JP2769536B2 - 磁気ディスク装置 - Google Patents

磁気ディスク装置

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JP2769536B2
JP2769536B2 JP5233387A JP23338793A JP2769536B2 JP 2769536 B2 JP2769536 B2 JP 2769536B2 JP 5233387 A JP5233387 A JP 5233387A JP 23338793 A JP23338793 A JP 23338793A JP 2769536 B2 JP2769536 B2 JP 2769536B2
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    • G11B33/1453Reducing contamination, e.g. by dust, debris by moisture

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はヘッドクラッシュが発生
しない信頼性の高い磁気ディスク、および磁気ディスク
装置に関する。。
【0002】
【従来の技術】磁気ディスク装置には、高記録密度を実
現するための、浮動ヘッドスライダと磁気ディスクとの
間隔の狭小化の傾向と、情報転送時間短縮のための、ス
ピンドル回転の高速化の傾向とがある。これに伴い、磁
気ディスク装置内の浮遊塵埃や磁気ディスク装置構成す
る部品からの摩耗粉などが、スライダレールの浮上力発
生面と磁気ディスクの間にはいり込み、一時的に記録情
報の読み出し不能をおこしたり、スライダレールの表面
に塵埃、油状のミストが付着し、浮上が不安定になり、
その結果として破壊的な摺動事故にいたる危険性がたか
まってきている。
【0003】近年においては、さらなる浮動ヘッドスラ
イダと磁気ディスクとの間隔の狭小化により、磁気ディ
スク装置内部で使われる部品から発生するガスによって
もヘッドクラッシュを引き起こすことが問題となってき
た。密閉するために従来より使われてきたシリコンゴム
パッキンの中には、瞬時加熱により硬い酸化ケイ素に化
学変化するシロキサンが多量に含まれており、シリコン
ゴムパッキンを用いた磁気ディスク装置の内部は、装置
内の温度が上がるにつれてシロキサンガスの濃度が高く
なる。この状況下において浮動ヘッドスライダと磁気デ
ィスクの接触が起こると、瞬時に摩擦熱が発生する。こ
の摩擦熱は、シロキサンから酸化ケイ素の反応を進める
のに十分なエネルギーであるため、接触により酸化ケイ
素が生成され、浮動ヘッドスライダと磁気ディスク間に
硬い物質が介在することとなり、この結果、破壊的なヘ
ッドクラッシュを引き起こすこととなる。この対策とし
て、特開平4ー132072号公報に記載されているよ
うに、パッキンとして一般的に使われてきたシリコンゴ
ムのかわりにシロキサンガスの発ガス量の少ないフッ素
ゴムを使用することが検討されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】磁気ディスク装置のパ
ッキンとしてシリコンゴムのかわりにフッ素ゴムを使用
すること、あるいは磁気ディスク装置内部にガス吸着剤
を設けることなどは、磁気ディスク装置内部のシロキサ
ンガスの影響を排除するには有効な方法である。しか
し、磁気ディスク装置の小型軽量化に伴い、磁気ディス
ク装置の使われる環境は従来にもまして様々になってき
ており、磁気ディスク装置のそばにシロキサンガスの発
生源がないとは言い切れない。磁気ディスク装置内部に
ガス吸着剤を設けることは外部から侵入してくるシロキ
サンガスに対しても有効な方法であるが、磁気ディスク
装置の小型化により余分なスペースは少なく、十分な量
を装置内に入れることも難しくなってきている。磁気デ
ィスク装置の信頼性を高めるためには、磁気ディスク装
置の今後の使われ方を考えた場合、シロキサンガスが装
