JPH08161213A - 文書管理方法 - Google Patents
文書管理方法Info
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- JPH08161213A JPH08161213A JP6301890A JP30189094A JPH08161213A JP H08161213 A JPH08161213 A JP H08161213A JP 6301890 A JP6301890 A JP 6301890A JP 30189094 A JP30189094 A JP 30189094A JP H08161213 A JPH08161213 A JP H08161213A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 多数のコピーファイルやサーバを用意する必
要をなくする。 【構成】 名簿文書に〈パート１〉で挟まれた部分領域
の文書「総務部」と「１１１１」の所有者をＢ、参照許
可者をＡ，Ｂ，Ｃ、および変更許可者をＢのみとし、
〈パート２〉で挟まれた部分領域の文書「人事部」と
「２２２２」の所有者をＣ、参照許可者をＡ，Ｂ，Ｃお
よび変更許可者をＣのみとして記述し、参照されたと
き、前記に記述によって参照者に参照権が与えられてい
る部分領域のみを表示し、かつ、変更権が与えられてい
る部分領域のみを変更する。変更にさいして、表示文書
を変更すると同時に当該原文書を更新する。
要をなくする。 【構成】 名簿文書に〈パート１〉で挟まれた部分領域
の文書「総務部」と「１１１１」の所有者をＢ、参照許
可者をＡ，Ｂ，Ｃ、および変更許可者をＢのみとし、
〈パート２〉で挟まれた部分領域の文書「人事部」と
「２２２２」の所有者をＣ、参照許可者をＡ，Ｂ，Ｃお
よび変更許可者をＣのみとして記述し、参照されたと
き、前記に記述によって参照者に参照権が与えられてい
る部分領域のみを表示し、かつ、変更権が与えられてい
る部分領域のみを変更する。変更にさいして、表示文書
を変更すると同時に当該原文書を更新する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ネットワークあるいは
コンピュータ上で管理されており、複数の参照者から参
照され、および変更される文書の文書管理方法に関す
る。
コンピュータ上で管理されており、複数の参照者から参
照され、および変更される文書の文書管理方法に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】従来、ネットワークあるいはコンピュー
タ上で管理されている文書の一部に対して、特定の参照
者に対する参照または変更許可を与える場合、ファイル
単位でなければ、所有者の設定または参照者に対する
参照権あるいは変更権の設定ができないため、目的に応
じて以下のような方法が取り入れられている。
タ上で管理されている文書の一部に対して、特定の参照
者に対する参照または変更許可を与える場合、ファイル
単位でなければ、所有者の設定または参照者に対する
参照権あるいは変更権の設定ができないため、目的に応
じて以下のような方法が取り入れられている。
【０００３】第１の方法は、参照者ごとに、所有者ある
いは参照者、変更権を設定したコピーファイルを作成
し、各参照者に配布し、各参照者による変更が必要な場
合は前記コピーファイルを変更し、オリジナルファイル
の所有者あるいは変更権を持つ参照者が、変更されたコ
ピーファイルを元にオリジナルファイルを変更する方法
である。
いは参照者、変更権を設定したコピーファイルを作成
し、各参照者に配布し、各参照者による変更が必要な場
合は前記コピーファイルを変更し、オリジナルファイル
の所有者あるいは変更権を持つ参照者が、変更されたコ
ピーファイルを元にオリジナルファイルを変更する方法
である。
【０００４】第２の方法は、参照する文書中に参照制限
を加えたい文書へのリンク情報を記述しておき、参照制
限を加えたい文書が保存されているコンピュータで特定
のネットワークアドレスまたは特定の参照者からのアク
セスをリジェクトするサーバを設け、参照を許可する参
照者のアドレスからのみ文書ファイルへのアクセスを可
能とする方法である。
を加えたい文書へのリンク情報を記述しておき、参照制
限を加えたい文書が保存されているコンピュータで特定
