JP2774817B2 - 空気タイヤのビードコア上に弾性的フィラーを施すための装置 - Google Patents

空気タイヤのビードコア上に弾性的フィラーを施すための装置

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JP2774817B2
JP2774817B2 JP1146549A JP14654989A JP2774817B2 JP 2774817 B2 JP2774817 B2 JP 2774817B2 JP 1146549 A JP1146549 A JP 1146549A JP 14654989 A JP14654989 A JP 14654989A JP 2774817 B2 JP2774817 B2 JP 2774817B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は空気タイヤのビードコア上に弾性的フィラー
を施すための装置であって、支持フレームと、該フレー
ムに回転可能に係合しかつ空気入りタイヤのビードコア
を固くかつ解放可能に係合させ得るように位置決めされ
た軸受要素と、上記フレームに回転可能に担持された一
対の圧力ディスクとを備え、該圧力ディスクがビードコ
アの中心面に関して対称的に位置決めされると共に、互
いに対向する外周突起を有し、ビードコアが軸受要素上
に作用する駆動手段を通じてそれ自体の軸線を中心とし
て回転する間に、前記外周突起が弾性的フィラーの両側
に作用し、ビードコアの方向に作用するスラスト力によ
り該フィラーをビードコアの外周面に沿って施す型式の
装置に関する。
(従来の技術) 公知のように、自動車類の空気タイヤは、一般に、そ
のビード部に空気タイヤの全体構造を支持する働きをす
る、通常ビードコアと称される金属材料製の環状要素が
設けられている。
実際上、これら各ビードコアは、タイヤの側壁に設け
られたプライにより形成された折り返し部分を通じて空
気タイヤのカーカスに固着されており、該プライはビー
ドコアの断面を中心として束状に折り畳まれている。
ビードコアの周囲に折り返されたプライスカート間に
エアポケットが形成されるのを防止するため、ビードコ
アの外周面に沿って適当な形状の弾性材料フィラーが提
供される。該フィラーはビード構造体を補強する働きを
する。
最近、完全に自動的な方法にてビードコア上にフィラ
ーを施すための装置が開発されている。
この装置は、フィラーを適当な長さのストリップとし
て予め切り、そのストリップを同軸状に対向する2つの
圧力ディスク間に接線方向に挿入し、適当な軸受け要素
上に取り付けられたビードコアがそれ自体の軸線を中心
として回転する間に、該圧力ディスクが回転して、ビー
ドコアの円周方向外周面に沿って上記ストリップを施
す。次いで、スプライサー装置が作動し、フィラー断面
の下方及び上方領域が湾曲する径の差に応じた「V」字
形に対応して、互いに対向するフィラー両端同士を接続
させる。
現在、フィラーを施すために使用されている装置は、
一方の圧力ディスクがビードコアを回転させる型式のも
のである。実際上、圧力ディスクはモータにより回転さ
れ、その一方は、ビードコアの軸受要素に作用し、該軸
受け要素上に取り付けられたビードコアと共に、該軸受
け要素を回転させる外周部分を有している。
さらに、圧力ディスクはその正面に形成されたそれぞ
れの外周突起を通じてフィラーに係合し、該フィラーの
底部に隣接してフィラーの両側部自体に接触する。この
外周突起はこれら突起がフィラーに接触しなければなら
ない領域内にて、フィラーの断面の幅よりも僅かに小さ
い寸法にて離間して配設されている。このため、フィラ
ーが圧力ディスク間を通過するように強制されるとき、
該ディスクは側部に圧縮力を受け、反発力が生じ、この
反発力によりフィラーはビードコアの外周面(その上に
は、フィラーを接着させるために、適当な溶剤が予め塗
布されている)に圧接される。
上記の説明から、フィラーを施すための従来の装置に
は幾つかの欠点があることが理解されよう。
第1の欠点は、フィラーが圧力ディスクから解放され
ようとするとき、ビードコアから上方に持ち上げられる
傾向となることである。実際上、上記外周突起の互いの
配設状態により、フィラーは圧力ディスク間に挿入され
