JP2776444B2 - 車両用燃料残量計 - Google Patents

車両用燃料残量計

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JP2776444B2 JP3215970A JP21597091A JP2776444B2 JP 2776444 B2 JP2776444 B2 JP 2776444B2 JP 3215970 A JP3215970 A JP 3215970A JP 21597091 A JP21597091 A JP 21597091A JP 2776444 B2 JP2776444 B2 JP 2776444B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、燃料タンク内の燃料残
量を正確に測定することのできる車両用燃料残量計に関
する。
【0002】
【従来技術】従来のこの種の装置として知られているも
のに特公平2−37966号公報,特公平3−3961
8号公報がある。これらは燃料タンク内の燃料残量を検
出し、この検出値を時系列的にサンプリングする手段を
有し、これらサンプリングした検出値の平均処理を行っ
て、この値を残量値を求めるための値としているもので
あるが、例えば悪路走行で検出値の大幅な変動があって
も、検出値がむやみに変化することを防止するために、
大幅な変動による検出値を平均化し、この値を再びサン
プリングする処理を行っているもである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、燃料タンク
内の変動は悪路走行に限られるわけではなく、燃料給油
の場合にも現れる。前記悪路走行の場合の変動は後段に
続く処理回路に影響のないよう対処しなければならない
のに対し、給油時のそれは急速に処理回路に伝わらなけ
ればならない。
【0004】しかし給油時に、前記したように、ある変
動幅のある検出値を平均化して再びサンプリングすると
いう処理を行うと、大きな変動をそのまま後段の回路に
伝えなければならない給油時においての変動が以前サン
プリングされていた給油前の値で小さくされてしまい、
変化時間に多少の遅れが生じてしまう。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、燃料タンクの
燃料残量を検出する検出手段と、この検出手段の検出値
を所定時間毎にサンプリングするサンプリング手段と、
サンプリングされた検出値を平均化する平均化手段と、
この平均化手段によって処理された平均値と前記サンプ
リングされた検出値との比較を行いそれぞれの差を求
め、これらの差が複数用意された所定範囲のどの範囲に
属しているかを判断し、前記差が最も多く属した所定範
囲に用意された変数を選択する判定手段と、前記差を前
記変数を用いて除算処理し、この除算処理した演算値を
前記平均値に加算処理することにより燃料残量の出力値
を得る演算手段と、を備えたことを特徴とする。
【0006】
【実施例】図1,図2に本発明の好的な実施例を図示
し、これに基づいて説明する。
【0007】センサ1は燃料タンク11内の浮によって液
面の変動を図示しない可変抵抗器の電気的変化に変換し
てA/D変換器2に出力する。デジタル値に変換された
検出値は所定時間毎に複数個用意されたシフトレジスタ
3に記憶されていく。このシフトレジスタ3はn個のレ
ジスタ31〜3nより構成され、前記所定時間毎に最新の
検出値を記憶するとともに今まで記憶していた各レジス
タ31〜3nの検出値は隣のレジスタにシフトされる。さ
らにこの所定時間毎に、平均化回路4ではレジスタ3の
検出値を平均化する処理を行うものである。液面変動判
定回路5は本願の主要な処理を行う回路である。この判
定回路5は前記所定時間と次の所定時間までの間、前記
各レジスタ31〜3nの各検出値と、前記平均化回路4と
の比較を行い、それぞれの差を算出し、これら差があら
かじめ定められた複数の所定範囲の、どの範囲にどれだ
け属しているかを算出し、最も多く属した範囲によって
定められている変数の選択を行う回路である。演算回路
6はこの選択された変数と、前記平均化回路4の平均値
を用いて f(m)=f(m−1)+(AV−f(m−1))/R 但し f(m) 今回出力値 f(m−1) 前回出力値 AV 平均値 R 変数 の演算を行い残量を測定するもので、この値を基に表示
器7等にデータを送信する。
【0008】以下図2を用いて具体的に説明する。例え
ば前記液面変動判定回路5に3つの所定範囲α,β,γ
が設定され、それらが「a以下」,「a以上b以下」,
「b以上」であるとし(a<b)、平均値AVと各レジ
スタ31〜3nとの差が所定範囲α,β,γのどの範囲に
最も多く属するかを算出し、その結果変数R1,R2,
R3(R3<<R1<R2)のいずれかを選択するとす
る。
【0009】車両が比較的平坦な路面を走行し、液面の
変動の小さい場合、レジスタ31〜3nの検出値間での差
はほとんどなく、したがって平均化回路4の平均値AV
と各レジスタ31〜3nの検出値とを比較する比較処理51
での判定は、これら値との差がほとんどないためにカウ
ント処理52のC1のカウント値が最も多くカウントアッ
プされるよう行われる。この結果、変数RにはR1が選
択され、その後この変数R1を後段の演算回路6に出力
する。このR1は比較的小さい値に設定され、前記演算
式の第2項の平均値と前回出力との差をなるべく変化さ
せないで第1項に加算させようとする。例えばR1を
「1」に設定すれば、前記演算式はf(m)=AVとな
