JP2773581B2 - 車両用滑走制御装置 - Google Patents
車両用滑走制御装置Info
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- JP2773581B2 JP2773581B2 JP27408092A JP27408092A JP2773581B2 JP 2773581 B2 JP2773581 B2 JP 2773581B2 JP 27408092 A JP27408092 A JP 27408092A JP 27408092 A JP27408092 A JP 27408092A JP 2773581 B2 JP2773581 B2 JP 2773581B2
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- Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
Description
て、ブレーキ作用中における車輪の滑走を検出してブレ
ーキ力を制御することにより、滑走車輪を再粘着させる
車両用滑走制御装置に関する。
01号公報等に記載の従来の車両用滑走制御装置の構成
図であり、同図において、1は各車軸の回転速度を検出
する速度センサ、20は速度センサ1の出力に基づい
て、後述のように滑走軸の検出を行うとともに、滑走防
止弁7によってブレーキ圧(ブレーキ力)の制御を行う
ことにより、滑走車輪の再粘着を行わせる滑走制御装置
である。
り、ブレーキシリンダへの圧縮空気の供給を停止させる
ブレーキ圧供給停止用電磁弁7aと、ブレーキシリンダ
の圧縮空気を排気させるブレーキ圧排気用電磁弁7bと
を備えており、この二つの電磁弁7a,7bの制御を組
み合わせることで、滑走時のブレーキ圧の制御状態を、
後述のように、排気(ブレーキ圧を低下させる)、重な
り(ブレーキ圧を保持する)、供給(ブレーキ圧を高め
る)の三つの状態に可変している。なお、この図4にお
いては、ブレーキ圧の制御単位を台車単位として2台の
みを示しているが、各軸制御として4台にしてもよい。
であり、1軸分のみを示している。
出力が与えられる速度入力部、3は最も速い軸の速度を
基準速度、すなわち、滑走していない軸の速度とし、そ
の基準速度との速度差を検出する速度差検出部、4は速
度を微分して加減速度を検出する加減速度検出部、5は
両検出部3,4の出力が、予め定めた設定値を越えたと
きに、滑走と判定する判定部、6は判定結果に基づい
て、上述の滑走防止弁7を制御してブレーキ圧を制御す
る出力部であり、この出力部6は、滑走の状態に応じ
て、圧縮空気をブレーキシリンダから排気してブレーキ
圧を低下させたり、ブレーキ圧を保持したり、あるい
は、圧縮空気をブレーキシリンダに供給してブレーキ圧
を高めたりすることにより、滑走車輪を再粘着させるも
のである。
走が予め設定した時間を越えて継続したときには、異常
であると判断して滑走防止弁7への制御出力を開放す
る、すなわち、滑走防止弁7によるブレーキ圧の制御を
禁止する保護回路である。
従来例では、保護回路90は、単に滑走が設定時間を越
えて継続した否かに基づいて保護動作を行うように構成
されているので、滑走車輪が完全には再粘着していない
けれども、適切なブレーキ力が作用している場合にも、
滑走時間が前記設定時間を越えたときには保護動作して
しまうという難点があり、これを防止するには、前記設
定時間を長くすることが考えられるが、これでは、安全
性に問題が生じることになる。
であって、適切なブレーキ力が作用している場合に、保
護回路が誤動作してしまうのを防止することを目的とす
る。
を達成するために、次のように構成している。
ける車輪の滑走時に、ブレーキ圧制御弁を制御すること
により、ブレーキシリンダからの作動流体の排出および
該ブレーキシリンダへの作動流体の供給を行って滑走車
輪を再粘着させる車両用滑走制御装置であって、前記排
出の時間が、前記供給の時間よりも長く、かつ、両者の
時間差が予め定めた時間以上になったときに、異常と判
断して前記ブレーキ圧制御弁の制御を禁止する保護手段
を備えている。
の制御において、作動流体、例えば、圧縮空気の排気時
間が、圧縮空気の供給時間よりも予め定めた時間以上長
くなったとき、すなわち、ブレーキ圧が大幅に低下して
ブレーキ力が作用していないときには、異常と判断して
ブレーキ圧制御弁による制御を禁止するようにしている
ので、滑走が継続していても適切なブレーキ力が作用し
