理液スプレー
の遮蔽装置によれば、次のような優れた効果を奏する。
鋼板製品のような帯状体を製造する場合の圧延工程、表
面処理工程においてに各種処理液を噴霧する場合、処理
液が帯状体の裏面に廻り込むことを防止することができ
る。特に、処理液噴出装置が帯状体の下方に配置されて
いる場合、帯状体の両側縁部から帯状体の裏面に廻り込
むととも帯状体上に滴下するといった事態を完全に防止
することができる。
の遮蔽装置によれば、次のような優れた効果を奏する。
鋼板製品のような帯状体を製造する場合の圧延工程、表
面処理工程においてに各種処理液を噴霧する場合、処理
液が帯状体の裏面に廻り込むことを防止することができ
る。特に、処理液噴出装置が帯状体の下方に配置されて
いる場合、帯状体の両側縁部から帯状体の裏面に廻り込
むととも帯状体上に滴下するといった事態を完全に防止
することができる。
【0042】このようにして、各種処理液塗布の工程に
おける処理液による帯状体上のシミ発生を防止すること
ができ、品質向上を図ることができるといった優れた効
果を奏する。特に、本発明の処理液スプレー遮蔽装置を
電気めっきラインに用いると、化成処理液がタンクの天
井から帯状体の上面側に滴下して化成処理シミによる表
面欠陥を生じる事態をなくすことができる。したがっ
て、電気めっきライン等で化成処理される製品の表面状
態が均一となって品質が向上すると共に歩留りが向上す
る。
おける処理液による帯状体上のシミ発生を防止すること
ができ、品質向上を図ることができるといった優れた効
果を奏する。特に、本発明の処理液スプレー遮蔽装置を
電気めっきラインに用いると、化成処理液がタンクの天
井から帯状体の上面側に滴下して化成処理シミによる表
面欠陥を生じる事態をなくすことができる。したがっ
て、電気めっきライン等で化成処理される製品の表面状
態が均一となって品質が向上すると共に歩留りが向上す
る。
【0043】また、本発明の他の態様によれば、帯状体
の幅に応じて遮蔽部材の位置を自動的に設定できるの
で、目視による設定の場合よりもさらに精度よく遮蔽部
材の位置を設定できる。また、自動制御化することによ
って、作業場における省力化を図ることができるといっ
た優れた効果を奏する。
の幅に応じて遮蔽部材の位置を自動的に設定できるの
で、目視による設定の場合よりもさらに精度よく遮蔽部
材の位置を設定できる。また、自動制御化することによ
って、作業場における省力化を図ることができるといっ
た優れた効果を奏する。
【図1】本発明の装置が取り付けられた処理液タンクの
斜視図である。
斜視図である。
【図2】本発明の装置が取り付けられた処理液タンクの
横断面図である。
横断面図である。
【図3】本発明の装置が取り付けられた処理液タンクの
横断面図である。
横断面図である。
【図4】本発明の装置が取り付けられた処理液タンクの
横断面図である。
横断面図である。
【図5】本発明の移動台車の竪断面図である。
【図6】従来の技術による化成処理タンクの横断面図で
ある。
ある。
1 鋼板(帯状体) 3 化成処理用タンク本体 5 タンク用蓋 7 処理液噴出装置 9 ヘッダー 11 ノズル 13 傾斜板 15 化成処理液 20 帯状体への処理液スプレー遮蔽装置 22 案内軌道 24 移動台車 26 遮蔽部材 28 捲取り装置 30 張力機構 32 台車本体部 32a 支持部 32b 遮蔽部材押さえ部 34 走行部 34a 回転体 34b 回転体 36 捲取り部材 37 回転軸 38 駆動モーター 39 駆動軸 40 回転プーリー 42 駆動ベルト 43 モーター 44 張力伝達部材 50 検知装置 51 ケーブル 52 制御装置 53 ケーブル 57 案内軌道
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高瀬 一則 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日本鋼管株式会社内 (72)発明者 見藤 敏夫 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日本鋼管株式会社内 審査官 綿谷 晶廣 (56)参考文献 特開 平3−186372(JP,A) 特開 平5−69027(JP,A) 実開 昭60−128766(JP,U) 実開 昭58−3966(JP,U) 実公 昭46−5336(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B05B 15/04 102 - 103
Claims (2)
- 【請求項1】 帯状体の幅方向に延在するように設けら
れた案内軌道と、この案内軌道上を走行する移動台車
と、この移動台車に自由端が接続された遮蔽部材と、該
遮蔽部材の他端を捲き取る捲取り装置と、該移動台車を
自由端方向へ引っ張る張力機構とを備えてなることを特
徴とする帯状体への処理液スプレー遮蔽装置。 - 【請求項2】 前記帯状体の側縁部を検知する側縁部検
知装置と、この側縁部検知装置によって検知された検知
信号に基づいて前記捲取り装置および/または張力機構
の位置を制御する制御装置を備えてなることを特徴とす
る請求項1記載の帯状体への処理液スプレー遮蔽装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5074331A JP2778404B2 (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | 帯状体への処理液スプレー遮蔽装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5074331A JP2778404B2 (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | 帯状体への処理液スプレー遮蔽装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06277585A JPH06277585A (ja) | 1994-10-04 |
JP2778404B2 true JP2778404B2 (ja) | 1998-07-23 |
Family
ID=13544036
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5074331A Expired - Fee Related JP2778404B2 (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | 帯状体への処理液スプレー遮蔽装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2778404B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112387463A (zh) * | 2020-11-05 | 2021-02-23 | 江苏健雄电气有限公司 | 一种配电开关柜金属板材喷涂流水线 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113546817B (zh) * | 2021-07-09 | 2023-03-31 | 江苏华尔能科技股份有限公司 | 电力柜外绝缘疏水性粉末均匀涂覆装置 |
-
1993
- 1993-03-31 JP JP5074331A patent/JP2778404B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112387463A (zh) * | 2020-11-05 | 2021-02-23 | 江苏健雄电气有限公司 | 一种配电开关柜金属板材喷涂流水线 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06277585A (ja) | 1994-10-04 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |