JP2775393B2 - 簡易除塵機 - Google Patents
簡易除塵機Info
- Publication number
- JP2775393B2 JP2775393B2 JP23406694A JP23406694A JP2775393B2 JP 2775393 B2 JP2775393 B2 JP 2775393B2 JP 23406694 A JP23406694 A JP 23406694A JP 23406694 A JP23406694 A JP 23406694A JP 2775393 B2 JP2775393 B2 JP 2775393B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- screen
- chain
- rake
- suspension frame
- suspension
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Filtration Of Liquid (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、比較的小規模の取水
口，導水路に設定するために簡略的な構成からなり製作
と維持コストを軽減させた簡易除塵機に関するものであ
る。
口，導水路に設定するために簡略的な構成からなり製作
と維持コストを軽減させた簡易除塵機に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】導水路，取水口等に流水中の塵芥を捕捉
するために設けられている格子状のスクリーンには、従
来から該スクリーンの前面に沿ってレーキを上昇させス
クリーンに付着した塵芥を掬い上げられるようにした本
格的装備の除塵機が設けられている。
するために設けられている格子状のスクリーンには、従
来から該スクリーンの前面に沿ってレーキを上昇させス
クリーンに付着した塵芥を掬い上げられるようにした本
格的装備の除塵機が設けられている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし従来の除塵機は
スクリーンの幅いっぱいのレーキを例えばロータリーチ
エンあるいは復数ワイヤロープによって昇降動するよう
に設けたものであって、必然的に大型の装置となるため
製作と維持コストも高くならざるを得ないという問題が
ある。
スクリーンの幅いっぱいのレーキを例えばロータリーチ
エンあるいは復数ワイヤロープによって昇降動するよう
に設けたものであって、必然的に大型の装置となるため
製作と維持コストも高くならざるを得ないという問題が
ある。
【０００４】従って平常の塵芥集積量が少ない取水口等
ではこのような大装備除塵機は設けられておらず、熊手
を使って定期的に人力で除塵作業をしているけれども、
人力作業は危険を伴ない重労働でもあるので体力強壮な
作業者でも２０〜３０分で疲労限界に至り、しかも充分
な除塵結果を得られないのが普通であった。このため低
コストで提供できる簡易除塵機が望まれていた。
ではこのような大装備除塵機は設けられておらず、熊手
を使って定期的に人力で除塵作業をしているけれども、
人力作業は危険を伴ない重労働でもあるので体力強壮な
作業者でも２０〜３０分で疲労限界に至り、しかも充分
な除塵結果を得られないのが普通であった。このため低
コストで提供できる簡易除塵機が望まれていた。
【０００５】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は上記要望
に呼応し得る簡易除塵機を提供しようとするもので、水
路中に設けられたスクリーンの上方に懸垂レールを水平
に支持し、該懸垂レールに沿って移動可能なるように懸
垂枠を吊下し、該懸垂枠に手回しハンドル等の駆動部を
設けると共に、該懸垂枠よりチエンガイドをスクリーン
の前面に沿って垂下させ、前記駆動部に連繋されたチエ
ンホィールを該チエンガイドの上端に設け該チエンガイ
ドの下端に回転自在に設けたチエンホイールと該チエン
ホイールとの間に無端状チエンを巻回し該無端状チエン
の一部にスクリーンの前面に摺接するレーキを止着し、
該懸垂枠を該懸垂レールに沿って横行移動させることに
