JP2769797B2 - 透明物体中の微小欠陥検出方法 - Google Patents

透明物体中の微小欠陥検出方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガラス容器等の透明物
体の肉厚中に生じた微小の泡や異物、表面に付着した小
さい異物などの微小欠陥を検出する方法に関する。な
お、本発明でいう「透明」の概念には「半透明」も含む
ものとする。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、透明物体に生ずる欠陥、特
にガラスびんの胴部に生じる泡の検出を意図した検出方
法の一つとして、特開平5−223746号公報に開示
された方法を既に提供している。この方法は、光源から
の光を、明暗が交互に規則性をもった識別パターンとし
てガラスびんの胴部の検査領域に照射し、その透過光
を、焦点が検査領域の後方に位置するようにした固体撮
像素子カメラで撮像する。明暗交互の規則性をもった識
別パターンは、泡の部分を透過するとき固体撮像素子上
でピントが合ったような状態となる。そこで、固体撮像
素子の出力の高低を固体撮像素子の配列順序に従って検
出してその高低が急峻な画素数を計数し、その画素数が
予め設定された個数以上存在しているときに欠陥有りと
判定する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この方法は、
肉眼でも容易に識別できる程度の大きな泡であれば検出
可能であるが、肉眼では見えないガラス内の「シード」
と言われている数μm程度の微小な泡の検出は不可能で
ある。
【0004】従来、かかるガラス内の微小な泡やびん内
面に付着した微小な内面異物の存否を確認するには、製
造された多数のガラスびんの中から任意のガラスびんを
抜き取り、これを破壊してそのガラス片を倍率40倍以
上の顕微鏡を使用して目視検査するという人為的な方法
しかなかった。この方法では、1日にせいぜい1本程度
しか検査できず、目の疲労をきたし、安全衛生上からも
問題があった。
【0005】本発明の目的は、ガラスびん等の透明物体
の内部の微小な泡や表面に付着した微小な内面異物等
を、検査対象製品を破壊することなく自動的に高速で精
度良く検出できる、透明物体中の微小欠陥検出方法を提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による方法は、透
明容器等の透明物体に収斂されたレーザ光線を照射し
て、透明物体の一方の面から入射したレーザ光線を他方
の面で反射させて再び一方の面から出射させ、レーザ光
線の入射点から出射点までの間を含む領域をカメラで撮
像し、その画像について入射点による反射像と出射点に
よる反射像の間の反射像のうち、透明物体の他方の面で
の反射によっで生ずる入射点の虚像を除く他の反射像を
検出し、その検出した反射像から微小欠陥の有無を判定
する。
【0007】すなわち、入射点による反射像と出射点に
よる反射像の間に現れる反射像の中には、透明物体の他
方の面での反射によって生ずる入射点の虚像も含まれて
いるので、この虚像を除く他の反射像を検出し、その検
出した反射像から微小欠陥の有無を判定する。
【0008】入射点による反射像と出射点による反射像
の間の反射像について、入射点による反射像からの距離
を求め、この距離と、入射点による反射像と出射点によ
る反射像の距離との比から微小欠陥の種類(例えば、泡
であるか内面異物であるか)を識別することができる。
また、入射点による反射像と出射点による反射像との距
離から透明物体の厚さを求めれば、この厚さを基準とし
て微小欠陥の分布を知ることができる。
【0009】透明物体を所定角度ずつ回転させて微小欠
陥の検出を繰り返し、またカメラ及びレーザ光源を所定
距離ずつ下方又は上方へ移動させて微小欠陥の検出を繰
り返すことにより、透明物体の必要面積について検査す
ることができる。
【0010】
【作用】今、図1に示すように検査対象がガラスびん1
である場合、レーザ光源2からのレーザ光線を集光用凸
レンズ3で集光して光のエネルギー密度を高め、この収
