JP2772909B2 - ヒンジ装置 - Google Patents

ヒンジ装置

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JP2772909B2
JP2772909B2 JP6098297A JP9829794A JP2772909B2 JP 2772909 B2 JP2772909 B2 JP 2772909B2 JP 6098297 A JP6098297 A JP 6098297A JP 9829794 A JP9829794 A JP 9829794A JP 2772909 B2 JP2772909 B2 JP 2772909B2
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三男 佐々木
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、補助テーブルが、主テ
ーブルに対し、補助テーブルの上面が主テーブルの上面
と略同一面上に位置付けられる使用位置と、補助テーブ
ルの上面が主テーブルの上面に当接して重合される折り
畳み位置とに選択的に位置付けられるよう、主テーブル
の一側部と補助テーブルの一側部との間に配置されかつ
両者を連結するのに好適であるヒンジ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からこの種のヒンジ装置としては、
いわゆる蝶番として広く実用化されているものを挙げる
ことができる。この蝶番は、2枚のプレート部材をピン
により回転自在に連結してなるもので、一方のプレート
部材が主テーブル一側上縁部に連結され、他方のプレー
ト部材が補助テーブル一側上縁部に連結される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記種類
のヒンジ装置は、補助テーブルの上面を主テーブルの上
面に対し略同一面上に保持した状態で補助テーブル上の
荷重を支持するには適した構成ではなく、耐久性にも問
題がある。更に前記ヒンジ装置は、補助テーブルの上面
を主テーブルの上面に対し略同一面上に位置付けること
はできるが、より高い精度で両面を同一面上に位置付け
るように調整することはできない。
【0004】したがって本発明の主目的は、補助テーブ
ルの上面を主テーブルの上面に対し実質上同一面上に保
持した状態で補助テーブル上の荷重を支持することがで
きる、改良されたヒンジ装置を提供することである。
【0005】本発明の他の目的は、補助テーブルの上面
を主テーブルの上面に対し実質上同一面上に保持した状
態で補助テーブル上の荷重を支持することができ、しか
もきわめて容易に補助テーブルの上面のレベル調整を行
なうことができる、改良されたヒンジ装置を提供するこ
とである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記主目的を達成するた
め、本発明によれば、実質上鉛直方向に延びかつ主テー
ブルの一側部に連結することができる後端取付部を有す
る第1の支持部材と、実質上鉛直方向に延びかつ補助テ
ーブルの一側部に連結することができる後端取付部を有
すると共に該第1の支持部材と実質上同一の構成を有す
る第2の支持部材と、該第1及び第2の支持部材をそれ
ぞれ第1及び第2のピン部材を介して回転自在に連結す
るジョイントプレート部材とを含み、該第1の支持部材
は、該後端取付部から水平に延びかつ該主テーブルの上
面と実質上同一面上に位置付けることができる上端面
と、該上端面に連続して形成された前端面と、該第1の
ピン部材より該後端取付部寄りの上方位置に設けられ該
ジョイントプレート部材の一端部における上側面が当接
して該第1の支持部材及び該ジョイントプレート部材の
該第1のピン部材回りの該当接方向の相対回動を阻止す
る下面を備えた第1のストッパとを備え、該第2の支持
部材は、該後端取付部から水平に延びかつ該補助テーブ
ルの上面と実質上同一面上に位置付けることができる上
端面と、該上端面に連続して形成された前端面と、該第
2のピン部材より該後端取付部寄りの上方位置に設けら
れ該ジョイントプレート部材の他端部における上側面が
当接して該第2の支持部材及び該ジョイントプレート部
材の該第2のピン部材回りの該当接方向の相対回動を阻
止する下面を備えた第2のストッパとを備え、該第1の