のネットワークアドレスまたは特定の参照者からのアク
セスをリジェクトするサーバを設け、参照を許可する参
照者のアドレスからのみ文書ファイルへのアクセスを可
能とする方法である。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の文書管
理方法は、第１の方法では、参照者ごとにコピーファイ
ルを作成する必要があり、手間とファイルの格納スペー
スが必要となる。また、各参照者がコメントや確認のサ
インの記入といった変更をコピーファイルに加えた場合
は、オリジナルファイルの所有者あるいは変更権を持つ
参照者がコピーファイルを元に再度オリジナルファイル
を変更する必要があった。また、１つのコピーファイル
の変更結果がオリジナルや他のコピーファイルに即座に
反映されないため、２重にコメントしてしまうといった
無駄が生じるという欠点があった。
理方法は、第１の方法では、参照者ごとにコピーファイ
ルを作成する必要があり、手間とファイルの格納スペー
スが必要となる。また、各参照者がコメントや確認のサ
インの記入といった変更をコピーファイルに加えた場合
は、オリジナルファイルの所有者あるいは変更権を持つ
参照者がコピーファイルを元に再度オリジナルファイル
を変更する必要があった。また、１つのコピーファイル
の変更結果がオリジナルや他のコピーファイルに即座に
反映されないため、２重にコメントしてしまうといった
無駄が生じるという欠点があった。
【０００６】また、第２の方法では、制限したい参照者
ごとにサーバを設ける必要があり、参照者に応じたアク
セス管理を行うためには、多数のサーバが必要となり、
また、参照権や変更権といった複数のアクセス権を設定
することが困難であるという欠点があった。
ごとにサーバを設ける必要があり、参照者に応じたアク
セス管理を行うためには、多数のサーバが必要となり、
また、参照権や変更権といった複数のアクセス権を設定
することが困難であるという欠点があった。
【０００７】本発明の目的は、多数のコピーファイルや
サーバを用意する必要がなく、また、所有者あるいは参
照者の変更結果を再入力する必要のない文書管理方法を
提供することである。
サーバを用意する必要がなく、また、所有者あるいは参
照者の変更結果を再入力する必要のない文書管理方法を
提供することである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明の文書管理方法
は、文書中に所有権情報および参照許可者情報ならびに
変更許可者情報を記述して、それぞれ前記参照者に対し
て前記文書の部分領域の所有権および参照権ならびに変
更権を与える手順と、前記参照権が与えられた参照者か
ら前記文書を参照される場合、当該参照者に参照権が与
えられている領域を表示する手順と、前記変更権が与え
られた参照者から前記文書を変更される場合、当該参照
者に変更権が与えられている部分領域のみを変更する手
順とを有する。
は、文書中に所有権情報および参照許可者情報ならびに
変更許可者情報を記述して、それぞれ前記参照者に対し
て前記文書の部分領域の所有権および参照権ならびに変
更権を与える手順と、前記参照権が与えられた参照者か
ら前記文書を参照される場合、当該参照者に参照権が与
えられている領域を表示する手順と、前記変更権が与え
られた参照者から前記文書を変更される場合、当該参照
者に変更権が与えられている部分領域のみを変更する手
順とを有する。
【０００９】前記参照権が与えられた参照者から前記文
書を参照される場合、当該参照者に参照権が与えられて
いる部分領域を表示する手順は、前記参照者に、参照権
が与えられている部分領域以外の前記文書の領域をあら
かじめ定められた代替文章により表示するものを含む。
書を参照される場合、当該参照者に参照権が与えられて
いる部分領域を表示する手順は、前記参照者に、参照権
が与えられている部分領域以外の前記文書の領域をあら
かじめ定められた代替文章により表示するものを含む。
【００１０】前記変更権が与えられた参照者から前記文
書を変更される場合、当該参照者に変更権が与えられて
いる部分領域を変更する手順は、参照されている表示文
書を変更するとともに、当該原文書をも更新するものを
含む。
書を変更される場合、当該参照者に変更権が与えられて
いる部分領域を変更する手順は、参照されている表示文
