JP2768729B2 - くい打ち装置 - Google Patents

くい打ち装置

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JP2768729B2
JP2768729B2 JP9505589A JP9505589A JP2768729B2 JP 2768729 B2 JP2768729 B2 JP 2768729B2 JP 9505589 A JP9505589 A JP 9505589A JP 9505589 A JP9505589 A JP 9505589A JP 2768729 B2 JP2768729 B2 JP 2768729B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はくい打ち装置に関し、特にジャッキを使用し
たくい打ちシステムに関する。
従来の技術 ジャッキを使用したくい打ち装置は通常、くいを大地
に打ち込む必要があり、大きな振動及び雑音が許されな
い場合に限定される。従来幾つかのくい打ち装置が提案
されてきた。それらはMJトムリンソンによる「パイル
デザイン アンド コンストラクション プラクチス」
第3版、1987年刊に記載されている。
以前用いられていたジャッキを使用したくい打ち装置
では、大地に打ち込まれるくい打ちの頂部を直接圧迫す
るジャッキが使用されていた。これらのシステムはしば
しば「ジャッキインくい打ちシステム」と称せられる。
これらのシステムは主として基礎の補強に用いられる
が、比較的複雑であるため適宜のくい打ちシステムには
対抗しえず新規のくい打ち基礎工事では殆ど使用されて
いない。
以前用いられていたジャッキくい打ち装置には、補強
される基礎と大地に打ち込まれるくいの頂部との間にジ
ャッキを介装するものがあった。この種のシステムでは
基礎自体がジャッキの作用に対する反力を提供する。
発明が解決しようとする問題点 これらのシステムには、多くの欠点がある。特にくい
の取り付け及び位置決め及び、反力を提供するケントリ
ッジ又はバラストの移動に時間がかかる。一般に液圧ジ
ャッキが用いられるが、短いストロークに限定される。
これはドーリ区間を大幅に、つまりくいの一区画をジャ
ッキで押し下げるのに少なくとも6回は用いる必要があ
ることを意味する。また短く太いくい区画を用いねばな
らず、これにより装置は、実際には(使用荷重より40ト
ン大きい等の)大なる支持荷重のくいのみに適する。
これらのシステムには、くい延長手続に時間がかか
り、しばしば溶接により行なわれる相続くくいの接合は
非効率的である。
かかるジャッキインくい打ちシステムでは、実働日当
り2つのくい打ち位置の設備が行なえるにすぎない。こ
のためかかるジャッキインくい打ちシステムは、現在の
くい打ち基礎の市場においてさえ広く使用されるには不
経済である。
本発明の目的は、前記の欠点を克服したくい打ち装置
を提供するにある。
問題点を解決するための手段 本発明によれば、伝達手段を介して駆動するようくい
に一方向のくい打ち力をかけるジャッキ手段と、くい打
ち力に対する反力を出す反力手段とからなり、くいの長
手方向軸は前記一方向と略平行であって前記一方向から
離間し、伝達手段はジャッキ手段の少なくとも一部がく
いに沿って延在するよう前記一方向からくいへくい打ち
力を伝達するよう形成されてなるくい打ち装置が提供さ
れる。
くい打ち装置は、一方の側で長手方向に沿ってくいを
受容する柱を有し、くいの長さは略柱の長さに対応する
のが好ましい。
ジャッキ手段は、柱のくいを受容するのと反対側で柱
の一端に固定されるようにできる。
伝達手段は、ジャッキ手段のピストンを受容する第1
のスラスト部材と、くいの自由端に付勢をかける第2の
スラスト部材と、柱の長さに沿って延在する細長い通路
を介して第1のスラスト部材と第2のスラスト部材とを
連結する伝達部材とからなるようにできる。
ジャッキ手段のピストンは、単一のストロークで柱の
略半分の長さに沿って第1のスラスト部材を押動しえ、
パイルの打ち込みがジャッキ手段の2ストロークで行な
えるようにできる。
台枠は、柱の下端方向に取り付けられ、装置を支持す
る支持手段と、柱が少なくとも実質的に垂直となるよう
台を水平化する水平化手段とを有している。
台枠は、くい打ち力に対する反力を提供するバラスト
又はケントリッジを支持するよう配設され、反力は柱を
