JP2770930B2 - スクロール型圧縮機 - Google Patents

スクロール型圧縮機

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は一対の渦巻き体を角度をずらせて噛み合わ
せ、相対的な円運動を行わせて、両渦巻き間に形成され
る流体ポケットを中心方向へ移動させながら容積を減少
させて中心部から圧縮流体を吐出させるようにしたスク
ロール型圧縮機に関し、特に一対の渦巻き体端部接触部
のシール手段の改良に関するものである。
[従来の技術及び発明が解決しようとする課題] スクロール型圧縮機は例えば特開昭55−35151号公報
に示されるように、板体に第1の渦巻体を固定した旋回
スクロール部材、同じく円板に第2の渦巻き体を固定し
た固定スクロール部材を噛み合わせて両渦巻き間に密閉
空間である流体ポケットを形成し、固定スクロール部材
に対して旋回スクロール部材を旋回させることにより、
流体ポケットを中心方向に移動させ、同時に流体ポケッ
トの容積を減少させて中心部から圧縮流体を吐出させる
ように構成されている。
渦巻き体の軸方向端部のシール手段に関しては種種の
方法が知られている。例えば特公昭58−23516号公報に
は、第1、第2のスクロール部材の互いに接触摺動する
軸方向端部の一方にコーティングを施し、他方に板ばね
材を嵌め込んだシール手段が示されている。しかしこの
様なシール手段は加工が複雑となりコストも上昇する。
また、実開昭56−147386号公報には、第1、第2のス
クロール部材の少なくとも一方が、その渦巻き体を固定
した板体の面上にこの渦巻き体壁間を覆うように配置さ
れた耐摩耗性板を有するシール手段が示されている。し
かしこの手段を用いた場合、渦巻き体の壁高さを高精度
に管理する必要があり、組み立てに際しても渦巻き体の
軸方向の隙間量を高い精度で管理しなければならず、製
造コストが高くなるという欠点があった。
さらに実開昭58−8783号公報には、側板より突出した
渦巻き体の軸方向端面に渦巻き方向に溝を形成するとと
もにこの溝の幅より小さい幅を有し且つこの溝の深さよ
りも実質的に大きい厚みを有するシール部材(チップシ
ール)を溝内に嵌合配置して軸方向のシールを向上させ
ていた。
しかしこのシール手段においては流体の渦巻き体周方
向の漏れを生じてしまい圧縮機の性能が安定しなかっ
た。また、このシール方法はコストが高くなる欠点があ
った。
それ故に、本発明は上記従来のシール手段の欠点を除
去し、安価で安定した性能のシール手段を有するスクロ
ール型圧縮機を提供することを課題とする。
[課題を解決するための手段] 本発明によれば,第1の板体の一面に渦巻き体を固定
した旋回スクロール部材と,前記第1の板体とは異なる
第2の板体の一面に渦巻き体を固定した固定スクロール
部材と,前記旋回スクロール部材及び固体スクロール部
材を,これらの間に流体ポケットを形成するように組み
合わせ,前記旋回スクロール部材を前記固定スクロール
部材に対して旋回運動させることにより前記流体ポケッ
トを渦巻き体の中心部に移動させるとともに前記流体ポ
ケットの容積を減少させるようにしたスクロール圧縮機
において,前記旋回スクロール部材及び固定スクロール
部材の少なくとも一方のスクロール部材の板体面に他方
の渦巻き体の端部が接触する耐摩耗性のシール板を備
え,前記渦巻体の底部に,前記シール板の中心側端部と
交差するような窪み部を設けたことを特徴とするスクロ
ール型圧縮機が得られる。
また,本発明によれば,第1の板体の一面に渦巻き体
を固定した旋回スクロール部材と,前記第1の板体とは
異なる第2の板体の一面に渦巻き体を固定した固定スク
ロール部材と,前記旋回スクロール部材及び固体スクロ
ール部材を,これらの間に流体ポケットを形成するよう
に組み合わせ,前記旋回スクロール部材を前記固定スク
ロール部材に対して旋回運動させることにより前記流体
ポケットを渦巻き体の中心部に移動させるとともに前記
流体ポケットの容積を減少させるようにしたスクロール
圧縮機において,前記旋回スクロール部材及び固定スク
ロール部材の少なくとも一方のスクロール部材の板体面
に他方の渦巻き体の端部が接触する耐摩耗性のシール板
を備え,前記シール板の前記渦巻き体の底部側で且つ前
記シール板の中心側端部に開口した切欠部を設けたこと
を特徴とするスクロール型圧縮機が得られる。
[実施例] 以下,本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図は本発明の第1の実施例によるスクロール型圧