書を変更するとともに、当該原文書をも更新するものを
含む。
【００１１】前記文書中に所有権情報および参照許可者
情報ならびに変更許可者情報を記述して、それぞれ前記
参照者に対して前記文書の部分領域の所有権および参照
権ならびに変更権を与える手順は、前記文書のリンク先
文書に前記所有権情報および参照許可者情報ならびに変
更許可者情報を記述する手順を含む請求項１ないし３の
うちのいずれか１記載の文書管理方法。
情報ならびに変更許可者情報を記述して、それぞれ前記
参照者に対して前記文書の部分領域の所有権および参照
権ならびに変更権を与える手順は、前記文書のリンク先
文書に前記所有権情報および参照許可者情報ならびに変
更許可者情報を記述する手順を含む請求項１ないし３の
うちのいずれか１記載の文書管理方法。
【００１２】
【作用】文書中に、所有権情報、参照許可者情報および
変更許可者情報を記述して、それぞれ参照者に文書の部
分領域の所有権および参照権ならびに変更権を与え、前
記参照者に参照権が与えられている部分領域を表示し、
かつ、前記参照者に変更権が与えられている部分領域の
みを変更するので、文書の参照や変更のために、あらか
じめ参照者ごとのコピーファイルやサーバを用意する必
要がない。
変更許可者情報を記述して、それぞれ参照者に文書の部
分領域の所有権および参照権ならびに変更権を与え、前
記参照者に参照権が与えられている部分領域を表示し、
かつ、前記参照者に変更権が与えられている部分領域の
みを変更するので、文書の参照や変更のために、あらか
じめ参照者ごとのコピーファイルやサーバを用意する必
要がない。
【００１３】また、変更するとき、表示文書を変更する
とともに、当該原文書を更新するので、変更結果を再入
力する必要がない。
とともに、当該原文書を更新するので、変更結果を再入
力する必要がない。
【００１４】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
て説明する。
【００１５】図１は本発明の文書管理方法の第１実施例
により作成された名簿文書を示す図、図２は本発明の文
書管理方法の第１実施例および第２実施例における表示
の一例を示す図、図３は本発明の文書管理方法の第１実
施例および第２実施例における表示の他の例を示す図で
ある。
により作成された名簿文書を示す図、図２は本発明の文
書管理方法の第１実施例および第２実施例における表示
の一例を示す図、図３は本発明の文書管理方法の第１実
施例および第２実施例における表示の他の例を示す図で
ある。
【００１６】この文書管理方法は、次のような手順によ
って処理を行なう。この場合、文書参照者をＡ，Ｂ，Ｃ
およびＤの４人とし、Ａを名簿の管理者とする。
って処理を行なう。この場合、文書参照者をＡ，Ｂ，Ｃ
およびＤの４人とし、Ａを名簿の管理者とする。
【００１７】まず、名簿の管理者Ａは図１に示すよう
に、サーバに管理される社員名簿文書を所有者情報と参
照許可者情報と変更許可者情報と実文書を記述して作成
する。図１の第１行目の〈マルチ・パート〉は文書が複
数の領域からなることを示しており、第２行目の〈ヘッ
ディング〉は所有者情報、参照許可者情報および変更許
可者情報の始まりを意味している。第３行目は、部分領
域を指定していない部分について、文書の所有者がＡで
あり、Ａ，Ｂ，Ｃ，Ｄのすべてに参照権があり、Ａのみ
に変更権があることを示している。第４行目は部分領域
パート１について、所有者がＢであり、Ａ，Ｂ，Ｃに参
照権があり、Ｂのみに変更権があることを示している。
第５行目は部分領域パート２について所有者がＣであ
り、Ａ，Ｂ，Ｃに参照権があり、Ｃのみに変更権がある
ことを示している。第６行目の〈／ヘッディング〉は所
有権情報、参照許可者情報および変更許可者情報の終わ
りを示している。第７行目以降は、実際の文書であっ
て、〈パート１〉と〈／パート１〉に挟まれた領域およ
び〈パート２〉と〈／パート２〉に挟まれた領域が部分
領域である。
に、サーバに管理される社員名簿文書を所有者情報と参
照許可者情報と変更許可者情報と実文書を記述して作成
する。図１の第１行目の〈マルチ・パート〉は文書が複
数の領域からなることを示しており、第２行目の〈ヘッ
ディング〉は所有者情報、参照許可者情報および変更許
可者情報の始まりを意味している。第３行目は、部分領
域を指定していない部分について、文書の所有者がＡで