介してバラスト又はケントリッジとジャッキ手段との間
で伝達されるのが好ましい。
柱は、鋼製で断面がH状の柱の形式としうる。
本発明によれば、ジャッキくい打ち装置用の台枠であ
って、大地に打ち込まれるくいを支持し、くいを大地に
打ち込むジャッキ手段を支持し、ジャッキ手段への反力
を提供するバラスト又はケントリッジを支持する支持手
段と、くいが略垂直となるよう台枠を調整するよう動作
する水平化ジャッキとからなる台枠が設けられる。
台枠は、くい打ち中に発生する反力による変形に抵抗
するよう充分な剛性を有するよう構成される。
本発明によれば、くい打ち装置にくいを装着するくい
装着装置であって、水平位置と垂直位置との間を移動し
うるよう回動可能にくい打ち装置に結合される伸長した
受け台と、回動中心として受け台を移動せしめるジャッ
キとからなり、受け台は水平位置にある時くいを受容
し、ジャッキより垂直位置へ移動せしめられてくいが大
地に打ち込まれるような位置決めが可能となるようにす
るよう構成されるくい装着装置が提供される。
装着装置は、受け台の回動端に最も近いくい端部を案
内して前回打ち込まれたくいの露出端に位置するように
する手段が設けられるのが好ましい。
くい装着装置は、一部が打ち込まれたくい上にドーリ
を位置せしめるようにも構成される。
案内手段は、異なるくいの輪郭に適合するよう調節可
能とすることができる。
くい装着装置及び/又は台枠は、前述のくい打ち装置
に組み込むことができる。
実施例 本発明の実施例は、隣接するくいを端部同士で接続
し、くい間の相対的運動を3通りの回転運動及び3通り
の並進運動について制限する接合装置を有するようにで
きる。
本発明によれば、好ましくは、駆動されるくいの断面
に略対応する断面を有する板と、該板の一方の面から延
伸し、周囲にくいが成型される接合手段と、板の平面に
形成され、略C字形又はU字形のクリップの脚をクリッ
プと板との間が相対的に動かないよう受容する溝とから
なる接合装置が設けられる。
クリップの他方の脚は、他のくい内で成型された対応
する板の対応する凹部により受容されるようにできる。
板クリップをこのように位置決めすると、くいが接合さ
れて、その間の相対的運動が防がれる。
端部板に複数の溝が、対応する数のクリップを受容す
るよう形成されて隣接するくい間の相対的運動に対する
特別な保護が得られるようにできる。
台枠及び/又はくい装着装置を含みうる本発明のくい
打ち装置は、移動クレーンから吊り下げられるか、ある
いは移動クレーンに取り付けられるようにできる。
装置は台枠に取り付けられる代わりに、第5図に示さ
れる如く反力を提供するのに充分な重量を有する移動台
機械に取り付けられてもよい。
本発明の実施例は、従来のジャッキインくい打ちシス
テムに対し大きな利点を有する。
本発明のくい打ち装置では、ジャッキ手段からくいへ
のくい打ち力が間接的に加えられるために大きな利点が
ある。
利点は次の通りである。10乃至40トン(使用荷重)の
くい支持力を有するより小さいがより長いくいが打ち込
まれる。バラスト又はケントリッジの移動は単純かつ急
速である。くいの接合は単純かつ安価である。液圧ジャ
ッキにより、くいの区画は2回のストロークだけで設備
でき、ドーリの使用回数を減らせる(これにより、くい
打ち工程全体がはやまる)。ジャッキ手段の少なくとも
一部がくいに沿って延在するよう配置されているので、
くいの長さは利用しうる頭上空間に対応できるので、く
い打ち中の安定性を高めることができる。
従って本発明の実施例によれば、くい打ちストローク
をより長くしえ、またくいの延長手続をはやめることが
できる。本発明の実施例は、一実働日に約20のくい位置
を設置できる。
また、本発明の実施例は、一般に基礎補強作業に設計
されたのではない他の既存のくい打ちシステムにコスト
上対抗しうる。また本発明の実施例では、くい打ち力を
提供する双子式又は複式液圧ジャッキも使用できる。
本発明の実施例は、例えば三角形、V字形、正方形、
円形、六角形又は管形等の種々の断面形状を有するプレ
ストレスコンクリートくいに用いられる。プレストレス
コンクリートくいは、くいの長手方向中心軸に沿う単一
のプレストレスワイヤを用いてプレテンションをかけら
れるのが好ましい。幾つかのプレストレスワイヤを用い
ることもできる。横方向寸法が125mm乃至225mmのくいが
使用できる。
本発明の実施例によれば、2MPa未満の実効プレストレ