り、出力を平均化処理しただけのものとして演算し、出
力値の変化が行われやすいよう処理している。
【0010】次に、車両が悪路を走行し、液面の激しい
変動を伴う場合、レジスタ31〜3nの検出値と、これら
を平均化回路4で平均化した平均値AVとの差はかなり
のものであることが予想され、この場合の比較処理51で
の判定は、カウント処理52のC2のカウント値が最も多
くカウントアップされるよう行われる。この結果、変数
RにはR2が選択され前記演算回路6で所定の演算処理
が行われるが、R2は前記R1より大きく設定されてお
り、演算式の第2項を小さくする変数である。例えばR
2が極端な場合無限大という数値であった場合、演算式
はf(m)=f(m−1)となり出力値は変化しない。
すなわち悪路走行などの液面変動が激しい場合は、なる
べく出力値の変化が行われにくいよう処理している。
【0011】さらに給油の場合、この場合も液面の変動
が激しい場合であるが、特別の場合として取り扱わなく
てはならない。給油し始めのとき、シフトレジスタ3の
検出値は走行中に得た、給油時の変動に比べれば変動の
小さい、安定した検出値がサンプリングしてあり、これ
ら検出値を平均化回路4で平均化した平均値AVと各レ
ジスタ31〜3nの検出値との比較処理51を行うと、平均
値AVがまだ小さいためにカウント処理52ではC1のカ
ウントアップが最も多く行われる。従ってこの時点では
液面変動判定回路5では給油であることを判定できず、
前記した処理に従い出力値を変化させる。しかし給油が
継続すると各レジスタ31〜3nのサンプリングされた検
出値が急激に大きくなる。これに伴って平均値AVも大
きくなっていくが、平均値AVは各レジスタ31〜3nの
平均であるため、比較的新しくサンプリングされた検出
値と平均値AVとの差と、比較的古くサンプリングされ
た検出値と平均値AVとの差はたいへん大きなものとな
り、結果としてカウント処理52ではC3のカウントアッ
プが最も多く行われ変数R3を選択する。この変数R3
はR1より小さい値であり、その結果前記演算式の第2
項の影響を第1項に大きく作用させ急速に出力値の変化
を促すようにし、給油の急激な液面の変化に出力値が追
従することが可能となる。
【0012】すなわち、演算式の変数を液面の変動の
に合わせて選択し、その場に合わせた出力値を演算す
るようにしたので、的確な燃料残量を求めることができ
る。
【0013】尚、本実施例は変数Rの値や所定範囲の幅
は適宜変更可能である。例えばR3は給油の場合のため
に設けられた変数であるが、この処理を必要としない場
合は単に走行中の液面変動にだけ対処する処理として採
用してもよく、要は真の燃料残量から離れた値を出力値
として検出することのないように処理できればよい。
【0014】
【効果】本発明は燃料タンクの燃料残量を検出する検
出手段と、この検出手段の検出値を所定時間毎にサンプ
リングするサンプリング手段と、サンプリングされた検
出値を平均化する平均化手段と、この平均化手段によっ
て処理された平均値と前記サンプリングされた検出値と
の比較を行いそれぞれの差を求め、これらの差が複数用
意された所定範囲のどの範囲に属しているかを判断し、
前記差が最も多く属した所定範囲に用意された変数を選
択する判定手段と、前記差を前記変数を用いて除算処理
し、この除算処理した演算値を前記平均値に加算処理す
ることにより燃料残量の出力値を得る演算手段と、を備
えたことを特徴とすることにより、真の燃料残量から離
れた値を出力値として検出することのない処理をするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のブロック図を示した図
【図2】本発明の主要な処理を示した流れ図
【符号の説明】
1 検出手段(センサ) 11 燃料タンク 3 サンプリング手段(シフトレジスタ) 4 平均化手段(平均化回路) 5 判定手段(液面変動判定回路) 6 演算手段(演算回路)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料タンクの燃料残量を検出する検出手
    段と、この検出手段の検出値を所定時間毎にサンプリン
    グするサンプリング手段と、サンプリングされた検出値
    を平均化する平均化手段と、この平均化手段によって処
    理された平均値と前記サンプリングされた検出値との比
    較を行いそれぞれの差を求め、これらの差が複数用意さ
    れた所定範囲のどの範囲に属しているかを判断し、前記
    差が最も多く属した所定範囲に用意された変数を選択す
    る判定手段と、前記差を前記変数を用いて除算処理し、
    この除算処理した演算値を前記平均値に加算処理するこ
    とにより燃料残量の出力値を得る演算手段と、を備えた
    ことを特徴とする車両用燃料残量計。
JP3215970A 1991-07-31 1991-07-31 車両用燃料残量計 Expired - Fee Related JP2776444B2 (ja)

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US6467337B2 (en) 1998-05-29 2002-10-22 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Device for calculating cruising range and method therefor
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