置内に侵入してもヘッドクラッシュを引き起こしにくい
ものにすることが重要であり、また望まれるものであ
る。
【0005】そこで本発明は、磁気ディスク装置内にシ
ロキサンが存在しても、ヘッドクラッシュ等の障害を引
き起こさない磁気ディスク、および磁気ディスク装置を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、筐体内に磁気ディスクと、該磁気ディ
スクを回転させるスピンドルと、該磁気ディスクに対す
る情報の読み出し、書き込みを行なう浮動ヘッドスライ
ダとを有する磁気ディスク装置において、上記筐体内の
雰囲気中に、0.01ppm以上の濃度の有機ガスを含
む磁気ディスク装置が提供される。また、上記筐体内に
有機ガスを供給する手段を有する磁気ディスク装置が提
供される。なお、上記有機ガスは、モノアルキル置換ベ
ンゼン、ジアルキル置換ベンゼン、トリアルキル置換ベ
ンゼン、チアゾール類、およびフェノール類の少なくと
もいずれか1種の化合物を含む。
【0007】上記筐体内に有機ガスを供給する手段は、
上記筐体内に備えられた、前記有機ガスを発生する有機
ガス発生部材としてもよく、この場合、上記有機ガス発
生部材は、アクリルモノマ、酢酸トリル、フェノール、
およびイソプロピルフェノールのうちの少なくともいず
れかを含有させた樹脂よりなる。なお、上記樹脂は、エ
チレンプロピレンゴムであることが好ましい。また、上
記筐体内に有機ガスを供給する手段は、上記筐体に備え
られたプラグとすることもできる。この場合は、シリン
ジ等により、外部から上記有機ガスを注入するようにす
れば、筐体内部に有機ガス発生源を備える場合と同様の
効果が得られる。
【0008】また、本発明では、基板と、磁気記録層
と、潤滑膜とを、この順で積層して有する磁気ディスク
において、上記潤滑膜は、モノアルキル置換ベンゼン、
ジアルキル置換ベンゼン、トリアルキル置換ベンゼン、
チアゾール類、およびフェノール類の少なくともいずれ
か1種の化合物を含むことを特徴とする磁気ディスクも
提供される。
【0009】なお、上記有機ガスとしては、ホルムアミ
ド、アクリルモノマ、モノアルキル置換ベンゼン、ジア
ルキル置換ベンゼン、トリアルキル置換ベンゼン、脂肪
酸のアリールエステル、芳香族酸のアルキルエステル、
チアゾール類、およびフェノール類の内、少なくも1種
の化合物であることが望ましい。アルキル置換ベンゼン
としては、C912またはC1014で表わされる化合
物、例えばプロピルベンゼン、エチルメチルベンゼン、
ジエチルベンゼン、トリメチルベンゼン、メチルプロピ
ルベンゼン、およびエチルジメチルベンゼンが好まし
く、酢酸トリルがさらに好ましい。また、フェノール類
としては、フェノール、イソプロピルフェノール、イソ
プロペニルフェノール、およびtert−ブチルヒドロ
キシトルエンが好ましい。
【0010】
【作用】現在のところ、上記有機ガスが、どのような作
用により酸化ケイ素の生成を阻害するのか、まだはっき
りと判明していないが、浮動ヘッドスライダと磁気ディ
スクとの間に、有機金属化合物以外の有機化合物、望ま
しくはホルムアミド、アクリルモノマ、モノアルキル置
換ベンゼン、ジアルキル置換ベンゼン、トリアルキル置
換ベンゼン、脂肪酸のアリールエステル、芳香族酸のア
ルキルエステル、チアゾール類、およびフェノール類の
うち、少なくも1種のガスが存在することにより、浮動
ヘッドスライダと磁気ディスク接触時の摩擦エネルギ
ー、および、磁気ディスクと空気との摩擦エネルギーが
減少することが考えられる。この場合、シロキサンの化
学反応に必要なエネルギーが十分に供給されなくなり、
反応が進まず、硬度の高い酸化ケイ素は生成されなくな
る。あるいは、上記有機化合物とシロキサンとの間の何
らかの相互作用により、シロキサンの酸化ケイ素への反
応が抑制されていることも考えられる。
【0011】いずれにしろ、磁気ディスク装置組立て後
の初期稼働(ヒートラン)時に、磁気ディスク装置内の
