JP2770598B2 - 図形表示方法およびその装置 - Google Patents

図形表示方法およびその装置

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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T1/00General purpose image data processing
    • G06T1/20Processor architectures; Processor configuration, e.g. pipelining

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、図形表示処理に係り、
特に並列処理により高速な表示を行う図形表示方法及び
その装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図形表示処理は、一般に、構造化された
図形データを辿り、表示を指定する表示コマンドを得る
ディスプレイトラバーサル(Display Traversal)、図形
の座標変換やクリッピング処理などの幾何処理と光の反
射式を用いた輝度計算処理などの数値処理、および幾何
情報から画像を生成するレンダリング処理(Rendering)
からなっている。本明細書では、これら図形の座標変換
やクリッピング処理などの幾何処理および光の反射式を
用いた輝度計算処理などの数値処理を図形処理と呼ぶこ
ととする。この図形処理は表示性能を決定する重要な要
因の一つである。第一の従来例として、特開昭64−9
92号公報に記載のように、高速な表示を実現するた
め、前記図形処理をパイプラインで処理する図形表示装
置が知られている。
【0003】このパイプライン方式の場合、パイプの各
段に均等に負荷を割り当てることが難しく、特に負荷の
重い処理があると、この段により表示性能が制限されて
しまい、これ以外の段は遊んでしまう。また、パイプの
各段間の情報の転送に時間がかかる問題がある。さら
に、図形表示装置は通常、線分や面など、種々の図形を
処理するために、パイプの各段で図形の種別を判定する
必要があり、この判定処理に要する時間が無視できな
い。
【0004】このため、第二の従来例としては、コンピ
ュータグラフィックス、第24巻、ナンバー4、(19
90年8月刊)第299頁から第307頁(コンピュー
タグラフィックス,Vol.24,No.4(Aug.,1990)pp299-
307)に論じられているように、上記図形処理を複数のプ
ロセッサで並列に処理する方法が考案されている。
【0005】すなわち、上記システムは複数のプロセッ
サ(CPU)、主メモリ、幾何情報から画像を生成する
ラスタライジングエンジン(Rasterizing Engine)、汎
用I/Oバスアダプタ、これらを結合するメインシステ
ムバス、I/O機器から構成されている。複数個あるプ
ロセッサのうちのあるもので生成された表示コマンドが
他の複数のプロセッサに順次割当てられて前記図形処理
がなされる。この処理結果がラスタライジングエンジン
(Rasterizing Engine)に送られ、ここで画像が生成さ
れて、表示されることになる。
【0006】この場合、一連の前記図形処理の全階段を
すべて、1つのプロセッサで行うので、パイプライン方
式の場合のように、とくに負荷の重い処理段階の為に、
他のプロセッサが遊んでしまうことはない。また、各処
理毎に、プロセッサ間でデータを受渡したり、図形の種
類を判定する必要がなく、高速な表示を実現している。
【0007】また、表示コマンドを順番にプロセッサに
割り当てているため、表示コマンドの処理時間に大きな
バラツキがあると、一部のプロセッサの負荷が重くな
り、全体の性能が低下してしまうおそれがある。
【0008】また、第三の従来例として、コンピュータ
グラフィックス、第21巻、ナンバ4(1987年7月
刊)第197頁から第204頁(コンピュータグラフィ
ックス,Vol.21,No.4,(July 1987)pp197-204)に論
じられているように、上記図形処理を複数のプロセッサ
で処理する方法が示されている。すなわち、表示コマン
ドを前記図形処理を実行するプロセッサ群に送るディス
プレイリストマネージャ(Display List Manager)が、
表示コマンドの先頭にコマンドの種別や制御方法を示す
制御ビットを付加し、前記プロセッサ群の入力用のバス
上に送る。前記プロセッサ処理負荷に応じた優先度でバ
ス上のコマンドを取り込み、取り込んだコマンドの前記
制御ビットを参照して、処理するべきか判定し、必要な
コマンドは処理するものである。前記プロセッサが出力
する場合も、出力して良いタイミングかを判定し、タイ
ミングが早い場合は、画素生成を行うプロセッサに送る
のを待っている。
【0009】しかし、表示の仕方を指定する表示属性コ
マンドの場合、これを処理したプロセッサが結果を他の
全該プロセッサに送っている。これは、表示属性に乱れ
を生ぜぬように、処理結果を他のプロセッサにも反映さ
せる必要があるためである。この処理のためには、他の
プロセッサと同期をとる必要があり、処理が複雑になっ
てしまい、処理に時間がかかる。
【0010】又、第3の従来例では、ディスプレイリス
トマネージャが制御ビットを作り、表示コマンドに付加
し、一方、前記プロセッサはこの制御ビットを参照し
て、処理を判定しなければならない。また、出力のタイ
ミングも管理しなければならない。このように前記プロ
セッサ群が分散して、全体の動作の制御を行っているた
め、処理が複雑になり、ハードウェアが複雑になる傾向
があった。
【0011】本発明の目的は、簡単なハードウェアで並
列処理が可能な図形表示方法、及びその装置を提供する
ことにある。
【0012】本発明の他の目的は、高速な図形表示のた
め、単位図形毎に複数のプロセッサに分担させて、並列
に表示処理を行い、その結果を単一の画像生成部にて表
示する場合に、簡単なハードウェアにより、並列処理に
よる表示属性や表示順の乱れを防止することが可能な図
形表示方法、及びその装置を提供することにある。
【0013】本発明の更なる目的は、複数のプロセッサ
で構成された図形表示処理部で、表示属性のみだれや表
示順序の乱れを生じず、並列処理にて高速な表示が可能
な図形表示方法、及びその装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明においては、図形処理を実行する複数のプロ
セッサ(以下、ジオメトリプロセッサと呼ぶ。)が表示
属性コマンドの処理結果を他のジオメトリプロセッサに
ブロードキャストする必要のないように、ジオメトリプ
ロセッサで必要な表示属性コマンドは全部のジオメトリ
プロセッサで処理して、最新の表示属性情報を各々の属
性記憶エリアに保持し、この情報をもとに処理を行う。
【0015】また、他の表示コマンドは負荷の軽いジオ
メトリプロセッサに割当て、図形定義コマンドの処理順
が守られる必要があるならば、ジオメトリプロセッサか
らの出力である幾何情報から画像の生成を行うピクセル
プロセッサにて、処理する順序を整列化する。これらの
動作の制御は、複数のジオメトリプロセッサで分散して
行うのでなく、コマンド分配手段及びピクセルプロセッ
サにて、コマンドの割当て及び処理の整列化をまとめて
行い、処理の簡略化を図る。
【0016】すなわち、この本発明による図形表示装置
は、表示すべき図形情報、すなわち、表示コマンドを生
成するメインプロセッサと、このコマンドを受け、複数
のジオメトリプロセッサに割当てるグラフィック制御プ
ロセッサなどで構成されるコマンド分配手段と、割り当
てられた表示コマンドを並列処理する複数のジオメトリ
プロセッサと、これらのジオメトリプロセッサの図形処
理によって得られたピクセルコマンドを、もとの表示コ
マンド列の順序に対応する一連のピクセルコマンド列に
整列化し、フレームメモリに画像として描画するピクセ
ルプロセッサとから構成される。
【0017】この構成において、コマンド分配手段は、
図形定義コマンドは複数のジオメトリプロセッサの何れ
かに送り、ジオメトリプロセッサで必要な表示属性コマ
ンドは全部のジオメトリプロセッサに送り、それぞれジ
オメトリプロセッサに処理を実行させる。さらに、コマ
ンド分配手段は各ジオメトリプロセッサの負荷の状況
を、未処理の表示コマンドのデータ量等から把握し、負
荷の軽いジオメトリプロセッサに処理を実行させること
を基本とする。
【0018】一方、ピクセルコマンド列の整列化に関し
ては、ある表示コマンド列がジオメトリプロセッサに入
力されるとすると、このジオメトリプロセッサからの出
力であるピクセルコマンド列は予測できる。従って、表
示コマンド列がジオメトリプロセッサへ割当てられ処理
された場合、ピクセルプロセッサがピクセルプロセッサ
コマンドを取り込む先のジオメトリプロセッサをこの割
当てに関する情報を用いて選択すれば、正しい順序でピ
クセルプロセッサコマンドを取り込んで行くことができ
る。すなわち、上記構成において、コマンド分配手段は
表示コマンドをジオメトリプロセッサへ割当てる際に、
この割当てに関する情報、すなわち割当てたジオメトリ
プロセッサの識別情報をピクセルプロセッサに送る。ピ
クセルプロセッサはこの情報により、ピクセルコマンド
の処理順を整列化することができる。
