JP2773830B2 - 図書管理システム - Google Patents
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- 238000007726 management method Methods 0.000 description 17
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 6
- 238000010923 batch production Methods 0.000 description 3
- 230000006870 function Effects 0.000 description 1
- 230000004044 response Effects 0.000 description 1
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- Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の図書館に分散所
蔵された図書の予約や貸出などの管理を行う図書管理シ
ステムに関するものである。
蔵された図書の予約や貸出などの管理を行う図書管理シ
ステムに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】近年、各自治体では生涯学習への取組の
１つとして、市町村に分散配置した図書館をネットワー
クで接続し、広域学習施設の構築、拡充を図っている。
従来の図書管理システムは、例えば図３のように、１つ
の図書館を本館としてホストコンピュータ３１を設置
し、他の図書館は分館として各々端末３２〜３４を備え
ていた。そして、本館および分館の図書の予約や貸出な
どの処理を全て本館のホストコンピュータ３１により行
っていた。
１つとして、市町村に分散配置した図書館をネットワー
クで接続し、広域学習施設の構築、拡充を図っている。
従来の図書管理システムは、例えば図３のように、１つ
の図書館を本館としてホストコンピュータ３１を設置
し、他の図書館は分館として各々端末３２〜３４を備え
ていた。そして、本館および分館の図書の予約や貸出な
どの処理を全て本館のホストコンピュータ３１により行
っていた。
【０００３】また従来の他の図書管理システムは、例え
ば図４のように、各図書館にコンピュータ４１〜４４を
設置し、各図書館のコンピュータ４１〜４４を全て相互
に専用回線４５ａ〜４５ｆによりネットワーク接続し、
各図書館が相互に対等の図書館として機能するように構
成されていた。この場合、図書の予約や貸出などの処理
は、自館所蔵分については自館で処理し、他館所蔵分に
ついては他館への専用回線を通じて他館のデータベース
に直接アクセスすることによりオンラインリアルタイム
処理を行っていた。
ば図４のように、各図書館にコンピュータ４１〜４４を
設置し、各図書館のコンピュータ４１〜４４を全て相互
に専用回線４５ａ〜４５ｆによりネットワーク接続し、
各図書館が相互に対等の図書館として機能するように構
成されていた。この場合、図書の予約や貸出などの処理
は、自館所蔵分については自館で処理し、他館所蔵分に
ついては他館への専用回線を通じて他館のデータベース
に直接アクセスすることによりオンラインリアルタイム
処理を行っていた。
【０００４】なお、図３、図４共に、図書館が４館であ
る例を示している。
る例を示している。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記従来の図書
管理システムでは、図書館数が増加した場合、他館処理
に関する自館のコンピュータのＣＰＵの負荷が増大し、
また回線数も著しく増加するという問題があった。すな
わち、図書館数をｎ、回線数をＮ、他館１館のコンピュ
ータの接続に要する自館のコンピュータのＣＰＵの負荷
をｃ、１館の予約や貸出などの処理に要するコンピュー
タのＣＰＵの負荷をｐ、他館処理に関する自館のコンピ
ュータのＣＰＵの負荷の最大値をＬとすると、図３に示
す従来の図書管理システムの場合、回線数Ｎは下記数１
のようになり、他館処理に関する自館のコンピュータの
ＣＰＵの負荷の最大値Ｌは下記数２のようになる。また
図４に示す従来の図書管理システムの場合、回線数Ｎは
下記数３のようになり、他館処理に関する自館のコンピ
ュータのＣＰＵの負荷の最大値Ｌは下記数４のようにな
る。
管理システムでは、図書館数が増加した場合、他館処理
に関する自館のコンピュータのＣＰＵの負荷が増大し、
また回線数も著しく増加するという問題があった。すな
わち、図書館数をｎ、回線数をＮ、他館１館のコンピュ
ータの接続に要する自館のコンピュータのＣＰＵの負荷