縮機の要部の構成を成す分解斜視図である。
旋回スクロール部材11および固定スクロール部材12が
互いに対向配置されている。旋回スクロール部材11は第
1の板体111の一面に第1の渦巻き体112が固定されてい
る。固定スクロール部材12は第2の板体121の一面に第
2の渦巻き体122が固定されている。これらの旋回スク
ロール部材11および固定スクロール部材12は第2図に示
すようにそれぞれ第1、第2の渦巻き体112および122が
互いに噛み合うように組み合わされ、かつ両者の間に密
閉空間である流体ポケット15が形成される。
再び第1図を参照して、前記旋回スクロール部材11の
第1の板体111上は、渦巻き体壁間に挿入される渦巻状
の耐摩耗性のシール板である第1のボトムプレート13が
設けられる。また、固定スクロール部材12の第2の板体
121上には、この渦巻き体壁間に挿入される渦巻き状の
耐摩耗性シール板である第2のボトムプレート14が設け
られる。これらのボトムプレート13および14は第2図に
示すようにそれぞれ第1、第2の板体121および121上に
対向しており、反対側の面は第2、第1の渦巻き体122
および112の軸方向端面に接触する。
第3図および第4図は旋回スクロール部材11の第1の
板体111上への第1のボトムプレート13の配置状態を示
す図である。すなわち、第1の板体111には第1のボト
ムプレート13を埋め込む溝113が形成され、この溝113に
第1のボトムプレート13が埋め込まれたとき第1のボト
ムプレート13の上面が第1の板体111面に対して突出
し、両面間に段差を形成する関係に溝の深さが選定され
ている。これにより、第1のボトムプレート13の最外周
端と、固定スクロール部材12に固定された、第2の渦巻
き体122の軸方向端部の最外周端部における噛み合いを
防止することができる。
第5図は旋回スクロール部材11の中心部における第1
の板体111上への第1のボトムプレート13の配置状態を
示す図である。X−Y座標はその交点が渦巻き体の中心
を示している。第1の板体111の面上に配置された第1
のボトムプレート13の中心端部131は同図(A),
(B)に示すように第1の渦巻き体112の壁面に対して
接触せずに終端している。
そして同図(C)〜(F)に示すように、第1のボト
ムプレート13の中心端部131の下部の第1の板体111の面
には1個又は2個の凹部114が形成されている。この凹
部114は中心部の流体ポケットの流体が第5図(G)の
矢印115で示すように第1のボトムプレート13と第1の
板体111の間に侵入することを可能とする隙間を形成す
る。
第6図(A),(B)は固定スクロール部材12に対し
て第5図と同様な流体導入構造を採用した状態を示す図
である。第2のボトムプレート14の中心端部141の下部
には第2の板体121面に凹部124が形成されている。この
凹部124内には圧縮機の吐出口125が開口している。矢印
126は第2のボトムプレート14と第2の板体121の間に侵
入する流体を示している。
また,第6図(C),(D)は第6図(A),(B)
ので示す流体導入構造の変形例を示している。第6図
(C),(D)に示すように,凹部124の底の角度にR
が施されている。これによって,第6図(A),(B)
に示す実施例の有する効果の他に,凹部124は鋳造又は
鍛造などの部品加工時の切削工程を経なくても成形する
ことができるために,安価に製造できるという利点を有
する。また,素材の段階で凹部124を設けることによっ
て,高圧ガスが流入しやすくなるという利点を有する。
さらに第7図は第1のボトムプレート13(又は第2の
ボトムプレート14)の中心端部下面に溝132(142)
[(A)図、(B)図]、あるいはテーパ133(143)
[(C)図]をそれぞれ形成し高圧流体の導入を可能と
した構造を示している。
次に上記の圧縮機の動作を説明する。
第2図に示されるように、圧縮機の動作状態において
は、中心部の流体ポケット151が最も高圧となるため、
流体は同図および第8図の矢印114で示すように第1の
ボトムプレート13の中心端部からこれと板体111の間に
侵入しその圧力で第1のボトムプレート13を押し上げ
る。
このため第1のボトムプレート13は固定スクロール部
材12の第2の渦巻き体122の軸方向端面に押し付けら
れ、流体に対するシール効果を高める。同様にして、固
定スクロール部材12の第2のボトムプレート14に対して
