JP2776901B2 - 純粋3‐ブテニルトリオルガニルオキシシランの製造方法、それを製造するための中間体、およびそれを含有するゴム混合物 - Google Patents
純粋3‐ブテニルトリオルガニルオキシシランの製造方法、それを製造するための中間体、およびそれを含有するゴム混合物Info
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- C07F7/1804—Compounds having Si-O-C linkages
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- C07F7/1892—Preparation; Treatments not provided for in C07F7/20 by reactions not provided for in C07F7/1876 - C07F7/1888
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- C08K5/00—Use of organic ingredients
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、純粋3−ブテニルトリオルガニルオキシシ
ランの製造方法、中間体3,4−ジクロロブチルトリオル
ガニルオキシシランおよび過酸化物で加硫可能なゴム混
合物に関する。
ランの製造方法、中間体3,4−ジクロロブチルトリオル
ガニルオキシシランおよび過酸化物で加硫可能なゴム混
合物に関する。
このようなブテニルトリオルガニルオキシシランの製
造はCapka et al.著、Collect.Czech.Chem.Commun.197
6,41(4)1024−9(C.A.85:78183m(1976))に記載
され、もちろん(C2H5O)3SiHと1,3−ブタジエンとの付
加反応は選択的に進行しないことが示されている。
造はCapka et al.著、Collect.Czech.Chem.Commun.197
6,41(4)1024−9(C.A.85:78183m(1976))に記載
され、もちろん(C2H5O)3SiHと1,3−ブタジエンとの付
加反応は選択的に進行しないことが示されている。
これと同様の問題はC.A.87:152308r(1977)にも論じ
られている。この引用によると、(C2H5O)3Si−CH2−C
H2−CH=CH2は1,3−ブタジエンと(C2H5O)3SiHとのヒ
ドロシリル化により主生成物として得られる。C−C二
重結合に関する2種の位置異性ブテニルシランとともに
いずれにせよ著しくわずかな収率で得られるにすぎな
い。これは、チエコスロバキヤ国特許第171597号明細書
(15.02.1978)、(C.A.89:215545e(1978))により確
認され、この明細書から表題化合物が有機ポリマーと無
機充填剤との間の付着を改善した特性を有することを推
知することもできる。
られている。この引用によると、(C2H5O)3Si−CH2−C
H2−CH=CH2は1,3−ブタジエンと(C2H5O)3SiHとのヒ
ドロシリル化により主生成物として得られる。C−C二
重結合に関する2種の位置異性ブテニルシランとともに
いずれにせよ著しくわずかな収率で得られるにすぎな
い。これは、チエコスロバキヤ国特許第171597号明細書
(15.02.1978)、(C.A.89:215545e(1978))により確
認され、この明細書から表題化合物が有機ポリマーと無
機充填剤との間の付着を改善した特性を有することを推
知することもできる。
エマルジヨン中の表題化合物をガラス繊維の前処理の
ための使用法はチエコスロバキア国特許第221181号B明
細書(C.A.105:25289a(1986))(15.03.1986)に記載
されている。製造方法はこの刊行物からは推知できな
い。
ための使用法はチエコスロバキア国特許第221181号B明
細書(C.A.105:25289a(1986))(15.03.1986)に記載
されている。製造方法はこの刊行物からは推知できな
い。
E.Lukevics et al.,J.Organomet.Chem.Libr.,5(197
7)26,には、1,3−ブタジエンとのトリクロロシラン付
加物が記載されており、この際1,2−付加物から期待さ
れる化合物Cl3Si−CH2−CH2−CH=CH2は少量生成される
にすぎない。というのは二重結合の異なる1,4付加物、
二重のシリル化およびテロ重合をも受け入れなければな
らないためである。続いてトリクロロシリル基をアルコ
ールでエステル化して式Iの所望の生成物にする際に、
さらにその際遊離する塩化水素が残つた二重結合に付加
する危険が生じる。
7)26,には、1,3−ブタジエンとのトリクロロシラン付
加物が記載されており、この際1,2−付加物から期待さ
れる化合物Cl3Si−CH2−CH2−CH=CH2は少量生成される
にすぎない。というのは二重結合の異なる1,4付加物、
二重のシリル化およびテロ重合をも受け入れなければな
らないためである。続いてトリクロロシリル基をアルコ
ールでエステル化して式Iの所望の生成物にする際に、
さらにその際遊離する塩化水素が残つた二重結合に付加
する危険が生じる。
従つて、本発明の課題は、末端のC−C二重結合を有
する純粋な、加水分解可能なブテニルシランを選択的に
製造する方法を提供することである。末端のC−C二重
結合は、公知の、わずかな立体要求により説明可能な、
中央のC−C二重結合と比較して高い反応性により、使
用において、たとえば過酸化物により迅速に架橋する
か、または他のモノマーと迅速に共重合するといつた利
点が期待される。
する純粋な、加水分解可能なブテニルシランを選択的に
