JP2776733B2 - サービス状態管理方式 - Google Patents

サービス状態管理方式

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JP2776733B2
JP2776733B2 JP5332413A JP33241393A JP2776733B2 JP 2776733 B2 JP2776733 B2 JP 2776733B2 JP 5332413 A JP5332413 A JP 5332413A JP 33241393 A JP33241393 A JP 33241393A JP 2776733 B2 JP2776733 B2 JP 2776733B2
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service
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status management
status
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雪絵 上原
健次 竹内
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NIPPON DENKI ENJINIARINGU KK
NEC Corp
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NIPPON DENKI ENJINIARINGU KK
Nippon Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はサービス状態管理方式に
関し、特に交換システムで提供する付加サービスのサー
ビス状態を管理する方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、交換システムが提供する付加サー
ビスのサービス状態管理は、サービスごとに独自の管理
テーブルを設けてサービス状態の設定及び読み出しを行
う方式であった。呼ごとの状態を管理するテーブルにサ
ービスごとに必要なエリアを設けてサービス状態の設定
及び読み出しを行う方式であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の交換シ
ステムが提供する付加サービスのサービス状態管理方式
では、サービスごとに固有のデータエリアによりサービ
ス状態を管理していたため、サービスの追加,削除によ
りデータエリアの追加あるいは削除が必要となり、一時
的に付加サービスの提供を中止したり、交換システムを
停止する必要が生じる場合があるという欠点があった。
また、新たに付加サービスを設計する際に、他の付加サ
ービスとの関連を考慮するためにサービスごとに固有の
管理データをすべて知る必要があり、設計を非常に困難
にしていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のサービス状態管
理方式は、呼処理を行う交換システムで提供する複数の
付加サービスのサービス状態を管理するサービス状態管
理方式において、前記複数の付加サービスのうち起動さ
れたサービスごとに、当該サービスのサービス識別番号
と、当該サービスのサービス状態とを記憶するととも
に、当該サービスが制御している呼へのリンクと、この
呼で同時に起動している他のサービスへのリンクとを対
で記憶するサービス状態管理テーブルを備えている。ま
た、上記構成において、起動されたサービスごとに前記
サービス状態管理テーブルの割り当てを行う手段と、前
記サービス状態管理テーブルに対応するサービスのサー
ビス識別番号を記憶する手段と、前記サービス状態管理
テーブルに対応するサービスのサービス状態を記憶する
手段と、サービスが制御している呼との関連を対応する
前記サービス状態管理テーブルに記憶する手段と、一つ
の呼が複数のサービスを起動している場合の関連を対応
する前記サービス状態管理テーブルに記憶する手段と、
前記サービス状態管理テーブルに記憶されている前記サ
ービス識別番号、前記サービス状態、前記サービスが制
御している呼との関連、及び前記一つの呼が起動してい
る複数サービスとの関連を読み出す手段とを備える構成
とすることができる。
【0005】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
【0006】図1は本発明の一実施例を示すブロック構
成図であり、図示していない交換機のソフトウェアによ
る処理を行う部分に設けられている。本実施例のサービ
ス状態管理方式は、呼ごとの処理を行う複数の基本呼制
御タスク2と基本呼制御タスク2ごとの呼情報を記憶す
る呼情報メモリ3とを有し、基本呼処理を行う基本呼制
御部1と、サービスa(6−1)からサービスn(6−
n)までの複数のサービスで構成され、付加サービス処
理を行うサービス群6と、サービス状態の管理のために
複数のサービス状態管理テーブル5を有し、サービス状
態の管理を行うサービス状態管理部4とにより構成され
ている。
【0007】図2は呼情報メモリ3の構成例であり、実
行中のサービスとの関連を記憶するためのサービス状態