雰囲気中に、0.1ppm以上、爆発限界の1/10以
下の濃度の上記有機ガスが存在する磁気ディスク装置
は、安全上問題なく、酸化ケイ素の生成によるヘッドク
ラッシュの発生を効果的に抑制される。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。
【0013】(実施例1)本発明の一実施例である磁気
ディスク装置の構造を図1に示す。図1(a)は、本実
施例の磁気ディスク装置の俯瞰図である。なお、図示の
都合のためにハウジングカバーは図示していないが、ハ
ウジングカバー12は、パッキン7を挾んでハウジング
11に接続され、ハウジング11とハウジングカバー1
2とで、筐体を構成し、内部を密閉するようになってい
る。また、図1(b)は、図1(a)のAB間の断面図
である。
【0014】本実施例の磁気ディスク装置10は、ハウ
ジング11とハウジングカバー12とを有し、該ハウジ
ング11とハウジングカバー12とを接続させ、内部を
密閉するためにパッキン7を有している。内部には、磁
気ディスク3と、該磁気ディスク3を回転させるスピン
ドル1とを備え、さらに、磁気ディスク3に対する情報
の読み出し、書き込みを行なう浮動ヘッドスライダ4
と、該ヘッドスライダ4を動かすためのキャリッジ2を
有する。キャリッジ2には、ストッパ8が備えられてい
る。また、内部の浮遊塵埃除去用のエアーフィルタ5を
有する。フィルタ5は、フィルタ押さえ9により、ハウ
ジング11とハウジングカバー12とに接続されてい
る。なお、本実施例の磁気ディスク装置10は、横20
cm、奥行き約15cm、高さ約8cmの大きさ有す
る。
【0015】本実施例では、パッキン7、ストッパ8、
およびフィルタ押さえ9の材料として、有機ガスを発生
する機能を有する樹脂を用いることにより、これらの部
材を、シロキサンガスの酸化ケイ素への化学反応を防止
するためのガスの発生源とした。な、上記材料として、
本実施例では、アクリルモノマ、酢酸トリル、フェノー
ル、イソプロピルフェノールを含有させたエチレンプロ
ピレンゴムを使用した。
【0016】有機ガスを発生させる材料としてエチレン
プロピレンゴムを使用した理由は、このゴムは製造工程
において多量の有機物を添加することができるという特
徴をもっているからである。また、本実施例では、磁気
ディスク装置10の密閉のためにパッキン7を使用した
が、シールテープに上記有機化合物を含ませ、該シール
テープを用いて密閉するようにしてもよい。この場合
は、該シールテープが上記有機ガスを発生させることに
なる。
【0017】本実施例の磁気ディスク装置10の稼働中
に装置内のガスを採取し、ガスクロマトグラフィーによ
る分析により得られたグラフの一例を図2に示す。ガス
クロマトグラフィーのカラムには、ヒューレットパッカ
ート社製HPー1(12m,内径0.2mm)を用い
た。なお、カラムは、試料注入後2分間40℃に保った
のち、20℃/分の速度で300℃まで昇温した。成分
の同定には質量選択性検出器HP5970Bを用いた。
図2の各ピークを成分同定したところ、各ピークは、表
1に示す化合物によるものであることがわかった。表1
に、各ピークについて同定された化合物の名称を、図2
において各ピークに付された番号に対応させて列挙す
る。
【0018】
【表1】
【0019】上記の分析結果から、磁気ディスク装置1
0の雰囲気中には多種のガス成分が含まれているが、そ
の中には、アクリルモノマ(ピーク103)、酢酸トリ
ル(ピーク110)、フェノール(ピーク106)、イ
ソプロピルフェノール(ピーク108)が存在している
ことが確認される。
【0020】つぎに、本実施例の磁気ディスク装置10
がシロキサンガスの影響を受けないことを確認するた
め、本実施例の磁気ディスク装置(10)3台と、パッ
キン7、ストッパ8およびフィルター押さえ9にフッ素
ゴムを使用した磁気ディスク装置(10aとする)3台
とを、内部にシロキサンガス発生源を有し、温度20