をｃ、１館の予約や貸出などの処理に要するコンピュー
タのＣＰＵの負荷をｐ、他館処理に関する自館のコンピ
ュータのＣＰＵの負荷の最大値をＬとすると、図３に示
す従来の図書管理システムの場合、回線数Ｎは下記数１
のようになり、他館処理に関する自館のコンピュータの
ＣＰＵの負荷の最大値Ｌは下記数２のようになる。また
図４に示す従来の図書管理システムの場合、回線数Ｎは
下記数３のようになり、他館処理に関する自館のコンピ
ュータのＣＰＵの負荷の最大値Ｌは下記数４のようにな
る。
【０００６】
【数１】
【０００７】
【数２】
【０００８】
【数３】
【０００９】
【数４】
【００１０】このように、図３、図４の従来の図書管理
システム共、他館処理に関する自館のコンピュータのＣ
ＰＵの負荷は、概略、図書館数に比例して増大する。ま
た、図４に示す従来の図書管理システムでは、回線数
が、概略、図書館数の２乗に比例して増大し、図書館数
が増えると回線数が著しく増加するので、回線コストが
莫大なものになる。
システム共、他館処理に関する自館のコンピュータのＣ
ＰＵの負荷は、概略、図書館数に比例して増大する。ま
た、図４に示す従来の図書管理システムでは、回線数
が、概略、図書館数の２乗に比例して増大し、図書館数
が増えると回線数が著しく増加するので、回線コストが
莫大なものになる。
【００１１】本発明はかかる事情に鑑みて成されたもの
であり、図書館数が増加しても他館処理に関する自館の
コンピュータのＣＰＵの負荷が増大せず、また回線数も
著しく増加することのない図書管理システムを提供する
ことを目的とする。
であり、図書館数が増加しても他館処理に関する自館の
コンピュータのＣＰＵの負荷が増大せず、また回線数も
著しく増加することのない図書管理システムを提供する
ことを目的とする。
【００１２】
【課題を解決するための手段】請求項１の発明は、３館
以上の図書館に分散所蔵された図書の予約や貸出などの
管理を行う図書管理システムであって、回線交換装置
と、図書の予約や貸出の管理をする複数のコンピュータ
とを備え、前記のそれぞれのコンピュータは、それぞれ
の図書館に設置され、前記回線交換装置と回線で接続さ
れ、前記回線交換装置を介して他のコンピュータに回線
接続をするためのネットワークチャネルと、自館の図書
の予約や貸出に関するデータを記録している自館図書予
約貸出データベースと、他館の図書のうち自館の処理に
必要な図書の予約や貸出に関するデータを記録する他館
図書予約貸出データベースと、自館にて他館の図書の予
約を受け付けた後に、他館のコンピュータにおける自館
図書予約貸出データベース内の当該図書の予約や貸出に
関するデータレコードの複製を前記回線交換装置及び前
記ネットワークチャネルを介して受信し、前記他館図書
予約貸出データベースに登録する他館図書予約貸出デー
タベース登録手段と、他館の図書につき自館にて処理す
る必要がある場合に、当該図書の予約や貸出に関するデ
ータレコードが前記他館図書予約貸出データベース中に
登録されてあれば当該データレコードの更新を行う他館
図書予約貸出データベース更新手段とを有することを特
徴としている。
以上の図書館に分散所蔵された図書の予約や貸出などの
管理を行う図書管理システムであって、回線交換装置
と、図書の予約や貸出の管理をする複数のコンピュータ
とを備え、前記のそれぞれのコンピュータは、それぞれ
の図書館に設置され、前記回線交換装置と回線で接続さ
れ、前記回線交換装置を介して他のコンピュータに回線
接続をするためのネットワークチャネルと、自館の図書
の予約や貸出に関するデータを記録している自館図書予
約貸出データベースと、他館の図書のうち自館の処理に
必要な図書の予約や貸出に関するデータを記録する他館
図書予約貸出データベースと、自館にて他館の図書の予
約を受け付けた後に、他館のコンピュータにおける自館
図書予約貸出データベース内の当該図書の予約や貸出に
関するデータレコードの複製を前記回線交換装置及び前
記ネットワークチャネルを介して受信し、前記他館図書
予約貸出データベースに登録する他館図書予約貸出デー
タベース登録手段と、他館の図書につき自館にて処理す
る必要がある場合に、当該図書の予約や貸出に関するデ
ータレコードが前記他館図書予約貸出データベース中に
登録されてあれば当該データレコードの更新を行う他館
図書予約貸出データベース更新手段とを有することを特
徴としている。
【００１３】請求項２の発明は、各コンピュータが、ネ
ットワークチャネルを各々２回線有している構成とした
ことを特徴としている。
ットワークチャネルを各々２回線有している構成とした
ことを特徴としている。
【００１４】
【作用】請求項１の発明において、それぞれの図書館に
設置されるコンピュータは図書の予約や貸出の管理をす