製造する方法を提供することである。末端のC−C二重
結合は、公知の、わずかな立体要求により説明可能な、
中央のC−C二重結合と比較して高い反応性により、使
用において、たとえば過酸化物により迅速に架橋する
か、または他のモノマーと迅速に共重合するといつた利
点が期待される。
この課題は、一般式: (RO)3−Si−CH2−CH2−CH=CH2 I 〔式中RはC1−C8アルキル基、アリール基、アラルキル
基、特にCH3−、C2H5−、C6H3−、C6H5−CH2−を表わ
す〕で示される純粋、つまり異性体不含の3−ブテニル
トリオルガニルオキシシランを製造する方法において、 a) 3,4−ジクロロブテン−1をトリクロロシランで
ヒドロシリル化し、生じた3,4−ジクロロブチルトリク
ロロシランを留去し、 b) この化合物を、一般式:ROH(式中Rは前記のもの
を表わす)で示されるアルコールでエステル化し、 c) 得られた3,4−ジクロロブチルトリオルガニルオ
キシシランを、蒸留精製した後に、ナトリウム金属で脱
ハロゲンし、 d) 式Iの生成物を単離することを特徴とする純粋3
−ブテニルトリオルガニルオキシシランの製造方法によ
り解決した。
基、特にCH3−、C2H5−、C6H3−、C6H5−CH2−を表わ
す〕で示される純粋、つまり異性体不含の3−ブテニル
トリオルガニルオキシシランを製造する方法において、 a) 3,4−ジクロロブテン−1をトリクロロシランで
ヒドロシリル化し、生じた3,4−ジクロロブチルトリク
ロロシランを留去し、 b) この化合物を、一般式:ROH(式中Rは前記のもの
を表わす)で示されるアルコールでエステル化し、 c) 得られた3,4−ジクロロブチルトリオルガニルオ
キシシランを、蒸留精製した後に、ナトリウム金属で脱
ハロゲンし、 d) 式Iの生成物を単離することを特徴とする純粋3
−ブテニルトリオルガニルオキシシランの製造方法によ
り解決した。
ヒドロシリル化は均一相または不均一相中で行うこと
ができる。
ができる。
均一相で作業する場合、トリクロロシランと、3,4−
ジクロロブテン−1は、一般に、1.0〜1.3:1のモル比
で、常用のPt触媒の存在下に、常圧で、25〜150℃、有
利に35〜120℃の温度で、相互に反応させる。
ジクロロブテン−1は、一般に、1.0〜1.3:1のモル比
で、常用のPt触媒の存在下に、常圧で、25〜150℃、有
利に35〜120℃の温度で、相互に反応させる。
均一触媒として、一般にヘキサクロロ白金酸、白金−
(II)アセチルアセトネートまたは参考文献から公知の
ようなもの、(たとえばB.E.Lukevics et al.,J.Organo
met.Chem.Libr.5(1977),3−5参照)、有機溶剤中に
可溶性の白金化合物、ならびに触媒として活性の遷移金
属、コバルト、ニツケル、ロジウム、パラジウムまたは
オスミウムの可溶性錯体(たとえばJ.L.Speier,Aclv.Or
ganomet.Chem.17(1979),428参照)が適している。
(II)アセチルアセトネートまたは参考文献から公知の
ようなもの、(たとえばB.E.Lukevics et al.,J.Organo
met.Chem.Libr.5(1977),3−5参照)、有機溶剤中に
可溶性の白金化合物、ならびに触媒として活性の遷移金
属、コバルト、ニツケル、ロジウム、パラジウムまたは
オスミウムの可溶性錯体(たとえばJ.L.Speier,Aclv.Or
ganomet.Chem.17(1979),428参照)が適している。
不均一触媒、たとえば有機溶媒中に不溶性触媒を使用
する場合、トリクロロシランと3,4−ジクロロブテン−
1との混合物は一般に、液相中で1.0〜1.3:1のモル比
で、1〜5atmの圧力で触媒床に通され、この触媒床は付
加的に外部から加熱することにより一定の温度に保持す
ることができる。この触媒固定床中の双方の反応体の滞
留時間は、通過した後の3,4−ジクロロブチルトリクロ
ロシランへの変換が、3,4−ジクロロブテン−1に対し
て実際に完全であるように選択すべきである。触媒活性
中枢としては、特に白金、ならびにたとえばパラジウ
ム、ロジウム、オスミウム、コバルトおよびニツケルが
挙げられる適当な不溶性担体は、無機物(たとえばシリ
カゲル、一酸化アルミニウム、活性炭)ならびに有機物
(たとえばポリスチロール/ジビニルベンゼン、ポリメ
チルメタクリレート/ジビニルベンゼン)である(E.Lu
kevice et al.,J.Organomet.Chem.Libr.5(1977),5−
6参照)。商業的に使用される工程にとつて、活性炭上
の白金触媒は不均一系ヒドロシリル化触媒として特に有
利である(たとえば米国特許第2637738号、西ドイツ国
特許出願公開第2815316号明細書)。
する場合、トリクロロシランと3,4−ジクロロブテン−
1との混合物は一般に、液相中で1.0〜1.3:1のモル比
で、1〜5atmの圧力で触媒床に通され、この触媒床は付
加的に外部から加熱することにより一定の温度に保持す
ることができる。この触媒固定床中の双方の反応体の滞
留時間は、通過した後の3,4−ジクロロブチルトリクロ
ロシランへの変換が、3,4−ジクロロブテン−1に対し
て実際に完全であるように選択すべきである。触媒活性
中枢としては、特に白金、ならびにたとえばパラジウ
ム、ロジウム、オスミウム、コバルトおよびニツケルが
挙げられる適当な不溶性担体は、無機物(たとえばシリ
カゲル、一酸化アルミニウム、活性炭)ならびに有機物
(たとえばポリスチロール/ジビニルベンゼン、ポリメ
チルメタクリレート/ジビニルベンゼン)である(E.Lu
kevice et al.,J.Organomet.Chem.Libr.5(1977),5−