斂されたレーザ光線4をガラスびん1に外部から斜めに
照射すると、そのレーザ光線4はガラスびん1の外表面
5からガラス内部に入射するが、その入射点aで一部が
反射し、これが、拡大レンズ6で拡大してカメラ7で撮
像された二次元の画像8中に最も輝度の高い入射点aの
反射像(円光)Aとなって現れる。これを入射点aの実
像とすると、入射点aの反射光はガラスびん1の内表面
9でのミラー効果を受けて虚像a’ができるため、これ
がカメラ7の画像8中にも入射点aの虚像A’となって
現れる。この虚像A’が現れる位置は、欠陥のないガラ
スびんについて事前に検査しておくことで、入射点aの
反射像Aとの距離から予測できるので、この虚像A’を
区別することは容易である。また、ガラス内部に入射し
たレーザ光線4は、ガラスびん1の内表面9を反射して
ガラスびん1の外表面5から出射する際に再び反射し、
これが入射点aとは離れた出射点bの反射像Bとなって
現れる。この出射点bの反射像Bが現れる位置も、欠陥
のないガラスびんについて事前に検査しておくことで、
入射点aの反射像Aとの距離から予測できる。もし、ガ
ラス内部に微小な泡cが有り、これにレーザ光線4が当
たると、レーザ光線4は泡cにより乱反射するので、こ
れが入射点aの反射像Aと出射点bの反射像Bとの間で
反射像Cとなって現れる。また、ガラスびん1の内表面
9に内面異物dが有ると、レーザ光線4はこの内面異物
dで乱反射し、これも入射点aの反射像Aと出射点bの
反射像Bとの間で反射像Dとなって現れる。
【0011】従って、最も輝度の高い入射点aの反射像
Aと出射点bの反射像Bとの間に、入射点aの虚像A’
以外の反射像が現れた場合、この反射像は微小な泡cや
内面異物d等の欠陥によるものであると推定できるの
で、このような反射像を検出することにより欠陥の有無
を判定できる。また、ガラス内部の泡cによる反射像C
と内面異物dによる反射像Dとでは、入射点aの反射像
Aからの距離が異なるため、その距離と、入射点aによ
る反射像Aと出射点bによる反射像Bの距離との比を求
めれば、その比は泡c又は内面異物dの相対位置を示す
ことになるので、ガラスびん1の肉厚の違いなどに影響
されることなく、微小欠陥の種類を精度良く識別でき
る。
【0012】最も輝度の高い入射点aの反射像Aから最
も離れたところに出射点bの反射像Bが現れるが、この
反射像Bはガラスびん1の内表面9での反射によるもの
であるため、入射点aの反射像Aと出射点bの反射像B
との距離はガラスびん4の厚さに依存している。従っ
て、カメラ7の画像8中における入射点aの反射像Aと
出射点bの反射像Bとの距離からガラスびん1の厚さを
求めることができる。
【0013】
【実施例】次に、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。
【0014】図2において、検査対象のガラスびん1を
載置するための回転テーブル10を基準として、その一
側方に、レーザ光源2とCCDカメラ7と距離センサ1
1とが一つの光学ユニット12として共通の光学ユニッ
ト台(図示せず)上に配置されている。回転テーブル1
0上のガラスびん1は、中心を合わせるために位置決め
リング13によって位置決めされる。このガラスびん1
を所定角度ずつ回転させるため、回転テーブル10を回
転させるびん回転用ステップモータ14は、そのモータ
ドライバ15を入出力シーケンサ16で制御することに
より所定ステップずつ回転させることができるようにな
っている。
【0015】レーザ光源2からのレーザ光線は集光用凸
レンズ3で集光され、収斂されたレーザ光線(小さいス
ポット光)4としてガラスびん1の外表面5に斜めに照
射される。CCDカメラ7には、図1に示したガラスび
ん1上での入射点aと出射点bとを含む領域を拡大して
撮像するため拡大レンズ6が取り付けられ、CCDカメ
ラ7の光軸とレーザ光源2の光軸とは所定の角度θ(例
えば45度)になっている。CCDカメラ7の画像取り
込みは回転テーブル10を停止させた状態で行われる。
【0016】距離センサ11は、光学ユニット12とガ
ラスびん1の外表面5との距離を測定するもので、その