【0019】また、この整列化の別の方法として、コマ
ンド分配手段はジオメトリプロセッサに表示コマンドを
送出する時に、表示コマンドの生成順を示す時刻マーク
を付加し、ジオメトリプロセッサはピクセルプロセッサ
にピクセルプロセッサコマンドを出力する時に、この時
刻マークもピクセルプロセッサにわたし、ピクセルプロ
セッサはこの時刻マークをみて、最も前の時刻マークの
ピクセルプロセッサコマンドを処理するようにしても良
い。
【0020】以上の本発明の概要において、表示属性コ
マンドを一律に取り扱っているように述べたが、ジオメ
トリプロセッサとピクセルプロセッサでの機能分担、あ
るいはピクセルプロセッサコマンドのコマンド体系によ
り、表示属性コマンドの取り扱いを変える必要がある。
以下、本発明における表示属性コマンドの処理について
述べる。
【0021】まず、表示属性コマンドが指定する属性情
報をどこで用いるかにより、表示属性コマンドを分類す
る。
【0022】(1) ジオメトリプロセッサでのみ必要で、
ピクセルプロセッサでは不要なものここでの実現法では
例えば、座標変換マトリクス指定など。
【0023】(2) ジオメトリプロセッサ内でも必要で、
かつピクセルプロセッサでも必要なもの。なお、ジオメ
トリプロセッサとピクセルプロセッサの処理分担や、表
示コマンドやピクセルプロセッサコマンド体系など、実
現方法により、分類が変わるが、さらに、次のように分
類することができる。
【0024】(2)_1 ピクセルプロセッサに直接ピクセル
プロセッサコマンドとして出力されず、他のピクセルプ
ロセッサコマンドに含まれて出力されるもの。
【0025】ここでの実現法では例えば、線分の色を指
定するコマンド。
【0026】(2)_2 ピクセルプロセッサに直接ピクセル
プロセッサコマンドとして出力されるもの。
【0027】ここでの実現法では例えば、多角形の塗り
つぶし方を指定するコマンド。
【0028】(3) ジオメトリプロセッサにて処理する必
要がなく、ピクセルプロセッサでのみ使用するもの。
【0029】ここでの実現法では例えば、カラーテーブ
ル指定など。
【0030】以降、本明細書においては、これらの表示
属性コマンドをタイプ(1)の表示コマンド、タイプ(2)_1
の表示属性コマンド、タイプ(2)_2の表示コマンド、タ
イプ(3)の表示属性コマンドと呼ぶこととする。
【0031】本発明において、コマンド分配手段はタイ
プ(1)、タイプ(2)_1およびタイプ(2)_2の表示属性コマ
ンドについては、全部のジオメトリプロセッサに送り、
処理させる。タイプ(3)の表示属性コマンドについて
は、ピクセルプロセッサに直接送るあるいは、図形定義
コマンドと同様に少なくとも一つのジオメトリプロセッ
サに送れば良い。勿論、全部のジオメトリプロセッサに
送っても、同一ピクセルプロセッサコマンドが繰返しピ
クセルプロセッサに送られ、処理されるという無駄が発
生するが、正常に処理される。
【0032】また、割当てたジオメトリプロセッサの情
報を基に処理順の整列化を行う場合、コマンド分配手段
は、図形定義コマンドと表示属性コマンドでピクセルプ
ロセッサコマンドとして出力されるもの(タイプ(2)_2
とタイプ(3)の場合と、タイプ(2)_2だけの場合があ
る。)について、上述した割当て情報をピクセルプロセ
ッサに送り、ピクセルプロセッサはこの情報を基に、ピ
クセルプロセッサコマンドをジオメトリプロセッサから
取り込めば良い。
【0033】
【作用】以上により、本発明の複数のジオメトリプロセ
ッサにおいては、すくなくとも、ジオメトリプロセッサ
が必要とする表示属性に関しては、該当する全ての表示
属性コマンドが処理され、常に最新の属性情報が保持さ
れている。従って、図形定義コマンドを処理する時に正
しい属性情報を用いることができる。このため、表示属
性に乱れが生じることはない。すなわち、表示コマンド
列で、割当てられなかった図形定義コマンドを除いた、
一連の表示コマンド列が全て処理されるため、表示属性
コマンドと図形定義コマンドの関係、特に順序関係に乱
れを生じず、正しい表示属性で表示がなされることにな
る。
【0034】また、コマンド分配手段が負荷の軽いジオ
メトリプロセッサに図形定義コマンドを割り当てるの
で、ジオメトリプロセッサの負荷が均等になり、効率的
な並列処理が可能となる。
【0035】また、コマンド分配手段が、ピクセルプロ
セッサコマンドとして出力される可能性のある表示コマ
ンドをジオメトリプロセッサに割当てた割当て方、すな
わち、割り当てたジオメトリプロセッサの識別情報列を
ピクセルプロセッサに連絡する。ピクセルプロセッサ
は、この情報をもとに割当てられた順に、ジオメトリプ
ロセッサから処理結果を受け取ることにより、正しい順
序で画像を生成することができ、図形が定義された順で
表示されることになる。
【0036】なお、ジオメトリプロセッサが図形定義コ
マンドを処理した結果、その図形が表示範囲の外にあ
り、表示する必要がなくなった場合など、ピクセルプロ
セッサへの出力が必要なくなった場合でも、その旨を示
すピクセルプロセッサコマンドを送出することにより、
ピクセルプロセッサが誤って、次のピクセルコマンドを
取り込むことはなく、処理順に乱れが生ずることはな
い。
【0037】このように、コマンド分配手段とピクセル
プロセッサが一体となってコマンドの割当て、処理順の
制御を行うので、制御が簡単になる。
【0038】
【実施例】以下、本発明を図面を用いて詳述する。
【0039】本発明の並列処理による図形表示装置の原
理を図1を用いて説明する。同図において、1はメイン
プロセッサで、表示するべき図形情報、すなわち表示コ
マンドを生成して、コマンド分配手段2内のグラフィッ
ク制御プロセッサ10に送り、表示を依頼する。グラフ
ィック制御プロセッサ10は、後に述べる方法にて表示
コマンドをジオメトリプロセッサに割当て、コマンド分
配手段2内のFIFO24aからFIFO24cの全
部、あるいはいずれかを経由してジオメトリプロセッサ
に送る。3aから3cはそのジオメトリプロセッサで、
図形処理を実行する複数のプロセッサである。各ジオメ
トリプロセッサ3aからジオメトリプロセッサ3cは表
示すべき図形を分担して並列に処理を実行する。(通常
複数の図形が表示される。)また、各ジオメトリプロセ
ッサ3aからジオメトリプロセッサ3cには属性記憶エ
リア31a〜31cが設けられ、各ジオメトリプロセッ
サで実行中の最新の表示属性情報、すなわち、図形に施
す座標変換や表示範囲を示すクリップエリアなどを指定
する情報が保持される。これら図形処理を経て得られた
出力、すなわち、ピクセルプロセッサコマンドはピクセ
ルプロセッサ4に送られ、もとの表示コマンド列の順序
に対応する、一連のピクセルプロセッサコマンド列に順
序化される。このコマンド列を構成する一つ一つのピク
セルプロセッサコマンドがピクセルプロセッサ4にて処
理され、フレームメモリ5上に画像として描画される。
フレームメモリ5上の画像はモニタ6に表示される。
【0040】この図形表示装置では、先に述べたとおり
図形に施す座標変換マトリクスやクリップエリアなど表
示属性が並列処理による処理順序逆転などにより、乱れ
ることがないように、コマンド分配手段2内のグラフィ
ック制御プロセッサ10は、図形定義コマンドはジオメ
トリプロセッサ3aからジオメトリプロセッサ3cの何
れかに送り、表示属性コマンドはあとで説明するように
全部、又は一部をジオメトリプロセッサ3a〜3cに送
り、それぞれジオメトリプロセッサに処理を実行させ
る。
【0041】さらに、コマンド分配手段2内のグラフィ
ック制御プロセッサ10は各ジオメトリプロセッサ3a
〜3cの負荷の状況を、未処理の表示コマンドのデータ
量などから把握し、負荷の軽いジオメトリプロセッサ3
a〜3cの一つに図形定義コマンドを送出する。
【0042】一方、前記整列化に関しては、ある表示コ
マンド列がジオメトリプロセッサ3a〜3cの一つに入
力されるとすると、このジオメトリプロセッサからの出
力であるピクセルプロセッサコマンドは予測できる。従
って、表示コマンド列が上記の要領でジオメトリプロセ
ッサ3a〜3cへ割当てられ処理された場合、あとで詳
述するようにピクセルプロセッサ4がピクセルプロセッ
サコマンドを取り込む先のジオメトリプロセッサをこの
割当てについての情報を用いて選択すれば、正しい順序
でピクセルプロセッサコマンドを取り込んで行くことが
できる。
【0043】すなわち、コマンド分配手段2内のグラフ
ィック制御プロセッサ10は表示コマンドをジオメトリ
プロセッサ3a〜3cへの割当てる際に、この割当て情
報、割り当てたジオメトリプロセッサの識別情報を取り
込み先ジオメトリプロセッサ選択信号233としてピク
セルプロセッサ4に送る。ピクセルプロセッサ4はこの
情報により、ピクセルプロセッサコマンドの処理順を整
列化することができる。
【0044】また、この整列化の別の方法として、コマ
ンド分配手段2内のグラフィック制御プロセッサ10
は、ジオメトリプロセッサ3a〜3cに表示コマンドを
送出する時に、あとで詳述する表示コマンドの生成順を
示す時刻マークを付加し、ジオメトリプロセッサ3a〜
3cはピクセルプロセッサ4に結果を出力する時に、こ
の時刻マークもピクセルプロセッサ4に渡し、ピクセル
プロセッサ4はこの時刻マークをみて、最も前の時刻マ
ークのピクセルプロセッサコマンドを処理するようにす