より該レーキが該スクリーンの全幅にわたって摺接し得
るようにしたことを特徴とする。
に呼応し得る簡易除塵機を提供しようとするもので、水
路中に設けられたスクリーンの上方に懸垂レールを水平
に支持し、該懸垂レールに沿って移動可能なるように懸
垂枠を吊下し、該懸垂枠に手回しハンドル等の駆動部を
設けると共に、該懸垂枠よりチエンガイドをスクリーン
の前面に沿って垂下させ、前記駆動部に連繋されたチエ
ンホィールを該チエンガイドの上端に設け該チエンガイ
ドの下端に回転自在に設けたチエンホイールと該チエン
ホイールとの間に無端状チエンを巻回し該無端状チエン
の一部にスクリーンの前面に摺接するレーキを止着し、
該懸垂枠を該懸垂レールに沿って横行移動させることに
より該レーキが該スクリーンの全幅にわたって摺接し得
るようにしたことを特徴とする。
【０００６】
【作用】懸垂枠を移動させることによつてレーキをスク
リーンの幅方向に移動できるので、小型のレーキでもス
クリーンの全幅にわたり摺接させ塵芥を掬い上げること
ができる。従って装置全体が小型化でき構造が簡単にな
る。
リーンの幅方向に移動できるので、小型のレーキでもス
クリーンの全幅にわたり摺接させ塵芥を掬い上げること
ができる。従って装置全体が小型化でき構造が簡単にな
る。
【０００７】
【実施例】次に本発明の一実施例を図面と共に説明す
る。図１にこの簡易除塵機の正面図、図２にその縦断面
図を示す。同図において、１は水が矢印の方向に流れる
水路２中に塵芥を捕捉するために桟材を多数本定間隔で
平行に設けてなるスクリーン、３は該水路２の両側に支
柱３ａ，３ａを設立し該スクリーン１の上方に水平に支
持されたＩ形鋼からなる懸垂レール、４は該懸垂レール
３に沿って移動可能なるように吊下された懸垂枠であ
る。該懸垂枠４は鋼材をもって正面凹形に組立られその
両上端部にピン５，５を支点として折曲可能に滑動部
６，６を連接し、該各滑動部６，６には懸垂レール３上
を軽摩擦で転動し得るようにトロリーローラ７，７が設
けられている。
る。図１にこの簡易除塵機の正面図、図２にその縦断面
図を示す。同図において、１は水が矢印の方向に流れる
水路２中に塵芥を捕捉するために桟材を多数本定間隔で
平行に設けてなるスクリーン、３は該水路２の両側に支
柱３ａ，３ａを設立し該スクリーン１の上方に水平に支
持されたＩ形鋼からなる懸垂レール、４は該懸垂レール
３に沿って移動可能なるように吊下された懸垂枠であ
る。該懸垂枠４は鋼材をもって正面凹形に組立られその
両上端部にピン５，５を支点として折曲可能に滑動部
６，６を連接し、該各滑動部６，６には懸垂レール３上
を軽摩擦で転動し得るようにトロリーローラ７，７が設
けられている。
【０００８】１３は該懸垂枠４に設けられた駆動部で、
懸垂枠４の一側部にブラケット８を設け該ブラケット８
上に設けられた軸受９，９によりハンドル軸１０を支持
し、該ハンドル軸１０に鎖車１１を固設すると共に該ハ
ンドル軸１０の一端に大径輪状の手回しハンドル１２を
固設している。
懸垂枠４の一側部にブラケット８を設け該ブラケット８
上に設けられた軸受９，９によりハンドル軸１０を支持
し、該ハンドル軸１０に鎖車１１を固設すると共に該ハ
ンドル軸１０の一端に大径輪状の手回しハンドル１２を
固設している。
【０００９】１４は懸垂枠４の下縁中央部に固設した角
柱状のチエンガイドで、該チエンガイド１４は該懸垂枠
４に支持されスクリーン１の前面に沿って垂下されてい
る。そして該チエンガイド１４の上端に軸受１６を設け
該軸受１６に回転自在に支持した伝動軸１７にチエンホ
ィール１８を固設すると共に該伝動軸１７を軸受１９に
より懸垂枠４の一部にも支持させ該伝動軸１７の他端部
に鎖車２０を固着し、該鎖車２０と前記鎖車１１とに無
端状の伝動チエン２１を巻掛し、手回しハンドル１２を
回転することにより鎖車１１，伝動チエン２１，鎖車２
０，伝動軸１７を介してチエンホィール１８が回転駆動
されるように連繋する。
柱状のチエンガイドで、該チエンガイド１４は該懸垂枠
４に支持されスクリーン１の前面に沿って垂下されてい
る。そして該チエンガイド１４の上端に軸受１６を設け
該軸受１６に回転自在に支持した伝動軸１７にチエンホ
ィール１８を固設すると共に該伝動軸１７を軸受１９に