℃、湿度40%に設定したシロキサンガス雰囲気の恒温
槽内で稼働させ、連続試験を行なった。結果を図3に示
す。なお、シロキサンガス発生源としては、ジメチルシ
ロキサン四量体を用いた。また、磁気ディスク装置10
aは、パッキン7、ストッパ8およびフィルター押さえ
9の素材が異なる以外は、本実施例の磁気ディスク装置
10と同様の構造を有する。
【0021】磁気ディスク装置10aは、300時間で
ヘッドクラッシュ等の障害が発生し始めたのに対し、磁
気ディスク装置10は、2000時間稼働させても障害
は発生しなかった。このことから上記有機化合物を含ま
せたエチレンプロピレンゴムのパッキン7、ストッパ8
およびフィルター押さえ9を使用した磁気ディスク装置
10は、シロキサンガスの影響をうけないことが判る。
なお、2000時間経過しても、本実施例の磁気ディス
ク装置10には障害が発生せず、その時点で十分な結果
を得られたので、連続試験は2000時間で終了した。
【0022】(実施例2)本実施例の磁気ディスク装置
10の断面図を図4に示す。本実施例の磁気ディスク装
置10は、シロキサンガスの化学反応を防止するため
に、有機ガス発生器20を内部に備えている。なお、図
4は、図3(b)を得たのと同じ位置の断面図である。
有機ガス発生器20は、ガス拡散用の細孔孔23の空い
た容器22内に、酢酸トリルを含ませた材料21をいれ
たものである。有機ガス発生器20は、容器22には細
孔23が設けてあり、この細孔23を通してガスが拡散
するように工夫してあるため、ガスを長期にわたり連続
的に供給することができる。本実施例の磁気ディスク装
置10のパッキン7、ストッパ8およびフィルター押さ
え9には、フッ素ゴムを使用したが、上述の実験結果か
らわかるように、本実施例の磁気ディスク装置10はシ
ロキサンガスの影響を受けないことから、シリコンゴム
を用いてもよい。その他の構成は実施例1と同じであ
る。
【0023】なお、このガス発生器20は、必ずしも磁
気ディスク装置10の内部に設置する必要はなく、外部
から供給できるようにしてもかまわない。この場合は、
ハウジング11およびハウジングカバー12のうち、少
なくともいずれか一方に細孔を穿ち、該細孔と、有機ガ
ス発生器20の細孔23とを連通させることにより、ガ
スを供給する。
【0024】本実施例の磁気ディスク装置10を、内部
にシロキサンガス発生源を有し、温度20℃、湿度40
%に設定したシロキサンガス雰囲気の恒温槽内で稼働さ
せ、有機ガス発生器20を有さない従来の磁気ディスク
装置10aと比較し、シロキサン障害に対する改善効果
についての調査を行なった。なお、シロキサンガス発生
源としては、ジメチルシロキサン四量体を用いた。
【0025】シロキサンガス障害発生までの時間を加速
して評価を行うため、製品ヘッドよりもレール幅の狭い
ヘッドを使用して、ヘッドの浮上量を下げた条件で実験
を行なったところ、酢酸トリルの発生源を持たない従来
の装置10aが30分足らずでディスク面に目視で確認
できる損傷が発生したのに対し、本実施例の磁気ディス
ク装置10は、3時間後にわずかにディスクに付着物が
観察される程度であった。この結果から、酢酸トリルの
発生源を備える本実施例の磁気ディスク装置10は、シ
ロキサンによる障害をほとんど生じないことがわかる。
【0026】なお、存在することによりシロキサンガス
の酸化ケイ素への反応を起こさせない有機ガスとして
は、酢酸トリルの他に、モノアルキル置換ベンゼン、ジ
アルキル置換ベンゼン、トリアルキル置換ベンゼン、チ
アゾール類、またはフェノール類が望ましい。アルキル
置換ベンゼンとしては、C912またはC1014で表わ
される化合物、例えばプロピルベンゼン、エチルメチル
ベンゼン、ジエチルベンゼン、トリメチルベンゼン、メ
チルプロピルベンゼン、およびエチルジメチルベンゼン
が好ましい。また、フェノール類としては、フェノー
ル、イソプロピルフェノール、イソプロペニルフェノー
ル、およびtert−ブチルヒドロキシトルエンが好ま
しい。
