JP2775418B2 - グリーン緑葉杜仲茶の製造法 - Google Patents
グリーン緑葉杜仲茶の製造法Info
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- JP2775418B2 JP2775418B2 JP8020612A JP2061296A JP2775418B2 JP 2775418 B2 JP2775418 B2 JP 2775418B2 JP 8020612 A JP8020612 A JP 8020612A JP 2061296 A JP2061296 A JP 2061296A JP 2775418 B2 JP2775418 B2 JP 2775418B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、グリーン緑葉杜仲
茶の製造法に関するものである。
茶の製造法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】落葉性植物である杜仲の葉から製造した
お茶は薬効を有すると共に、芳醇成分を保有するために
注目され、近来その製造方法が種々研究されている。例
えば、杜仲の生葉を裁断し、その裁断片を葉の緑色部分
と褐色部分が実質上半々になるまで萎凋し、次に加熱、
殺青、揉捻、乾燥の各工程を経て半発酵杜仲茶を製造す
る(特開平3−240472号)。
お茶は薬効を有すると共に、芳醇成分を保有するために
注目され、近来その製造方法が種々研究されている。例
えば、杜仲の生葉を裁断し、その裁断片を葉の緑色部分
と褐色部分が実質上半々になるまで萎凋し、次に加熱、
殺青、揉捻、乾燥の各工程を経て半発酵杜仲茶を製造す
る(特開平3−240472号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の第一の目的
は、鮮度のよい杜仲の葉を終始低温で加工することによ
り、杜仲の葉の持つ葉緑素と多量の酵素を残存させ、い
わゆる杜仲葉の鶯色の緑茶とするにある。第二の目的
は、この緑葉杜仲茶を粉砕する際に茶葉が摩擦熱により
焼けたり、精渋成分が蒸発することを防止し、粉砕装置
内では低温で粉砕加工し、第一の加工による葉緑素と酵
素及びその他の有効成分を保持する点に大きな特色があ
るグリーン緑葉杜仲茶の製造法を提供する。
は、鮮度のよい杜仲の葉を終始低温で加工することによ
り、杜仲の葉の持つ葉緑素と多量の酵素を残存させ、い
わゆる杜仲葉の鶯色の緑茶とするにある。第二の目的
は、この緑葉杜仲茶を粉砕する際に茶葉が摩擦熱により
焼けたり、精渋成分が蒸発することを防止し、粉砕装置
内では低温で粉砕加工し、第一の加工による葉緑素と酵
素及びその他の有効成分を保持する点に大きな特色があ
るグリーン緑葉杜仲茶の製造法を提供する。
【0004】
(1)まず杜仲の生葉を採取する。採取した生葉より高
熱発酵を防ぐため、冷蔵庫に入れ冷却する。次に冷却し
て5時間から8時間以内の短時間において、70℃から
80℃の熱湯によって瞬間洗滌する。洗滌した杜仲生葉
を一枚毎に95℃から98℃の蒸気又は熱湯で2分から
3分間加熱する。 (2)加熱した杜仲葉を直ちに1℃〜4℃の冷却水又は
冷風で再び冷却して酵素の発酵を止める。 (3)酵素の発酵と劣化を止められた杜仲茶を直ちに9
0℃〜95℃の熱風又は間接加温により乾燥させ、葉緑
素の劣化を防止する。これによって葉緑素の外、ビタミ
ンA,B,C,E及びミネラル等を多量に残存したグリ
ーン緑葉杜仲茶を得る。 (4)(3)の工程を経たグリーン緑葉杜仲茶を粗挽き
して鶯色化した茶葉を袋詰して次の粉砕加工に備える。 (5)(4)の工程を経て粗挽き粉末に加工したグリー
ン緑葉杜仲茶は、用途によってサイズを変え粉砕する。
その粉砕については従来の原体を押し潰して粉砕する方
法は、高温の摩擦熱が生じるため、有効成分を分解劣化
