JP2778284B2 - 加熱装置 - Google Patents

加熱装置

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JP2778284B2
JP2778284B2 JP12573091A JP12573091A JP2778284B2 JP 2778284 B2 JP2778284 B2 JP 2778284B2 JP 12573091 A JP12573091 A JP 12573091A JP 12573091 A JP12573091 A JP 12573091A JP 2778284 B2 JP2778284 B2 JP 2778284B2
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好秀 西田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、物体を加熱する加熱
装置に関し、特に真空槽内で半導体ウエハなどを加熱処
理するための加熱装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は従来の半導体基板などの被加熱物
を真空中で加熱するための加熱装置を示す断面図であ
る。図において、1は被加熱物、2は加熱源、 3は加熱
源2からの輻射による熱の散逸を少なくするためのリフ
レクター、4は加熱源2とリフレクター3とを連結する
連結部材、5はリフレクター3を支持する支柱、6は加
熱源2に電力を供給する電源である。
【0003】被加熱物1を加熱源2上に載置する。この
状態で、加熱源2に電力を投入して温度を上げ、被加熱
物1を加熱する。冷却時には加熱源2への電力の供給を
止めて、加熱源2及び被加熱物1を自然冷却する。この
加熱装置では被加熱物1の降温は自然冷却によるもので
あったので、降温に長時間を要した。
【0004】冷却時間を短縮するものとして、図5に示
すような特昭63―4702号公報に示された従来の
加熱装置がある。図において1は被加熱物、2は加熱
源、7は基板加熱台、8は断熱体、9はステージ、10
は基板支持棒である。
【0005】この加熱装置はステージ9上に設置された
断熱体8上の加熱源2により基板加熱台7が常時、所定
の温度に加熱されている。被加熱物1を加熱する時に
は、まず、基板支持棒10を上昇させた状態で基板支持
棒10の上に被加熱物1を載置して予熱する。この後、
基板支持棒10を下降させて基板加熱台7に被加熱物1
を接触させて加熱する。加熱処理が完了し冷却する時に
は、基板支持棒10を上昇させ、被加熱物1を基板加熱
台7から押し上げて冷却する。この加熱装置では基板加
熱台7から離したとしても、基板加熱台7は昇温された
ままなので被加熱物1へ輻射で熱が伝わるために、冷却
の効果は小さい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の加
熱装置では、加熱源を積極的に冷却するものではなく、
加熱源が冷めにくいために、被加熱物の冷却に時間に時
間がかかり、処理効率が極めて悪いという問題点があっ
た。
【0007】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、被加熱物を昇温する時には急速
に温度が上がり、降温する時には急速に温度が下がる加
熱装置を得ることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係る加熱装置
は、被加熱物を加熱する加熱源と、加熱源の外周部に固
着した中空部材と、中空部材の加熱源側と反対側に固着
した冷却部と、加熱源と中空部材と冷却部とで形成され
る気密空間を真空排気する真空排気手段と、気密空間に
ガスを供給するガス供給源とを備え、被加熱物を加熱源
で加熱する時には、真空排気手段により気密空間を真空
状態にし、被加熱物を冷却する時は、ガス供給源により
気密空間にガスを充填したものである。
【0009】また、上記に加えて、冷却部の断面形状を
凸形とし、その凸部で加熱源と冷却部が対向する面の間
隔より外周部に固着した中空部材の長さを長くしたもの
である。
【0010】また、上記に加えて、中空部材の冷却部側
端面にフランジ部を設け、このフランジ部でシール材を
介して冷却部に脱着可能としたものである。
【0011】
【作用】上記のように構成された加熱装置では、加熱源
と冷却部の間に気密空間を設けている。昇温時には気密
空間を真空排気して真空断熱状態にするので、冷却部へ
熱の散逸を少なくできる。また、降温時には気密空間を
ガスで充填するので、ガスを介して熱が伝わりやすくな
る。即ち、被加熱物の昇温、降温が短時間で行える。
【0012】
【実施例】
実施例1.図1はこの発明の一実施例による加熱装置を
示す断面図である。図において、1は被加熱物、2は加
熱源、6は加熱源に電力を供給する電源、11は冷却
部、12は両端でそれぞれ加熱源2と冷却部11に固着
されている薄肉構造の中空部材、13は冷却部11に常
時、冷媒を循環供給させるサーキュレータ、14は加熱
源2と冷却部11と中空部材12とで形成される気密空
間、15は気密空間14を真空状態にするための真空排
気手段、16は気密空間14にガスを供給するためのガ
ス供給源、17、18はそれぞれ真空排気手段15とガ
ス供給源16とを気密空間14と接続するためのバル
ブ、19は気密空間14にガスを供給すると同時にガス
を排出するためのバルブである。
【0013】この実施例では、例えば中空部材12は
0.3mm程度の厚さにし、被加熱物1の横寸法を10
0mm程度、気密空間14の横方向寸法を120mm程
度、加熱源2と冷却部11との間隔、即ち中空部材12
の長さを50mm程度に構成している。
【0014】このように構成された加熱装置において、
被加熱物1を昇温する時はバルブ17を開け、バルブ1
8、19を閉める。真空排気手段15によって気密空間
14を、例えば10-2Torr程度の真空状態にし、電
源6より電力を加熱源2に供給して加熱する。加熱状態
における冷却部11への熱の移動は、外周部の薄肉構造
の中空部材12からの伝導と加熱源2と冷却部11が対