【0027】これらのガスは沸点が150℃以上で、雰
囲気中に0.1ppmでも存在すれば、ディスクもしく
はヘッドスライダ浮上力発生面に優先的に吸着し、この
結果ディスクとヘッドスライダとの接触部の温度上昇を
抑制し、シロキサンガスの酸化ケイ素への反応を起こさ
せない。
【0028】なお、上記のような有機ガス発生器20
を、磁気ディスク装置内部に設ける代わりに、内部に有
機ガスを発生する機能を有する樹脂の板を取付けてもよ
い。該樹脂としては、実施例1で用いたアクリルモノ
マ、酢酸トリル、フェノール、イソプロピルフェノール
を含有させたエチレンプロピレンゴムを用いることがで
きる。上記樹脂板25を、ハウジング11の内壁に、接
着剤を用いて接着した場合の、磁気ディスク装置の部分
断面図を図12に示す。また、ハウジング11とハウジ
ングカバー12とに嵌合部57を設け、樹脂板25を、
ハウジング11とハウジングカバー12との接続部を覆
うように嵌め込んだ場合の、磁気ディスク装置の部分断
面図を図11に示す。このようにすれば、樹脂板25が
有機ガス発生源となるため、有機ガス発生器20を設け
なくとも、本実施例2と同様の酸化ケイ素生成阻害効果
が得られる。なお、樹脂板25をハウジングカバー12
の内壁に接着剤により接着して、同様の効果が得られ
る。また、樹脂板25の接着には、粘着テープを用いて
もよい。
【0029】(実施例3)本実施例の磁気ディスク装置
10を図5に示す。本実施例の磁気ディスク装置10に
は、ハウジング11にプラグ30が設けられている。本
実施例の磁気ディスク装置10のパッキン7、ストッパ
8およびフィルター押さえ9には、フッ素ゴムを使用し
たが、上述の実験結果からわかるように、本実施例の磁
気ディスク装置10はシロキサンガスの影響を受けない
ことから、シリコンゴムを用いてもよい。その他の構成
は実施例1と同じである。なお、プラグ30は、ハウジ
ングカバー12に備えてもよい。
【0030】上記プラグ30にシリンジの針を差し込む
ことにより、外部からガスを注入することができるよう
になっている。本実施例では、酢酸トリルを発生するガ
ス発生源20から、有機ガスをシリンジ31で抜取り、
このガスをプラグ30を通して磁気ディスク装置10内
部に供給した。このようにして、上記実施例2と同様に
シロキサンによる障害の発生について試験したところ、
実施例2の磁気ディスク装置10と同様の結果が得られ
た。
【0031】本実施例3の、プラグ30を有する磁気デ
ィスク装置10には、上述のようにシリンジ31を用い
て有機ガスを注入してもよいが、有機ガス注入装置を用
いて注入してもよい。有機ガス注入装置の俯瞰図を図1
3に示す。本実施例では、有機ガスとして酢酸トリルを
用いた。有機ガス注入装置51は、酢酸トリルのボンベ
52と、注入のためのシリンジ部31aと、注入量を調
整する注入量調整部53と、シリンジ部31aを移動さ
せるシリンジ制御部54とを備える。ボンベ52と注入
量調整部53との間、および、注入量調整部53とシリ
ンジ制御部54との間は、それぞれ流路55、56によ
り連通している。
【0032】注入量調整部53は、ボンベ52から供給
されるガスを一定量、流路56に供給する機能を有す
る。
【0033】プラグ30を有する磁気ディスク装置10
は、ベルトコンベア60上に等間隔に置かれ、ベルトコ
ンベア60の動作にともなって搬送される。なお、ベル
トコンベア60は、図示しない搬送機構により、ベルト
コンベア60上の任意の点が一定距離(磁気ディスク1
0のプラグ30間の間隔に等しい距離)移動すると、一
定時間停止する動作を、連続して繰り返すように動かさ
れる。
【0034】シリンジ制御部54は、シリンジ部30a
の位置を長手方向に変位させ、また、シリンジ部31a
へのガスの供給と、シリンジ部31aからのガスの放出
を制御する。すなわち、シリンジ制御部54は、シリン
ジ部30aに、注入量調整部53から供給された一定量
のガスをシリンジ部30aのシリンダに導入したのち、
