JP2773861B2 - 熱像走査方法及び装置 - Google Patents

熱像走査方法及び装置

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JP2773861B2
JP2773861B2 JP61505261A JP50526186A JP2773861B2 JP 2773861 B2 JP2773861 B2 JP 2773861B2 JP 61505261 A JP61505261 A JP 61505261A JP 50526186 A JP50526186 A JP 50526186A JP 2773861 B2 JP2773861 B2 JP 2773861B2
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クラツト,ロバート・ダブユ
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ヒューズ・エアクラフト・カンパニー
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    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
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    • H04N3/02Scanning details of television systems; Combination thereof with generation of supply voltages by optical-mechanical means only
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 1.発明の分野 本発明は、赤外線感知の技術分野、特に熱像の走査方
法および装置に関する。 2.関連技術の詳細 基本赤外線検出器は、1−15umの波長を有する電磁放
射線の存在を感知するミサイルおよび夜間視界システム
と共同してしばしば使用される。これら検出器は光導電
性の原理に基づいてしばしば動作し、赤外線放射線は放
射線が入射する材料の導電性を変化させる。この様な検
出器は、CdTeおよびCdSeのような材料も使用されるが、
水銀−カルシウム−テルル化物でしばしば構成される。 基本赤外線検出器のアレイは、検出器が対象空間によ
って発生した平均的エネルギーを感知する基本システム
で使用され、また熱イメージングシステムでも使用でき
る。電荷結合素子(“CCD")を使用するこの様なイメー
ジングシステムでは、基本検出器は次にCCD構造に注入
される自由電荷キャリアを生じ、時間遅延集積化および
並列−直列走査変換を使用することによって処理され
る。順方向赤外線(“FLIR")イメージングセンサのよ
うな実時間熱イメージングシステムでは、移動ミラーが
対象空間から発した放射線を基本検出器アレイを横切っ
て走査するために使用され、その一時的出力は対称空間
からの熱放出の2次元的表示である。 イメージングセンサの光システムは、検出器アレイ感
知表面を含むプレーン(通常焦点プレーンと呼ばれる)
上にシーン(または対象空間)の実像を投映する。アレ
イは2次元でありコーナー素子は所望の像またはセンサ
視界(“FOV")のコーナーを見る。アレイは本質的に、
1次元(通常、恐らく複数列を有する線状アレイと呼ば
れる)であり、端素子はFOVの2つの端を規定するが、
アレイの幅は他の像より非常に狭く、線状アレイが所望
のFOVをカバーするように像をアレイの長さに対して垂
直方向に移動しなければならない(すなわち走査しなけ
ればならない)。アレイはまた本質的に検出アレイの幅
と長さ所望の像またはFOVより非常に小さいという意味
でポイントであり、検出器が所望のFOVをカバーするよ
うに像を検出器を横切って2方向に走査しなければなら
ない。FOVの一端から逆端への線状アレイの相関移動ま
たはFOVの1コーナーから反対のコーナーへのポイント