るものであり、回線交換装置はそれぞれの図書館に設置
されたコンピュータをネットワークチャネルを介して相
互に回線交換接続する。自館図書予約貸出データベース
は、自館の図書の予約や貸出に関するデータを記録して
おり、他館図書予約貸出データベースは、他館の図書の
うち自館の処理に必要な図書の予約や貸出に関するデー
タを記録するものである。他館図書予約貸出データベー
ス登録手段は、自館にて他館の図書の予約を受け付けた
後に、他館のコンピュータにおける自館図書予約貸出デ
ータベース内の当該図書の予約や貸出に関するデータレ
コードの複製を前記回線交換装置及び前記ネットワーク
チャネルを介して受信し、前記他館図書予約貸出データ
ベースに登録する。他館図書予約貸出データベース更新
手段は、他館の図書につき自館にて処理する必要がある
場合に、当該図書の予約や貸出に関するデータレコード
が前記他館図書予約貸出データベース中に登録されてあ
れば当該データレコードの更新を行う。従って、例えば
図書館Ａで図書館Ｂの図書を予約するときには、図書館
Ｂのコンピュータの自館図書予約貸出データベース中で
図書館Ａのコンピュータでの管理に必要なデータレコー
ドを、回線接続により、図書館Ａのコンピュータの他館
図書予約貸出データベースに複写する。これにより、予
約された図書の貸し出し時には、図書館Ｂにリアルタイ
ムでネットワーク接続することなしに貸出処理を行うこ
とができる。その結果、オンラインリアルタイム処理を
少なくすることができる。
設置されるコンピュータは図書の予約や貸出の管理をす
るものであり、回線交換装置はそれぞれの図書館に設置
されたコンピュータをネットワークチャネルを介して相
互に回線交換接続する。自館図書予約貸出データベース
は、自館の図書の予約や貸出に関するデータを記録して
おり、他館図書予約貸出データベースは、他館の図書の
うち自館の処理に必要な図書の予約や貸出に関するデー
タを記録するものである。他館図書予約貸出データベー
ス登録手段は、自館にて他館の図書の予約を受け付けた
後に、他館のコンピュータにおける自館図書予約貸出デ
ータベース内の当該図書の予約や貸出に関するデータレ
コードの複製を前記回線交換装置及び前記ネットワーク
チャネルを介して受信し、前記他館図書予約貸出データ
ベースに登録する。他館図書予約貸出データベース更新
手段は、他館の図書につき自館にて処理する必要がある
場合に、当該図書の予約や貸出に関するデータレコード
が前記他館図書予約貸出データベース中に登録されてあ
れば当該データレコードの更新を行う。従って、例えば
図書館Ａで図書館Ｂの図書を予約するときには、図書館
Ｂのコンピュータの自館図書予約貸出データベース中で
図書館Ａのコンピュータでの管理に必要なデータレコー
ドを、回線接続により、図書館Ａのコンピュータの他館
図書予約貸出データベースに複写する。これにより、予
約された図書の貸し出し時には、図書館Ｂにリアルタイ
ムでネットワーク接続することなしに貸出処理を行うこ
とができる。その結果、オンラインリアルタイム処理を
少なくすることができる。
【００１５】請求項２の発明において、各コンピュータ
は、ネットワークチャネルを各々２回線有している。す
なわち、全ての図書館のコンピュ−タの相五接続をそれ
ぞれ２回線のネットワ−クチャネルを介して回線交換装
置により行うので、他の図書館へ接続中の場合でも別の
１回線が空いており、別の他の図書館からの接続に対応
できる。
は、ネットワークチャネルを各々２回線有している。す
なわち、全ての図書館のコンピュ−タの相五接続をそれ
ぞれ２回線のネットワ−クチャネルを介して回線交換装
置により行うので、他の図書館へ接続中の場合でも別の
１回線が空いており、別の他の図書館からの接続に対応
できる。
【００１６】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。図１は本発明の一実施例における図書管理シ
ステムの構成図で、この実施例では４館の図書館Ａ〜Ｄ
が存在するものとする。各図書館Ａ〜Ｄにはコンピュー
タ１ａ〜１ｄが設置されており、各コンピュータ１ａ〜
１ｄは、自館図書予約貸出データベース２ａ〜２ｄと、
他館図書予約貸出データベース３ａ〜３ｄと、全館利用
者データベース４ａ〜４ｄとを含むデータベースを有し
ていると共に、各々２回線のネットワークチャネル５ａ
1 ，５ａ2 〜５ｄ1 ，５ｄ2 を有している。各コンピュ
ータ１ａ〜１ｄは、ネットワークチャネル５ａ1 ，５ａ
2 〜５ｄ1 ，５ｄ2 を介して回線交換装置６により相互
に接続される。図１の例では、図書館Ａのコンピュータ
１ａと図書館Ｂのコンピュータ１ｂとがネットワークチ
ャネル５ａ1 ，５ｂ1 を介して回線交換装置６により接