も中心端部から流体がその下側に侵入し、第2のボトム
プレート14は旋回スクロール部材11の第1の渦巻き体11
2の軸方向端面に押し付けられ、流体に対するシール効
果を高める。
すなわち、第9図に示すようにボトムプレート13ある
いは14の下側の圧力は、中心部流体ポケット151とその
両側の流体ポケット152あるいは153との平均値よりも大
きいため、その圧力差でシール効果が強化される。さら
にボトムプレート13あるいは14の下側にあるオイルが中
央部の圧力を受けて、油圧の効果によりこれらのボトム
プレートを浮上させる効果もある。
第10図は本発明の第2の実施例によるスクロール型圧
縮機の要部の構成を示す分解斜視図である。
第2の実施例においては、第1のボトムプレート13は
使用せず、第2のボトムプレート14のみを使用してい
る。
旋回スクロール部材11および固定スクロール部材12が
互いに対向配置されている。旋回スクロール部材11は第
1の板体111の一面に第1の渦巻き体112が固定されたも
のである。
固定スクロール部材12は第2の板体121の一面に第2
の渦巻き体122が固定されたものである。これらの旋回
スクロール部材11および固定スクロール部材12は第11図
に示すようにそれぞれの第1、第2の渦巻き体112およ
び122が互いに噛み合うように組み合わされ、かつ両者
の間に密閉空間である流体ポケット5が形成される。
固定スクロール部材12には、第2の渦巻き体122間に
挿入される渦巻状の耐摩耗性シール板である第2のボト
ムプレート14が設けられる。
このボトムプレート14は第11図に示すように、一面が
固定スクロール部材12の第2の板体121に対向しかつ反
対面が旋回スクロール部材11の第1の渦巻き体112の軸
方向端面に対向するよう配置されている。
さらに第11図からわかるように、固定スクロール部材
12の第2の渦巻き体122の板体121から端部までの壁高さ
h2を、旋回スクロール部材11の第1の渦巻き体112の第
1の板体111から端部までの壁高さh1と第2のボトムプ
レート14の厚さtとの和より僅かに大きくしている。こ
の結果、固定スクロール部材12の第2の渦巻き体122の
先端を旋回スクロール部材11の第1の板体111に当接し
た状態では、固定スクロール部材12の第2の板体121と
旋回スクロール部材11の第1の渦巻き体112の先端との
間には第2のボトムプレート14の厚さtよりも広い隙間
が生じる。したがって、この隙間において第2のボトム
プレート14はその厚み方向で可動である。
第12図及び第13図を参照して、固定スクロール部材12
の第2の板体121には、第2のボトムプレート14の中心
端部141に対向した位置に凹部124が形成されている。こ
の凹部124内には圧縮機の吐出口125が開口している。
矢印126は第2のボトムプレート14と第2の板体121と
の間に侵入する流体を示している。
次に上述した第2の実施例によるスクロール型圧縮機
の動作を説明する。
圧縮機の動作状態においては、中心部の流体ポケット
151が最も高圧となるため、圧縮流体は第11図及び第14
図に矢印114で示すように第2のボトムプレート14と第
2の板体121との間の僅かな隙間に侵入し、その圧力で
第2のボトムプレート14を押し上げる。このため第2の
ボトムプレート14は旋回スクロール部材11の第1の渦巻
き体112の軸方向端面に押し付けられ、流体ポケット15
における圧縮流体に対するシール効果を高める。すなわ
ち、第15図に示すように第2のボトムプレート14の下側
の圧力は、中心部の流体ポケット151とその両側の流体
ポケット152あるいは153との平均値よりも大きいため、
その圧力差でシール効果が強化される。
さらに第2のボトムプレート14の下側にあるオイルが
中央部の圧力を受けて、油圧の効果によりボトムプレー
トを浮上させる作用も得られる。
なお第16図または第17図に示すように、第2のボトム
プレート14の第2の板体121に対向した面の中央端部分
に溝17や斜面18を設け、これにより中心部の流体ポケッ
トの圧縮流体の導入を行うようにしてもよい。
上述した例では第2のボトムプレート14を固定スクロ
ール部材12の第2の板体121の板面と旋回スクロール部
材11の第1の渦巻き体112の軸方向端面との間に配した
例につき説明したが、旋回スクロール部材11の第1の板
体111の板面と固定スクロール部材12の第2の渦巻き体1
22の軸方向端面との間に同様なボトムプレートを配して