6参照)。商業的に使用される工程にとつて、活性炭上
の白金触媒は不均一系ヒドロシリル化触媒として特に有
利である(たとえば米国特許第2637738号、西ドイツ国
特許出願公開第2815316号明細書)。
ヒドロシリル化の際に得られた反応混合物を蒸留した
後に、3,4−ジクロロブチルトリクロロシランは無色の
低粘度の液体として生じる。
後に、3,4−ジクロロブチルトリクロロシランは無色の
低粘度の液体として生じる。
引き続きトリクロロシリル基は一般に公知の方法によ
り、所望のアルコール、特にメタノール、エタノールで
エステル化される(たとえば西ドイツ国特許出願公開第
2061189号、英国特許第1359312号明細書参照)。
り、所望のアルコール、特にメタノール、エタノールで
エステル化される(たとえば西ドイツ国特許出願公開第
2061189号、英国特許第1359312号明細書参照)。
中間体として得られる、一般式III: (RO)3Si−CH2−CH2−CH(Cl)−CH2−Cl で示される3,4−ジクロロブチルトリオルガニルオキシ
シランは簡単な蒸留により精製することができ、これは
同様に本発明の対象である。
シランは簡単な蒸留により精製することができ、これは
同様に本発明の対象である。
最後の反応工程として、次に溶解したかまたは液化し
たナトリウム金属を用いた脱ハロゲンが行なわれ、この
際食塩が形成される。
たナトリウム金属を用いた脱ハロゲンが行なわれ、この
際食塩が形成される。
これらの反応は液体アンモニア中で低温でも反応媒体
としてトルエンまたはキシレン中で110〜140℃の温度で
もほぼ定量収率で行なわれる。
としてトルエンまたはキシレン中で110〜140℃の温度で
もほぼ定量収率で行なわれる。
ナトリウムおよび一般式IIIのジクロロブチルシラン
は2〜2.1:1のモル比で使用される。その際、意想外に
ナトリウム金属とオルガニルオキシシリル基との副反応
は行なわれない。
は2〜2.1:1のモル比で使用される。その際、意想外に
ナトリウム金属とオルガニルオキシシリル基との副反応
は行なわれない。
反応の有役な進行のために、オルガノシラン使用成分
(溶剤と共に)を装入してから液体ナトリウムを供給す
るかどうかまたは逆の添加順序を選択するかどうかは重
要でない。
(溶剤と共に)を装入してから液体ナトリウムを供給す
るかどうかまたは逆の添加順序を選択するかどうかは重
要でない。
本発明は、本発明により製造された化合物を、ケイ酸
塩性の充填剤、場合によりカーボンブラツクと混合して
含有する加硫可能なゴム混合物に使用することにも関す
る。
塩性の充填剤、場合によりカーボンブラツクと混合して
含有する加硫可能なゴム混合物に使用することにも関す
る。
ケイ酸塩性充填剤、たとえば沈降ケイ酸を高い割合で
含有すべき、過酸化物で加硫可能なゴム混合物中には、
加硫物に十分に良い特性を与えるために、オルガノシラ
ンを使用しなければならないことは公知である。
含有すべき、過酸化物で加硫可能なゴム混合物中には、
加硫物に十分に良い特性を与えるために、オルガノシラ
ンを使用しなければならないことは公知である。
従来の技術によるこの種の混合物は、オルガノシラン
として通常ビニルトリス(2−メトキシエトキシ)シラ
ンを含有していた。しかし、混合物の製造/加硫の際に
生じる分解生成物は毒性において懸念あるものとして位
置づけられていた。
として通常ビニルトリス(2−メトキシエトキシ)シラ
ンを含有していた。しかし、混合物の製造/加硫の際に
生じる分解生成物は毒性において懸念あるものとして位
置づけられていた。
本発明により、このゴム混合物は、その代りに一般式
II: (RO)3Si−CH2−CH2−CH=CH2 で示される1種以上の化合物を0.2−15phr有利に0.2−6
phrの量で含有する。
II: (RO)3Si−CH2−CH2−CH=CH2 で示される1種以上の化合物を0.2−15phr有利に0.2−6
phrの量で含有する。
加硫可能なゴム混合物のその化の成分は、当業者には
公知である。
公知である。
使用可能なゴムには、単独または相互に混合した、た
とえば油で延伸していてもよい天然ゴムもしくは合成ゴ
ム、たとえばブタジエンゴム、イソプレンゴム、ブタジ
エンスチレンゴム、ブタジエンアクリルニトリルゴム、
エチレンと、プロピレンと、非共役ジエンとからのター
ボリマー、水素化アクリルニトリルゴムおよびクロロス
ルホン化ポリエチレンが挙げられる。他のポリマーを二
次的量で含有するゴム配合物も同様に本発明により使用
することができる。
とえば油で延伸していてもよい天然ゴムもしくは合成ゴ
ム、たとえばブタジエンゴム、イソプレンゴム、ブタジ
エンスチレンゴム、ブタジエンアクリルニトリルゴム、
エチレンと、プロピレンと、非共役ジエンとからのター
ボリマー、水素化アクリルニトリルゴムおよびクロロス
ルホン化ポリエチレンが挙げられる。他のポリマーを二
次的量で含有するゴム配合物も同様に本発明により使用
することができる。
本発明により使用可能なケイ酸塩性充填剤もしくは2
種以上の充填剤の混合物としての充填剤はゴム工業にお
いて公知の充填剤である。この場合、“ケイ酸塩性充填
剤”とは概括名詞であり、ケイ酸塩からなるか、ケイ酸
塩を含有するかおよび/または広義においてケイ酸塩を
化学的に結合して含有しているゴムと相容性ないしはゴ
ム中で相容性ないしはゴム混合物に加工可能な充填剤で
ある。特にケイ酸塩性充填剤には次のものが数えられ
る: −約5〜300、有利には5〜250m2/gの範囲内の比表面積
(N2で測定したBET表面積)を有し、約10〜400nmの範囲
内の1次粒子を有する高分散性ケイ酸充填剤(たとえば
ケイ酸塩溶液からの無機酸を用いた沈殿、熱水分解、揮
発性ケイ素ハロゲン化物の加水分解的および/または酸