測定信号はセンサコントローラ17へ入力される。そし
て、光学ユニット12がガラスびん1の外表面5に対し
て予め決めた距離を保つように、光学ユニット前後動ス
テップモータ18のモータドライバ19がセンサコント
ローラ17によって制御される。このモータ制御は、入
出力シーケンサ16からの画像非取り込み期間信号によ
り、CCDカメラ7から画像の取り込みをしていない期
間に行われる。なお、光学ユニット12の前後位置調整
を手動操作により行うようにしてもよい。CCDカメラ
7は、光学ユニット台上における位置をカメラ調整ハン
ドル7aの操作によって前後に調整できるようになって
いる。
【0017】また、光学ユニット12は、光学ユニット
上下動ステップモータ20のモータドライバ21を入出
力シーケンサ16で制御することにより、上下動できる
ようにもなっている。
【0018】CCDカメラ7による撮像信号は、カメラ
コントロールユニット22を介して画像処理ボード23
を含むコンピュータ24に取り込まれ、画像解析され
る。なお、図2において、25はカメラコントロールユ
ニット22を介した画像を表示するモニタ用ディスプレ
イ、26はコンピュータ24のためのディスプレイ、2
7はプリンタ、28は各種の設定値等を入力するキーボ
ードである。
【0019】次に、本発明の方法による処理を図3のフ
ローチャートに従って説明する。ステップS1で各種の
設定値等をコンピュータ24に入力した後、測定を開始
し、ステップS2でCCDカメラ7からの二次元画像を
取り込み、これを次のような手順で画像解析する。先ず
ステップS3では、ステップS1で設定したウインドウ
内について、設定した輝度及び面積以上の反射像を検出
する。これにより、少なくとも図1に示した入射点aの
反射像Aとその虚像A’と出射点bの反射像Bは検出さ
れ、また泡c又は内面異物dがあればこれらによる反射
像C、Dも検出される。
【0020】次のステップS4で、入射点aの反射像A
と出射点bの反射像Bとの間に、虚像A’以外の反射
像、つまり欠陥による反射像E(泡cによる反射像C、
内面異物dによる反射像Dを含む)が有るか否か判断
し、無ければステップS5に進み、びん回転用ステップ
モータ14により回転テーブル10と共にガラスびん1
を1ステップ回転させる。ステップS6でガラスびん1
が一周回転したか否か判断し、一周回転に満たなければ
ステップS4に戻って反射像の検出とガラスびん1の回
転とを繰り返す。ステップS4で欠陥の反射像Eが有れ
ば、ステップS7に進んで虚像A’又は出射点bの反射
像Bは検出できているか否か判断し、検出できていれば
その時点の入射点aの反射像Aと虚像A’と出射点bの
反射像Bを用いるが、もし検出できていなければステッ
プS8に進み、直前の検出処理時に既に検出した入射点
aの反射像Aと虚像A’と出射点bの反射像Bとを用い
て、次のステップS9からS11の演算を行う。
【0021】ステップS9では、入射点aの反射像Aか
ら欠陥の反射像Eまでの距離Lを求める。次のステップ
S10では、入射点aの反射像Aと出射点bの反射像B
との距離と、CCDカメラ7の光軸とレーザ光源2の光
軸との角度θと、ガラスびん1のガラスの屈折率nG
から、次の式によりガラスびん1の厚さtを求める。 t=(|A−B|)/{2nG tan(sin-1θ)} 本例の場合、θは上記のように45度、nG は約1.5
である。なお、入射点aの反射像Aと虚像A’との距離
に2を除算することによっても、ガラスびん1の厚さt
を求めることができる。
【0022】ステップS11では、欠陥の反射像Eの相
対位置として、入射点aの反射像Aから出射点bの反射
像Bまでの距離(A−B)に対する、入射点aの反射像
Aから欠陥の反射像Eまでの距離(A−E)の比率R=
{(A−E)×100}/(A−B)を計算する。
【0023】次に、ステップS12では欠陥の反射像E
の種別をするため、欠陥の反射像Eの相対位置として求
めた比率Rが50パーセント前後の範囲、例えば40≦
R≦60の範囲であるか否か判断し、範囲内であればス
テップS13に進んで内面異物dであるとしてその数を
カウントし、範囲外であればステップS14に進んで泡
