JP2771906B2 - 移行式ア−ク加工装置 - Google Patents

移行式ア−ク加工装置

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JP2771906B2
JP2771906B2 JP3099369A JP9936991A JP2771906B2 JP 2771906 B2 JP2771906 B2 JP 2771906B2 JP 3099369 A JP3099369 A JP 3099369A JP 9936991 A JP9936991 A JP 9936991A JP 2771906 B2 JP2771906 B2 JP 2771906B2
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野 忠 星
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁性体金属を移行式ア
−クト−チを用いてプラズマア−クで切断,溶接あるい
は加熱する移行式ア−ク加工装置に関し、特に、プラズ
マア−クの狭窄に関する。
【0002】
【従来技術】プラズマア−クト−チを用いて金属を切
断,溶接あるいは加熱する場合、精密加工が必要なとき
プラズマア−クを細く絞る必要がある。ト−チノズルの
口径を絞ることによりある程度これが達成されるが、ア
−クエネルギ−を低くしないでノズルの口径を絞ると、
ノズル内に不正放電(ツリ-ズア-ク等)を生ずるなどによ
り、ト−チが破損するので、ノズル口径の小径化にはお
のずから限度がある。そこで従来は、ト−チの外部に電
気コイル又はマグネットを配設して、これらによりア−
ク電極から加工対象材に向かう方向の磁界つまりア−ク
電極を中心としそれと平行な円筒状磁束を生ずる磁界を
発生して、ア−クを狭窄することが提案されている(例
えば特開昭61-149264号公報,特開昭61-149265号公報,特
開昭62-259678号公報,特開昭63-112071号公報,特開昭64
-11074号公報等)。また、ト−チ内にア−ク電極を周回
する電気コイル又はマグネットを配設して同様な効果を
得ようとすることも提案されるている(例えば特開昭63-
5882号公報,特開平1-306076号公報等)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ト−チ内に電
気コイル又はマグネットを配設する提案では、従来のア
−クト−チではそれらの配設空間が極く狭く限られるの
で、磁界強度が高い大型のものは配設しえず、ア−ク電
流に及ぼず磁界が弱く、十分にア−クを狭窄することが
できない。ト−チ外に電気コイル又はマグネットを配設
する提案では、それらを大径高容量のものとすることが
できるが、ア−ク電極とト−チ側周壁との距離が大きい
ので電気コイル等の内径が大きくなり、また加工対象対
にあまり近づけて電気コイル等を配設しえないので、ト
−チ先端周りでの磁束の拡散が大きくア−ク位置におけ
る磁束密度は低くやはり十分にア−クを狭窄することが
できない。上記従来例のいずれでも、電気コイルを大幅
に大きくして磁界強度を極力高くすることによりア−ク
狭窄機能がかなり向上するかも知れないが、ア−クト−
チが大型化してその加工操作性が低下する。
【0004】本発明は、ア−ク狭窄機能を高めることを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の移行式ア−ク加
工装置は、磁性体の上部電極台(6)および上部電極台(6)
からア−ク電極(8)に沿ってその下端近くまで延びる電
磁極台(7)を有する移行式ア−クト−チ(6〜18);ト−チ
(6〜18)の外部にあって磁束を発生する電気コイル(3
0);および、電気コイル(30)に対して、電気コイル(30)
から上部電極台(6)までならびに電気コイル(30)からア
−ク電極(8)の下端が対向する磁性体の加工対象材(1)ま
での、低磁気抵抗の磁路を与える磁性体部材(31,4,5);
を備える。なお、カッコ内の記号は、図面に示し後述す
る実施例の対応要素を示す。
【0006】
【作用】磁性体部材(31,4,5)が、電気コイル(30)から上
