JP2772565B2 - プリント装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 この発明は、それのみではないが、プリント・ヘッド
に電源を供給する回路手段を支持する可能キャリッジに
支持されたドット・マトリックス・プリント・ヘッドを
使用するプリント装置に関する。

背景技術 ドット・マトリックス・プリンタの分野では、水平方
向に往復移動するよう取付けられたプリント・ヘッド・
キャリッジを使用するのが一般的である。又、複数のリ
ード又は導体を含む平フレキシブル・ケーブルを使用し
て電源から多数のソレノイド型プリント・ワイヤ・ドラ
イブ素子又はアクチュエータに電力を供給するのも良く
知られている。フレキシブル・ケーブルはそのソース端
が固定され、プリント・ヘッドに取付けられている他端
がプリント・ヘッドと共に移動しうるよう十分な長さを
有する。

米国特許第4,518,269号はコア・フレームとプリント
・ヘッドの先端との間にプレスされたフレキシブル・ケ
ーブルを有するプリント・ヘッドを使用するプリンタを
開示している。

このプリンタの設計の１つの欠点はプリント・ヘッド
を交換するときに相当長い設置時間を必要とすることで
ある。これは旧プリント・ヘッドのフレキシブル・ケー
ブルを切断して新プリント・ヘッドに再び接続しなけれ
ばならないために発生する。その上、切断及び再接続に
当り、十分な注意が必要となる。

第２の欠点としては、プリント・ヘッドから電源まで
相当長いフレキシブル・ケーブルを必要とするというこ
とである。すなわち、フレキシブル・ケーブルの費用に
加え、更にフレキシブル・ケーブルをキャリッジに案内
し、十分固定して、そのケーブルの通路の確保及び安全
性に十分注意を払わなければならないということであ
る。

発明の開示 この発明の目的は上記の欠点を除去し、プリント・ヘ
ッドの設置及び交換を容易にするプリント・ヘッドの設
計を提供することである。

従って、この発明によると、横移動可能なキャリッジ
が取付けられたプリント・ヘッドと、前記プリント・ヘ
ッドに取付けられそこから延びる第１の印刷回路部材
と、前記第１の印刷回路部材をフレキシブル・ケーブル
手段に接続して前記プリント・ヘッドに電力を供給する
接続手段と、を含むプリント装置であって、前記接続手
段は、第２の印刷回路部材と、前記キャリッジに固定さ
れ前記第１の印刷回路部材の一端を受ける受手段とを有
して、前記第１の印刷回路部材と前記第２の印刷回路部
材との電気的接続を可能とし、前記フレキシブル・ケー
ブル手段は、その一端において前記第２の印刷回路部材
に固定され、前記キャリッジは更に、前記第２の印刷回
路部材の一端を受ける凹部と、前記キャリッジに形成さ
れ前記第２の印刷回路部材の他端をスナップ動作により
取付るように配置された支持手段が一体的に成形された
一対のキャンチレバ形アームとを有して、前記第２の印
刷回路部材を、前記支持手段によって支持するととも
に、当該支持手段（70,71）による支持を開放し第２の
印刷回路部材（58）の一端を受ける前記凹部（60）を支
点として揺動可能としたことを特徴とするプリント装置
を提供する。

この発明のプリンタ装置では、フレキシブル・ケーブ
ルはプリント・ヘッドの印刷回路部材形成部品にではな
く、キャリッジに支持されている別の印刷回路部材に直
接接続される。それによってフレキシブル・ケーブルの
長さを短くし、ケーブル案内手段を簡単にしてコストを
下げることができる。又、プリント・ヘッドの印刷回路
部材形成部品はケーブルに直接接続されないので、比較
的薄く安価な印刷回路カードを使用することができる。

図面の簡単な説明 次に、添付図面を参照してその例によりこの発明の一
実施例を説明する。

第１図は、この発明の一実施例によるプリント・ヘッ
ド及びキャリッジ・アセンブリの側面図である。

第２図は、プリント・ヘッドを有するプリント・ヘッ
ド・キャリッジの拡大平面図である。

第３図は、第１図の３−３線から見た側面図である。

第４図は、第２図の４−４線断面図である。

第５図は、そこに導体を埋込んだ印刷回路ボードの平
面図である。

第６図は、プリンタの斜視図である。

発明を実施するための最良の形態 この実施例によるプリンタはレシート，ジャーナル及
び伝票又は１枚又は複数枚からなる書式をプリントしう
る多機能型プリンタである。このプリンタはジャーナル
のみのプリント，レシートのみのプリット，レシート及
びジャーナルのプリント，伝票又は書式のみのプリン
ト，又は伝票又は書式及びジャーナルのプリントを含む
５種類のプリントの１つにセットすることができる。

第１図はプリント・ヘッド22を支持するプリント・ヘ
ッド・キャリッジ20の側面図を示す。プリント・ヘッド
22は点線で示され、プリント・ヘッド・アセンブリのそ
の部分を簡単に取外し又は交換できることを示す。キャ
リッジ20はガイドレール又は支持軸28に支持されて移動
する１対のフロント・ベアリング24,26（第２図）の形
のベアリング手段を含む。レア・ベアリング39は軸28に
平行はガイドレール又は支持軸32のための軸受及び支持
となる。ガイドレール又は支持軸28はプリンタ29（第６
図）のサイドフレームから適当な方法で支持される。軸
32は同様にプリンタのサイドフレームに支持される。