あり、Ａ，Ｂ，Ｃ，Ｄのすべてに参照権があり、Ａのみ
に変更権があることを示している。第４行目は部分領域
パート１について、所有者がＢであり、Ａ，Ｂ，Ｃに参
照権があり、Ｂのみに変更権があることを示している。
第５行目は部分領域パート２について所有者がＣであ
り、Ａ，Ｂ，Ｃに参照権があり、Ｃのみに変更権がある
ことを示している。第６行目の〈／ヘッディング〉は所
有権情報、参照許可者情報および変更許可者情報の終わ
りを示している。第７行目以降は、実際の文書であっ
て、〈パート１〉と〈／パート１〉に挟まれた領域およ
び〈パート２〉と〈／パート２〉に挟まれた領域が部分
領域である。
【００１８】次に、文書が参照される場合の手順を行な
う。
う。
【００１９】図２および図３は図１の文書に参照が行わ
れた場合の表示を示している。図２および図３におい
て、領域２１と３１は、図１の第３行目に相当する領域
であり、領域２２と３２は図１の第４行目に相当する領
域であり、領域２３と３３は図１の第５行目に相当する
領域となっている。この場合、管理者Ａは所有者であっ
て、参照権および変更権が与えられており、Ｂ，Ｃは名
簿に登録されているメンバであって参照権が与えられて
おり、Ｄは外部からの参照者として想定されている。
れた場合の表示を示している。図２および図３におい
て、領域２１と３１は、図１の第３行目に相当する領域
であり、領域２２と３２は図１の第４行目に相当する領
域であり、領域２３と３３は図１の第５行目に相当する
領域となっている。この場合、管理者Ａは所有者であっ
て、参照権および変更権が与えられており、Ｂ，Ｃは名
簿に登録されているメンバであって参照権が与えられて
おり、Ｄは外部からの参照者として想定されている。
【００２０】したがって、Ａ，Ｂ，Ｃから参照される場
合は、〈パート１〉と〈／パート１〉に挟まれた領域の
文書である所属としての「総務部」と内線番号としての
「１１１１」はＡ，Ｂ，Ｃに対して参照権が与えられて
いるので図２の領域２２で示すように表示し、また、
〈パート２〉と〈／パート２〉で挟まれた領域の文書で
ある所属の「人事部」と内線番号の「２２２２」は同様
にＡ，Ｂ，Ｃに対して参照権が与えられているので、領
域２３で示すように表示する。
合は、〈パート１〉と〈／パート１〉に挟まれた領域の
文書である所属としての「総務部」と内線番号としての
「１１１１」はＡ，Ｂ，Ｃに対して参照権が与えられて
いるので図２の領域２２で示すように表示し、また、
〈パート２〉と〈／パート２〉で挟まれた領域の文書で
ある所属の「人事部」と内線番号の「２２２２」は同様
にＡ，Ｂ，Ｃに対して参照権が与えられているので、領
域２３で示すように表示する。
【００２１】参照者Ｄから参照される場合は、〈パート
１〉と〈／パート１〉で挟まれた領域と〈パート２〉と
〈／パート２〉で挟まれた領域はＤに対して参照権が与
えられないので、図３に示すように領域３２と３３に代
替文章としてアステリスクで表示する。
１〉と〈／パート１〉で挟まれた領域と〈パート２〉と
〈／パート２〉で挟まれた領域はＤに対して参照権が与
えられないので、図３に示すように領域３２と３３に代
替文章としてアステリスクで表示する。
【００２２】次に、文書が変更される場合の手順を行な
う。
う。
【００２３】変更権が与えられている参照者は、文書の
部分領域が指定されていない領域については、図１の第
３行目に示すように、Ａのみであり、〈パート１〉と
〈／パート１〉に挟まれた部分領域については同じく第
４行目に示すように、Ｂのみであり、〈パート２〉と
〈／パート２〉に挟まれた部分領域については同じく第
５行目に示すように、Ｃのみである。
部分領域が指定されていない領域については、図１の第
３行目に示すように、Ａのみであり、〈パート１〉と
〈／パート１〉に挟まれた部分領域については同じく第
４行目に示すように、Ｂのみであり、〈パート２〉と
〈／パート２〉に挟まれた部分領域については同じく第
５行目に示すように、Ｃのみである。
【００２４】変更権をもった参照者Ａ、またはＢ、また
はＣが文書を参照し、図２に示すように表示されたの
ち、参照者Ａ，Ｂ，Ｃが変更権を与えられている領域を
変更するが、このとき表示された文書を直接変更すると
ともに、変更された表示文書に対応する原文書も同時に
更新する。
はＣが文書を参照し、図２に示すように表示されたの