部電極台(6)までならびに電気コイル(30)からア−ク電
極(8)の下端が対向する磁性体の加工対象材(1)までの、
低磁気抵抗の磁路を与えるので、電気コイル(30)が発生
する磁界の一極(例えばN)が上部電極台(6)に、他極
(S)が加工対象材(1)に有効に作用する。すなわち、磁
性体部材(31,4,5)により、ト−チ外部の電気コイル(30)
が発生する磁界が、ア−クト−チ(6〜18)の上部電極台
(6)と加工対象材(1)の間に加わる。ア−クト−チ(6〜1
8)には、上部電極台(6)からア−ク電極(8)に沿ってその
下端近くまで延びる電磁極台(7)があるので、上部電極
台(6)の磁界の極性(N)が電磁極台(7)の下端すなわちア
−ク電極(8)の下端近傍に現われ、結局、電気コイル(3
0)が発生する磁界の一極(N)がア−ク電極(8)の下端近
傍に、他極(S)が加工対象材(1)に現われ、電気コイル
(30)が発生する磁界が、ア−ク電極(8)の下端近傍と加
工対象材(1)の間、つまりア−クを含む短距離空間に集
中する。このように短距離空間に磁界が集中するので、
電気コイル(30)により磁界作用効率が高い。すなわちア
−ク狭窄機能が高い。電気コイル(30)がア−クト−チ(6
〜18)の外部にあるので、それを高磁界発生能力がある
比較的に大型のものにすることが容易であり、磁界発生
源そのものの発生磁界強度を高く設定しうる。
【0007】本発明の好ましい実施例では、磁性体部材
(31,4,5)は、電気コイル(30)が巻回されア−ク電極(8)
が延びる方向に延び下端が磁性体の加工対象材(1)に載
置される磁性体第1コア(31),ア−ク電極(8)および第
1コア(31)に直交する方向に延び、第1コア(31)で支持
された磁性体第2コア(4)、および、上部電極台(6)に一
端が結合され他端が第2コア(4)の延びる方向に移動自
在に第2コア(4)に係合した磁性体第3コア(5)を含む。
この実施例によれば、電気コイル(30),第1コア(31)およ
び第2コア(4)を加工対象材(1)上に静置したまま、しか
も電気コイル(30)と上部電極台(6)および加工対象材(1)
との磁気的結合は維持したまま、ア−クト−チ(6〜18)
を第2コア(4)が延びる方向に移動させることができ
る。すなわち第2コア(4)にト−チ(6〜18)を倣わせる、
倣い移動加工が実現し、ア−クト−チ(6〜18)の加工操
作性が高い。
【0008】本発明の好ましい実施例は更に、第2コア
(4)に固着され第2コア(4)と平行な磁性体ガイドレ−ル
(20)、および、第3コア(5)に支持されガイドレ−ル(2
0)に当接しガイドレ−ル(20)を表裏から挟む相対向する
磁性体倣いロ−ラ(19)、を有する。これによれば、第2
コア(4)に対するト−チ(6〜18)の倣い移動が円滑かつ容
易であり、しかも、第2コア(4)と第3コア(5)の間に、ガ
イドレ-ル(20)と倣いロ-ラ(19)の機械的結合による磁路
が形成されるので電気コイル(30)と上部電極台(6)間の
磁気抵抗が更に低い。これらにより、ア−ク狭窄機能が
高く、しかもア−クト−チ(6〜18)の加工操作性が高
い。
【0009】本発明の他の目的および特徴は、図面を参
照した以下の実施例の説明より明らかになろう。
【0010】
【実施例】図1〜図3に、本発明の好ましい1つの実施
例を示す。図1は主にア−クト−チの内部構造(図3の
I−I線拡大断面)を詳細に示し、図2は主にア−クト
−チの上面(図1,図3の平面)を示し、図3は実施例
全体の外観(図1,2の右側面)を示す。
【0011】まず図1を参照する。ア−クト−チ本体
(6〜18)の基部に、磁束通路用および通電用の上部
電極台6(クロ−ムメッキを施した純鉄)がある。磁束
通路用の、大略円筒状の電磁極台7(クロ−ムメッキを
施した純鉄)の上端が電極台6に支持されている。電極
台6の内部にチャック16(燐青銅)が挿入されてお
り、このチャック16および電磁極台7を、ア−ク電極
8(トリュウム入りタングステン棒/マイナス電極)が
貫通している。
【0012】チャック16の下端部には半径方向に切ら
れた複数個のスリットがあり、これらのスリットの存在
によりチャック16の下端部は半径方向に膨出又は縮退
しうる。チャック16の下端面はテ−パになっておりそ
