JP2773889B2 - 圧電サウンダ - Google Patents
圧電サウンダInfo
- Publication number
- JP2773889B2 JP2773889B2 JP1064513A JP6451389A JP2773889B2 JP 2773889 B2 JP2773889 B2 JP 2773889B2 JP 1064513 A JP1064513 A JP 1064513A JP 6451389 A JP6451389 A JP 6451389A JP 2773889 B2 JP2773889 B2 JP 2773889B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piezoelectric
- case
- sub
- plate
- resonance
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Piezo-Electric Transducers For Audible Bands (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は警報器などの警報音や家庭電化機器、事務機
器、自動車、玩具などの報知音の発生に使用する圧電サ
ウンダに関するものである。
器、自動車、玩具などの報知音の発生に使用する圧電サ
ウンダに関するものである。
従来の技術 従来の圧電サウンダの構成を第3図に示す。圧電サウ
ンダは、圧電セラミック板1と金属基板2を貼合わせた
圧電振動板3を、放音孔4を設けたケース5に保持し、
圧電振動板3に外部入力用のリード線6を接続して構成
されており、圧電振動板3の共振、圧電振動板3とケー
ス5間の気室と放音孔4による共鳴によりある共振周波
数で音圧が高くなるように設計されている。
ンダは、圧電セラミック板1と金属基板2を貼合わせた
圧電振動板3を、放音孔4を設けたケース5に保持し、
圧電振動板3に外部入力用のリード線6を接続して構成
されており、圧電振動板3の共振、圧電振動板3とケー
ス5間の気室と放音孔4による共鳴によりある共振周波
数で音圧が高くなるように設計されている。
発明が解決しようとする課題 しかし、このような従来の構成では、数種類の周波数
の音圧を高くすることが困難であり、どの周波数でも単
調な同じ音色しか得られないという問題があった。
の音圧を高くすることが困難であり、どの周波数でも単
調な同じ音色しか得られないという問題があった。
本発明は上記問題を解決するものであり、数種類の周
波数で高い音圧が得られ、さらに特異な音色を発生する
が可能な圧電サウンダを提供することを目的とするもの
である。
波数で高い音圧が得られ、さらに特異な音色を発生する
が可能な圧電サウンダを提供することを目的とするもの
である。
課題を解決するための手段 上記問題を解決するため本発明は、圧電セラミック板
を金属基板に貼合わせた圧電振動板と、開口溝と放音孔
を設けたケースと、単数あるいは複数の通気孔と突起を
設けた副振動板を備え、前記圧電振動板を前記ケースの
開口溝へ収納し外周を保持すると共に前記ケースの開口
溝を遮蔽することでケース内に第一の共鳴空間を構成
し、前記副振動板を前記遮蔽された開口溝の中で圧電振
動板の上面に配置し、前記突起を圧電振動板に接触し、
外周を圧電振動板あるいはケースに弾性体で固定するこ
とで、前記圧電振動板との間に第二の共鳴空間を構成し
たものである。
を金属基板に貼合わせた圧電振動板と、開口溝と放音孔
を設けたケースと、単数あるいは複数の通気孔と突起を
設けた副振動板を備え、前記圧電振動板を前記ケースの
開口溝へ収納し外周を保持すると共に前記ケースの開口
溝を遮蔽することでケース内に第一の共鳴空間を構成
し、前記副振動板を前記遮蔽された開口溝の中で圧電振
動板の上面に配置し、前記突起を圧電振動板に接触し、
外周を圧電振動板あるいはケースに弾性体で固定するこ
とで、前記圧電振動板との間に第二の共鳴空間を構成し
たものである。
作用 上記構成により、圧電振動板の共振、圧電振動板とケ
ースと放音孔による第一の共鳴、及び副振動板の共振、
副振動板と通気孔と圧電振動板による第二の共鳴等、そ
れぞれの共鳴周波数、共鳴周波数で高い音圧が得られ、
さらに圧電振動板と副振動板の振動により、前記副振動
板の突起が圧電振動板と接触、非接触を繰り返し、相互
の打音を加えた特異な音が得られる。
ースと放音孔による第一の共鳴、及び副振動板の共振、
副振動板と通気孔と圧電振動板による第二の共鳴等、そ
れぞれの共鳴周波数、共鳴周波数で高い音圧が得られ、
さらに圧電振動板と副振動板の振動により、前記副振動
板の突起が圧電振動板と接触、非接触を繰り返し、相互
の打音を加えた特異な音が得られる。
実施例 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本発明の一実施例を示す圧電サウンダの断面
図である。なお、従来例の第3図の構成と同一の構成に
