JP2768891B2 - レーザプラズマ生成装置 - Google Patents

レーザプラズマ生成装置

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JP2768891B2
JP2768891B2 JP5146742A JP14674293A JP2768891B2 JP 2768891 B2 JP2768891 B2 JP 2768891B2 JP 5146742 A JP5146742 A JP 5146742A JP 14674293 A JP14674293 A JP 14674293A JP 2768891 B2 JP2768891 B2 JP 2768891B2
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JP
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laser plasma
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laser
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秀晃 草間
隆志 八木
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財団法人産業創造研究所
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は真空容器内で金属ター
ゲットにレーザビームを照射することによりレーザプラ
ズマを発生させるレーザプラズマ生成装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図2は従来のレーザプラズマ生成装置を
示す構成図であり、図において、1はレーザ装置、2は
レーザ装置1から出射されるレーザビーム、3はレーザ
ビーム2を集光する集光レンズ、4はレーザビーム2を
導入部4aから内部に導入する真空容器、5は真空容器
4内に設けられたレーザプラズマ生成用ターゲットディ
スク、6はターゲットディスク5を支持する回転軸、7
は真空容器4の外部から回転軸6を回転駆動するモータ
等を含む駆動部、8は駆動部7の回転を回転軸6に伝達
する回転導入端子である。
【0003】次に動作について説明する。レーザ装置1
から出射されたレーザビーム2は、集光レンズ3により
集光されて高エネルギー密度のレーザビームとなり、真
空容器4内に導入されてレーザプラズマ生成用ターゲッ
トディスク5の表面に照射される。このターゲットディ
スク5の表面では、照射された高エネルギー密度のレー
ザビームにより高輝度でかつ高密度なレーザプラズマが
生成される。
【0004】レーザプラズマ生成後のターゲットディス
ク5の表面は欠損が大きく、同じ場所に再度レーザビー
ムを集光して照射しても高輝度でかつ高密度なレーザプ
ラズマは生成されない。このため、駆動部7によりター
ゲットディスク5に直結された回転軸6を回転導入端子
8を介して微少回転させることにより、レーザビームの
照射位置におけるターゲットディスク5の表面は新しい
面と交換される。
【0005】なお、このようなレーザプラズマ生成装置
は短波長光光源等に用いられる。レーザトリガが放電ス
イッチはターゲットディスクを陽極とし、別に設けた陰
極との間に高電圧を印加した状態でレーザビームを照射
してレーザプラズマを発生させ、このレーザプラズマを
トリガとして両電極間に放電を誘起させるように成され
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したようにターゲ
ットにレーザビームを照射することによりレーザプラズ
マを発生させるようにしたレーザプラズマ生成装置は、
レーザプラズマに強電場を加えると、より一層高輝度で
かつ高密度のレーザプラズマが生成されることが知られ
ている。しかしながら図2に示すようなターゲットディ
スク5を用いるものでは、ターゲットとなる部分が平坦
で表面積が大きく、このため電圧を印加しても強電場が
得られにくい。従って図2のような構成のものではより
高輝度、高密度のレーザプラズマは得られないという欠
点があった。
【0007】この発明は上記のような欠点を除去するた
めになされたものであり、表面積の小さなターゲットを
用いてより高輝度、高密度のレーザプラズマを生成する
ことのできるレーザプラズマ生成装置を得ることを目的
としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明においては、複
数のターゲット片を棒状に配列して成るターゲット体を
用い、先端部のターゲット片に電極を介して高電圧を印
加するように成すと共に、この先端部のターゲット片の
端面にレーザビームを照射するように成し、さらに上記
ターゲット体を押し出し機構により先端部方向に押し出
すように構成している。
【0009】
【作用】棒状を成すターゲット体の端面の表面積は小さ
いので、電極に高電圧を印加することにより強電場が得
られ、より高輝度、高密度のレーザプラズマが生成され
る。また、使用済みのターゲット片が除去されると、押
し出し機構により次の新らしいターゲット片が押し出さ
れる。
【0010】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1においては、図2と対応する部分には同一符
号を付して説明を省略する。図1において、9は棒状を
成すターゲット体であり、複数のレーザプラズマ生成用
のターゲット片9aを棒状に配列して成るものである。
10はターゲット体1の収納容器を兼ねる電極であり、
収納されたターゲット体9の先端部のターゲット片9a
を外部に突出させてその端面にレーザビーム2が照射さ
れるように成されると共に、この先端部のターゲット片
9aに高電圧を印加するように成されている。11は電
極10に高電圧を供給する高圧電源である。
【0011】12は回転軸6の回転を、矢印aで示すタ
ーゲット体9の先端側に押し出す方向に変換する押し出
し機構、13は真空容器4内に設けられ、使用済みター
ゲット片9bを受ける受皿部である。
【0012】次に動作について説明する。高圧電源11
より高電圧を電極10に供給すると、ターゲット体9の
先端部のターゲット片9aに高電圧が印加され、この先
端部のターゲット片9aの鋭利な形状を有する端面の周
囲には強電場が発生する。この状態において、レーザビ
ーム2が上記先端部のターゲット片9aの端面に集光照
射されることにより、高輝度でかつ高密度なレーザプラ
ズマが生成される。
【0013】レーザプラズマ生成後、駆動部7による微
少回転が回転軸6を介して押し出し機構12に伝わり、
表面の欠損したターゲット片9aは、使用済みのターゲ
ット片9bとして電極10から押し出されて受皿部13
に落下回収され、新しいターゲット片9aが押し出され
てレーザビーム2の集光照射位置に移動する。
【0014】なお、回転軸6は真空容器4と絶縁を図る
ため絶縁性材料で作られており、また、押し出し機構1
2及びターゲット体9は電極10の内部に収納されてい
るため電気的に遮蔽され、先端部のターゲット片9aの
電場に影響することはない。
【0015】
【発明の効果】この発明によれば、複数のターゲット片
を配列した棒状のターゲット体を用い、このターゲット
体を収納容器を兼ねる電極内に設け、先端部のターゲッ
ト片の端面を電極の外に突出させてレーザビームで照射
されるように成すと共に、上記電極内に押し出し機構を
設けて上記ターゲット体を押し出すように構成したこと
により、先端部のターゲット片の電場に影響を与えるこ
となく、また、真空容器の真空状態を破ることなく、よ
り一層高輝度でかつ高密度のレーザプラズマが得られる
と共に、ターゲット片を効率よく交換でき、かつターゲ
ット片はレーザビームの集光面積程度の断面積を有して
いればよいので、安価なものが得られる等の効果が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例によるレーザプラズマ生成
装置を示す構成図である。
【図2】従来のレーザプラズマ生成装置を示す構成図で
ある。
【符号の説明】
2 レーザビーム 4 真空容器 9 ターゲット体 9a ターゲット片 10 電極 12 押し出し機構

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部からレーザビームを導入するように
    成された真空容器と、上記真空容器内に設けられた収納
    容器を兼ねる電極と、上記電極内に収納され複数個の金
    属製のターゲット片が棒状に配列されて成り、先端部の
    ターゲット片に上記電極から高電圧が印加されるように
    成されると共に、上記先端部のターゲット片の端面が上
    記電極の外に突出されて上記レーザビームの照射を受け
    るように成されたターゲット体と、上記ターゲット体と
    共に上記電極内に配され上記ターゲット体を先端方向に
    押し出す押し出し機構とを備えたレーザプラズマ生成装
    置。
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