JP2777959B2 - スープ等の容器に使用されるパン - Google Patents

スープ等の容器に使用されるパン

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JP2777959B2
JP2777959B2 JP5067304A JP6730493A JP2777959B2 JP 2777959 B2 JP2777959 B2 JP 2777959B2 JP 5067304 A JP5067304 A JP 5067304A JP 6730493 A JP6730493 A JP 6730493A JP 2777959 B2 JP2777959 B2 JP 2777959B2
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bread
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丈治 片岡
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A21BAKING; EDIBLE DOUGHS
    • A21CMACHINES OR EQUIPMENT FOR MAKING OR PROCESSING DOUGHS; HANDLING BAKED ARTICLES MADE FROM DOUGH
    • A21C15/00Apparatus for handling baked articles
    • A21C15/007Apparatus for filling baked articles

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Food Science & Technology (AREA)
  • Bakery Products And Manufacturing Methods Therefor (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、小麦粉等を原料にして
焼き上げられるパンを素材にして成形されるスープ等の
容器に使用されるパンに関する。
【0002】
【従来の技術】通常、小麦粉等を主原料にしてこれにパ
ン酵母としてのイースト、食塩、水等を加えて製造され
るパンはそのまゝ食品として食されるが、パンは知られ
るように原料となる粉によっても異なり、またイース
ト、食塩、水の外これに油脂、砂糖等の副材を入れるこ
とによっても異なる。また更にはイーストの種類、その
発酵時間によっても、整形、焼き上げの加熱度によって
もパンの性質は異なりその種類は極めて多種多様であ
る。従来これらパンの食し方は個人差、地域差等があっ
て一様ではないが、一般にはパンそのものをそのまゝ食
する場合と、これにバターやジャムを添えて、或いはサ
ンドイッチのように野菜類や肉類を添えて食する場合と
に分けることができる。
【0003】本発明は、従来上述した様なパンの食べ方
に対して、パンそのものをスープやミルク、或いは煮物
類の容器として利用する一方、これらスープ類の味をパ
ンの中に浸透させて容器にしたパンと共に食することが
できるようにしたスープ等の容器に使用されるパンに関
する。前述した様に、パンには種々の添え物があり、こ
れらの味付けで嗜好が変えられるが、食事においてパン
を食する場合しばしば煮物の汁やソース、スープ等にパ
ンを浸して味付けしながら食することが多い。この場
合、パンを適当な大きさに千切りながらソースやスープ
に浸して食するが、パンが溶ける程に浸すことはできず
その加減に注意しながら行うようにしている。
【0004】
【発明の目的】本発明は、従来のパンの食べ方におい
て、パンとスープ、煮汁等との馴染みのよさに鑑み、こ
れら両者の関係を一層密にして双方の味を充分引き立て
られるべく、また効率的に組合わせられるように発明さ
れたもので、その目的とするところはパン自体をスープ
や煮物或いはミルクや各種のサラダ類の容器とし、パン
の中にこれらの内容物を収め、同時にパンの風味をこれ
ら内容物に自動的に加えられるようにした容器として使
用されるパンを提供せんとするものである。
【0005】
【発明の構成】本発明に係るパンは上述の目的に基づき
なされたもので、その特徴とするところは中身を柔らか
くした略万頭形をなすパン主体の上縁肩部に沿って切込
を設け、中身の中央部分を取り除いてスープ等を入れる
有底の凹部を形成してなるスープ等の容器に使用される
パンを提供することにある。
【0006】周知の様にパンは主としてイーストの発酵
時間によってパンの硬さが調整されるが、上記パン主体
については生地の仕込みののち発酵の時間を通常の食パ
ンにおけると同様に設定してパン内部のすだちの目の大
きく開いたオープンなパンに仕上げる。パン主体はスー
プ、ソース類、サラダ類を直接入れる容器となるもの
で、略万頭形に形成される内部はイーストの発酵によっ
て中身の柔らかいパンに仕上げることが望まれ、その一
方、表皮となる表層部分は比較的高い温度で焼上げるこ
とによってフランスパン風のクラスティーな硬い皮に仕
上げることがのぞまれる。
【0007】尚、パン主体にスープ等を入れたとき水分
の湿潤によってパン主体が型崩れを起こさないよう上縁
肩部に沿って凹部の開口部を補強する縁取りパンを一体
に形成するとよい。この場合、上記縁取りパンはパン主
体と縁取りパンとを個別に生地作りをして、パン主体に
ついては略万頭形に整形し、縁取りパンについては丸棒
状に整形し、その後このパン生地をパン主体の上縁肩部
に沿って全周を取り巻くように巻き回して取り付け、そ
の後しばらく焙炉したところで焼き上げることで整形す
ることができる。
【0008】整形されたパンはこれを容器とするばあ
い、パン主体の上面を円形に切り込み、その表層部分と
共に中身をくり抜いて有底の凹部を作り、ここにスープ
類の溜め部を作ることになる。その一方、上記くり抜き
によって切り取った部分の表層部分を残してこれを上記
凹部の蓋とし、スープ類を収めたのち凹部の開口部に嵌
め付け被うものにする。尚、本発明に係るパンの大きさ
