JP2630740B2 - 法面の吹付け装置 - Google Patents

法面の吹付け装置

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JP2630740B2
JP2630740B2 JP15453094A JP15453094A JP2630740B2 JP 2630740 B2 JP2630740 B2 JP 2630740B2 JP 15453094 A JP15453094 A JP 15453094A JP 15453094 A JP15453094 A JP 15453094A JP 2630740 B2 JP2630740 B2 JP 2630740B2
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JP
Japan
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slope
spraying
cable
spraying machine
machine
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JP15453094A
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JPH0820954A (ja
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康雄 宮崎
明 神出
安明 原口
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OOSAKA BOSUI KENSETSUSHA KK
Original Assignee
OOSAKA BOSUI KENSETSUSHA KK
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  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
  • On-Site Construction Work That Accompanies The Preparation And Application Of Concrete (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は法面の吹付け装置、詳し
くは法面にモルタル等の吹付け材を吹付けて法面の保護
強化を計るための法面吹付け装置に関する。
【0002】
【従来技術とその問題点】従来、法面吹付け装置とし
て、法面に沿って設けられたレール上を走行する吹付け
機を利用して、法面の吹付けを行うような装置(例えば
特開昭60−123665号公報参照)が提案されてい
るが、この公知の吹付け装置は次の通りの問題点があっ
た。
【0003】(1)施工対象の法面は、少なくとも10
〜15m程度の高さがあり、法面に沿ってレールを設け
ることは相当の難工事であり、レールの設置に多大の人
手と時間を要する。
【0004】(2)レールは法面に沿って傾斜している
ので、レール上に設置された吹付け機か走行中に脱輪す
る危険性がある。
【0005】(3)法面には通常うねりにもとづく凹凸
があるので、吹付け機に備えられた吹付けノズルと法面
との間隔が法面凹部と法面凸部とではかなり相違し、法
面凹部では間隔が大きくなるために吹付け材の落下ロス
を生じ易く、また法面凸部では間隔が小さくなるために
リバンドロスを生じ易く、吹付け材の吹付けロスが多く
なる。
【0006】本発明は上記従来の問題点を一掃すること
を目的としてなされたものである。
【0007】
【問題点を解決するための手段】本発明は、法面の法肩
と法尻との間において、法面に比較的近い位置で法面の
傾斜に沿い架設される空中ケーブルと、該空中ケーブル
に支持された状態で該ケーブルをガイドとしてケーブル
の傾斜に沿い自動昇降可能な自動昇降装置付吹付け機と
を備え、該吹付け機には、自動昇降時に法面上で転動で
きる大径車輪と、吹付け材を法面に対し吹付ける吹付け
ノズルとが備付けられていることを特徴とする法面の吹
付け装置に係る。
【0008】
【実施例】以下に本発明の1実施例を添附図面にもとづ
き説明すると次の通りである。
【0009】本発明による法面の吹付け装置は、施工時