る。この方法によっても、処理順を整列化することがで
きる。
【0045】以下、本発明の実施例を図2から図28を
用いて説明する。まず、本発明で用いられる表示コマン
ドについて説明する。
【0046】表示コマンドは、先に述べたように、図形
そのものを指定する図形定義コマンドと図形の色など表
示の仕方を指定する表示属性コマンドからなる。表示属
性コマンドについては上述のようにさらに細かく分類さ
れる。
【0047】図5はメインプロセッサ1からの表示コマ
ンド列の一例を示したものである。すなわち、第1番目
はカラーテーブルコマンドで、フレームメモリ上に記憶
された画像の輝度情報を実際のモニタの輝度のに変換す
るカラーテーブルの値を設定する。コマンドの形式はコ
マンドの種別を表すoperation(OP)codeとカラーテ
ーブルの値を指定するカラーテーブルパラメータから成
る。これは前記タイプ(3)の表示属性コマンドである。
第2番目は視点を指定するヴュートランスフォーメーシ
ョンコマンドで、視野変換マトリクスパラメータが指定
される。これはタイプ(1)のコマンドである。第3番目
は表示する範囲を指定するクリップエリアコマンドでク
リップエリアが指定されている。これはタイプ(2)_2で
ある。第4番目はモデリング変換を指定するモデリング
トランスフォーメーションコマンドで、モデリング変換
のマトリクスパラメータが指定される。これはタイプ
(1)である。第5番目は線分の色、線色を指定するライ
ンカラーコマンドで、パラメータとして線色、ここでは
“赤”が指定される。これはタイプ(2)_1である。第6
番目は線種を指定するラインタイプコマンドで、ここで
は実線が指定されている。これはタイプ(2)_1である。
第7番目は線分の太さ、線幅を指定するラインウィドス
コマンドで、線幅が1ドットであることが指定されてい
る。これはタイプ(3)である。第8番目は図形定義コマ
ンドの一種であり、線分列を定義する線分定義コマン
ド、すなわちポリラインコマンドで、パラメータとし
て、線分列の頂点座標が指定される。上で述べた表示属
性コマンドで指定された表示属性に従って、線分列が表
示されることになる。第9番目は線色を指定するライン
カラーコマンドであり、線色“青”を指定する。これは
タイプ(2)_1である。第10番目は線分列を指定するポ
リラインコマンドである。第11番目はラインカラーコ
マンドで“白”を指定し、第12番目はポリラインコマ
ンドで、線分列を表示する。第13番目は、面の材質、
すなわち光の反射係数を指定するサーフェスリフレクシ
ョンコマンドで、面の色が“白”となる値を指定してい
る。これはタイプ(2)_1のコマンドである。第14番目
は面の塗りつぶし方、内部様式を指定するインテリアス
タイルコマンドで、ここでは“ハッチ”が指定されてい
る。これはタイプ(2)_2のコマンドである。第15番目
は多角形、すなわちポリゴンを定義する図形定義コマン
ドの一種である多角形定義コマンド、すなわちポリゴン
コマンドで、パラメータ多角形の頂点の座標および法線
ベクトルを指定する。第16番目はラインカラーコマン
ドで線色“青”が指定さている。第17番目はラインタ
イプコマンドで、ここでは線種“破線”が指定されてい
る。第18番目はラインウィドスコマンドで、線幅“2
ドット”が指定されている。第19番目はポリラインコ
マンドである。
【0048】上記表示コマンドの詳細について図6〜8
を用いて説明する。図6は図形定義コマンドの一種であ
るポリラインコマンドを示している。OPコード、線分
列の頂点の数、線分列を定義している三次元空間上での
各頂点の座標からなる。図7は図形定義コマンドの一種
であるポリゴンコマンドで、OPコード、頂点数、この
多角形を定義している座標系上での頂点の座標と輝度計
算のための法線ベクトルの情報を含んでいる。表示属性
コマンドについては、図8に示したとおり、コマンドの
種別を指定するOPコードと、該当する属性値からな
る。
【0049】次に、ジオメトリプロセッサ3a〜3cに
おける図形定義コマンドの表示処理手順の一例として、
ポリゴンコマンドの処理手順を表すフローチャート93
を図9に示す。ステップ93aでは処理対象ポリゴンに
対して、個々の図形が定義されるモデリング座標系か
ら、図形全体が定義されるワールド座標系に変換する座
標変換を施す。この時モデリングトランスフォーメーシ
ョンコマンドで指定されたモデリング変換のマトリクス
を用いる。ステップ93bでは頂点の座標、頂点の法線
ベクトル、面の材質、および光源の位置と強度の情報か
ら輝度を計算する。これらの情報は、直接図形定義コマ
ンドから、あるいは属性記憶エリア31a〜31cから
与えられる。ステップ93cにて図形を見る位置および
方向により定まる視野変換のための座標変換を行う。ヴ
ィュートランスフォーメーションコマンドで指定された
視野変換マトリクスにより変換を行う。ステップ93d
は対象の多角形で、クリップエリアコマンドで指定され
クリップエリアからはみ出た部分を切り取る。ステップ
93eで前記表示範囲を実際のモニタ6上の画面の表示
領域にマッピングするよう表示画面上の座標に座標変換
するウィンドウビューポイント(WV)変換をほどこ
す。ステップ93fは、ピクセルプロセッサ駆動ステッ
プであり以上の処理結果をピクセルプロセッサコマンド
の形にまとめ、ピクセルプロセッサ4に送り、画像の生
成、表示を依頼する。
【0050】続けて、ビクセルプロセッサ4に送られる
ピクセルプロセッサコマンドの形式を図11〜14を用
いて説明する。図11は線分列を表示するピクセルプロ
セッサコマンド、すなわち、p.ポリラインコマンド(本
明細書においてピクセルプロセッサコマンドの名称は該
当表示コマンドの名称にの先頭にp.を付けて識別するも
のとする)で、コマンドの種別を表すOPコード、コマ
ンド長、線分の色である線色、線種、線分数、および各
頂点の座標からなる。先に述べたように、線色および線
種を指定する表示属性コマンドであるラインカラーコマ
ンド、ラインタイプコマンドは、タイプ(2)_1の表示属
性コマンドであるので、図形を定義するピクセルプロセ
ッサコマンドに含まれて、ピクセルプロセッサ4に送ら
れる。図12は多角形の表示を行うピクセルプロセッサ
コマンド、すなわちp.ポリゴンコマンドで、OPコー
ド、コマンド長、頂点数、各頂点の座標および各頂点の
輝度が指定される。図13は表示属性コマンドの一例と
して、カラーテーブル設定コマンド、すなわちp.カラー
テーブルコマンドの形式を示したもので、OPコード、
コマンド長、設定するカラーテーブルのエントリのエン
トリ番号とその設定値の組が設定しようとするエントリ
数だけ続く。このように、表示属性を指定するピクセル
プロセッサコマンドは、OPコード、コマンド長、設定
値から成る。図14に無効コマンド、すなわちp.ノーオ
ペレーションコマンドのコマンド形式を示す。このコマ
ンドはピクセルプロセッサ4に対して特に処理を指示し
ない。このコマンドは、図形がクリップエリアの完全に
外で、ジオメトリプロセッサ3a〜3cから特に出力す
る必要がない場合、ピクセルプロセッサ4で処理順に乱
れを生じないようにするために用いられる。もし、なに
も出力されないと、取り込み先ジオメトリプロセッサ選
択信号233は既に送出されているので、不整合が生じ
る。
【0051】次に表示属性コマンドによる表示属性の制
御法を説明するため、図6〜8に示した表示コマンド列
が本発明の図形表示装置で処理された時の属性情報の遷
移状況を図10に示す。表示コマンドが発行された順番
を示す表示コマンド番号、発行表示コマンド名、各属性
の設定値、コマンドタイプを示す。ここで、コマンドタ
イプとは、図形定義コマンドか表示属性コマンドか、も
し、表示属性コマンドならば、上述したタイプのうちの
どのタイプかを示している。
【0052】表示属性コマンドにより属性値が設定さ
れ、これを用いて、図形定義コマンドが処理されること
がわかる。すなわち、表示コマンド番号が1から4で、
カラーテーブル、視野変換マトリクス、クリップエリア
およびモデリング変換マトリクスが指定値が設定され
る。
【0053】その後、表示コマンド番号8のポリライン
コマンドまでに、次のように表示属性情報が設定され
る。すなわち、線色は“赤”、線種は“実線”、線幅は
“1ドット”に設定される。表示コマンド番号8のポリ
ラインコマンドは、ジオメトリプロセッサ3a〜3cの
いずれかで処理されるが、前記のようにジオメトリプロ
セッサで3a〜3cで必要とされる表示属性は、全ての
ジオメトリプロセッサ3a〜3cに送られて、処理され
るため、各々のジオメトリプロセッサの3a〜3cの属
性記憶エリアには正しい属性情報が設定されており、こ
れを参照して処理を行うことにより、正しい表示属性で
表示が行われる。
【0054】表示コマンド番号10のポリラインコマン
ドでは、線色が“青”変更になるが、本例ではこの表示
コマンド番号10これは線分列全体が表示範囲外で表示
は行われない。表示コマンド番号12のポリラインコマ
ンドでは、線色がさらに“白”に変更になる。表示コマ
ンド番号15のポリゴンでは前記視野変換他、面の材質
が指定され、面の色が“赤”と、内部様式が“ハッチ”
と指定される。表示コマンド番号19のポリラインコマ
ンドでは、線色が“青”に、線種が“破線”、線幅が
“2ドット”線にそれぞれ、変更になる。
【0055】このように、以上の説明から、図形定義コ