cであるとしてその数をカウントする。そして、いずれ
の場合にもステップS15に進んで当該欠陥の位置座標
を認識してから、上記ステップS5に進んで欠陥の反射
像Eが無かった場合と同様にガラスびん1を1ステップ
回転させる。なお、ステップ12での判定範囲である4
0≦R≦60は、ガラスびん1の厚さtを基準とすると
図4に示すように内表面9から0.2の割合となる。な
お、この40≦R≦60という範囲及び0.2という割
合は、あくまでも一例であって、検査対象の透明物体や
検出精度等を考慮として任意に設定するものである。
【0024】ガラスびん1が一周回転したことをステッ
プS6で判断したならば、ステップS16で一周分のデ
ータの要・不要を判断し、必要である場合にはステップ
S17に進んで欠陥についての一周分のカウント値を出
力してからステップS18に進み、不要である場合には
出力しないでステップS18に進む。ステップS18で
光学ユニット上下動ステップモータ20を駆動して光学
ユニット12を1ステップ下降させたら、ステップS1
9に進んで光学ユニット12が下限位置に達したか否か
判断し、達していなければステップS3に戻って上記の
ような処理を繰り返す。
【0025】ステップS19で光学ユニット12が下限
位置に達したならば、ステップS20に進んでびん1本
分のカウント値を出力し、次のステップS21では、ス
テップS10で求めた厚さtについてびん1本分の平均
厚さを計算する。次のステップS22では、びん1本分
の欠陥の総数を推定するに当たり、びん1本分について
の泡cの反射像Cのカウント数Sと内面異物dの反射像
Dのカウント数Iのそれぞれについて、次のような補正
計算を行う。
【0026】泡cの反射像Cのカウント数Sを補正する
のは次のような理由による。上記のようにガラスびん1
を1ステップずつ回転させて反射像Cを検出すると、図
3に示すように同じ一つの泡cは、ある回転ステップで
は入射点aから内表面9までの入射光4aによって反射
像Cを形成し、別の回転ステップでは内表面9から出射
点bまでの出射光4bによって反射像Cを形成する。す
なわち、同じ一つの泡cがガラスびん1の一周回転当た
り反射像Cを2度形成することになるため、泡cの反射
像Cのカウント数Sから2を除算(S/2)する必要が
ある。
【0027】また、ガラスびん1を図4のように厚さ方
向に見た場合、ステップ12での判定範囲は上記のよう
に内表面9から0.2の割合となっており、この範囲内
の欠陥をステップ13では内面異物dであると判定して
いるが、この範囲内の欠陥には実際には泡cも含まれて
いる。一方、この0.2の範囲を除く外表面5までの範
囲(t−0.2)の欠陥はほとんどが泡cであると見做
せるので、ステップS14で泡cと判断したものはその
まま泡であるとして、この(t−0.2)の範囲におけ
るびん1本分の泡については、上記のように泡cのカウ
ント数Sに2を除算した数(S/2)をもって総数とし
て良い。しかし、0.2の範囲については、上記のよう
に内面異物dのカウント数Iの中に泡の分も含まれてい
るので、(t−0.2)の範囲における泡の総数(S/
2)から、0.2の範囲にも予想される泡の数を確率と
して計算し、その計算した予想数s’と(t−0.2)
の範囲における泡の総数(S/2)とを加算することに
より、びん1本分の泡の全推定数とし、また内面異物に
ついては、内面異物dのカウント数Iから泡の予想数
s’を減算し、更にその減算結果に例えば統計的に得た
係数を掛け算することにより、びん1本分の内面異物の
全推定数とする。
【0028】次のステップ23では、びん1本分につい
て欠陥の存在位置が分かるような分布図を画面に出力
し、ステップ24でヒストグラムの要・不要を判断して
必要である場合、ステップS25に進んでびん1本分の
欠陥のカウント数のヒストグラムを画面に出力し、ステ
ップ26で印刷の要・不要を判断して必要である場合、
ステップS27に進んでびん1本分の結果をプリントア
ウトし、最後にステップS28でびん1本分のデータを
記憶媒体にセーブして終了する。
【0029】上述した実施例は検査対象がガラスびんの
場合であるが、本発明はガラスびん以外の他の透明容器