ストッパの該下面及び該第2のストッパの該下面がそれ
ぞれ該ジョイントプレート部材の該上側面に当接した状
態において、該第1の支持部材及び該第2の支持部材の
各々の該前端面が相互に向き合って位置付けられると共
に該第1の支持部材及び該第2の支持部材の各々の該上
端面は相互に実質上同一面上に位置付けられ、該第1の
ストッパの該下面及び該第2のストッパの該下面がそれ
ぞれ該ジョイントプレート部材の該上側面に当接した状
態から、該第1の支持部材及び該第2の支持部材はそれ
ぞれ該ジョイントプレート部材に対し該第1のピン部材
及び第2のピン部材回りに該当接方向と反対方向に相対
回動して該第1の支持部材の該上端面と該第2の支持部
材の該上端面とが当接して重合することができるよう、
該第1のストッパ及び該第2のストッパの各々の先端面
の位置及び該第1の支持部材及び該第2の支持部材の各
々における該上端面と該前端面間の形状が規定されてい
ることを特徴とするヒンジ装置、が提供される。
【0007】
【作用】第1の支持部材はその後端取付部を介して主テ
ーブルの一側部に連結することができ、かつその上端面
を主テーブルの上面と実質上同一面上に位置付けること
ができる。また第2の支持部材はその後端取付部を介し
て補助テーブルの一側部に連結することができ、かつそ
の上端面を補助テーブルの上面と実質上同一面上に位置
付けることができる。以上のようにして、補助テーブル
の一側部は主テーブルの一側部にヒンジ装置を介して連
結されることができる。そして、第1のストッパの下面
及び第2のストッパの下面がそれぞれジョイントプレー
ト部材の上側面に当接した状態において、第1の支持部
材及び第2の支持部材の各々の前端面が相互に向き合っ
て位置付けられると共に第1の支持部材及び該第2の支
持部材の各々の上端面は相互に実質上同一な面上に位置
付けられる。したがって、主テーブルの上面が水平面上
に位置付けられている場合には、主テーブルの上面、第
1及び第2の支持部材の上端面及び補助テーブルの上面
は実質上同一の水平面上に位置付けられる。これにより
主テーブルの面積が実質上拡大される。補助テーブル上
に作用する荷重は、第2のストッパの下面、ジョイント
プレート部材の他端部における上側面及び第2のピン部
材を介してジョイントプレート部材を、第1のピン部材
まわりに、その一端部における上側面が第1のストッパ
の下面に当接する方向に回転させるようなモーメントと
して作用する。しかしながらこの回転は、ジョイントプ
レート部材の一端部における上側面が第1のストッパの
下面に当接することによってしっかりと阻止される。各
構成部材の強度を必要に応じてアップすることは容易で
あるので、補助テーブルの上面は、主テーブルの上面に
対し実質上同一水平面上に保持された状態で補助テーブ
ル上の荷重を支持することができるのである。
【0008】第1のストッパの下面及び第2のストッパ
の下面がそれぞれジョイントプレート部材の上側面に当
接した状態から、第1の支持部材及び第2の支持部材は
それぞれジョイントプレート部材に対し第1のピン部材
及び第2のピン部材回りに当接方向と反対方向に相対回
動して第1の支持部材の上端面と第2の支持部材の上端
面とが当接して重合することができるよう、第1のスト
ッパ及び第2のストッパの各々の先端面の位置及び第1
の支持部材及び第2の支持部材の各々における上端面と
前端面間の形状が規定されている。したがって、補助テ
ーブルの他側部側を持ち上げることにより、補助テーブ
ルと共に第2の支持部材及びジョイントプレート部材を
第1のピン部材まわりに前記当接方向と反対方向に回転
させることができる。ジョイントプレート部材が略直立
な状態となったとき、この回転は、ジョイントプレート
部材の上側面が第1のストッパの先端面に当接すること
により阻止される。補助テーブルは、その後、第2の支
持部材と共に第2のピン部材まわりに回転し、第2の支
持部材の上端面が第1の支持部材の上端面に当接して重
合されることにより、その回転が阻止される。補助テー
ブルの上面は主テーブルの上面に当接して重合されるの
で、補助テーブルは主テーブル上に折り畳まれる。これ
によりテーブル全体の面積が実質上縮小されるので、全
体としてコンパクトになり、非使用時、運搬あるいは移
動時に便利である。第1の支持部材及び第2の支持部材
の各々における上端面と前端面間の形状は、第1の支持