マンドでは、このコマンドより前で、しかも最も後に指
定された表示属性にて表示が行われることが分かる。複
数のプロセッサが独立して表示処理を行う並列処理の場
合においても、この原則は守らなければならない。
【0056】さて、図2に本発明の図形表示装置の第一
の実施例のブロック図を示す。本実施例は、図形定義コ
マンドおよび、ジオメトリプロセッサ3a〜3cが処理
する必要のない表示属性コマンド、すなわち、タイプ
(3)の表示属性コマンドは、負荷の軽いとみなされるジ
オメトリプロセッサ3a〜3cの1つにのみ送り、ジオ
メトリプロセッサで処理する必要がある表示属性コマン
ドは、全てのジオメトリプロセッサ3a〜3cに送る方
式のものである。ジオメトリプロセッサ3a〜3cか
ら、ピクセルプロセッサコマンドとして出力されるコマ
ンド、すなわち本実施例では図形定義コマンド、表示属
性コマンドのタイプ(2)_2タイプ3のものについては、
ジオメトリプロセッサ3a〜3cへの割当て情報を、取
り込み先ジオメトリプロセッサ選択情報として、ピクセ
ルプロセッサ4に送り、ピクセルプロセッサ4がこの情
報に基づいて、ピクセルプロセッサコマンドを取り込む
ことにより、正しい順序で表示を行おうとするものであ
る。
【0057】まず、この動作の概要を説明する。メイン
プロセッサ1にて生成された表示コマンドは、図1グラ
フィック制御プロセッサ10相当部分が表示コマンドの
分配を行う専用ハード化されたコマンド分配手段2によ
り、ジオメトリプロセッサ3aからジオメトリプロセッ
サ3cに送られ、前述した図形処理がなされる。一方、
コマンド分配手段2はジオメトリプロセッサ3a〜3c
への表示コマンドの割当て情報を、取り込み先ジオメト
リプロセッサ選択信号233として、ピクセルプロセッ
サ4に送る。ピクセルプロセッサ4では、パラメータ入
力制御部42が、ジオメトリプロセッサ3a〜3cに対
応するFIFO41a〜41cのいずれかから、この取
り込み先ジオメトリプロセッサ選択信号233に基づい
て、ピクセルプロセッサコマンドを取り込み、画像発生
部43に送る。画像発生部43は幾何情報としてのピク
セルプロセッサコマンドを画像情報に変換し、フレーム
メモリ5上に書き込む。フレームメモリ5に作成された
画像情報はカラーテーブル51により実際に表示される
色に変換されてモニタ6に表示される。
【0058】図2の構成で本発明の中核をなす部分はコ
マンド分配手段2およびピクセルプロセッサ4である。
まず、コマンド分配手段2の構成および動作について説
明する。まず、コマンド分配手段2は、次の部分から構
成されている。
【0059】(1)ジオメトリプロセッサ毎に設けら
れ、表示コマンドをバッファリングするFIFO24
a,FIFO24b,FIFO24c。
【0060】(2)タイプ(1)およびタイプ(2)_1の表示
属性コマンドFIFO24a,FIFO24b,FIF
O24cの全てに分配する表示属性コマンド分配器2
0。
【0061】(3)タイプ(2)_2の表示属性コマンドを
FIFO24a,FIFO24b,FIFO24cの全
てに分配するとともに、ジオメトリプロセッサへの割当
て方を取り込み先ジオメトリプロセッサ選択信号233
として送出する表示属性コマンド分配部21。
【0062】(4)前記各FIFO24a〜24cから
送出されるの満杯であることを表わす信号である、満杯
信号241a,満杯信号241bおよび満杯信号241
cの論理和を求め、何れかのFIFOが満杯であること
を表わす、表示属性コマンド用FIFO満杯信号212
を送出するORゲート22。
【0063】(5)図形定義コマンドおよびタイプ(3)
の表示コマンドを処理するジオメトリプロセッサ3a〜
3cを選択し、該当FIFOに、メインプロセッサ1か
ら送られてきたコマンドを送出し、また、該当FIFO
が満杯か否かをメインプロセッサ1に返す図形定義コマ
ンド分配制御部23。
【0064】(6)タイプ(1)およびタイプ(2)_1の表示
属性コマンドを入力するための表示属性コマンド用ボー
ト25。
【0065】(7)タイプ(2)_2の表示属性コマンドを
入力するための表示属性コマンド用ポート26。
【0066】(8)図形定義コマンドおよびタイプ(3)
の表示属性コマンドを入力するための図形定義コマンド
用ポート27。
【0067】また、コマンド分配手段2は、表示コマン
ドを入出力する他、次の信号を入出力する。
【0068】(1)メインプロセッサ1からタイプ(2)_
2の表示属性コマンドの送出が開始されることの連絡す
る表示属性コマンド開始信号211。
【0069】(2)FIFO24aからFIFO24c
のいずれかが満杯であることを示す表示属性コマンド用
FIFO満杯信号221。
【0070】(3)図形定義コマンド開始信号231。
【0071】(4)図形定義コマンド分配制御部23が
選択したFIFOが満杯であることを示す図形定義コマ
ンド用FIFO満杯信号232。
【0072】(5)先に述べた、取り込み先ジオメトリ
プロセッサ選択信号233。
【0073】次に、表示コマンドの種類別に、本実施例
のメインプロセッサ1の処理およびコマンド分配手段2
の動作を説明する。
【0074】(1)タイプ(1)およびタイプ(2)_1の表示
属性コマンドの場合:メインプロセッサ1は図15のフ
ローチャート11に示した処理を行う。すなわち、ステ
ップ11aではこれらの表示属性コマンドが生成され
る。ステップ11bでは、表示属性コマンド用FIFO
満杯信号221を参照して、FIFO24aからFIF
O24cのいずれもが満杯でないことを判定する。も
し、満杯なら空くまで待つ。ステップ11cでは表示属
性コマンド用ポート25に生成したコマンドの一語分を
送出する。ステップ11dにて該コマンドの全てを送出
したかを判定し、終了していなければ、ステップ11b
の処理に戻り、処理を繰り返す。
【0075】このように処理することにより、タイプ
(1)およびタイプ(2)_1の表示属性コマンドは、表示属性
コマンド用ポート25を経由して、表示属性コマンド分
配部20により全部のFIFO24aからFIFO24
cに設定され、この結果、全ジオメトリプロセッサ3a
〜3cへ送られ、処理される。また、取り込み先ジオメ
トリプロセッサ選択信号233は送出されない。これ
は、このタイプのコマンドにより、ピクセルプロセッサ
コマンドが生成されることがないため、この取扱は妥当
である。
【0076】(2)タイプ(2)_2の表示属性コマンドの
場合:メインプロセッサ1は図16のフローチャート1
2に示した処理を行う。すなわち、ステップ12aでこ
の表示属性コマンドを生成する。ステップ12bでは、
表示属性コマンド開始信号211を送出する。これによ
り、表示属性コマンド分配部21は全部のジオメトリプ
ロセッサに対して処理を割当てたことを取り込み先ジオ
メトリプロセッサ選択信号233として送出する。これ
は、このタイプの表示属性コマンドでは、この一つのコ
マンドに対応して、各ジオメトリプロセッサ3a〜3c
から一つのピクセルプロセッサコマンドが送出されるた
め、これを取り込む指示をピクセルプロセッサに送らな
ければならないためである。
【0077】ステップ12cでは、表示属性コマンド用
FIFO満杯信号221を参照して、全部のFIFO2
4a〜24cに空きがあるかを判定する。空きがなけれ
ば待つ。ステップ12dにて、表示属性コマンド用ポー
ト26へ生成コマンドを一語分送出する。ステップ12
eにて、このコマンドを全て送出したかを判定する。も
し、終了していない場合は、ステップ12cに戻り、処
理を繰り返す。
【0078】これにより、タイプ(2)_2の表示属性コマ
ンドは、表示属性コマンド用ポート26を経由して、表
示属性コマンド分配部21に入り、ここから、すべての
FIFO24aからFIFO24cに送られる。また、
取り込み先ジオメトリプロセッサ選択信号233が送出
される。 (3)タイプ(3)の表示属性コマンドの場合:
メインプロセッサ1は図17のフローチャート13に示
した処理を行う。すなわち、ステップ13aにて、この
表示属性コマンドを生成する。ステップ13bにて、図
形定義コマンド開始信号231を送出する。これによ
り、詳細は後に説明するが、図形定義コマンド分配制御
部23は負荷の軽いとみなされるジオメトリプロセッサ
3a〜3cの一つを選択し、これに該当するFIFOが
満杯であるか否かを示す信号である信号を、図形定義コ
マンド用FIFO満杯信号232として、送出する。ま
た、選択したジオメトリプロセッサの識別情報を取り込
み先ジオメトリプロセッサ選択信号233として送出す
る。
【0079】ステップ13cにて、上記、図形定義コマ
ンド用FIFO満杯信号232を参照し、選択されたF
IFOに空きがあるか判定する。もし、空きがない場合
待つ。空きがある場合、ステップ13dにて、図形定義
コマンド用ポート27に、該コマンド一語分送出する。
ステップ13eにて、該コマンドを全て送出したかを判
定する。もし終了していなかった場合、ステップ13c
に戻り処理を繰り返す。
【0080】このように、タイプ(3)の表示属性コマン
ドは、図形定義コマンド用ポート27を経由して、負荷
の軽いとみなされるジオメトリプロセッサ3a〜3cの
一つに対応するFIFOに送られ、また、このジオメト
リプロセッサの識別情報は取り込み先ジオメトリプロセ
ッサ選択信号233として送出される。
【0081】(4)図形定義コマンドの場合:図8の図