向している面間の輻射によるものとなり、熱の散逸は少
ない。
【0015】また、被加熱物1を降温する時は、加熱源
2への電力の供給を止め、バルブ17を閉め、バルブ1
8を開ける。ガス供給源16より気密空間14へガス、
例えばヘリウムガスを供給する。気密空間14にガスを
供給することによりガスを介しての熱の移動が促進さ
れ、加熱源2を急速に降温することができる。また、バ
ルブ19を開けた状態で気密空間14にガスを供給する
ことで強制対流熱伝達により、加熱源2の冷却を促進す
ることもできる。
【0016】実施例2. 上記実施例1では、気密空間14のギャップ長と加熱源
2の下面と冷却部11の上面の距離が同じものを示して
いるが、図2に示す実施例2では、冷却部11を凸の形
状にし、中空部材12の長さを加熱源2の下面と冷却部
11の上面の間隔より長くしている。この実施例では加
熱源2の下面と冷却部11の上面の間隔は例えば、0.
2mm〜0.3mmとしている。これによれば、加熱源
2に冷却部11の上面を接近させることで、昇温時には
中空部材を介して外周部からの熱伝導による熱の散逸を
少なくできる。またこれと共に、降温時には加熱源2か
ら冷却部11上面への熱の移動量をさらに多くすること
ができる。
【0017】この実施例によれば、500度Cから室温
に下げるのに従来90分〜120分かかっていたもの
を、30分〜40分程度で降温することができた。
【0018】実施例3.この実施例は加熱源2と冷却部
11の対向する面に、輻射率を小さくする表面処理を施
すものである。例えば、対向するそれぞれの面に金など
をコーティングすることで輻射率を小さくすることがで
き、昇温時の加熱源2からの熱の散逸を少なくできる。
【0019】実施例4.図3は加熱源2と冷却部11を
連結する構造として、中空部材12の冷却部11側の端
面をフランジ構造とし、Oリングなどのシール材20を
介してボルトなどの締結具で固定するものである。加熱
源2を脱着可能にすることで、加熱源2の劣化や故障に
際して容易に交換できる。
【0020】なお、上記実施例では加熱源と冷却部を連
結し、加熱源と冷却部の間に気密空間を形成するために
中空部材を用いていたが、加熱源の外周部を薄肉構造と
し、冷却部と気密に固着するように構成しても同様の効
果を得られることはいうまでもない。
【0021】また、真空排気する時の真空度は、上記実
施例に限るものではなく、1Torr以下であれば効果
がある。また、気密空間に充填するガスはヘリウムガス
に限るものではない。
【0022】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、被加
熱物を加熱する加熱源と、加熱源の外周部に固着した中
空部材と、中空部材の加熱源側と反対側に固着した冷却
部と、加熱源と中空部材と冷却部とで形成される気密空
間を真空排気する真空排気手段と、気密空間にガスを供
給するガス供給源とを備え、被加熱物を加熱源で加熱す
る時は、真空排気手段により気密空間を真空状態にし、
被加熱物を冷却する時には、ガス供給源により気密空間
にガスを充填したので、被加熱物を昇温する時には急速
に温度が上がり、降温する時には急速に温度が下がる加
熱装置を得ることができるという効果がある。
【0023】また、さらに、冷却部の断面形状を凸形と
し、その凸部で加熱源と冷却部が対向する面の間隔より
外周部に固着した中空部材の長さを長くしたので、より
効率よく昇温、降温できるという効果もある。
【0024】また、さらに、中空部材の冷却部側端面に
フランジ部を設け、このフランジ部でシール材を介して
冷却部に脱着可能としたので、上記効果に加えて、加熱
源の劣化や故障に際して容易に交換できる加熱装置が得
られる効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1による加熱装置を示す断面
図である。
【図2】この発明の実施例2による加熱装置を示す断面
図である。
【図3】この発明の実施例4による加熱装置を示す断面
図である。
【図4】従来の加熱装置の一例を示す断面図である。
【図5】従来の加熱装置の他の例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 被加熱物 2 加熱源 11 冷却部 12 中空部材 14 気密空間 15 真空排気手段 16 ガス供給源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−37945(JP,A) 特開 平7−66252(JP,A) 特開 平1−216550(JP,A) 特開 昭62−136040(JP,A) 特公 昭63−4702(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01L 21/66 G01R 31/26

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被加熱物を加熱する加熱源と、上記加熱
    源の外周部に固着した中空部材と、上記中空部材の上記
    加熱源側と反対側に固着した冷却部と、上記加熱源と上
    記中空部材と上記冷却部とで形成される気密空間を真空
    排気する真空排気手段と、上記気密空間にガスを供給す
    るガス供給源とを備え、上記被加熱物を上記加熱源で加
    熱する時は、上記真空排気手段により上記気密空間を真
    空状態にし、上記被加熱物を冷却する時は、上記ガス供
    給源により上記気密空間にガスを充填したことを特徴と
    する加熱装置。
  2. 【請求項2】 冷却部の断面形状を凸形とし、その凸部
    で加熱源と上記冷却部が対向する面の間隔より外周部に
    固着した中空部材の長さを長くしたことを特徴とする請
    求項第1項記載の加熱装置。
  3. 【請求項3】 中空部材の冷却部側端面にフランジ部を
    設け、このフランジ部でシール材を介して上記冷却部に
    脱着可能としたことを特徴とする請求項第1項または第
    2項記載の加熱装置。
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