シリンジ部30aを押し出し、さらにシリンジ部30a
のピストンを動かしてシリンダ内のガスを針から放出
し、最後にシリンジ部30aを引き戻すという一連の動
作を、一定時間(ベルトコンベア60の移動時間に等し
い時間)ごとに繰り返す機能を有する。
【0035】シリンジ部31aの針の先端部分にプラグ
30の針挿入部30aが達すると、ベルトコンベア60
は一定時間停止する。この停止時間内に、シリンジ制御
部54は、上記の一連の操作を実行する。これにより、
一定量のガスがプラグ30から磁気ディスク装置10内
に注入される。停止時間が経過すると、ベルトコンベア
60は、上記一定距離動き、再度一定時間停止する。こ
のとき、シリンジ部30aの針の先端部分は、直前に注
入を行なった磁気ディスク装置10の隣の磁気ディスク
装置のプラグ30の針挿入部30aに達しているので、
上記の動作を繰り返すことにより、連続して複数の磁気
ディスク装置10に、それぞれ一定量のガスを注入する
ことができる。
【0036】(実施例5)従来の磁気ディスク装置にお
いては、ハウジング11、ハウジングカバー12、パッ
キン7は、図7または図8に部分断面図を示すように、
パッキン7をハウジング11およびハウジングカバー1
2で覆い隠すような構造になっていた。なお、図7はパ
ッキンを嵌める溝58をハウジング11に備える磁気デ
ィスク装置の部分断面図であり、図8はパッキンを嵌め
る溝58をハウジング11とハウジングカバー12の両
方に備える磁気ディスク装置の部分断面図である。
【0037】本実施例の磁気ディスク装置10のハウジ
ング11、ハウジングカバー12、およびパッキン7の
部分断面図を図9に示す。本実施例の磁気ディスク装置
10は、ハウジング11の内壁側に嵌合部57を設け、
溝58と嵌合部57との間の凸部59の高さを従来のも
のよりも低くする。これにより、溝58から、ハウジン
グの内壁までの間に、つながった凹部ができる。パッキ
ン7を、該凹部に倣った形とすることで、パッキン7が
ハウジング11の内壁に露出する構造とすることができ
る。本実施例では、パッキン7の素材として、アクリル
モノマ、酢酸トリル、フェノール、イソプロピルフェノ
ールを含有させたエチレンプロピレンゴムを用いた。他
の構成は、実施例1で説明した、従来の磁気ディスク装
置10aと同様の構造を有する。
【0038】このような、パッキンが磁気ディスク装置
10の内部に露出する構造とすることにより、パッキン
7から、磁気ディスク装置10内部に有機ガスが効果的
に放出される。本実施例の磁気ディスク装置10につい
て、実施例1と同様の方法で、効果を確認したところ、
実施例1と同様の効果が得られ、上記の構造は、酸化ケ
イ素の発生を阻害するのに効果的であるということがわ
かった。
【0039】なお、図8に示すように、ハウジング11
とハウジングカバー12との両方の内壁に嵌合部57を
設け、パッキン7がハウジング11とハウジングカバー
12の両方の内壁の一部を覆うようにすれば、内部の空
間に露出しているパッキン7の表面積が、さらに広くな
るため、より効果的に有機ガスを放出するようにでき
る。
【0040】(実施例6)本実施例では、磁気ディスク
3表面に有機ガスを吹き付け、吸着させることにより、
磁気ディスク3自体を磁気ディスク装置10の有機ガス
の発生源とする。本実施例では、有機ガスとして酢酸ト
リルを用いたが、実施例2において使用できるとしたい
ずれの化合物を用いてもよい。磁気ディスク3自体を有
機ガスの発生源としても、実施例2と同様の、酸化ケイ
素生成阻害の効果が得られる。
【0041】従来の磁気ディスクの製造工程は、磁気記
録層形成工程と、表面処理工程とがある。先ず、磁気記
録層形成工程において、基板上に磁性体を塗布し、磁場
配向処理を行ったのち、乾燥して、磁気記録層を形成す
る。つぎに、表面処理工程において、磁気記録層を鏡面
処理したのち、潤滑剤を塗布して、磁気ディスクを得
る。
【0042】本実施例の磁気ディスク3にガスを吸着さ