形定義コマンド処理フローチャート15に示した処理を
行う。これは、ステップ15aにて、図形定義コマンド
を生成する他は、(3)にて説明したタイプ(3)の属性
定義コマンドの処理と同一であり、以下のステップの説
明を省略する。
【0082】上記説明から、ジオメトリプロセッサ3a
〜3cで処理する必要のある表示属性コマンド(タイプ
(1)および(2))は全てのジオメトリプロセッサ3a〜3
cに送られて、処理され、図形定義コマンドや、表示属
性コマンドで、全ジオメトリプロセッサ3a〜3cにて
処理が不要なもの(タイプ(3))は、いずれか一つのジ
オメトリプロセッサにて処理されることがわかる。ま
た、ピクセルプロセッサコマンドとして出力される表示
コマンド(図形定義コマンド、タイプ(2)_2,(3)の表示
属性コマンド)については、コマンド分配手段2は、割
当てたジオメトリプロセッサの識別情報を取り込み先ジ
オメトリプロセッサ選択信号233としてピクセルプロ
セッサ4に送出することも分かる。
【0083】つぎに、本実施例における図形定義コマン
ド分配制御部23での、負荷の軽いとみなされるジオメ
トリプロセッサの選択処理について説明する。図23に
コマンド分配手段2内の図形定義コマンド分配制御部2
3の詳細ブロック図を示す。図形定義コマンド分配制御
部23は、セレクタ23a、マルチプレクサ23b、比
較器23cから成る。比較器23cは、メインプロセッ
サ1から図形定義コマンド開始信号231が送出される
と、各FIFO24aからFIFO24cから送出され
ており、これらの空き語数を示す空き語数信号242a
から242cを比較し、空き語数が一番多いFIFO2
4a〜24cを選択する。この結果をジオメトリプロセ
ッサ選択信号234として、セレクタ23aとマルチプ
レクサ23bに送る。また、この結果を取り込み先ジオ
メトリプロセッサ選択信号233として、ピクセルプロ
セッサ4に送る。セレクタ23aは、満杯信号241a
から満杯信号241cから、選択されたジオメトリプロ
セッサの満杯信号を選択して、図形定義コマンド用FI
FO満杯信号232として出力する。マルチプレクサ2
3bは上記ジオメトリプロセッサ選択信号234によ
り、図形定義コマンド用ポート経由で入力されてきたコ
マンドが該当するFIFOに設定されるようにする。
【0084】このようにして、FIFO24a〜24c
上の残留データ量が最も少ないジオメトリプロセッサ3
a〜3cの一つに表示コマンドが送られ、かつこのジオ
メトリプロセッサ識別情報としての信号233がピクセ
ルプロセッサ4にも連絡されることが分かる。次に、ピ
クセルプロセッサ4におけるピクセルプロセッサコマン
ド処理順序の整列化について説明する。
【0085】ジオメトリプロセッサ3a〜3cの処理結
果のピクセルプロセッサコマンドはFIFO41aから
FIFO41cに出力され、ピクセルプロセッサ4のパ
ラメータ入力制御部42は取り込み先ジオメトリプロセ
ッサ選択信号233を参照して、正しい処理順となるよ
うにFIFO41aからFIFO41cの何れかからピ
クセルプロセッサコマンドを取り込んで、画像発生部4
3に送り、画像情報として表示する。
【0086】このパラメータ入力制御部42のブロック
図を図24に示す。パラメータ入力制御部42はセレク
タ421、コマンド終了解釈部422、ジオメトリプロ
セッサ選択情報レジスタ426、FIFO427から成
る。FIFO427には、取り込み先ジオメトリプロセ
ッサ選択信号233が入力されており、この信号が到着
順に保持されている。この信号、すなわちピクセルプロ
セッサコマンドを取り込むべきジオメトリプロセッサ3
a〜3cの一つの識別情報はジオメトリプロセッサ選択
情報レジスタ426に読みだされ、この選択情報がセレ
クタ421に送られる。セレクタ421は指定されたジ
オメトリプロセッサ3a〜3cの一つの出力を選択し、
コマンド終了解釈部422に送る。コマンド終了解釈部
422は、送られたコマンドを画素発生部43に送りな
がら、ピクセルプロセッサコマンドの長さの情報によ
り、入力コマンドの終了を判定する。もし、終了した
ら、現在取り込み中のジオメトリプロセッサからの取り
込みを停止して、取り込み信号4221をジオメトリプ
ロセッサ選択情報レジスタ426に送出し、次の選択信
号233をFIFO427から取り込む。この選択信号
により、ピクセルプロセッサコマンドを次に取り込む先
のジオメトリプロセッサ3a〜3cの一つを選ぶことが
できる。
【0087】このようにして、本来の正しい順序で、ピ
クセルプロセッサコマンドを処理することが出来る。
【0088】上記方法による表示処理を図5の表示コマ
ンド列を例にとり説明する。なお、説明は図2のハード
構成で示したとおり、3台のジオメトリプロセッサ3a
〜3cによる並列処理として説明する。
【0089】まず、コマンド分配手段2の具体的な出力
例を示す。すなわち、図5に示した表示コマンド列が処
理された時の、コマンド分配手段2の出力を図20に示
す。図20では各表示コマンドがどのジオメトリプロセ
ッサに出力されるか、また、各コマンドを処理したとき
に出力される取り込み先ジオメトリプロセッサ選択信号
233の値、および後で説明する時刻マークを用いた処
理順の整列化における時刻マークの値を示している。
【0090】ここで、一つのジオメトリプロセッサのみ
に割当てられる表示コマンドのジオメトリプロセッサで
の処理時間は簡単のため、全て同一とする。すなわち、
一番最後に、同コマンドを割り当てたジオメトリプロセ
ッサの負荷が最も軽く、順繰りに同コマンドが割当てら
れることになる。また、3つのジオメトリプロセッサ3
a〜3cをジオメトリプロセッサ1、ジオメトリプロセ
ッサ2、ジオメトリプロセッサ3とし、識別情報をそれ
ぞれ、“1”,“2”,“3”とする。
【0091】第1番目のカラーテーブルコマンドはタイ
プ(3)の表示属性コマンドであるので、ジオメトリプロ
セッサ1にのみ送出され、また、取り込み先ジオメトリ
プロセッサ選択信号233としては、“1”、すなわ
ち、ジオメトリプロセッサ1であることを示す値が送出
される。第2番目のビュートランスフォーメーションコ
マンドは、タイプ(1)の表示属性コマンドであるので、
全部のジオメトリプセッサに送出されるが、取り込み先
ジオメトリプロセッサ選択信号233は送出されない。
第3番目のクリップエリアコマンドは、タイプ(2)_2の
表示属性コマンドであるので、全部のジオメトリプロセ
ッサ3a〜3cに送出され、取り込み先ジオメトリプロ
セッサ選択信号233としては、“1,2,3”が送出
される。第4のモデリングトランスフォーメーションコ
マンドは、タイプ(1)の表示属性コマンドであり、第2
番目のビュートランスフォーメーションコマンドと同様
の出力となる。第5番目のラインカラーコマンドはタイ
プ(2)_1の表示属性コマンドであるので、全てのジオメ
トリプロセッサ3a〜3cに送出されるが、取り込み先
ジオメトリプロセッサ選択情報は送出されない。第6番
目のラインタイプコマンドはタイプ(2)_1の表示属性コ
マンドであるので、第5番目のラインカラーコマンドと
同様の扱いとなる。第7番目のラインウィドスコマンド
はタイプ(3)の表示属性コマンドであるので、ジオメト
ロプロセッサ2に送出され、また、取り込み先ジオメト
リプロセッサ選択信号233として、“2”が送出され
る。第8番目のポリラインコマンドは図形定義コマンド
であるので、ジオメトリプロセッサ3に送出され、ま
た、取り込み先ジオメトリプロセッサ選択信号233と
して“3”が送出される。以下、図20に示したように
コマンド分配手段2から出力される。
【0092】上記表示コマンドの分配および取り込み先
ジオメトリプロセッサ選択信号233の送出がなされた
場合における、ピクセルプロセッサコマンドの整列化例
を図21,22に示す。この図には、各ジオメトリプロ
セッサ1〜3から出力されるピクセルプロセッサコマン
ド列、取り込み先ジオメトリプロセッサ選択信号、およ
び整列化後のピクセルプロセッサコマンド列を示す。ジ
オメトリプロセッサ1からは、p.カラーテーブルコマン
ド、p.クリップエリアコマンド、p.ノーオペレーション
コマンド、p.インテリアスタイルコマンド、p.ラインウ
ィドスコマンドが出力される。ジオメトリプロセッサ2
からは、p.クリップエリアコマンド、p.ラインウィドス
コマンド、p.ポリラインコマンド、p.インテリアスタイ
ルコマンド、p.ポリラインコマンド、が出力される。ジ
オメトリプロセッサ3からは、p.クリップエリアコマン
ド、p.ポリラインコマンド、p.インテリアスタイルコマ
ンド、p.ポリゴンコマンドが出力される。
【0093】また、図20に示したとおり、取り込み先
ジオメトリプロセッサ選択信号の内容は、“1,1,
2,3,2,3,1,2,1,2,3,3,1,2”で
ある。これにより上記ジオメトリプロセッサの出力を整
列化すると、次のようになる。
【0094】(1)p.カラーテーブルコマンド、(2)p.クリ
ップエリアコマンド、(3)p.クリップエリアコマンド、
(4)p.クリップエリアコマンド、(5)p.ラインウィドスコ
マンド、(6)p.ポリラインコマンド、(8)p.ノーオペレー
ションコマンド、(9)p.ポリラインコマンド、(10)p.イ
ンテリアスタイルコマンド、(11)p.インテリアスタイル
コマンド、(12)p.インテリアスタイルコマンド、(13)p.