スを有するプレストレスコンクリートくいが利用でき
る。材木及び鋼等の他の材料製のくいも本発明の実施例
を用いて大地に打ち込むことができる。くいの長さは例
えば3乃至6mである。
第1図及び第2図はバラスト又はケントリッジ5を支
持するプラットフォーム3を有する台枠1からなる本発
明の実施例を示す。台枠1は、くい設置中に反力がかか
る際大きな変形が発生しないよう充分な鋼製を有する鋼
製の区画又は鋼製の板から構成されるのが好ましい。
台枠1には、各隅にジャッキ7の形式の水平化装置が
備えられる。各ジャッキ7は、台枠が略水平に位置し、
そして特に大地を打ち込まれるくい8(第3図参照)が
大地に対し垂直となるよう、互いに独立に調節される。
ケントリッジ又はバラストは、全体の重量が40トンと
される。10トンの錘9が、台枠1の各隅でジャッキ7上
に配置される。
くい打ち装置は、台枠1に対し略垂直に位置決めら
れ、鋼製の支持体13により適所で支持される柱11からな
る。筋かい部材15が、装置の剛性を強化するよう台枠1
に設けられる。
柱11については、後に第3図及び第4図を参照して詳
述する。柱11の頂部には、くい打ち装置の移動ができる
よう例えば移動クレーンの鉤に取り付けられる吊り上げ
点17が設けられる。
くい打ち装置は、柱11の下端で台枠1に点21において
回動可能に取り付けられる受け枠腕19からなるくい装着
装置を有する。液圧ジャッキ23は台枠1上に設置され、
受け枠腕19に接続され液圧ピストン25を有する受け台腕
の動作については後述する。
第3図及び第4図は、くい打ち装置の柱11をより詳細
に示す。柱11は、ジャッキ手段からケントリッジへの圧
力を伝達するのに充分な強度を有する鋼製H字状の輪郭
を有する柱から構成される。ジャッキ手段は液圧シリン
ダ27及び液圧ピストン29の形式である。液圧シリンダ27
は、柱11の1つの側部の頂端に固設される。柱11のこの
側部はくい打ち装置の液圧ジャッキコンパートメントを
形成する。
柱11の他方の側部は、くい打ち装置のくいコンパート
メント31を形成する。くいコンパートメント31は、大地
に打ち込まれるくい8を受容する。
伝達手段は、液圧シリンダ27からくいコンパートメン
ト31内に収容されたくい8へくい打ち力を伝達する。伝
達手段は、液圧ピストン29の駆動負荷がかかる第1のス
ラスト板であるジャッキスラスト板33、剪断板37、伝達
板35、剪断板45、第2のスラスト部材であるくいスラス
ト板39を有する。ジャッキスラスト板33は、伝達板35の
一面に溶接された剪断板37上に堅固に結合されている。
伝達板35の上方端の他面には、別の剪断板41を溶接し、
その下面にくいスラスト板39が堅固に結合されている。
柱11のウェブ部43には、伝達板35を収容し柱11の長さ方
向に伝達板が運動しうるよう柱の長手方向に沿って延在
する細長い通路が設けられる。第4図に示される如く、
液圧ピストン29が矢印Aの方向に沿ってジャッキスラス
ト板33を下方に付勢する際、対応する下方向のスラスト
が、剪断板37、伝達板35、剪断板41を介してくいスラス
ト板39に伝達される。くいスラスト板39は、くい8の断
面に対応する断面を有する。このくいスラスト板39は、
大地に打ち込まれるくいと接触する。
伝達手段は、液圧シリンダ27及び液圧ピストン29が大
地に打ち込まれるくいに沿って延在するよう構成され
る。従って本発明の実施例では柱11の高さに略対応する
長さを有するくいを大地に打ち込むことができる。
柱11の剛性を強化するため、補剛板45が柱11のウェブ
部43の長さ方向に沿って溶接される。柱11の液圧ジャッ
キコンパートメントには、伝達板35のガイドとして働く
溝部47が設けられる。溝部47は、ウェブ部43に形成され
るスリット内で伝達板がねじれる可能性を減らす。
液圧ピストン29は、くい8の長さの略半分まで延在し
えるので、1ストロークでくいの長さの半分を大地に打
ち込める。
本実施例には、柱11の下端で台枠1に点21において回
動可能に取り付けられる受け枠腕19からなるくい装着装
置が設けられる。
受け枠腕19は、液圧ジャッキ23及びピストン25により
第2図に示される如き水平位置まで下降される。次いで
くい8は、人力又はクレーンにより受け枠腕19上に水平
に載置される。次に液圧ジャッキピストン25が後退して
受け枠腕19がくいとともに柱11のくいコンパートメント
31内に装着されるよう垂直位置まで揺動される。