ているときには、従来例のような誤った保護動作をする
ことがなく、しかも、ブレーキ力が作用していないにも
拘わらず滑走が継続しているときには、確実に保護動作
を行えることになる。
て、詳細に説明する。
ロック図であり、図5の従来例に対応する部分には、同
一の参照符を付す。
する速度センサ、2は速度センサ1の出力が与えられる
速度入力部、3は最も速い車軸の速度を基準速度とし、
その基準速度との速度差を検出する速度差検出部、4は
速度を微分して加減速度を検出する加減速度検出部、5
は両検出部3,4の出力が、予め定めた設定値を越えた
ときに、滑走と判定する判定部、6は判定結果に基づい
て、車輪の滑走時には、滑走防止弁7を制御してブレー
キ圧を制御することにより、滑走車輪を再粘着させる出
力部である。
り、この滑走防止弁7は、図4の従来例と同様にブレー
キ圧供給停止用電磁弁7aとブレーキ圧排気用電磁弁7
bとを備えており、この二つの電磁弁7a,7bの制御
を組み合わせることで、滑走時のブレーキ圧の制御状態
を、排気(ブレーキ圧を低下させる)、重なり(ブレー
キ圧を保持する)、供給(ブレーキ圧を高める)の三つ
の状態に可変している。
の状態に応じてブレーキ圧供給停止用電磁弁7aに供給
停止指令信号8aを出力して圧縮空気の供給を停止した
り、ブレーキ圧排気用電磁弁7bに排気指令信号8bを
出力して圧縮空気を排気したりしてブレーキ力を制御
し、これによって滑走車輪を再粘着させるものである。
る。
してない、すなわち、滑走が継続していても、適切なブ
レーキ力が作用している間は、従来例のように誤って保
護動作をすることがなく、しかも、ブレーキ力が大幅に
低下してブレーキ力が作用していないにも拘わらず滑走
が継続しているときには、確実な保護動作を行えるよう
にするために、次のように構成している。
弁7の制御において、圧縮空気の排気時間が、圧縮空気
の供給の時間よりも長く、かつ、両者の時間差が予め定
めた時間以上になったときには、ブレーキ力が作用して
いないにも拘わらず滑走しているとして異常と判断し、
滑走防止弁7の制御を禁止する保護回路9を設けてい
る。
止弁7に与えられる供給停止指令信号8aおよび排気指
令信号8bが与えられ、これら指令信号8a,8bの出
力期間を計測し、次のようにして異常であるか否かを検
出している。
とブレーキ圧との関係を示すタイムチャートの一例であ
り、同図(A)は供給停止指令信号8a、同図(B)は
排気指令信号8b、同図(C)はブレーキ圧をそれぞれ
示している。
同様に、判定部5の出力に基づいて、滑走の状態に応じ
て供給停止指令信号8aおよび排気指令信号8bを出力
し、圧縮空気をブレーキシリンダから排気し、あるい
は、該ブレーキシリンダに供給することにより、ブレー
キ圧を上昇(供給)あるいは低下(排気)させたり、さ
らには、保持(重なり)したりして滑走車輪を再粘着さ
せるものである。
気あるいは供給によって、ブレーキ圧は、時定数をもっ
て低下あるいは上昇する。したがって、滑走時における
制御期間において、排気時間の総和から供給時間の総和
を減算すると、そのときのブレーキ圧がどの程度である
かを知ることができ、減算結果がかなり大きいとき、す
なわち、排気時間が供給時間に比べてかなり長いときに
は、ブレーキ圧がかなり低下していることになる。
縮空気の排気時間から供給時間を減算した結果が、予め
定めた時間以上となったときにきは、ブレーキ圧が大幅
に低下してブレーキ力が作用していないにも拘わらず滑
走が継続しているとして異常と判断し、滑走防止弁7の
制御を禁止するものである。
すブロック図であり、保護回路9は、供給停止指令信号
8aおよび排気指令信号8bの論理積をとって排気モー
ドを検出する排気モード検出回路10と、供給停止指令
信号8aおよび排気指令信号8bの否定論理積をとって
供給モードを検出する供給モード検出回路11と、各モ
ードの時間をそれぞれ計測する計測用カウンタ12,1
3と、計測された排気時間から計測された供給時間を減
算する減算器14と、この減算器14の演算結果と、予
め設定されている設定値とを比較し、設定値以上になっ
たときに、異常信号を出力する比較器15とを備えてお
り、この異常信号によって、従来例と同様に、滑走防止
弁7への制御出力を開放する、すなわち、滑走防止弁7
によるブレーキ圧の制御を禁止するものである。
結果が設定値以上となったとき、すなわち、排気が供給
に比べて長時間行われてブレーキ圧が大幅に低下してブ