にも適用でき、また容器に限らず透明製品一般の微小欠
陥の検出に広範に適用できるものである。
【0030】
【発明の効果】以上述べたところから明らかなように、
本発明によれば次のような効果がある。 透明物体に収斂されたレーザ光線を照射して、透明
物体の一方の面から入射したレーザ光線を他方の面で反
射させて再び一方の面から出射させ、入射点による反射
像と出射点による反射像の間における反射像をカメラの
画像中から検出するので、欠陥による反射像が明瞭に現
れるため、検査のために透明物体に特別を表面加工等を
施す必要がない。 入射点による反射像と出射点による反射像の間にお
ける反射像をカメラの画像中から検出することで欠陥の
有無が分かるため、肉眼で見ることができない数μm程
度の泡などの微小な欠陥でも自動的に検出できる。 透明容器の場合、その外表面に汚れなどの付着物や
容器の物質中に微小な泡などがあっても、内表面の欠陥
である内面異物を識別できる。 入射点による反射像と出射点による反射像の間に現
れる反射像の中には、透明物体の他方の面での反射によ
って生ずる入射点の虚像も含まれているが、この虚像を
除く他の反射像を検出するので、透明物体の材質や厚さ
の変化などに影響されることなく微小な欠陥を精度良く
検出できる。 ガラスびんに対して行っていた従来の検査のよう
に、検査対象を破壊することなく検査できる。 高速に自動検査できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法の検出原理を図解した説明図であ
る。
【図2】本発明の方法を実施するシステムの一例のブロ
ック構成図である。
【図3】図2のシステムを使用した処理の流れを示すフ
ローチャートである。
【図4】欠陥のカウント数の補正を行うことを解説する
ための説明図である。
【符号の説明】
1 ガラスびん 2 レーザ光源 3 集光用凸レンズ 4 レーザ光線 5 ガラスびんの外表面 6 拡大レンズ 7 カメラ 8 画像 9 ガラスびんの内表面 a 入射点 a’ 入射点の虚像 b 出射点 c 泡 d 内面異物 A 入射点の反射像 A’ 虚像 B 出射点の反射像 C 泡の反射像 D 内面異物の反射像

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】透明容器等の透明物体に収斂されたレーザ
    光線を照射して、透明物体の一方の面から入射したレー
    ザ光線を他方の面で反射させて再び一方の面から出射さ
    せ、レーザ光線の入射点から出射点までの間を含む領域
    をカメラで撮像し、その画像について入射点による反射
    像と出射点による反射像の間の反射像のうち、透明物体
    の他方の面での反射によって生ずる入射点の虚像を除く
    他の反射像を検出し、その検出した反射像から微小欠陥
    の有無を判定することを特徴とする透明物体中の微小欠
    陥検出方法。
  2. 【請求項2】入射点による反射像と出射点による反射像
    の間の反射像について、入射点による反射像からの距離
    を求め、この距離と、入射点による反射像と出射点によ
    る反射像の距離との比から微小欠陥の種類を識別するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の透明物体中の微小欠陥
    検出方法。
  3. 【請求項3】入射点による反射像と出射点による反射像
    との距離から透明物体の厚さを求めることを特徴とする
    請求項1又は2に記載の透明物体中の微小欠陥検出方
    法。
  4. 【請求項4】透明物体を所定角度ずつ回転させて微小欠
    陥の検出を繰り返すことを特徴とする請求項1、2又は
    3に記載の透明物体中の微小欠陥検出方法。
  5. 【請求項5】カメラ及びレーザ光源を所定距離ずつ下方
    又は上方へ移動させて微小欠陥の検出を繰り返すことを
    特徴とする請求項1、2、3又は4に記載の透明物体中
    の微小欠陥検出方法。
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