続され、図書館Ａのコンピュータ１ａと図書館Ｄのコン
ピュータ１ｄとがネットワークチャネル５ａ2 ，５ｄ1
を介して回線交換装置６により接続され、図書館Ｃのコ
ンピュータ１ｃと図書館Ｄのコンピュータ１ｄとがネッ
トワークチャネル５ｃ1 ，５ｄ2 を介して回線交換装置
６により接続されている。この場合、図書館数ｎ＝４に
対して回線数Ｎ＝３となる。自館図書予約貸出データベ
ース２ａ〜２ｄは、自館の図書の予約や貸出などのデー
タを記録している。他館図書予約貸出データベース３ａ
〜３ｄは、他館の図書のうち自館の処理に必要な図書の
予約や貸出などのデータを記録している。全館利用者デ
ータベース４ａ〜４ｄは、全館の利用者に関するデータ
を記録している。
説明する。図１は本発明の一実施例における図書管理シ
ステムの構成図で、この実施例では４館の図書館Ａ〜Ｄ
が存在するものとする。各図書館Ａ〜Ｄにはコンピュー
タ１ａ〜１ｄが設置されており、各コンピュータ１ａ〜
１ｄは、自館図書予約貸出データベース２ａ〜２ｄと、
他館図書予約貸出データベース３ａ〜３ｄと、全館利用
者データベース４ａ〜４ｄとを含むデータベースを有し
ていると共に、各々２回線のネットワークチャネル５ａ
1 ，５ａ2 〜５ｄ1 ，５ｄ2 を有している。各コンピュ
ータ１ａ〜１ｄは、ネットワークチャネル５ａ1 ，５ａ
2 〜５ｄ1 ，５ｄ2 を介して回線交換装置６により相互
に接続される。図１の例では、図書館Ａのコンピュータ
１ａと図書館Ｂのコンピュータ１ｂとがネットワークチ
ャネル５ａ1 ，５ｂ1 を介して回線交換装置６により接
続され、図書館Ａのコンピュータ１ａと図書館Ｄのコン
ピュータ１ｄとがネットワークチャネル５ａ2 ，５ｄ1
を介して回線交換装置６により接続され、図書館Ｃのコ
ンピュータ１ｃと図書館Ｄのコンピュータ１ｄとがネッ
トワークチャネル５ｃ1 ，５ｄ2 を介して回線交換装置
６により接続されている。この場合、図書館数ｎ＝４に
対して回線数Ｎ＝３となる。自館図書予約貸出データベ
ース２ａ〜２ｄは、自館の図書の予約や貸出などのデー
タを記録している。他館図書予約貸出データベース３ａ
〜３ｄは、他館の図書のうち自館の処理に必要な図書の
予約や貸出などのデータを記録している。全館利用者デ
ータベース４ａ〜４ｄは、全館の利用者に関するデータ
を記録している。
【００１７】図２は自館図書予約貸出データベース２ａ
〜２ｄおよび他館図書予約貸出データベース３ａ〜３ｄ
のレコードのフォーマットの説明図である。次に動作を
説明する。自館の図書の「予約」、「貸出」、「返却」
処理は、ネットワークを介することなく自館のコンピュ
ータ１ａ〜１ｄで処理できるので、何ら問題はない。
〜２ｄおよび他館図書予約貸出データベース３ａ〜３ｄ
のレコードのフォーマットの説明図である。次に動作を
説明する。自館の図書の「予約」、「貸出」、「返却」
処理は、ネットワークを介することなく自館のコンピュ
ータ１ａ〜１ｄで処理できるので、何ら問題はない。
【００１８】そこで、他館の図書の「予約」、「貸
出」、「返却」処理の一例として、図書館Ａに図書館Ｂ
の図書を「予約」、「貸出」、「返却」する場合の処理
について述べる。先ず、利用者が図書館Ａで図書館Ｂの
図書を「予約」する場合、図書館Ａのコンピュータ１ａ
が、利用者が図書館Ｂに登録された人物であるか否かを
全館利用者データベース４ａを用いてチェックする。各
図書館Ａ〜Ｄのコンピュータ１ａ〜１ｄは、それぞれ全
館利用者データベース４ａ〜４ｄを装備しているので、
この場合の所蔵館である図書館Ｂのコンピュータ１ｂに
ネットワーク接続を行うことなく、その場でオフライン
リアルタイム処理により利用者チェックを行なえる。
出」、「返却」処理の一例として、図書館Ａに図書館Ｂ
の図書を「予約」、「貸出」、「返却」する場合の処理
について述べる。先ず、利用者が図書館Ａで図書館Ｂの
図書を「予約」する場合、図書館Ａのコンピュータ１ａ
が、利用者が図書館Ｂに登録された人物であるか否かを
全館利用者データベース４ａを用いてチェックする。各
図書館Ａ〜Ｄのコンピュータ１ａ〜１ｄは、それぞれ全
館利用者データベース４ａ〜４ｄを装備しているので、
この場合の所蔵館である図書館Ｂのコンピュータ１ｂに
ネットワーク接続を行うことなく、その場でオフライン
リアルタイム処理により利用者チェックを行なえる。
【００１９】利用者チェックの結果、登録された人物で
なければ図書予約を拒否し、登録された人物であれば、
回線交換装置６が、図書館Ａのコンピュータ１ａのネッ
トワークチャネル５ａ1 と図書館Ｂのコンピュータ１ｂ
のネットワークチャネル５ｂ 1 とを接続し、オンライン
リアルタイム処理により、図書館Ｂの自館図書予約貸出
データベース２ｂ中の利用者が借りようとする本の書籍