検出器の相対的移動は像情報のフィールドを発生させ
る。“スターリングセンサ”と呼ばれる装置で使用され
る2次元検出アレイは検出アレイと像との間に相対移動
のない情報フィールドを発生させる。これら3つの場
合、検出アレイの個々の素子はゼロではない領域および
大きさを有し、検出アレイは各フィールドの間全像領域
の部分をカバーする。 一般に、個々の素子の間には空間があり、1つのフィ
ールドの検出素子によって掃引される領域は像の全領域
より小さく、像情報の一部が失われることもある。この
ために、多くのセンサはインタレースモードで動作す
る。例えば、隣接検出器が検出器の高さに等しい空間だ
け離れ、その高さはアレイの長さと平行した大きさであ
る線状アレイを仮定する。1フィールドでは、このアレ
イは像領域の半分をカバーまたは掃引する。動作のイン
タレースモードでは、像はアレイの長さと発生した第2
のフィールドと平行に1素子の高さだけシフトされる。
所望の像を共にカバーする2つのフィールドの結合は、
一般にフレームと呼ばれる。2次元アレイ(スターリン
グセンサ)とポイントアレイ(一般に直列スキャナと呼
ばれるもので使用される)にもこの様なアプローチが必
要であり、また適用される。所定の例では、インタレー
ス比は、1つの完全な像(またはフレーム)を発生させ
るのに2フィールド必要であるために、2:1である。イ
ンタレース動作もまた信号の帯域幅を減少させるのに使
用される。 各フィールドが像の半分を正確にカバーすると、フィ
ールドの重なりはなく、センサはゼロオーバースキャン
を有する(通常パーセントで示される)。オーバースキ
ャンが望ましい。2:1のインタレースの先の例に戻る
と、検出器の高さを増加させ他の定数の全てを保持する
ことによってフィールドは重なる。検出器のサイズが増
加すると空間周波数フィルタも増加する。もう一つの例
として、検出器の大きさの定数を保持し、インタレース
比を2倍すると、100%のオーバースキャンが生じ、偽
信号による像のアーチファクト(artifact)が減少す
る。これら両方の場合、異なる検出素子の中心は同じ像
点(スターリングセンサの)または像ライン(線状アレ
イの)を抽出しない。 あるイメージングシステムと共同して使用する場合、
各基本検出器からの出力はしばしば交流結合回路を介し
て増幅電子装置に結合される。この様な交流結合回路は
一般に、イメージングシステムで使用する場合に、3つ
の利点がある。これら利点のうちの一つは、対象空間の
良好なコントラストを得るには一般に交流結合回路を使
用することによって近付けることのできるバックグラウ
ンド減算が必要である。第2には、基本検出器に与えら
れた直流バイアス電位を結合回路によって取除くことが
でき、そのためバイアス電位は検出器出力の次の処理に
影響しない。最後に、交流結合回路は処理電子装置の検
出器1/f雑音の効果を最少に押えることができる。 交流結合回路を使用するとしばしばRC高域通過ネット
ワークが必要であるために、回路は、対象空間の平均的
熱強度を表わす直流信号が基本検出器によって発生した
場合にゼロ出力電圧を生じさせる。基本検出器は対象空
間の熱強度の変化を感知するが、平均強度は検出器出力
の直流分を再生する手段がないと決定できない。 出力が交流結合回路を通過した後検出器の出力のこの
直流分を再生させるために、イメージングセンサはしば
しば走査サイクルの非活動部分の期間に熱基準源を走査
するように構成された。熱基準源はしばしばフィールド
ストップのようなパッシブソースまたは加熱ストリップ
のようなアクチブソースを含む。熱基準源からの熱放出
が検出器によって受信されると、最後の結合キャパシタ
出力は接地点に短絡された。この方法で結合キャパシタ
を短絡することによって、キャパシタは熱基準源の熱放
出を受信すると検出器によって発生した信号に等しい直
流値に急速に充電される。検出器が走査サイクルのアク
チブ部分に到達すると、回路は熱基準信号電圧の回りの
信号変化の通過を可能にする通常の動作を再開する。 さらに、検出器チャンネル(つまり結合および増幅電
子装置を有する検出器)間の応答度(つまり検出器に入
