JP2776155B2 - 構内交換機 - Google Patents

構内交換機

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JP2776155B2
JP2776155B2 JP4189046A JP18904692A JP2776155B2 JP 2776155 B2 JP2776155 B2 JP 2776155B2 JP 4189046 A JP4189046 A JP 4189046A JP 18904692 A JP18904692 A JP 18904692A JP 2776155 B2 JP2776155 B2 JP 2776155B2
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信明 菅原
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Nippon Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は蓄積プログラム制御式の
構内交換機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、発呼側の公衆網と接続される構内
交換機が専用回線を介し被呼側の構内交換機と接続さ
れ、この被呼側の構内交換機が被呼側の公衆網と接続さ
れる,いわゆる「公−専−公」接続では、ファクシミリ
等のデータ通信について相互接続が可能とされ、音声通
信については除外されている。この場合には、属性とし
ては「データ」と「音声」の2種類のためそれぞれ回線
を分けたり、アクセスコードを区分する等の手段によ
り、「公−専−公」接続を実施していた。
【0003】ところが近年、音声通信においても「公−
専−公」接続を条件付で認めることで、高度情報通信シ
ステムの構築を進める通信環境にある。特に最近では、
特定の国相互間に設定される国際専用回線に限り、それ
ぞれの国側での国内公衆電話網との相互接続が可能とな
った。但し、当該の国際専用回線の両端に接続される構
内交換機(PBX)その他の端末設備等は第三者の通信
を媒介しないことが条件である。
【0004】一方、いわゆる「公−専−公」接続を実施
する場合、公衆網内発端末は一度、PBXその他の端末
設備等にダイヤルし通信状態となったあと、PB信号に
より発端末に与えられているパスワードをダイヤルし、
セキュリティのチェックが行われる。つづいて着信先電
話番号をダイヤルするため24桁以上のダイヤル操作が
必要とされる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように従来の
構内交換機では、「公−専−公」接続を行う場合、発呼
者は例えば、24桁以上のダイヤル操作が必要で、使用
しにくいばかりか、他人にパスワードを盗まれると、ど
こにでも発信されてしまうという欠点がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の構内交換機は、
発呼側の第1の公衆網と接続される第1の構内交換機が
専用回線を介し被呼側の第2の構内交換機と接続され、
この第2の構内交換機が被呼側の第2の公衆網と接続さ
れる交換システムにおいて、前記第1の構内交換機は、
前記第1の公衆網から送信される発端末の識別番号を受
信し、予め登録されているデータと照合しこの識別番号
に対応するグループ番号の有無を識別する第1の識別手
段と、前記発端末から入力された着端末の電話番号に相
当するパスワードを受信し、前記グループ番号ごとに予
め登録されているパスワードと照合し、合致するか否か
を識別する第2の識別手段と、この第2の識別手段でパ
スワードが合致した場合に限り、前記パスワードに基づ
き前記着端末の電話番号を読出し前記第2の構内交換機
へ送出する制御手段とを備える構成である。
【0007】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。
【0008】図1(a)は専用回線の両側における公衆
網との接続を示すシーケンス図である。公衆網内の発端
末は構内交換機PBX−Aに着信し公衆網内発端末と通
信状態となる。公衆網内の発端末はPB信号によりパス
ワードを必要桁数分(一般的には4〜5桁)ダイヤルす
ると、構内交換機PBX−Aは、受信したパスワードを
あらかじめ登録された正規の着信先番号に変換し、専用
回線で結ばれた他の構内交換機PBX−Bに着信先番号
情報を送出する。送出方法は公知の個別線信号方式又は
共通線信号方式による。
【0009】又、本実施例では示していないが、パスワ
ードの前に1〜10桁の個人識別番号(IDコード)を
公衆網内発端末にダイヤルさせることも可能である。構