部材及び第2の支持部材の相互の、前記当接方向と反対
方向の回転を干渉しない形状であればよい。
【0009】第1の支持部材は、互いに間隔を置いて平
行に延びる一対の支持プレート部を有し、後端取付部
は、支持プレート部の各々の後端部において互いに反対
方向に直角にかつそれぞれ実質上鉛直方向に延びるフラ
ンジ部から構成され、第1のストッパは支持プレート部
の各々を一体に連結し、水平上端面は、フランジ部の各
々、第1のストッパ及び支持プレート部の各々の上端面
により規定され、前端面は支持プレート部の各々の前端
面により規定され、第2の支持部材も同様に構成され、
ジョイントプレート部材は、第1及び第2の支持部材の
各々における支持プレート部の間隔部に配置されるよう
構成されることが好ましい。このような構成により、強
度上、作用上の安定性が一層向上し、補助テーブル上の
荷重は一層安定して支持される。
【0010】第1のストッパの下面及び第2のストッパ
の下面がそれぞれジョイントプレート部材の上側面に当
接した状態において、第1の支持部材及び第2の支持部
材の各々の前端面は、第1及び第2のピン部材の各々の
軸心を結ぶ面を実質上上方に越えない位置において、相
互に実質上当接して位置付けられることが好ましい。補
助テーブルに作用する荷重は更に第2の支持部材の前端
面が第1の支持部材の前端面に当接することにより支持
される。この構成によれば、荷重の支持部が更に増える
ので、補助テーブル上の荷重は更に安定して支持され
る。
【0011】第1のストッパの下面及び第2のストッパ
の下面がそれぞれジョイントプレート部材の上側面に当
接した状態において、ジョイントプレート部材の一端部
には下方に延びる支持部材が設けられ、支持部材には実
質上水平方向の軸線を有するねじ孔が貫通して形成さ
れ、ねじ孔には先端が支持部材における、第1の支持部
材の後端取付部側へ突出することができるよう調整ボル
トが係合されることが好ましい。この構成によれば、調
整ボルトを回転操作することにより、きわめて容易に補
助テーブルのレベルを調整することができる。すなわ
ち、調整ボルトを主テーブルの一側部に当接した状態で
該当接方向にねじ込むことにより、ジョイントプレート
部材、第2の支持部材及び補助テーブルが第1のピン部
材回りに一方に回動させられる。また調整ボルトを一側
部に当接した状態で一側部から離れる方向に回転させる
ことにより、ジョイントプレート部材、第2の支持部材
及び補助テーブルが第1のピン部材回りに他方に回動さ
せられる。以上のようにして補補助テーブルの上面を、
主テーブルの上面に対し、より高い精度で同一面上に位
置付けるようにレベル調整することが可能となる。調整
ボルトの先端を主テーブルの一側部に当接させることに
より、補助テーブルの荷重は一層安定して支持される。
【0012】
【実施例】以下、添付図面を参照しながら、この発明に
従って改良されたヒンジ装置を、実施例に基づいて詳細
に説明する。
【0013】図1〜図5を参照して、全体を番号2で示
すヒンジ装置は、平坦な上面を有する補助テーブル4
が、平坦な上面を有する主テーブル6に対し、補助テー
ブル4の上面が主テーブル6の上面と実質上同一面上に
位置付けられる使用位置(図1に示す位置)と、補助テ
ーブル4の上面が主テーブル6の上面に当接して重合さ
れる折畳位置(図3に示す位置)とに選択的に位置付け
られるよう、主テーブル6の一側部6aと補助テーブル
4の一側部4aとの間に配置されかつ両者を連結するも
のである。なお図示はしていないが、主テーブル6は、
適宜の支持手段により載置面上の所定の高さ位置に位置
付けられている。そしてその上面は水平に保持されてい
る。主テーブル6及び補助テーブル4は、図示はしてい
ないが図1の上方からみてそれぞれ矩形をなしている。
主テーブル6の厚さは補助テーブル4のそれより大きく
形成されている。主テーブル6の一側部6aは図4に示
すようにチャンネル型フレームの垂直部からなり、補助
テーブル4の一側部4aも図4に示すようにチャンネル
型フレームの垂直部からなる。ヒンジ装置2は複数個使
用されているが図ではそのうちの1個のみを示してい
る。
【0014】ヒンジ装置2は、実質上鉛直方向に延びか
つ主テーブル6の一側部6aに連結することができる後
端取付部5を有する第1の支持部材8と、実質上鉛直方
向に延びかつ補助テーブル4の一側部4aに連結するこ
