JP2768129B2 - 移動体無線通信システムの移動局位置管理方式 - Google Patents

移動体無線通信システムの移動局位置管理方式

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JP2768129B2
JP2768129B2 JP10062392A JP10062392A JP2768129B2 JP 2768129 B2 JP2768129 B2 JP 2768129B2 JP 10062392 A JP10062392 A JP 10062392A JP 10062392 A JP10062392 A JP 10062392A JP 2768129 B2 JP2768129 B2 JP 2768129B2
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三男 北川
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、それぞれ異なる無線ゾ
ーンをカバーする複数の中継局と、これら複数の中継局
間を接続する通信網と、グループ分けされた複数の移動
局とで構成され、同一無線ゾーンおよび異なる無線ゾー
ンに存在する同一グループの移動局相互の通信を提供す
る移動体無線通信システムの移動局位置管理方式に関す
る。
【0002】
【従来の技術】移動体無線通信システムにおける移動局
の位置を管理する方式としては、従来、自動車電話シス
テム等に見られるように、それぞれの移動局が現在どの
無線ゾーンに存在するかを移動局1台毎に管理する方式
が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、移動体無線
通信システムの一種に、複数の移動局をグループ化し、
同一グループの移動局相互の通信を提供するものがあ
る。そして、このようなシステムは現在のところサービ
スエリアを単一の無線ゾーンでカバーしている。
【0004】このようにサービスエリアを単一の無線ゾ
ーンでカバーする場合には、移動局の位置の管理は不要
であるが、周波数を有効に利用して収容可能な移動局の
台数を増加させること等を目的として、自動車電話シス
テム等に見られるような、サービスエリアを複数の無線
ゾーンでカバーする複数無線ゾーン方式を導入する場
合、移動局の位置を管理することが必要となる。
【0005】何故ならば、若し移動局の位置を管理しな
いとすると、或るグループの或る移動局から発呼制御信
号が送出された場合に、その移動局が存在する無線ゾー
ン対応の中継局において応答制御信号を送出して発呼元
の移動局およびその無線ゾーンにいる可能性のある同一
グループの他の移動局に対し或る通信チャネルを使用し
た通信を許可すると共に、残りの全ての中継局において
も応答制御信号を送出して自無線ゾーンにいる可能性の
ある同一グループの移動局に対し或る通信チャネルを使
用した通信を許可し、更に全ての中継局の前記通信チャ
ネルを通信網を介して相互に接続することにより、同一
無線ゾーンおよび異なる無線ゾーンに存在する同一グル
ープの全ての移動局どうしで通信ができるようにしなけ
ればならないが、そうすると、移動局が存在していなく
ても中継局は通信チャネルを使用し電波を送出している
ため、電波および設備を無駄に使用することになるから
である。
【0006】そこで、移動局の位置を管理する何等かの
管理方式が必要となるが、その移動局位置管理方式とし
て、自動車電話システム等に見られるような移動局の位
置を1台単位で管理する方式を導入することは得策では
ない。何故なら、移動局の位置を1台単位で管理する場
合、全ての移動局が一定時間毎に自移動局の個別番号を
含む位置登録要求制御信号を最寄りの中継局に送出する
必要があるため、制御信号のトラフィックを圧迫するこ
とになるからである。
【0007】本発明はこのような事情に鑑みて為された
ものであり、その目的は、必要最低限の無線ゾーンだけ
を使用した経済的な構成で複数の無線ゾーンに分散した
同一グループの移動局相互の通信を提供する上では、必
ずしも個々の移動局単位で位置を管理する必要性はな
く、グループ単位で位置の管理を行えば足りる点に着目
し、そのようなグループ単位の位置の管理を制御信号の
トラフィック量を抑えつつ効率的に行うことができる移
動体無線通信システムの移動局位置管理方式を提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の移動体無線通信