もよい。
第18図〜第20図は後者の場合を示し、旋回スクロール
部材11の第1の板体111の板面に第1のボトムプレート1
3を対向配置している。旋回スクロール部材11の第1の
板体111には、 第1のボトムプレート13の中心端部131に一部対向し
た2個の凹部114が形成されている。
凹部114は中心部の流体ポケットの圧縮流体を第20図
の矢印115で示すように第1のボトムプレート13と第1
の板体111の間に導入するためにある。なお凹部114の数
は1個でもよいしまたは2個以上であってもよい。
第21図及び第22図は、固定スクロール部材12の第2の
板体121の板面と旋回スクロール部材11の第1の渦巻き
体112の軸方向端面との間にボトムプレート14を配した
場合における固定スクロール部材12及び第2のボトムプ
レート14間に発生する隙間量を示す図である。
旋回スクロール部材11の板体面から端部までの高さ
(可動渦巻体の壁の高さ)をHM、第2のボトムプレート
14の厚さをTB、固定スクロール部材12の板体面から端部
までの高さ(固定渦巻き板の壁の高さ)をHFとすると、
隙間量Gは次式で表される。
G=HF−(HM+TB) 第21図は、上式において、隙間量G>0の状態の旋回
スクロール部材11及び固定スクロール部材12の隙間量を
示す図である。
第22図は、同じ式において、隙間量G<0の状態の旋
回スクロール部材11及び固定スクロール部材12の隙間量
を示す図である。
第23図は、固定スクロール部材12の板体121の板面と
旋回スクロール部材の11の渦巻体112の軸方向端面との
間に第2のボトムプレート14を配した場合における隙間
量と性能との関係を実験によって、確認した結果を示す
図である。
これによると、隙間量Gが、G<10及びG>40の状態
になった場合に、吐出容量の低下傾向が認められる。
この結果は、隙間量Gを10〜40μmに設定したときに
所望の吐出容量が得られることを示す。このように隙間
量Gは、10〜40μmの範囲で変動が許される。
従って、加工に際して、各部の寸法を高い精度で管理
する必要はなくなる。
[発明の効果] 以上説明した本発明によれば、旋回スクロール部材お
よび固定スクロール部材に設けた耐摩耗性のシール板で
あるボトムプレートの中心端部に流体導入構造を形成す
ることにより、中心部流体ポケットの高圧流体が侵入し
ボトムプレートを浮上させてシール効果を高めることが
できる。このため簡単な構造により安価に効果的なシー
ルを行うことができる。
更に、本発明によれば、その一方のスクロール部材の
渦巻き体の端部を他方のスクロール部材の板体に密着さ
せてシール性を保持することで、結果的に一方のスクロ
ール部材の板体と他方のスクロール部材の渦巻き体の先
端との間に隙間が生じ、この隙間でボトムプレートが可
動になりかつ高圧流体の侵入で浮上させられてシール性
を得るものであるため、簡単な構造により安価で効果的
なシールを行うことができるとともに、旋回スクロール
部材および固定スクロール部材の相対的な位置決めも簡
単である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例によるスクロール型圧縮機の
要部の構成を示す分解斜視図、第2図は本発明の一実施
例によるスクロール型圧縮機の要部の構成を示す断面
図、第3図は第1図の旋回スクロール部材の円板体上へ
の第1のボトムプレートの配置状態を示す図で、(A)
図は円板体の正面図、(B)図は(A)図のA−A′線
に沿う断面図、第4図は同じく第1図の旋回スクロール
部材円板上への第1のボトムプレートの配置状態を示す
図で、(A)図は要部分解斜視図、(B)図は組み立て
た状態を示す斜視図、(C)図は(B)のA−A′線に
沿う断面図、第5図は旋回スクロール部材の中心部に置
ける円板体上への第1のボトムプレートの配置状態を示
す図で、(A)は要部正面図、(B)図は(A)図のA
−A′線に沿う断面図、(C)図は、中心端部に凹部を
設けた実施例における要部正面図、(D)図は(C)図
のA−A′線に沿う断面図、(E)図は、中心端部に凹
部を2個設けた実施例における要部正面図、(F)図は
(E)図のA−A′線に沿う断面図、(G)図は(C)
図乃至(F)図の実施例における流体の進入を示す拡大
図、第6図は固定スクロール部材の中心部における円板
体上への第1のボトムプレートの配置状態を示す図で、
(A)図は要部正面図、(B)図は(A)図のA−A′