化的高温反応、またはアーク法により製造することがで
きる)。このケイ酸は、場合により混合酸化物、または
アルミニウム、マグネシウム、カルシウム、バリウム、
亜鉛、ジルコニウム、および/またはチタンの金属酸化
物との酸化物混合物として存在していてもよい。
種以上の充填剤の混合物としての充填剤はゴム工業にお
いて公知の充填剤である。この場合、“ケイ酸塩性充填
剤”とは概括名詞であり、ケイ酸塩からなるか、ケイ酸
塩を含有するかおよび/または広義においてケイ酸塩を
化学的に結合して含有しているゴムと相容性ないしはゴ
ム中で相容性ないしはゴム混合物に加工可能な充填剤で
ある。特にケイ酸塩性充填剤には次のものが数えられ
る: −約5〜300、有利には5〜250m2/gの範囲内の比表面積
(N2で測定したBET表面積)を有し、約10〜400nmの範囲
内の1次粒子を有する高分散性ケイ酸充填剤(たとえば
ケイ酸塩溶液からの無機酸を用いた沈殿、熱水分解、揮
発性ケイ素ハロゲン化物の加水分解的および/または酸
化的高温反応、またはアーク法により製造することがで
きる)。このケイ酸は、場合により混合酸化物、または
アルミニウム、マグネシウム、カルシウム、バリウム、
亜鉛、ジルコニウム、および/またはチタンの金属酸化
物との酸化物混合物として存在していてもよい。
−約20〜300m2/gの比表面積および約10〜400nmの1次粒
子を有する合成ケイ酸塩、たとえばケイ酸アルミニウム
またはアルカリ土類金属ケイ酸、たとえばケイ酸マグネ
シウムまたはケイ酸カルシウム。
子を有する合成ケイ酸塩、たとえばケイ酸アルミニウム
またはアルカリ土類金属ケイ酸、たとえばケイ酸マグネ
シウムまたはケイ酸カルシウム。
−天然ケイ酸塩、たとえばカオリン、粘土、白土ならび
に天然ケイ酸、たとえば石英およびケイソウ土。
に天然ケイ酸、たとえば石英およびケイソウ土。
−ガラス繊維およびガラス繊維製品、マツト、ストラン
ド、織物、積層品等ならびにマイクロガラス球。
ド、織物、積層品等ならびにマイクロガラス球。
充填剤混合物としては、ケイ酸/カオリンまたはケイ
酸ガラス繊維/アスベストならびにケイ酸塩含有補強充
填剤と公知ゴムカーボンブラツク、たとえばケイ酸/ISA
F−カーボンブラツクまたはケイ酸/ガラス繊維/HAF−
カーボンブラツクが挙げられる。
酸ガラス繊維/アスベストならびにケイ酸塩含有補強充
填剤と公知ゴムカーボンブラツク、たとえばケイ酸/ISA
F−カーボンブラツクまたはケイ酸/ガラス繊維/HAF−
カーボンブラツクが挙げられる。
カーボンブラツクは、付加的に本発明によるゴム混合
物中に、加硫物の灰色または黒色の着色ばかりでなく、
特別な価値ある加硫物特性を達成するために添加するこ
とができる。カーボンブラツクは、新規ゴム混合物中に
使用したゴム100重量部に対して、150重量%まで、有利
に0.1〜80重量部の量で使用される。
物中に、加硫物の灰色または黒色の着色ばかりでなく、
特別な価値ある加硫物特性を達成するために添加するこ
とができる。カーボンブラツクは、新規ゴム混合物中に
使用したゴム100重量部に対して、150重量%まで、有利
に0.1〜80重量部の量で使用される。
ゴム混合物中にケイ酸塩性充填剤およびカーボンブラ
ツクが存在する場合、ゴム100重量部に対して、総充填
剤含量は最高で400重量部に制限される。活性ケイ酸充
填剤の場合、上限として150重量%が考察される。
ツクが存在する場合、ゴム100重量部に対して、総充填
剤含量は最高で400重量部に制限される。活性ケイ酸充
填剤の場合、上限として150重量%が考察される。
さらに、ゴム混合物が可塑剤または可塑化油たとえば
パラフイン性可塑化油を含有する場合、特に有利であ
る。可塑化油の含量は、広範囲で変動することができ、
0.5または5重量部より多く、特に10よりも多く約100重
量部までであつてもよい。
パラフイン性可塑化油を含有する場合、特に有利であ
る。可塑化油の含量は、広範囲で変動することができ、
0.5または5重量部より多く、特に10よりも多く約100重
量部までであつてもよい。
さらに本発明によるゴム混合物には、同様にゴム工業
において使用される多価金属の酸化物を、ゴム100重量
部に対して1〜10重量部の量で添加することができる。
金属酸化物には、第1に特に微細粒の形の酸化亜鉛が教
えられる。
において使用される多価金属の酸化物を、ゴム100重量
部に対して1〜10重量部の量で添加することができる。
金属酸化物には、第1に特に微細粒の形の酸化亜鉛が教
えられる。
架橋剤としてゴム加工工業において使用されている過
酸化物が適している。使用可能な過酸化物には、たとえ
ば過酸化ベンゾイル、1,3−ビス(t−ブチル−ペルオ
キシ−イソプロピル)ベンゼン、p−クロロベンゾイル
ペルオキシド、t−ブチルクミルペルオキシド、ジ−t
−ブチルペルオキシド、ジクミルペルオキシドおよび2,
5−ジメチル−3,5−(ジ−t−ブチルペルオキシ)ヘキ
サン。
酸化物が適している。使用可能な過酸化物には、たとえ
ば過酸化ベンゾイル、1,3−ビス(t−ブチル−ペルオ
キシ−イソプロピル)ベンゼン、p−クロロベンゾイル
ペルオキシド、t−ブチルクミルペルオキシド、ジ−t
−ブチルペルオキシド、ジクミルペルオキシドおよび2,
5−ジメチル−3,5−(ジ−t−ブチルペルオキシ)ヘキ
サン。
新規ゴム混合物は次のように製造される。2工程の混
合周期が有利である。第1混合工程ではニーダー装置中
で流動温度55〜60℃で次の成分を混合し:初めの1分間
にゴム、ケイ酸塩性充填剤、本発明によるシラン、軟化
油、酸化亜鉛および過酸化物以外の全ての薬品;合せて
4分後に混合物をニーダーから取り出す。
合周期が有利である。第1混合工程ではニーダー装置中
で流動温度55〜60℃で次の成分を混合し:初めの1分間