より懸垂枠４の一部にも支持させ該伝動軸１７の他端部
に鎖車２０を固着し、該鎖車２０と前記鎖車１１とに無
端状の伝動チエン２１を巻掛し、手回しハンドル１２を
回転することにより鎖車１１，伝動チエン２１，鎖車２
０，伝動軸１７を介してチエンホィール１８が回転駆動
されるように連繋する。
【００１０】またチエンガイド１４の下端に軸受２２を
設けてチエンホィール２３を回転自在に支持し、該チエ
ンホィール２３と前記チエンホィール１８との間に無端
状チエン２４を巻回し、該無端状チエン２４の一部に定
間隔でレーキ２５を止着している。該レーキ２５は図３
に示したように無端状チエン２４に取付金具２６をもっ
て連結した長方形板状のものでスクリーン１との当接辺
に該スクリーン１の各桟材間に突出するクシ歯２７，２
７…を有する摺接部材２９がボルト２８，２８…により
止着されている。
設けてチエンホィール２３を回転自在に支持し、該チエ
ンホィール２３と前記チエンホィール１８との間に無端
状チエン２４を巻回し、該無端状チエン２４の一部に定
間隔でレーキ２５を止着している。該レーキ２５は図３
に示したように無端状チエン２４に取付金具２６をもっ
て連結した長方形板状のものでスクリーン１との当接辺
に該スクリーン１の各桟材間に突出するクシ歯２７，２
７…を有する摺接部材２９がボルト２８，２８…により
止着されている。
【００１１】３０はスクリーン１の上端部に固設された
エプロン、３１は該エプロン３０の後側に形成された塵
芥排出用スラブを示す。
エプロン、３１は該エプロン３０の後側に形成された塵
芥排出用スラブを示す。
【００１２】また、３２は前記チエンガイドの背面に水
平に固着された横行支持杆で、該横行支持杆の両端部に
エプロン３０の表面を転動し得る横行支持ローラ３３，
３３が設けられ、該エプロン３０および横行支持ローラ
３３，３３によりチエンガイド１４および懸垂枠４を図
２に示したように傾斜吊下状に支持している。
平に固着された横行支持杆で、該横行支持杆の両端部に
エプロン３０の表面を転動し得る横行支持ローラ３３，
３３が設けられ、該エプロン３０および横行支持ローラ
３３，３３によりチエンガイド１４および懸垂枠４を図
２に示したように傾斜吊下状に支持している。
【００１３】このように構成した簡易除塵機では、手回
しハンドル１２を回転操作して無端状チエン２４を矢印
で示したように循環させレーキ２５をスクリーン１の前
面に沿って摺接させることにより、該スクリーン１に付
着した塵芥を掻上歯２７，２７…に引掛け上方に掬い上
げることができ、これをスラブ３１上に払い落とすこと
により軽作業で除塵ができる。そして該レーキ２５をス
クリーン１の前面と合致しない状態にずらしておいて、
懸垂枠４を懸垂レール３に沿って横行移動させることに
より、該レーキ２５を水平横移動させることができるの
で、レーキ２５の幅がスクリーン１の幅より未たないも
のであっても水平横移動してまた上記のように掬上操作
を行なえば幅広のスクリーンに対しても小型のレーキで
充分に除塵ができる。
しハンドル１２を回転操作して無端状チエン２４を矢印
で示したように循環させレーキ２５をスクリーン１の前
面に沿って摺接させることにより、該スクリーン１に付
着した塵芥を掻上歯２７，２７…に引掛け上方に掬い上
げることができ、これをスラブ３１上に払い落とすこと
により軽作業で除塵ができる。そして該レーキ２５をス
クリーン１の前面と合致しない状態にずらしておいて、
懸垂枠４を懸垂レール３に沿って横行移動させることに
より、該レーキ２５を水平横移動させることができるの
で、レーキ２５の幅がスクリーン１の幅より未たないも
のであっても水平横移動してまた上記のように掬上操作
を行なえば幅広のスクリーンに対しても小型のレーキで
充分に除塵ができる。
【００１４】なおこの実施例では懸垂枠４に設けられる
駆動部として手回しハンドル１２を設けた例を示した
が、このようなハンドルに代えて電源の得られる場所な
らば小型のモータを動力元として設けた方がよい。
駆動部として手回しハンドル１２を設けた例を示した
が、このようなハンドルに代えて電源の得られる場所な
らば小型のモータを動力元として設けた方がよい。
【００１５】
【発明の効果】このように本発明の簡易除塵機は、チエ