レーキ力が作用していないにも拘わらず滑走していると
きには、異常として確実に保護動作を行える一方、従来
例の保護回路のように、適切なブレーキ力が作用してい
るにも拘わらず保護動作をしてしまうといったこともな
い。
て説明したけれども、本発明は、空気ブレーキに限るも
のではなく、油圧ブレーキにも同様に適用できるのは勿
論である。
走時のブレーキ圧の制御において、作動流体、例えば、
圧縮空気の排気時間が、圧縮空気の供給時間よりも予め
定めた時間以上長くなったとき、すなわち、ブレーキ圧
が大幅に低下してブレーキ力が作用していないときに
は、異常と判断してブレーキ圧制御弁による制御を禁止
するようにしているので、滑走が継続していても適切な
ブレーキ力が作用しているときには、従来例のような誤
った保護動作をすることがなく、しかも、ブレーキ力が
作用していないにも拘わらず滑走が継続しているときに
は、確実に保護動作を行えることになる。
る。
弁) 9,90 保護回路
Claims (1)
- 【請求項1】 ブレーキ作用中における車輪の滑走時
に、ブレーキ圧制御弁を制御することにより、ブレーキ
シリンダからの作動流体の排出および該ブレーキシリン
ダへの作動流体の供給を行って滑走車輪を再粘着させる
車両用滑走制御装置であって、 前記排出の時間が、前記供給の時間よりも長く、かつ、
両者の時間差が予め定めた時間以上になったときに、異
常と判断して前記ブレーキ圧制御弁の制御を禁止する保
護手段を備えることを特徴とする車両用滑走制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27408092A JP2773581B2 (ja) | 1992-10-13 | 1992-10-13 | 車両用滑走制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27408092A JP2773581B2 (ja) | 1992-10-13 | 1992-10-13 | 車両用滑走制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06133404A JPH06133404A (ja) | 1994-05-13 |
JP2773581B2 true JP2773581B2 (ja) | 1998-07-09 |
Family
ID=17536704
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27408092A Expired - Lifetime JP2773581B2 (ja) | 1992-10-13 | 1992-10-13 | 車両用滑走制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2773581B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8897937B2 (en) * | 2012-12-06 | 2014-11-25 | Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha | Apparatus for controlling railcar and methods for detecting synchronous slide/slip |
JP7308047B2 (ja) * | 2019-02-12 | 2023-07-13 | ナブテスコ株式会社 | 鉄道車両用ブレーキ装置 |
IT201900003423A1 (it) * | 2019-03-08 | 2020-09-08 | Faiveley Transport Italia Spa | Dispositivo supervisore per il monitoraggio del funzionamento di un dispositivo di antipattinaggio di un sistema frenante ferroviario |
-
1992
- 1992-10-13 JP JP27408092A patent/JP2773581B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06133404A (ja) | 1994-05-13 |
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