せる装置を図6に示す。本実施例のガス吸着装置50
は、潤滑剤塗布装置40に隣接して設けられ、潤滑剤の
塗布直後の磁気ディスクにガスを吸着させるようになっ
ている。なお、潤滑剤塗布装置40は、潤滑剤を保持す
る潤滑剤槽41を有し、ディスク支持部42に支持され
たディスク3を潤滑剤槽41内の潤滑剤中に浸すことに
より、ディスク3上に潤滑剤の膜を形成するものであ
る。
【0043】上記の潤滑剤塗布工程を経たのち、ディス
ク支持部42に支持されたディスク3は、本実施例のガ
ス吸着装置50内に格納される。ガス吸着装置50は、
ガス供給器24を備える。ガス供給器24は、酢酸トリ
ルのボンベ(図示せず)と、ガスを放出するためのノズ
ル61とを有する。本実施例では、ディスク3がガス吸
着装置50内に格納されると、ガス供給器2のノズル6
1から、酢酸トリルのガスが放出62される。これによ
り、ガス吸着装置50内が酢酸トリルの雰囲気になり、
酢酸トリルのガスは、ディスク支持部42に支持された
ディスク3の表面に吸着される。これにより、潤滑膜に
酢酸トリルを吸着させた、ガス発生源としての機能を有
する磁気ディスク3を作製することができる。
【0044】なお、磁気ヘッドの製造工程や磁気ディス
ク装置内につかわれる部品の表面処理工程、あるいはス
ピンドル1へのディスク3の組込設備、さらにはディス
ク搬送ラインにおいて、該工程を実施する設備にカバー
をつけ、有機ガスを吹き込むか、内部に有機ガス発生源
をおいて、有機ガスを閉じ込められるようにして、有機
ガスを封入すれば、ガスの部品表面への吸着が起きるた
め、同様の効果が得られる。
【0045】(上記各実施例の効果)上記各実施例によ
れば、浮動ヘッドスライダと磁気ディスク接触時の摩擦
エネルギーが低減することにより、磁気ディスク装置内
にシロキサンガスが存在しても、シロキサンガスの酸化
ケイ素への反応を起こさせないため、壊滅的なヘッドク
ラッシュを引き起こすシロキサン障害の危険をなくすこ
とができ、信頼性の高い磁気ディスク装置を提供するこ
とができる。
【0046】
【発明の効果】本発明によれば、内部にシロキサンが存
在しても、ヘッドクラッシュ等の障害を起こさない磁気
ディスク、および磁気ディスク装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】有機ガス発生機能を有するパッキン、ストッパ
ゴム、およびフィルター押さえを用いた磁気ディスク装
置の構造図である。
【図2】有機ガス発生機能を有するパッキン、ストッパ
ゴム、およびフィルター押さえを用いた磁気ディスク装
置の内部の気体のガスクロマトグラフィー分析結果を示
すチャート図である。
【図3】パッキン、ストッパゴム、およびフィルター押
さえに、有機ガス発生機能を有するものを用いた磁気デ
ィスク装置と、フッ素ゴムを用いた磁気ディスク装置と
の連続試験の結果を示すグラフである。
【図4】内部にガス発生器を備える磁気ディスク装置の
断面図である。
【図5】ガス注入用のプラグを備える磁気ディスク装置
の構造図である。
【図6】磁気ディスクに有機ガスを吸着させるガス吸着
装置を示す説明図である。
【図7】ハウジングにパッキンを嵌める溝を有する磁気
ディスク装置の、ハウジング、ハウジングカバー、およ
びパッキンの構造を示す部分断面図である。
【図8】ハウジングおよびハウジングカバーの両方にパ
ッキンを嵌める溝を有する磁気ディスク装置の、ハウジ
ング、ハウジングカバー、およびパッキンの構造を示す
部分断面図である。
【図9】ハウジングに段差を設けた場合の、ハウジン
グ、ハウジングカバー、およびパッキンの構造を示す部
分断面図である。
【図10】ハウジングとハウジングカバーとの両方に段
差を設けた場合の、ハウジング、ハウジングカバー、お
よびパッキンの構造を示す部分断面図である。
【図11】ハウジングおよびハウジングカバーの接続部
分を覆うように樹脂板を取付けた磁気ディスク装置の部
分断面図である。
【図12】ハウジングに樹脂板を取付けた磁気ディスク