管理テーブル番号エリア3−1を含んでいる。
【0008】図3はサービス状態管理テーブル5の構成
例であり、実行中のサービスを記憶するサービス識別番
号エリア5−3と、サービスごとの状態を記憶するサー
ビス状態エリア5−4と、サービスと呼との関連を記憶
する第1及び第2のリンケージエリア5−1,5−2と
により構成される。リンケージエリア5−1及びリンケ
ージエリア5−2は、それぞれサービスが制御している
基本呼を記憶するための呼情報メモリリンク5−11及
び同一の基本呼が起動している複数のサービスを記憶す
るためのサービス状態管理テーブルリンク5−12によ
り構成される。
【0009】図4はサービスと呼の論理的な関係の例を
示したものであり、サービスa6−1及びサービスb6
−2は実行中のサービスを示し、CR=1,CR=2,
CR=3は基本呼制御タスク2の識別子である。この例
では、サービスa6−1がCR=1及びCR=2の基本
呼を制御し、サービスb6−2がCR=1及びCR=3
の基本呼を制御していることを示している。
【0010】図5は図4で示したサービスと呼の論理的
な関係を管理するための、呼情報メモリ3及びサービス
状態管理テーブル5のデータ設定の例である。この中
で、CLM1はCR=1の基本呼に、CLM2はCR=
2の基本呼に、CLM3はCR=3の基本呼に割り当て
られた呼情報メモリ3であり、テーブルX及びテーブル
Yはそれぞれサービスa6−1およびサービスb6−2
に割り当てられたサービス状態管理テーブル5である。
【0011】始めに、呼が生起してから図4で示したサ
ービスと呼の論理的関連に到るまでの手順を説明する。
CR=1の基本呼が生起した時、呼情報メモリCLM1
のサービス状態管理テーブル番号エリア3−1には無効
な値が設定される。CR=2及びCR=3の基本呼が生
起したときのCLM2およびCLM3のサービス状態管
理テーブル番号も同様に無効な値が設定される。CR=
1の基本呼上でサービスa6−1が起動されると、サー
ビスa6−1はサービス状態管理部4に対してサービス
a6−1がCR=1の基本呼上で起動されたことを通知
する。サービス状態管理部4はCR=1の基本呼の呼情
報メモリ3であるCLM1のサービス状態管理テーブル
番号エリア3−1をチェックし、無効な値が設定されて
いるのでサービス状態管理テーブル5の一つであるテー
ブルXを割り当ててテーブル内のすべての情報を無効に
設定した後、CLM1のサービス状態管理テーブル番号
エリア3−1にはテーブルXの番号、テーブルXの第1
のリンケージエリア5−1の呼情報メモリリンク5−1
1にはCLM1の番号、サービス識別番号エリア5−3
にはサービスa6−1の識別番号、サービス状態エリア
5−4にはサービスa6−1がそのサービス状態に応じ
て指定した値をそれぞれ設定する。
【0012】サービスa6−1がCR=2の基本呼の制
御を開始することをサービス状態管理部4に通知する
と、サービス状態管理部4はこの通知情報に基づきCL
M2のサービス状態管理テーブル番号エリア3−1にサ
ービスa6−1が使用しているサービス状態管理テーブ
ル5の番号であるテーブルXを設定し、テーブルXの空
いている第2のリンケージエリア5−2の呼情報メモリ
リンク5−11にCLM2の番号を設定する。
【0013】CR=1の基本呼でさらにサービスb6−
2が起動されサービスb6−2からサービス状態管理部
4に対してCR=1の基本呼上で起動されたことを通知
すると、サービス状態管理部4はサービスb6−2に対
してサービス状態管理テーブル5の一つであるテーブル
Yを割り当ててテーブル内のすべての情報を無効に設定
した後、CLM1のサービス状態管理テーブル番号エリ
ア3−1内の番号をチェックする。チェックの結果テー
ブルXがすでにリンクされていることが分かるので、テ
ーブルXの第1のリンケージエリア5−1のサービス状
態管理テーブルリンク5−12にテーブルYの番号を設
定し、テーブルYの第1のリンケージエリア5−1の呼
情報メモリリンク5−11にはテーブルXの番号、サー
ビス識別番号エリア5−3にはサービスb6−2の識別
番号、サービス状態エリア5−4にはサービスb6−2
が指定した値をそれぞれ設定する。
【0014】サービスb6−2がCR=3の基本呼の制
御を開始することをサービス状態管理部4に通知する
と、サービスa6−1がCR=2の基本呼の制御を開始
した場合と同様にしてCLM3とテーブルYとがリンク
される。同一の基本呼の上でさらに多数のサービスが同
時に起動されても、同様の手順によりサービス状態管理
テーブル5をリンクすることが可能であり、同一のサー
ビスがさらに多数の基本呼を制御する場合もサービス状
態管理テーブル5のリンケージエリア5−1,5−2を
拡張し同様の手順で可能であることは言うまでもない。
【0015】次に、CR=1の基本呼上で起動されてい
るサービスを知る手順を説明する。CR=1の呼情報メ
モリ3であるCLM1のサービス状態管理テーブル番号
エリア3−1をチェックするとサービス状態管理テーブ
ル5の一つであるテーブルXがリンクされていることが
分かる。テーブルXのサービス識別番号エリア5−3に
はサービスa6−1の識別子が設定されている。テーブ
ルXの第1のリンケージエリア5−1のサービス状態管