るときにその側部が圧縮され、その結果、フィラーは外
周突起に対して弾性的な反発力を作用させ、この反発力
により、フィラーは突起に接着される。
従って、圧力ディスクの回転に起因し外周突起がビー
ドコアから離反する箇所にてフィラーはビードコアから
分離する傾向となる。その結果、例えば、溶剤がビード
コア上に完全に分布されていない場合、又は溶剤の量が
十分でない場合、フィラーはビードコアに接着せずに圧
力ディスクに接着されたままであるという厄介な問題が
生じる。何れの場合でも、上記の溶剤はフィラーをビー
ドコア上に正確な施すためには望ましいものではない。
別の欠点は、圧力ディスクがビードコアを回転させる
ためには、当然、軸受要素に対して不動でなければなら
ないということに起因する。このため、しばしば経験さ
れるように、フィラー断面に僅かな寸法上の差があると
き、フィラーは不規制御に施される結果となる。特に、
フィラーが公称値を僅かに上廻る寸法の断面を有する場
合、フィラーは圧縮ディスク間に挿入しようとすると
き、過度な圧縮力を受ける。この圧縮力によりフィラー
はその底部に隣接する領域に沿って望ましくない延伸が
生じる。
これとは反対に、フィラーが公称値より僅かに小さい
断面を有する場合、フィラーは施されるときに、ビード
コア上に十分に圧縮されないという問題が生じる。その
結果、フィラーはビードに完全に接着されない。
別の欠点は、対応する圧縮ディスクにより軸受要素を
引張ることは、接触形状部に従って行われるが、該形状
部は略常に、ビードコアの円周方向外周の半径とは異な
り、又フィラーを引っ張り得るように位置決めされた外
周突起の径とも異なる半径を有している。その結果、多
くの場合、圧縮ディスクはその上にフィラーが施された
ビードコアの外周速度と異なる速度にてフィラーを引っ
張る。この状態はフィラーがビードコア上に十分に接着
されない上で望ましくないのみならず、長手方向に引き
出すため、フィラーが望ましくない構造的な変形を生じ
る虞れがある。
本発明の主たる目的は、フィラーが当初、その断面寸
法に僅かな差がある場合であっても、フィラーを変形さ
せることなく、極めて確実な方法にて、ビードコア上に
該フィラーを施し得る装置を実現することにより、上記
の如き公知技術の欠点を実質的に解決することである。
(課題を達成するための手段) 上記及びその他の本発明の目的は、空気タイヤのビー
ドコア上に弾性的フィラーを施すための装置であって、
圧力ディスクが回転可能にアイドル状態にありかつ駆動
手段から解放されており、フィラーを施す間には、一方
のデイスクが他方のデイスクに対しビードコア(5)の
回転する円周方向に互いに拡開する一方、ビードコアの
回転軸中心に向かって半径方向に互いに収斂するように
したことを特徴とする装置により略達成される。
(実施例) 本発明のさらに別の特徴及びその利点は、添付図面を
参照しながら、空気タイヤのビードコア上に弾性的フィ
ラーを施すための装置に関する以下の実施例(単に一例
として掲げたものであり、本発明を限定するものではな
い)に関する説明を読むことにより理解されよう。
第1図を参照すると、本発明による空気タイヤのビー
ドコア上に弾性的フィラーを施すための装置が符号1で
図示されている。
それ自体公知の方法により、上記装置1は本発明の目
的上、全く重要でないため図示しない装置と関係するこ
とが望ましく、該装置1は、完全に自動的な方法にてビ
ードコア上に弾性的フィラーを施すのに適している。
装置1は、アーム3と回転可能に係合し、該アーム3
を支持フレーム4に接続する軸受要素2(その一部のに
図示)を備えている。
それ自体公知の方法にて、該軸受要素2は、締結フラ
ンジ2bが関係する空気タイヤ(第2図)のビードコア5
に係合し得るように位置決めされた心合わせディスク2a
を備えている。この締結フランジ2bはディスクに近付け
るときに、変形し、ビードコア5を空気タイヤに締結す
ることが出来る。
常にそれ自体公知の方法にて、軸受要素2を回転可能
に支持するアーム3は支持フレーム4に回転可能に接続
され、その他の同様のアームと共に、上記装置に設けら
れた各種の装置による次の動作がビードコア5に作用さ
れるようにすることが望ましい。
軸受要素2上には、全体として符号6で示した駆動手
段が設けられており、該駆動手段6は、軸受要素自体を