にゴム、ケイ酸塩性充填剤、本発明によるシラン、軟化
油、酸化亜鉛および過酸化物以外の全ての薬品;合せて
4分後に混合物をニーダーから取り出す。
第2混合工程で、第1混合工程からの前混合物にロー
ラー上で流動温度約15℃で過酸化物を添加する。
ラー上で流動温度約15℃で過酸化物を添加する。
この2工程の混合工程では混合物が時前に加硫するの
を避ける。前記のゴム混合物およびその加硫物の工業的
使用範囲は、たとえば次のようなものである: 工業的ゴム製品、たとえばケーブル被覆、ホース、耐
熱ホース、ローラー被覆、絶縁材、パツキン、射出成形
品および内張り。
を避ける。前記のゴム混合物およびその加硫物の工業的
使用範囲は、たとえば次のようなものである: 工業的ゴム製品、たとえばケーブル被覆、ホース、耐
熱ホース、ローラー被覆、絶縁材、パツキン、射出成形
品および内張り。
全反応はガラス製の実験用標準装置中で窒素雰囲気下
で実施した。
で実施した。
例 1 3,4−ジクロロブチルトリクロロシラン, Cl3Si−CH2−CH2−CH(Cl)−CH2−Cl: a) 均一Pt触媒下での製造 トリクロロシラン596g(4.4モル、過剰量)および3,4
−ジクロロブテン−1 500g(4モル)を混合した。こ
の混合物にPt(II)−アセチルアセトネート0.4gを添加
し、その際温度は自ら漸次95℃に上昇した。この温度で
4時間かけて残りのトリクロロシラン/オレフイン混合
物を添加し、なお92℃で30分後反応させた。過剰のトリ
クロロシランと、他の易揮発性成分とを真空中で留去し
た。引き続き、こうして得られた粗製生成物826g(=理
論値の79.3%)を、蒸留精製した。主留分として3,4−
ジクロロブチルトリクロロシラン705g(=理論値の67.7
%)が得られた(物質データは、表1参照)。
−ジクロロブテン−1 500g(4モル)を混合した。こ
の混合物にPt(II)−アセチルアセトネート0.4gを添加
し、その際温度は自ら漸次95℃に上昇した。この温度で
4時間かけて残りのトリクロロシラン/オレフイン混合
物を添加し、なお92℃で30分後反応させた。過剰のトリ
クロロシランと、他の易揮発性成分とを真空中で留去し
た。引き続き、こうして得られた粗製生成物826g(=理
論値の79.3%)を、蒸留精製した。主留分として3,4−
ジクロロブチルトリクロロシラン705g(=理論値の67.7
%)が得られた(物質データは、表1参照)。
b)不均一Pt触媒下での製造: 3,4−ジクロロブテ−1とトリクロロシランとの正確
な化学量論的混合物から、毎時286ml(1.37モル/h)を7
50mmの容量の、不均一白金触媒を充填した二重壁貫流反
応器中へ65℃のジヤケツト温度で供給した。
な化学量論的混合物から、毎時286ml(1.37モル/h)を7
50mmの容量の、不均一白金触媒を充填した二重壁貫流反
応器中へ65℃のジヤケツト温度で供給した。
3.5時間の運転時間の後に液状の生成物混合物1239.4g
(期待量の99.3%)が得られた。
(期待量の99.3%)が得られた。
この生成物混合物の1H−NMRスペクトルから次の組成
物を誘導することができた: 3,4−ジクロロブチルトリクロロシラン 86モル%=91.5重量% 3,4−ジクロロブテン−1 9モル%=4.6重量% n−ブチルトリクロロシラン 5モル%=3.9重量% 例 2 3,4−ジクロロブチルトリアルコキシシラン,(RO)3
Si−CH2−CH2−CH(Cl)−CH2−Cl: a) メタノールでのエステル化 3,4−ジクロロブチルトリクロロシラン1264.4g(4.85
モル)を20〜30℃で4時間かけてメタノール513.3g(16
モル,過剰量)でエステル化し、その際反応混合物は迅
速にHClを除去するために強力に窒素を流し込んだ。引
き続き加熱し、約75℃で2時間撹拌した。反応混合物を
冷却した後に、粗製生成物1142g(理論値の95.3%)が
得られ、これから蒸留により精製生成物1072g(理論値
の89.4%)が得られた(物質データ、表1参照、1H−NM
R−スペクトル、第1図参照)。
物を誘導することができた: 3,4−ジクロロブチルトリクロロシラン 86モル%=91.5重量% 3,4−ジクロロブテン−1 9モル%=4.6重量% n−ブチルトリクロロシラン 5モル%=3.9重量% 例 2 3,4−ジクロロブチルトリアルコキシシラン,(RO)3
Si−CH2−CH2−CH(Cl)−CH2−Cl: a) メタノールでのエステル化 3,4−ジクロロブチルトリクロロシラン1264.4g(4.85
モル)を20〜30℃で4時間かけてメタノール513.3g(16
モル,過剰量)でエステル化し、その際反応混合物は迅
速にHClを除去するために強力に窒素を流し込んだ。引
き続き加熱し、約75℃で2時間撹拌した。反応混合物を
冷却した後に、粗製生成物1142g(理論値の95.3%)が
得られ、これから蒸留により精製生成物1072g(理論値
の89.4%)が得られた(物質データ、表1参照、1H−NM
R−スペクトル、第1図参照)。
b) エタノールでのエステル化: 同様に3,4−ジクロロブチルシラン809.6g(3.1モル)
とエタノール472.5g(10.3モル、過剰量)とから粗製シ
ラン877.1g(理論値の97.5%)が得られ、蒸留精製した
シラン803.7g(理論値の89.4%)が得られた(表1参
照)。
とエタノール472.5g(10.3モル、過剰量)とから粗製シ
ラン877.1g(理論値の97.5%)が得られ、蒸留精製した
シラン803.7g(理論値の89.4%)が得られた(表1参
照)。
例 3 3−ブテニルトリアルコキシシラン、 (RO)3Si−CH2−CH2−CH=CH2 a) 液状アンモニア中でのナトリウムでの脱塩素: 500mlフラスコ中にナトリウム23g(1モル)を装入