プリンタ・ヘッド・キャリッジ20はレクサン（Lexa
n）材から成る成形部品であり、キャリッジに要求され
る多くの機能に適するような複雑な形で一体成形され
る。キャリッジはプリント・ヘッド22の先端部36を支持
するような板形状の先端部34を含む。先端部34はプリン
ト・ヘッド22を受け、固定する１対の離して設けられた
ハブ38,40を含む。先端部34の前部分にある突起42はプ
リント・ヘッドを設置する際、プリント・ヘッド22を案
内し、キャリッジのその位置に先端部36を保持するよう
作用する。キャリッジ20の立上板部44は先端部34を支持
し、フロント・ベアリング24,26と一体の１対のブリッ
ジ部46,48を接続する。ブリッジ部46,48は水平板部50と
一体に接続され、板部はブリッジ部46,48間にプリント
・ヘッド22の下部を受入れる開口52を有する。

キャリッジ20は電源をプリント・ヘッド22に供給する
ための印刷回路ボード58（第５図）を支持する１対の下
に延びる腕54,56（第３図）を含む。キャリッジ20は印
刷回路ボード58の端部62（第５図）を受入れるベアリン
グ26のちょうど裏側の位置に形成させた凹部60を有す
る。その他端64はそれを支持するチップ又はスナップ7
0,71に接触する凹部又は切欠部66,68を有する。

印刷回路ボード58はプリント・ヘッド22の印刷回路カ
ード76を受入れるため、ボードの先端に固定されるコン
セント又は同様なコネクタ装置72を含む。コネクタ72は
ボード58の端部62に永久に固定される。印刷回路カード
76は先端部36とプリント・ヘッド22のコイル部78との間
にサイドイッチされる。

キャリッジ20は板部50と一体に形成され、平フレキシ
ブル・ケーブル28（第1,2,4図）を通すために間隔をあ
ける複数のラグ又はガイド80を有する。ケーブル82は印
刷回路ボード58に永久に固定され（第４図）、キャリッ
ジ20の一部として一体成形されたクランプ84などとガイ
ド86などで形成された通路を通して引渡される。ケーブ
ル82は板部50の先から電源85への適当な通路又は接続に
引渡される。

第５図は印刷回路ボード58と、ボードの基板に埋込ま
れている導体88のレイアウト及び接続を示す。導体88は
９本のワイヤのドット・マトリックス・プリント・ヘッ
ドに適合するよう構成され、数が十分であり、１対の共
通導体を含む。導体88はボード58の部分62の右側で終
り、９ワイヤ・プリント・ヘッドを使用しうるように供
給される。

この実施例において、プリント・ヘッド22がキャリッ
ジ20に組入れられ、交換されるものと仮定すると、印刷
回路ボード58は、その端部64が下の位置（第１図）に保
持されている間にキャリッジの凹部60に入れられる。ボ
ード58はそこで持上げられ、ボードの端部は切欠66,68
（第５図）においてチップ部又はスナップ70,72の傾斜
面に当接する。キャンチレバ形アーム54,56は外には
ね、印刷回路ボード58を受け、再びスナップ作用で戻さ
れ、固くボードを保持する。

コンセント・コネクタ72はプリント・ヘッド22がハブ
38と40との間に下げられたときに印刷回路カード76をキ
ャリッジ20の板部34に受けてプリント・ヘッドを固定す
る。

以上、簡単且つ便利なアセンブリとして内蔵印刷回路
カードを有するドット・マトリックス・プリント・ヘッ
ドを組入れるキャリッジを説明した。この印刷回路カー
ドはコンセント・コネクタを印刷回路ボードに固定する
ようにしたコンセントに入れられる。平フレキシブル・
ケーブルは印刷回路ボードに取付けられる。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ブルール，ロバート エイ. アメリカ合衆国，13053 ニユーヨーク ドライドン，グレイストーン ドライ ブ 21 (72)発明者 ウオーカー，アレン エイチ. アメリカ合衆国，13734 ニユーヨーク バートン，オーク ヒル ロード 315エイ (56)参考文献 特開 昭63−170039（ＪＰ，Ａ) 実開 昭61−83928（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭55−78452（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭57−177756（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.⁶，ＤＢ名) B41J 2/235 - 2/24 B41J 2/275 - 2/28 B41J 25/34 B41J 29/00

Claims (1)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】横移動可能なキャリッジ（20）が取付けら
   れたプリント・ヘッド（22）と、 前記プリント・ヘッド（22）に取付けられそこから延び
   る第１の印刷回路部材（76）と、 前記第１の印刷回路部材（76）をフレキシブル・ケーブ
   ル手段（82）に接続して前記プリント・ヘッド（22）に
   電力を供給する接続手段と、を含むプリント装置であっ
   て、 前記接続手段は、 第２の印刷回路部材（58）と、 前記キャリッジ（20）に固定され前記第１の印刷回路部
   材（76）の一端を受ける受手段（72）と、 を有して、前記第１の印刷回路部材（76）と前記第２の
   印刷回路部材（58）との電気的接続を可能とし、 前記フレキシブル・ケーブル手段（82）は、その一端に
   おいて前記第２の印刷回路部材（58）に固定され、 前記キャリッジ（20）は更に、 前記第２の印刷回路部材（58）の一端を受ける凹部（6
   0）と、 前記キャリッジ（20）に形成され、前記第２の印刷回路
   部材（58）の他端をスナップ動作により取付るように配
   置された支持手段（70,71）が一体的に成形された一対
   のキャンチレバ形アーム（54,56）と、 を有して、前記第２の印刷回路部材（58）を、前記支持
   手段（70,71）によって支持するとともに、当該支持手
   段（70,71）による支持を開放し第２の印刷回路部材（5
   8）の一端を受ける前記凹部（60）を支点として揺動可
   能としたことを特徴とする、プリント装置。