ち、参照者Ａ，Ｂ，Ｃが変更権を与えられている領域を
変更するが、このとき表示された文書を直接変更すると
ともに、変更された表示文書に対応する原文書も同時に
更新する。
【００２５】この文書管理方法では、文書にパート１や
パート２の部分領域やそれ以外の領域について参照者
Ａ，Ｂ，Ｃ，Ｄに対する所有権、参照権および変更権が
設定されていて、参照や変更される場合、当該参照者に
参照権や変更権が与えられている部分領域のみの表示や
変更を行なうので、参照者ごとのコピーファイルを作成
したり、サーバを設ける必要がない。
パート２の部分領域やそれ以外の領域について参照者
Ａ，Ｂ，Ｃ，Ｄに対する所有権、参照権および変更権が
設定されていて、参照や変更される場合、当該参照者に
参照権や変更権が与えられている部分領域のみの表示や
変更を行なうので、参照者ごとのコピーファイルを作成
したり、サーバを設ける必要がない。
【００２６】また、参照にさいして、参照者に対して参
照権が与えられていない部分領域には代替文章が表示さ
れるので、参照や変更できる領域を明確に認識すること
ができる。
照権が与えられていない部分領域には代替文章が表示さ
れるので、参照や変更できる領域を明確に認識すること
ができる。
【００２７】さらに、変更に際して表示文書を変更する
と同時に原文書も更新するので、従来のように変更結果
を再入力する手間が省ける。
と同時に原文書も更新するので、従来のように変更結果
を再入力する手間が省ける。
【００２８】図４は本発明の文書管理方法の第２実施例
により作成された名簿文書を示す図、図５は図４の文書
のリンク先であるファイル名セクションＢの文書を示す
図、図６は図４の文書のリンク先であるファイル名電話
Ｂの文書を示す図、図７は図４の文書のリンク先である
ファイル名セクションＣの文書を示す図、図８は図４の
文書のリンク先であるファイル名電話Ｃの文書を示す図
である。
により作成された名簿文書を示す図、図５は図４の文書
のリンク先であるファイル名セクションＢの文書を示す
図、図６は図４の文書のリンク先であるファイル名電話
Ｂの文書を示す図、図７は図４の文書のリンク先である
ファイル名セクションＣの文書を示す図、図８は図４の
文書のリンク先であるファイル名電話Ｃの文書を示す図
である。
【００２９】この文書管理方法を、サーバに管理されて
いる名簿文書に対してＡ，Ｂ，Ｃ，Ｄの４人の参照者が
参照し、および各自の情報の変更を行う場合を例として
説明する。
いる名簿文書に対してＡ，Ｂ，Ｃ，Ｄの４人の参照者が
参照し、および各自の情報の変更を行う場合を例として
説明する。
【００３０】図４の名簿文書は部分領域の文書とその部
分領域についての参照者の所有者情報、参照許可者情報
および変更許可者情報が記述されておらず、部分領域に
相当するそれらの情報に対するリンク情報のみが記述さ
れており、参照時にリンク先の文書を読み込むようにな
っている点が図１の名簿文書と異なっている。
分領域についての参照者の所有者情報、参照許可者情報
および変更許可者情報が記述されておらず、部分領域に
相当するそれらの情報に対するリンク情報のみが記述さ
れており、参照時にリンク先の文書を読み込むようにな
っている点が図１の名簿文書と異なっている。
【００３１】図４の文書の第１行目は、文書が複数の領
域からなることを示しており、第２行目は、所有者情報
の参照許可情報および変更許可者情報の始まりを意味し
ている。第３行目は、文書全体の所有者がＡであり、
Ａ，Ｂ，Ｃ，Ｄすべてに参照権があり、Ａのみに変更権
があることを示している。第４行目は所有者情報、参照
許可者情報および変更許可者情報の終わりを示してい
る。所有者情報、参照許可者情報および変更許可者情報
としては図１の場合と異なり、部分領域以外の部分に関
するもののみが記述されている。第５行目以降は、実際
の文書であり、〈リンク＝…〉で示される部分が部分領
域に関する情報であって、リンク情報のみが記述されて
いる。すなわち、参照者が図４の文書を参照することに
よって図５、６、７、８に示すようなリンク先の文書の
参照を自動的に行なわせるようになっている。図５〜８
の文書には、図４と同様に、文書の先頭部分に所有者情
報、参照許可者情報および変更許可者情報が記述されて
いる。
域からなることを示しており、第２行目は、所有者情報
の参照許可情報および変更許可者情報の始まりを意味し