射した検出器/単位rms放射線力によって発生したrms信
号電圧)の差を補償するために、第2の熱基準源を使用
する必要がしばしばあった。走査サイクルの非活動部分
の間の異なる時間に、各基本検出器は熱基準源から熱放
射を受信する。熱基準源は、異なる強度の赤外線放射線
を放射するため、検出器の応答度は、各源からの放射線
を受信した時に各検出器の出力を比較することによって
測定できた。各検出器からの出力信号は次いで多くの検
出器の中における応答度の変化を補償するように調節で
きた。 直流再生および前記応答度の等化方法はいくらか効果
的であるが、それら方法には走査サイクルの非活動部分
の間に少なくとも1つの熱基準源を走査するイメージン
グセンサが必要であった。それ故、イメージングセンサ
は比較的複雑なオプト−メカニカル機構と共同して使用
しなければならない。必要な動作制限内で熱基準源の温
度を保持しなければならないためさらに複雑になる。 発明の解決しようとする課題 この発明の目的は、比較的簡単な構成で迅速に走査サ
イクルにおいて多数の検出器の等化を行ない、直流再生
を行なうことができる対象空間の走査方法およびそれに
使用する映像センサ装置を提供することである。 課題解決のための手段および作用 本発明は、異なった応答特性を有する少なくとも第1
と第2のトランスデューサチャンネルを含む複数のトラ
ンスデューサチャンネルを使用して対象空間を走査する
走査方法において、第1のトランスデューサチャンネル
によって対象空間の予め定められた部分を走査して第1
の出力を生成し、第2のトランスデューサチャンネルに
よって対象空間の前記予め定められた部分を走査して第
2の出力を生成し、それら第1および第2の出力を比較
してその差によって第1のトランスデューサチャンネル
と第2のトランスデューサチャンネルの相対的応答度を
計算し、この計算された第1と第2のトランスデューサ
チャンネルの相対的応答度に基づいて第1および第2の
出力に対して信号の補償を行うことを特徴とする。 本発明はまた、走査サイクルの第1と第2の部分にお
いて対象空間中の映像を走査する映像センサ装置におい
て、その視野に応じた出力を供給する1個の赤外線検出
器をそれぞれ有している少なくとも第1と第2の赤外線
検出器チャンネルを含む複数の赤外線検出器チャンネル
と、第1と第2の赤外線検出器を同一の視野に露出させ
てそれぞれ第1と第2の出力を生成するように赤外線検
出器上に対象空間を反射させる手段と、第1と第2の出
力を比較してその差によって第1と第2の赤外線検出器
チャンネルの相対的応答度を計算する手段と、この計算
された第1および第2の検出器チャンネルの相対的な応
答度に基づいて第1および第2の出力に対して信号の補
償を行う手段とを具備していることを特徴とする。 このように各赤外線検出器に関して重複した視野を与
えることによってそれらの検出器からの出力を比較して
その差によって2つの赤外線検出器チャンネルの相対的
応答度を計算してこの計算された相対的応答度に基づい
て2つの出力信号の補償を行うことによって各赤外線検
出器出力が均等になるように補償することが可能にな
る。 図面の簡単な説明 本発明の多くの利点は以下の説明と図面から当業者に
は明らかとなる。 第1図は、イメージングセンサの動作の略図であり、 第2図は、本発明の方法によるイメージングセンサの
基本検出器の走査パターンを示し、 第3図は、本発明による走査の方法を使用して走査さ
れるサンプル対象空間を示し、 第4図は、本発明による第3図に示されたサンプル対
象空間を走査した時のイメージングセンサの基本検出器
によって検出された平均温度を示し、 第5図は、本発明による方法を使用した第3図に示さ
れた対象空間を走査する時のイメージングセンサの基本
検出器の交流結合出力信号を示す。 好ましい実施例の説明 第1図には、視界の熱像を検出する検出器アレイ10が
示される。熱像はアレイ10の視界内にある対象空間の源
12によって放出された異なる強度の熱放射線によって発
生する。検出器アレイ10は視界内に存在する源12の一部