ポリゴンコマンド、(14)p.ポリラインコマンドの順に処
理される。これは、図20に示した、表示コマンドのう
ち、ピクセルプロセッサコマンドとして、出力されるも
のとの順番と同じである。
【0095】以上のように処理のピクセルプロセッサコ
マンドの整列化が行われることがわかる。以上で、本発
明の図形表示装置の第1番目の実施例の説明を終了す
る。
【0096】次に、ジオメトリプロセッサ3a〜3cで
処理する必要のない表示属性コマンド、すなわち、タイ
プ(3)の表示属性コマンドをピクセルプロセッサ4に直
接送ることを考えた本発明の第二の実施例を示す。単に
ジオメトリプロセッサ3a〜3cをバイパスして、直接
ピクセルプロセッサに送ったのでは、処理の順序が乱れ
てしまう。
【0097】これを防止するため、このタイプ(3)の表
示属性コマンドを取り込み先ジオメトリプロセッサ選択
信号233とともにピクセルプロセッサ4に送る。ピク
セルプロセッサ4では、本来の取り込み先ジメトリプロ
セッサ選択信号と、このタイプ(3)の表示属性コマンド
とを判別し、もし、本来の信号ならば、第一の実施例の
ように、ピクセルプロセッサコマンドを取り込む先のジ
オメトリプロセッサ3a〜3cを選択するのに用い、表
示属性コマンドならば、これをピクセルプロセッサコマ
ンドとして取り込み処理すればよい。
【0098】本発明の図形表示装置の第二の実施例の全
体ブロック図を図3に示す。第一の実施例との違う点
は、コマンド分配手段2とピクセルプロセッサ4のパラ
メータ入力制御部42にある。コマンド分配手段2に、
新たに、タイプ(3)の表示属性コマンド用の入力ポー
ト、すなわち、表示属性コマンド用ポート281と、同
コマンドを取り込み先ジオメトリプロセッサ選択信号2
33として送出する表示属性コマンド分配部28を設け
る。
【0099】タイプ(3)の表示属性コマンドについて、
メインプロセッサ1は図18のフローチャート14に示
した処理を行う。すなわち、ステップ14aではこの表
示属性コマンドが生成される。ステップ14bでは、表
示属性コマンド用ポート281に生成したコマンドの一
語分を送出する。ステップ14cにて該コマンドの全て
を送出したかを判定し、終了していなければ、ステップ
14bの処理にに戻り、処理を繰り返す。
【0100】このよう処理することにより、このタイプ
(3)の表示属性コマンドそれ自身は取り込み先ジオメト
リプロセッサ選択信号233として、ピクセルプロセッ
サ4に送られることになる。
【0101】一方、ピクセルプロセッサ4では、図25
に示したパラメータ入力制御部42にて、取り込み先ジ
オメトリプロセッサ選択信号233から、本来の信号と
タイプ(3)の表示属性コマンドを分離して、それぞれの
用途に応じて用いる。パラメータ入力制御部42は、ジ
メトリプロセッサ3a〜3cからのピクセルプロセッサ
コマンドを選択するセレクタ421、ピクセルプロセッ
サコマンドの切れ目を判定するコマンド終了解釈部42
2、取り込み先ジオメトリプロセッサ選択信号233を
順次記憶するFIFO427および本来の前記選択信号
か、表示属性コマンドかを判定し、前記選択信号ならば
セレクタ421に取り込み先のジオメトリプロセッサ3
a〜3cの一つを指示する信号を出し、タイプ(3)の表
示属性コマンドならば、これをコマンド終了解釈部42
2に送るジオメトリプロセッサ選択制御部428から成
る。コマンド終了解釈部422は、画素発生部43にピ
クセルプロセッサコマンドのデータを送りながら、1つ
のピクセルプロセッサコマンドが終了したかを判定し、
終了したら、ジオメトリプロセッサ選択制御部428に
対して、FIFO427から次の取り込み先ジオメトリ
プロセッサ選択信号233を取り込み処理することを指
示する。
【0102】上記の説明から、第二の実施例において
も、表示属性の乱れや表示の順序の乱れなく、しかも並
列処理により高速に表示処理がなされることがわかるで
あろう。
【0103】次に本発明の第三の実施例としてコマンド
がメインプロセッサ1から送られてきた時刻、あるいは
順番を管理することにより、表示の整列化を行う方式を
示す。
【0104】すなわち、コマンド分配手段2は、メイン
プロセッサ1から送られてきた時の時刻あるいは順番を
時刻マークとして各表示コマンドに付加して、ジオメト
リプロセッサ3a〜3cに送る。ジオメトリプロセッサ
3a〜3cは、表示コマンドを処理し、結果をピクセル
プロセッサコマンドとして、ピクセルプロセッサ4に送
出する時も、この時刻マークを同コマンドに付加して送
出する。ピクセルプロセッサ4はピクセルプロセッサコ
マンドに付加されてきた時刻マークを参照して、同コマ
ンドの処理順を整列化する。
【0105】この第三の実施例の全体ブロック図を図4
に示す。第一の実施例との違う点は、コマンド分配手段
2とパラメータ入力制御部42にある。すなわち、タイ
プ(1)、タイプ(2)_1およびタイプ(2)_2の表示属性は同
一の入力ポート、すなわち、表示属性コマンド用ポート
291に向けて送出されことになる。
【0106】まず、これらの表示属性コマンドの送出に
先立って、ルインプロセッサ1は表示属性コマンド開始
信号293を送出する。この信号293により、表示属
性コマンド分配部29は時刻マーク生成部292から時
刻マークを取り込む、これにより同時に時刻マーク生成
部292では時刻マークが更新される。この後、表示属
性コマンドが該ポート291に送出されると、表示属性
コマンド分配部29は入力表示コマンドに時刻マークを
先頭に付加して、FIFO24aからFIFO24cの
全FIFOに送り、該コマンドは全ジオメトリプロセッ
サ3a〜3cで処理されることになる。
【0107】一方、図形定義コマンドおよびタイプ(3)
の表示属性コマンドの場合、メインプロセッサ1は、同
コマンドを送出するに先だって、図形定義コマンド開始
信号231を送出する。この信号により、図形定義コマ
ンド分配制御部23は、第一の実施例を同様に、最も負
荷の軽いとみなされるジオメトリプロセッサ3a〜3c
の一つを選択し、該当するFIFOの空きの有無を、図
形定義コマンド用FIFO満杯信号232として送出す
る。この他、同制御部23は、時刻マーク生成部292
から時刻マークを取り込む。これにより同時に時刻マー
ク生成部292では時刻マークが更新される。この後、
該表示コマンドが図形定義コマンド用ポート27へ送出
されてくると、同制御部23は、該表示コマンドに先に
取り込んだ時刻マークを先頭に付加し、選択したFIF
Oに送る。このようにして、選択されたジオメトリプロ
セッサに該コマンドと時刻マークが渡されることにな
る。ピクセルプロセッサ4でのピクセルプロセッサコマ
ンド処理の整列化処理について説明する。ジオメトリプ
ロセッサにて表示コマンドが処理されると、図27に示
したとおり、ピクセルプロセッサコマンドの先頭に時刻
マーク(整数値)付加されてピクセルプロセッサ4に送
られてくる。ピクセルプロセッサ4内のパラメータ入力
部42は、各ジオメトリプロセッサ3a〜3cから出力
され、FIFO41aからFIFO41cに記憶されて
いるピクセルプロセッサコマンドの先頭に付加されてい
る時刻マークを取り込み、これら3つの時刻マークのう
ちで、最も若い、すなわち最も小さな値のピクセルプロ
セッサコマンドを取り込む。
【0108】この処理を実行するパラメータ入力制御部
42のブロック図を図26に示す。424aから424
cは時刻マークレジスタで各々のジオメトリプロセッサ
のFIFO41a〜41cからの出力の時刻マークを保
持する。コマンド終了解釈部422の指示、すなわち、
時刻マーク比較指示信号429に従って、比較器425
は、FIFO41aからFIFO41cから、これら時
刻マークレジスタ424a〜424cに時刻マークを取
り込むよう指示信号431a〜431cを出す。時刻マ
ークが取り込まれると、比較器425は各時刻マークレ
ジスタ424a〜424c上の時刻マークを比較し、値
が最小の時刻マークのFIFO41a〜41cの一つを
選択し、ジオメトリプロセッサ選択信号430として、
セレクタ421に送る。この信号により、セレクタ42
1はピクセルプロセッサコマンドを取り込む先のジオメ
トリプロセッサ3a〜3cの一つを選択する。コマンド
終了解釈部422は、ピクセルプロセッサコマンドのデ
ータを画像生成部43に送りながら、一つのピクセルプ
ロセッサコマンドが終了したかを監視し、もし、転送終
了したならば、FIFOからのコマンドデータ取り込み
を中止し、時刻マーク比較指示信号429を比較器42
5に対して送出する。比較器425は今までピクセルプ
ロセッサコマンドを取り込んでいたジオメトリプロセッ
サの時刻マークレジスタに時刻マークの取り込みを指示
する。この取り込み処理が完了したところで、先に述べ
たように比較器425は時刻マークレジスタの中の最小
のジオメトリプロセッサを選択し、これにより、次の取
り込み先のジオメトリプロセッサを決定し、ジオメトリ
プロセッサ選択信号430としてセレクタ421に送
る。
【0109】このようにして、本実施例において時刻マ
ークが小さい順にピクセルプロセッサコマンドを処理し
て行くことが出来る。
【0110】本実施例で、図5に示した表示コマンド列
を表示する場合のコマンド分配手段2の出力を図20に
示す。各ジオメトリプロセッサ3a〜3cへの表示コマ
ンドの割当て方は第一の実施例と同一であり、図20に
示した時刻マーク、すなわち、表示コマンドの発行順
に、1から19までの値が付加されて、ジオメトリプロ
セッサ3a〜3cに送られる。ジオメトリプロセッサで
処理され、ピクセルプロセッサコマンドとして出力され
たものを、図22に示す。なお、以下の説明では、先の
実施例同様ジオメトリプロセッサ3a〜3cをジオメト
リプロセッサ1,2,3’とする。
【0111】すなわち、ジオメトリプロセッサ1から
は、p.カラーテーブルコマンド(1)、p.クリップエリ
アコマンド(3)、p.ノーオペレーションコマンド(1
0)、p.インテリアスタイルコマンド(14)、p.ライ
ンウィドスコマンド(18)が出力される。ジオメトリ
プロセッサ2からは、p.クリップエリアコマンド
(3)、p.ラインウィドスコマンド(7)、p.ポリライ
ンコマンド(12)、p.インテリアスタイルコマンド
(14)、p.ポリラインコマンド(19)、が出力され
る。ジオメトリプロセッサ3からは、p.クリップエリア
コマンド(3)、p.ポリラインコマンド(8)、p.イン
テリアスタイルコマンド(14)、p.ポリゴン(15)
コマンドが出力される。なお、括弧内は時刻マークの値
を示す。