ている。第３行目は、文書全体の所有者がＡであり、
Ａ，Ｂ，Ｃ，Ｄすべてに参照権があり、Ａのみに変更権
があることを示している。第４行目は所有者情報、参照
許可者情報および変更許可者情報の終わりを示してい
る。所有者情報、参照許可者情報および変更許可者情報
としては図１の場合と異なり、部分領域以外の部分に関
するもののみが記述されている。第５行目以降は、実際
の文書であり、〈リンク＝…〉で示される部分が部分領
域に関する情報であって、リンク情報のみが記述されて
いる。すなわち、参照者が図４の文書を参照することに
よって図５、６、７、８に示すようなリンク先の文書の
参照を自動的に行なわせるようになっている。図５〜８
の文書には、図４と同様に、文書の先頭部分に所有者情
報、参照許可者情報および変更許可者情報が記述されて
いる。
【００３２】この文書管理方法は、次のような手順とな
って処理を行う。
って処理を行う。
【００３３】まず、名簿の管理者Ａは図４の名簿文書を
作成し、所有者情報、参照許可者情報および変更許可者
情報とリンク情報を含む実文書を記述する。また同時
に、名簿のリンク先の文書の管理者であるＢ，Ｃは図５
〜８に示すように、リンク先の文書を作成し、これに部
分領域に対する所有者情報、参照許可者情報および変更
許可者情報を記述する。
作成し、所有者情報、参照許可者情報および変更許可者
情報とリンク情報を含む実文書を記述する。また同時
に、名簿のリンク先の文書の管理者であるＢ，Ｃは図５
〜８に示すように、リンク先の文書を作成し、これに部
分領域に対する所有者情報、参照許可者情報および変更
許可者情報を記述する。
【００３４】次に、参照者から参照されると、図５〜８
のリンク先の文書に記述されている参照権に応じて図２
または図３に示す文書を表示する。すなわち、参照者が
ＢまたはＣであれば図５および図７のファイル名セクシ
ョンＢおよびセクションＣのリンク先文書から「総務
部」および「人事部」を参照し、また図６および図８の
ファイル名電話Ｂおよび電話Ｃのリンク先文書から「１
１１１」および「２２２２」を参照して、図２のように
表示する。
のリンク先の文書に記述されている参照権に応じて図２
または図３に示す文書を表示する。すなわち、参照者が
ＢまたはＣであれば図５および図７のファイル名セクシ
ョンＢおよびセクションＣのリンク先文書から「総務
部」および「人事部」を参照し、また図６および図８の
ファイル名電話Ｂおよび電話Ｃのリンク先文書から「１
１１１」および「２２２２」を参照して、図２のように
表示する。
【００３５】参照者がＤのように参照権がない場合は、
図３に示すように代替文章（アステリスク）で表示す
る。
図３に示すように代替文章（アステリスク）で表示す
る。
【００３６】次に、変更権が与えられた参照者すなわ
ち、Ａ，Ｂ，Ｃから文書の変更を受けるときは、図４の
文書および図５〜８のリンク先文書を参照して、変更権
の与えられている領域の表示文書を変更し、同時に原文
書を更新する。
ち、Ａ，Ｂ，Ｃから文書の変更を受けるときは、図４の
文書および図５〜８のリンク先文書を参照して、変更権
の与えられている領域の表示文書を変更し、同時に原文
書を更新する。
【００３７】この文書管理方法では、部分領域に関する
所有者情報等の参照者に対する権利を示す情報および実
文書がリンク先文書となっているので、図１の名簿文書
に相当する文書が簡略化されている。
所有者情報等の参照者に対する権利を示す情報および実
文書がリンク先文書となっているので、図１の名簿文書
に相当する文書が簡略化されている。
【００３８】本実施例の文書管理方法は、第１実施例と
同様に、参照者ごとのコピーファイルやサーバの必要が
なく、かつ、変更にさいして変更後に結果を再入力する
必要がない。
同様に、参照者ごとのコピーファイルやサーバの必要が
なく、かつ、変更にさいして変更後に結果を再入力する
必要がない。
【００３９】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、文書の記
述にもとずいて参照者に参照権および変更権が与えられ
ている部分領域の文書のみを、それぞれ参照および変更
することにより、文書の参照や変更のために、あらかじ
め多数のコピーファイルやサーバを用意する必要がない
文書管理が実現し、また変更にさいし表示文書を変更す
ると同時に当該原文書を更新するので、変更結果を再入