第5図は、移動台機械50に取り付けられた本実施例の
くい打ち装置を示す。くい打ち装置は、第5図に示され
る如く移動台機械50により運搬される。柱11は、移動台
機械50の点53で回動可能に支持される鋼製の中空区画柱
51により移動台機械50に支持される。くい打ち装置は液
圧腕55により配置される。配置中移動台機械50は、安定
化ジャッキ57により安定化される。
第6図は、移動クレーン52を用いて位置決めされる静
止台枠に取り付けられるくい打ち装置を示す。また移動
クレーンは、ケントリッジを台枠上に装着する。柱11
は、柱11の吊り上げ点17に取り付けられた鉤により移動
クレーン52から吊り下げられる。台枠1の位置決めは、
移動クレーン52により位置制御アタッチメント59を介し
て制御される。
本発明の装置によるくいの設置は以下の如く行なわれ
る。
移動台機械又はクレーンは、例えば10トンの荷重を吊
し上げる。くいの支持力は、例えば使用荷重で16トンで
あり、素子毎のくいの長さは、たとえば5メートルであ
る。設置中柱11及び台枠1はまず適所に持ち上げられて
所望の位置上に位置決めされる。次いで4つの10トンの
ケントリッジ片が持ち上げられ、ケントリッジを形成す
るよう台枠1上の適所に置かれる。次に柱11が垂直とな
るよう台枠1の水平化が行なわれる。
これが行なわれている間、受け枠腕19はくいを受容す
るよう水平位置まで下降させている。次いで液圧ジャッ
キ23及び25が受け枠腕19及びくいをくいコンパートメン
ト31内まで持ち上げ、くいスラスト板39がくいの頂端上
に配置される。
次に液圧シリンダ27及び液圧ピストン29が、例えばく
いの半分が大地に打ち込まれるまで本発明による間接的
伝達手段によりくいを駆動する。次に液圧ピストンは、
くいの装着がなされたもとの位置に後退する。ピストン
29の後退中受け枠腕19は、鋼製ドーリを受容するため水
平位置まで再び下降する。次に受け枠腕19は、ドーリ
(図示せず)をドーリの端部が半分埋まったくいに平坦
に載置されるようにしてくいコンパートメント31内へ持
ち上げる。なお、ドーリは、別名「やっこくい」あるい
は「雇いくい」と呼ばれ、くいを打ち込むとき、その頭
において打ち込みを助ける部材のことをいう。
次いで液圧ピストン29が再び作動され、リードはくい
の残りの半分を下方へ押す。次に受け枠腕19がドーリの
除去に用いられ、そして別の延長くいが前記の手続を用
いて地面に打ち込まれる。
所要のくいの貫入又は支持力が得られたなら、大地か
ら突出しているくいは適宜の特別なカッターで切断して
よい。その後ケントリッジは台枠からおろされ、次に装
置は別のくい位置で手続きを繰り返すよう持ち上げられ
る。
延長くいの隣接する端部は、本発明の「クリップイ
ン」接合システムにより結合される。かかる接合システ
ムの一例につき以下説明する。
図7a、図7b及び図7cは、クリップイン接合システムを
示す。接合アセンブリは、大地に打ち込まれるくいと同
一の断面を有する三角形板61からなる。凹部63が、略U
字形又はC字形クリップ67の連結部65を受容するよう三
角形板61の3つの辺の各々に形成される。また、断面コ
字形板69をくい側に底部がくるよう、かつ三角形板61の
凹部63上に伏せる形に三角形板61に溶接されて、クリッ
プ67の脚部73を受容する溝71又は孔を形成する。さら
に、接合バー75が断面コ字形板69の底部の各々に立設し
て溶接される。
コンクリートくいの端部は、断面コ字形板69及び接合
バー75を埋設することにより、三角形板61としっかり接
合される。
引張応力の合力は、コンクリートくいから接合バー75
へ伝えられる。これらの応力は、接合バー75が溶接され
ている断面コ字形板69及び三角形板61を介して接合バー
75に伝えられる。接触応力を通じて引張応力の合力は、
クリップ67を介して同様な構成を有する隣りのくいに伝
えられる。
圧縮応力合力については、これらの応力は、隣り合う
くいの三角形形板61間の直接接触応力を通じて伝えられ
る。
くいの設置中2つのくいの端部同士が合わせられたな
らすぐにクリップ67の2本の脚部73が単純かつ容易に溝
71内に挿入される。
クリップ67は、接合部分への挿入中に僅かなしめしろ
又はプレス嵌めが得られるよう製造中に僅かに輪郭が付
けられる。
3つのクリップ67が使用されてくいの端部が堅固に合
わされて固定される。これにより、6通りの自由度(つ