【0112】ピクセルプロセッサ4は、これらのピクセ
ルプロセッサコマンドを時刻マークの値の小さいものか
ら処理するので、図22に示すように処理される。この
ように、表示コマンドの中で、ピクセルプロセッサコマ
ンドとして出力されないものがあり、ある時刻マークは
出力されないが、時刻マークの値により正しい順序で表
示を行うことができる。また、ジオメトリプロセッサ3
a〜3cの処理で必要とされる表示属性コマンドは全部
のジオメトリプロセッサ3a〜3cで処理されるので、
表示属性に乱れを生じることはなく、コマンド分配手段
2に対して、表示コマンドをその種別に応じた手順で送
出するだけの処理で、上記制御が可能となる。
【0113】図28に本発明を密結合型マルチプロセッ
サ構成で実現した第四の実施例を示す。このシステムは
システムバス100により、メインプロセッサ1、グラ
フィック制御プロセッサ10、主メモリ101、ジオメ
トリプロセッサ30a、ジオメトリプロセッサ30b、
ジオメトリプロセッサ30c、ピクセルプロセッサ4が
接続される。ジオメトリプロセッサ30a〜30cはそ
れぞれキャシュ301a,301b,301c、マイク
ロプロセッサ302a,302b,302cとで構成さ
れる。
【0114】主メモリ上101には、各ジオメトリプロ
セッサ30a〜30cのプログラム、すなわち、先の実
施例で説明した図形処理を行うプログラム102、表示
コマンドを格納する表示コマンドエリア103、各ジオ
メトリプロセッサ毎にFIFOエリア240aからFI
FO240c及び表示属性を保持する属性記憶エリア3
10aから属性記憶エリア310cが設けられている。
なお、FIFOエリア240aからFIFOエリア24
0cはソフトウェアにてFIFOを実現したものであ
る。
【0115】メインプロセッサ1は、表示コマンドを生
成し、表示コマンドエリア103に蓄える。グラフィッ
ク制御プロセッサ10は、表示コマンドエリア103上
の表示コマンドをジオメトリプロセッサ30a〜30c
への連絡エリアである主メモリ101上のFIFOエリ
ア240aからFIFOエリア240cに先に述べた規
則にて、全部のジオメトリプロセッサ30a〜30cに
送るものは全FIFOエリア240a〜240cに、負
荷の軽いもの送るものは該当するジオメトリプロセッサ
用のFIFOエリアに設定する。同時に、取り込み先ジ
オメトリプロセッサ選択信号233をシステムバス10
0を介してピクセルプロセッサ4に送る。
【0116】ジオメトリプロセッサ30aからジオメト
リプロセッサ30cは、自FIFOエリア240a〜2
40cから表示コマンドを取り込み、自分の属性記憶エ
リアを用いて、図形処理を行い、ピクセルプロセッサ4
に送る。ピクセルプロセッサ4は第一の実施例と同様に
して、画像をフレームメモリ5上に生成し、モニタ6に
表示する。
【0117】このようにして、密結合型のマルチプロセ
ッサにても第一の実施例の様に、表示コマンドを複数の
プロセッサで並列に処理し、しかも、表示属性や表示順
の乱れを生じないようにすることができる。
【0118】なお、本実施例における密結合型のマルチ
プロセッサの場合、メインプロセッサ1、コマンド分配
機能を有するグラフィック制御プロセッサ10、ジオメ
トリプロセッサ30a〜30cは物理的に固定されたも
のと考える必要はなく、処理の主体であるプロセスある
いはタスクが、すなわち、これまで述べてきたメインプ
ロセッサ1が実行するとしていた処理を実行するメイン
プロセッサプロセス、グラフィック制御プロセッサ10
が実行していた処理を実行する制御プロセス、ジオメト
リプロセッサ30a〜30cが実行する図形処理を行う
ジオメトリプロセッサの三種類のプロセスが密結合マル
チプロセッサを構成する複数のプロセッサに割当てられ
て動作しても良い。
【0119】なお、プロセスあるいはタスクに関して
は、オペレーティングシステムの教科書を参照された
い。例えば、高橋他著、“オペレーティング・システム
の機能と構成”、第5章プロセスの概念と制御、(19
83年岩波書店刊)参照されたい。
【0120】この第四の実施例で、グラフィック制御プ
ロセッサ10の代わりに、第一の実施例のハードウェア
構成のコマンド分配手段2をシステムバス100に接続
し、コマンド分配手段2のFIFO24aからFIFO
24cから表示コマンドを取り込んでも良い。この場
合、メインプロセッサ1は第一の実施例の場合のよう
に、表示コマンドの種別に応じて、コマンド分配手段2
の該当ポートに表示コマンドを送ることとなる。
【0121】今までの議論では、図形を、該当する図形
定義コマンドがメインプロセッサ1から送られてきた順
で表示することを前提にしていたが、必ずしも、表示順
が問題にならない場合もある。この場合、ピクセルプロ
セッサ4でピクセルプロセッサコマンドの整列化を行う
必要もなく、また、コマンド分配手段2は分配処理のみ
を行い、整列化のための処理を行う必要がない。
【0122】図29にこの方法による本発明の図形表示
装置の第五の実施例の全体ブロック図を示す。この図の
構成は、図14と、次の点を除いて、同一である。すな
わち、ピクセルプロセッサ4への取り込み先ジオメトリ
プロセッサ選択信号233がなく、同信号が、パラメー
タ入力制御部42に、入力されない。これは本実施例に
おいては、ピクセルプロセッサコマンドの整列化が必要
ないためである。また、タイプ(2)_1,(2)_2,(3)の表
示属性コマンドにて指定され、ピクセルプロセッサコマ
ンドとして、送られてきた表示属性情報、例えば、線
幅、線種、線色、内部様式などを、ピクセルプロセッサ
4にて記憶する属性レジスタファイル44a〜44cを
ジオメトリプロセッサ毎に設けている点である。この属
性レジスタファイル44a〜44cは、各ジオメトリプ
ロセッサ30a〜30cに属性記憶エリア310a,3
10b,310cを設け、表示属性値を保持した同様
に、ピクセルプロセッサ4においても、各ジオメトリプ
ロセッサ30a〜30c毎に表示属性状態を保持し、属
性の乱れを防止するためである。
【0123】コマンド分配手段2のグラフィック制御プ
ロセッサ10は、本実施例においては表示属性コマンド
は全てのタイプのものを、全部のジオメトリプロセッサ
3a〜3cに送り、図形定義コマンドは、負荷の軽いと
みなされるジオメトリプロセッサに送り、処理させる。
ジオメトリプロセッサ3a〜3cにおいて、表示属性コ
マンドの処理や、前述した図形処理を行う。これらの結
果はピクセルプロセッサコマンドとして、ピクセルプロ
セッサ4に送られる。
【0124】ピクセルプロセッサ4で整列処理を行う必
要がなく、ピクセルプロセッサ4は、各ジオメトリプロ
セッサ30a〜30cからFIFO41a〜41c経由
して、ピクセルプロセッサコマンドを取り込めば良い。
この時、FIFO41a〜41cの何れかに偏って、ピ
クセルプロセッサコマンドが滞らないように、均等に取
り込めば良い。この時、取り込んだ先のジオメトリプロ
セッサ3a〜3cに該当する属性レジスタファイル44
a〜44cを用いるようにすれば良い。
【0125】第五の実施例においても、グラフィック制
御プロセッサ10の代わりに、第一の実施例に述べた様
な、コマンド分配手段2を用いても良い。勿論、表示属
性コマンドは一律に、全ジオメトリプロセッサに送れば
良く、また、取り込み先ジオメトリプロセッサ選択信号
233を生成する必要もない。
【0126】
【発明の効果】以上詳述してきた本発明によれば、表示
コマンドを表示コマンド種別に応じて所定に手続きによ
り、複数のプロセッサで構成された図形処理手段に送る
ことにより、特別の処理を行わなくとも、表示属性の乱
れや表示順序の乱れを生じず、並列処理にて高速な表示
が可能となる。また、これを簡単な構成のコマンド分配
手段や画像生成手段というハードウェアで実現可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本的な構成を示すブロック図。
【図2】本発明の第一の実施例の全体ブロック図。
【図3】本発明の第二の実施例の全体ブロック図。
【図4】本発明の第三の実施例の全体ブロック図。
【図5】表示コマンド列の一例を示す図。
【図6】線分列定義コマンドの形式を示す図。
【図7】多角形定義コマンドの形式を示す図。
【図8】表示属性コマンドの形式を示す図。
【図9】多角形定義コマンドの処理手順を示す図。
【図10】属性状態の遷移を示す図。
【図11】線分表示ピクセルプロセッサコマンド形式を
示す図。
【図12】多角形表示ピクセルプロセッサコマンド形式
を示す図。
【図13】カラーテーブル設定ピクセルプロセッサコマ
ンド形式を示す図。
【図14】無効ピクセルプロセッサコマンド形式を示す
図。
【図15】タイプ(1)および(2)_1表示属性コマンド送出
処理手順を示す図。
【図16】タイプ(2)_2表示属性コマンド送出処理手順
を示す図。
【図17】タイプ(3)表示属性コマンド送出処理手順1
を示す図。
【図18】タイプ(3)表示属性コマンド送出処理手順2
を示す図。
【図19】図形定義コマンド送出手順を示す図。
【図20】コマンド分配手段からの出力例を示す図。
【図21】出力ピクセルプロセッサコマンドおよびその
整列化1を示す図。
【図22】出力ピクセルプロセッサコマンドおよびその
整列化2を示す図。
【図23】コマンド分配手段の実現例を示す図。
【図24】パラメータ入力制御部構成例1を示す図。
【図25】パラメータ入力制御部構成例2を示す図。
【図26】パラメータ入力制御部構成例3を示す図。
【図27】時刻マーク付ピクセルプロセッサコマンドの
形式を示す図。
【図28】本発明の第四の実施例の全体ブロック図。
【図29】本発明の第五の実施例の全体ブロック図。
【符号の説明】
1…メインプロセッサ、 2…コマンド分配手段、 3a,3b,3c…ジオメトリプロセッサ、 4…ピクセルプロセッサ、 42…パラメータ入力制御部、 43…画素生成部、 5…フレームメモリ、 51…カラーテーブル、 6…モニタ、 20…表示属性コマンド分配部1、 21…表示属性コマンド分配部2、 22…ORゲート、 23…図形定義コマンド分配制御部、 24a,24b,24c…FIFO、 25…表示属性コマンド用ポート1、 26…表示属性コマンド用ポート2、 281…表示属性コマンド用ポート3、 291…表示属性コマンド用ポート4、 27…図形定義コマンド用ポート、 28…表示属性コマンド分配部3、 29…表示属性コマンド分配部4、 29…時刻マーク生成部、 211…表示属性コマンド2開始信号、 221…表示属性コマンド用FIFO満杯信号、 231…図形定義コマンド開始信号、 232…図形定義コマンド用FIFO満杯信号、 233…取り込み先ジオメトリプロセッサ選択信号。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−127284(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06T 11/00 G06F 3/153 320