力する処理の必要がなく、さらに変更にさいして表示文
書を変更すると同時に原文書を更新することにより変更
結果を再入力する手間が省けるという効果がある。
述にもとずいて参照者に参照権および変更権が与えられ
ている部分領域の文書のみを、それぞれ参照および変更
することにより、文書の参照や変更のために、あらかじ
め多数のコピーファイルやサーバを用意する必要がない
文書管理が実現し、また変更にさいし表示文書を変更す
ると同時に当該原文書を更新するので、変更結果を再入
力する処理の必要がなく、さらに変更にさいして表示文
書を変更すると同時に原文書を更新することにより変更
結果を再入力する手間が省けるという効果がある。
【図１】本発明の文書管理方法の第１実施例により作成
された名簿文書を示す図である。
された名簿文書を示す図である。
【図２】本発明の文書管理方法の第１実施例および第２
実施例における表示の一例を示す図である。
実施例における表示の一例を示す図である。
【図３】本発明の文書管理方法の第１実施例および第２
実施例における表示の他の例を示す図である。
実施例における表示の他の例を示す図である。
【図４】本発明の文書管理方法の第２実施例により作成
された名簿文書を示す図である。
された名簿文書を示す図である。
【図５】図４の文書のリンク先であるファイル名セクシ
ョンＢの文書を示す図である。
ョンＢの文書を示す図である。
【図６】図４の文書のリンク先であるファイル名電話Ｂ
の文書を示す図である。
の文書を示す図である。
【図７】図４の文書のリンク先であるファイル名セクシ
ョンＣの文書を示す図である。
ョンＣの文書を示す図である。
【図８】図４の文書のリンク先であるファイル名電話Ｃ
の文書を示す図である。
の文書を示す図である。
２１，２２，２３，３１，３２，３３ 領域
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 9288−5Ｌ Ｇ０６Ｆ 15/20 ５９６ Ｚ
Claims (4)
- 【請求項１】 ネットワークあるいはコンピュータ上で
管理されており、複数の参照者から参照され、および変
更される文書の文書管理方法において、 前記文書中に所有権情報および参照許可者情報ならびに
変更許可者情報を記述して、それぞれ前記参照者に対し
て前記文書の部分領域の所有権および参照権ならびに変
更権を与える手順と、 前記参照権が与えられた参照者から前記文書を参照され
る場合、当該参照者に参照権が与えられている部分領域
を表示する手順と、 前記変更権が与えられた参照者から前記文書を変更され
る場合、当該参照者に変更権が与えられている部分領域
のみを変更する手順とを有することを特徴とする文書管
理方法。 - 【請求項２】 前記参照権が与えられた参照者から前記
文書を参照される場合、当該参照者に参照権が与えられ
ている部分領域を表示する手順は、前記参照者に、参照
権が与えられている部分領域以外の前記文書の領域をあ
らかじめ定められた代替文章により表示する請求項１記
載の文書管理方法。 - 【請求項３】 前記変更権が与えられた参照者から前記
文書を変更される場合、当該参照者に変更権が与えられ
ている部分領域を変更する手順は、参照されている表示
文書を変更するとともに、当該原文書をも更新する請求
項１または２記載の文書管理方法。 - 【請求項４】 前記文書中に所有権情報および参照許可
者情報ならびに変更許可者情報を記述して、それぞれ前
記参照者に対して前記文書の部分領域の所有権および参
照権ならびに変更権を与える手順は、前記文書のリンク
先文書に前記所有権情報および参照許可者情報ならびに
変更許可者情報を記述する手順を含む請求項１ないし３
のうちのいずれか１記載の文書管理方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6301890A JPH08161213A (ja) | 1994-12-06 | 1994-12-06 | 文書管理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6301890A JPH08161213A (ja) | 1994-12-06 | 1994-12-06 | 文書管理方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08161213A true JPH08161213A (ja) | 1996-06-21 |