回転させ、ビードコア5がそれ自体の軸線を中心として
回転されるようにすることが出来る。最初、該駆動手段
6は軸受要素2の軸線に対して平行な軸に従ってフレー
ム4に回転可能に係合する摩擦ホィール7を備えてい
る。該摩擦ホィール7は、図示しないモータにより駆動
軸8を介して回転され、フランジ2bの外周縁に接触した
状態を保ち、それ自体の回転動作を該フランジ2bに、従
って、軸受要素2の全体に伝達する。
この目的のため、第1図に明確に図示するように、摩
擦ホィール7は駆動軸8を介してプレート9により回転
可能に担持されるようにすることが望ましい。該プレー
ト9は駆動軸8の軸線に対して略平行である軸線を有す
る少なくとも1つのピン10を介し支持フレームに旋回可
能に蝶番止めされている。支持フレーム4に固定された
第1流体制御複動シリンダ11がプレート9上に作用し、
その結果、摩擦ホィール7は軸受要素2及びそれに接続
された要素を回転させるのに十分な所定の力にてフラン
ジ2bに押し付けられる。
さらに、摩擦ホィール7の駆動軸8は小ブロック13に
係合する支持プレート12と回転可能に交差するようにす
ることが望ましい。この小ブロック13はそれ自体公知で
ある従来型式の複数の配向ローラ14を支承しており、こ
れらローラの機能は以下の説明から明らかになろう。支
持体16を介してプレート9に剛性に接続された位置決め
流体複動シリンダ15が支持プレート12に作用し、フィラ
ーを施す間、ローラ14が軽荷重の力にて軸受要素2の方
向に押し付けられているようにする。
さらに、該装置1はビードコアの中心面に対して対称
的に配設され、支持フレーム4に対して回転可能に支承
された1対の圧力ディスク17、18を備えている。これら
の圧力ディスク17、18には互いに対向するそれぞれの外
周突起17a、18aが設けられている。
本発明によると、これら圧力ディスク17、18は回転可
能なアイドル状態にあり、駆動手段6から完全な解放さ
れている。さらに、これら圧力ディスク17、18はビード
コア5の上記中心面の上方に極めて新規な方法にて取り
付けられている。
これらディスクは第2図に図示するようにビードコア
の軸受要素の軸線に向けて収斂するそれぞれの面に従っ
て位置し、上記ディスクを支承する装置は第1図に示し
たのと同一の方向から図示されている。即ち、正面側に
て、符号34にて図示した弾性的フィラーは矢印Fで示す
ように見る側に接近させてある。
上記1対の圧力ディスクの面どうしがビードコアの回
転する円周方向へ開く解放角度「v」は約10゜程度と
し、特に5゜乃至15゜の範囲内の値とすることが望まし
く、適当な調整装置を使用して、第1図に示すような固
定式でなく可変型式とすることが出来る。
上記構成の結果、上記対の圧力ディスク17、18は互い
の距離が最小である領域を有している。上記領域は一方
のディスク17の端縁にて他方のディスク18に対して最小
の離間距離で対向する位置の点P及び該他方のディスク
7の反対側の対向する同一点Pにより規定される。その
他の条件が等しいならば、フィラー34はこの領域にてデ
ィスク17、18間で最も圧縮される。
次いで、フィラーがビードコアから剥れる上述の動作
を回避するため、圧力ディスク17、18とビードコアの軸
受要素2との間の正接点Tから離れた後、圧力ディスク
の回転に起因して、2つの圧力ディスクの回転中心を通
る共通軸がドラム2の回転方向に動き、その結果、圧力
ディスク間の最小距離の点Pが、圧力ディスクと上記ド
ラム2との間の正接点Tには一致しないで該正接点Tに
対して後方(回転方向下流側)に位置している。
第3図に略図で図示した上記動作はそれぞれの点P及
びTを通る各圧力ディスクの直径「r」及び「s」間の
角度「w」により規定される。上記角度「w]の値は好
適な値である15゜を中心として±10゜の範囲内にあるよ
うにすると都合良い。
実質上、本発明による上記圧力ディスクの各種の要素
の上記構造的配設により、2つの圧力ディスクはフィラ
ーを施す間、ビードコア5の回転円周方向(即ち、第2
図において、見る人の方向に対して垂直方向)に上記角
度「v」にて互いに拡開する2つの面の各々に位置して
おり、一方の面は他方の面に対してビードコアの回転軸
中心に向かって径方向に互いに収斂している。
さらに、圧力ディスク17、18はビードコア5の軸線に