とができる後端取付部7を有すると共に第1の支持部材
8と実質上同一の構成を有する第2の支持部材10と、
第1及び第2の支持部材8及び10をそれぞれ第1及び
第2のピン部材12及び14を介して回転自在に連結す
るジョイントプレート部材16とを含んでいる。第1及
び第2のピン部材12及び14は、主テーブル6の側部
6aに実質上平行かつ水平に延びる軸線(図1の表裏方
向)を有するよう位置付けられている。
【0015】第1及び第2の支持部材8及び10は実質
上同一の構成を有しているので、ここでは第1の支持部
材8の構成について説明する。なお第2の支持部材10
において、第1の支持部材8と同一部分は同一符号で示
す。図4〜図9を参照して、第1の支持部材8は、互い
に間隔を置いて平行に延びる支持プレート部18及び2
0を有している。支持プレート部18及び20の略中央
部には共通の軸線を有するピン孔18a及び20aがそ
れぞれ形成されている。支持プレート部18及び20後
端部には互いに反対方向に直角にかつそれぞれ実質上鉛
直方向に延びるフランジ部22及び24が形成されてい
る。前記後端取付部5はフランジ部22及び24から構
成されている。フランジ部22及び24にはそれぞれ取
付孔22a及び24aが形成されている。支持プレート
部18及び20の後端部上方位置には、支持プレート部
18及び20を一体に連結する連結部でもある第1のス
トッパ26が設けられている。したがって第1のストッ
パ26は、ピン孔18a及び20aより後端部寄りの上
方位置に設けられている。第1のストッパ26は側方か
らみて断面が矩形をなしている。支持プレート部18及
び20、フランジ部22及び24、及び、第1のストッ
パ26は一体に形成されている。支持プレート部18及
び20は、主テーブル6の上面と実質上同一面上に位置
付けることができる上端面28と、上端面28に連続し
て形成された前端面30とを有している。前端面30
実質上垂直であり、上端面28と前端面30とは、ピン
孔18a及び20aの軸線を中心とする円弧面32によ
り連続している。第1の支持部材8は、フランジ部22
及び24を介して主テーブル6の側部6aに着脱自在に
取り付けられる。その場合、側部6aには取付孔22a
及び24aに整合する図示しない貫通孔が設けられ、ボ
ルト・ナットを利用して連結される。もちろん溶接によ
り連結してもよい。第1の支持部材8の上端面28は、
主テーブル6の上面と実質上同一面上に位置付けられ
る。
【0016】略矩形状をなすジョイントプレート部材1
6には、ピン孔16a及び16bが形成されている。ジ
ョイントプレート部材16は、支持プレート部18及び
20間において、そのピン孔16a及び16bがピン孔
18a及び20aに整合された形態で位置付けられ、第
1のピン部材12により相対回転自在に連結される。第
1のピン部材12は割りピン12aによりその抜けが防
止される。第1のストッパ26は、ジョイントプレート
部材16の一端部(図1の左端部)における上側面が当
接して第1の支持部材8及びジョイントプレート部材1
6の第1のピン部材12回りの当接方向の相対回動(図
1において、第1の支持部材8は反時計方向の回動、ジ
ョイントプレート部材16は時計方向の回動)を阻止す
る下面26aを備えている。
【0017】第2の支持部材10も同様にして第2のピ
ン部材14を介してジョイントプレート部材16に相対
回転自在に連結される。第2のピン部材14は割りピン
12bによりその抜けが防止される。第2の支持部材1
0は、フランジ部22及び24を介して補助テーブル4
の一側部4aに着脱自在に取り付けられる。その場合、
一側部4aには取付孔22a及び24aに整合する図示
しない貫通孔が設けられ、ボルト・ナットを利用して連
結される。もちろん溶接により連結してもよい。第2の
支持部材10の上端面28は補助テーブル4の上面と実
質上同一面上に位置付けられる。第2の支持部材10の
第2のストッパ26は、ジョイントプレート部材16の
他端部(図1の右端部)における上側面が当接して第2
の支持部材10及びジョイントプレート部材16の第2
のピン部材14回りの当接方向の相対回動(図1におい
て、第2の支持部材10は時計方向の回動、ジョイント
プレート部材16は反時計方向の回動)を阻止する下面
26aを備えている。
【0018】図1を参照して、第1のストッパ26の下