内交換機PBX−BはPBX−Aより受信した着信先番
号をPBX−Bを収容した公衆網に送出し、いわゆる公
−専−公接続を行う。
【0010】次に図1(a)の接続シーケンスで蓄積プ
ログラム制御式の構内交換機PBXの動作について図1
(b)をもとに詳細に説明する。図1(b)は本発明の
蓄積プログラム制御式の構内交換機のブロック図であ
り、1は局線トランク、2は着信レジスタ、3は中央制
御装置、4は記憶装置、5はスイッチリンク、6は専用
回線トランク、7はセンダ回路を示す。中央制御装置3
は、グループ番号識別部31と、パスワード識別部32
と、接続規制制御部33とを備え、記憶装置4は、発I
D展開テーブル41と、パスワード展開テーブル42と
を備える。
【0011】公衆網内の発端末より着信があると局線ト
ランク1に着信表示され、同時に公衆網内発端末の電話
番号(発IDと称する)が送られてくる。中央制御装置
3は、これを受信すると共に、記憶装置4の発ID展開
テーブル41に登録されている発IDを展開し、受信し
た発IDに対応するグループNo.をグループ番号識別
部31により読出す。ここで発ID展開テーブル41に
グループNo.が未登録又は展開テーブルが存在しない
場合には、接続規制制御部33によりアナウンス等の接
続とし公衆網内発端末に対し接続できない旨を通知す
る。
【0012】次に、発ID展開テーブル41からグルー
プNo.を読出すと、着信レジスタ2と局線トランク1
とをスイッチリンク5で接続し、つづいて着端末の電話
番号に相当するパスワードの受信準備を行う。そして、
公衆網内発端末はPB信号によりパスワードをダイヤル
する。中央制御装置3のパスワード識別部32は、記憶
装置4のパスワード展開テーブル42に登録されている
パスワードを展開し、接続規制制御部33はこれに基づ
き着信先電話番号を読出す。着信先電話番号が未登録又
はパスワード展開テーブルが存在しない場合には、接続
規制制御部33により公衆網内発端末に話中音,規制音
又はアナウンス等により通知する。着信先電話番号を読
出すと、電話番号情報をセンダ回路7にて専用回線トラ
ンク6に送出する。尚、発ID展開テーブル41とパス
ワード展開テーブル42に関しては後ほど詳細に説明す
る。
【0013】次に図2(a),(b)を参照しながら公
衆網と構内交換機PBXとで発IDのやりとりを説明す
る。図2(a)は公衆網と構内交換機PBXで発IDを
通知するシーケンス図で、構内交換機PBXが公衆網の
うち特にISDN(Integrated Servi
ces Digital Network)に加入した
場合に可能である。又図2(b)は発IDを公衆網のう
ちアナログ網に加入した場合の方式を示したものであ
る。発IDは図2(a)では「SET UP」信号,図
2(b)では「情報」としてPB信号等の手段により構
内交換機PBXに通知される。その後の処理は公知のシ
ーケンスであり説明は省略する。
【0014】次に、前述した発ID展開テーブルとパス
ワード展開テーブルについて説明する。図3は上記図2
(a),(b)の手段により通知された発IDを展開し
グループNo.に分ける登録手段を示したものである。
図3では公衆網の着信回線群の方路(RT)毎に発ID
を一桁単位に展開し最終桁でグループNo.を認識する
様な構成をとっている。着信回線群RTとは第1種通信
事業者単位,ISDN網,アナログ網等の単位に着信回
線群を分け回線群単位に発IDを展開できる。
【0015】着信回線群は1〜255まで実装可能であ
り、メモリ的には0〜255まで具備し、各回線群単位
にそれぞれ3バイト単位で構成している。3バイトのう
ち1バイトは展開テーブル有/無とテーブル終了を識別
するために使用している。すなわち1バイト目が“0
1”で展開テーブルで有り,“02”でテーブル終了,
“00”は展開テーブル無しを示す。残り2バイトは次
テーブル展開テーブル用のアドレスを示す。
【0016】次に着信回線群RT単位に展開したテーブ
ルより次テーブル展開テーブルを読出し、該アドレステ
ーブルを発IDの一桁目Digit Code(DC)
1で索引する。本テーブル構成は着信回線群RTのテー
ブルと同一構成となっており、発IDの数字情報単位に
3バイト毎に0〜15まで16数字分、すなわち48バ
イト構成となっている。3バイト構成のうち1バイトは
テーブル展開識別用であり、2バイト分で次テーブル展
開用のアドレスを示している。ここでダイヤル数字のう
ち“0”,“*”,“#”はそれぞれ展開テーブルDC
の10,11,12を示す。以下同様に発IDの2桁
目,…n桁目と展開していき、最終桁DCnで索引した
テーブルには1バイト目に展開終了を示す“02”と残
り2バイトで1〜255までのグループNo.を示して
いる。
【0017】図4には図3より読出したグループNo.