装置の部分断面図である。
【図13】有機ガス注入装置の俯瞰図である。
【符号の説明】
1…スピンドル、 2…キャリッジ、 3…ディスク、
4…ヘッドスライダ、 5…エアフィルター、 7…
有機ガス成分を含有するエチレンプロピレンゴムのパッ
キン、 8…有機ガス成分を含有するエチレンプロピレ
ンゴムのストッパゴム、 9…有機ガス成分を含有する
エチレンプロピレンゴムのフィルター押さえ、 10…
本発明の磁気ディスク装置、 11…ハウジング、 1
2…ハウジングカバー、 20…ガス発生源、 21…
酢酸トリルを含んだ材料、 22…容器、 23…細
孔、 24…ガス供給器、 25…樹脂板、 30…プ
ラグ、 31…シリンジ、 40…潤滑剤塗布装置、
41…潤滑剤溜め、 42…パレット、 50…ガス付
着装置、 51…ガス注入装置、 52…ボンベ、53
…注入量調整部、 54…シリンジ制御部、 55、5
6…流路、 60…ベルトコンベア。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 勝本 正之 神奈川県小田原市国府津2880番地 株式 会社 日立製作所 ストレージシステム 事業部内 (72)発明者 大谷 祐一 神奈川県小田原市国府津2880番地 株式 会社 日立製作所 ストレージシステム 事業部内 (72)発明者 小口 光彦 神奈川県小田原市国府津2880番地 株式 会社 日立製作所 ストレージシステム 事業部内 (72)発明者 杉本 博幸 神奈川県小田原市国府津2880番地 株式 会社 日立製作所 ストレージシステム 事業部内 (72)発明者 東島 哲二 神奈川県小田原市国府津2880番地 株式 会社 日立製作所 ストレージシステム 事業部内 (72)発明者 濱田 隆史 神奈川県小田原市国府津2880番地 株式 会社 日立製作所 ストレージシステム 事業部内 (72)発明者 江口 欣也 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社 日立製作所 生産技術研究所 内 (72)発明者 天野 英明 神奈川県小田原市国府津2880番地 株式 会社 日立製作所 ストレージシステム 事業部内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 33/12 313 G11B 5/72 G11B 25/04 101

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】筐体内に磁気ディスクと、該磁気ディス
    クを回転させるスピンドルと、該磁気ディスクに対する
    情報の読み出し、書き込みを行なう浮動ヘッドスライダ
    とを有する磁気ディスク装置において、 上記筐体内に有機ガスを供給する手段をさらに有し、上記筐体内に有機ガスを供給する手段は、上記筐体内に
    備えられた、アクリルモノマ、酢酸トリル、フェノー
    ル、およびイソプロピルフェノールのうちの少なくとも
    いずれかを含有させた樹脂よりなる、上記有機ガスを発
    生する有機ガス発生部材であり 、 上記有機ガスは、モノアルキル置換ベンゼン、ジアルキ
    ル置換ベンゼン、トリアルキル置換ベンゼン、脂肪酸の
    アリールエステル、芳香族酸のアルキルエステル、チア
    ゾール類、およびフェノール類のうちの少なくともいず
    れか1種の化合物を含むことを特徴とする磁気ディスク
    装置。
  2. 【請求項2】請求項において、 前記樹脂は、エチレンプロピレンゴムであることを特徴
    とする磁気ディスク装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2において、 上記筐体内に有機ガスを供給する手段は、 上記筐体に備えられたプラグであることを特徴とする磁
    気ディスク装置。
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