し、−70℃でアンモニア約150mlを凝縮導入した。生じ
た深青色溶液に−55℃で1時間かけて3,4−ジクロロブ
チルトリメトキシシラン123.6g(0.5モル)を滴加し、
その際反応混合物は著しく退色した。生じた無色の粘稠
性懸濁液からアンモニアを1晩じゆう留去し、無色残分
をn−ペンタン150mlと反応させ、NaCl56.9g を濾過により除去し、溶剤を取り除いた後に、待期量に
相当する無色液体88.2gが得られた。これから蒸留する
ことにより純粋3−ブテニルトリメトキシシラン75.7g が得られた(表1参照)。
し、−70℃でアンモニア約150mlを凝縮導入した。生じ
た深青色溶液に−55℃で1時間かけて3,4−ジクロロブ
チルトリメトキシシラン123.6g(0.5モル)を滴加し、
その際反応混合物は著しく退色した。生じた無色の粘稠
性懸濁液からアンモニアを1晩じゆう留去し、無色残分
をn−ペンタン150mlと反応させ、NaCl56.9g を濾過により除去し、溶剤を取り除いた後に、待期量に
相当する無色液体88.2gが得られた。これから蒸留する
ことにより純粋3−ブテニルトリメトキシシラン75.7g が得られた(表1参照)。
b) キシレン中でナトリウムでの脱塩素: ナトリウム115.0g(5モル)およびキシレン1000mlを
強力に撹拌しながら、135℃で加熱し、Naエマルシヨン
が生じた。さらにこの温度で2.5時間に3,4−ジクロロブ
チルトリエトキシシラン723.2g(2.5モル)を添加し
た。13℃で2時間後反応させた後、沈殿したNaCl290g を濾別し、溶剤を除去した。粗製生成物524.8g を蒸留により精製し、その際、主留分437.8g が所望の生成物であつた(表1参照、1H−NMRスペクト
ル、第2図参照)。
強力に撹拌しながら、135℃で加熱し、Naエマルシヨン
が生じた。さらにこの温度で2.5時間に3,4−ジクロロブ
チルトリエトキシシラン723.2g(2.5モル)を添加し
た。13℃で2時間後反応させた後、沈殿したNaCl290g を濾別し、溶剤を除去した。粗製生成物524.8g を蒸留により精製し、その際、主留分437.8g が所望の生成物であつた(表1参照、1H−NMRスペクト
ル、第2図参照)。
c) トルエン中でナトリウムでの脱塩素: 3,4−ジクロロブチルトリエトキシシラン578.6g(2.0
モル)と、トルエン750mlとからの混合物を還流温度で
2時間に、加熱可能(約130℃)な滴下漏斗中で溶かさ
れたナトリウムを添加した。引き続き反応を完全にする
ため120℃で30分撹拌した。すでにbに記載した後処理
を行つた後に粗製生成物417.3g(=理論値の95.4%)が
得られ、これは、引き続き真空分留で、主留分として3
−ブテニルトリエトキシシラン366.0g(理論値の83.7
%)になつた。
モル)と、トルエン750mlとからの混合物を還流温度で
2時間に、加熱可能(約130℃)な滴下漏斗中で溶かさ
れたナトリウムを添加した。引き続き反応を完全にする
ため120℃で30分撹拌した。すでにbに記載した後処理
を行つた後に粗製生成物417.3g(=理論値の95.4%)が
得られ、これは、引き続き真空分留で、主留分として3
−ブテニルトリエトキシシラン366.0g(理論値の83.7
%)になつた。
例 4 試験結果と共に、新規ゴム混合物についての調製例を
次に記載した。
次に記載した。
物理的試験は次の標準仕様書によるRTで実施した: 引張強さ 引張応力100% 引張応力200% 引張応力300% DIN53404 MPaで測定 破断点伸び DIN53404 %で測定 DIN 摩擦 DIN53516 mm3で測定 圧縮永久ひずみ ASTM D395 方法B%で測定 適用例において次の名称および略称を使用し、これら
の意味を次に記載した。
の意味を次に記載した。
Keltan 712:エチレンと、プロピレンとジエンとからの
ターポリマー(DSM、Hollan) Ultrasil VN3 Cran.:微細分散性沈降ケイ酸、BET表面積175m2/g
(Degussa) Circosol 4240:軟化油(Sun Refining and Marketing
Co.) Derkadox 14/40:1,3−ビス−(t−ブチル−ペルオキ
シ−イソプロピル)ベンゼン(AKZO) 1 2 3 Keltan712 100 100 100 Ultrasil VN3 Gran. 40 40 40 Circosol4240 10 10 10 Zinkoxid RS 5 5 5 3−ブテニルトリメトキシシラン − 0.6 1.2 Perkadox14/40 6.5 6.5 6.5 加硫:160℃で50分 引張強さ(MPa) 13.0 11.0 9.8 引張応力100%(MPa) 1.7 2.2 2.4 引張応力200%(MPa) 3.0 4.8 5.7 引張応力300%(MPa) 4.8 9.3 − 破断点伸び(%) 510 330 270 DIN−摩擦(mm3) 166 122 113 圧縮永久ひずみB(%) 14.9 11.6 9.8 22h/70℃ これらの例は、本発明による3−ブテニルトリメトキ
シシランを使用することにより引張応力が著しく改善さ
れたことを示している。さらに摩擦および圧縮永久ひず
み(工業製品にとつて有利)は著しく減少している。
ターポリマー(DSM、Hollan) Ultrasil VN3 Cran.:微細分散性沈降ケイ酸、BET表面積175m2/g
(Degussa) Circosol 4240:軟化油(Sun Refining and Marketing
Co.) Derkadox 14/40:1,3−ビス−(t−ブチル−ペルオキ