理テーブルリンク5−12をチェックすると、さらにサ
ービス状態管理テーブル5の一つであるテーブルYがリ
ンクされていることが分かり、テーブルYのサービス識
別番号エリア5−3にはサービスb6−2の識別子が設
定されている。従って、CR=1の基本呼ではサービス
a6−1及びサービスb6−2が起動されていることが
分かる。
【0016】さらに、サービスb6−2が制御している
基本呼を知る手順を説明する。サービスb6−2に割り
当てられているサービス状態管理テーブル5の一つであ
るテーブルYの第1のリンケージエリア5−1の呼情報
メモリリンク5−11をチェックするとテーブルXがリ
ンクされていることが分かり、テーブルXの第1のリン
ケージエリア5−1の呼情報メモリリンク5−11をチ
ェックすることによりCLM1すなわちCR=1の基本
呼を制御していることが分かり、テーブルYの第2のリ
ンケージエリア5−2の呼情報メモリリンク5−11を
チェックすることによりCLM3すなわちCR=3の基
本呼を制御していることが分かる。したがって、サービ
スb6−2はCR=1及びCR=3の基本呼を制御して
いることが分かる。
【0017】サービスが終了するときあるいは基本呼の
切断などによりサービスと基本呼の関連が解除される場
合は、関連する呼状態メモリ3及びサービス状態管理テ
ーブル5のリンク情報を無効にする。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、サービス
状態管理のための情報を記憶する手段として、起動され
たサービスごとに、サービス識別番号及びサービス状態
を記憶するとともに、当該サービスが制御している呼へ
のリンクと、この呼で同時に起動している他のサービス
へのリンクとを対で記憶するサービス状態管理テーブル
を備えており、このサービス状態管理テーブルを用い
て、サービスが制御している呼との関連と、一つの呼が
複数のサービスを起動している場合の関連とを記憶し、
読み出すことができるので、付加サービスの追加あるい
は削除に伴うサービス固有のデータエリアの追加あるい
は削除が必要なくなり、一時的に付加サービスの提供を
中止したり、交換システムを停止する必要が無くなると
いう効果がある。さらに、不特定多数のサービス間の関
連あるいはサービスと呼の関連が統一された手段で管理
されるため、新たに付加サービスを設計する際にそれら
の関連を考慮するのが容易になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す構成図である。
【図2】図1の呼情報メモリの構成例を示す図である。
【図3】図1のサービス状態管理テーブルの構成例を示
す図である。
【図4】交換機におけるサービスと呼の論理的な関連の
例を示す図である。
【図5】呼情報メモリ及びサービス状態管理テーブルの
設定例を示す図である。
【符号の説明】
1 基本呼制御部 2 基本呼制御タスク 3 呼情報メモリ 3−1 サービス状態管理テーブル番号エリア 4 サービス状態管理部 5 サービス状態管理テーブル 5−1,5−2 リンケージエリア 5−3 サービス識別番号エリア 5−4 サービス状態エリア 5−11 呼情報メモリリンク 5−12 サービス状態管理テーブルリンク 6−1,…,6−n サービスa,…,サービスn
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04M 3/42 - 3/58 H04Q 3/54 - 3/56

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 呼処理を行う交換システムで提供する
    数の付加サービスのサービス状態を管理するサービス状
    態管理方式において、前記複数の付加サービスのうち起
    動されたサービスごとに、当該サービスのサービス識別
    番号と、当該サービスのサービス状態とを記憶するとと
    もに、当該サービスが制御している呼へのリンクと、こ
    の呼で同時に起動している他のサービスへのリンクとを
    対で記憶するサービス状態管理テーブルを備えることを
    特徴とするサービス状態管理方式。
  2. 【請求項2】 起動されたサービスごとに前記サービス
    状態管理テーブルの割り当てを行う手段と、前記サービ
    ス状態管理テーブルに対応するサービスのサービス識別
    番号を記憶する手段と、前記サービス状態管理テーブル
    に対応するサービスのサービス状態を記憶する手段と、
    サービスが制御している呼との関連を対応する前記サー
    ビス状態管理テーブルに記憶する手段と、一つの呼が複
    数のサービスを起動している場合の関連を対応する前記
    サービス状態管理テーブルに記憶する手段と、前記サー
    ビス状態管理テーブルに記憶されている前記サービス識
    別番号、前記サービス状態、前記サービスが制御してい
    る呼との関連、及び前記一つの呼が起動している複数サ
    ービスとの関連を読み出す手段とを備えることを特徴と
    する請求項1記載のサービス状態管理方式。
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