ンガイドを懸垂枠を介して懸垂レールに沿って横行移動
可能に吊下したことによりレーキをスクリーンの全幅に
わたって摺接させることができる。このため小型のレー
キを設けるだけでよく該レーキを支持する無端チエン，
チエンガイド等の強度もさほど要さず製作と維持コスト
を大幅に軽減できる有益な効果がある。
ンガイドを懸垂枠を介して懸垂レールに沿って横行移動
可能に吊下したことによりレーキをスクリーンの全幅に
わたって摺接させることができる。このため小型のレー
キを設けるだけでよく該レーキを支持する無端チエン，
チエンガイド等の強度もさほど要さず製作と維持コスト
を大幅に軽減できる有益な効果がある。
【図１】本発明に係る簡易除塵機の一実施例を示した正
面図。
面図。
【図２】図１の縦断面図。
【図３】図２のＡーＡ線断面図。
【符号の説明】 １ スクリーン ２ 水路 ３ 懸垂レール ４ 懸垂枠 １２ 手回しハンドル １３ 駆動部 １４ チエンガイド １８ チエンホィール ２３ チエンホィール ２４ 無端状チエン ２５ レーキ ２７ クシ歯 ２９ 摺接部材 ３０ エプロン
Claims (1)
- 【請求項１】 水路中に設けられたスクリーンの上方に
懸垂レールを水平に支持し、該懸垂レールに沿って横行
移動可能なるように懸垂枠を吊下し、該懸垂枠に手回し
ハンドル等の駆動部を設けると共に、該懸垂枠よりチエ
ンガイドをスクリーンの前面に沿って垂下させ、前記駆
動部に連繋されたチエンホィールを該チエンガイドの上
端に設け、該チエンガイドの下端に回転自在に設けたチ
エンホイールと前記チエンホイールとの間に無端状チエ
ンを巻回し、該無端状チエンの一部にスクリーンの前面
に摺接するレーキを止着し、該懸垂枠を該懸垂レールに
沿って横行移動させることにより該レーキが該スクリー
ンの全幅にわたって摺接し得るようにしたことを特徴と
する簡易除塵機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23406694A JP2775393B2 (ja) | 1994-09-01 | 1994-09-01 | 簡易除塵機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23406694A JP2775393B2 (ja) | 1994-09-01 | 1994-09-01 | 簡易除塵機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0874228A JPH0874228A (ja) | 1996-03-19 |
| JP2775393B2 true JP2775393B2 (ja) | 1998-07-16 |
Family
ID=16965060
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23406694A Expired - Lifetime JP2775393B2 (ja) | 1994-09-01 | 1994-09-01 | 簡易除塵機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2775393B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100899774B1 (ko) * | 2008-10-01 | 2009-05-28 | (유)신일 | 수로용 이물질 제거시설 |
| JP6641168B2 (ja) * | 2015-12-09 | 2020-02-05 | 中国電力株式会社 | 除塵装置 |
| CN112775140B (zh) * | 2020-12-14 | 2022-12-16 | 四川盛年同缔实业有限公司 | 可调式立体环保除尘装置 |
-
1994
- 1994-09-01 JP JP23406694A patent/JP2775393B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0874228A (ja) | 1996-03-19 |
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