れが電磁極台7の内部のテ−パ面に当接する。チャック
16の上端面はト−チキャップ16(内部が黄銅、外部
露出部がベ−クライト)で押さえられている。ト−チキ
ャップ17は電極台6のねじ穴にねじ込まれており、こ
のねじ込みによりチャック16が押し下げられてその先
端が電磁極台7の内部のテ−パ面に強く当りこれにより
チャック16の下部が半径方向に縮退しようとしてア−
ク電極8に圧接している。これによりア−ク電極8がチ
ャック16に保持されている。
【0013】電磁極台7の外側には水路筒13(デルリ
ン/絶縁体)がありその上端部が電極台6に押込まれて
いる。水路筒13の外側にノズル台14(非磁性ステン
レス)があり、電極台6の下部の絶縁介挿筒に圧入され
ている。水路筒13およびノズル台14の下端面にはノ
ズル9(銅)の上端面が当接している。ノズル9はノズ
ル台14にねじ結合したノズルキャップ10(黄銅)で
ノズル台14に結合されている。ノズル9にはセンタリ
ングスト−ン12(セラミック)が挿入されており、セ
ンタリングスト−ン12の中心穴を電磁極台7の下端が
貫通している。電極台6,絶縁介挿筒及びシ-ルド台座
(非磁性ステンレス)が一体でモ-ルドされており、シ-ル
ド台座にはシ−ルド台15(黄銅)がねじ込まれてお
り、このシ−ルド台15がノズル台14を支持してい
る。シ−ルド台15の外側面の雄ねじにシ−ルドキャッ
プ11(非磁性ステンレス)がねじ結合している。上部
電極台6およびその下方の絶縁介挿筒及びシ−ルド台座
の外側周面はモ−ルド樹脂2で被覆され、モ−ルド樹脂
2に取手3(ベ−クライト)が一体に固着されている。
ア−ク電極8には、チャック16および電極台6を介し
てパイロット電源およびメイン電源のマイナス極が接続
される。ノズル9には、ノズル台14およびシ−ルド台
座を介してパイロット電源のプラス極が接続される。磁
性体の溶接対象材1は、メイン電源のプラス極に接続さ
れる。チャック16と電磁極台7の間には、パイロット
ガスが供給され、このガスが電磁極台7の下部のガス通
路を経て、またセンタリングスト−ン12のガス通路を
経て、ノズル9の内空間に至り、ノズル9の中心穴から
溶接対象材1に向かって噴出する。シ−ルドガスは、シ
−ルド台座の内部に供給され、シ−ルド台15のガス通
路を経てシ−ルドキャップ11の内空間に至り、キャッ
プ11とノズル9の間のリング状の空間を経て溶接対象
材1に向かって噴出する。パイロット電源により電極8
とノズル9の間にパイロットア−クを励起すると、メイ
ン電源による、電極8−溶接対象材1間のメインア−ク
が発生し、プラズマア−ク21が電極8の先端から溶接
対象材1に向かう。
【0014】一辺を半円形にした釣鐘形平板状であっ
て、半円形の中心部に丸穴を開けた形状に珪素鋼板を積
層し一体化した第3コア5が、上部電極台6に固着され
ている。すなわち、第3コア5の釣鐘形平板状部は絶縁
樹脂5aで被覆され、絶縁樹脂5aを被覆した穴を上部
電極台6が貫通し、電極台6の上端外側周面に切られた
雄ねじにねじ結合した締付けリング18(ベ−クライ
ト)が絶縁樹脂5aを締め付け、これにより、第3コア
5が上部電極台6に固着されている。
【0015】珪素鋼板を積層し一体化した第2コア4は
大略直方体であり、その一端の下面には第1コアの1つ
31の上端面が、他端の下面には第1コアのもう1つ3
1aの上端面が、接合している。該一端と他端の間の下
面には、断面がくの字形のガイドレ−ル20(鉄)が接
合されている。第1コア31には電気コイル30が、第
1コア31aには電気コイル30aが、装着されてお
り、これらの電気コイル30,30aが、それらに通電
があると、この実施例では第1コア31,31aの上端
をN極とし他端をS極とする磁界を発生する。第1コア
31,31aの下端は、絶縁体皿32,32aに圧入さ
れている。
【0016】第2コア4の横断面は凹状であり、凹溝が
長手方向に延びている。この凹溝に、第3コア5の、樹
脂被覆5aが無い方形状端部の先端が進入している。第
3コア5の、樹脂被覆5aが無い方形状端部には、2個
のガイドロ−ラ19(鉄製ベアリング)が装着されてお
り、それらの回転軸棒(ねじ付き)も鉄製である。それ
らの回転軸棒には、鉄板製のア−ムを介して同様なガイ