面26a及び第2のストッパ26の下面26aがそれぞ
れジョイントプレート部材16の上側面に当接した状態
において、第1の支持部材8及び第2の支持部材10の
各々の前端面30が相互に向き合って位置付けられると
共に第1の支持部材8及び第2の支持部材10の各々の
上端面28は相互に実質上同一な面上に位置付けられ
る。これにより補助テーブル4の使用位置が規定され
る。
【0019】図2及び図3を参照して、第1のストッパ
26の下面26a及び第2のストッパ26の下面26a
がそれぞれジョイントプレート部材16の上側面に当接
した状態(図1の状態)から、第1の支持部材8及び第
2の支持部材10はそれぞれジョイントプレート部材1
6に対し第1のピン部材12及び第2のピン部材14回
りに当接方向と反対方向に相対回動して第1の支持部材
8の上端面28と第2の支持部材10の上端面28とが
当接して重合することができるよう、第1のストッパ2
6及び第2のストッパ26の各々の先端面26bの位置
及び第1の支持部材8及び第2の支持部材10の各々に
おける上端面28と前端面30間の形状(この実施例で
は前記円弧面32)が規定されている。第2の支持部材
10の上端面28が第1の支持部材8の上端面28上に
重合されることにより補助テーブル4の折畳位置が規定
される(図3参照)。なお図2は、補助テーブル4が使
用位置(図1参照)と前記折畳位置との中間位置にある
状態(略直立状態)を示している。
【0020】第1のストッパ26の下面26a及び第2
のストッパ26の下面26aがそれぞれジョイントプレ
ート部材16の上側面に当接した状態(図1参照)にお
いて、第1の支持部材8及び第2の支持部材10の各々
の前端面30(図6参照)は、第1及び第2のピン部材
12及び14の各々の軸心を結ぶ面を実質上上方に越え
ない位置において、相互に実質上当接して位置付けられ
る。この構成は、補助テーブル4の荷重を一層安定して
支持する上で効果的である。
【0021】図1、図4及び図5を参照して、ジョイン
トプレート部材16の一端部における下側面には下方に
延びる支持部材40が設けられている。支持部材40は
プレート部材からなり、ジョイントプレート部材16に
直交する形態で固定されている。支持部材40には実質
上水平方向(図1の左右方向)の軸線を有するねじ孔4
2が貫通して形成され、ねじ孔42には調整ボルト44
が係合されている。調整ボルト44を、その先端が主テ
ーブル6の側部6aに当接した状態で側部6a方向にね
じ込むことにより、ジョイントプレート部材16、第2
の支持部材10及び補助テーブル4が第1のピン部材1
2回りに図1の反時計方向に回動させられる。調整ボル
ト44の先端を側部6aに当接させることにより、補助
テーブル4の荷重は一層安定して支持される。
【0022】ヒンジ装置2は、主テーブル6に対して、
補助テーブル4を、主テーブル6上に折り畳みできるよ
う連結すると共に、補助テーブル4の上面を主テーブル
6の上面と実質上同一面上に保持した状態で補助テーブ
ル4の荷重を支持することができる。ヒンジ装置2は更
に、調整ボルト44を回転操作するのみの簡単な操作に
より、補助テーブル4の上面のレベルを調整することも
できる。ヒンジ装置2は、以上のような優れた機能を有
しながら、その構成はきわめて簡単であり、製作及び組
み付けも容易である。
【0023】前記した実施例において、主テーブル及び
補助テーブルは、実質上等四角形(正方形あるいは長方
形)で上面全体が平坦な水平面(パネル状の面)により
構成されている。一方、主テーブル及び補助テーブル
が、実質上等四角形の枠体により構成される実施例もあ
る。枠体の周縁部は例えばL型断面あるいはチャンネル
型のフレーム部材から構成される。枠体の内側には格子
状あるいは放射状等の補強部材が適宜設けられることが
強度上好ましい。この実施例においては、枠体及び補強
部材の各上面は一つの平坦な面上に位置付けられる。そ
して枠体及び補強部材から構成される主テーブル及び補
助テーブル上にパネル部材が載置、あるいは装着される
ことにより、容易に平坦な面を形成することができる。
特に主テーブルの一側部のみならず該一側部と反対側の
他側部にも前記ヒンジ装置を介して補助テーブルを連結
した場合には、主テーブルの面積が更に拡大されると共
に、荷重のバランス上好ましいといえる。主テーブルは
適宜の支持手段により載置面上の所定の高さに移動でき