シ−イソプロピル)ベンゼン(AKZO) 1 2 3 Keltan712 100 100 100 Ultrasil VN3 Gran. 40 40 40 Circosol4240 10 10 10 Zinkoxid RS 5 5 5 3−ブテニルトリメトキシシラン − 0.6 1.2 Perkadox14/40 6.5 6.5 6.5 加硫:160℃で50分 引張強さ(MPa) 13.0 11.0 9.8 引張応力100%(MPa) 1.7 2.2 2.4 引張応力200%(MPa) 3.0 4.8 5.7 引張応力300%(MPa) 4.8 9.3 − 破断点伸び(%) 510 330 270 DIN−摩擦(mm3) 166 122 113 圧縮永久ひずみB(%) 14.9 11.6 9.8 22h/70℃ これらの例は、本発明による3−ブテニルトリメトキ
シシランを使用することにより引張応力が著しく改善さ
れたことを示している。さらに摩擦および圧縮永久ひず
み(工業製品にとつて有利)は著しく減少している。
第1図は3,4−ジクロロブチルトリメトキシシランの1H
−NMRスペクトル(250MHz)をグラフで示す図であり、
第2図は3−ブテニルトリエトキシシランの1H−NMRス
ペクトル(250MHz)をグラフで示す図である。
−NMRスペクトル(250MHz)をグラフで示す図であり、
第2図は3−ブテニルトリエトキシシランの1H−NMRス
ペクトル(250MHz)をグラフで示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 エーヴエーホン・タン ドイツ連邦共和国ヴエツセリング・レン ブラントシュトラーセ 22 (56)参考文献 特公 昭48−4172(JP,B1) 米国特許3395069(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C07F 7/18 CA(STN) REGISTRY(STN)
Claims (1)
- 【請求項1】一般式: (RO)3Si−CH2−CH2−CH=CH2 I [式中、RはC1〜C8アルキル基、アリール基、アラルキ
ル基を表す]で示される純粋3−ブテニルトリオルガニ
ルオキシシランの製造方法において、 a) 3,4−ジクロロブテン−1をトリクロロシランで
ヒドロシリル化し、得られた3,4−ジクロロブチルトリ
クロロシランを留去し、 b) この化合物を、一般式:ROH II[式中Rは前記の
ものを表す]で示されるアルコールでエステル化し、 c) 得られた3,4−ジクロロブチルトリオルガニルオ
キシシランを蒸留により精製した後に、ナトリウム金属
で脱ハロゲンし、 d) 式Iの化合物を単離することを特徴とする純粋3
−ブテニルトリオルガニルオキシシランの製造方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE3823450A DE3823450A1 (de) | 1988-07-11 | 1988-07-11 | Verfahren zur herstellung von reinen 3-butenyltriorganyloxysilanen die zwischenprodukte 3,4-dichlorbutyltriorganyloxysilane und verwendung der endprodukte |
DE3823450.5 | 1988-07-11 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0269487A JPH0269487A (ja) | 1990-03-08 |
JP2776901B2 true JP2776901B2 (ja) | 1998-07-16 |
Family
ID=6358424
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1177285A Expired - Lifetime JP2776901B2 (ja) | 1988-07-11 | 1989-07-11 | 純粋3‐ブテニルトリオルガニルオキシシランの製造方法、それを製造するための中間体、およびそれを含有するゴム混合物 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5073644A (ja) |
EP (2) | EP0627462A2 (ja) |
JP (1) | JP2776901B2 (ja) |
DE (2) | DE3823450A1 (ja) |
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---|---|---|---|---|
US5296626A (en) * | 1987-05-08 | 1994-03-22 | Aristech Chemical Corporation | Incorporation of functional groups in polymers |
JP3029680B2 (ja) * | 1991-01-29 | 2000-04-04 | 東レ・ダウコーニング・シリコーン株式会社 | オルガノペンタシロキサンおよびその製造方法 |
DE4214134A1 (de) * | 1992-04-29 | 1993-11-04 | Huels Chemische Werke Ag | 2-methyl-3-chlorpropyl-cyclohexyldialkoxysilane und verfahren zu ihrer herstellung |
DE19829390A1 (de) * | 1998-07-01 | 2000-01-05 | Degussa | Neue oligomere Organosiliciumverbindungen, deren Verwendung in Kautschukmischungen und zur Herstellung von Formkörpern |