まり3通りの回転及び3通りの直進)のそれぞれについ
て相対運動を制限される。
本発明の実施例の利点は、前述の利点に加え、次の如
く従来のジャッキインくいシステムにない利点を有す
る。
従来のジャッキインくいシステムでは、くいが人力で
扱いうるよう典型的には0.76乃至1.2メートルの比較的
短いくいに制限されていた。このためくいの設置には多
数の接合部が必要であった。本発明の実施例では、くい
は人力にたよらず機械により扱われるので典型的には3
乃至6メートルの比較的長いくいが用いられる。また必
要とされる接合部もより少ない。
従来のシステムではしばしば既存の基礎がジャッキ力
に対する反力を提供するよう用いられた。しかし本発明
の実施例では、ケントリッジが移動機械又は装置自体の
台枠に載置される。ケントリッジは容易に新たな所要の
位置に移動しえ、既存の基礎の位置により制限されな
い。
本発明の実施例では、用いられる各くいの長さに略対
応する利用可能な頭上空間が充分に利用できる。例えば
3メートルの長さのくいを、3.1メートルだけの頭上空
間で設置できる。これに対し従来技術ではくいの長さと
液圧ジャッキ及び何らかのパッキンとの両方を収容する
作業頭上空間が必要である。例えば、約1.8メートルの
作業頭上空間では、1.2メートルの長さの開放端鋼製管
が設置できるのみである。
従来技術構成には既に大地に打ち込まれた前のくいに
別のくいを付加されるには液圧ジャッキ及びパッキンを
除去しなければならないという別の欠点がある。次いで
ジャッキは適所に置かれる。これに対し本発明の実施例
では、液圧ジャッキ27及び29は、くい全体が所要の深さ
又は支持力に設置されるまで適所にとどまる。
従来技術構成は、既存の基礎の補強に使用が制限され
る。しかし本発明の実施例は新たな建築物の基礎にも使
用しうる。本発明の実施例は既存の基礎の補強に用いら
れる場合より安価でより速いだけでなく、新たな基礎に
おいても充分使用しえ、既存の基礎の補強に限定されな
い。
以上のとおり、本願に開示されるくい打ち装置は、バ
ラスト5を支持するプラットフォーム3を有する台枠1
を有する。台枠1にはジャッキ7が設けられる。くい打
ち装置は、台枠に対し垂直に位置し鋼製の支持体13によ
り支持される柱11を有する。柱11の頂部には吊り上げ点
17が設けられる。くい装着装置は、柱11の下端で台枠1
に点21において回動可能に取り付けられた受け枠腕19か
らなる。液圧ジャッキ23は、くいを装置に装着する受け
枠腕を動かすように動作する。液圧ピストン29は、剪断
板37により伝達板35に結合されるジャッキスラスト板33
に負荷をかける。伝達板の上方端は、他の剪断板41によ
りくいスラスト板39に堅固に結合される。柱11には、液
圧ピストン29がスラスト板33に抗して下方に進む際対応
して下方へのスラストが伝達板35にかかるよう細長い通
路45が設けられる。これにより柱11と略同一の長さのく
いを大地に打ち込むことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例の第2図におけるA−A線
方向から視た平面断面図、第2図は、第1図のB−B線
方向から視た側面断面図、第3図は、本発明の実施例の
一部の詳細な平面断面図、第4図は、第3図のB−B線
方向から視た側面断面部分図、第5図は、移動台機械に
より支持される本発明の実施例の概略図、第6図は、移
動クレーンを用いて静止台枠に取り付けられた本発明の
一実施例を示す図、第7a図及び第7b図はそれぞれ隣接す
るくいを固定し合わせるクリップの平面図及び側面図、
第7c図は、隣接するくいを固定し合わせる状態を示す斜
視図である。 1……台枠、3……プラットフォーム、5……バラスト
又はケントリッジ、7……ジャッキ、8……くい、9…
…錘、11……柱、13……支持体、15……筋かい部材、19
……受け枠腕、23……液圧ジャッキ、25,29……液圧ピ
ストン、27……液圧シリンダ、31……くいコンパートメ
ント、33,39……スラスト板、35……伝達板、37,41……
剪断板、43……ウェブ部、45……補剛板、47……溝部、
50……移動台機械、51……中空区画柱、52……移動クレ
ーン、55……液圧腕、57……安定化ジャッキ、59……位
置制御アタッチメント、61,69……板、63……凹部、65
……連結部、67……クリップ、71……溝、73……脚部、