は同一の符号を付して説明を省略する。
図である。なお、従来例の第3図の構成と同一の構成に
は同一の符号を付して説明を省略する。
本発明の圧電サウンダは、第3図に示す従来の圧電サ
ウンダの構成に新たに、圧電振動板3に突起7が接触
し、圧電振動板3に弾性体8で固定され、通気孔9を有
する副振動板10を設けて構成されている。上記構成によ
って圧電サウンダは、圧電振動板3の共振、ケース4と
圧電振動板3と放音孔4間の第一の共振空間11による共
鳴、及び副振動10の共振、副振動板10と通気孔9と前記
圧電振動板3間の第二の共鳴空間12による共鳴により、
それぞれの共振周波数、共鳴周波数で高い音圧を発現す
る。第2図に音圧−周波数特性図を示す。実線Aは本願
発明の一実施例の音圧−周波数特性図を示し、周波数A
1,A2,A3,A4などで音圧のピーク点を発現するため、複数
の周波数で高い音圧を得ることができる。さらに圧電振
動板3と副振動板10の振動により前記副振動板10の突起
7が圧電振動板3と接触、非接触を繰り返し、相互の打
音を加えた特異な音が得られる。第2図において、破線
Bは従来の圧電サウンダの特性を示す。
ウンダの構成に新たに、圧電振動板3に突起7が接触
し、圧電振動板3に弾性体8で固定され、通気孔9を有
する副振動板10を設けて構成されている。上記構成によ
って圧電サウンダは、圧電振動板3の共振、ケース4と
圧電振動板3と放音孔4間の第一の共振空間11による共
鳴、及び副振動10の共振、副振動板10と通気孔9と前記
圧電振動板3間の第二の共鳴空間12による共鳴により、
それぞれの共振周波数、共鳴周波数で高い音圧を発現す
る。第2図に音圧−周波数特性図を示す。実線Aは本願
発明の一実施例の音圧−周波数特性図を示し、周波数A
1,A2,A3,A4などで音圧のピーク点を発現するため、複数
の周波数で高い音圧を得ることができる。さらに圧電振
動板3と副振動板10の振動により前記副振動板10の突起
7が圧電振動板3と接触、非接触を繰り返し、相互の打
音を加えた特異な音が得られる。第2図において、破線
Bは従来の圧電サウンダの特性を示す。
なお、本実施例において、突起7は1ヶ、通気孔9は
2ヶを副振動板10に設けているが、突起7と通気孔9の
数、位置、形状は問わない。さらに、副振動板10を圧電
振動板3に固定しているが、ケース5に固定してもよ
い。また、リード線7のかわりに、外部入力用に端子を
圧電振動板3に接続してもよい。
2ヶを副振動板10に設けているが、突起7と通気孔9の
数、位置、形状は問わない。さらに、副振動板10を圧電
振動板3に固定しているが、ケース5に固定してもよ
い。また、リード線7のかわりに、外部入力用に端子を
圧電振動板3に接続してもよい。
発明の効果 以上のように発明によれば、副振動板を設けることに
より数種類の周波数で高い音圧を得ることができ、さら
に圧電振動板と副振動板の振動により前記副振動板の突
起が圧電振動板と接触、非接触を繰り返し、相互の打音
を加えた特異な音が得られる。
より数種類の周波数で高い音圧を得ることができ、さら
に圧電振動板と副振動板の振動により前記副振動板の突
起が圧電振動板と接触、非接触を繰り返し、相互の打音
を加えた特異な音が得られる。
第1図は本発明の一実施例を示す圧電サウンダの断面
図、第2図は本発明の一実施例による圧電サウンダと従
来の圧電サウンダの音圧−周波数特性図、第3図は従来
の圧電サウンダの断面図である。 1……圧電セラミック板、2……金属基板、3……圧電
振動板、4……放音孔、5……ケース、6……リード
線、7……突起、8……弾性体、9……通気孔、10……
副振動板、11……第一の共鳴空間、12……第二の共鳴空
間、13……開口溝。
図、第2図は本発明の一実施例による圧電サウンダと従
来の圧電サウンダの音圧−周波数特性図、第3図は従来
の圧電サウンダの断面図である。 1……圧電セラミック板、2……金属基板、3……圧電
振動板、4……放音孔、5……ケース、6……リード
線、7……突起、8……弾性体、9……通気孔、10……
副振動板、11……第一の共鳴空間、12……第二の共鳴空
間、13……開口溝。
Claims (1)
- 【請求項1】圧電セラミック板を金属基板に貼り合わせ
た圧電振動板と、 開口溝と放音孔を設けたケースと、 単数あるいは複数の通気孔と突起を設けた副振動板を備
え、 前記圧電振動板を前記ケースの開口溝へ収納し外周を保
持すると共に前記ケースの開口溝を遮蔽することでケー
ス内に第一の共鳴空間を構成し、 前記副振動板を前記遮蔽された開口溝の中で圧電振動板
の上面に配置し、前記突起を圧電振動板に接触し、外周
を圧電振動板あるいはケースに弾性体で固定すること
で、前記圧電振動板との間に第二の共鳴空間を構成した