ないように載置される場合もあるし、またキャスタ等の
移動手段により移動自在に載置される場合もある。そし
てこのような主テーブル及び補助テーブルの組合せ体を
複数組、相互に隣接して配置することにより、所望する
平坦な面を所定の高さ位置に形成することが可能とな
る。このような構成は、例えばコンクリートスラブ型枠
面の形成に適用できる。またイベント用のステージを形
成するための基礎として適用できる。あるいはテーブ
ル、ベンチ、物を置く台としても適用される。
【0024】一方主テーブルが図4に示すような単なる
フレームから構成され、補助テーブルが前記したような
テーブル(実質上等四角形で上面全体が平坦な水平面に
より構成されたテーブル)から構成される組合せも考え
られる。この場合、フレームは壁体の所定の高さに固定
され、補助テーブルは略水平の棚として使用される。
「主テーブル」とは前記したような構成をも含むもので
ある。なお補助テーブルは必要に応じ、ヒンジ装置を利
用して壁体側に立て掛ける形態で折り畳むことができ、
スペース上有利である。
【0025】なお調整ボルトを主テーブルの側部に当接
した状態で側部方向にねじ込むことにより、ジョイント
プレート部材、第2の支持部材及び補助テーブルが第1
のピン部材回りに回動させられることにより、補助テー
ブルの他側部側(図1における右端側)が上昇し、補助
テーブル上面のレベルが調整される。この場合、補助テ
ーブル上面のレベルを何れか一方に傾斜した状態とする
こともできる。例えば前記したように、補助テーブルが
棚として使用される場合には、補助テーブルの、壁体と
離れた方の端部が高くなるよう調整することにより、物
が落ちにくくなる、とのメリットが得られる。
【0026】以上、本発明を、実施例に基づいて詳細に
説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものでは
なく、本発明の範囲内において、さまざまな変形あるい
は修正ができるものである。
【0027】
【発明の効果】以上、実施例に基づいて説明した本発明
によるヒンジ装置によれば、補助テーブルの上面を主テ
ーブルの上面に対し実質上同一面上に保持した状態で補
助テーブル上の荷重を支持することができる。またきわ
めて容易に補助テーブルの上面のレベル調整を行なうこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って構成されたヒンジ装置の実施例
を一部を破断して示す側面概略図。
【図2】図1に示すヒンジ装置の他の作動態様を示す
図。
【図3】図1に示すヒンジ装置の更に他の作動態様を示
す図。
【図4】図1に示すヒンジ装置を分解して示す斜視図。
【図5】図1に示すヒンジ装置の組付斜視図。
【図6】図1に示すヒンジ装置に含まれる第1の支持部
材の正面図。
【図7】図6を左から見た側面図。
【図8】図6の上面図。
【図9】図8のA−A矢視断面図。
【符号の説明】
2 ヒンジ装置 4 補助テーブル 5及び7 後端取付部 6 主テーブル 8 第1の支持部材 10 第2の支持部材 12 第1のピン部材 14 第2のピン部材 16 ジョイントプレート部材 18及び20 支持プレート部 22及び24 フランジ部 26 第1及び第2のストッパ部材 28 上端面 30 前端面 40 支持部材 44 調整ボルト

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 実質上鉛直方向に延びかつ主テーブルの
    一側部に連結することができる後端取付部を有する第1
    の支持部材と、実質上鉛直方向に延びかつ補助テーブル
    の一側部に連結することができる後端取付部を有すると
    共に該第1の支持部材と実質上同一の構成を有する第2
    の支持部材と、該第1及び第2の支持部材をそれぞれ第
    1及び第2のピン部材を介して回転自在に連結するジョ
    イントプレート部材とを含み、 該第1の支持部材は、該後端取付部から水平に延びかつ
    該主テーブルの上面と実質上同一面上に位置付けること
    ができる上端面と、該上端面に連続して形成された前端
    面と、該第1のピン部材より該後端取付部寄りの上方位
    置に設けられ該ジョイントプレート部材の一端部におけ
    る上側面が当接して該第1の支持部材及び該ジョイント