線に沿う断面図、(C)図は,第6図(A),(B)で
示す流体導入構造の変形例を示す要部正面図,(D)図
は(C)図のA−A′線に沿う断面図,第7図は旋回ス
クロール部材又は固定スクロール部材の中心部に置ける
円板体又は上へのボトムプレート又はの配置状態を示す
図で、(A)図は要部断面図、(B)図は要部斜視図、
(C)図は他の実施例を示す要部断面図、第8図は本発
明の作用を説明するための旋回スクロール部材円板体上
への第1のボトムプレートの配置状態を示す斜視図、第
9図は同じく本発明の作用を説明するための圧縮機の要
部を示す概略図、第10図は本発明の第2の実施例による
スクロール型圧縮機の要部の構成を示す分解斜視図、第
11図は第10図のスクロール型圧縮機の概略断面図、第12
図は第10図の固定スクロール部材の板体上へのボトムプ
レートの配置状態を示す部分平面図、第13図は第12図の
A−A′線断面図、第14図は本発明の作用を説明するた
めの説明図、第15図は同じく本発明の作用を説明するた
めの圧縮機の要部を示す概略図、第16図は変形実施例を
示すボトムプレートの要部のみの斜視図、第17図は他の
変形実施例を示す要部のみの斜視図、第18図は本発明の
第2の実施例によるスクロール部材の板体上へのボトム
プレートの配置状態を示す部分平面図、第19図は第18図
の要部のみの斜視図、第20図は第19図のXXI−XXI線断面
図、第21図はスクロール部材とボトムプレートとの隙間
量を把えた断面図であり、可動スクロール部材の渦巻き
体の端部と、ボトムプレートとの隙間量を示す図、第22
図は可動スクロール部材の板体面と固定スクロール部材
の渦巻き体の端部との隙間量を示す図、 第23図は隙間量と性能との関係を示す図である。 図中、11:旋回スクロール部材、12:固定スクロール部
材、13:第1のボトムプレート(耐摩耗性シール板)、1
4:第2のボトムプレート(耐摩耗性シール板)、15:流
体ポケット、111:第1の板体、112:第1の渦巻き体、12
1:第2の板体、122:第2の渦巻き体。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井田 賢一 群馬県伊勢崎市寿町20番地 サンデン株 式会社内 (56)参考文献 特開 昭58−192901(JP,A) 特開 昭58−200092(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の板体の一面に渦巻き体を固定した旋
    回スクロール部材と,前記第1の板体とは異なる第2の
    板体の一面に渦巻き体を固定した固定スクロール部材
    と,前記旋回スクロール部材及び固体スクロール部材
    を,これらの間に流体ポケットを形成するように組み合
    わせ,前記旋回スクロール部材を前記固定スクロール部
    材に対して旋回運動させることにより前記流体ポケット
    を渦巻き体の中心部に移動させるとともに前記流体ポケ
    ットの容積を減少させるようにしたスクロール圧縮機に
    おいて, 前記旋回スクロール部材及び固定スクロール部材の少な
    くとも一方のスクロール部材の板体面に他方の渦巻き体
    の端部が接触する耐摩耗性のシール板を備え,前記渦巻
    体の底部に,前記シール板の中心側端部と交差するよう
    な窪み部を設けたことを特徴とするスクロール型圧縮
    機。
  2. 【請求項2】第1の板体の一面に渦巻き体を固定した旋
    回スクロール部材と,前記第1の板体とは異なる第2の
    板体の一面に渦巻き体を固定した固定スクロール部材
    と,前記旋回スクロール部材及び固定スクロール部材
    を,これらの間に流体ポケットを形成するように組み合
    わせ,前記旋回スクロール部材を前記固定スクロール部
    材に対して旋回運動させることにより前記流体ポケット
    を渦巻き体の中心部に移動させるとともに前記流体ポケ
    ットの容積を減少させるようにしたスクロール圧縮機に
    おいて, 前記旋回スクロール部材及び固定スクロール部材の少な
    くとも一方のスクロール部材の板体面に他方の渦巻き体
    の端部が接触する耐摩耗性のシール板を備え, 前記シール板の前記渦巻き体の底部側で且つ前記シール
    板の中心側端部に開口した切欠部を設けたことを特徴と
    するスクロール型圧縮機。
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