コードに対応するレコードに予約フラグを立てる。この
場合、図書館Ａのコンピュータ１ａの他のネットワーク
チャネル５ａ2 は空いているので、例えば図１に示すよ
うに図書館Ｄのコンピュータ１ｄから図書館Ａのコンピ
ュータ１ａへネットワークアクセスが生じた場合でも十
分対応できる。また、同時に図書館Ｃのコンピュータ１
ｃから図書館Ｄのコンピュータ１ｄへのネットワークア
クセスが生じた場合でも同様である。
なければ図書予約を拒否し、登録された人物であれば、
回線交換装置６が、図書館Ａのコンピュータ１ａのネッ
トワークチャネル５ａ1 と図書館Ｂのコンピュータ１ｂ
のネットワークチャネル５ｂ 1 とを接続し、オンライン
リアルタイム処理により、図書館Ｂの自館図書予約貸出
データベース２ｂ中の利用者が借りようとする本の書籍
コードに対応するレコードに予約フラグを立てる。この
場合、図書館Ａのコンピュータ１ａの他のネットワーク
チャネル５ａ2 は空いているので、例えば図１に示すよ
うに図書館Ｄのコンピュータ１ｄから図書館Ａのコンピ
ュータ１ａへネットワークアクセスが生じた場合でも十
分対応できる。また、同時に図書館Ｃのコンピュータ１
ｃから図書館Ｄのコンピュータ１ｄへのネットワークア
クセスが生じた場合でも同様である。
【００２０】そして、図書館Ｂより図書館Ａに予約本を
配送する際に、その本の書籍コードに対応するレコード
の配送フラグを立てて、バックグラウンド処理または夜
間処理にて、図書館Ｂのコンピュータ１ｂのネットワー
クチャネル５ｂ1 と図書館Ａのコンピュータ１ａのネッ
トワークチャネル５ａ1 とを回線交換装置６により接続
し、図書館Ａの他館図書予約貸出データベース３ａに上
記レコードを複写する。この場合の処理は、オンライン
バッチ処理である。
配送する際に、その本の書籍コードに対応するレコード
の配送フラグを立てて、バックグラウンド処理または夜
間処理にて、図書館Ｂのコンピュータ１ｂのネットワー
クチャネル５ｂ1 と図書館Ａのコンピュータ１ａのネッ
トワークチャネル５ａ1 とを回線交換装置６により接続
し、図書館Ａの他館図書予約貸出データベース３ａに上
記レコードを複写する。この場合の処理は、オンライン
バッチ処理である。
【００２１】利用者が図書館Ａで予約本を借りる際は、
「貸出」処理を行うことになり、図書館Ｂのコンピュー
タ１ｂにネットワーク接続を行うことなく、図書館Ａの
コンピュータ１ａが、オフラインリアルタイム処理によ
り、他館図書予約貸出データベース３ａ中の上記レコー
ドの予約フラグおよび配送フラグをリセットし、貸出フ
ラグを立てる。さらに、貸出フラグを立てた上記レコー
ドを、バックグラウンド処理にて、図書館Ａのコンピュ
ータ１ａのネットワークチャネル５ａ1 と図書館Ｂのコ
ンピュータ１ｂのネットワークチャネル５ｂ1 とを回線
交換装置６により接続し、図書館Ｂの自館図書予約貸出
データベース２ｂに転送する。この場合の処理はオンラ
インバッチ処理である。
「貸出」処理を行うことになり、図書館Ｂのコンピュー
タ１ｂにネットワーク接続を行うことなく、図書館Ａの
コンピュータ１ａが、オフラインリアルタイム処理によ
り、他館図書予約貸出データベース３ａ中の上記レコー
ドの予約フラグおよび配送フラグをリセットし、貸出フ
ラグを立てる。さらに、貸出フラグを立てた上記レコー
ドを、バックグラウンド処理にて、図書館Ａのコンピュ
ータ１ａのネットワークチャネル５ａ1 と図書館Ｂのコ
ンピュータ１ｂのネットワークチャネル５ｂ1 とを回線
交換装置６により接続し、図書館Ｂの自館図書予約貸出
データベース２ｂに転送する。この場合の処理はオンラ
インバッチ処理である。
【００２２】利用者が図書館Ａに貸出本を返却する場合
は、「返却」処理を行うことになり、バックグラウンド
処理にて、図書館Ａのコンピュータ１ａのネットワーク
チャネル５ａ1 と図書館Ｂのコンピュータ１ｂのネット
ワークチャネル５ｂ1 とを回線交換装置６により接続
し、コンピュータ１ｂの自館図書予約貸出データベース
２ｂ中の上記レコードの貸出フラグをリセットする。こ
の場合の処理はオンラインバッチ処理である。
は、「返却」処理を行うことになり、バックグラウンド
処理にて、図書館Ａのコンピュータ１ａのネットワーク
チャネル５ａ1 と図書館Ｂのコンピュータ１ｂのネット
ワークチャネル５ｂ1 とを回線交換装置６により接続
し、コンピュータ１ｂの自館図書予約貸出データベース
２ｂ中の上記レコードの貸出フラグをリセットする。こ
の場合の処理はオンラインバッチ処理である。
【００２３】このように、図書館Ａ〜Ｄのコンピュータ
１ａ〜１ｄは、自館図書予約貸出データベース２ａ〜２
ｄに加えて、他館図書予約貸出データベース３ａ〜３ｄ
および全館利用者データベース４ａ〜４ｄをも有してい