システムの移動局位置管理方式は、それぞれ異なる無線
ゾーンをカバーする複数の中継局と、該複数の中継局間
を接続する通信網と、グループ分けされた複数の移動局
とで構成され、同一無線ゾーンおよび異なる無線ゾーン
に存在する同一グループの移動局相互の通信を提供する
移動体無線通信システムにおいて、同一グループの移動
局に対して同一のID番号を付与すると共に、前記各々
の中継局に、移動局に対して送出する全ての制御信号に
自中継局固有の管理番号を付与する制御信号送出手段
と、自中継局のカバーする無線ゾーンに存在する移動局
のID番号を保持する管理メモリと、移動局からのID
番号を含む位置登録要求制御信号の受信時、該ID番号
を前記管理メモリに登録すると共に、該ID番号を含む
位置登録完了制御信号を前記制御信号送出手段を通じて
送出する登録制御手段と、第1の時間以上経過したID
番号を前記管理メモリから削除する削除手段とを備え、
前記各々の移動局に、新しい管理番号を持つ中継局から
送出される制御信号を受信した時および自移動局のID
番号を含む位置登録完了制御信号を前記第1の時間より
短い第2の時間受信しない時に、自移動局のID番号を
含む位置登録要求制御信号を送出する位置登録要求制御
手段を備えている。
【0009】また、本発明の好ましい実施例において
は、前記第2の時間を、同一無線ゾーンに存在する同一
グループの移動局で全て同一にならないようにしてい
る。
【0010】ここで、前記第2の時間を、同一無線ゾー
ンに存在する同一グループの移動局で全て同一にならな
いようにする方法としては、例えば、以下のような方法
が採用可能である。
【0011】(A)同一グループ内の各々の移動局で使
用する前記第2の時間をそれぞれ異なる値に設定してお
く。 (B)個々の移動局で乱数により適宜に前記第2の時間
を決定する。 (C)受信した自移動局のID番号を含む位置登録完了
制御信号が自ら送出した位置登録要求制御信号に対する
ものである場合には、或る時間T1を前記第2の時間と
し、それ以外の場合には前記或る時間T1より長い或る
時間T2を前記第2の時間とする。
【0012】
【作用】本発明の移動体無線通信システムの移動局位置
管理方式においては、各移動局の位置登録要求制御手段
が、移動局の電源の投入または異なる無線ゾーンへの移
動に伴う無線チャネルの切り替えにより新しい管理番号
を持つ中継局から送出される制御信号を受信した時、お
よび、自移動局のID番号を含む位置登録完了制御信号
を第2の時間受信しない時に、自移動局のID番号を含
む位置登録要求制御信号を送出し、他方、各々の中継局
の制御信号送出手段が、移動局に対して送出する全ての
制御信号に自中継局固有の管理番号を付与し、登録制御
手段が、移動局からのID番号を含む位置登録要求制御
信号の受信時、該ID番号を管理メモリに登録すると共
に、該ID番号を含む位置登録完了制御信号を制御信号
送出手段を通じて送出し、削除手段が、一定時間以上経
過したID番号を管理メモリから削除する。
【0013】
【実施例】次に本発明の実施例について図面を参照して
詳細に説明する。
【0014】図1を参照すると、本発明を適用した移動
体無線通信システムの一例は、それぞれ異なる無線ゾー
ンA〜Cをカバーする複数の中継局1−A〜1−Cと、
中継局1−A〜1−Cと制御線3−A〜3−Cおよび通
話路線4−A〜4−Cで接続され、複数の中継局相互を
接続する通信網である制御局2と、グループ分けされ且
つ同一のグループには同一のID番号が付与された複数
の移動局ML1〜ML6とで構成されている。なお、移
動局ML1〜ML6は同一のグループGに属する移動局
であって、それぞれ同一のID番号gが付与されてお
り、他のグループに属する移動局も同一グループ内では
同一のID番号が付与されているが、それらの移動局に
ついては図示を省略している。
【0015】各移動局には、図2の移動局MLiに示す
ように、送受信機303と制御部304とが設けられ、
制御部304内に位置登録要求制御手段300およびタ
イマ301,302が設けられている。
【0016】タイマ301は時間T1の計時用、タイマ
302は時間T2の計時用である。ここで、T1はT2
より僅かに短く設定されている。
【0017】位置登録要求制御手段300は、電源の投
入または無線チャネルの切り替えにより新しい管理番号
を持つ中継局から送出される制御信号を受信した時、お
よび、自移動局のID番号を含む位置登録完了制御信号
をタイマ301またはタイマ302で計時される時間に