Family
ID=17902370
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6301890A Pending JPH08161213A (ja) | 1994-12-06 | 1994-12-06 | 文書管理方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08161213A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11212849A (ja) * | 1998-01-29 | 1999-08-06 | Hitachi Ltd | 共有ファイル送受信システム、アクセス権利判定装置 |
| JP2001067051A (ja) * | 1999-08-31 | 2001-03-16 | Seiko Epson Corp | 画像表示装置及びその制御方法 |
| US6327600B1 (en) | 1997-05-14 | 2001-12-04 | Nec Corporation | Determining copyright information based on overlapping information between portions of two documents |
| JP2003186747A (ja) * | 2001-12-14 | 2003-07-04 | Nec Corp | アクセス権管理システム、その管理方法及びそのプログラム |
| JP2006190182A (ja) * | 2005-01-07 | 2006-07-20 | Ricoh Co Ltd | 通信装置、通信システム、通信装置の制御方法、プログラム及び記録媒体 |
| US7409390B2 (en) | 2000-09-08 | 2008-08-05 | International Business Machines Corporation | Access control system and methods |
-
1994
- 1994-12-06 JP JP6301890A patent/JPH08161213A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6327600B1 (en) | 1997-05-14 | 2001-12-04 | Nec Corporation | Determining copyright information based on overlapping information between portions of two documents |
| JPH11212849A (ja) * | 1998-01-29 | 1999-08-06 | Hitachi Ltd | 共有ファイル送受信システム、アクセス権利判定装置 |
| JP2001067051A (ja) * | 1999-08-31 | 2001-03-16 | Seiko Epson Corp | 画像表示装置及びその制御方法 |
| US7409390B2 (en) | 2000-09-08 | 2008-08-05 | International Business Machines Corporation | Access control system and methods |
| US7792861B2 (en) | 2000-09-08 | 2010-09-07 | International Business Machines Corporation | Access control system and methods |
| JP2003186747A (ja) * | 2001-12-14 | 2003-07-04 | Nec Corp | アクセス権管理システム、その管理方法及びそのプログラム |
| JP2006190182A (ja) * | 2005-01-07 | 2006-07-20 | Ricoh Co Ltd | 通信装置、通信システム、通信装置の制御方法、プログラム及び記録媒体 |
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