るので、利用者チェックはいずれの図書館Ａ〜Ｄのコン
ピュータ１ａ〜１ｄでもオフラインで行うことができ、
また、例えば図書館Ａで図書館Ｂの図書を予約するとき
には、図書館Ｂのコンピュータ１ｂの自館図書予約貸出
データベース２ｂ中で図書館Ａのコンピュータ１ａでの
管理に必要なレコードを、回線接続により、図書館Ａの
コンピュータ１ａの他館図書予約貸出データベース３ａ
に複写するので、予約本の貸し出し時には、図書館Ｂに
リアルタイムでネットワーク接続することなしに貸出処
理を行うことができる。
１ａ〜１ｄは、自館図書予約貸出データベース２ａ〜２
ｄに加えて、他館図書予約貸出データベース３ａ〜３ｄ
および全館利用者データベース４ａ〜４ｄをも有してい
るので、利用者チェックはいずれの図書館Ａ〜Ｄのコン
ピュータ１ａ〜１ｄでもオフラインで行うことができ、
また、例えば図書館Ａで図書館Ｂの図書を予約するとき
には、図書館Ｂのコンピュータ１ｂの自館図書予約貸出
データベース２ｂ中で図書館Ａのコンピュータ１ａでの
管理に必要なレコードを、回線接続により、図書館Ａの
コンピュータ１ａの他館図書予約貸出データベース３ａ
に複写するので、予約本の貸し出し時には、図書館Ｂに
リアルタイムでネットワーク接続することなしに貸出処
理を行うことができる。
【００２４】その結果、オンラインリアルタイム処理を
少なくすることができ、各図書館Ａ〜Ｄのコンピュータ
１ａ〜１ｄのネットワークチャネル５ａ1 ，５ａ2 〜５
ｄ1，５ｄ2 の数が各々２回線であっても十分対応で
き、図書館数が増加しても各図書館Ａ〜Ｄのコンピュー
タ１ａ〜１ｄの他館処理に関するＣＰＵの負荷が増大せ
ず、回線数も著しく増大しない。また、図書館Ａ〜Ｄの
コンピュータ１ａ〜１ｄの相互接続をそれぞれ２回線の
ネットワークチャネル５ａ1 ，５ａ2 〜５ｄ1 ，５ｄ2
を介して回線交換装置６により行うので、他の図書館へ
接続中の場合でも別の１回線が空いており、他の図書館
からの接続に対応できる。
少なくすることができ、各図書館Ａ〜Ｄのコンピュータ
１ａ〜１ｄのネットワークチャネル５ａ1 ，５ａ2 〜５
ｄ1，５ｄ2 の数が各々２回線であっても十分対応で
き、図書館数が増加しても各図書館Ａ〜Ｄのコンピュー
タ１ａ〜１ｄの他館処理に関するＣＰＵの負荷が増大せ
ず、回線数も著しく増大しない。また、図書館Ａ〜Ｄの
コンピュータ１ａ〜１ｄの相互接続をそれぞれ２回線の
ネットワークチャネル５ａ1 ，５ａ2 〜５ｄ1 ，５ｄ2
を介して回線交換装置６により行うので、他の図書館へ
接続中の場合でも別の１回線が空いており、他の図書館
からの接続に対応できる。
【００２５】すなわち、図書館数をｎ、回線数をＮ、他
館１館のコンピュータの接続に要する自館のコンピュー
タのＣＰＵの負荷をｃ、１館の予約や貸出などの処理に
要するコンピュータのＣＰＵの負荷をｐ、他館処理に関
する自館のコンピュータのＣＰＵの負荷の最大値をＬと
すると、他館との接続状態により回線数Ｎは下記数５の
ようになり、他館処理に関する自館のコンピュータのＣ
ＰＵの負荷の最大値Ｌは下記数６のようになる。
館１館のコンピュータの接続に要する自館のコンピュー
タのＣＰＵの負荷をｃ、１館の予約や貸出などの処理に
要するコンピュータのＣＰＵの負荷をｐ、他館処理に関
する自館のコンピュータのＣＰＵの負荷の最大値をＬと
すると、他館との接続状態により回線数Ｎは下記数５の
ようになり、他館処理に関する自館のコンピュータのＣ
ＰＵの負荷の最大値Ｌは下記数６のようになる。
【００２６】
【数５】
【００２７】
【数６】
【００２８】上記数５および数６からも明らかなよう
に、図書館数が増加しても他館処理に関する自館のコン
ピュータのＣＰＵの負荷がほとんど増大せず、また回線
数も著しく増加することがない。なお上記実施例では、
利用者が図書館Ｂの本を図書館Ａで借りる場合について
説明したが、利用者がいずれの図書館の本をそれ以外の
図書館で借りる場合であっても、同様に処理できること
は勿論である。また、本を借りた図書館以外の図書館に
返却する場合も、返却処理は同様である。
に、図書館数が増加しても他館処理に関する自館のコン
ピュータのＣＰＵの負荷がほとんど増大せず、また回線
数も著しく増加することがない。なお上記実施例では、
利用者が図書館Ｂの本を図書館Ａで借りる場合について
説明したが、利用者がいずれの図書館の本をそれ以外の
図書館で借りる場合であっても、同様に処理できること
は勿論である。また、本を借りた図書館以外の図書館に
返却する場合も、返却処理は同様である。
【００２９】また上記実施例では、図書館数が４の場合
を説明したが、図書館数は３以上であればよく、回線交
換装置６が許容できる回線数の範囲内で館数に制限され
るものではない。また上記実施例では、各コンピュータ