を走査することができる複数の基本検出器を具備する。
図示するために、検出器D1は視野14を走査することがで
きる。視野14はアレイ10が次に説明されるような源12を
走査するために使用する4つのフィールドのそれぞれに
相当する4つの対象空間走査ラインを含む。検出器アレ
イ10に熱像を伝えるために、走査ミラー16が設けられ
る。走査ミラー16は源12からの赤外線放射線を受信し熱
像を検出器アレイ10に方向付ける。走査ミラー16は走査
軸18を中心に運動して検出器アレイ10が源12を水平に走
査できるようにし、インタレース軸20を中心に回転して
垂直インタレース走査を可能にする。 源12から受信した信号を処理するために、各検出器か
らアレイ10への出力は交流結合回路に接続される。説明
の都合で、結合キャパシタ22と抵抗24を具備する検出器
D1のみに対する交流結合回路を図示する。キャパシタ22
と抵抗24を使用してアレイ10を形成する検出器に供給さ
れた直流バイアス電位を取除く。キャパシタ22の出力は
信号プロセッサ28に次に結合される増幅器26に結合され
る。プロセッサ28の出力を使用してアレイ10によって受
信された熱像を評価する。 検出器アレイ10を使用する走査方法は第2図に関して
最もよく説明される。対象空間の熱像を検出するため
に、複数の基本検出器を使用する。検出器D1−D10はも
う一つの適切なイメージングシステムの一部分であって
もよいが、順方向赤外線イメージングセンサの部分であ
る。説明の都合で、検出器D1−D10が見た対象空間はフ
ィールドI、フィールドII、フィールドIII、およびフ
ィールドIVの4つのフィールドで走査されるとする。各
フィールドは以下で説明されるように一連の対象空間に
分割される。検出器D1−D10からの出力は対象空間走査
ライン1−18に相当する電気的表示である像走査ライン
1−18を形成する。しかしながら対象空間をより多くの
または少ないフィールドで走査し、対象空間をより多く
のまたは少ない走査ラインを含むことができることが理
解されるであろう。 フィールドIを走査するために、検出器D2は対象空間
走査ライン1を受信し、像走査ライン1を発生させる。
フィールドIの走査中もまた、検出器D3は対象空間走査
ライン3を受信すると像走査ライン3を発生させる。同
様に、検出器D4は対象空間走査ライン5の受信によって
像走査ライン5を発生させ、検出器D5は対象空間走査ラ
イン7に応じて像走査ライン7を発生させる。検出器D6
−D10もまた対象空間走査ライン9、11、13、15、およ
び17からそれぞれ像走査ライン9、11、13、15、および
17を発生させる。フィールドIを見る間、検出器D1は後
続する処理で有用な対象空間からの赤外線放射線を受信
しない。 フィールドIIを走査するために、基本検出器D1−D10
の位置は、ほぼ隣接した検出器の端の間の距離だけ対象
空間に関して変位される。このようなインタレースシフ
トを設けることによって、検出器D2は対象空間走査ライ
ン2を受信し、像走査ライン2を発生させることができ
る。同様に、検出器D3−D10は対象空間走査ライン4、
6、8、10、12、14、16、および18を受信し、像走査ラ
イン4、6、8、10、12、14、16、および18を発生させ
ることができる。フィールドIIを見る間、検出器D1は後
続する処理で有用な対象空間からの赤外線放射線を受信
しない。0.0002インチの変位を典型的に与える直角方向
に振動する水平および垂直に回転するゲルマニウムプリ
ズムミラーを使用することによって検出器D1−D10は対
象空間に関してインタレースシフトする。しかしなが
ら、適切なインタレースシフトを与えることができる他
の走査メカニズムも使用できることが理解されるであろ
う。 フィールドIIIを走査するために、検出器D1−D10の位
置は前記のように対象空間に関して再びシフトされる。
この方向で、検出器D1−D9は対象空間走査ライン1、
3、5、7、9、11、13、15および17を受信し、像走査
ライン1、3、5、7、9、11、13、15および17をそれ
ぞれ発生させることができる。フィールドIIIを見る