わたって受信しない時に、自移動局のID番号を含む位
置登録要求制御信号を送出する手段である。
【0018】また各中継局1−A〜1−Cには、図2の
中継局1−Aに例示するように、送受信機100,中継
機101および制御部109が設けられ、制御部109
内に、制御信号送出手段102,制御信号解析手段10
3,管理メモリ104,登録制御手段105,削除手段
106,問い合わせ手段107および応答手段108が
設けられている。
【0019】送受信機100は、自中継局のカバーする
無線ゾーン内に存在する移動局と無線信号の送受信を行
い、中継機101は、自無線ゾーン内での複数の移動局
間の通信および制御局2を通じ他の中継局との間での複
数の移動局間の通信の中継を行う部分である。
【0020】制御信号送出手段102は、自無線ゾーン
内の移動局に対して各種の制御信号を送出する手段であ
る。この制御信号送出手段102は、送出する全ての制
御信号に自中継局固有の管理番号を付与する機能を有す
る。
【0021】制御信号解析手段103は、送受信機10
0において受信された移動局からの制御信号を解析する
手段である。
【0022】管理メモリ104は、自中継局のカバーす
る無線ゾーンに存在する移動局のID番号を保持するメ
モリであり、本実施例の場合、ID番号以外にその登録
時刻が併せて登録される。
【0023】登録制御手段105は、移動局からの位置
登録要求制御信号の受信時に、その位置登録要求制御信
号を送出した移動局のID番号を登録時刻を付加して管
理メモリ104に登録すると共に、その移動局のID番
号を含む位置登録完了制御信号を制御信号送出手段10
2,送受信機100を通じて送出する手段である。
【0024】削除手段106は、登録時刻から一定時間
T3以上経過したID番号を管理メモリ104から削除
する手段である。ここで、T3は、T2より僅かに長い
時間に設定されている。すなわち、T1,T2,T3の
間には、T1<T2<T3の関係がある。
【0025】問い合わせ手段107は、移動局からの発
呼制御信号の受信時にその移動局のID番号と同一のI
D番号を持つ移動局が他の無線ゾーンに存在するか否か
を制御局2に問い合わせる手段である。
【0026】応答手段108は、ID番号を指定してそ
のID番号を持つ移動局が無線ゾーンに存在するかを制
御局2が問い合わせてきたときに、管理メモリ104を
参照して応答する手段である。
【0027】更に制御局2は、図2に示すように、制御
線3−A〜3−Cに接続された制御手段200と、通話
路線4−A〜4−Cに接続された中継局間接続手段20
1とを有している。
【0028】中継局間接続手段201は、異なる無線ゾ
ーンに存在する移動局どうしでも通信を可能にするため
に制御手段200からの制御の下で必要な中継局間の通
話路線4−A〜4−Cを接続する手段である。
【0029】制御手段200は、或る中継局の問い合わ
せ手段107から発呼要求した移動局のID番号を指定
した問い合わせがあった場合に、他の中継局の応答手段
108に対しそのID番号を持つ移動局が無線ゾーンに
存在するかを問い合わせ、この問い合わせに対し存在し
ない旨の応答があったときは、ID番号を通知してきた
中継局に自中継局内だけの中継を指示し、存在する旨の
応答があったときは、ID番号を通知してきた中継局と
存在する旨の応答を返してきた中継局に対し必要な指示
を出すと共にそれらを中継局間接続手段201によって
相互に接続して異なる無線ゾーンに存在する移動局間で
も通信を可能にする手段である。
【0030】以下、上述のように構成された本実施例の
動作を説明する。
【0031】今、同一のグループGに属する移動局ML
1〜ML6のうち、移動局ML1〜ML4が無線ゾーン
Aに存在し、移動局ML5が無線ゾーンBに存在し、移
動局ML6が無線ゾーンCに存在しており、中継局1−
Aの管理メモリ104にはグループGの各移動局に付与
されたID番号gとその登録時刻(TgAとする)とが
登録されており、中継局1−Bの管理メモリ104には
ID番号gとその登録時刻(TgBとする)とが登録さ
れており、中継局1−Cの管理メモリ104にはID番
号gとその登録時刻(TgCとする)とが登録されてい
るとする。
【0032】このような状況で、図1に示すようにグル
ープGに属する移動局ML5が、無線ゾーンBから無線
ゾーンAに新しく進入した状況を想定すると、以下のよ
うな動作が行われる。
【0033】中継局1−Aの制御信号送出手段102は
自中継局1−Aから無線ゾーンA内の移動局に送出する