ドロ−ラ19が装着されており、それらの回転軸棒(ね
じ付き)も鉄製である。1対のガイドロ−ラ19がガイ
ドレ−ル20を挟んで相対向し、これにより第3コア5
(つまりはア−クト−チ6〜18)が第2コア4の延び
る方向に、第2コア4に対して倣い移動し得て、倣い移
動の間、第2コア4と第3コア5の間のギャップが実質
上一定に維持される。
【0017】図1および図3に示すように、第1コア3
1,31aの下端の絶縁体皿を磁性体の溶接対象材1上
に載置し、電気コイル30,30aに通電することによ
り、第1コア31,31aの上端−第2コア4−第3コ
ア5−ア−クト−チの上部電極6−電磁極台7−溶接対
象材1−第1コア31,31aの下端、とル−プをなし
て磁束が流れ、この磁束により第1コア31,31aが
溶接対象材1に吸着する(第2コア4の固定)。なお、
第2コア4と第3コア5の間では、第2コア4からエア
ギャップを通して直接に第3コアに磁束が流れると共
に、第2コア4−ガイドレ−ル20−倣いロ−ラ19−
第3コア4のル−プで磁束が流れる。つまりガイドレ−
ル20と倣いロ−ラ19は、第3コア5を第2コア4に
対して磁気抵抗を実質上一定にして第2コア4の長手方
向に倣い移動させる機能に加えて、第2コア4−第3コ
ア5間の磁気抵抗を小さくする機能も有する。
【0018】ト−チがプラズマア−ク21を発生する
と、電極8の下端部では、ア−ク21を包囲する円筒状
の磁束分布を生ずる。この円筒状磁束によりア−ク21
が狭窄される。上述の磁束ル−プにより、電気コイル3
0,30aが発生する磁界が、電磁極台7の下端と溶接
対象材1の間の空間すなわちア−ク通流空間、に集中す
るので、該空間の磁界強度が高く、つまり磁束密度が高
いので、ア−ク21を包囲する円筒状の磁束密度が高
く、ア−ク狭窄効率が高い。溶接線(直線)に沿って予
め第2コア4を配設しておくことにより、ア−ク21を
発生させてト−チを第2コア4に沿って、図2に矢印A
で示す方向に移動させると、直線倣い溶接が実現する。
電気コイル30,30aの通電による磁気吸着力が強い
ので、これにより第1コア31,31aが溶接対象材1
に十分に固定され、ト−チが溶接対象材1から所定距離
に吊り支持される。第1コア31,31a,電気コイ
ル,30aおよび第2コア4が固定で、ト−チのみを第
2コア4に沿って移動させればよく、しかもト−チは従
来のプラズマト−チと比較して格別に大型化しないの
で、ト−チの操作性が高い。
【0019】第2コア4(第1コア31,31a)の固
定維持をより安定なものとしかつ、溶接対象材1に対す
るト−チの高さの変動を小さくして高さ維持をより安定
なものとするときには、ト−チ支持補助具(図1,図3
に2点鎖線で示す)を用いる。この補助具は、ト−チの
シ−ルドキャップ11が貫通しうる穴を有するト−チ支
持リング40(ベ−クライト),リング40に固着され
た脚棒41および脚棒41に固着された球コロ42で構
成されており、ト−チ支持リング40の丸穴にシ−ルド
キャップ11を通して球コロ42を溶接対象材1に載せ
ることにより、ト−チは、第3コア5および第2コア4
を介して第1コア31,31aで支持されるのに加え
て、ト−チ支持リング40および脚棒41を介して球コ
ロ42等によっても支持され、この場合には、第2コア
4およびト−チ(6〜18)は、第1コア30,30a
および球コロ42による三点支持となり安定性が高い。
したがって位置決めの安定性を高く確保しようとする場
合、特に第2コア4が長い場合には、この補助具を用い
るのが良い。
【0020】直線状の加工の場合でも長さが短く、短い
第2コア4を用いる場合や、曲線状,円状あるいは楕円
状等々、非直線に溶接,切断,加熱等の加工を施こすと
きには、第1コアおよび電気コイルの1組(例えば31
a,30a)は省略してもよい。1つの第1コア31の
みによる第2コア4およびト−チの支持をより安定させ
るときには、上述の補助具を用いればよい。第1コア3
1と電気コイル30の組合せ1組と上述の補助具を用い
ると、第1コア31を中心に第2コア4を回動させ必要
に応じて第3コア5(ト−チ)を第2コア4に沿ってス
ライドさせることにより、曲線状,円状あるいは楕円状
等々の、非直線形の溶接,切断,加熱等のプラズマア−