間、検出器D10は後続の処理で使用される対象空間から
の赤外線放射線を受信しない。フィールドIVを走査する
ために、検出器D1−D10の方向はさらに対象空間に関し
てシフトされる。検出器D1−D9はそのため、対象空間走
査ライン2、4、6、8、10、12、14、16および18を受
信し、像走査ライン2、4、6、8、10、12、14、16、
および18を発生させることができる。フィールドIVを見
る間、検出器D10は後続の処理で使用される対象空間か
ら赤外線放射線を受信しない。 フィールドIVを見た後、検出器D1−D10は隣接した検
出器の端の間の距離の約4倍だけ対象空間に関して変位
され、D1−D10の方向を検出器D1−D10がフィールドIを
見た時の方向に戻す。検出器D1−D10をこのように変位
させることによって、検出器D1−D10は4:1の垂直インタ
レースパターンで対象空間を重なりながら走査すること
ができる。 応答度の等化を可能にするために、隣接した対の検出
器チャンネルの出力(つまり、結合および増幅電子装置
を有する検出器)は、各検出器が同じ対象空間走査ライ
ンを見るときに比較される。例えば、フィールドIの検
出器D2を含む検出器チャンネルの出力は検出器D1を含む
検出器チャンネルのフィールドIIIの出力と比較され
る。検出器D1とD2の両方は、出力が比較される時に対象
空間走査ライン1を見るので、各検出器チャンネルの出
力間の差は応答度の差によるものである。検出器D1とD2
に相当する検出器チャンネルの出力の差を比較すること
によって、相対的応答度を計算でき、出力が処理される
時に適切な信号補償が使用される。同様に、検出器D3を
含む検出器チャンネルからのフィールドIIの出力は、検
出器D2を含む検出器チャンネルのフィールドIVの出力と
比較される。出力は検出器D2とD3の両方が対象空間走査
ライン4を見るときに比較されるため、相対的応答度に
よる検出器チャンネルの出力の差が計算され、適切な信
号補償が実行できる。残りの検出器チャンネルの各出力
が前述のように比較されると、それらの出力は所望の等
化を与えるように調節される。 検出器D1−D10からの交流結合出力の直流分再生を可
能にするために、重複したフィールドで発生した像走査
ラインは交流結合後に平均化される。第2図のパターン
を使用して第3図に示されるサンプル対象空間を走査す
るとすると、検出器D1−D10が4つのフィールドI−IV
を順次走査するとき各検出器D1−D10によって受信され
た4つのフィールドの出力を平均して示した平均熱的放
射(相対温度)とセンサ垂直視野、すなわち走査ライン
1乃至18との関係は第4図に示されたようになる。第2
図のパターンから明らかなように、各検出器は各フィー
ルド毎に別々の1つの走査ラインを走査する。第4図に
は各検出器からのそれら4つの走査ラインの出力の平均
値に相当する出力が示されている。また第2図のパター
ンから明らかなように隣接した2つの検出器は2つの走
査ラインを重複して走査している。第4図における一番
下のラインセグメント上の黒いドットは各走査ラインに
おける検出器出力を示し(平均されているから4つの走
査ライン出力はこの平均された等しい値である)。第3
図において各走査ラインは水平にその幅全体にわたって
走査する。第3図に示されるように走査ライン1乃至6
では空だけを走査しているから、これらの走査ラインを
走査する検出器D1,D2,D3は一番下のラインのような空に
対応する低い出力であり、走査ライン1および2では検
出器D1,D2は同じ走査ラインを走査するから同じ出力で
あり、また走査ライン3および4では検出器D2,D3は同
じ走査ラインであるから同じ出力である。したがってこ
れらは図示のように1つのラインセグメントで表わされ
ている。 走査ライン7からは第3図に示されるように走査ライ
ンの左側に一部大地が現れてくるため出力が増加する。
走査ライン7から13までは次第に大地の範囲が増加する
ためにその走査ラインの平均出力は大地の範囲の増加に
比例して増加する。一番下のラインセグメントと一番上