全ての種類の制御信号に自中継局の管理番号(aとす
る)を付加しているので、無線ゾーンBから無線ゾーン
Aに進入した移動局ML5は、今まで中継局1−Bの管
理番号(bとする)を持つ制御信号を受信していた状態
から新たに中継局1−Aの管理番号aを持つ制御信号を
受信することになる。
【0034】このため、移動局ML5の位置登録要求制
御手段300は、このような新しい管理番号aを持つ中
継局1−Aから送出される何等かの制御信号を最初に受
信した時点で、図3に示すように自移動局のID番号g
および全移動局間で一意となる自移動局の個別番号(g
5とする)とを含む位置登録要求制御信号を送出する。
【0035】移動局ML5から送出されたID番号gを
含む位置登録要求制御信号が、中継局1−Aの送受信機
100を通じて制御信号解析手段103で解析される
と、登録制御手段105はそのID番号gとその登録時
刻(現在の時刻であり、TgA’とする)とを管理メモ
リ104に登録する。この際、既に同一のID番号gが
登録されている場合には登録時刻を更新する。従って、
今の例では、管理メモリ104中の登録時刻TgAがT
gA’に更新される。
【0036】また、登録制御手段105は、図3に示す
ように、ID番号gおよび個別番号g5を含む位置登録
完了制御信号を制御信号送出手段102,送受信機10
0を通じ無線ゾーンA内の移動局に送出する。
【0037】この位置登録完了制御信号は無線ゾーンA
に存在する全ての移動局ML1〜ML5で受信される。
【0038】各移動局の位置登録要求制御手段300
は、受信した位置登録完了制御信号に自移動局のID番
号が含まれている場合、更に自移動局の個別番号が含ま
れているか否か即ち自移動局が送出した位置登録要求制
御信号に対する応答であるか否かを判定し、自移動局の
個別番号が含まれているときはタイマ301を起動し、
自移動局の個別番号が含まれていないときはタイマ30
2を起動する。
【0039】従って、図3の場合、移動局ML5の位置
登録要求制御手段300はタイマ301を起動し、移動
局ML1〜ML4の位置登録要求制御手段300はタイ
マ302を起動する。
【0040】各移動局の位置登録要求制御手段300
は、起動したタイマがタイムアウトする前に自移動局の
ID番号を含む位置登録完了制御信号を受信しないと、
自移動局のID番号および自移動局の個別番号を含む位
置登録要求制御信号を送出し、起動したタイマがタイム
アウトする前に自移動局のID番号を含む位置登録完了
制御信号を受信した場合には、再びタイマ301または
タイマ302を起動する。
【0041】従って、図3の場合、無線ゾーンAにおけ
る移動局に変化がなければ、タイムアウトが先におきる
タイマ301を起動した移動局ML5が自移動局のID
番号gおよび自移動局の個別番号g5を含む位置登録要
求制御信号を先に送出することになり、これに対する位
置登録完了制御信号によって移動局ML1〜ML5の位
置登録要求制御手段300が上述した動作を繰り返すこ
とになる。即ち、同一グループに属する複数の移動局M
L1〜ML5のうち移動局ML5のみが時間T1の周期
で位置登録要求制御信号を送出し続けることになる。
【0042】他方、中継局1−Aの削除手段106は、
管理メモリ104に登録された登録時刻が現在より一定
時間T3だけ過去のものになったか否かを監視してお
り、若し一定時間T3だけ過去のものになった場合には
そのID番号および登録時刻を削除している。
【0043】ここで、移動局ML5が位置登録完了制御
信号を受信できないと判断する一定時間はタイマ301
による時間T1であり、削除手段106が管理メモリ1
04の情報を削除する時間T3より短く設定してあるの
で、移動局ML5が時間T1毎に位置登録要求制御信号
を送出し、管理メモリ104のID番号gの登録時刻が
逐次更新されている状況においては、管理メモリ104
からID番号gが削除されることはない。
【0044】また、若し移動局ML5が電源オフされる
か無線ゾーンAから出ていった場合、残りの移動局ML
1〜ML4が時間T3より短い時間T2経過後に位置登
録要求制御信号を送出するので、やはり、管理メモリ1
04からID番号gが削除されることはない。なお、こ
の場合も何れか1台の移動局に対し中継局1−Aから位
置登録完了制御信号が送出された時点で、その1台の移
動局がタイマ301による時間監視を行い、残りの移動
局がタイマ302による時間監視を行うことになる。
【0045】他方、移動局ML5が自無線ゾーン外に出