は任意であって特定されないが、例えば食事に提供され
るスープ類の量に適合させた大きさが基準となることは
説明するまでもないことであろう。以下、本発明を図示
する実施例について更に詳述しその特徴とするところを
明らかにする。
【0009】
【実施例】図1は本発明に係るパンの一実施例を示す斜
視図であり、図2は中央断面正面図である。本発明に係
るパンは略万頭形をなすパン主体1を基礎にしてこの実
施例ではパン主体の上縁肩部に沿って全周を取り巻くよ
うに一体に縁取りパン2を設けてある。上記縁取りパン
2によって囲まれたパン主体の上面部の中央部には摘み
3となる突出部が一体に設けられる。
【0010】パン主体1は後述するようにスープ類、サ
ラダ類を入れる容器となるもので、中身1aを柔らかく
した略食パンに近い焼き上がり状態のパンにしてある。
特にこのパン主体はナイフ等で上面から切込むことでス
ープ類を入れる凹部4を形成すること、そしてスープ類
をしみ込ませて一緒に食することから中身は切り込みや
すく、且つ食しやすい柔らかさであることが求められる
が、その反面、この中身1a部分を包む表層部分1bは
容器としての形状を維持すると共に、スープ類のしみ出
しを阻止することから目のつまった細かいクローズのパ
ン、更に言うならばフランスパン風のクラスティーな硬
質の表皮に仕上げられることが望まれる。パン主体1の
これらの特徴はパン製造工程で調整されるが、中身の柔
らかさは発酵の時間を長くすることで任意に決定でき、
また表層部分1bの硬さは焼き上げ時の温度を高くする
ことで調整される。
【0011】とこるで、前記縁取りパン2はパン主体1
の上縁部に一体に巻付けて主体の外形を保つためのもの
であり、硬質のパンからなる。このパンは上述の場合と
同様、生地の仕込みののちの発酵の時間を短くしてその
硬さを求めることができる。勿論、この硬さは主体の形
状を保持するのに必要な硬さであれば充分であると同時
に、この縁取りパン2自体も食することが可能であるよ
うにその硬さが選択されることは言うまでもない。この
縁取りパン2は小麦粉に所要量のイースト、食塩、水を
加えて混ねりして生地を作ったのち、丸棒状に成形す
る。これを別に万頭形に成形するパン主体1の生地の上
縁肩部に沿って貼り付けるように巻き回して両端2a,
2bを閉じ合わせ、一体に組付け全体のパンを成形した
のちオーブン内にて焼き上げ完成させることになる。摘
み3は縁取りパン2と同種の生地から作られる。この摘
みは次に説明する蓋の摘みとなり、また飾りとなるもの
である。
【0012】上述の様にして形成された本発明のパン主
体は、これを使用する場合、パン主体1の上面部分を縁
取りパン2の内周縁に沿ってナイフ等で円形に切込み、
先ず主体の中身1aの一部と共にその表層部分を抜き取
り、次に表層部分から中身の柔らかい部分を削り取って
蓋5を形成する。図2の2点鎖線はこの蓋5を切り取る
きり込み位置を示したもので、この浅い擂鉢形の切り込
みによって円盤形の蓋5が得られる。
【0013】そうしたのち、上記切り込み位置に沿って
更にパン主体の内部に向かって図3の2点鎖線に沿う如
く更に深く切り込み主体中央部分の中身1aを取り除
き、ここにスープ等内容物6を入れる有底の凹部4を形
成する。この凹部4の形成によって残された中身1aは
表層部分1bと共に容器の本体を構成すると共に、スー
プ等の浸透によって適宜溶解しパン風味を添えることに
なる。
【0014】本発明のパンは上述の如く構成され、使用
されるが、スープ類を入れる凹部4は使用時に切り取っ
て形成してもよいが、パンの焼き上げののち予め切り取
っておくとよい。また凹部の大きさ、深さは投入する内
容物の量によって自由に選択される。一方、この切り取
りに当たって形成される蓋5は凹部4の開口部7をテー
パー形にすることで内部に落ち込まないものとすること
ができると共に、内容物の露出を防止できるので暖かさ
を求めるスープ類の容器とする場合有効に機能すること
になる。
【0015】
【発明の効果】以上、本発明を実施例につき詳述した
が、本発明によれば、パン自体が容器となってスープ、
煮物類或いはミルク等液状のもの、或いはサラダ類等を
収めることができると共に、収めた内容物がパンにしみ
込んでパンの風味と一体となり、しかもパンの溶け出し
によって一緒に食することができることから極めて趣味
に富んだパンを提供することができる。また、パン主体
は縁取りパンによって外形を補強されていることからス
ープ等を入れても或る程度の時間、少なくとも食事に要
する時間内の形状保持が可能であることから容器として
の機能を充分達成することができると共に、最終的には
この容器自体を食することができるので後始末の問題も
解決でき極めて好都合である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図。
【図2】中央縦断正面図。
【図3】パン主体の上面部を切り取った状態の中央縦断
正面図。
【図4】パン主体に凹部を形成しスープ類の内容物を収
めると共に蓋をその上方に臨ませた分解状態の中央縦断
正面図である。
【符号の説明】
1 パン主体 1a 中身 1b 表層部分 2 縁取りパン 4 凹部 5 蓋 6 スープ等の内容物

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中身を柔らかくした万頭形をなすパン主
    体の上面から切込んで中身の中央部分を切り取り、該パ
    ン主体にスープ等を入れる有底の凹部を形成してなるこ
    とを特徴としたスープ等の容器に使用されるパン。
  2. 【請求項2】 請求項1の記載において、パン主体の中
    央部を切り取った切り取り部分の表層部分を凹部の蓋と
    することを特徴としたスープ等の容器に使用されるパ
    ン。
  3. 【請求項3】 請求項2の記載において、パン主体の凹
    部にスープ等の内容物を入れ、且つ凹部の開口部を切り
    取りによって形成した蓋で被ってなることを特徴とした
    スープ等の容器に使用されるパン。
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