のラインセグメント(黒いドットが付されている)との
間の範囲に独立して示された黒いドットはそのような各
走査ラインの平均出力を示している。便宜上一番下のラ
インセグメントの出力レベルを出力レベル1とし、走査
ライン7から走査ライン13まで出力レベルがレベル1づ
つ増加して走査ライン13で出力レベル7となると仮定す
ると、検出器D4では走査ライン5と6の出力レベル1と
走査ライン7の出力レベル2と走査ライン8の出力レベ
ル3との平均であるから出力レベルは7/4となり図示の
ように走査ライン7の出力レベル2より下の平均出力レ
ベルを有する。検出器D4乃至D7はいずれも他の検出器と
出力レベルが異なっているから各走査ラインにおけるド
ットは省略してラインセグメントだけで示されている。
走査ライン13からは走査ライン全体を大地が占めるため
に走査ラインの平均出力はそれ以上増加することはな
く、出力レベル7で一定している。したがって第4図の
一番上に示された出力レベル7のラインセグメントでは
検出器D8乃至D10の出力を示すために黒いドットが示さ
れている。 検出器D1−D10からの出力は交流結合回路に供給さ
れ、それらの交流結合回路の出力が第5図に示されてい
る。この図においても横軸は走査ラインを表わしてい
る。交流結合回路では直流分が阻止されるためにその出
力は交流のみとなり、信号全体の平均はゼロになるよう
に基準レベルが変化する。この図においても各検出器の
各走査ラインにおける出力は前と同様に黒いドットで示
されている。空だけを走査している走査ライン1乃至6
を走査する検出器D1乃至D3では出力レベルは前記の仮定
で全て出力レベル1であるから、その平均がゼロである
ために走査ライン1乃至6を走査する検出器D1乃至D3の
出力は全てゼロであり、検出器D1乃至D3の出力を示すド
ットはゼロ出力である座標の横軸上に位置している。検
出器D4では前記のように走査ライン5と6の出力レベル
1と走査ライン7の出力レベル2と走査ライン8の出力
レベル3が出力される。これらを平均してゼロにするた
めには、出力レベル1である走査ライン5と6の出力と
残りの2つの走査ライン7の出力レベル2と走査ライン
8の出力レベル3との平均の出力レベル2.5が座標の横
軸に対して対称になるためには走査ライン5と6の出力
レベル1は負のレベルにシフトされる必要がある。した
がって第5図でD4で示された破線で結ばれた4個のドッ
トの検出器D4の走査ライン5と6の出力を示すラインセ
グメント30は、ラインセグメント32で示される走査ライ
ン7と走査ライン8の出力の平均に対して座標軸に関し
て対称の出力レベルとなる負のレベルに位置する。同様
にラインセグメント34は検出器D5の走査ライン7と8と
の平均出力を示し、ラインセグメント36は検出器D5の走
査ライン9と10との平均出力を示す。このように交流結
合回路の出力は直流分が失われるためにもとの直流レベ
ルを含む信号レベルとは異なるものとなる。 交流結合回路によってブロックされた検出器D1−D10
からの直流信号を再構成するために、重なる検出器FOV
の平均出力を表わす第5図の水平ラインセグメント間の
電圧差を計算する。共通の平均値を表わすラインセグメ
ントを接続する第5図で垂直の矢印として示されるこれ
ら差は、交流結合信号と合計して次いで以下の式によっ
て再構成された出力を発生させる: (式中、 O(n)=再構成された出力信号 I(n)=交流結合信号 Δ(n,n−1)=同じ出力走査ラインを測定する2つの
検出器の平均出力の差) 本発明を使用して直流再生を得る方法の動作を示すた
めに、再生技術はこれに限定されない1例として示され
る。第5図に示されるように、Δ(2,1)とΔ(3,2)
値は検出器D1、D2、およびD3が同じ強度の赤外線放射線
を感知する時にゼロである。Δ(4,3)の値はほぼ1.5ボ
ルトであり、Δ(5,4)の値は3.5ボルトである。検出器
D4に対する信号を再構成するために、前記式の合計値は
Δ(2,1)+Δ(3,2)+Δ(4,3)+Δ(5,4)=+5ボ
ルトに等しい。それ故、再構成出力信号O(5)はI(5)+5