対して平行な軸線に従って、支持フレーム4に旋回可能
に蝶番止めされた旋回支持体19により担持されている。
該旋回支持体19はピン20を介してブラケット21に接続
し、該ブラケット21は摩擦ホィール7を支持するプレー
ト9に固着することが望ましい。
プレート9と旋回支持体19の間には、複動シリンダ22
が配設されており、該複動シリンダ22は一定の所定の力
にて圧力ディスク17、18をビードコア5に向けて押し付
けている。
第2図に略図で示した実施例において、調整手段23は
圧力ディスク17、18と関係し、該圧力ディスク17、18間
の距離及びビードコア5の軸線に対して平行な軸線を中
心とするその方向を変化させることが出来る。
この目的のため、第1圧力ディスク17は旋回支持体19
に接続された下部を有する支持ブラケット24に回転可能
に係合する一方、第2圧力ディスク18は可動の小ブロッ
ク25に担持されている。該小ブロック25は少なくとも一
つの案内ロッド26に沿って摺動可能に係合する。該案内
ロッド26は支持ブラケット24上に固く取り付けられ、か
つビードコア5の軸線に対して平行に伸長している。案
内ロッド26に対して平行に伸長しかつ支持ブラケット24
の基準壁24aを摺動可能に横断するねじ付きバー27が可
動の小ブロック25に固着されている。作動中、ねじ付き
バー27に掛合し、互いに回転して、圧力ディスク17、18
間の距離を変化させるための調整グリップ部28が基準壁
24aに回転可能に接続されている。
支持ブラケット24は旋回支持体19と一体の円弧状プレ
ート29の下方に固着された曲線状伸長部の頂部壁24bを
有している。この頂部壁24bと適合する形状とした円弧
状プレート29はビードコア5の軸線に対して平行な軸線
を中心として伸長し、圧力ディスク17、18の軸線と略同
一の高さに配設されている。頂部壁24bは円弧状プレー
トに形成されたそれぞれの開口部31を摺動可能に横断す
る少なくとも1つのねじ付きピストンピン30を通じて、
該円弧状プレート29に係合する。上記開口部31には適当
なねじ付きナット32が嵌入し、支持ブラケット24の位置
を固定する。
ナット32を緩めかつピストンピン30を開口部31に沿っ
て動かすことにより、ブラケット24を円弧状プレート29
の曲率中心付近に位置決めし、よって、ビードコア5の
軸線に対して平行な軸線を中心として圧力ディスク17、
18の方向を同時に調整することが可能であるようにする
と都合が良い。例えば、圧力ディスク17、18の回転中心
を通る共通の軸線を中心として位置決めし、角度「w」
の値を変化させ得るようにすると都合が良い。
本発明の目的を達成するための装置の構造について上
述したが、以下該装置の作用について説明する。
ビードコア5が心決めディスク2a及び締結フランジ2b
間に係合した後、摩擦ホィール7は流体シリンダ11の作
動によりフランジ自体の外周端縁にスラスト力を作用さ
せ、回転されて、第1図に矢印33にて示した方向への回
転動作によりビードコアを引っ張る程度を設定する。
これと同時に、ストリップの形態による弾性的なフィ
ラー34が公知の供給手段(図示しない)により、第2図
に図示するように、圧力ディスク17、18とビードコア5
間に挿入される。
より具体的には、極めて目立つ高さの略三角形の断面
を有するフィラー34は圧力ディスク17、18の外周突起17
a、18a間に係合する。該圧力ディスク17、18は調整手段
23を介して互いに所定の距離だけ離れた位置にあり、第
2シリンダ22の動作によりビードコア5の方向に押し付
けられ、フィラー34の底部に隣接するフィラーの側部に
接触し、そのため、フィラー34はその底部がビードコア
5の外周(その上に接着のための溶液が予め塗布されて
いる)に押し付けられる。
このため、フィラー34はビードコア5に接着し、この
ビードコア5によって引っ張られ、摩擦ホィール7によ
り回転される。フィラー34がビードコア5により引っ張
られる間、フィラーは圧力ディスク17、18間を通り、こ
れら圧力ディスク17、18がフィラーをビードコアに施
し、従って、それ自体公知である配向ローラ14を介して
方向決めされ、フィラー自体は液状の経路に沿って施さ
れる。該経路を通った後、フィラーはビードコア5から
さらに遠方の領域内にて繰り返し変形され、それによっ
て屈曲し、フィラー自体がビードコアの中心面に対して
対称的に方向決めされる。
圧力ディスク17、18はフィラー34との接触領域におい
て外周突起17a、18a間の距離がビードコア5の回転方向
に向けて徐々に増大するように互いに方向決めすると有
利である。故に、圧力ディスク17、18によりフィラーに
加えられる圧縮力に起因して、外周突起17a、18a上にて
フィラーが弾性的に反発することにより、圧力ディスク
17、18間にはフィラーが最初に挿入される領域が形成さ
れる。一方、これら弾性的反発は徐々に低下し、ビード
コア5に施されたフィラー34が圧力ディスク17、18から
分離する領域に接近するのを阻止する。フィラーがビー
ドコア5から離反することにより、摩擦によってそれぞ
れの圧力ディスク17、18の軸線を中心として回転する外
周突起17a、18aがビードコア5から離反する領域に該フ
ィラーが引っ張られる可能性は解消される。さらに、圧
力ディスク17、18がフィラー34に作用するための力はア
クチュエータシリンダ22の動作に起因するため、フィラ
ー34の断面がその長手方向に伸長する幾多の箇所にて僅
かに寸法が変化する場合であっても、該力は所定の一定
の値を維持し得る。
その結果、フィラー断面の上記寸法変化に起因して、
フィラーが構造的に変形し、及びフィラーがビードコア
上に十分に施されないといった問題点が解消される。
このようにして、本発明は所期の目的を達成すること
が出来る。
上述のように、本発明の目的を達成するための装置は
公知の技術の欠点を解消するものであり、フィラー自体
の構造的及び/又は寸法上の変化を生ずることなく、フ
ィラーをビードコアに対して効果的にかつ確実に施すこ
とが可能となる。
この目的のため、圧力ディスク17、18が完全に駆動手
段6から解放されたとき、本発明の装置はビードコア5
の円周速度と正確に同一の速度にてフィラー34が引っ張
られることを保証する。
勿論、本発明は、その発明概念から逸脱することな
く、別の及び変形された全ての実施例を包含するもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による装置の斜視図、第2図は弾性的フ
ィラーをビードコア上に施す間における本発明の装置の
一部を構成する一対の圧力ディスクの一部断面図とした
正面図、第3図は圧力ディスクとビードコア間の配設関
係を示す横方向略図である。 1:フィラー装置 2:軸受け要素、3:アーム 4:支持フレーム、5:ビードコア 6:駆動手段、7:摩擦ホィール 8:駆動軸、9:プレート 10:ピン、11:複動シリンダ 12:支持プレート、13:小ブロック 14:ローラ、15:複動シリンダ 17、18:圧力ディスク 19:旋回支持体、24:支持ブラケット 25:可動の小ブロック 26:案内ロッド 27:ねじ付きロッド、29:円弧状プレート 30:ピストンピン、31:穴 32:ナット、34:弾性的フィラー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭54−88979(JP,A) 特開 昭56−69148(JP,A) 特開 昭59−209845(JP,A) 特開 昭64−90736(JP,A) 特開 平2−43029(JP,A) 特開 昭57−152937(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B29D 30/06 - 30/72

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】空気タイヤのビードコア上に弾性的フィラ
    ーを施すための装置であって、 支持フレームと、 前記支持フレームに対して回転可能に係合し、かつ空気
    タイヤのビードコアに固くかつ解放可能に係合し得るよ
    うに位置決めされた軸受け要素(2)と、 前記フレームに対して回転可能に支持されかつビードコ
    アの中心面に関して対称的に配設された一対の圧力ディ
    スク(17、18)と、を備え、 前記圧力ディスク(17、18)が互いに対向するそれぞれ
    の外周突起(17a、18a)を有し、ビードコア(5)が、
    前記軸受要素(2)に作用する駆動手段を通じてそれ自