１ａ〜１ｄが各々２回線のネットワークチャネル５
ａ1 ，５ａ2 〜５ｄ1 ，５ｄ2 を有する例について説明
したが、必ずしもこのように限定されるものではない。
但し、各々２回線のネットワークチャネル５ａ1 ，５ａ
2 〜５ｄ1 ，５ｄ2 だけで通常は十分である。
を説明したが、図書館数は３以上であればよく、回線交
換装置６が許容できる回線数の範囲内で館数に制限され
るものではない。また上記実施例では、各コンピュータ
１ａ〜１ｄが各々２回線のネットワークチャネル５
ａ1 ，５ａ2 〜５ｄ1 ，５ｄ2 を有する例について説明
したが、必ずしもこのように限定されるものではない。
但し、各々２回線のネットワークチャネル５ａ1 ，５ａ
2 〜５ｄ1 ，５ｄ2 だけで通常は十分である。
【００３０】また図２に示すレコードのフォーマットは
一例であって、このようなフォーマットに限定されるも
のではない。
一例であって、このようなフォーマットに限定されるも
のではない。
【００３１】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、３館以上
の図書館に分散所蔵された図書の予約や貸出などの管理
を行う図書管理システムであって、回線交換装置と、図
書の予約や貸出の管理をする複数のコンピュータとを備
え、前記のそれぞれのコンピュータは、それぞれの図書
館に設置され、前記回線交換装置と回線で接続され、前
記回線交換装置を介して他のコンピュータに回線接続を
するためのネットワークチャネルと、自館の図書の予約
や貸出に関するデータを記録している自館図書予約貸出
データベースと、他館の図書のうち自館の処理に必要な
図書の予約や貸出に関するデータを記録する他館図書予
約貸出データベースと、自館にて他館の図書の予約を受
け付けた後に、他館のコンピュータにおける自館図書予
約貸出データベース内の当該図書の予約や貸出に関する
データレコードの複製を前記回線交換装置及び前記ネッ
トワークチャネルを介して受信し、前記他館図書予約貸
出データベースに登録する他館図書予約貸出データベー
ス登録手段と、他館の図書につき自館にて処理する必要
がある場合に、当該図書の予約や貸出に関するデータレ
コードが前記他館図書予約貸出データベース中に登録さ
れてあれば当該データレコードの更新を行う他館図書予
約貸出データベース更新手段とを有することを特徴とす
る。これにより、図書館数が増加しても各館の他館処理
に関するコンピュータのＣＰＵの負荷が増大せず、回線
数も著しく増大することがない。
の図書館に分散所蔵された図書の予約や貸出などの管理
を行う図書管理システムであって、回線交換装置と、図
書の予約や貸出の管理をする複数のコンピュータとを備
え、前記のそれぞれのコンピュータは、それぞれの図書
館に設置され、前記回線交換装置と回線で接続され、前
記回線交換装置を介して他のコンピュータに回線接続を
するためのネットワークチャネルと、自館の図書の予約
や貸出に関するデータを記録している自館図書予約貸出
データベースと、他館の図書のうち自館の処理に必要な
図書の予約や貸出に関するデータを記録する他館図書予
約貸出データベースと、自館にて他館の図書の予約を受
け付けた後に、他館のコンピュータにおける自館図書予
約貸出データベース内の当該図書の予約や貸出に関する
データレコードの複製を前記回線交換装置及び前記ネッ
トワークチャネルを介して受信し、前記他館図書予約貸
出データベースに登録する他館図書予約貸出データベー
ス登録手段と、他館の図書につき自館にて処理する必要
がある場合に、当該図書の予約や貸出に関するデータレ
コードが前記他館図書予約貸出データベース中に登録さ
れてあれば当該データレコードの更新を行う他館図書予
約貸出データベース更新手段とを有することを特徴とす
る。これにより、図書館数が増加しても各館の他館処理
に関するコンピュータのＣＰＵの負荷が増大せず、回線
数も著しく増大することがない。
【００３２】また、各データベースの持ち方により、オ
ンラインリアルタイム処理を少なくできることから、各
コンピュータが２回線のネットワークチャネルしか有し
ない場合でも、レスポンス時間の向上を図ることができ
る。
ンラインリアルタイム処理を少なくできることから、各
コンピュータが２回線のネットワークチャネルしか有し
ない場合でも、レスポンス時間の向上を図ることができ
る。
【図１】本発明の一実施例における図書管理システムの
構成図である。
構成図である。
【図２】自館図書予約貸出データベースや他館図書予約
貸出データベースのレコードのフォーマットの説明図で
ある。
貸出データベースのレコードのフォーマットの説明図で
ある。
【図３】従来の図書管理システムの構成図である。