75……接合バー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−17926(JP,A) 特開 昭53−2903(JP,A) 実開 昭58−99389(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E02D 7/20

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】伝達手段を介して駆動するようくいに一方
    向のくい打ち力をかけるジャッキ手段と、くい打ち力に
    対する反力を出す反力手段とからなり、くいの長手方向
    軸は前記一方向と略平行であって前記一方向から離間
    し、伝達手段はジャッキ手段の少なくとも一部がくいに
    沿って延在するよう前記一方向からくいへくい打ち力を
    伝達するよう形成されてなるくいを大地に打ち込むくい
    打ち装置。
  2. 【請求項2】くい打ち装置は、一方の側で長手方向に沿
    ってくいを受容する柱を有し、くいの長さは略柱の長さ
    に対応することを特徴とする請求項1記載のくい打ち装
    置。
  3. 【請求項3】ジャッキ手段は、柱のくいを受容する側と
    反対側で柱の一端に固定されることを特徴とする請求項
    2記載のくい打ち装置。
  4. 【請求項4】伝達手段は、ジャッキ手段のピストンを受
    容する第1のスラスト部材と、くいの自由端に付勢をか
    ける第2のスラスト部材と、柱の長さに沿って延在する
    細長い通路を介して第1のスラスト部材と第2のスラス
    ト部材とを連結する伝達部材とからなることを特徴とす
    る請求項2又は3のいずれか一項記載のくい打ち装置。
  5. 【請求項5】ジャッキ手段のピストンは、単一のストロ
    ークで柱の略半分の長さに沿って第1のスラスト部材を
    押動して、くいの打ち込みがジャッキ手段の2ストロー
    クで行なえることを特徴とする請求項4記載のくい打ち
    装置。
  6. 【請求項6】柱の下端方向に取り付けられ、装置を支持
    する支持手段と、柱が少なくとも実質的に垂直となるよ
    う台を水平化する水平化手段とからなる台枠を有するこ
    とを特徴とする請求項2乃至5のいずれか一項記載のく
    い打ち装置。
  7. 【請求項7】台枠は、くい打ち力に対する反力を提供す
    るバラスト又はケントリッジを支持するよう配設され、
    反力は柱を介してバラスト又はケントリッジとジャッキ
    手段との間で伝達されることを特徴とする請求項6記載
    のくい打ち装置。
  8. 【請求項8】大地に打ち込まれるくい、くいを大地に打
    ち込むジャッキ手段、ジャッキ手段への反力を提供する
    バラスト又はケントリッジを支持するプラットフォーム
    と、くいが略垂直となるよう台枠を調整するよう動作す
    る水平化手段としてのジャッキとを有する台枠を有する
    請求項7記載のくい打ち装置。
  9. 【請求項9】台枠は、くい打ち中に発生する反力による
    変形に抵抗するよう充分な剛性を有するよう構成される
    ことを特徴とする請求項8記載のくい打ち装置。
  10. 【請求項10】くい打ち装置にくいを装着するくい装着
    装置であって、水平位置と垂直位置との間を移動しうる
    よう回動可能にくい打ち装置に結合される伸長した受け
    枠腕と、回動中心点を中心として受け枠腕を移動せしめ
    るジャッキとからなり、受け枠腕は水平位置にある時く
    いを受容し、ジャッキより垂直位置へ移動せしめられて
    くいが大地に打ち込まれるような位置決めが可能となる
    ようにするよう構成されるくい装着装置を有する請求項
    1乃至9のうちいずれか一項記載のくい打ち装置。
  11. 【請求項11】受け枠腕の回動端に最も近いくい端部を
    案内して前回打ち込まれたくいの露出端に位置するよう
    にする手段が設けられることを特徴とする請求項10記載
    のくい打ち装置。
  12. 【請求項12】くい装着装置が、一部が打ち込まれたく
    い上にドーリを位置せしめるように構成されることを特
    徴とする請求項10又は11記載のくい打ち装置。
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