の状況を概略的に示す図1の全体図から明らかなよう
に、法面aの法肩と法尻との間で、法面aに比較的近い
位置で法面aの傾斜に沿い架設される空中ケーブル1を
備えている。
【0010】上記ケーブル1の架設は、図1に示すよう
に例えば該ケーブル1の両端に止輪2,2を取付け、該
止輪2.2において上記ケーブル1の両端を法面aの法
肩及び法尻の平地部a1 ,a1 に杭3,3などの止着具
を用いて固定すると共に、法肩の部分に間隔保持具4を
設置し、該保持具4により法肩と上記ケーブル1との間
に所定間隔を形成することにより、行うことができる。
空中ケーブル1の架設は、他の適宜の架設手段を適用し
て行うことができる。
【0011】架設された空中ケーブル1の一端側例えば
法尻側に該ケーブル1の緊張度の調整を行うことを目的
としてケーブル緊張装置5が設置されている。
【0012】空中ケーブル1には、該ケーブル1をガイ
ドとして該ケーブル1の傾斜に沿い自動昇降できる自動
昇降装置7付の吹付け機6が該ケーブル1から法面aに
向けて吊下げられるような形態で支持されている。
【0013】自動昇降装置7の詳細が図2,3に示さ
れ、該装置7は図2に示すようにケーブル1を上下方向
から挟持するジグザグ配置の複数個例えば3個1組のプ
ーリ7a,7a,7bを備え、これらプーリ7a,7
a,7bと上記ケーブル1との間に生ずる摩擦係合力に
より吹付け機6をその重力に抗し支持できるようになっ
ている。また之等プーリ7a,7a,7bのうちの少な
くとも1つ例えば中間プーリbを駆動モータ7c(図3
参照)の作動をして正,逆回転させることにより、吹付
け機6を上記ケーブル1をガイドとしてその傾斜に沿い
自動昇降させることができるような構成になっている。
【0014】自動昇降装置7は、吹付け機6の本体部6
aの上端に一体に取付けられたケーブルグリップ8内の
両端部の2個所に設置されている。
【0015】上記グリップ8は図3に示すようにケーブ
ル挿通間隔8aを存して対向する2枚の側板8b,8b
から構成され、之等側板8b,8bに、自動昇降装置7
の構成要素であるプーリ7a,7a,7b及び駆動モー
タ7cが取付けられている。
【0016】空中ケーブル1に支持された吹付け機6の
本体部6aには、ケーブル1の傾斜に沿う吹付け機6の
自動昇降時に法面a上で該法面aとの摩擦接触により転
動できる車輪9が備えられている。
【0017】車輪9は、吹付け機6の自動昇降時の振れ
止めを目的として、図3に示すように空中ケーブル1を
挟んで両側2個所に設置されている。
【0018】法面aは図1に示すように上下方向にうね
っていることが多いので、この法面aのうねりに対する
対策として車輪9はうねりを乗り越えることのできるよ
うな大径のもの、例えば50〜150cm程度の直径の
ものが用いられる。
【0019】吹付け機6として車輪9,9の直径の異な
るものを数種類用意し、施工現場の状況に応じ使い分け
るようにすることができる。
【0020】吹付け機6には、図2,3に示すように吹
付け材の吹付けノズル10が備えられる。
【0021】吹付けノズル10は水平部10aと該水平
部10aの一端側から法面aに向って延出する縦向部1
0bとを備え、縦向部10bの先端に噴口10cが開口
されている。
【0022】吹付けノズル10は水平部10aにおい
て、吹付け機6の本体部6aの上端に一体的に取付けら
れた支持フレーム11にスライド自在に支持され、該フ
レーム11に設置された駆動装置12の作動をして、空
中ケーブル1を横切り且つ法面aと平行する方向に往復
移動できるようになっている。
【0023】吹付けノズル10の水平部10aの他端側
は可撓性ホース13を介し吹付け材の圧送部14(図1
参照)に接続され、該圧送部14より吹付け材の供給を
受けるような構成になっている。上記ホース13は吹付
けノズル10の往復移動につれ、その可撓性により撓み
変形し、吹付けノズル10の往復移動を可能にする。
【0024】本発明装置の施工現場への設置状況が図1
に概略的に示されている。
【0025】図1から明らかなように空中ケーブル1は
法面aに比較的近い位置に架設され、該ケーブル1に支
持固定された吹付け機6の車輪9,9は法面aに接地し
ている。
【0026】架設された空中ケーブル1には多少のたる
みがあり、また車輪9,9は50〜150cmもの大径