【図４】別の従来の図書管理システムの構成図である。
１ コンピュータ ２ 自館図書予約貸出データベース ３ 他館図書予約貸出データベース ４ 全館利用者データベース ５ ネットワークチャネル ６ 回線交換装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池田 隆史 大阪市淀川区宮原４丁目６番18号 エム エフ情報システム株式会社内 (72)発明者 内村 学 大阪市淀川区宮原４丁目６番18号 エム エフ情報システム株式会社内 (72)発明者 福本 照道 大阪市淀川区宮原４丁目６番18号 エム エフ情報システム株式会社内 (56)参考文献 特開 平５−204973（ＪＰ，Ａ) 特開 平３−264396（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) G06F 17/30 G06F 17/60 ＪＩＣＳＴファイル（ＪＯＩＳ)
Claims (2)
- 【請求項１】 ３館以上の図書館に分散所蔵された図書
の予約や貸出などの管理を行う図書管理システムであっ
て、回線交換装置と、図書の予約や貸出の管理をする複数の
コンピュータとを備え、 前記のそれぞれのコンピュータは、 それぞれの図書館に設置され、 前記回線交換装置と回線で接続され、 前記回線交換装置を介して他のコンピュータに回線接続
をするためのネットワークチャネルと、 自館の図書の予約や貸出に関するデータを記録している
自館図書予約貸出データベースと、 他館の図書のうち自館の処理に必要な図書の予約や貸出
に関するデータを記録する他館図書予約貸出データベー
スと、 自館にて他館の図書の予約を受け付けた後に、他館のコ
ンピュータにおける自館図書予約貸出データベース内の
当該図書の予約や貸出に関するデータレコードの複製を
前記回線交換装置及び前記ネットワークチャネルを介し
て受信し、前記他館図書予約貸出データベースに登録す
る他館図書予約貸出データベース登録手段と、 他館の図書につき自館にて処理する必要がある場合に、
当該図書の予約や貸出に関するデータレコードが前記他
館図書予約貸出データベース中に登録されてあれば当該
データレコードの更新を行う他館図書予約貸出データベ
ース更新手段とを有する ことを特徴とする図書管理シス
テム。 - 【請求項２】 各コンピュータが、ネットワークチャネ
ルを各々２回線有している構成としたことを特徴とする
請求項１に記載の図書管理システム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6402994A JP2773830B2 (ja) | 1994-03-31 | 1994-03-31 | 図書管理システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6402994A JP2773830B2 (ja) | 1994-03-31 | 1994-03-31 | 図書管理システム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07271852A JPH07271852A (ja) | 1995-10-20 |
| JP2773830B2 true JP2773830B2 (ja) | 1998-07-09 |
Family
ID=13246303
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6402994A Expired - Fee Related JP2773830B2 (ja) | 1994-03-31 | 1994-03-31 | 図書管理システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2773830B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4519991B2 (ja) * | 2000-05-17 | 2010-08-04 | 株式会社シー・ヴイ・エス・ベイエリア | レンタル商品管理システム |
| JP2002189928A (ja) * | 2000-12-21 | 2002-07-05 | Kurieiteibu Rinku:Kk | 商品情報配信システム及び商品情報配信方法 |
-
1994
- 1994-03-31 JP JP6402994A patent/JP2773830B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07271852A (ja) | 1995-10-20 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |