JP2774001B2 - イメージスキャナの発光部材 - Google Patents
イメージスキャナの発光部材Info
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Description
発光部材に関する。
成された画像(イメージ)を光学的に読み取って電気信
号に変換するイメージスキャナは、画像を照明する発光
部材を備えている。発光部材は、例えば発光ダイオード
(以下「LED」と称す)等の光源と、これを囲むケー
ス等の壁部材からなっている。CCD等からなるイメー
ジセンサが、イメージをライン状に読み取るラインセン
サである場合には、イメージを照明する光源は、走査方
向に列設して配置される。列設された光源群の光量を可
及的有効に利用するために、壁部材はその表面が反射面
となるように形成されている。
型化しようとする場合、媒体と発光部材及び媒体とイメ
ージセンサのそれぞれの相対距離を小さくすることが有
効であることは知られている。しかし、低廉な既存の光
源やイメージセンサを用いて、光軸の短縮を図るべく、
発光部材と媒体の距離を近付けると、次のような問題が
発生する。媒体通路を走行する媒体は、該通路のスペー
スの範囲において、光源からの距離が変動する。すなわ
ち、変形した媒体Aとそうでない媒体Bとでは、光源に
対して異なる距離の位置を走行するため、媒体Aと媒体
Bとでイメージ部の照度が異なることになる。換言する
と、照明されたイメージとこれを光学的に入射されるイ
メージセンサとの距離が変動することになる。このこと
は、同じ画像濃度のイメージであるにも拘らず、イメー
ジセンサが出力するイメージに対応した電気信号が変動
することを意味しており、正確なイメージの読み取りが
できないことになる。
異なる距離の位置を走行しても、イメージセンサの読み
取ったイメージの出力信号に差を生じさせないように
し、イメージスキャナの光軸を短くしてイメージスキャ
ナをコンパクトにできる発光部材の提供にある。
ナの発光部材は、カード等の媒体に形成されたイメージ
をスリット状に照明しつつ、上記媒体を媒体通路を通し
て走行させて上記イメージをイメージセンサにより読み
取るイメージスキャナにおいて、上記媒体上のイメージ
を照明する発光部材であって、発光光源と、これを囲む
壁部からなる。上記壁部のうち、上記スリットの長手方
向に対応する方向である走査方向の両端に位置する側壁
に、該側壁による反射光を除去するための光吸収部材を
設け、媒体通路のスペースの範囲内で媒体のイメージと
イメージセンサとの距離が変動しても、媒体上における
上記スリット長手方向の照明光の照度分布の形状の相対
的変化が生じないようにした。「照度分布の形状の相対
的変化が生じない」ことに関しては、後述する。
的にイメージを照射するとともに、壁部により反射され
て反射光となってイメージを照射する。このとき、走査
方向の両端に位置する側壁部では光吸収部材により反射
光が除去されるため、上記側壁部による反射光はイメー
ジの照明に寄与しない。このため、照明される媒体面位
置が媒体通路のスペースの範囲内で変動しても、媒体上
における、スリット長手方向の照度分布に形状の相対的
変化が生じないので、光源に対して異なる距離の位置を
走行する媒体のそれぞれの出力には差がでない。
に説明する。
してのカードを示していて、その下面に読み取られる画
像(イメージ)を形成されている。このカード1は、ガ
イド板2,3からなる媒体通路4を所定の向きに走行さ
せられる。イメージスキャナ5は、ガイド板3に形成さ
れた窓孔を介して媒体通路4に臨ませられている。
収納した第1ケース7と、この第1ケース7と一体的に
結合されていて、レンズユニット8とイメージセンサと
してのCCDアレイ9を収納した第2ケース10とから
なっている。
列設されたLED6aと、走査方向に列設されたLED
を保持するホルダ6bと、各LED6aと電気的に接続
された基板6cとからなっている。
7は、図3に示すように、走査方向に沿って形成された
スリット7aを有していて、このスリットの下位に光源
ユニット6が位置させられている。光源ユニット6とス
リット7aとの間には、空隙7Aが形成されている。こ
の空隙7Aの壁部は、LED6aを囲んでいて、LED
6aの配列方向(走査方向)に沿う傾斜した壁部11,
12と、走査方向側部の壁部(側壁)13,14とから
なっている。
形成された光軸O通過用の窓孔を示し、符号6caは基
板6cに形成された光軸O用の窓孔を示している。
のLED6aと、これを囲む壁部11〜14とからな
り、走査方向の両端に位置する側壁13,14には、L
EDの光を吸収する光吸収部材15,16が貼付されて
いる。図2に示すように、スリット7aには、防塵用の
ガラス17が設けられている。
外線発光ダイオードであって、カード1にセキュリティ
の目的で形成されたイメージが赤外線感応塗料からなる
赤外線バーコードである場合には、カーボンを含んだ赤
外線吸収塗料を塗布されたフィルムで形成される。LE
D6aが可視光線を発光するものである場合には、全域
吸光材料で形成される。また、光吸収部材としては、側
壁15,16と別部材にすることなく、側壁そのものに
光吸収層を形成しても良い。
ると、この光はスリット7aを通って媒体下面のイメー
ジを照明する。このとき、走査方向の側部に位置する側
壁13,14に入射した光は、これに吸収されて反射せ
ず、カード1のイメージ照射に寄与しない。
に変動を生じたときでもカード上で均一な照度を得るに
は、上記の距離が変化したときのカード上での照度分布
の形状が相対的に変化しないことが重要である。何故な
ら、照度分布の形状が相対的に変化すると、2値化の基
準であるシェージング曲線に対しイメージ出力の形状が
変化することとなり、その変化した個所では2値化の基
準に狂いを生じるからである。
照度分布を示し、図4(b)は、光吸収部材が設けられ
ていないときの照度分布を示す。図の横軸は、スリット
上の照明部の長手方向である。光吸収部材が設けられて
いないときには、カードはLEDからの直接光と、壁部
による反射光(図1に破線で示す)とで照明される。こ
の場合、カードとLEDの距離が小さいとき、即ち、カ
ードがガイド板2に近接しているときは、反射光はカー
ドの両端(スリット状の照明部の長手方向の両端部)の
照明にも十分に寄与し、照度分布は図4(b)の曲線B
1に示すようになる。カードがガイド板2から離れて、
カードとLEDの距離が大きくなると、前記側壁部から
の反射光がスリット長手方向中央部の方に向かう光であ
るため、照度分布は同図の曲線B2の如く、スリット長
手方向の中央部から上記長手方向両端部に向かって急速
に減少する山形の分布になる。図4(b)の照度分布B
1とB2を見ると、照度分布B1は「逆U字形状」であ
るのに対し、照度分布B2は「山形状」であり、照度分
布の曲線の形状種類が変化している。照度分布B1,B
2のような変化がある場合、照度分布B1,B2間に
「相対的変化」があるという。このように、カードとL
EDとの距離が変化した場合のカード上の照度分布に相
対的変化があると、シェージング曲線に対してイメージ
出力の形状が変化し、2値化の基準が狂ってしまう。こ
れに対し、側壁部に反射吸収部材を設けると、側壁部か
らの反射光による照明が無いので、カードがガイド板2
に近接して、カードとLEDの距離が小さいときは、照
度分布は図4(a)の曲線A1に示すようになる。ま
た、カードがガイド板2から離れてカードとLEDの距
離が大きくなると、照度分布は同図の曲線A2の如くに
なる。図4(a)の照度分布A1とA2を見ると、照度
分布A1,A2ともに「逆U字形状」であり、照度分布
A2は、照度分布A1を比例的に圧縮したような形状と
なっている。照度分布A1とA2のように、曲線の形状
の種類が同じである場合、照度分布A1,A2間に「相
対的変化」が無いというのである。このように、カード
とLEDとの距離が変化した場合のカード上の照度分布
に相対的変化が無ければ、シェージング曲線に対してイ
メージ出力の形状に変化がなく、2値化の基準が狂うこ
とがない。
走行位置に応じて発生する照度分布の変動をなくすこと
ができるから、媒体の走行位置に拘らず読み取られたイ
メージの出力に大きな差がでない。従って、列設された
光源はその端部まで利用できると共に光源と媒体との相
対距離を短くできるから、これを備えるイメージスキャ
ナをコンパクトに構成することができる、という効果を
奏する。
光部材を示す正断面図である。
布を、同(b)は、光吸収部材が設けられていないきの
照度分布をそれぞれ示す線図である。
Claims (1)
- 【請求項1】媒体に形成されたイメージをスリット状に
照明しつつ、上記媒体を媒体通路を通して走行させて上
記イメージをイメージセンサにより読み取るイメージス
キャナにおいて、上記媒体上のイメージを照明する発光
部材であって、 発光光源と、これを囲む壁部からなり、上記壁部のうち
上記スリットの長手方向に対応する方向である走査方向
の両端に位置する側壁に、該側壁による反射光を除去す
る光吸収部材を設けてなり、 上記媒体通路のスペースの範囲内で媒体のイメージとイ
メージセンサとの距離が変動しても、媒体上における上
記スリット長手方向の照明光の照度分布の形状の相対的
変化が生じないようにしたことを特徴とするイメージス
キャナの発光部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3322031A JP2774001B2 (ja) | 1991-12-05 | 1991-12-05 | イメージスキャナの発光部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3322031A JP2774001B2 (ja) | 1991-12-05 | 1991-12-05 | イメージスキャナの発光部材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05160962A JPH05160962A (ja) | 1993-06-25 |
JP2774001B2 true JP2774001B2 (ja) | 1998-07-09 |
Family
ID=18139155
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3322031A Expired - Fee Related JP2774001B2 (ja) | 1991-12-05 | 1991-12-05 | イメージスキャナの発光部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2774001B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3029935U (ja) * | 1996-04-09 | 1996-10-18 | ティーアンドエム株式会社 | ローラスタンプ |
-
1991
- 1991-12-05 JP JP3322031A patent/JP2774001B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05160962A (ja) | 1993-06-25 |
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