ク加工を容易に行ない得る。
【0021】なお、第1コア31および又は第2コア4
に別途固定具を付加してもよい。第2コア4が長い場合
に第1コア31と電気コイル30の組合せを1組とし
て、第2コア4の他端を非磁性体で支えるようにしても
よいし、第2コア4が長くしかもその長手方向各位置で
のア−ク狭窄用の磁界の変動は小さくしたいときには、
第1コア31と電気コイル30の組合せを3組以上の多
数組として第2コア4に沿って配設する。また、ト−チ
固定で加工対象材が移動しながらの加工においては、第
1,第2,第3コアは分離する必要がなく、磁路構造は
簡単になる。ト−チの移動距離が短い場合には、第2,
第3磁路を可撓性のある磁性体(例えばアモルファスシ
−ト薄板を多層化したもの)で一体にして、ト−チの移
動機能をもたせてもよい。
【0022】
【発明の効果】電気コイル(30)が発生する磁界が、ア−
ク電極(8)の下端近傍と加工対象材(1)の間、つまりア−
クを含む短距離空間に集中するので、電気コイル(30)に
より磁界作用効率が高い。すなわちア−ク狭窄機能が高
い。電気コイル(30)がア−クト−チ(6〜18)の外部にあ
るので、それを高磁界発生能力がある比較的に大型のも
のにすることが容易であり、磁界発生源そのものの発生
磁界強度を高く設定しうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願発明の一実施例の、主にア−クト−チの
構成を詳細に示す拡大断面図であり、図3のI−I線拡
大断面を示す。
【図2】 図1に示すア−クト−チの平面図である。
【図3】 前記実施例の全体構成を示す側面図である。
【符号の説明】 1:溶接対象材(加工対象材) 2:モ−ルド樹脂
3:取手 4:第2コア 5:第3コア
6:上部電極台 7:電磁極台 8:ア−ク電極
9:ノズル 10:ノズルキャップ 11:シ−ルドキャッ
プ 12:センタリングスト−ン 13:水路筒
14:ノズル台 15:シ−ルド台 16:チャック 17:ト−チキャップ 18:締付けリング
19:倣いロ−ラ 20:ガイドレ−ル 21:プラズマア−ク 30,30a:電気コイル 3
1,31a:第1コア 32,32a:絶縁体皿 40:ト−チ支持リン
グ 41:脚棒 42:球コロ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−5081(JP,A) 特開 昭58−379(JP,A) 特開 昭53−114750(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B23K 9/08 B23K 10/00 H05H 1/40

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁性体の上部電極台、および、該上部電極
    台からア−ク電極に沿ってその下端近くまで延びる電磁
    極台を有する移行式ア−クト−チ;該ト−チの外部にあ
    って磁束を発生する電気コイル;および、該電気コイル
    に対して、電気コイルから前記上部電極台までならびに
    電気コイルからア−ク電極の下端が対向する磁性体の加
    工対象材までの、低磁気抵抗の磁路を与える磁性体部
    材;を備える移行式ア−ク加工装置。
  2. 【請求項2】磁性体部材は、前記電気コイルが巻回され
    ア−ク電極が延びる方向に延び下端が磁性体の加工対象
    材に載置される磁性体第1コア,ア−ク電極および該第
    1コアに直交する方向に延び、第1コアで支持された磁
    性体第2コア、および、前記上部電極台に一端が結合さ
    れ他端が第2コアの延びる方向に移動自在に第2コアに
    係合した磁性体第3コアを含む、請求項1記載の移行式
    ア−ク加工装置。
  3. 【請求項3】磁性体部材は更に、第2コアに固着され第
    2コアと平行な磁性体ガイドレ−ル、および、第3コア
    に支持され該ガイドレ−ルに当接しガイドレ−ルを表裏
    から挟む相対向する磁性体倣いロ−ラ、を含む請求項2
    記載の移行式ア−ク加工装置。
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