    プレート部材の該第1のピン部材回りの該当接方向の相
    対回動を阻止する下面を備えた第1のストッパとを備
    え、 該第2の支持部材は、該後端取付部から水平に延びかつ
    該補助テーブルの上面と実質上同一面上に位置付けるこ
    とができる上端面と、該上端面に連続して形成された前
    端面と、該第2のピン部材より該後端取付部寄りの上方
    位置に設けられ該ジョイントプレート部材の他端部にお
    ける上側面が当接して該第2の支持部材及び該ジョイン
    トプレート部材の該第2のピン部材回りの該当接方向の
    相対回動を阻止する下面を備えた第2のストッパとを備
    え、 該第1のストッパの該下面及び該第2のストッパの該下
    面がそれぞれ該ジョイントプレート部材の該上側面に当
    接した状態において、該第1の支持部材及び該第2の支
    持部材の各々の該前端面が相互に向き合って位置付けら
    れると共に該第1の支持部材及び該第2の支持部材の各
    々の該上端面は相互に実質上同一面上に位置付けられ、 該第1のストッパの該下面及び該第2のストッパの該下
    面がそれぞれ該ジョイントプレート部材の該上側面に当
    接した状態から、該第1の支持部材及び該第2の支持部
    材はそれぞれ該ジョイントプレート部材に対し該第1の
    ピン部材及び第2のピン部材回りに該当接方向と反対方
    向に相対回動して該第1の支持部材の該上端面と該第2
    の支持部材の該上端面とが当接して重合することができ
    るよう、該第1のストッパ及び該第2のストッパの各々
    の先端面の位置及び該第1の支持部材及び該第2の支持
    部材の各々における該上端面と該前端面間の形状が規定
    されていることを特徴とするヒンジ装置。
  2. 【請求項2】 該第1の支持部材は、互いに間隔を置い
    て平行に延びる一対の支持プレート部を有し、該後端取
    付部は、該支持プレート部の各々の後端部において互い
    に反対方向に直角にかつそれぞれ実質上鉛直方向に延び
    るフランジ部から構成され、該第1のストッパは該支持
    プレート部の各々を一体に連結し、該上端面は、該フラ
    ンジ部の各々、該第1のストッパ及び該支持プレート部
    の各々の上端面により規定され、該前端面は該支持プレ
    ート部の各々の前端面により規定され、 該第2の支持部材は、互いに間隔を置いて平行に延びる
    一対の支持プレート部を有し、該後端取付部は、該支持
    プレート部の各々の後端部において互いに反対方向に直
    角にかつそれぞれ実質上鉛直方向に延びるフランジ部か
    ら構成され、該第2のストッパは該支持プレート部の各
    々を一体に連結し、該上端面は、該フランジ部の各々、
    該第2のストッパ及び該支持プレート部の各々の上端面
    により規定され、該前端面は該支持プレート部の各々の
    前端面により規定され、 該ジョイントプレート部材は、該第1及び第2の支持部
    材の各々における該支持プレート部の該間隔部に配置さ
    れている、請求項1記載のヒンジ装置。
  3. 【請求項3】 該第1のストッパの該下面及び該第2の
    ストッパの該下面がそれぞれ該ジョイントプレート部材
    の該上側面に当接した状態において、該第1の支持部材
    及び該第2の支持部材の各々の該前端面は、該第1及び
    第2のピン部材の各々の軸心を結ぶ面を実質上上方に越
    えない位置において、相互に実質上当接して位置付けら
    れる、請求項1又は請求項2記載のヒンジ装置。
  4. 【請求項4】 該第1のストッパの該下面及び該第2の
    ストッパの該下面がそれぞれ該ジョイントプレート部材
    の該上側面に当接した状態において、該ジョイントプレ
    ート部材の該一端部には下方に延びる支持部材が設けら
    れ、該支持部材には実質上水平方向の軸線を有するねじ
    孔が貫通して形成され、該ねじ孔には先端が該支持部材
    における、該第1の支持部材の該後端取付部側へ突出す
    ることができるよう調整ボルトが係合されている、請求
    項1〜3のいずれか1項に記載のヒンジ装置。
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