させる。しかし、本発明の緑葉の杜仲茶の特色であるグ
リーンを保持させるためには、粉砕機内の羽根車による
粉砕と共に、原体自体(杜仲茶相互)の衝突により粉砕
する原理を利用することによって、できる限り摩擦熱を
減少させた緑葉杜仲本来の成分を保持するグリーン緑葉
杜仲茶の製造法である。
熱発酵を防ぐため、冷蔵庫に入れ冷却する。次に冷却し
て5時間から8時間以内の短時間において、70℃から
80℃の熱湯によって瞬間洗滌する。洗滌した杜仲生葉
を一枚毎に95℃から98℃の蒸気又は熱湯で2分から
3分間加熱する。 (2)加熱した杜仲葉を直ちに1℃〜4℃の冷却水又は
冷風で再び冷却して酵素の発酵を止める。 (3)酵素の発酵と劣化を止められた杜仲茶を直ちに9
0℃〜95℃の熱風又は間接加温により乾燥させ、葉緑
素の劣化を防止する。これによって葉緑素の外、ビタミ
ンA,B,C,E及びミネラル等を多量に残存したグリ
ーン緑葉杜仲茶を得る。 (4)(3)の工程を経たグリーン緑葉杜仲茶を粗挽き
して鶯色化した茶葉を袋詰して次の粉砕加工に備える。 (5)(4)の工程を経て粗挽き粉末に加工したグリー
ン緑葉杜仲茶は、用途によってサイズを変え粉砕する。
その粉砕については従来の原体を押し潰して粉砕する方
法は、高温の摩擦熱が生じるため、有効成分を分解劣化
させる。しかし、本発明の緑葉の杜仲茶の特色であるグ
リーンを保持させるためには、粉砕機内の羽根車による
粉砕と共に、原体自体(杜仲茶相互)の衝突により粉砕
する原理を利用することによって、できる限り摩擦熱を
減少させた緑葉杜仲本来の成分を保持するグリーン緑葉
杜仲茶の製造法である。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明のグリーン緑葉杜仲茶の製
造法を図1を参照しながら説明する。採取した生葉杜仲
(1)を冷蔵庫(2)にて冷却する。次に70℃〜80
℃の温度で5〜8時間以内に熱湯瞬間洗滌する(3)。
次に杜仲葉を1枚毎に95℃〜98℃の蒸気又は熱湯で
加熱する(4)。次に1℃〜4℃の冷却水又は冷風で冷
却して酵素の発酵と劣化を止める(5)。次に90℃〜
95℃の熱風又は間接加温により乾燥させ、葉緑素の劣
化を止める(6)。次に葉緑素、ビタミンA,B,C,
E並びにミネラルを残存したグリーン緑葉杜仲茶を得る
(7)。次に前記工程を経たグリーン緑葉杜仲茶を粗挽
きし鶯色化し、袋詰にして次の粉砕加工の準備をする
(8)。次に前記工程を経た粗挽緑葉杜仲茶のグリーン
を保持させるために粉砕機の羽根車にて粉砕すると共
に、杜仲茶自体の衝突による破砕原理を利用して摩擦熱
の発生を僅少に止めて精製した粉末のグリーン緑葉杜仲
茶を得る(9)。
造法を図1を参照しながら説明する。採取した生葉杜仲
(1)を冷蔵庫(2)にて冷却する。次に70℃〜80
℃の温度で5〜8時間以内に熱湯瞬間洗滌する(3)。
次に杜仲葉を1枚毎に95℃〜98℃の蒸気又は熱湯で
加熱する(4)。次に1℃〜4℃の冷却水又は冷風で冷
却して酵素の発酵と劣化を止める(5)。次に90℃〜
95℃の熱風又は間接加温により乾燥させ、葉緑素の劣
化を止める(6)。次に葉緑素、ビタミンA,B,C,
E並びにミネラルを残存したグリーン緑葉杜仲茶を得る
(7)。次に前記工程を経たグリーン緑葉杜仲茶を粗挽
きし鶯色化し、袋詰にして次の粉砕加工の準備をする
(8)。次に前記工程を経た粗挽緑葉杜仲茶のグリーン
を保持させるために粉砕機の羽根車にて粉砕すると共
に、杜仲茶自体の衝突による破砕原理を利用して摩擦熱
の発生を僅少に止めて精製した粉末のグリーン緑葉杜仲
茶を得る(9)。
【0006】
【表1】
【0007】
【表2】
【0008】
【表3】
【0009】
【表4】
【0010】
【表5】
【0011】
【発明の効果】本発明は前記のように、第一に鮮度のよ
い杜仲の葉を終始低温で加工することにより、杜仲の葉