Claims (22)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表示の属性状態を指定する表示属性コマン
    ドと表示図形を定義する図形定義コマンドとを含む表示
    コマンド列に基づき図形表示を行う図形表示装置におい
    て、前記表示コマンド列を生成するコマンド生成手段
    と、前記表示コマンド列に基づき並列に図形処理を行
    い、幾何情報を出力する複数の処理手段を有し、各々の
    該処理手段は前記表示コマンド列中の前記図形定義コマ
    ンドをコマンド単位で分担処理して該幾何情報を出力す
    る図形処理手段と、前記コマンド生成手段から前記コマ
    ンド列を受け取り、前記図形定義コマンドを前記処理手
    段の何れか一つに分配し、前記表示属性コマンドのう
    ち、少なくとも前記処理手段で用いるものは全部の前記
    処理手段に出力するコマンド分配手段と、該図形処理手
    段の出力である該幾何情報に基づく画像情報を生成する
    画像生成手段とからなることを特徴とする図形表示装
    置。
  2. 【請求項2】該画像生成手段は前記幾何情報を対応する
    前記表示コマンド列の順序にそって整列化してから、該
    画像情報を生成することを特徴とする請求項1記載の図
    形表示装置。
  3. 【請求項3】前記コマンド分配手段は前記図形定義コマ
    ンドを前記処理手段の何れか一つに分配する際し、処理
    の負荷が最も軽い前記処理手段に割り当てることを特徴
    とする請求項1記載の図形表示装置。
  4. 【請求項4】前記コマンド分配手段は前記コマンド列の
    分配の際、前記処理手段への割り当てに関する情報を前
    記画像生成手段に送り、前記画像生成手段は該割り当て
    に関する情報に基づき、前記図形処理手段の出力である
    前記幾何情報の処理順序を定めることを特徴とする請求
    項2記載の図形表示装置。
  5. 【請求項5】前記コマンド分配手段は前記コマンド生成
    手段から前記コマンド列を受け取り、前記図形定義コマ
    ンドを前記処理手段の一つに分配し、前記表示属性コマ
    ンドのうち、少なくとも前記処理手段で用いるものは全
    部の前記処理手段に出力するための分配処理を行うプロ
    セッサと、該プロセッサに接続され、複数の前記処理手
    段の各々に対応して設けられ、当該コマンドを一時記憶
    する複数のFIFO(ファースト イン ファースト
    アウト)からなることを特徴とする請求項1記載の図形
    表示装置。
  6. 【請求項6】前記コマンド分配手段は、前記図形定義コ
    マンドの分配の際、複数の前記FIFO内の各々のデー
    タ量に基づき図形処理の負荷が最も軽い前記処理手段を
    選択することを特徴とする請求項5記載の図形表示装
    置。
  7. 【請求項7】複数の前記処理手段はそれぞれ図形処理を
    行うジオメトリプロセッサからなり、該ジオメトリプロ
    セッサは送られてきた前記表示属性コマンドを一時記憶
    する属性記憶手段を有することを特徴とする請求項1記
    載の図形表示装置。
  8. 【請求項8】前記コマンド分配手段は、前記コマンド生
    成手段から前記コマンド列を受け取り分配する際に、前
    記コマンド列を構成するコマンドに対し、受け取り順序
    に対応するマークを各コマンドに負荷する手段を有し、
    前記画像生成手段は該マークに基づき、前記図形処理手
    段の出力である前記幾何情報の処理順序を定めることを
    特徴とする請求項2記載の図形表示装置。
  9. 【請求項9】表示図形を定義する図形定義コマンドと該
    表示図形の表示の属性状態を指定する表示属性コマンド
    とを含む表示コマンドの列に基づき図形表示を行う図形
    表示装置において、前記表示コマンドの列を生成するコ
    マンド生成手段と、前記表示コマンドの列に基づき並列
    に図形処理を行う複数の処理手段を有し、各々の該処理
    手段は前記表示コマンド中の前記図形定義コマンドを、
    前記図形定義コマンドが発行された時の前記属性状態に
    基づきコマンド単位で分担処理し、該幾何情報を出力す
    ることにより前記図形定義コマンドに対応した幾何情報
    を発生する図形処理手段と、前記コマンド生成手段から
    前記表示コマンドを受け取り、少なくとも前記図形定義
    コマンドを、複数の前記処理手段の内負荷が最も軽い一
    つに分配し、前記表示属性コマンドの内、少なくとも前
    記処理手段で処理するものは全部の前記処理手段に送る
    コマンド分配手段と、前記図形処理手段の出力である前
    記幾何情報から画像情報を生成する画像生成手段とから
    なることを特徴とする図形表示装置。
  10. 【請求項10】該画像生成手段は前記表示コマンドの列
    の順序に基づき、前記幾何情報から該画像情報を生成す
    ることを特徴とする請求項9記載の図形表示装置。
  11. 【請求項11】前記コマンド分配手段は前記コマンドの
    列の分配の際、複数の前記処理手段への割り当てに関す
    る情報を前記画像生成手段に送り、前記画像生成手段は
    該割り当てに関する情報に基づき、前記図形処理手段の
    出力である前記幾何情報の処理順序を定めることを特徴
    とする請求項10記載の図形表示装置。
  12. 【請求項12】前記画像生成手段は複数の前記処理手段
    の各々に対応したFIFOと、前記割り当てに関する情
    報に基づき、該FIFO内の前記幾何情報から順次前記
    画像情報を発生するピクセル発生手段からなることを特
    徴とする請求項11記載の図形表示装置。
  13. 【請求項13】前記コマンド分配手段は、前記コマンド
    生成手段から前記コマンドの列を受け取り、前記図形定
    義コマンドに加え、前記表示属性コマンドの内、前記処
    理手段で処理する必要のないものとを、前記処理手段の
    内、図形処理の負荷が最も軽い一つに分配し、前記表示
    属性コマンドのうち、少なくとも前記処理手段で用いる
    ものは全部の前記処理手段に送るための分配処理を行う
    手段と、該分配処理手段に接続され、複数の前記処理手
    段の各々に対応して設けられ、当該コマンドを一時記憶
    する複数のFIFO記憶手段からなることを特徴とする
    請求項9記載の図形表示装置。
  14. 【請求項14】前記コマンド分配手段は、複数の前記F
    IFO記憶手段内の各々のデータ量に基づき図形処理の
    負荷が最も軽い前記処理手段を選択することを特徴とす
    る請求項13記載の図形表示装置。
  15. 【請求項15】複数の前記処理手段はそれぞれ図形処理
    を行うジオメトリプロセッサからなり、該ジオメトリプ
    ロセッサは送られてきた前記表示属性コマンドを一時記
    憶する属性記憶手段を有することを特徴とする請求項9
    記載の図形表示装置。
  16. 【請求項16】前記コマンド分配手段は前記コマンド生
    成手段からの前記表示コマンドの列の分配処理に際し、
    各々の該コマンドに対し、受け取った順にマークを付与
    する手段を有し、該マークは対応する前記幾何情報に引
    き継がれ、前記画像生成手段は前記マークに基づき、前
    記画像情報を生成することを特徴とする請求項10記載
    の図形表示装置。
  17. 【請求項17】表示図形を定義する図形定義コマンドと
    該表示図形の表示の属性状態を指定する表示属性コマン
    ドとを含む表示コマンドの列に基づき、並列に図形処理
    を行う複数の処理手段を用いて幾何情報を得て、該表示
    コマンドに対応した図形表示を行う図形表示方法におい
    て、前記表示コマンドの列を受け取り、前記表示属性コ
    マンドのうち、少なくとも前記処理手段で用いるものは
    全部の前記処理手段に入力し、各々の前記処理手段は入
    力された前記表示属性コマンドに基づき、当該前記処理
    手段における前記表示の属性状態を更新し、前記図形定
    義コマンドを複数の前記処理手段の何れか一つに分配
    し、前記図形定義コマンドが分配された前記処理手段は
    前記表示属性コマンドによって更新された前記表示の属
    性状態に基づき、前記図形定義コマンドから前記幾何情
    報を得、得られた前記幾何情報から、前記表示コマンド
    の列の順序を保ちながら画像情報を生成することっを特
    徴とする図形表示方法。
  18. 【請求項18】前記図形定義コマンドを複数の前記処理
    手段へ分配する際、処理の負荷が最も軽い前記処理手段
    に割り当てることを特徴とする請求項17記載の図形表
    示方法。
  19. 【請求項19】前記表示属性コマンドのうち、少なくと
    も前記処理手段で用いないものは、複数の前記処理手段
    の何れか一つに分配することを特徴とする請求項17記
    載の図形表示方法。
  20. 【請求項20】前記図形定義コマンドを複数の前記処理
    手段の何れか一つに分配する際、前記図形定義コマンド
    を分配した前記処理手段に関する割り当て情報を発生す
    ることを特徴とする請求項17記載の図形表示方法。
  21. 【請求項21】前記幾何情報から画像情報を生成する
    際、該割り当て情報を用いて前記表示コマンドの列の順
    序を保つことを特徴とする請求項20記載の図形表示方
    法。
  22. 【請求項22】前記表示コマンドの列を構成するコマン
    ドに受け取り順を示すマークを付け、前記幾何情報から
    前記画像情報を生成する際、前記幾何情報に引き継がれ
    た該マークを用いて、前記表示コマンドの列の順序を保
    つことを特徴とする請求項20記載の図形表示方法。
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