WO2014138113A2 (en) | 2013-03-04 | 2014-09-12 | President And Fellows Of Harvard College | 1,2-hydrosilylation of dienes |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3395069A (en) | 1964-10-15 | 1968-07-30 | Dow Corning | Bonding of organic resins to siliceous materials |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2613221A (en) * | 1948-04-30 | 1952-10-07 | Us Rubber Co | Preparing polyhalogenoalkenyl compounds |
US2512390A (en) * | 1949-06-03 | 1950-06-20 | Dow Corning | Alpha-chlorovinylsilanes |
US3015585A (en) * | 1959-01-19 | 1962-01-02 | Dow Corning | Hexafluoroisobutyl substituted silicon compounds |
US3310578A (en) * | 1963-12-20 | 1967-03-21 | Gen Electric | Substituted silanes |
US3536744A (en) * | 1968-01-05 | 1970-10-27 | Allied Chem | Haloalkoxysilanes |
US3696138A (en) * | 1971-05-28 | 1972-10-03 | Dow Corning | Method of producing 2-(chloromethyl) allyl-substituted silanes |
US3907850A (en) * | 1973-11-23 | 1975-09-23 | Ceskoslovenska Akademie Ved | Method of producing unsaturated organosilicon compounds |
US4658050A (en) * | 1986-03-31 | 1987-04-14 | Union Carbide Corporation | Novel process for the preparation of halopropyltrialkoxysilanes and halopropylalkylalkoxysilanes |
DE3808867A1 (de) * | 1988-03-17 | 1989-09-28 | Hoechst Ag | Verfahren zur herstellung von monocarbonsaeureanhydriden |
DE3808868A1 (de) * | 1988-03-17 | 1989-09-28 | Hoechst Ag | Traegerkatalysator fuer die herstellung von monocarbonsaeureanhydriden |
-
1988
- 1988-07-11 DE DE3823450A patent/DE3823450A1/de not_active Withdrawn
-
1989
- 1989-05-20 EP EP94113757A patent/EP0627462A2/de not_active Withdrawn
- 1989-05-20 EP EP89109122A patent/EP0350600B1/de not_active Expired - Lifetime
- 1989-05-20 DE DE58909337T patent/DE58909337D1/de not_active Expired - Fee Related
- 1989-07-06 US US07/375,923 patent/US5073644A/en not_active Expired - Fee Related
- 1989-07-11 JP JP1177285A patent/JP2776901B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3395069A (en) | 1964-10-15 | 1968-07-30 | Dow Corning | Bonding of organic resins to siliceous materials |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0269487A (ja) | 1990-03-08 |
EP0350600B1 (de) | 1995-07-12 |
US5073644A (en) | 1991-12-17 |
EP0350600A2 (de) | 1990-01-17 |
DE3823450A1 (de) | 1990-02-08 |
EP0350600A3 (de) | 1991-06-12 |
DE58909337D1 (de) | 1995-08-17 |
EP0627462A2 (de) | 1994-12-07 |
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