こと を特徴とする圧電サウンダ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1064513A JP2773889B2 (ja) | 1989-03-15 | 1989-03-15 | 圧電サウンダ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1064513A JP2773889B2 (ja) | 1989-03-15 | 1989-03-15 | 圧電サウンダ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02242297A JPH02242297A (ja) | 1990-09-26 |
JP2773889B2 true JP2773889B2 (ja) | 1998-07-09 |
Family
ID=13260365
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1064513A Expired - Lifetime JP2773889B2 (ja) | 1989-03-15 | 1989-03-15 | 圧電サウンダ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2773889B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101293987B1 (ko) * | 2011-12-12 | 2013-08-07 | 현대자동차주식회사 | 차량용 경음기의 디스크 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5582798A (en) * | 1978-12-15 | 1980-06-21 | Ebara Infilco Co Ltd | Removing method for membrane contaminant |
JPS5937126B2 (ja) * | 1979-03-28 | 1984-09-07 | 新日本製鐵株式会社 | 鋼帯の乾式調質圧延方法 |
DE2914628A1 (de) * | 1979-04-11 | 1980-10-16 | Thyssen Huette Ag | Verfahren zum trennen metallurgischer erzeugnisse und vorrichtung zur durchfuehrung des verfahrens |
JPS55151769A (en) * | 1979-05-15 | 1980-11-26 | Toshiba Battery Co Ltd | Flat type battery |
-
1989
- 1989-03-15 JP JP1064513A patent/JP2773889B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02242297A (ja) | 1990-09-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0456968B1 (en) | Piezoelectric transducer | |
KR100369908B1 (ko) | 압전 음향 부품 | |
US2718563A (en) | Microphone | |
JPH09327091A (ja) | 圧電スピーカ | |
ES2010038A6 (es) | Un transductor de emision acustica y un oscilador electrico. | |
JP2773889B2 (ja) | 圧電サウンダ | |
EP1527654B1 (en) | Electroacoustic transducer with built in transducer circuit | |
JP3456042B2 (ja) | 電気音響変換体 | |
KR19980032944A (ko) | 전자음향 변환기 | |
US3004177A (en) | sobel etal | |
CN112055287A (zh) | 发声致动器 | |
JPH0445352Y2 (ja) | ||
JP3044460U (ja) | 圧電音響部品及び装置 | |
JPH11355892A (ja) | 圧電振動板およびこの圧電振動板を用いた圧電音響部品 | |
JPS6340430A (ja) | 電話機用サウンダ−の構造 | |
JPH054391Y2 (ja) | ||
JP2000184495A (ja) | 圧電音響装置 | |
JP2007049535A (ja) | コンデンサ・マイクロフォン | |
JP2640556B2 (ja) | ラバーコンタクトスイッチ | |
JPH0819096A (ja) | 圧電受話器 | |
JPS59126400A (ja) | 電話機用送受話器 | |
JPH10224894A (ja) | 圧電音響装置 | |
JP3179405B2 (ja) | 小型発音体 | |
JPH11136799A (ja) | 圧電発音器 | |
JPH11355891A (ja) | 圧電振動板およびこの圧電振動板を用いた圧電音響部品 |