ていった無線ゾーンBをカバーする中継局1−Bでは、
新たなID番号gを含む位置登録要求信号を送出する移
動局が自無線ゾーンに存在しないので、登録時刻TgB
以後、新たなID番号gを含む位置登録要求制御信号を
受信しない。このため、登録制御手段105によるID
番号gおよび登録時刻の管理メモリ106への新たな登
録は行われない。
【0046】このため、中継局1−Bの削除手段106
は、管理メモリ104に登録された登録時刻が現在より
一定時間T3だけ過去のものになった時点で管理メモリ
104中のID番号gおよび登録時刻TgBを削除す
る。
【0047】また、自無線ゾーンCに存在する移動局M
L6は、自無線ゾーンCに新たに進入する同一グループ
gの移動局や自無線ゾーン内で電源が投入されて使用を
開始する同一グループgの移動局が存在しないため、一
定時間T1を経過するまでID番号gを含む位置登録完
了制御信号を受信しない。このため、移動局ML6は一
定時間T1を経過する毎にID番号gを含む位置登録要
求制御信号を自ら送出する。このため、中継局1−Cの
管理メモリ104からもID番号gが削除されることは
ない。
【0048】さて、以上のようにして移動局ML1〜M
L6を含むグループGの位置が中継局で管理できている
状況において、中継局間を接続し同一ID番号を持つ異
なる無線ゾーンにいる移動局相互を通信させる方法の一
例について、例えば移動局ML1において発呼操作が行
われた場合を例にして説明する。
【0049】移動局ML1で発呼操作が行われると、I
D番号gを含む発呼制御信号が移動局ML1から送出さ
れる。この発呼制御信号が中継局1−Aの送受信機10
0,制御信号解析手段103で受信されると、問い合わ
せ手段107はID番号gを持つ移動局が他の無線ゾー
ンに存在するか否かを制御局2に問い合わせる。
【0050】制御局2の制御手段200は、このような
問い合わせが中継局1−Aから為されると、他の中継局
1−B,1−Cに対しID番号gを持つ移動局が自無線
ゾーンに存在するか否かを問い合わせる。
【0051】中継局1−Bの応答手段108は、上記の
問い合わせに応答して管理メモリ104を参照するが、
管理メモリ104にはID番号gは登録されていないの
で、自無線ゾーンにはID番号gを持つ移動局は存在し
ない旨を制御局2に応答する。
【0052】他方、中継局1−Cの応答手段108は、
管理メモリ104にID番号gが登録されているので、
自無線ゾーンにID番号gを持つ移動局が存在する旨を
制御局2に応答する。
【0053】制御局2の制御手段200は、上記の問い
合わせ結果に基づき、中継局1−Aのカバーする無線ゾ
ーンAに存在する移動局と中継局1−Cのカバーする無
線ゾーンCに存在する移動局との間で通信が行えるよう
に、中継局1−Aと中継局1−Cとを必要な通話路線4
−A,4−Cで相互に接続すると共に、それぞれの中継
局1−A,1−Cに対し必要な指示を与える。
【0054】これにより、中継局1−Aおよび中継局1
−Cの制御部109は送受信機100を介して発呼制御
信号に対応する応答制御信号を自無線ゾーンA,Cに送
出して通信を許可し、且つ、自中継局の中継機101を
制御して自無線ゾーン内の複数の移動局の相互通信を可
能にすると共に制御局2の制御手段200から指示され
た通話路線を通じて異なる無線ゾーンC,Aにいる同一
グループの移動局との間でも通信できるように通信チャ
ネルの接続を行う。
【0055】以上、本発明の一実施例について説明した
が、本発明は以上の実施例にのみ限定されずその他各種
の付加変更が可能である。
【0056】例えば、各移動局において位置登録完了制
御信号を受信しないと判断する時間を、同一無線ゾーン
に存在する同一グループの移動局で全て同一にならない
ようにする方法としては、上述した以外に、同一グルー
プ内の各々の移動局で使用するタイマ値をそれぞれ異な
る値に設定しておく方法、個々の移動局で乱数により適
宜に時間を決定する方法等を採用することが可能であ
る。
【0057】また、複数の中継局を接続する通信網とし
て制御局2を採用したが、各中継局相互を通信路で直接
に接続する構成にすることも可能である。この場合に
は、制御局2の機能を各中継局に持たせれば良い。
【0058】
【発明の効果】以上説明した本発明の移動体無線通信シ
ステムの移動局位置管理方式によれば、以下のような効
果を得ることができる。
【0059】(A)或るグループの少なくとも1台の移
動局が自無線ゾーンに存在する中継局においては、管理