寸法を有しているので、空中ケーブル1のたるみと車輪
12,12の大径寸法とにより、吹付け機6の昇降移動
中、車輪9,9を法面aのうねりに拘らず法面a上を支
障なく接地転動させることができる。
【0027】本発明装置を適用して法面aの吹付けを実
施するに際しては、図1に示す状態で、吹付け機6を自
動昇降装置7の作動をして、空中ケーブル1に沿い昇降
移動させる。
【0028】吹付け機6の昇降移動の間、吹付け機4に
備えた吹付けノズル10を駆動装置12の作動をして往
復移動させながら、圧送部14からホース13を通じ吹
付けノズル10内に送られてくる吹付け材を、該ノズル
10の先端の噴口10cから法面aに向けて吹付けるこ
とにより、法面aに吹付け材層b(図3参照)を吹付け
ノズル10の往復移動に相当する巾で形成することがで
きる。
【0029】吹付け材の吹付け操作時における吹付け機
6の移動は、法肩から法尻までの降下移動、法尻から法
肩までの上昇移動及び上昇と降下の繰返し移動のいずれ
でもよい。
【0030】吹付け機6の昇降移動の間、吹付け機6に
備えた車輪9,9が法面a上をうねりに沿って転動して
いくので、法面aのうねりに拘らず、吹付け機6に備え
た吹付けノズル10と法面aとの間隔が一定となる。而
して吹付け材の噴射圧を吹付けロスの少ない最適条件に
設定することにより、吹付けロスを可及的に少なくする
ことができる。
【0031】一個所での法面aへの吹付け作業を終えた
後は、本発明装置の設置位置を吹付け材層bの形成巾に
略々相当するピッチで法肩及び法尻の延長方向に順次ず
らしながらそれぞれの位置で法面への吹付け材の吹付け
を行うことにより、法面aの全面に対し吹付け材の吹付
けを行うことができる。
【0032】
【発明の効果】本発明装置によれば次の効果が得られ
る。
【0033】(1)吹付け機を空中ケーブルにガイドさ
せる方式であるので、法面という地形的によくない条件
に拘らず、ガイドの設置が極めて簡単容易となり、ガイ
ドの設置に要する人手と時間を低減できる。
【0034】(2)吹付け機は空中ケーブルに支持され
た状態で自動昇降装置の作動をして自動昇降移動される
ので、吹付け作業に人手がかからず、また傾斜地での施
工であるに拘らず作業安全に実施できる。
【0035】(3)法面のうねりに拘らず、吹付けノズ
ルと法面との間の距離が一定になるので、吹付け材の吹
付け圧を最適条件に設定することが可能となり、吹付け
材の吹付けロスを少なくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例並びに施工現場への設置状況
を概略的に示す全体図である。
【図2】空中ケーブルに対する吹付け機の取付け状況を
拡大して示す一部切欠き側面図である。
【図3】図2を矢符の方向から見た平面図である。
【符号の説明】
1 空中ケーブル 2 止輪 3 杭 4 間隔保持具 5 ケーブル緊張装置 6 吹付け機 7 自動昇降装置 8 ケーブルグリップ 9 車輪 10 吹付けノズル 11 支持フレーム 12 駆動装置 13 可撓性ホース 14 圧送部

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】法面の法肩と法尻との間において、法面に
    比較的近い位置で法面の傾斜に沿い架設される空中ケー
    ブルと、該空中ケーブルに支持された状態で該ケーブル
    をガイドとしてケーブルの傾斜に沿い自動昇降可能な自
    動昇降装置付吹付け機とを備え、該吹付け機には、自動
    昇降時に法面上で転動できる大径車輪と、吹付け材を法
    面に対し吹付ける吹付けノズルとが備付けられているこ
    とを特徴とする法面の吹付け装置。
  2. 【請求項2】吹付け機に対し車輪が中空ケーブルを挟ん
    で2個所に備えられていることを特徴とする請求項1記
    載の吹付け装置。
  3. 【請求項3】車輪が50〜150cmの直径を有してい
    ることを特徴とする請求項1又は2記載の吹付け装置。
  4. 【請求項4】 吹き付け機に吹き付けノズルが駆動装置
    の作動をして法面と平行する方向に往復移動可能に備え
    られていることを特徴とする請求項1記載の吹き付け装
    置。
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