ボルトに等しい。残りの検出器に対する再構成出力も同
様に計算される。 本発明は、特定の例と関係して説明された。前記走査
パターンは垂直にインターレースされたイメージングシ
ステムの直流再生と検出器の応答度の等化を可能にし、
他の走査パターンは検出器の不等価セットが対称空間の
同じ領域を見る場合に使用される。本発明は、他のタイ
プの信号変換器を使用し、また電気特性の他のタイプに
関して変換器を較正するために使用する等の異なった用
途にも使用できる。他の修正は図面を参照して詳細な説
明から当業者には明らかである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−38082(JP,A) 特開 昭57−132031(JP,A) 特開 昭60−239180(JP,A) 英国公開2037119(GB,A)

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.それぞれ対象空間を走査する検出器を有し、検出器
    の検出出力に基づいた応答信号を出力する複数の検出器
    チャンネルを使用し、これら複数の検出器チャンネルの
    少なくとも第1と第2の検出器チャンネルの応答特性が
    異なっている複数の検出器チャンネルを使用して対象空
    間を走査する走査方法において、 第1の検出器チャンネルの検出器によって走査される対
    象空間と第2の検出器チャンネルの検出器によって走査
    される対象空間は予め定められた共通の走査領域を含
    み、 第1の検出器チャンネルは前記予め定められた共通の走
    査領域の走査によって第1の出力信号を生成し、 第2の検出器チャンネルは前記予め定められた共通の走
    査領域の走査によって第2の出力信号を生成し、 前記第1および第2の検出器チャンネルからの前記第1
    および第2の出力信号を比較してその差に基づいて前記
    第1の検出器チャンネルと第2の検出器チャンネルの相
    対的応答度を決定し、この決定された第1および第2の
    検出器チャンネルの相対的応答度に基づいて第1の検出
    器チャンネルと第2の検出器チャンネルの応答特性の相
    違を補償するように前記第1および第2の出力信号の強
    度を制御することを特徴とする対象空間の走査方法。 2.視野に応じた出力を供給する赤外線検出器をそれぞ
    れ備え、それらの赤外線検出器の検出出力に基づいた応
    答信号を出力する複数の赤外線検出器チャンネルと、 各赤外線検出器上に対象空間の映像を反射させる手段と
    を具備している走査サイクル中の第1と第2の期間にお
    いてそれぞれ対象空間中の映像を走査する映像センサ装
    置において、 前記複数の赤外線検出器チャンネルの少なくとも第1と
    第2の赤外線検出器チャンネルの応答特性が異なってお
    り、 前記対象空間を反射させる手段は前記応答特性が異なっ
    ている第1および第2の赤外線検出器チャンネルの赤外
    線検出器に視野中の同一領域を走査させるように対象空
    間中の同一領域を反射させるように構成され、 前記第1および第2の赤外線検出器チャンネルは前記同
    一領域の走査によりそれぞれ第1と第2の出力信号を生
    成するように構成され、 さらに、前記第1と第2の出力信号を比較してその差に
    よって前記第1と第2の赤外線検出器チャンネルの相対
    的応答度を計算する手段と、 前記計算された第1および第2の検出器チャンネルの相
    対的応答度に基づいて第1の検出器チャンネルと第2の
    検出器チャンネルの応答特性の相違を補償するように前
    記第1および第2の出力信号の強度を制御する手段とを
    具備していることを特徴とする映像センサ装置。
JP61505261A 1985-12-09 1986-09-25 熱像走査方法及び装置 Expired - Lifetime JP2773861B2 (ja)

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