メモリのID番号を削除する第1の時間より短い時間毎
に上記移動局から位置登録要求制御信号が送られてくる
ことによって管理メモリが更新されるので、そのような
グループの存在を継続して認識できる。
【0060】(B)自無線ゾーンに残っていた或るグル
ープの最後の移動局が電源オフにより機能を停止するか
或いは他の無線ゾーンに移ると、管理メモリからそのI
D番号が削除されるので、そのようなグループの不存在
を速やかに認識できる。
【0061】(C)自無線ゾーンにおいて或るグループ
の或る移動局が電源オンされて機能を開始するか或いは
他の無線ゾーンから進入してきたため、新しい管理番号
を持つ中継局から送出される制御信号を受信すると、そ
の移動局からID番号を含む位置登録要求制御信号が送
出されて管理メモリにそのID番号が登録されるので、
そのようなグループの存在を速やかに認識できる。
【0062】(D)(C)のような場合、中継局から上
記ID番号を含む位置登録完了制御信号が送出されるの
で、その無線ゾーンに同じグループの他の移動局が存在
している場合、これらの移動局がその位置登録完了制御
信号を受信することにより位置登録要求制御信号を送出
する時期を先に延ばすので、その分だけ制御信号のトラ
フィック量が低減される。
【0063】(E)(C)のような場合、位置登録要求
制御手段の判定基準となる第2の時間を、同一無線ゾー
ンに存在する同一グループの移動局で全て同一にならな
いようにした構成では、最も短い時間の移動局だけが位
置登録要求制御信号を送出し、他の移動局はこの送出し
た位置登録要求制御信号に対する位置登録完了制御信号
の受信により自らの位置登録要求制御信号の送出を中止
するので、制御信号のトラフィック量が大幅に低減され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した移動体無線通信システムの一
例を示すブロック図である。
【図2】移動局,中継局,制御局の内部構成例を示すブ
ロック図である。
【図3】本発明の実施例の動作説明図である。
【符号の説明】
A〜C…無線ゾーン ML1〜ML6,MLi…移動局 1−A〜1−C…中継局 2…制御局 3−A〜3−C…制御線 4−A〜4−C…通話路線 100…送受信機 101…中継機 102…制御信号送出手段 103…制御信号解析手段 104…管理メモリ 105…登録制御手段 106…削除手段 107…問い合わせ手段 108…応答手段 109…制御部 200…制御手段 201…中継局間接続手段 300…位置登録要求制御手段 301,302…タイマ 303…送受信機 304…制御部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ異なる無線ゾーンをカバーする
    複数の中継局と、該複数の中継局間を接続する通信網
    と、グループ分けされた複数の移動局とで構成され、同
    一無線ゾーンおよび異なる無線ゾーンに存在する同一グ
    ループの移動局相互の通信を提供する移動体無線通信シ
    ステムにおいて、 同一グループの移動局に対して同一のID番号を付与す
    ると共に、 前記各々の中継局に、 移動局に対して送出する全ての制御信号に自中継局固有
    の管理番号を付与する制御信号送出手段と、 自中継局のカバーする無線ゾーンに存在する移動局のI
    D番号を保持する管理メモリと、 移動局からのID番号を含む位置登録要求制御信号の受
    信時、該ID番号を前記管理メモリに登録すると共に、
    該ID番号を含む位置登録完了制御信号を前記制御信号
    送出手段を通じて送出する登録制御手段と、 第1の時間以上経過したID番号を前記管理メモリから
    削除する削除手段とを備え、 前記各々の移動局に、 新しい管理番号を持つ中継局から送出される制御信号を
    受信した時および自移動局のID番号を含む位置登録完
    了制御信号を前記第1の時間より短い第2の時間受信し
    ない時に、自移動局のID番号を含む位置登録要求制御
    信号を送出する位置登録要求制御手段を備えることを特
    徴とする移動体無線通信システムの移動局位置管理方
    式。
  2. 【請求項2】 前記第2の時間を、同一無線ゾーンに存
    在する同一グループの移動局間で全て同一にならないよ
    うにした請求項1記載の移動体無線通信システムの移動
    局位置管理方式。
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