と受信したパスワードより正規の着信先番号に変換する
登録図を示している。図4では図3で読出したグループ
No.単位に公衆網内の発端末がダイヤルしたパスワー
ドを図3と同様に展開し、例えばn桁の展開で最終テー
ブルが決定した場合、最大24桁の正規の着信先番号を
登録している。尚図4の構成は図3同様,3バイトで最
初の1バイト目で展開テーブル有/無を示し残り2バイ
トで次テーブルアドレスを示す。グループNo.で索引
する最初のテーブルTNはメモリ的に256グループ分
具備しているが0グループは未使用である。
【0018】又、パスワードの1桁目からn−1桁目ま
でのテーブルDC1〜DCn−1まで各テーブル48バ
イト構成である。パスワード展開の最終桁DCnでは最
初の1バイト目にテーブル終了を示し、残り12バイト
で着信先番号を登録している。着信先番号は1バイトで
2桁分登録するため24桁分の登録が可能である。又、
着信先番号は4ビット毎に右ずめに登録する方式として
いる。発ID展開テーブルとパスワード展開テーブルは
構内交換機PBXに備えつけの保守コンソールにより、
あらかじめ登録しておく。
【0019】図5は専用回線の両側における公衆網との
接続、いわゆる「公−専−公」接続の接続例を示したも
ので、任意の公衆網内発端末C1,C2から専用回線を
介して任意の他の公衆網内着信先端末C3,C4との接
続形態を示す。図5でC1からC3,C2からC4への
着信を可能としC1からC4,C2からC3への着信を
制限,すなわち第三者の通信媒介を防止するケースを示
している。C1とC2はそれぞれグループNo.を1と
2としC1とC2の発IDを図3に示すメモリに登録す
る。一方グループNo.1と2対応にそれぞれC3とC
4に対応するパスワードを図4に示すメモリに登録す
る。つまりグループNo.1にはC4が,又グループN
o.2にはC3が登録されていないためC1はC4に,
又C2はC3に接続することができない。すなわちグル
ープNo.毎に着信先を登録したもののみ接続できるこ
とになる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、専
用回線の両側における公衆網との接続,いわゆる「公−
専−公」接続において、パスワードと着信先番号を兼用
し無関係の第三者からの不正なアクセスを防止すること
が経済的かつ確実に、さらに短いダイヤルで可能とす
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の一実施例の専用回線の両側に
おける公衆網との接続を示すシーケンス図である。
(b)は本発明の一実施例の蓄積プログラム制御式の構
内交換機のブロック図である。
【図2】(a)は構内交換機がISDNに属した場合の
発IDを受信するときのシーケンス図である。(b)は
アナログ網に属した場合の発IDを受信するときのシー
ケンス図である。
【図3】公衆網内発端末の電話番号からグループNo.
を読出すための登録図である。
【図4】図3から読出したグループNo.から公衆網内
発端末がダイヤルしたパスワードを正規の公衆網内着信
先の電話番号に変換するための登録図である。
【図5】「公−専−公」接続の形態を示す図である。
【符号の説明】
1 局線トランク 2 着信レジスタ 3 中央制御装置 4 記憶装置 5 スイッチリンク 6 専用回線トランク 7 センダ回路 31 グループ番号識別部 32 パスワード識別部 33 接続規制制御部 41 発ID展開テーブル 42 パスワード展開テーブル
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04M 3/00,3/16 - 3/20 H04M 3/38 - 3/40 H04M 7/00 - 7/16 H04M 3/42 - 3/58 H04Q 3/58 - 3/62

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発呼側の第1の公衆網と接続される第1
    の構内交換機が専用回線を介し被呼側の第2の構内交換
    機と接続され、この第2の構内交換機が被呼側の第2の
    公衆網と接続される交換システムにおいて、 前記第1の構内交換機は、前記第1の公衆網から送信さ
    れる発端末の識別番号を受信し、予め登録されているデ
    ータと照合しこの識別番号に対応するグループ番号の有
    無を識別する第1の識別手段と、 前記発端末から入力された着端末の電話番号に相当する
    パスワードを受信し、前記グループ番号ごとに予め登録
    されているパスワードと照合し、合致するか否かを識別
    する第2の識別手段と、 この第2の識別手段でパスワードが合致した場合に限
    り、前記パスワードに基づき前記着端末の電話番号を読
    出し前記第2の構内交換機へ送出する制御手段とを備え
    ることを特徴とする構内交換機。
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JPH0239761A (ja) * 1988-07-29 1990-02-08 Fujitsu Ltd 通信システムにおけるセキュリティコード変換方式
JP2919917B2 (ja) * 1990-06-20 1999-07-19 株式会社東芝 端末装置間接続通信システム及び送受信装置
JPH04237252A (ja) * 1991-01-21 1992-08-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd 公専接続におけるゲートウェイ装置

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