    体の軸線を中心として回転する間に、前記外周突起(17
    a、18a)が弾性的フィラー(34)の両側に作用し、ビー
    ドコア(5)の方向に作用するスラスト力により該フィ
    ラーをビードコアの外周面に沿って施し得るようにした
    前記装置において、 前記圧力ディスク(17、18)が回転可能なアイドル状態
    にありかつ駆動手段から解放されており、フィラーを施
    す間、一方のデイスクが他方のデイスクに対しビードコ
    ア(5)の回転する円周方向に互いに拡開する一方、ビ
    ードコアの回転軸中心に向かって半径方向に互いに収斂
    するようにしたことを特徴とする装置。
  2. 【請求項2】前記圧力ディスク(17、18)の面間におけ
    る前記収斂角度が5゜乃至15゜の範囲内にあることを特
    徴とする請求項1記載の装置。
  3. 【請求項3】前記圧力ディスク(17、18)が、ビードコ
    アの回転軸線に対して平行な軸線に従って支持フレーム
    に蝶番止めされた旋回支持体(19)に係合し、少なくと
    も一つの流体シリンダ(22)が、所定の一定のスラスト
    力を前記ビードコアに向かう圧力ディスクに作用させる
    ことを特徴とする請求項1記載の装置。
  4. 【請求項4】圧力ディスク(17、18)が支持ブラケット
    (24)を通じて旋回支持体(19)に接続され、前記支持
    ブラケット(24)が曲線状に伸長する頂部壁を有し、前
    記頂部壁が前記旋回支持体と一体でかつ前記頂部壁に適
    合した形状を備える円弧状プレート(29)に係合し、 前記支持ブラケットが円弧状プレートの曲率中心の周囲
    に位置決めされ、ビードコアの軸線に対して平行な軸線
    を中心とする圧力ディスクの配向、即ち両圧力ディスク
    の面どうしが前記ビードコアの回転円周方向へ開く角度
    (v)と、各圧力ディスクの軸心と軸受要素の軸心とを
    結ぶ直径方向(r)と該各圧力ディスクの軸心と2つの
    圧力ディスク間の距離が最小となる点Pとを結ぶ方向
    (s)とがなす角度(w)とを同時に調整し得るように
    したことを特徴とする請求項3記載の装置。
  5. 【請求項5】ビードコアの軸線に対して平行な前記軸線
    が前記各ディスクの回転中心を通過する共通軸であり、
    前記軸線に対する前記角度が5゜乃至25゜の範囲で調整
    可能であることを特徴とする請求項4記載の装置。
  6. 【請求項6】第1圧力ディスク(17)が前記旋回支持体
    (19)に固着された支持ブラケット(24)に回転可能に
    係合する一方、第2圧力ディスク(18)が少なくとも1
    つの案内ロッド(26)に沿って摺動可能に係合した可動
    小ブロック(25)に対し係合し、 前記案内ロッド(26)が支持ブラケット(24)と一体で
    あり、かつビードコアの軸線に対して平行に伸長し、 更に、ねじ付きバー(27)が前記可動小ブロック(25)
    に関係し、かつ案内ロッド(26)に対して平行に伸長す
    ると共に、前記支持ブラケット(24)を摺動可能に横断
    して、作動中は調整手段グリップ部(28)に係合されて
    おり、 前記調整手段グリップ(28)は、支持ブラケット自体と
    回転可能に接続され、かつ回転される際に圧力ディスク
    (17、18)間の距離を調整し得るようにしたことを特徴
    とする請求項3記載の装置。
  7. 【請求項7】前記駆動手段は摩擦ホイール(7)を備
    え、該摩擦ホイールは、回転される際に軸受け要素
    (2)の外周端縁に作用してビードコア(5)を回転さ
    せることを特徴とする請求項6記載の装置。
  8. 【請求項8】前記摩擦ホイール(7)がビードコアの回
    転軸線に対して平行な軸線に従って支持フレームに蝶番
    止めされたプレート(9)に係合し、少なくとも一つの
    流体シリンダ(11)が、摩擦ホィールをビードコアの軸
    受け要素に押し付けて前記ビードコアに作用を及ぼすこ
    とを特徴とする請求項7記載の装置。
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