の持つ葉緑素と多量の酵素を残存させていわゆる杜仲茶
の鶯色の緑茶を得る。第二にこの緑葉杜仲茶を粉砕する
際に、茶葉が摩擦熱により焼けたり、各重要成分が蒸発
することを防止し粉砕装置内では低温で粉砕加工し、第
一の加工による葉緑素と酵素及びその他の有効成分を保
有する等の大きな効果がある。
い杜仲の葉を終始低温で加工することにより、杜仲の葉
の持つ葉緑素と多量の酵素を残存させていわゆる杜仲茶
の鶯色の緑茶を得る。第二にこの緑葉杜仲茶を粉砕する
際に、茶葉が摩擦熱により焼けたり、各重要成分が蒸発
することを防止し粉砕装置内では低温で粉砕加工し、第
一の加工による葉緑素と酵素及びその他の有効成分を保
有する等の大きな効果がある。
【0012】
【図1】図1は、本発明緑葉杜仲茶の製造法のフローシ
ートである。
ートである。
Claims (1)
- 【請求項1】 採取した杜仲の生葉を自然発酵による高
温熱を防ぐため冷蔵庫に入れて冷却する工程と、前記冷
却して5〜8時間以内の短時間内において70℃〜80
℃の熱湯による瞬間洗滌工程と、前記洗滌した生葉を一
枚毎に95℃〜98℃の蒸気又は熱湯で2〜3分間加熱
する工程と、前記加熱された杜仲葉を直ちに1℃〜4℃
の冷却水又は冷風で再び冷却して酵素の発酵を止める工
程と、前記酵素の発酵と劣化を止められた杜仲葉を直ち
に90℃〜95℃の熱風又は間接加温により乾燥させ、
葉緑素の劣化を防止する工程と、この操作により葉緑素
の外にビタミンA,B,C,E及びミネラル等を多量に
残存したグリーン緑葉杜仲茶を得る工程と、前記工程を
経たグリーン緑葉杜仲茶を粗挽きして鶯色化した茶葉を
袋詰めにする工程と、前記工程を経たグリーン緑葉杜仲
茶を羽根車を有する粉砕機にて粉砕する工程と、よりな
ることを特徴とするグリーン緑葉杜仲茶の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8020612A JP2775418B2 (ja) | 1996-01-12 | 1996-01-12 | グリーン緑葉杜仲茶の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8020612A JP2775418B2 (ja) | 1996-01-12 | 1996-01-12 | グリーン緑葉杜仲茶の製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09187258A JPH09187258A (ja) | 1997-07-22 |
JP2775418B2 true JP2775418B2 (ja) | 1998-07-16 |
Family
ID=12032092
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8020612A Expired - Fee Related JP2775418B2 (ja) | 1996-01-12 | 1996-01-12 | グリーン緑葉杜仲茶の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2775418B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10117748A (ja) * | 1996-10-16 | 1998-05-12 | Shigeki Ishihara | 杜仲の生葉の保管方法及び杜仲茶の製造方法 |
-
1996
- 1996-01-12 JP JP8020612A patent/JP2775418B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09187258A (ja) | 1997-07-22 |
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